JP2005300519A - センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサの抵抗値変化を周波数変化として出力するセンサ装置を提供する。
【解決手段】測定対象の物理量により抵抗値が微小変化するセンサ1の信号はテレメータ本体2に供給される。テレメータ本体2は、発振回路21を備え、センサ1の抵抗値変化をRC発振回路で発振周波数変化に変換して出力する。発振回路21からの信号の周期は周期計測回路22で計測され、送信回路24及びアンテナ25から無線送信される。
【選択図】図1

Description

本発明はセンサ装置、特に測定対象の物理量を周波数に変換して出力するセンサ装置に関する。
従来より、歪みゲージや白金測温体等のセンサにおいては、測定対象の歪みや温度変化により生じる抵抗体の微小な抵抗値変化を用いて歪みや温度を測定している。微小な抵抗値変化を測定する方法としては、ホイートストンブリッジ等の抵抗ブリッジを利用して電圧変化に変換する方法がある。電圧変換後にアンプで増幅し、A/D変換器でデジタル値に変換して出力する。
特開2000−163683号公報
しかしながら、抵抗値変化を電圧変化に変換し、A/D変換回路でデジタル値に変換する構成ではアナログ・デジタル混在回路になり、回路規模の増大を招く問題がある。
一方、サーミスタ等のように抵抗値変化が比較的大きい場合には、発振回路を用いて抵抗値変化を周波数変化に変換して出力する回路構成も提案されている。但し、この方法を歪みゲージや白金測温体のように抵抗値変化が小さい場合にそのまま適用したのでは、周波数変化が少ないので、測定精度を向上させるためには発振周波数の分周比を高める必要があり、分周比を高めると時間分解能が低下して瞬間的な物理量変化に追従できなくなる問題がある。
本発明の目的は、微小な抵抗値変化にも対応し得るセンサ装置を提供することにある。
本発明は、抵抗値変化を周波数変化として出力するセンサ装置において、測定対象の物理量に応じてその抵抗値が変化する可変抵抗と、前記可変抵抗に接続された発振回路であって、前記可変抵抗の一端に直列接続された第1キャパシタと、前記第1キャパシタにその出力端が直列接続された第1インバータと、前記可変抵抗の他端にその入力端が直列接続された第2インバータと、前記第2インバータに並列接続された第2キャパシタ及び抵抗を有し、前記可変抵抗の抵抗値により発振周波数が変化する発振回路とを備える。
本発明では、可変抵抗に接続された発振回路、すなわち、第1、第2のインバータ、第1、第2のキャパシタ並びに抵抗、センサの可変抵抗で構成されるRC発振回路により可変抵抗の抵抗値を発振周波数変化に変換する。
RC発振回路の第1インバータの入力端にLowレベルを与えると、第1インバータの出力端はHiレベルとなり、可変抵抗及び第1キャパシタを介して第1インバータの出力端に接続された第2インバータの入力端は、可変抵抗の抵抗値で定める時定数でその電圧レベルが変化していく。第2インバータの入力端の電圧レベルが所定のレベルに達すると第2インバータの状態が遷移し、入力端のレベルを反転してHiレベルとし、第1インバータの入力端をHiレベルに変化させる。この繰り返しによりRC発振回路は発振し、第2インバータの入力端の電圧レベルはexp(−t/τ)で変化するから(但し、τは時定数、tは経過時間)、微小な抵抗値変化を検出できる。
また、本発明における発振回路は、可変抵抗の一端に直列接続された第1キャパシタと、前記第1キャパシタに直列接続された抵抗と、入力端が前記抵抗に接続され出力端が前記可変抵抗の他端に接続された第1インバータと、前記抵抗及び第1インバータに並列接続された第2キャパシタと、出力端が前記第2キャパシタに接続され入力端が前記可変抵抗の他端に接続された第2インバータを有し、前記可変抵抗の抵抗値により発振周波数が変化するものであってもよい。
また、可変抵抗が複数並列に設けられる場合、これらの可変抵抗の個々に発振回路を接続するのではなく、複数の可変抵抗に発振回路を共通接続してもよい。発振回路を共通接続することで、回路の簡略化とともに、発振回路の特性ばらつきを防止できる。
本発明によれば、微小な抵抗値変化を周波数変化として出力できる。したがって、歪みゲージや白金測温体等、測定対象の物理量によりその抵抗値が微小に変化する場合にも高精度で検出できる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、テレメータを例にとり説明する。なお、テレメータとは、センサで検出した物理量データを無線で送信し、受信側で物理量データについて解析乃至記録を行う計測装置である。
図1には、本実施形態のテレメータの構成が示されている。センサ1、及びセンサ1からの検出信号を入力して受信側に無線送信するテレメータ本体2から構成される。
センサ1は歪みゲージや白金測温体のように、測定対象の物理量によりその抵抗値が変化するセンサである。
テレメータ本体2は、発振回路21、周期計測回路22、パラレル/シリアル変換回路23、送信回路24、アンテナ25及び各部に電源電圧を供給する電源回路26から構成される。
発振回路21は、センサ1の抵抗値変化を発振周波数変化に変換し、矩形波信号として出力する。発振回路21の詳細については後述する。
周期計測回路22は、発振回路21からの、抵抗値変化に応じた周波数を有する矩形波信号の周期を分周して周期を拡大した後、その周期を計測して出力する。
パラレル/シリアル変換回路23は、周期計測回路22からの計測値をシリアル信号に変換して出力する。
送信回路24は、シリアル信号を所定のキャリアに重畳させてアンテナ25から受信側に無線送信する。
図2には、図1における発振回路21の構成が示されている。発振回路21は、C2MOS等で構成されるインバータIC211、212と、抵抗213と、キャパシタ214、215からなるRC発振回路を含んで構成される。
すなわち、センサ1(図ではその抵抗値が変化するため抵抗として示されている)の一端には互いに直列にキャパシタ214及びインバータIC211が接続され、抵抗1の他端にはインバータIC212が接続される。また、互いに直接接続された抵抗213及びキャパシタ215は、インバータIC212に対して並列に接続される。インバータIC211の入力側端子とインバータIC212の出力側端子は図中A点で接続される。A点(RC発振回路の出力点)には、インバータIC216を介してフリップフロップ(FF)217が接続される。RC発振回路の出力は、C2MOSインバータIC216にて矩形波に波形整形されてFF217に供給される。FF217は、T型フリップフロップであり、波形整形された矩形波信号をトグル反転させて出力する。RSFF217の出力は、発振回路21の出力として周期計測回路22に供給される。
以下、発振回路21の動作について説明する。
いま、図2におけるA点がLowレベルであり、インバータIC211の出力側がHiレベルとなった場合を想定する。RC発振回路はインバータIC212によりその動作が制御されるため、インバータIC212の入力電圧をV(t)とする。この状態を受動素子のみで表現すると図4に示されるような等価回路となる。すなわち、キャパシタ214、センサ(抵抗)1、キャパシタ215及び抵抗213が直列接続され、キャパシタ214の他端はスイッチSWを介して電源(Hi)に接続され、抵抗213の他端は接地(Low)される。SWをONにすると、V(t)の過渡応答は図5に示されるように指数関数的(exp)に減少していき、かつ、その時定数はセンサ1の抵抗値に応じて定まる。すなわち、V(t)=V・exp(−t/τ)で減少する。ここに、τ=RCはセンサ1の抵抗値及びキャパシタで定まる時定数である。指数関数的に減少するV(t)がインバータIC212に入力され、このV(t)がインバータIC212のシュミットトリガLowレベル以下(図5におけるLレベル)に達すると図2におけるA点はLowレベルからHiレベルに遷移する。
A点がHiレベルとなり、インバータIC211の出力側がLowレベルになると、その等価回路は図6のようになる。すなわち、抵抗213の他端が電源(Hi)に接続され、キャパシタ214の他端がスイッチSWを介して接地(Low)される。SWをONにすると、キャパシタ214、215には電荷が蓄積されているためまず−側に振れ、その後時間経過とともに増大する。図7には、V(t)の過渡応答が示されている。このV(t)がインバータIC212のシュミットトリガHiレベル(図7におけるHレベル)に達すると図2におけるA点は再びHiレベルからLowレベルに遷移する。
A点が再びLowレベルになり、インバータIC211の出力側がHiレベルになると、その等価回路は図8に示すようになる。図8の回路は図4の回路と同一であるが、図8の常置ではキャパシタ214、215に電荷が蓄積されている。したがって、SWをONにするとまず+側に振れ、その後時間経過とともに指数関数的に減少していく。図9には、V(t)の過渡応答が示されている。このV(t)がインバータIC212のシュミットトリガLowレベルに達すると、再び図6に示される回路構成となる。
以上のように、RC発振回路ではV(t)の増加及び減少が繰り返され、発振することになる。図3(A)には、V(t)の信号波形が示されている。図中波形100は、図5あるいは図9に示されるように指数関数的に減少していく波形であり、波形200は図7に示されるように増大していく波形である。過渡応答V(t)は上記したようにセンサ1の抵抗値に依存し、かつ、その周期はexpで決定されるため、微小な抵抗値変化であっても周期が大きく変化するので微小な抵抗値変化に対しても高い検出精度を維持できる。
以上のようにしてRC発振回路で抵抗値変化に応じた周波数を有する信号が生成される。生成された信号はインバータIC216で整形され、図3(B)に示されるような矩形波信号として出力される。矩形波信号はFF217でトグル反転され、図3(C)に示される矩形波信号として出力される。
図10には、図1に示されたテレメータ本体2の各部のタイミングチャートが示されている。図10(a)は、発振回路21から出力される矩形波信号の波形であり、その周波数はセンサ1の抵抗値に応じて決定される。図10(b)は、周期計測回路22でこの矩形波信号を分周した信号波形であり、周期計測回路22はこの分周信号と基準クロック信号との論理積を演算するANDゲートにより、分周信号の周期を計測する。図10(c)は、周期計測回路22のANDゲートの出力信号波形である。周期の計測値は、パラレル/シリアル変換回路23でシリアル信号に変換される。図10(d)は、変換後のシリアル信号波形である。図10(e)は、送信回路24でシリアル信号にキャリアを重畳した信号波形であり、アンテナ25から無線送信される。
このように、本実施形態では発振回路21を用いて抵抗値変化を周波数変化に変換し、しかもRC発振回路の指数関数的変化を利用して抵抗値変化を発振周波数変化に変換しているため、歪みゲージ等の抵抗値が微小なセンサを用いた場合であっても高精度に検出できる。また、発振回路から矩形波信号として出力するため、A/D変換回路が不要で回路規模を小さくできる。
なお、本実施形態では送信回路24及びアンテナ25を用いてセンサ1にて検出したデータを無線送信しているが、有線で送信してもよい。また、本実施形態ではパラレル/シリアル変換回路23を設けているが、配線に余裕がある場合にはパラレルにデータを送信してもよい。
上記の実施形態では、単一のセンサを用いる場合を例示したが、複数のセンサを設けることもできる。
図11には、複数のセンサを用いて複数の物理量を測定する場合の構成が示されている。センサとして、複数の可変抵抗50−1、50−2、50−3が設けられる。各可変抵抗には、それぞれ発振回路52−1、52−2、52−3が接続される。発振回路52−1、52−2、52−3の出力はORゲート66に供給され、さらにFF68に供給される。FF68は、発振回路の出力を周期計測回路22に出力する。
各可変抵抗50−1、50−2、50−3に接続される発振回路としては、図2に示される発振回路21でもよいが、本実施形態はこの変形例が示されている。発振回路52−1に着目すると、センサである可変抵抗50−1の一端にキャパシタ54が接続され、キャパシタ54の他端には抵抗56及びインバータ58が直列接続される。インバータ58はその入力端が抵抗56に接続され、その出力端が可変抵抗50−1の他端に接続されるとともにORゲート66に接続される。このインバータ58は、NANDゲートとしても機能し、図ではNANDゲートとして示されている。NANDゲートの一端は上記のように抵抗56に接続され、他端はセレクタ70に接続される。また、直列接続された抵抗56及びインバータ58に並列に、抵抗60とキャパシタ62とインバータ64が接続されている。インバータ64の出力端がキャパシタ62に接続され、入力端が可変抵抗50−1の他端及びインバータ58の出力端に接続される。発振回路52−2、52−3も発振回路52−1と同様の構成であり、NANDゲートの出力がORゲート66に供給されるとともに、NANDゲートの入力端はセレクタ70に接続される。
各発振回路52−1、52−2、52−3は図2に示される発振回路21と同様にそれぞれの可変抵抗50−1、50−2、50−3の抵抗値変化に応じた周波数で発振し、その発振信号がORゲート66に供給される。セレクタ70は、各発振回路52−1、52−2、52−3のNANDゲートに切替信号C(1)、C(2)、C(3)を供給し、これらを選択的に切り替える。可変抵抗50−1の出力を周期計測回路22に供給する際には、C(1)=Hi、C(2)=C(3)=Lowとして発振回路52−1のNANDゲートのみをアクティブ状態とする。可変抵抗50−2の出力を周期計測回路22に供給する際には、C(2)=Hi、C(1)=C(3)=Lowとして発振回路52−2のNANDゲートのみをアクティブとする。可変抵抗50−3の出力を周期計測回路22に供給する際には、C(3)=Hi、C(1)=C(2)=Lowとして発振回路52−3のNANGゲートのみをアクティブとする。3つの異なるセンサとして可変抵抗50−1、50−2、50−3は、測定対象の異なる部位に設置され、異なる物理量を計測する。例えば、測定対象の各部位の温度を計測する等である。セレクタ70はC(1)、C(2)、C(3)の値を順次変化させ、各センサからの信号を順次(時系列に)周期計測回路22に供給する。周期計測回路22は、時系列に供給された各センサからの信号の周期、すなわち周波数を計測し、測定対象の物理量を検出する。
しかしながら、このように各センサ毎、すなわち各可変抵抗毎に発振回路52−1、52−2、52−3を接続する構成では、回路構成が増大するだけでなく、各発振回路52−1、52−2、52−3の抵抗値Rのばらつきやキャパシタの容量Cのばらつきにより発振特性にばらつきが生じ、このため周期計測回路22で正確に周期(周波数)を計測するために各発振回路の発振特性を考慮した検定作業が必要になる。すなわち、発振回路52−1用の検定値、発振回路52−2用の検定値、発振回路52−3用の検定値を予め用意し、時系列に供給される各センサからの信号をこれらの検知値を切り替えて検定することが必要となり作業が煩雑となる。
図12には、各センサに接続された発振回路52−1、52−2、52−3の発振特性のばらつきが示されている。図において、センサaは可変抵抗50−1及び発振回路52−1に対応し、センサbは可変抵抗50−2及び発振回路52−2に対応し、センサcは可変抵抗50−3及び発振回路52−3に対応する。また、図において、横軸は各可変抵抗の抵抗値(Ω)を示し、縦軸はそのときのセンサ出力値(カウント値)、すなわち各発振回路の出力を示す。図から分かるように、各可変抵抗が同一抵抗値を示しても、その出力値は互いに異なる。これは、各可変抵抗に接続された発振回路のR、Cのばらつきにより発振特性が異なることを意味している。
そこで、本実施形態では、複数のセンサが設けられる場合に、各センサ毎に発振回路を接続するのではなく各センサに共通に単一の発振回路を接続する。
図13には、本実施形態の構成が示されている。複数のセンサとして複数の可変抵抗50−1、50−2、50−3が並列に設けられるが、これらに共通に単一の発振回路72が接続される。発振回路72の構成は図11に示された発振回路52−1と同様である。キャパシタ74が複数の可変抵抗50−1、50−2、50−3に共通に接続され、キャパシタ74には抵抗76及びインバータ78が直列接続される。インバータ78はその入力端が抵抗76に接続され、出力端が可変抵抗50−1、50−2、50−3のそれぞれの他端に共通接続される。インバータ78の出力端はFF86にも接続される。また、抵抗76及びインバータ78に並列に、抵抗80、キャパシタ82及びインバータ84が接続される。抵抗80、キャパシタ82、インバータ84は互いに直列接続され、インバータ84の出力端はキャパシタ82に接続され、入力端は可変抵抗50−1、50−2、50−3のそれぞれの他端に共通接続される。
また、可変抵抗50−1、50−2、50−3と共通の発振回路72との間に、スイッチング素子としての3ステートバッファ90−1、90−2、90−3がそれぞれ接続される。3ステートバッファ90−1、90−2、90−3は、Hi状態、Low状態及びHiインピーダンス状態(OFF状態あるいは断線状態)の3つの状態間を遷移するバッファであり、Hiインピーダンス状態となるか、あるいはHi/Lowとなるかはセレクタ88からの切替信号C(1)〜C(3)により制御される。セレクタ88は、各バッファ90−1、90−2、90−3に切替信号C(1)〜C(3)を供給する。切替信号C(1)がLowの場合にバッファ90−1はHiあるいはLowの状態(発振時の値に応じた状態)をとり、C(2)がHiの場合にバッファ90−1はHiインピーダンス状態をとる。C(2)、C(3)についても同様である。
図14には、セレクタ88からの切替信号と各バッファ90−1、90−2、90−3の出力O(1)、O(2)、O(3)との関係が示されている。C(1)のみをLowとし他をHiとするとバッファ90−1の出力O(1)は発振信号I(1)、バッファ90−2の出力O(2)、バッファ90−3の出力O(3)はともに「Z(Hiインピーダンス)」となり、回路としてはオープン状態となるため、バッファ90−1からの信号のみが発振回路72の出力としてFF86に供給される。C(2)のみをLowとし、他をHiとするとバッファ90−2の出力O(2)は発振信号I(2)、バッファ90−1の出力O(1)、バッファ90−3の出力O(3)はともに「Z(Hiインピーダンス)」となり、回路としてはオープン状態となるため、バッファ90−2からの信号のみが発振回路72の出力としてFF86に供給される。C(3)のみをLowとし他をHiとするとバッファ90−3の出力O(3)は発振信号I(3)、バッファ90−1の出力O(1)、バッファ90−2の出力O(2)はともに「Z(Hiインピーダンス)」となり、回路としてはオープン状態となるため、バッファ90−3からの信号のみが発振回路72の出力としてFF86に供給される。
以上のように、セレクタ88からの切替信号によりバッファ90−1、90−2、90−3を択一的に切り替えることで、共通の発振回路72から各可変抵抗50−1、50−2、50−3の抵抗値変化に応じた発振信号を出力することができるので、複数の発振回路を各可変抵抗に接続した場合に生じ得る各発振回路の特性バラツキを防止することができる。本実施形態では、3個のセンサに対して1個の発振回路72のみを接続するため、検定作業は1回で済む。
図15には、本実施形態の発振特性が示されている。図12に対応するものである。図において、センサaは可変抵抗50−1及び発振回路72に対応し、センサbは可変抵抗50−2及び発振回路72に対応し、センサcは可変抵抗50−3及び発振回路72に対応する。また、図において、横軸は各可変抵抗の抵抗値(Ω)を示し、縦軸はそのときのセンサ出力値(カウント値)、すなわち各発振回路の出力を示す。図から分かるように、各センサにおいて発振特性のばらつきが存在せず、同一抵抗値に対して同一センサ出力値が得られる。
なお、本実施形態においては、スイッチング素子として3ステートバッファ90−1、90−2、90−3を用いているが、これは全てロジックICで構成する場合を考慮したものであって、スイッチング素子としてアナログスイッチを用いてもよい。
図16には、本実施形態の構成をプログラマブルロジックデバイス(PLD)に適用した場合の平面図が示されている。PLD内には3つの発振回路(発振回路1、発振回路2、発振回路3)が設けられ、センサA、センサB、及びセンサCからの検出信号を処理して周期(周波数)を計測する。センサAからの信号はジャンパ線を介して発振回路1に供給される。センサBからの信号はジャンパ線を介して発振回路2に供給される。2個のセンサCからの信号はジャンパ線を介してともに発振回路3に供給される。2個のセンサCからの信号を共通の発振回路3で処理することで、構成を簡易化するとともに特性バラツキを防止できる。図16において、センサA、センサB、センサCからの信号を全て同一の発振回路、例えば発振回路3に供給することも可能である。どのセンサ間で発振回路を共有するかは、各センサ、すなわち可変抵抗の可動範囲に応じて決定される。可動範囲が互いに近接している可変抵抗同士はその発振回路を共有し得る。共有する可動範囲の一例は60Ω〜220Ωである。
実施形態の全体構成図である。 図1における発振回路の構成図である。 発振回路のタイミングチャートである。 RC発振回路の等価回路図(その1)である。 図4におけるV(t)の過渡応答説明図である。 RC発振回路の等価回路図(その2)である。 図6におけるV(t)の過渡応答説明図である。 RC発振回路の等価回路図(その3)である。 図8におけるV(t)の過渡応答説明図である。 図1における各部のタイミングチャートである。 複数のセンサ毎に発振回路を設けた場合の構成図である。 図11における特性ばらつきを示すグラフ図である。 他の実施形態の構成図である。 図13におけるセレクタの切替信号と各バッファの状態を示す説明図である。 図13における特性ばらつきを示すグラフ図である。 PLDに適用した場合の平面図である。
符号の説明
1 センサ、2 テレメータ本体、21 発振回路、22 周期計測回路、23 パラレル/シリアル変換回路、24 送信回路、25 アンテナ。

Claims (8)

  1. 抵抗値変化を周波数変化として出力するセンサ装置において、
    測定対象の物理量に応じてその抵抗値が変化する可変抵抗と、
    前記可変抵抗に接続された発振回路であって、前記可変抵抗の一端に直列接続された第1キャパシタと、前記第1キャパシタにその出力端が直列接続された第1インバータと、前記可変抵抗の他端にその入力端が直列接続された第2インバータと、前記第2インバータに並列接続された第2キャパシタ及び抵抗を有し、前記可変抵抗の抵抗値により発振周波数が変化する発振回路と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1記載の装置において、さらに、
    前記発振回路にその入力端が直列接続されたCMOSインバータと、
    を有することを特徴とするセンサ装置。
  3. 請求項2記載の装置において、さらに、
    前記CMOSインバータの出力端に直列接続されたT型フリップフロップと、
    を有することを特徴とするセンサ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、さらに、
    前記発振回路の発振周波数を計測する計測回路と、
    前記計測回路の計測値をキャリアに重畳して無線送信する送信回路と、
    を有することを特徴とするセンサ装置。
  5. 抵抗値変化を周波数変化として出力するセンサ装置において、
    測定対象の物理量に応じてその抵抗値が変化する可変抵抗と、
    前記可変抵抗に接続された発振回路であって、前記可変抵抗の一端に直列接続された第1キャパシタと、前記第1キャパシタに直列接続された抵抗と、入力端が前記抵抗に接続され出力端が前記可変抵抗の他端に接続された第1インバータと、前記抵抗及び第1インバータに並列接続された第2キャパシタと、出力端が前記第2キャパシタに接続され入力端が前記可変抵抗の他端に接続された第2インバータを有し、前記可変抵抗の抵抗値により発振周波数が変化する発振回路と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  6. 互いに並列接続された複数の可変抵抗と、
    前記複数の可変抵抗に共通接続された発振回路と、
    前記発振回路と前記複数の可変抵抗のそれぞれとの間に接続されたスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を切り替えて前記複数の可変抵抗を選択的に動作させる制御回路と、
    を有することを特徴とするセンサ装置。
  7. 請求項6記載の装置において、
    前記発振回路は、前記可変抵抗の一端に直列接続された第1キャパシタと、前記第1キャパシタにその出力端が直列接続された第1インバータと、前記可変抵抗の他端にその入力端が直列接続された第2インバータと、前記第2インバータに並列接続された第2キャパシタ及び抵抗を有し、前記可変抵抗の抵抗値により発振周波数が変化することを特徴とするセンサ装置。
  8. 請求項6記載の装置において、
    前記発振回路は、前記可変抵抗の一端に直列接続された第1キャパシタと、前記第1キャパシタに直列接続された抵抗と、入力端が前記抵抗に接続され出力端が前記可変抵抗の他端に接続された第1インバータと、前記抵抗及び第1インバータに並列接続された第2キャパシタと、出力端が前記第2キャパシタに接続され入力端が前記可変抵抗の他端に接続された第2インバータを有し、前記可変抵抗の抵抗値により発振周波数が変化することを特徴とするセンサ装置。
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