JP2005300110A - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の課題は、光半導体触媒の利用場所の制限をなくすことができる空気調和機の室内機を提供することある。
【解決手段】 空気調和機1の室内機2は、空気を調和する空気調和機の室内機であって、浮遊物分解等部およびLED61,62,63,64,65,66を備える。浮遊物分解等部は、所定の波長領域の光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。LED61,62,63,64,65,66は、その光を発する。
【選択図】 図3
【解決手段】 空気調和機1の室内機2は、空気を調和する空気調和機の室内機であって、浮遊物分解等部およびLED61,62,63,64,65,66を備える。浮遊物分解等部は、所定の波長領域の光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。LED61,62,63,64,65,66は、その光を発する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、空気を調和する空気調和機の室内機に関する。
従来、光半導体触媒と、その光半導体触媒を活性化させるための光源とを内部に備えた空気調和機の室内機がある(例えば、特許文献1参照)。このような空気調和機では、吸い込んだ空気に浮遊する浮遊物(塵埃、菌、およびウィルスなど)が積極的に分解、死滅、あるいは不活化され、空気が清浄される。
特開2000−320854号公報
ところで、通常、空気調和機の室内機には、熱交換器や送風機などの要素部品がコンパクトに配置されている。一般的に、光半導体触媒を活性化させるための光源としては主に紫外線ランプが利用されているが、この紫外線ランプは、全ての要素部品間の隙間に挿入できるほど十分に小さいものでない。このため、室内機に配置することができる紫外線ランプの個数やその配置場所などは、実質的に制限されている。このため、室内機内部においては、ある限られた範囲でしか光半導体触媒を利用することができなかった。
本発明の課題は、光半導体触媒の利用場所の制限をなくすことができる空気調和機の室内機を提供することある。
第1発明に係る空気調和機の室内機は、空気を調和する空気調和機の室内機であって、浮遊物分解等部およびLEDを備える。なお、ここにいうLEDとは、紫色LED(中心波長が約380nmのもの)などである。浮遊物分解等部は、所定の波長領域の光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。なお、ここにいう「浮遊物分解等部」とは、例えば、光半導体触媒(酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化タングステン、および酸化鉄などに代表される金属酸化物、C60などのフラーレンに代表される炭素系の光半導体触媒、遷移金属からなるナイトライド、オキシナイトライド、光触媒機能を有するアパタイトなど)などである。LEDは、その光を発する。
ここでは、浮遊物分解等部が、所定の波長領域の光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。また、LEDが、その光を発する。このため、LEDにより浮遊物分解等部を活性化することができる。一般に、LEDは、紫外線ランプと比較するとかなり小型であり、空気調和機の室内機のほとんどの要素部品間の隙間に挿入することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部の利用場所の制限をなくすことができる。また、紫外線ランプに水銀が使用されているのに対して、LEDには、水銀が使用されていない。したがって、地球環境保護に貢献することができる。さらに、LEDの消費電力は、紫外線ランプの消費電力よりも小さい。したがって、省エネルギーにも貢献することができる。
第2発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明に係る空気調和機の室内機であって、波長領域は、300ナノメートルから400ナノメートルである。なお、このような波長領域の光を発するLEDとしては、紫色LEDが挙げられる。
ここでは、波長領域が、300ナノメートルから400ナノメートルである。このため、この空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部を十分に活性させることができる。
ここでは、波長領域が、300ナノメートルから400ナノメートルである。このため、この空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部を十分に活性させることができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明または第2発明に係る空気調和機の室内機であって、エアフィルタをさらに備える。エアフィルタは、空気をろ過する。そして、浮遊物分解等部は、エアフィルタに担持される。また、LEDは、エアフィルタの空気流れ方向下流側に配置される。
ここでは、浮遊物分解等部が、エアフィルタに担持される。また、LEDが、エアフィルタの空気流れ方向下流側に配置される。このため、LEDは、浄化前の空気に接しない。したがって、この空気調和機の室内機では、LEDは、ほとんど汚れることなく、長期に渡ってエアフィルタに一定量の光を照射することができる。
ここでは、浮遊物分解等部が、エアフィルタに担持される。また、LEDが、エアフィルタの空気流れ方向下流側に配置される。このため、LEDは、浄化前の空気に接しない。したがって、この空気調和機の室内機では、LEDは、ほとんど汚れることなく、長期に渡ってエアフィルタに一定量の光を照射することができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明または第2発明に係る空気調和機の室内機であって、エアフィルタをさらに備える。エアフィルタは、空気をろ過する。そして、浮遊物分解等部は、エアフィルタに担持される。また、LEDは、エアフィルタの空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の両側に配置される。
ここでは、浮遊物分解等部が、エアフィルタに担持される。また、LEDが、エアフィルタの空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の両側に配置される。このため、この空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
ここでは、浮遊物分解等部が、エアフィルタに担持される。また、LEDが、エアフィルタの空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の両側に配置される。このため、この空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第5発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明または第2発明に係る空気調和機の室内機であって、熱交換器をさらに備える。熱交換器は、空気と熱交換する。そして、浮遊物分解等部は、熱交換器に担持される。また、LEDは、熱交換器の空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の少なくとも一方に配置される。
ここでは、浮遊物分解等部が、熱交換器に担持される。また、LEDが、熱交換器の空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の少なくとも一方に配置される。このため、この空気調和機の室内機では、熱交換器を清潔に保つことができる。
ここでは、浮遊物分解等部が、熱交換器に担持される。また、LEDが、熱交換器の空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の少なくとも一方に配置される。このため、この空気調和機の室内機では、熱交換器を清潔に保つことができる。
第6発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明または第2発明に係る空気調和機の室内機であって、熱交換器をさらに備える。熱交換器は、空気と熱交換する。そして、浮遊物分解等部は、熱交換器に担持される。また、LEDは、熱交換器の空気流れ方向下流側に配置される。
ここでは、浮遊物分解等部が、熱交換器に担持される。また、LEDが、熱交換器の空気流れ方向下流側に配置される。このため、この空気調和機の室内機では、熱交換器の空気流れ方向下流側の面を清潔に保つことができる。
ここでは、浮遊物分解等部が、熱交換器に担持される。また、LEDが、熱交換器の空気流れ方向下流側に配置される。このため、この空気調和機の室内機では、熱交換器の空気流れ方向下流側の面を清潔に保つことができる。
第7発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第6発明のいずれかに係る空気調和機の室内機であって、反射部をさらに備える。反射部は、所定の波長領域の光を反射する。なお、この反射部は、ミラーそのものであってもよいし、ケーシングや要素部品などの一部または全部を鏡面コーティングや鏡面仕上げすることによって設けてもよい。
ここでは、反射部が、所定の波長領域の光を反射する。このため、室内機の内部の広い範囲に光を供給することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
ここでは、反射部が、所定の波長領域の光を反射する。このため、室内機の内部の広い範囲に光を供給することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
第8発明に係る空気調和機の室内機は、第7発明に係る空気調和機の室内機であって、羽根車をさらに備える。羽根車は、空気を吸い込むための部材である。また、反射部は、羽根車に設けられる。
ここでは、反射部が、羽根車に設けられる。このため、室内機の内部の広い範囲に光を供給することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
ここでは、反射部が、羽根車に設けられる。このため、室内機の内部の広い範囲に光を供給することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
第9発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第6発明のいずれかに係る空気調和機の室内機であって、羽根車をさらに備える。羽根車は、空気を吸い込むための部材である。また、LEDは、羽根車に設けられる。
ここでは、LEDが、羽根車に設けられる。つまり、羽根車が回転すると、室内機の内部の広い範囲に光を供給することができる。このため、少数のLEDで効率的に広範囲に存在する浮遊物分解等部を活性することができる。したがって、この空気調和機の室内機は、コストの抑制に貢献することができる。
ここでは、LEDが、羽根車に設けられる。つまり、羽根車が回転すると、室内機の内部の広い範囲に光を供給することができる。このため、少数のLEDで効率的に広範囲に存在する浮遊物分解等部を活性することができる。したがって、この空気調和機の室内機は、コストの抑制に貢献することができる。
第10発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第9発明のいずれかに係る空気調和機の室内機であって、浮遊物分解等部は、光半導体触媒を含む。なお、ここにいう「光半導体触媒」とは、例えば、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化タングステン、および酸化鉄などに代表される金属酸化物、C60などのフラーレンに代表される炭素系の光半導体触媒、遷移金属からなるナイトライド、オキシナイトライド、光触媒機能を有するアパタイトなどである。
ここでは、浮遊物分解等部が、光半導体触媒を含む。このため、この空気調和機の室内機では、塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第11発明に係る空気調和機の室内機は、第10発明に係る空気調和機の室内機であって、浮遊物分解等部は、アパタイトをさらに含む。なお、ここにいう「アパタイト」とは、化学式Ax(BOy)zXa(ここで、Aは、Ca,Co,Ni,Cu,Al,La,Cr,Fe,Mgなどの各種の金属原子を表す。Bは、P,Sなどの原子を表す。Xは、水酸基(−OH)やハロゲン原子(例えば、F,Cl)などである。)で表される物質であり、代表的なものとしてハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、およびクロロアパタイト、ならびにリン酸三カルシウムおよびリン酸水素カルシウムなどがある。これらの中でも、Ca10(PO4)6(OH)2で示されるカルシウムハイドロキシアパタイトは、カチオンともアニオンともイオン交換し易いため吸着性に富んでおり、特にタンパク質などの有機物を吸着する能力に優れている。加えて、カルシウムハイドロキシアパタイトは、カビや細菌などを強力に吸着することによって、それらの増殖を阻止ないし抑制し得ることが知られている。
第11発明に係る空気調和機の室内機は、第10発明に係る空気調和機の室内機であって、浮遊物分解等部は、アパタイトをさらに含む。なお、ここにいう「アパタイト」とは、化学式Ax(BOy)zXa(ここで、Aは、Ca,Co,Ni,Cu,Al,La,Cr,Fe,Mgなどの各種の金属原子を表す。Bは、P,Sなどの原子を表す。Xは、水酸基(−OH)やハロゲン原子(例えば、F,Cl)などである。)で表される物質であり、代表的なものとしてハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、およびクロロアパタイト、ならびにリン酸三カルシウムおよびリン酸水素カルシウムなどがある。これらの中でも、Ca10(PO4)6(OH)2で示されるカルシウムハイドロキシアパタイトは、カチオンともアニオンともイオン交換し易いため吸着性に富んでおり、特にタンパク質などの有機物を吸着する能力に優れている。加えて、カルシウムハイドロキシアパタイトは、カビや細菌などを強力に吸着することによって、それらの増殖を阻止ないし抑制し得ることが知られている。
ここでは、浮遊物分解等部が、アパタイトをさらに含む。このため、浮遊物分解等部は、塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを積極的に吸着することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第12発明に係る空気調和機の室内機は、第11発明に係る空気調和機の室内機であって、アパタイトは、光触媒機能を有するアパタイトである。なお、ここにいう「光触媒機能を有するアパタイト」とは、例えば、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトなどである。
第12発明に係る空気調和機の室内機は、第11発明に係る空気調和機の室内機であって、アパタイトは、光触媒機能を有するアパタイトである。なお、ここにいう「光触媒機能を有するアパタイト」とは、例えば、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトなどである。
ここでは、アパタイトが、光触媒機能を有するアパタイトである。このため、この空気調和機の室内機では、さらに高効率に塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第13発明に係る空気調和機の室内機は、空気を調和する空気調和機の室内機であって、光源、反射部、および浮遊物分解等部を備える。光源は、所定の波長領域の光を発する。なお、ここにいう「光源」とは、例えば、紫外線ランプや紫色LEDなどである。反射部は、その光を反射する。なお、この反射部は、ミラーそのものであってもよいし、ケーシングや要素部品などの一部または全部を鏡面コーティングや鏡面仕上げすることによって設けてもよい。浮遊物分解等部は、反射部により反射された光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。
第13発明に係る空気調和機の室内機は、空気を調和する空気調和機の室内機であって、光源、反射部、および浮遊物分解等部を備える。光源は、所定の波長領域の光を発する。なお、ここにいう「光源」とは、例えば、紫外線ランプや紫色LEDなどである。反射部は、その光を反射する。なお、この反射部は、ミラーそのものであってもよいし、ケーシングや要素部品などの一部または全部を鏡面コーティングや鏡面仕上げすることによって設けてもよい。浮遊物分解等部は、反射部により反射された光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。
ここでは、光源が、所定の波長領域の光を発する。そして、反射部が、その光を反射する。また、浮遊物分解等部が、反射部により反射された光が照射されることにより空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる。このため、光源が空気調和機の室内機の要素部品間の隙間に挿入できないほど大きい場合であっても、所望の場所に光を供給することができる。したがって、この空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部の利用場所の制限をなくすことができる。
第14発明に係る空気調和機の室内機は、第13発明に係る空気調和機の室内機であって、熱交換器をさらに備える。熱交換器は、空気と熱交換を行う。そして、反射部は、熱交換器のフィンとして取り付けられる。なお、この反射部は、ミラーそのものであってもよいし、フィンを鏡面コーティングや鏡面仕上げしたものであってもよい。
ここでは、反射部が、熱交換器のフィンとして取り付けられる。このため、この空気調和機の室内機では、反射部の設置スペースを考慮することなく広範囲に光を供給することができる。
ここでは、反射部が、熱交換器のフィンとして取り付けられる。このため、この空気調和機の室内機では、反射部の設置スペースを考慮することなく広範囲に光を供給することができる。
第1発明に係る空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部の利用場所の制限をなくすことができる。また、紫外線ランプに水銀が使用されているのに対して、LEDには、水銀が使用されていない。したがって、地球環境保護に貢献することができる。さらに、LEDの消費電力は、紫外線ランプの消費電力よりも小さい。したがって、省エネルギーにも貢献することができる。
第2発明に係る空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部を十分に活性させることができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機では、LEDは、ほとんど汚れることなく、長期に渡ってエアフィルタに一定量の光を照射することができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機では、LEDは、ほとんど汚れることなく、長期に渡ってエアフィルタに一定量の光を照射することができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第5発明に係る空気調和機の室内機では、熱交換器を清潔に保つことができる。
第6発明に係る空気調和機の室内機では、熱交換器の空気流れ方向下流側の面を清潔に保つことができる。
第7発明に係る空気調和機の室内機は、コストの抑制に貢献することができる。
第8発明に係る空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
第6発明に係る空気調和機の室内機では、熱交換器の空気流れ方向下流側の面を清潔に保つことができる。
第7発明に係る空気調和機の室内機は、コストの抑制に貢献することができる。
第8発明に係る空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
第9発明に係る空気調和機の室内機では、広範囲に浮遊物分解等部を設けることができる。
第10発明に係る空気調和機の室内機では、塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第11発明に係る空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第10発明に係る空気調和機の室内機では、塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第11発明に係る空気調和機の室内機では、高効率に塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第12発明に係る空気調和機の室内機では、さらに高効率に塵埃、臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第13発明に係る空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部の利用場所の制限をなくすことができる。
第14発明に係る空気調和機の室内機では、反射部の設置スペースを考慮することなく広範囲に光を供給することができる。
第13発明に係る空気調和機の室内機では、浮遊物分解等部の利用場所の制限をなくすことができる。
第14発明に係る空気調和機の室内機では、反射部の設置スペースを考慮することなく広範囲に光を供給することができる。
<第1実施形態>
[空気調和機の全体構成]
本発明の第1実施形態に係る空気調和機1の外観を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内機2と、室外に設置される室外機3とを備える。
[空気調和機の全体構成]
本発明の第1実施形態に係る空気調和機1の外観を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内機2と、室外に設置される室外機3とを備える。
室内機2内には室内熱交換器が収納され、室外機3内には室外熱交換器が収納されており、各熱交換器が冷媒配管4により接続されることにより冷媒回路を構成している。
[空気調和機の冷媒回路の構成概略]
空気調和機1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器20、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30及び電動膨張弁34で構成される。
[空気調和機の冷媒回路の構成概略]
空気調和機1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器20、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30及び電動膨張弁34で構成される。
室内機2に設けられている室内熱交換器20は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器20に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン21が設けられている。クロスフローファン21は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているものであり、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。このクロスフローファン21は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ22によって回転駆動される。室内機2の詳細な構成については後に説明する。
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器20の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器20の他端と接続されている。この配管41,42は、図1の冷媒配管4に相当する。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン38が設けられている。このプロペラファン38は、ファンモータ39によって回転駆動される。
[室内機の構成]
図3に室内機2の側面断面図を示す。
室内機2は、上述したクロスフローファン21や室内熱交換器20等と、これらを収容する室内機ケーシング23aとを備えている。
クロスフローファン21は、室内ファンモータ22によって中心軸周りに回転駆動されることにより、吸込み口251から取り込まれ室内熱交換器20を通り吹出し口252から室内へと吹き出す空気流を生成する。クロスフローファン21は、側面視において室内機2の概ね中央に位置している。
図3に室内機2の側面断面図を示す。
室内機2は、上述したクロスフローファン21や室内熱交換器20等と、これらを収容する室内機ケーシング23aとを備えている。
クロスフローファン21は、室内ファンモータ22によって中心軸周りに回転駆動されることにより、吸込み口251から取り込まれ室内熱交換器20を通り吹出し口252から室内へと吹き出す空気流を生成する。クロスフローファン21は、側面視において室内機2の概ね中央に位置している。
室内熱交換器20は、クロスフローファン21の前方、上方および後部上方を取り囲むように取り付けられている。室内熱交換器20は、クロスフローファン21の駆動により吸込み口251から吸い込まれた空気をクロスフローファン21側に通過させ、伝熱管の内部を通過する冷媒との間で熱交換を行わせる。室内熱交換器20は、側面視において概ね逆V字型の断面形状を有している。なお、この室内熱交換器20の下部には、ドレンパン29a,29bが設けられている。このドレンパン29a,29bは、冷房時に室内熱交換器20の表面に生じる露が室内に落下しないように受け止める役目を果たす。
(室内機ケーシングの構成)
室内機ケーシング23aは、主として、スクロール24、前面グリル25aおよびフロントパネル26aにより構成されている。
スクロール24は、室内機2の背面を構成しており、室内熱交換器20およびクロスフローファン21の後方を覆っている。
室内機ケーシング23aは、主として、スクロール24、前面グリル25aおよびフロントパネル26aにより構成されている。
スクロール24は、室内機2の背面を構成しており、室内熱交換器20およびクロスフローファン21の後方を覆っている。
前面グリル25aは、室内機2の天面、側面、下面を覆うように形成されており、前面グリル25aの前部にはフロントパネル26aが取り付けられる(図3および図4参照)。前面グリル25aの天面には、複数のスリット状の開口からなる吸込み口251が設けられている。吸込み口251は、前面グリル25aの天面の略全体に亘って設けられている。前面グリル25aの下面の前側には、室内機2の長手方向に沿う開口からなる吹出し口252が設けられている。また、吹出し口252には、室内へと吹出す空気が案内される水平フラップ253が設けられている。この水平フラップ253は、室内機2の長手方向に平行な軸を中心に回動自在に設けられている。水平フラップ253は、フラップモータ(図示せず)によって回動することにより、吹出し口252の開閉を行うことができる。
フロントパネル26aは、室内機2の前面に配置されている。フロントパネル26aは、前面グリル25aとは別体として形成されており、前面グリル25aの前面を覆うように取り付けられている。フロントパネル26aの表側は、水平に設けられた段差によって上下に分かれた2つの面によって構成されているが、各面は概ね平坦に形成されており、凹凸および穴やスリットなどの開口部のない滑らかな表面となっている。また、段差部分は平面的な開口となっており、この開口からも室内の空気が吸い込まれる(図3の白抜き矢印A1参照)。
前面グリル25aの前面には、図4に示すように開口254が設けられている。前面グリル25aの前面とフロントパネル26aとの間に各種のフィルタ50,51,52が取り付けられることにより、この開口254がフィルタ50,51,52に覆われる。このフィルタ50,51,52には、プレフィルタ50、空気清浄フィルタ51および光触媒フィルタ52がある。
プレフィルタ50は、塵や埃を通過する空気から除去することができる。プレフィルタ50は、前面グリル25aの前面から天面までを覆うように設けられている。プレフィルタ50のうち前面グリル25aの天面に位置する部分は、天面の吸込み口251のすぐ内側に位置している。
空気清浄フィルタ51は、前面グリル25aの前面上部であって、プレフィルタ50の内側に設けられる。空気清浄フィルタ51は、プレフィルタ50よりも細かい埃やタバコの煙、花粉等を通過する空気から除去することができる。
空気清浄フィルタ51は、前面グリル25aの前面上部であって、プレフィルタ50の内側に設けられる。空気清浄フィルタ51は、プレフィルタ50よりも細かい埃やタバコの煙、花粉等を通過する空気から除去することができる。
光触媒フィルタ52は、前面グリル25aの前面下部に設けられており、通過する空気から臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を除去することが出来る。臭気成分とは、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アンモニア、硫化水素等であり、タバコ、生ゴミ、建築材等から生じる悪臭の原因となる成分である。有害ガスとは、NOxやSOx等、車の排気ガス等に含まれている有害な成分である。光触媒フィルタ52は、ハニカム構造を有するシート状に形成されており、主としてチタンアパタイトを含有している。なお、このチタンアパタイトとは、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトである。そして、このチタンアパタイトは、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を特異的に吸着する。さらに、このチタンアパタイトは、光触媒機能を有しており、光によって強力な酸化力を発揮し、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を分解して無害化することができる。
[空気調和機のセルフクリーニング機能]
この空気調和機1の室内機2を構成する部材であるクロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253は樹脂成形体であり、この樹脂には、チタンアパタイトが配合されている。また、そのチタンアパタイトの一部は、樹脂表面に露出している。
この空気調和機1の室内機2を構成する部材であるクロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253は樹脂成形体であり、この樹脂には、チタンアパタイトが配合されている。また、そのチタンアパタイトの一部は、樹脂表面に露出している。
また、室内熱交換器20はアルミニウムなどの金属体であり、その表面にはチタンアパタイトがコーティングされている。
上述したように、このチタンアパタイトは、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を特異的に吸着する。そして、このチタンアパタイトは、外光および紫色LED(図3参照)61,62,63,64,65によって、強力な酸化力を発揮し、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を分解して無害化することができる。なお、紫色LED61,62,63,64,65は、光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側、ならびに熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側の両方に配置される。また、この紫色LED61,62,63,64,65は、図5に示されるように中心波長がおおよそ380nmにあり、チタンアパタイトを活性化するのに十分な光エネルギーを供給することができる。また、吸込み口251、吹出し口252、およびスクロール24、フラップ253、フロントパネル26aの外面に存在するチタンアパタイトは、主に外光によって活性化される。
上述したように、このチタンアパタイトは、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を特異的に吸着する。そして、このチタンアパタイトは、外光および紫色LED(図3参照)61,62,63,64,65によって、強力な酸化力を発揮し、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を分解して無害化することができる。なお、紫色LED61,62,63,64,65は、光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側、ならびに熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側の両方に配置される。また、この紫色LED61,62,63,64,65は、図5に示されるように中心波長がおおよそ380nmにあり、チタンアパタイトを活性化するのに十分な光エネルギーを供給することができる。また、吸込み口251、吹出し口252、およびスクロール24、フラップ253、フロントパネル26aの外面に存在するチタンアパタイトは、主に外光によって活性化される。
[チタンアパタイトの菌およびウィルスに対する性能]
チタンアパタイトのウィルス、菌、および毒素の不活化率を表1に示す。
チタンアパタイトのウィルス、菌、および毒素の不活化率を表1に示す。
なお、これらの不活化率は、財団法人 日本食品分析センターにおいて、以下に示す方法で測定されている。
1.インフルエンザウィルスの不活化率
(1)試験概要
チタンアパタイトが塗布されているフィルタ(約30mm×30mm)にインフルエンザウィルス浮遊液を滴下し、室温にて暗条件(遮光)および明条件[ブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)]で保存し、24時間後のウィルス感染価を測定した。
1.インフルエンザウィルスの不活化率
(1)試験概要
チタンアパタイトが塗布されているフィルタ(約30mm×30mm)にインフルエンザウィルス浮遊液を滴下し、室温にて暗条件(遮光)および明条件[ブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)]で保存し、24時間後のウィルス感染価を測定した。
(2)不活化率の計算
不活化率=100×(1−10B/10A)
A:接種直後のウィルス感染価
B:光照射下24時間後のフィルタのウィルス感染価
(3)試験方法
A.試験ウィルス:インフルエンザウィルスA型(H1N1)
B.使用細胞:MDCK(NBL−2)細胞 ATCC CCL−34株[大日本製薬株式会社]
C.使用培地
a)細胞増殖培地
Eagle MEM(0.06mg/mlカナマイシン含有)に新生コウシ血清を10%加えたものを使用した。
不活化率=100×(1−10B/10A)
A:接種直後のウィルス感染価
B:光照射下24時間後のフィルタのウィルス感染価
(3)試験方法
A.試験ウィルス:インフルエンザウィルスA型(H1N1)
B.使用細胞:MDCK(NBL−2)細胞 ATCC CCL−34株[大日本製薬株式会社]
C.使用培地
a)細胞増殖培地
Eagle MEM(0.06mg/mlカナマイシン含有)に新生コウシ血清を10%加えたものを使用した。
b)細胞維持培地
以下の組成の培地を使用した。
Eagle MEM 1,000mL
10% NaHCO3 24〜44mL
L−グルタミン(30g/L) 9.8mL
100×MEM用ビタミン液 30mL
10% アルブミン 20mL
トリプシン(5mg/mL) 2mL
D.ウィルス浮遊液の調製
a)細胞の培養
細胞増殖培地を用い、MDCK細胞を組織培養用フラスコ内に単層培養した。
以下の組成の培地を使用した。
Eagle MEM 1,000mL
10% NaHCO3 24〜44mL
L−グルタミン(30g/L) 9.8mL
100×MEM用ビタミン液 30mL
10% アルブミン 20mL
トリプシン(5mg/mL) 2mL
D.ウィルス浮遊液の調製
a)細胞の培養
細胞増殖培地を用い、MDCK細胞を組織培養用フラスコ内に単層培養した。
b)ウィルスの接種
単層培養後にフラスコ内から細胞増殖培地を除き、試験ウィルスを接種した。次に、細胞維持培地を加えて37℃の炭酸ガスインキュベーター(CO2濃度:5%)内で2〜5日間培養した。
c)ウィルス浮遊液の調製
培養後、倒立位相差顕微鏡を用いて細胞の形態を観察し、80%以上の細胞に形態変化(細胞変成効果)が起こっていることを確認した。次に培養液を遠心分離(3,000r/min、10分間)し、得られた上澄み液をウィルス浮遊液とした。
単層培養後にフラスコ内から細胞増殖培地を除き、試験ウィルスを接種した。次に、細胞維持培地を加えて37℃の炭酸ガスインキュベーター(CO2濃度:5%)内で2〜5日間培養した。
c)ウィルス浮遊液の調製
培養後、倒立位相差顕微鏡を用いて細胞の形態を観察し、80%以上の細胞に形態変化(細胞変成効果)が起こっていることを確認した。次に培養液を遠心分離(3,000r/min、10分間)し、得られた上澄み液をウィルス浮遊液とした。
E.試料の調製
フィルタ(約30mm×30mm)を湿熱滅菌(121℃、15分間)後1時間風乾し、プラスチックシャーレに入れ、ブラックライト(ブラックライトブルー、FL20S BL−B 20 W、2本平行)を12時間以上照射したものを試料とした。
F.試験操作
試料にウィルス浮遊液0.2mLを滴下した。室温にて遮光およびブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)で保存した。また、ポリエチレンフィルムを対照試料として、同様に試験した。
フィルタ(約30mm×30mm)を湿熱滅菌(121℃、15分間)後1時間風乾し、プラスチックシャーレに入れ、ブラックライト(ブラックライトブルー、FL20S BL−B 20 W、2本平行)を12時間以上照射したものを試料とした。
F.試験操作
試料にウィルス浮遊液0.2mLを滴下した。室温にて遮光およびブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)で保存した。また、ポリエチレンフィルムを対照試料として、同様に試験した。
G.ウィルスの洗い出し
保存24時間後、試験片中のウィルス浮遊液を細胞維持培地2mLで洗い出した。
H.ウィルス感染価の測定
細胞増殖培地を用い、MDCK細胞を組織培養用マイクロプレート(96穴)内で単層培養した後、細胞増殖培地を除き細胞維持培地を0.1mLずつ加えた。次に、洗い出し液およびその希釈液0.1mLを4穴ずつに接種し、37℃の炭酸ガスインキュベーター(CO2濃度:5%)内で4〜7日間培養した。培養後、倒立位相差顕微鏡を用いて細胞の形態変化(細胞変成効果)の有無を観察し、Reed−Muench法により50%組織培養感染量(TCID50)を算出して洗い出し液1mL当たりのウィルス感染価に換算した。
保存24時間後、試験片中のウィルス浮遊液を細胞維持培地2mLで洗い出した。
H.ウィルス感染価の測定
細胞増殖培地を用い、MDCK細胞を組織培養用マイクロプレート(96穴)内で単層培養した後、細胞増殖培地を除き細胞維持培地を0.1mLずつ加えた。次に、洗い出し液およびその希釈液0.1mLを4穴ずつに接種し、37℃の炭酸ガスインキュベーター(CO2濃度:5%)内で4〜7日間培養した。培養後、倒立位相差顕微鏡を用いて細胞の形態変化(細胞変成効果)の有無を観察し、Reed−Muench法により50%組織培養感染量(TCID50)を算出して洗い出し液1mL当たりのウィルス感染価に換算した。
2.大腸菌(O−157)、黄色ブドウ球菌およびクロカワカビの不活化率
(1)試験概要
抗菌製品技術協議会 試験法「抗菌加工製品の抗菌力評価試験法III(2001年度版)光照射フィルム密着法」[以下「光照射フィルム密着法(抗技協2001年度版)」という。]を参考にして、フィルタの抗菌力試験を行った。
(1)試験概要
抗菌製品技術協議会 試験法「抗菌加工製品の抗菌力評価試験法III(2001年度版)光照射フィルム密着法」[以下「光照射フィルム密着法(抗技協2001年度版)」という。]を参考にして、フィルタの抗菌力試験を行った。
なお、試験は以下の通りに実施した。
試料に大腸菌、黄色ブドウ球菌およびクロカワカビの菌液を滴下し、その上に低密度ポリエチレンフィルムをかぶせ、密着させた。これらを室温(20〜25℃)、暗条件(遮光)および明条件[ブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)]で保存し、24時間後の生菌数を測定した。
試料に大腸菌、黄色ブドウ球菌およびクロカワカビの菌液を滴下し、その上に低密度ポリエチレンフィルムをかぶせ、密着させた。これらを室温(20〜25℃)、暗条件(遮光)および明条件[ブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)]で保存し、24時間後の生菌数を測定した。
(2)試験方法
A.試験菌株
細菌:
Escherichia coli IFO 3972(大腸菌)
Staphylococcus aureus subsp. aureus IFO 12732(黄色ブドウ球菌)
カビ:
Cladosporium cladosporioides IFO 6348(クロカワカビ)
B.試験培地
NA培地:普通寒天培地[栄研化学株式会社]
1/500NB培地:肉エキス0.2%を添加した普通ブイヨン[栄研化学株式会社]をリン酸緩衝液で500倍に希釈し、pHを7.0±0.2に調製したもの
SCDLP培地:SCDLP培地[日本製薬株式会社]
SA培地:標準寒天培地[栄研器材株式会社]
PDA培地:ポテトデキストロース寒天培地[栄研器材株式会社]
C.菌液の調製
細菌:
NA培地で35℃、16〜24時間前培養した試験菌株をNA培地に再度接種して35℃、16〜20時間培養した菌体を1/500NB培地に均一に分散させ、1mL当たりの菌数が2.5×105〜1.0×106となるように調製した。
A.試験菌株
細菌:
Escherichia coli IFO 3972(大腸菌)
Staphylococcus aureus subsp. aureus IFO 12732(黄色ブドウ球菌)
カビ:
Cladosporium cladosporioides IFO 6348(クロカワカビ)
B.試験培地
NA培地:普通寒天培地[栄研化学株式会社]
1/500NB培地:肉エキス0.2%を添加した普通ブイヨン[栄研化学株式会社]をリン酸緩衝液で500倍に希釈し、pHを7.0±0.2に調製したもの
SCDLP培地:SCDLP培地[日本製薬株式会社]
SA培地:標準寒天培地[栄研器材株式会社]
PDA培地:ポテトデキストロース寒天培地[栄研器材株式会社]
C.菌液の調製
細菌:
NA培地で35℃、16〜24時間前培養した試験菌株をNA培地に再度接種して35℃、16〜20時間培養した菌体を1/500NB培地に均一に分散させ、1mL当たりの菌数が2.5×105〜1.0×106となるように調製した。
カビ:
PDA培地で25℃、7〜10日間培養した後、胞子(分生子)を0.005%スルホこはく酸ジオクチルナトリウム溶液に浮遊させ、ガーゼでろ過後、1mL当たりの胞子数が2.5×105〜1.0×106となるように調製した。
D.試料の調製
フィルタ(約50mm×50mm)を湿熱滅菌(121℃、15分間)後1時間風乾し、プラスチックシャーレに入れ、ブラックライト(ブラックライトブルー、FL20S BL−B 20 W、2本平行)を12時間以上照射したものを試料とした。
PDA培地で25℃、7〜10日間培養した後、胞子(分生子)を0.005%スルホこはく酸ジオクチルナトリウム溶液に浮遊させ、ガーゼでろ過後、1mL当たりの胞子数が2.5×105〜1.0×106となるように調製した。
D.試料の調製
フィルタ(約50mm×50mm)を湿熱滅菌(121℃、15分間)後1時間風乾し、プラスチックシャーレに入れ、ブラックライト(ブラックライトブルー、FL20S BL−B 20 W、2本平行)を12時間以上照射したものを試料とした。
E.試験操作
試料に菌液0.4mLを滴下し、その上に低密度ポリエチレンフィルム(40mm×40mm)をかぶせ、密着させた。これらを室温(20〜25℃)、遮光およびブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)で保存した。また、ポリエチレンフィルムを対照試料として、同様に試験した。
試料に菌液0.4mLを滴下し、その上に低密度ポリエチレンフィルム(40mm×40mm)をかぶせ、密着させた。これらを室温(20〜25℃)、遮光およびブラックライト照射下(フィルタとブラックライトとの距離 約20cm)で保存した。また、ポリエチレンフィルムを対照試料として、同様に試験した。
F.生菌数の測定
保存24時間後にSCDLP培地で試料から生残菌を洗い出し、この洗い出し液の生菌数を、細菌はSA培地(35℃、2日間培養)、カビはPDA培地(25℃、7日間培養)を用いた混釈平板培養法により測定し、試料1個当たりに換算した。また、接種直後の測定は対照試料で行った。
保存24時間後にSCDLP培地で試料から生残菌を洗い出し、この洗い出し液の生菌数を、細菌はSA培地(35℃、2日間培養)、カビはPDA培地(25℃、7日間培養)を用いた混釈平板培養法により測定し、試料1個当たりに換算した。また、接種直後の測定は対照試料で行った。
3.エンテロトキシンの不活化率
(1)試験概要
試料にブドウ球菌エンテロトキシンA(以下、「SET−A」と略す。)を接種し、室温(20〜25℃)、暗条件(遮光)および明条件(紫外線強度約1mW/cm2の光照射下)で保存し、24時間後のSET−A濃度を測定し、分解率を算出した。
(1)試験概要
試料にブドウ球菌エンテロトキシンA(以下、「SET−A」と略す。)を接種し、室温(20〜25℃)、暗条件(遮光)および明条件(紫外線強度約1mW/cm2の光照射下)で保存し、24時間後のSET−A濃度を測定し、分解率を算出した。
(2)試験方法
A.標準原液の調製
SET―A標準品[TOXIN TECHNOLOGY]を0.5%ウシ血清アルブミン含有1%塩化ナトリウム溶液で溶解し、5μm/mLの標準原液を調製した。
B.検量線用標準溶液
標準原液をVIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]付属の緩衝液で希釈し、0.2、0.5および1ng/mLの標準溶液を調製した。
A.標準原液の調製
SET―A標準品[TOXIN TECHNOLOGY]を0.5%ウシ血清アルブミン含有1%塩化ナトリウム溶液で溶解し、5μm/mLの標準原液を調製した。
B.検量線用標準溶液
標準原液をVIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]付属の緩衝液で希釈し、0.2、0.5および1ng/mLの標準溶液を調製した。
C.試料の調製
フィルタを50mm×50mmの大きさに切断し、約1cmの距離からブラックライトを24時間照射したものを試料とした。
D.試験操作
試料をプラスチックシャーレに入れ、SET―A標準原液0.4mLを接種した。これらを室温(20〜25℃)、遮光および紫外線強度約1mW/cm2の光照射下(ブラックライト、FL20S BL−B 20 W、2本平行)で保存した。
フィルタを50mm×50mmの大きさに切断し、約1cmの距離からブラックライトを24時間照射したものを試料とした。
D.試験操作
試料をプラスチックシャーレに入れ、SET―A標準原液0.4mLを接種した。これらを室温(20〜25℃)、遮光および紫外線強度約1mW/cm2の光照射下(ブラックライト、FL20S BL−B 20 W、2本平行)で保存した。
保存24時間後にVIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]付属の緩衝液10mLで試料からSET−Aを洗い出し試料溶液とした。
なお、試料を入れないプラスチックシャーレにSET−A標準原液0.4mLを接種して直ちにVIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]付属の緩衝液10mLを加えたものを対照とした。
なお、試料を入れないプラスチックシャーレにSET−A標準原液0.4mLを接種して直ちにVIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]付属の緩衝液10mLを加えたものを対照とした。
E.検量線の作成
検量線用標準溶液について、VIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]を用いたELISA法で測定し、標準溶液の濃度と蛍光強度から検量線を作成した。
F.SET―A濃度の測定および分解率の算出
試料溶液について、VIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]を用いたELISA法で蛍光強度を測定し、E.で作成した検量線からSET−A濃度を求め、次式により分解率を算出した。
検量線用標準溶液について、VIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]を用いたELISA法で測定し、標準溶液の濃度と蛍光強度から検量線を作成した。
F.SET―A濃度の測定および分解率の算出
試料溶液について、VIDAX Staph enterotoxin(SET)[bioMerieux]を用いたELISA法で蛍光強度を測定し、E.で作成した検量線からSET−A濃度を求め、次式により分解率を算出した。
分解率(%)=(対照の測定値−試料溶液の測定値)/対照の測定値×100
[空気調和機の特徴]
(1)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが、紫色LED61,62,63,64,65により臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を分解、死滅、または不活化させる。一般に、LED61,62,63,64,65は、紫外線ランプと比較するとかなり小型であり、空気調和機1の室内機2の要素部品間の隙間に挿入できる。したがって、この空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトなどの光半導体触媒の利用場所の制限をなくすことができる。また、紫外線ランプに水銀が使用されているのに対して、LED61,62,63,64,65には、水銀が使用されていない。したがって、地球環境保護に貢献することができる。さらに、LED61,62,63,64,65の消費電力は、紫外線ランプの消費電力よりも小さい。したがって、省エネルギーにも貢献することができる。
[空気調和機の特徴]
(1)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが、紫色LED61,62,63,64,65により臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を分解、死滅、または不活化させる。一般に、LED61,62,63,64,65は、紫外線ランプと比較するとかなり小型であり、空気調和機1の室内機2の要素部品間の隙間に挿入できる。したがって、この空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトなどの光半導体触媒の利用場所の制限をなくすことができる。また、紫外線ランプに水銀が使用されているのに対して、LED61,62,63,64,65には、水銀が使用されていない。したがって、地球環境保護に貢献することができる。さらに、LED61,62,63,64,65の消費電力は、紫外線ランプの消費電力よりも小さい。したがって、省エネルギーにも貢献することができる。
(2)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、中心波長が380nmにある紫色LED61,62,63,64,65が、配置される。このため、この空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトを十分に活性させることができる。
(3)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、光触媒フィルタ52がチタンアパタイトを担持し、紫色LED61が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置される。このため、この空気調和機1の室内機2では、光触媒フィルタ52の光触媒機能を活性化することができる。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、中心波長が380nmにある紫色LED61,62,63,64,65が、配置される。このため、この空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトを十分に活性させることができる。
(3)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、光触媒フィルタ52がチタンアパタイトを担持し、紫色LED61が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置される。このため、この空気調和機1の室内機2では、光触媒フィルタ52の光触媒機能を活性化することができる。
(4)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが室内熱交換器20に担持され、紫色LED62,63,64,65が室内熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側の両側に配置される。このため、この空気調和機1の室内機2では、室内熱交換器20を清潔に保つことができる。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが室内熱交換器20に担持され、紫色LED62,63,64,65が室内熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側の両側に配置される。このため、この空気調和機1の室内機2では、室内熱交換器20を清潔に保つことができる。
(5)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、光半導体触媒としてチタンアパタイトが、選択されている。このため、この空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが、積極的に臭気分子、菌、およびウィルスなどを吸着し、二酸化チタンなどよりも高効率に臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、光半導体触媒としてチタンアパタイトが、選択されている。このため、この空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが、積極的に臭気分子、菌、およびウィルスなどを吸着し、二酸化チタンなどよりも高効率に臭気分子、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
(6)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、クロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253が、チタンアパタイトが配合された樹脂により成型されている。また、そのチタンアパタイトの一部は、樹脂表面に露出している。そして、このチタンアパタイトは、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を特異的に吸着し、紫色LED61,62,63,64,65や外光によって臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を強力に酸化分解して無害化することができる。このため、この空気調和機1の室内機2は、従来の吸着能力に劣る二酸化チタンが配合された空気調和機よりも優れたセルフクリーニング性を発揮することができる。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、クロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253が、チタンアパタイトが配合された樹脂により成型されている。また、そのチタンアパタイトの一部は、樹脂表面に露出している。そして、このチタンアパタイトは、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を特異的に吸着し、紫色LED61,62,63,64,65や外光によって臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を強力に酸化分解して無害化することができる。このため、この空気調和機1の室内機2は、従来の吸着能力に劣る二酸化チタンが配合された空気調和機よりも優れたセルフクリーニング性を発揮することができる。
(7)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが、樹脂成形体21,25a,26a,253に配合されている。従来、二酸化チタンなどの光半導体触媒はコーティングされることが多かった。しかし、光半導体触媒をコーティングするためには製造工程を増やさざるを得ないため、製造コストがかさむという問題があった。しかし、ここでは、光触媒機能を有するチタンアパタイトが樹脂成形体に配合されている。このため、樹脂成型工程後に製造工程を追加する必要がない。したがって、製造コストをできるだけ低く抑えることができる。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが、樹脂成形体21,25a,26a,253に配合されている。従来、二酸化チタンなどの光半導体触媒はコーティングされることが多かった。しかし、光半導体触媒をコーティングするためには製造工程を増やさざるを得ないため、製造コストがかさむという問題があった。しかし、ここでは、光触媒機能を有するチタンアパタイトが樹脂成形体に配合されている。このため、樹脂成型工程後に製造工程を追加する必要がない。したがって、製造コストをできるだけ低く抑えることができる。
[変形例]
(A)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、紫色LED61が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置されたが、これに代えて、図6に示すように、紫色LED66が光触媒フィルタ52の空気流れ方向下流側に配置されてもかまわない。このようにすれば、紫色LED66は、浄化前の空気に接しない。したがって、この空気調和機1の室内機2では、紫色LED66は、ほとんど汚れることなく、長期に渡って光触媒フィルタ52に一定量の紫外線を照射することができる。
(A)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、紫色LED61が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置されたが、これに代えて、図6に示すように、紫色LED66が光触媒フィルタ52の空気流れ方向下流側に配置されてもかまわない。このようにすれば、紫色LED66は、浄化前の空気に接しない。したがって、この空気調和機1の室内機2では、紫色LED66は、ほとんど汚れることなく、長期に渡って光触媒フィルタ52に一定量の紫外線を照射することができる。
(B)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、紫色LED61が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置されたが、これに代えて、図7に示すように、紫色LED61,66が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側および下流側の両側に配置されてもかまわない。このようにすれば、この空気調和機1の室内機2では、高効率に塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、紫色LED61が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置されたが、これに代えて、図7に示すように、紫色LED61,66が光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側および下流側の両側に配置されてもかまわない。このようにすれば、この空気調和機1の室内機2では、高効率に塵埃、菌、およびウィルスなどを分解、死滅、あるいは不活化することができる。
(C)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが室内熱交換器20に担持され、紫色LED62,63,64,65が室内熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側の両側に配置されたが、紫色LED62,63,64,65が、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側のいずれかに配置されてもかまわない。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、チタンアパタイトが室内熱交換器20に担持され、紫色LED62,63,64,65が室内熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側の両側に配置されたが、紫色LED62,63,64,65が、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側および下流側のいずれかに配置されてもかまわない。
(D)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、室内熱交換器20の空気流れ方向下流側に紫色LED63,64が配置されたが、これに代えて、図8に示すように、クロスフローファン21に紫色LED66を設けてもよい。このようにすれば、クロスフローファン21の回転時に、室内熱交換器20の空気流れ方向下流側のほぼ全面に紫外線を供給できると同時に、さらにスクロール24にも紫外線を供給することができる。このため、少数の紫色LED66で効率的に広範囲に存在するチタンアパタイトを活性化することができる。なお、この紫色LED66は、電線70およびブラシ71を介して電源に接続されている。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、室内熱交換器20の空気流れ方向下流側に紫色LED63,64が配置されたが、これに代えて、図8に示すように、クロスフローファン21に紫色LED66を設けてもよい。このようにすれば、クロスフローファン21の回転時に、室内熱交換器20の空気流れ方向下流側のほぼ全面に紫外線を供給できると同時に、さらにスクロール24にも紫外線を供給することができる。このため、少数の紫色LED66で効率的に広範囲に存在するチタンアパタイトを活性化することができる。なお、この紫色LED66は、電線70およびブラシ71を介して電源に接続されている。
また、ここで、図8に示すように、背面側のスクロール24にミラー75が設けられてもよい。このようにすれば、前面側のスクロール24にも紫外線を供給することができる。
(E)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、クロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、フラップ253、および室内熱交換器20にチタンアパタイトが担持またはコーティングされていたが、これに代えて、これらの部材・部品20,21,25a,26a,253に、二酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化タングステン、および酸化鉄などに代表される金属酸化物、C60などのフラーレンに代表される炭素系の光半導体触媒、遷移金属からなるナイトライド、オキシナイトライドなどが担持またはコーティングされてもかまわない。また、さらにカルシウムヒドロキシアパタイトなどのアパタイトを担持させてもかまわない。
(E)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、クロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、フラップ253、および室内熱交換器20にチタンアパタイトが担持またはコーティングされていたが、これに代えて、これらの部材・部品20,21,25a,26a,253に、二酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化タングステン、および酸化鉄などに代表される金属酸化物、C60などのフラーレンに代表される炭素系の光半導体触媒、遷移金属からなるナイトライド、オキシナイトライドなどが担持またはコーティングされてもかまわない。また、さらにカルシウムヒドロキシアパタイトなどのアパタイトを担持させてもかまわない。
(F)
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、背面側のスクロール24にミラー75が設けられたが、これに代えて、クロスフローファン21にミラー75が設けられてもよい。このようにすれば、この空気調和機1の室内機2では、広範囲にチタンアパタイトを利用することができる。また、クロスフローファン21の羽根をミラーとしてもよい。
第1実施形態に係る空気調和機1の室内機2では、背面側のスクロール24にミラー75が設けられたが、これに代えて、クロスフローファン21にミラー75が設けられてもよい。このようにすれば、この空気調和機1の室内機2では、広範囲にチタンアパタイトを利用することができる。また、クロスフローファン21の羽根をミラーとしてもよい。
(G)
第1実施形態に係る空気調和機1では、チタンアパタイトがクロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253などの樹脂成形体に配合されていたが、チタンアパタイトがそれらの樹脂成形体にコーティングされていてもよい。また、チタンアパタイトと従来の光半導体触媒との混合物がそれらの樹脂成形体にコーティングされてもよい。
第1実施形態に係る空気調和機1では、チタンアパタイトがクロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253などの樹脂成形体に配合されていたが、チタンアパタイトがそれらの樹脂成形体にコーティングされていてもよい。また、チタンアパタイトと従来の光半導体触媒との混合物がそれらの樹脂成形体にコーティングされてもよい。
(H)
第1実施形態に係る空気調和機1では、通常の紫色LED61を光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置したが、これに代えて、ケーシングに防汚加工を施した紫色LEDを光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置してもかまわない。なお、ケーシングに防汚加工を施す方法としては、ケーシングを形成する樹脂に光半導体触媒を配合したりケーシングの外表面に光半導体触媒をコーティングしたりする方法などが考えられる。このようにすれば、紫色LEDを光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置しても、紫色LEDが汚れることがない。したがって、この防汚加工された紫色LEDは、長期に渡って光触媒フィルタ52に一定量の紫外線を照射することができる。
第1実施形態に係る空気調和機1では、通常の紫色LED61を光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置したが、これに代えて、ケーシングに防汚加工を施した紫色LEDを光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置してもかまわない。なお、ケーシングに防汚加工を施す方法としては、ケーシングを形成する樹脂に光半導体触媒を配合したりケーシングの外表面に光半導体触媒をコーティングしたりする方法などが考えられる。このようにすれば、紫色LEDを光触媒フィルタ52の空気流れ方向上流側に配置しても、紫色LEDが汚れることがない。したがって、この防汚加工された紫色LEDは、長期に渡って光触媒フィルタ52に一定量の紫外線を照射することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る空気調和機の室内機2の側面断面図を図9に示す。
[空気調和機のセルフクリーニング機能]
この空気調和機1の室内機2を構成する部材であるクロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253は樹脂成形体であり、この樹脂には、チタンアパタイトが配合されている。また、そのチタンアパタイトの一部は、樹脂表面に露出している。また、室内熱交換器20はアルミニウムなどの金属体であり、その表面にはチタンアパタイトがコーティングされている。
本発明の第2実施形態に係る空気調和機の室内機2の側面断面図を図9に示す。
[空気調和機のセルフクリーニング機能]
この空気調和機1の室内機2を構成する部材であるクロスフローファン21、前面グリル25a(吸込み口251、吹出し口252、スクロール24、およびドレンパン29a,29bを含む)、フロントパネル26a、およびフラップ253は樹脂成形体であり、この樹脂には、チタンアパタイトが配合されている。また、そのチタンアパタイトの一部は、樹脂表面に露出している。また、室内熱交換器20はアルミニウムなどの金属体であり、その表面にはチタンアパタイトがコーティングされている。
上述したように、これらのチタンアパタイトは、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を特異的に吸着する。そして、これらのチタンアパタイトは、室内熱交換器20とクロスフローファン21との間に配置される紫外線ランプ60によって、強力な酸化力を発揮し、臭気成分や有害ガス、菌、ウィルス等を分解して無害化することができる。なお、この室内機2には、紫外線ランプ60から発せられる紫外線を反射するためのミラー81a,81bが、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側に設けられる。
[空気調和機の特徴]
第2実施形態に係る空気調和機の室内機2では、紫外線ランプ60から発せられる紫外線を反射するためのミラー81a,81bが、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側に設けられる。このため、この室内機30では、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側の面にも紫外線を供給することができる。
第2実施形態に係る空気調和機の室内機2では、紫外線ランプ60から発せられる紫外線を反射するためのミラー81a,81bが、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側に設けられる。このため、この室内機30では、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側の面にも紫外線を供給することができる。
[変形例]
第2実施形態に係る空気調和機1では、ミラー81a,81bが、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側に設けられたが、これに代えて、ミラーが、室内熱交換器20のフィンとして取り付けられてもよい。このようにすれば、紫外線が乱反射し、さらに広範囲に紫外線を供給することができる。
第2実施形態に係る空気調和機1では、ミラー81a,81bが、室内熱交換器20の空気流れ方向上流側に設けられたが、これに代えて、ミラーが、室内熱交換器20のフィンとして取り付けられてもよい。このようにすれば、紫外線が乱反射し、さらに広範囲に紫外線を供給することができる。
本発明に係る空気調和機の室内機は、光半導体触媒の利用場所の制限をなくすことができ、要素部品がコンパクトに配置されている他の設備機器にも適用することができる。
2 室内機
20 室内熱交換器
21 クロスフローファン
61,62,63,64,65,66
LED
52 光触媒フィルタ(エアフィルタ)
60 紫外線ランプ(光源)
75,81a,81b ミラー(反射部)
20 室内熱交換器
21 クロスフローファン
61,62,63,64,65,66
LED
52 光触媒フィルタ(エアフィルタ)
60 紫外線ランプ(光源)
75,81a,81b ミラー(反射部)
Claims (14)
- 空気を調和する空気調和機の室内機(2)であって、
所定の波長領域の光が照射されることにより前記空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活化させる浮遊物分解等部と、
前記光を発するLED(61,62,63,64,65,66)と、
を備える、空気調和機の室内機(2)。 - 前記波長領域は、300ナノメートルから400ナノメートルである、
請求項1に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気をろ過するエアフィルタ(52)をさらに備え、
前記浮遊物分解等部は、前記エアフィルタ(52)に担持され、
前記LED(61,62,63,64,65,66)は、前記エアフィルタ(52)の空気流れ方向下流側に配置される、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気をろ過するエアフィルタ(52)をさらに備え、
前記浮遊物分解等部は、前記エアフィルタ(52)に担持され、
前記LED(61,62,63,64,65,66)は、前記エアフィルタ(52)の空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の両側に配置される、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気と熱交換する熱交換器(20)をさらに備え、
前記浮遊物分解等部は、前記熱交換器(20)に担持され、
前記LED(61,62,63,64,65,66)は、前記熱交換器(20)の空気流れ方向上流側および空気流れ方向下流側の少なくとも一方に配置される、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気と熱交換する熱交換器(20)をさらに備え、
前記浮遊物分解等部は、前記熱交換器(20)に担持され、
前記LED(61,62,63,64,65,66)は、前記熱交換器(20)の空気流れ方向下流側に配置される、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記所定の波長領域の光を反射する反射部(75)をさらに備える、
請求項1から6のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気を吸い込むための羽根車(21)をさらに備え、
前記反射部(81a,81b)は、前記羽根車に設けられる、
請求項7に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気を吸い込むための羽根車(21)をさらに備え、
前記LED(61,62,63,64,65,66)は、前記羽根車に設けられる、
請求項1から6のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記浮遊物分解等部は、光半導体触媒を含む、
請求項1から9のいずれかに記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記浮遊物分解等部は、アパタイトをさらに含む、
請求項10に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 前記アパタイトは、光触媒機能を有するアパタイトである、
請求項11に記載の空気調和機の室内機(2)。 - 空気を調和する空気調和機の室内機(2)であって、
所定の波長領域の光を発する光源(60)と、
前記光を反射する反射部(81a,81b)と、
前記反射部(81a,81b)により反射された前記光が照射されることにより前記空気に浮遊する浮遊物を分解、死滅、または不活させる浮遊物分解等部と、
を備える、空気調和機の室内機(2)。 - 前記空気と熱交換を行う熱交換器(20)をさらに備え、
前記反射部(81a,81b)は、前記熱交換器(20)のフィンとして取り付けられる、
請求項13に記載の空気調和機の室内機(2)。
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