JP2005299474A - 排気ガス浄化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 内燃機関の排気ガス中の粒子状物質を捕集除去するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)装置を備えた排気ガス浄化システムにおいて、DPF装置に流入する排気ガス温度を高温にして、効率よくDPFの再生を行うことができる排気ガス浄化システムを提供する。
【解決手段】 内燃機関の排気ガス通路2に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するDPF装置3を備えた排気ガス浄化システム1において、該DPF装置3の上流側の排気ガス通路2uに熱交換手段4を設け、該熱交換手段4に、前記DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部Gdbを供給し、前記DPF装置3の上流側の排気ガスGuを加熱するように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 内燃機関の排気ガス通路2に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するDPF装置3を備えた排気ガス浄化システム1において、該DPF装置3の上流側の排気ガス通路2uに熱交換手段4を設け、該熱交換手段4に、前記DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部Gdbを供給し、前記DPF装置3の上流側の排気ガスGuを加熱するように構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気ガス中から粒子状物質を除去するためのディーゼルパティキュレートフィルタを備えた排気ガス浄化システムに関するものである。
ディーゼル内燃機関から排出される粒子状物質(PM:パティキュレート・マター:以下PMとする)の排出量は、NOx,COそしてHC等と共に年々規制が強化されてきており、このPMをディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter :以下DPFとする)と呼ばれるフィルタで捕集して、外部へ排出されるPMの量を低減する技術が開発されている。
このPMを捕集するDPFにはセラミック製のモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタや、セラミックや金属を繊維状にした繊維型タイプのフィルタ等があり、これらのDPFを用いた排気ガス浄化システムは、他の排気ガス浄化システムと同様に、内燃機関の排気通路の途中に設置され、内燃機関で発生する排気ガスを浄化して排出している。
これらのDPF装置に、DPFの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置や、触媒付きフィルタに担持させた触媒の作用によってPMの燃焼温度を低下させ、排気ガスによってPMを焼却する連続再生型DPF装置等がある。
この上流側酸化触媒の連続再生型DPF装置は、NO2 (二酸化窒素)によるPMの酸化が、排気ガス中の酸素によりPMを酸化することにより、低温で行われることを利用したもので、酸化触媒とフィルタとから構成され、この上流側の白金等を担持した酸化触媒により、排気ガス中のNO(一酸化窒素)を酸化してNO2 にして、このNO2 で、下流側のフィルタに捕集されたPMを酸化してCO2 (二酸化炭素)とし、PMを除去している。
また、触媒付きフィルタの連続再生型DPF装置は、酸化セリウム(CeO2 )等のPM酸化触媒を有する触媒付きフィルタで構成され、低温域(300℃〜600℃程度)では、触媒付きフィルタにおける排気ガス中のO2 (酸素)を使用した反応(4CeO2 +C→2Ce2 O3 +CO2 ,2Ce2 O3 +O2 →4CeO2 等)によりPMを酸化し、PMが排気ガス中のO2 で燃焼する温度より高い高温域(600℃程度以上)では、排気ガス中のO2 によりPMを酸化している。
そして、この触媒付きフィルタの連続再生型DPF装置等でも、上流側に酸化触媒を設けて、排気ガス中の未燃HCやCOの酸化により、これらの大気中への放出を防止しながら、排気ガス温度を上昇させて、PMの酸化除去を促進することが行われている。
しかしながら、これらの連続再生型DPFにおいても、排気ガス温度が350℃以上の時には、このDPFに捕集されたPMは連続的に燃焼して浄化され、DPFは自己再生するが、排気温度が低い場合やNOの排出が少ない内燃機関の運転状態、例えば、内燃機関のアイドル運転や低負荷・低速度運転等の低排気温度状態が継続した場合においては、排気ガス温度が低く触媒の温度が低下して活性化しないため、酸化反応が促進されず、また、NOが不足するので、上記の反応が生ぜず、PMを酸化してフィルタを再生できないため、PMのフィルタへの堆積が継続されて、フィルタの目詰まりが進行する。そのため、このフィルタの目詰まりによる排圧上昇の問題が生じる。このフィルタの目詰まりに対して、この目詰まりが所定の目詰まり量を超えた時に排気温度を強制的に昇温させて捕集されているPMを強制的に燃焼除去することが考えられている。
このフィルタの目詰まりの検出手段としては、フィルタの前後差圧で検出する方法を用いることが多く、DPFの上・下流の排気管にそれぞれ圧力導入管を接続し、この圧力導入管の一端側に圧力センサを設けて圧力を測定したり、捕集フィルタの上流側と下流側の間に、差圧検出器(差圧センサ)を設けて差圧を検出したりしている。
また、排気温度の強制的な昇温手段としては、筒内(シリンダ内)噴射における噴射制御による方法や排気管内への直接燃料噴射における燃料制御による方法がある。この筒内噴射制御は、排気温度がDPFの上流に設けた酸化触媒又はDPFのフィルタに担持された酸化触媒の活性温度よりも低い場合に、マルチ噴射(多段噴射)を行って排気ガスを昇温し、酸化触媒の活性温度よりも上昇したらポスト噴射(後噴射)を行って、排気ガス中の燃料を酸化触媒で燃焼して排気ガスをDPFに捕集されたPMが燃焼する温度以上に昇温して、DPFに捕集されたPMを燃焼除去してDPFを再生させる。
通常、これらの連続再生型DPFでは、このPMの蓄積量が予め設定したPMの蓄積限界値に到達した時に、自動的に、内燃機関の運転状態を強制再生モード運転に変更して排気温度を強制的に上昇させたり、NOやNO2 の量を増加させたりして、フィルタに捕集されたPMを酸化して除去して再生する処理、即ち、DPF再生制御を行っている。
一方、エンジン直後の排気ガス温度は比較的高いにもかかわらず、図2に示すように、従来技術における連続再生型DPF装置3を備えた排気ガス浄化システム1X等においては、通常はDPF装置3の上流側の排気ガス通路2uに関して何らの保温対策も施されず、大気に開放した状態にしているので、排気ガスGuは排気パイプ2を通ってくる間に冷却され、DPF装置3に到達するまでには冷却されて低温になってしまうという問題がある。
この排気パイプは車両にもよるが、長さが2.5m〜3mにもなるので、保温して排気ガスの冷却を防止する試みもあるが、この長い排気パイプを断熱パイプにするために家庭用の魔法瓶のような構造にしたり、断熱材を排気パイプ全体に巻き付けたりすると工数の増加やコストの増加を招くことになるという問題があり、また、単なる保温だけでは排気ガスの温度維持効果は小さいという問題もある。
一方、フィルタを通過した排ガスをボルテックス効果を応用して排気ガスから高温ガスと低温ガスに分離し、分離した高温ガスを再度フィルタに還流して、フィルタを加熱し、すすを完全に燃焼させるDPF装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このDPF装置の場合にはボルテックス効果発生手段が必要となり、また、排気ガスの一部である高温ガスをフィルタに循環させるため、フィルタを通過する排気ガス量が増加するので、フィルタの容量を大きくしなければならないという問題が発生する。
また、触媒にバイパス通路を設けて低温時に触媒を通過させ、高温時にサルファの析出を防止するためにバイパス通路を通過させるNOx触媒コンバーターにおいて、バイパス通路を触媒通路に隣接して設け、排気ガスが高温時には触媒を暖めておき、排気ガスが低温になったときでも暖められた触媒により排気ガス中のNOxを効率よく還元できる装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、このNOx触媒コンバーターにおける排気ガスの熱利用では触媒を暖める時には排気ガスがこの触媒では浄化されないという問題や、エンジンから排出された排気ガスであるため温度も低下し、暖機効果も比較的小さいという問題がある。
特開2002−147220号公報
特開平11−117729号公報
本発明の目的は、上記の問題を解決するためになされたものであり、内燃機関の排気ガス中の粒子状物質を捕集除去するDPF装置を備えた排気ガス浄化システムにおいて、DPF装置の下流側の排気ガスの熱を利用して、DPF装置の上流側の排気ガスを加熱することにより、DPF装置に流入する排気ガスを高温にして、効率よくDPFの再生を行うことができる排気ガス浄化システムを提供することにある。
更なる目的は、温度センサを併用することにより、DPF装置に流入する排気ガス温度を好ましい状態に維持できる排気ガス浄化システムを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の排気ガス浄化システムは、内燃機関の排気ガス通路に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)装置を備えた排気ガス浄化システムにおいて、該DPF装置の上流側の排気ガス通路に熱交換手段を設け、該熱交換手段に、前記DPF装置の下流側の排気ガスの全部又は一部を供給し、前記DPF装置の上流側の排気ガスを加熱するように構成する。
この構成によれば、DPF装置の下流側の排気ガスの熱を利用してDPF装置に流入する排気ガスを加熱できるので、DPF装置に流入する排気ガスの温度を上昇させて、連続再生型DPF装置の場合には酸化触媒やPM酸化触媒等を活性化して排気ガス及びDPFの温度を上昇してPMの酸化除去を促進できる。更に、連続再生型DPF装置でない、DPFのみからなるDPF装置の場合においても、DPFの温度を上昇させることができ、PMの燃焼除去効率を向上させることができる。
特に、シリンダ内へのポスト噴射や排気ガス通路内への直接燃料噴射等によって排気ガス中に添加された未燃燃料の酸化により排気昇温を行うDPF再生制御時等では、この酸化により排気ガス温度が上昇し、また、DPFに蓄積されたPMが燃焼して更に昇温するので、DPF装置の下流側の排気ガスの熱を利用する効果は著しく大きくなる。
従って、DPF再生制御のために必要な燃料量を減少することができ、燃費の悪化を抑制できる。しかも、下流側の排気ガスを上流側の排気ガスに混入しないので、DPF装置の容量の増加を必要としない。その上、排気ガスそのものを温めるのでDPF全体を均一に暖めることができ、局所的な温度上昇を抑制できるので、DPFの溶損防止効果もある。
そして、前記熱交換手段を前記DPF装置の上流側の排気ガス通路の少なくとも一部を覆う加熱用排気ガス通路を設けて構成し、該加熱用排気ガス通路に連結する第2排気ガス通路を、前記DPF装置の下流側の排気ガス通路に接続し、前記DPF装置の下流側の排気ガスの全部又は一部を前記加熱用排気ガス通路に供給するように構成する。
この構成によれば、排気ガス通路の周囲に加熱用排気ガス通路を設けるという比較的単純な構成であるので、二重管構造等で容易に実施できる。また、排気ガス通路の少なくとも一部を覆うことにより、加熱用排気ガス通路に排気ガスを流通させていない時でも排気ガス通路を保温する効果が生じる。
なお、この熱交換手段としては、二重管構造の他にも、通常のEGRクーラーやインタークーラー等の熱交換器の構造や加熱用排気ガス用パイプを排ガス通路の外周にらせん状に巻き付けた構造その他を採用することができる。また、熱媒体を用いて、この熱媒体をDPFの下流側の排気ガス通路の表面と上流側の排気ガス通路の表面との間を循環させて熱交換する構造等も採用することができる。
更に、上記の排気ガス浄化システムにおいて、前記排気ガス通路に温度センサを設けると共に、前記第2排気ガス通路への排気ガスの流入を制御する排気ガス制御手段を設け、前記温度センサの検出温度が所定の判定温度よりも低くなった時に、前記排気ガス制御手段により、前記DPF装置の下流側の排気ガスの全部又は一部を前記加熱用排気ガス通路に供給するように構成する。
この温度センサが測定する温度の対象としては、DPF装置の下流側の排気ガスの温度やDPF装置の上流側の排気ガスの温度、酸化触媒の温度、DPFの温度等を用いることができる。また、所定の判定温度は、通常運転時とDPF再生制御時とで異なった温度であってもよく、DPF装置で使用する触媒の経時変化等に対応して変化する値であってもよい。
この構成によれば、温度センサの検出温度が所定の判定温度よりも低い時だけDPF装置の下流側の排気ガス(加熱用排気ガス)を加熱用排気ガス通路に導入するので、効率よくDPFに捕集されたPMを燃焼除去できる。
つまり、DPFの温度が下がってきてPMが完全燃焼できないことが予想される場合においても、DPF装置を通過した排気ガスを上流側の排気ガス通路の外周部に設けられた加熱用排気ガス通路に導入して排気ガス通路を暖めるようにしたのでDPF装置に入る排気ガス温度を短時間で上昇させることができるようになり、PMを完全燃焼できるようになる。
また、DPF装置に流入する排気ガスの過大な温度上昇を防止できるので、過大な排気昇温に起因する連続再生型DPF装置の酸化触媒の劣化やDPFに捕集されたPMの急激な燃焼によるDPFの溶損を防止できる。
また、上記の排気ガス浄化システムにおいて、前記排気ガス通路に温度センサを設けると共に、前記第2排気ガス通路への排気ガスの流入を制御する排気ガス制御手段を設け、前記温度センサの検出温度に基づいて、前記排気ガス制御手段により、前記加熱用排気ガス通路に供給する排気ガスの流量を調整するように構成する。
この構成によれば、熱用排気ガス通路に供給する排気ガスの流量を調整することにより、きめ細かく上流側の排気ガスの加熱を調整できるので、DPFの溶損を防止しながら、より適した温度状態でPMの燃焼除去を行うことができる。
そして、上記の排気ガス浄化システムは、前記DPF装置が、DPFの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置、DPFに酸化触媒を担持させた連続再生型DPF装置、DPFに触媒を担持させると共に該DPFの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置のいずれか一つ又はその組み合わせである場合に特にその効果を発揮する。
上記の排気ガス浄化システムは、DPF単独のDPF装置においても、流入する排気ガス温度を昇温できるので、PM除去率を向上できるが、特に連続再生型DPF装置の場合は、このDPF装置に流入する排気ガスの温度を昇温すると、強制的に排気ガス温度を上昇する再生制御を行わなくてもPMを燃焼除去できる範囲が著しく拡大するので、その効果が大きい。
また、排気ガス温度が低いエンジンの運転状態が多く、DPF装置の温度が上がり難い路線バスや配送車等に装着した排気ガス浄化システムおいてより効果が大きい。
本発明の排気ガス浄化システムによれば、DPF装置の下流側の排気ガスの熱を利用してDPF装置に流入する排気ガスを加熱して、DPF装置に流入する排気ガスの温度を上昇させることができるので、強制的に排気ガス温度を上昇する再生制御を行わなくてもPMを燃焼除去できる内燃機関の運転範囲を著しく拡大でき、PMの燃焼除去効率を著しく向上させることができる。そのため、DPFを再生するため再生制御の頻度を非常に少なくでき、燃費の悪化やDPF再生制御に伴うトルク変動等を減少できる。
また、強制的に排気ガス温度を昇温させるDPF再生制御時においても、排気ガス中の未燃燃料やPMの燃焼によって発生する熱を、流入する排気ガスの温度上昇に利用できるので、流入する排気ガスの温度を効率良く短時間で上昇できる。従って、DPFの再生のために必要とする熱エネルギー量を減少することができ、燃費の悪化を抑制できる。しかも、下流側の排気ガスを上流側の排気ガスに混入しないので、DPF装置の容量の増加を必要としない。
更に、排気ガスの温度が所定の判定温度よりも低くなった時に、加熱用排気ガスを供給するように構成すると、効率よくDPFに捕集されたPMを燃焼除去でき、DPF装置に流入する排気ガスの過大な温度上昇によって発生する可能性のある連続再生型DPF装置の酸化触媒等の劣化やDPFに捕集されたPMの急激な燃焼によるDPFの溶損を防止できる。
以下、本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化システムについて、酸化触媒と触媒付きフィルタの組合せで構成される連続再生型DPF装置を備えた排気ガス浄化システムを例にして、図面を参照しながら説明する。
図1に、この実施の形態の内燃機関の排気ガス浄化システム1の構成を示す。この排気ガス浄化システム1は、ディーゼルエンジン等の内燃機関(図示しない)の排気パイプ(排気ガス通路)2の途中に連続再生型DPF装置3を設けて構成されている。この連続再生型DPF装置3は、上流側に酸化触媒3aを下流側に触媒付きフィルタ(DPF)3bをケース3c内に有して構成され、内部に排気ガスGuを通過させることにより、内燃機関の排気ガス中の粒子状物質(パティキュレート:PM)を捕集して排気ガスGuを浄化する。
この酸化触媒3aは、多孔質のセラミックのハニカム構造等の担持体に、白金(Pt)等の貴金属触媒からなる酸化触媒を担持させて形成され、触媒付きフィルタ3bは、多孔質のセラミックのハニカムのチャンネルの入口と出口を交互に目封じしたモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタや、アルミナ等の無機繊維をランダムに積層したフェルト状のフィルタ等で形成される。このフィルタの部分に白金等の酸化触媒や酸化セリウム等のPM酸化触媒等を担持する。
この触媒付きフィルタ3bに、モノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタを採用した場合には、排気ガスGu中のPM(粒子状物質)は多孔質のセラミックの壁で捕集(トラップ)され、繊維型フィルタタイプを採用した場合には、フィルタの無機繊維でPMを捕集する。
そして、本発明においては、連続再生型DPF装置3の上流側の排気パイプ(排気ガス通路)2uの周囲を囲んで出口(排気孔)4aを持つ大径管である加熱用排気ガス用パイプ4を設けて、排気パイプ2uの壁と加熱用排気ガス用パイプ4の壁と間に排気ガスGdbが通過する空間をもつ二重管構造とし、排気ガス通路2uを覆う加熱用排気ガス通路5を形成する。
図1の二重管構造では、排気パイプ2uの壁と加熱用排気ガス用パイプ4の壁と間に管軸方向に延びる仕切り(図示しない)を設けて、二通路に区分し、排気ガスGdbを入口4bから第1通路5aを通り二重管の先端側(エンジン側)4cに導き、次に二重管の先端側4dから第2通路5bを通って出口4aから排出するように構成されている。この出口4aから排出される排気ガスGdbは、既に連続再生型DPF装置3で浄化されているので、PMの大気中の排出は生じない。なお、出口4aを二重管の先端側に設けることができる場合には、この仕切りは整流効果を期待しない場合は不要となる。
更に、この熱交換手段となる二重管構造部分の加熱用排気ガス通路5に連結する第2排気パイプ(第2排気ガス通路)6を、連続再生型DPF装置3の下流側の排気パイプ(排気ガス通路)2dに接続し、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部Gdbを供給して、連続再生型DPF装置3の上流側の排気ガスGuを加熱するように構成する。
そして、この下流側の排気パイプ2dと第2排気パイプ6との分岐部分に排気ガス制御手段となる制御バルブ7を設け、下流側の排気パイプ2dに設けた排気温度センサ(温度感知手段)8の検出値に基づいて、この制御バルブ7を制御することにより、第2排気パイプ6への排気ガスGdbの流入のON/OFF(流入/閉止)及び流入量を制御する。
この流入の制御は、エンジンの運転の全般的な制御を行うと共に、連続再生型DPF装置3の再生制御も行う制御装置(ECU:エンジンコントロールユニット)20によって行われる。この制御装置20で排気温度センサ8の出力値を入力し、排気温度センサ8の検出温度Tdが予め設定した所定の判定温度(設定温度)T0よりも低くなった時に、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部を第2排気パイプ6に供給するように制御バルブ7を制御する。更に、この検出温度Tdに基づいて、制御バルブ7を制御して、加熱用排気ガス通路5に供給する排気ガスGdbの流量を調整する。
また、触媒付きフィルタ3bの再生制御用に、触媒付きフィルタ3bのPMの堆積量を推定するための差圧センサ12が、連続再生型DPF装置3の前後に接続された圧力取り出し配管11に設けられ、また、入口側排気温度センサ13も設けられる。
この構成によれば、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdbの熱を利用して連続再生型DPF装置3に流入する排気ガスGuを加熱できるので、排気ガスGuの温度を上昇させて、酸化触媒3a及び触媒付きフィルタ3bが担持したPM酸化触媒を活性化でき、PMの酸化除去を促進できる。
そして、通常運転により連続再生型DPF装置3で排気ガスGu中のPMを捕集している場合においては、排気温度センサ8の検出温度Tdが予め設定した所定の第1判定温度(例えば、550℃〜600℃の範囲内の特定の温度)T0よりも高い状態では、そのまま排気ガスGu中のPMは触媒付きフィルタ3bに捕集されてPM酸化触媒の触媒作用を受けて燃焼除去されるので、制御バルブ7を制御して、第2排気パイプ6に排気ガスGdbを供給せずに、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部を排気ガス通路2の出口側2oに流す。この場合は、加熱用排気ガスGdbが供給されないので、加熱効果を発揮しないが、二重管構造による排気パイプ2の保温効果を発揮する。
また、排気温度センサ8の検出温度Tdが所定の第1判定温度T0よりも低くなった状態では、排気ガスGu中のPMは触媒付きフィルタ3bで燃焼除去され難くなるので、制御バルブ7を制御して、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部を第2排気パイプ6に供給する。
これにより、排気ガスGuが排気ガスGdbで加熱され、その温度が昇温するので、排気ガスGu中のPMは触媒付きフィルタ3bで燃焼除去される。この時、検出温度Tdに対応させて加熱用排気ガスGdbの流量を調整して、きめ細かく上流側の排気ガスの加熱を調整すると、DPFの溶損を防止しながら、より適した温度状態でPMの燃焼除去を行うことができる。
なお、アイドル運転等の低回転低負荷運転の場合のように排気温度が著しく低く、加熱用排気ガスGdbを流して排気ガスGu加熱しても、PMが燃焼除去される温度以上に昇温しない場合は、徐々にPMが触媒付きフィルタ3bに蓄積される。この蓄積されたPMは、排気ガスGuの温度が上昇した時に、燃焼除去されるが、排気低温状態が継続し、触媒付きフィルタ3bに蓄積されたPMの蓄積量が所定の許容蓄積量を超えたことを差圧センサ12の検出値等により検知した時は、DPFの再生制御を行う。
このDPFの再生制御を行う場合は、強制的に排気ガスGuの温度を昇温するために、エンジンのシリンダ内への燃料噴射制御において、マルチ噴射(多段噴射)やポスト噴射(後噴射)等によって排気ガスGuを昇温すると共に、排気ガスGu中の未燃燃料を増加させて、この未燃燃料を酸化触媒3aで酸化して排気ガス温度を上昇させる。
このDPF再生制御が行われている場合において、排気温度センサ8の検出温度Tdが予め設定した所定の第2判定温度(例えば、550℃〜600℃の範囲内の特定の温度)T1よりも高い状態では、酸化触媒3aが活性化しているので、未燃燃料が酸化触媒3aで酸化され、排気ガスGuが昇温する。そのため、捕集されたPMはPM酸化触媒の触媒作用を受けて燃焼除去されるので、制御バルブ7を制御して、第2排気パイプ6に排気ガスGdbを供給せずに、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部を排気ガス通路2の出口側2oに流す。この場合は、加熱用排気ガスGdbが供給されないので、加熱効果を発揮しないが、二重管構造による排気パイプ2の保温効果を発揮する。
このDPF再生制御時の所定の第2判定温度T1は、通常運転時の所定の第1判定温度T0と同じであってもよいが、一般的には、DPF再生制御時は、排気ガスGu中の未燃燃料が酸化触媒3aで酸化され、触媒付きフィルタ3に流入する時には温度上昇するので、第2判定温度T1は、第1判定温度T0よりも低く設定される。
そして、排気温度センサ8の検出温度Tdが所定の第2判定温度T1よりも低くなった状態では、酸化触媒3aが活性化していないので、未燃燃料が酸化触媒3aで酸化されず、排気ガスGuが昇温しない、そのため、捕集されたPMは燃焼除去されないので、制御バルブ7を制御して、連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部を第2排気パイプ6に供給する。
これにより、排気ガスGuが加熱され昇温し、酸化触媒3aが活性化するので、未燃燃料が酸化触媒3aで酸化されるようになり、触媒付きフィルタ3bに流入する排気ガスGuが昇温するので、捕集されたPMは燃焼除去されるようになる。そして、この未燃燃料及び捕集されていたPMの燃焼によって発熱し、下流側の排気ガスGdは高温になるので、この全部又は一部である加熱用排気ガスGdの温度も上がり、上流側の排気ガスGuへの加熱効果が上がる。そのため、上流側の排気ガスGuの昇温を短時間にできるようになるため、排気ガスGuの昇温のための未燃燃料の量を減少できる。この時、検出温度Tdに対応させて加熱用排気ガスGdbの流量を調整して、きめ細かく上流側の排気ガスの加熱を調整すると、DPFの溶損を防止しながら、より適した温度状態でPMの燃焼除去を行うことができる。
そして、通常運転時及びDPF再生制御において、排気温度センサ8の検出温度Tdが所定の判定温度T0,T1よりも高い状態では、制御バルブ7を制御して第2排気パイプ6への排気ガスGdbの供給を停止するので、DPF装置3に流入する排気ガスGuの過大な温度上昇を防止できる。これにより、過大な排気昇温に起因する連続再生型DPF装置3の酸化触媒3aの劣化や触媒付きフィルタ3bに捕集されたPMの急激な燃焼による触媒付きフィルタ3bの溶損を防止できる。
その上、排気ガスGuそのものを温めるので触媒付きフィルタ3b全体を均一に暖めることができ、局所的な温度上昇を抑制できるので、この点からも触媒付きフィルタ3bの溶損を防止できる。
そして、上記では、加熱用排気ガスGdbの流入と非流入及び流量制御に用いる温度センサが測定する温度を、連続再生型DPF装置3の下流側の排気温度センサ8で計測した温度としているが、連続再生型DPF装置3で使用する触媒の種類や温度センサの配置等によって、その他、連続再生型DPF装置3の上流側の排気温度、酸化触媒の温度やDPFの温度等を用いることもできる。
通常運転時のPM除去を主目的とする場合には、触媒付きフィルタ3bの温度を重視するので、触媒付きフィルタ3bの温度や触媒付きフィルタ3bに流入する直前の排気温度を用いるのが好ましく、DPF再生制御時のPM除去を主目的とする場合には、酸化触媒3aの温度を重視するので、酸化触媒3aの温度や酸化触媒3aに流入する直前の排気温度を用いるのが好ましい。また、PMの燃焼状態を重視する場合には、触媒付きフィルタ3bの下流側の排気温度や酸素濃度を用いるのが好ましい。
なお、加熱用排気ガスGdbの供給と供給止及び流量制御に用いる検出値とそれに対応する所定の判定値は、必ずしも一つである必要はなく、組み合わせであってもよい。例えば、通常運転時は、触媒付きフィルタ3bに流入する直前の排気温度を、DPF再生制御時は、酸化触媒3aに流入する直前の排気温度をそれぞれ用いてもよい。また、酸化触媒3aの劣化や触媒付きフィルタ3bの溶損を防止するために、触媒付きフィルタ3bの下流側の排気温度を監視して、所定の第3判定値T2を超えた時に、加熱用排気ガスGdbの供給を停止するように構成して、つまり、所定の第3判定値T2以下の時のみ、加熱用排気ガスGdbの供給する制御を加えてもよい。また、温度が手軽であるが、酸素濃度やエンジンの運転状態を示すエンジン回転数と負荷の組み合わせ等、その他の情報に基づいて制御バルブ7を制御してもよい。
上記の構成の排気ガス浄化システム1によれば、必要な時だけ連続再生型DPF装置3の下流側の排気ガスGdの全部又は一部Gdbを加熱用排気ガス通路5に導入するので、この加熱溶排気ガス通路5を設けない場合よりも、PMを燃焼除去できるエンジンの運転領域を広げることができ、効率よく触媒付きフィルタ3bに捕集されたPMを燃焼除去できる。そのため、DPF再生制御の頻度を少なくすることができる。また、DPF再生制御においても、また、連続再生型DPF装置3に流入する排気ガスを短時間で昇温させることができる。従って、DPFの再生のために必要な燃料量を減少することができ、燃費の悪化を抑制できる。しかも、下流側の排気ガスを上流側の排気ガスに混入しないので、DPF装置の容量の増加を必要としない。
また、上記の説明では、排気ガス浄化システムにおける連続再生型DPF装置として、フィルタ3bに触媒を担持させると共にこの触媒付きフィルタ3bの上流側に酸化触媒3aを設けた連続再生型DPF装置3を例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタのみのDPF装置、フィルタに酸化触媒を担持させた連続再生型DPF装置、フィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置等の他のタイプのDPF装置や連続再生型DPF装置にも適用可能である。
ただ、DPF単独のDPF装置においても、流入する排気ガス温度を昇温できるので、PM除去率を向上できるが、特に連続再生型DPF装置の場合は、このDPF装置に流入する排気ガスの温度を昇温すると、強制的に排気ガス温度を上昇する再生制御を行わなくてもPMを燃焼除去できる範囲が著しく拡大するので、その効果が大きい。
1 排気ガス浄化システム
2 排気ガス通路
2u 上流側の排気ガス通路
2d 下流側の排気ガス通路
3 連続再生型DPF装置(DPF装置)
3a 酸化触媒
3b 触媒付きフィルタ
4 加熱用排気ガス用パイプ(熱交換手段)
5 加熱用排気ガス通路
20 制御装置(ECU)
Gu 上流側の排気ガス
Gd 下流側の排気ガス
Gdb 加熱用排気ガス
2 排気ガス通路
2u 上流側の排気ガス通路
2d 下流側の排気ガス通路
3 連続再生型DPF装置(DPF装置)
3a 酸化触媒
3b 触媒付きフィルタ
4 加熱用排気ガス用パイプ(熱交換手段)
5 加熱用排気ガス通路
20 制御装置(ECU)
Gu 上流側の排気ガス
Gd 下流側の排気ガス
Gdb 加熱用排気ガス
Claims (5)
- 内燃機関の排気ガス通路に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ装置を備えた排気ガス浄化システムにおいて、該ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の上流側の排気ガス通路に熱交換手段を設け、該熱交換手段に、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の下流側の排気ガスの全部又は一部を供給し、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の上流側の排気ガスを加熱することを特徴とする排気ガス浄化システム。
- 前記熱交換手段を前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の上流側の排気ガス通路の少なくとも一部を覆う加熱用排気ガス通路を設けて構成し、該加熱用排気ガス通路に連結する第2排気ガス通路を、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の下流側の排気ガス通路に接続し、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の下流側の排気ガスの全部又は一部を前記加熱用排気ガス通路に供給することを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化システム。
- 前記排気ガス通路に温度センサを設けると共に、前記第2排気ガス通路への排気ガスの流入を制御する排気ガス制御手段を設け、前記温度センサの検出温度が所定の判定温度よりも低くなった時に、前記排気ガス制御手段により、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置の下流側の排気ガスの全部又は一部を前記加熱用排気ガス通路に供給することを特徴とする請求項2記載の排気ガス浄化システム。
- 前記排気ガス通路に温度センサを設けると共に、前記第2排気ガス通路への排気ガスの流入を制御する排気ガス制御手段を設け、前記温度センサの検出温度に基づいて、前記排気ガス制御手段により、前記加熱用排気ガス通路に供給する排気ガスの流量を調整することを特徴とする請求項2又は3に記載の排気ガス浄化システム。
- 前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置が、ディーゼルパティキュレートフィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置、ディーゼルパティキュレートフィルタに酸化触媒を担持させた連続再生型DPF装置、ディーゼルパティキュレートフィルタに触媒を担持させると共に該ディーゼルパティキュレートフィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ装置のいずれか一つ又はその組み合わせであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の排気ガス浄化システム。
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- 2004-04-09 JP JP2004115657A patent/JP2005299474A/ja active Pending
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