JP2005299240A - 真空集排水ステーション - Google Patents

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Yoshinobu Ito
義展 伊藤
Takashi Yokoi
隆志 横井
Yuji Nagai
裕次 永井
Masami Kato
雅美 加藤
Toshiaki Kato
利明 加藤
Mitsuru Kawaguchi
満 川口
Koichi Kume
光一 久米
Takumi Suzuki
巧 鈴木
Haruo Totani
晴夫 戸谷
Masumi Hattori
真澄 服部
Komei Yokoi
康名 横井
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Abstract

【課題】 集水タンク内の臭気を帯びた空気を大気側へ直接放出することを回避すると共に汚水から発生する硫化水素による配管の腐食を防止することができる真空集排水ステーションを提供すること。
【解決手段】 汚水を一時的に貯留する集水タンク1と、その集水タンク1内を減圧する真空ポンプ2,2と、その集水タンク1に接続される真空下水管15と、その集水タンク1内の汚水を処理場に圧送する圧送ポンプ20,20とを備えた真空集排水ステーションにおいて、その真空ポンプ2,2の排気管9を圧送ポンプ20,20の吐出側の圧送管23に逆止弁10を介して接続し、その排気管9内の臭気を帯びた空気を圧送管23に送給するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、真空式下水道システムにおける真空集排水ステーションに関する。
真空式下水道システムは、各家庭や施設から排出される汚水を流入管を介して真空弁ユニットに溜め、汚水が真空弁ユニットに一定量溜まると真空弁が開放されて汚水を真空下水管に吸い込み、これを真空集排水ステーションに設置された集水タンクに収集する方式である。
図4に、従来の真空集排水ステーションの一例を示す。その真空集排水ステーションは、汚水を一時的に貯留する集水タンクaと、その集水タンクa内の空気を吸引して内部を減圧する真空ポンプbと、その集水タンクaに接続される真空下水管cと、その集水タンクaに収集された汚水を圧送管eにより下水処理場(図示せず)に圧送する圧送ポンプdとを備えている。その真空ポンプbの吐出側に接続された排気管fには、大気側に排出される空気を冷却するためのクーラ装置hや当該空気に含まれる臭気を除去するための脱臭装置iが介装されている。また、その真空ポンプとしては、ルーツ式真空ポンプ、水封式真空ポンプやベーン式真空ポンプが使用されている。
ところが、上記真空集排水ステーションにおいて、真空ポンプbで吸引された空気には臭気が混在するために脱臭装置iを設けており、この脱臭装置iによる脱臭効率を高くするためにさらにクーラ装置hを設けなければならないために、これらの設備コストの低減が求められている。また、集水タンクaに収集された汚水を下水処理場に圧送する際に、圧送管e内が嫌気性になりやすく、汚水から発生する硫化水素ガスがステンレス製又は硬質塩化ビニル製の圧送管eを腐食させるという問題があった。
特開2003−34974号公報に記載された「真空集排水ステーション及びその真空集排水方法」においては、圧送ポンプを不要として設備コスト、ランニングコストの低減を得られるとしているが、真空ポンプにより集水タンクから吸引された臭気を帯びた空気はそのまま大気に放出される構成とされており、臭気の除去処理がなされていない。
特開2003−34974号公報 特開2002−194807号公報
本発明の目的は、集水タンク内の臭気を帯びた空気を大気側へ直接放出することを回避すると共に汚水から発生する硫化水素による配管の腐食を防止することができる真空集排水ステーションを提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、汚水を一時的に貯留する集水タンクと、その集水タンク内を減圧する真空ポンプと、その集水タンクに接続される真空下水管と、その集水タンク内の汚水を処理場に圧送する圧送ポンプとを備えた真空集排水ステーションにおいて、前記真空ポンプの排気管を前記圧送ポンプの吐出側の圧送管に逆止弁を介して接続し、その排気管内の臭気を帯びた空気を該圧送管に送給するように構成したことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の真空集排水ステーションにおいて、前記真空ポンプがルーツ式真空ポンプであって、そのルーツ式真空ポンプのケーシングに外気を吸引させるためのポートを設けたことを特徴とするものである。
(請求項1の発明)
この真空集排水ステーションは、集水タンク内の臭気を帯びた空気を圧送管を介して下水処理場に送給する構成としているので、臭気を帯びた空気を大気側へ放出する従来の真空集排水ステーションに付帯する脱臭装置やクーラ装置や真空ポンプを水封式真空ポンプとする場合に付帯する封水供給装置が不要となり、設備を簡素化することができると共に設備コスト及び維持管理コストを低減することができる。加えて、真空ポンプから排出される空気を圧送管内に吹き込むことにより汚水から発生する硫化水素ガスが希釈された状態にて下水処理場まで還流されるので、圧送管の腐食を防止することができる。
(請求項2の発明)
この真空集排水ステーションによれば、ルーツ式真空ポンプのケーシングに設けられたポートから真空差圧作用により外気を取り入れて排気側の空気量を増加させる構成としているので、硫化水素ガスを含む臭気を帯びた空気の濃度が低下し、配管内が好気性に保持されるので、配管の腐食を防止することができる。
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は真空集排水ステーションの概略構成図、図2はルーツ式真空ポンプの断面図、図3はルーツ式真空ポンプの吐出側における硫化水素濃度の変化を示すグラフである。
図1に示すように、本発明の真空集排水ステーションは、汚水を一時的に貯留する集水タンク1と、その集水タンク1内の空気を吸引して内部を減圧する真空ポンプとしてのルーツ式真空ポンプ2と、その集水タンク1に接続される真空下水管15と、その集水タンク1に収集された汚水を圧送管23により下水処理場の流水槽(図示せず)に圧送する圧送ポンプ20とから構成とされている。そのルーツ式真空ポンプ2については、2台を設置して交互運転を行なうように設けている。同様に、圧送ポンプ20についても2台により交互運転を行なうように設ける。
その真空ポンプ2は、吸込口3aと吐出口3bが形成されたケーシング3内に、一対の3葉ルーツロータ4,4が互いに反対方向へ回転するように設けられ、図示しないモータによって3葉ルーツロータ4,4が回転することにより吸込口3aから吸い込まれた空気を吐出口3bに排出する構成とされている。5はケーシング3内に外気を吸引させるために当該ケーシング3の適宜箇所に設けられたポートである。
上記真空ポンプ2の吸込口3aには、集水タンク1に逆止弁7を介して接続された吸込み管6の分岐管6a,6bを夫々接続する。8,8は分岐管6a,6bに夫々取り付けられた逆止弁である。また、真空ポンプ2の吐出口3bに夫々接続された分岐管9a,9bは排気管9に合流するように接続され、この排気管9は逆止弁10を介して前記圧送管23に接続されている。11,11は分岐管9a,9bに夫々取り付けた開閉弁である。
上記圧送ポンプ20の入口側には、集水タンク1に開閉弁22,22を介して夫々接続された配管21a,21bを接続する。そして、圧送ポンプ20の出口側に夫々接続された分岐管23a,23bは圧送管23に合流するように接続されている。24,24は分岐管23a,23bに夫々取り付けた逆止弁、25は圧送管23に取り付けた逆止弁である。
つぎに、かかる構成になる本発明の真空集排水ステーションの動作について説明する。
ルーツ式真空ポンプ2の作動により集水タンク1内の空気が吸引されて当該タンク1の内部が減圧されていると、真空下水管15内の汚水が集水タンク1に流入する。その真空ポンプ2から排出される空気は、排気管9を通って圧送管23に吹き込まれて汚水から発生する硫化水素ガスが希釈された状態にて下水処理場まで還流される。そして、ルーツ式真空ポンプ2のポート5から取り入れられた外気により排気管9内の空気量が増加するので、排気管9内が好気性に保持される。
汚水が集水タンク1に満たされて所定量に達すると、これを図示しないセンサーにより確認してルーツ式真空ポンプ2の作動を停止すると同時に、圧送ポンプ20の運転に切り替えられる。これにより、汚水は圧送管23を通って下水処理場に圧送される。
汚水が下水処理場に送られて集水タンク1内の汚水の水位が所定位置まで減少すると、これを図示しないセンサーにより確認して圧送ポンプ20の作動を停止すると同時に、再びルーツ式真空ポンプ2の運転に切り替えられる。
この真空集排水ステーションでは、かかる一連の動作が繰り返し行なわれるように制御される。
(実施例)
本発明の真空集排水ステーションに用いるルーツ式真空ポンプから吐出される空気量を、下記数式により計算して求めた。
ルーツ式真空ポンプ 吸込空気量Q:4(m/min)、吸込空気温度:20(℃)
真空圧:−70(kPa)
吸込圧力P(kPa)
吐出側空気量Q(m/min)、吐出空気温度:100(℃)
吐出圧力P(kPa)
外部からケーシング内へ流入する空気量Q(m/min)
Figure 2005299240
Figure 2005299240
その結果、吐出側空気量Qは約1.6(m/min)、外部から流入する空気量Qは約2.8(m/min)であって、本発明にかかるルーツ式真空ポンプから吐出される空気量は合計して4.4(m/min)となり、外部空気を取り入れない形式のルーツ式真空ポンプと比較して約2.8倍の空気量を吐出することが確認された。
さらに、上記計算により得られた空気量の吐出空気を、口径:100mmで長さ:100mの配管内に排出させたとすれば、配管内の空気は約11秒間で置換されることが計算によって確認された。
ルーツ式真空ポンプから排出される空気を配管内に供給した場合における硫化水素濃度の変化について、浄化槽を使用して実験を行なった。その結果を図3のグラフに示す。
浄化槽の大きさ 25人槽用
空気供給用ブロワ 口径:20mm、風量:250リットル/min
モータ定格出力:0.3kW
気温 12℃
硫化水素濃度測定器 ポケッタブルH2Sモニター HS−95 型(理研計器)
実験の結果、初期の濃度が30ppmを超える硫化水素は、60分経過後に殆んど検出されなくなり、外部空気を取り入れることにより濃度が低下することが確認できた。
以上に述べた通り、この真空集排水ステーションは、集水タンク内の臭気を帯びた空気を圧送管を介して下水処理場に送給する構成としているので、臭気を帯びた空気を大気側へ放出する従来の真空集排水ステーションに付帯する脱臭装置やクーラ装置や真空ポンプを水封式真空ポンプとする場合に付帯する封水供給装置が不要となり、設備を簡素化することができると共に設備コスト及び維持管理コストを低減することができる。
本発明の真空集排水ステーションの概略構成図 ルーツ式真空ポンプの断面図 ルーツ式真空ポンプの吐出側における硫化水素濃度の変化を示すグラフ 従来の真空集排水ステーションの概略構成図
符号の説明
1・・・集水タンク
2,2・・・真空ポンプ
3・・・ケーシング
5・・・ポート
9・・・排気管
10・・・逆止弁
15・・・真空下水管
20,20・・・圧送ポンプ
23・・・圧送管

Claims (2)

  1. 汚水を一時的に貯留する集水タンクと、その集水タンク内を減圧する真空ポンプと、その集水タンクに接続される真空下水管と、その集水タンク内の汚水を処理場に圧送する圧送ポンプとを備えた真空集排水ステーションにおいて、
    前記真空ポンプの排気管を前記圧送ポンプの吐出側の圧送管に逆止弁を介して接続し、その排気管内の臭気を帯びた空気を該圧送管に送給するように構成したことを特徴とする真空集排水ステーション。
  2. 前記真空ポンプがルーツ式真空ポンプであって、そのルーツ式真空ポンプのケーシングに外気を吸引させるためのポートを設けたことを特徴とする請求項1に記載の真空集排水ステーション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105351169A (zh) * 2015-11-09 2016-02-24 适新科技(苏州)有限公司 真空泵管路的自动排水装置

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