JP2005298667A - 潤滑剤および当該潤滑剤が塗布されたコンドーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑剤および当該潤滑剤が塗布されたコンドームを提供する。
【解決手段】 微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物をオイル中に分散してなる潤滑剤が提供される。該潤滑剤は、コンドームに使用される場合に、べと付きなどの不快感が生じないことに加えて、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物は女性の体液中の水分と接触すると、水分を吸収してぬめり性を発現し、性交の際の潤滑剤としての機能に優れ、さらに効率的に製造できるという有利な効果を有している。
【選択図】 なし

Description

本発明は潤滑剤、特にコンドーム用潤滑剤、および当該潤滑剤が塗布されたコンドームに関する。
コンドームの潤滑剤として、従来より、シリコーンオイルなどをはじめとする油性の潤滑剤、および水溶性のぬめり剤を含む水性の潤滑剤など様々なものが考案されている。たとえば、ぬめり性を有する水性の潤滑剤として、特開平10−298060号および特開平10−182433号には、水溶性巻き上げ部侵入剤と、湿潤剤と、水溶性ぬめり剤からなる水溶性潤滑剤、および当該水溶性潤滑剤が塗布されたコンドームが開示されている。
特開平10−298060号公報 特開平10−182433号公報
しかし、水溶性ぬめり性高分子化合物を含み、ぬめり性を有する水性の潤滑剤がコンドームに塗布されている場合には、コンドーム装着時に当該潤滑剤が手指に付着すると体温などにより水分が蒸発し、手指にべたつき感が残り不快であるという問題があった。一方で、シリコーンオイルなどオイルを主成分とする油性の潤滑剤がコンドームに使用される場合には、性交の際の潤滑性という点で、ぬめり性を有する水性潤滑剤には及ばないという問題があった。
また、特に曳糸性を有する水溶性ぬめり性高分子化合物を含む水性潤滑剤の場合、当該水性潤滑剤を塗布したコンドームを製造する際に、当該水性潤滑剤のコンドームへの滴下塗布作業において液滴の切れが比較的遅く、これにより滴下塗布量にばらつきが生じたり、意図しない部分まで滴下範囲が広がるといったコンドーム製造上のトラブルが生じやすく、作業効率の低下に繋がっていた。さらに、このような水溶性ぬめり性高分子化合物をコンドーム表面上に適用する場合に、水溶性ぬめり性高分子化合物を微粉化して、水とは別々に適用することも考えられるが、微粉化した粉体は飛散しやすく、スポット的に付着させるのが困難であったり、設備費用もかさむという問題がある。
このため、性交の際に充分なぬめり性を確保しつつ、取り扱いの際にべたつきなどの不快感が低減され、かつコンドームの製造に有利なコンドーム用の潤滑剤が望まれていた。
本発明者らは、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物をオイル中に分散してなる潤滑剤が、上記問題を解決しうることを見出した。
本発明は請求項1として、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物をオイル中に分散してなる潤滑剤を提供する。
本発明は請求項2として、オイル100容量部あたり、0.1〜100重量部の微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物を含む請求項1記載の潤滑剤を提供する。
本発明は請求項3として、水溶性ぬめり性高分子化合物が女性の体液中の水分と接触することによりぬめり性を発現しうる化合物である請求項1または2のいずれか1項記載の潤滑剤を提供する。
本発明は請求項4として、請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤、および該潤滑剤中のオイルと相溶性であって、かつコンドームを実質的に変性させない溶媒を含む、潤滑剤溶液を提供する。
本発明は請求項5として、請求項4記載の潤滑剤溶液をコンドーム外側に適用後、該潤滑剤溶液中の溶媒を除去する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤をコンドーム外側に塗布する方法を提供する。
本発明は請求項6として、請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤がコンドーム外側に塗布されているコンドームを提供する。
本発明は請求項7として、請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤をコンドーム外側に塗布し、次いで該潤滑剤に水分を適用し含水潤滑剤とする、含水潤滑剤が塗布されたコンドームの製造方法を提供する。
本発明の潤滑剤は、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物がオイル中に分散されたものであることにより、当該潤滑剤を塗布したコンドームを装着する際に、当該潤滑剤が手指に付着したとしても、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物はオイル中で分散物のままであり、べと付きなどの不快感が生じないことに加えて、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物は女性の体液中の水分と接触すると、水分を吸収してぬめり性を発現し、性交の際の潤滑剤としての機能に優れるという有利な効果を有する。
また、本発明の潤滑剤は、性交の際に、コンドーム外側表面上でぬめり性を発現する水溶性ぬめり性高分子化合物が、微粉化した状態でオイル中に分散されているので、当該潤滑剤を塗布したコンドームを製造する際に、潤滑剤の液滴の切れが良好であり、コンドームへの滴下式塗布作業などの塗布作業において作業効率を低下させず、粉体の飛散という問題も生じさせず、かつ均等量を適切に適用できるという有利な効果を有する。
さらに、本発明の潤滑剤溶液を用いた、潤滑剤をコンドーム外側に塗布する方法においては、当該潤滑剤溶液を用いることにより、浸漬式塗布方法など簡易、かつ均一に、コンドーム外側表面上の所望の部位に潤滑剤を適用できるという有利な効果を有する。
また、本発明の潤滑剤をコンドーム外側に塗布し、次いで該潤滑剤に水分を適用する、含水潤滑剤が塗布されたコンドームの製造方法により、従来法の問題点であった、特に曳糸性を有する水溶性ぬめり性高分子化合物を含む水性潤滑剤の場合、当該水性潤滑剤のコンドームへの滴下塗布作業において液滴の切れが比較的遅く、これにより滴下塗布量にばらつきが生じたり、意図しない部分まで滴下範囲が広がるといったコンドーム製造上のトラブル、作業効率の低下を防止できるという有利な効果を有する。
本発明の1態様は、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物をオイル中に分散してなる潤滑剤である。本発明の潤滑剤は、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物およびオイルを含んでおり、当該微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物はオイル中で分散した状態で存在している。
本発明において、水溶性ぬめり性高分子化合物とは、水に溶解するぬめり性高分子化合物であって、水分と接触した場合に当該水溶性ぬめり性高分子化合物が水分を吸収し、ぬめり性を発現する化合物であり、たとえば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセロール、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリ−2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、水溶性ぬめり性高分子化合物は単独の化合物として潤滑剤中に含まれても良いし、複数の化合物の組み合わせとして潤滑剤中に含まれても良い。
本発明の潤滑剤においては、水溶性ぬめり性高分子化合物はオイル中に分散してなるという観点から、水溶性ぬめり性高分子化合物は使用されるオイルに対する溶解性が低いのが好ましく、ほとんど溶解しないのがより好ましく、全く溶解しないのがさらにより好ましい。
本発明の潤滑剤において使用されるオイルとしては、たとえば、シリコーンオイル、パラフィンオイル、オレイン酸、リノール酸、脂肪酸グリセリンエステル、綿実油などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明の潤滑剤に使用されるオイルは1種類であっても良いし、2種以上のオイルの混合物であっても良い。
本発明の潤滑剤における水溶性ぬめり性高分子化合物の微粉化の程度は特に限定されるものではないが、性交時に女性に違和感を与えることなく、かつ体液中の水分と接触したときに、速やかにその水分を吸収できるように比表面積が大きいのが好ましいという観点から、水溶性ぬめり性高分子化合物は粒径150μm以下であるのが好ましく、粒径75μm以下であるのがより好ましい。微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物は、任意の公知の方法により調製可能であり、その製造、微粉化の方法は特に限定されるものではない。
本発明の潤滑剤におけるオイルと水溶性ぬめり性高分子化合物の量比は、オイル100容量部に対し、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物が0.1〜100重量部であるのが好ましく、1〜50重量部であるのがより好ましい。微粉化した水溶性高分子化合物をオイル中で分散させる方法については特に限定されるものではなく、一般的なプロペラのついた攪拌機あるいは分散用ミキサー、さらにはマグネチックスターラーなどを用いておこなうことができる。好ましくは、本発明の潤滑剤は、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物のオイル中での分散を好適に維持するために、撹拌機等で撹拌して、適用前までは均一な分散を維持するのが好ましい。また、本発明の潤滑剤を使用する前までは、潤滑剤への水分の混入をできるかぎり避けるため、たとえば、攪拌機あるいはミキサーの攪拌部分に付着した水分はよく拭き取るとか、雰囲気中の湿度を低く保つなどの管理を行うことも好ましい。
本発明の1態様においては、本発明の潤滑剤は、コンドーム用潤滑剤である。
また、本発明の潤滑剤がコンドーム外側に塗布されているコンドームも本発明の範囲内のものである。
本発明の潤滑剤がコンドームに塗布される場合には、たとえば、滴下、噴霧、浸漬など任意の公知の方法により、当該潤滑剤をコンドームに塗布することができる。たとえば、滴下式塗布方法で、本発明の潤滑剤をコンドーム外側表面上に滴下することにより適用することができる。滴下式塗布方法としては、本発明の潤滑剤を滴下式塗布装置に付随したタンク内に貯留し、前述の攪拌機等により常に攪拌された状態を維持しつつ、これにより作業中での水溶性高分子化合物の分散割合の変化を抑え、滴下式塗布装置のノズルから安定した分散割合にて所定量を突出し塗布する方法が可能である。
本発明の潤滑剤をコンドームに適用する他の方法として、予めその形状に類似した型にかぶせたコンドームを所定の深さまで本発明の潤滑剤に浸漬し、引き揚げることによりコンドームのほぼ全面など所望の部分に塗布するという、いわゆる浸漬式塗布方法も可能である。
また、浸漬式塗布方法により、本発明の潤滑剤をコンドーム外側に塗布する場合には、潤滑剤溶液を使用することもできる。
本発明において潤滑剤溶液とは、本発明の潤滑剤、および該潤滑剤中のオイルと相溶性であって、かつコンドームを実質的に変性させない溶媒を含む、潤滑剤溶液をいう。潤滑剤溶液に使用可能な溶媒としては、オイルと相溶性であって、かつコンドームを実質的に変性させない溶媒であれば良く、任意の、公知の溶媒を使用でき、特に限定されるものではない。ここで、コンドームを実質的に変性させないとは、溶媒によるコンドームの膨潤、溶解等の作用により、コンドームの品質を、販売または使用可能な程度を越えて低下させないことを言う。
潤滑剤溶液を使用する場合の1態様としては、潤滑剤溶液をコンドーム外側に塗布後、該潤滑剤溶液中の溶媒を除去する工程を含む、本発明の潤滑剤をコンドーム外側に塗布する方法が挙げられる。
潤滑剤溶液を塗布するのに浸漬塗布方法が使用される場合には、特に限定されるものではないが、たとえば、本潤滑剤溶液に、予めその形状に類似した型にかぶせたコンドームを所定の深さまで浸漬し、引き揚げた後、溶媒を蒸発させる目的で乾燥させ、該コンドームを巻き上げることで、該コンドーム外側の所望の部分に該潤滑剤を塗布する方法が挙げられる。
上述のように浸漬式塗布方法に使用する場合、コンドームを浸漬し引き上げた後に溶媒を蒸発させるという観点から、コンドームに熱的ダメージを与えることなく溶媒を蒸発除去することが望まれるので、潤滑剤溶液に含まれる溶媒はメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどの、沸点が100℃以下の有機溶媒が好ましい。また、潤滑剤溶液に含まれる溶媒は1種類であっても良いし、2種類以上の混合物であっても良い。
また、潤滑剤溶液に使用される溶媒は、コンドームに適用後、蒸発除去により、最終的には潤滑剤が適用されたコンドームには残留しない。よって、使用される溶媒は微粉化した水溶性高分子化合物を溶解するものであっても良いし、溶解しないものであっても良いが、微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物の分散状態に影響を及ぼさないとの観点から、好ましくは、当該微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物を溶解しないものである。
本発明における潤滑剤溶液における潤滑剤の割合は、特に限定されるものではないが、1〜99重量%、好ましくは5〜95重量%である。
本発明の潤滑剤は、本発明の目的に反しない限りは、オイル、水溶性高分子化合物以外の任意の他の成分を含むことができ、例えば、グリセリン、プロピレンアルコール、ジエチレンアルコールなどの多価アルコール、マルチトール、ソルビトールなどの糖アルコール、香料、顔料、保湿剤、防腐剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、本発明の他の態様として、本発明の潤滑剤をコンドーム外側に塗布し、次いで該潤滑剤に水分を適用し含水潤滑剤とする、含水潤滑剤が塗布されたコンドームの製造方法が挙げられる。この態様は、水溶性ぬめり性高分子化合物が水を吸収することにより、特に曳糸性を有することとなる化合物である場合に、従来法での製造上の問題を回避できるという点で特に有用である。
この態様における水分の適用方法は、含水潤滑剤を提供できるのであれば、特に限定されるものではなく、滴下、噴霧、浸漬など任意の方法が可能である。また、水分の適用量についても、コンドームにおける潤滑剤として求められる性質を提供できる量であれば良く、特に限定されるものではない。
本発明において、「コンドーム」は、任意の公知の材料を用いて形成することが可能である。例えば、材料としては、ゴムラテックス、エラストマー溶液などが挙げられ、ゴムラテックスとしては、例えば、天然ゴムラテックス;イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴム、シリコーンゴムなどの合成ゴム類のラテックス;およびこれらを硫黄、過酸化物、放射線などにより前加硫(換言すると熟成)させたゴムラテックス;並びにポリウレタン、SBS、SEBS、SIS、ポリオレフィンなどをはじめとする熱可塑性エラストマーのラテックスが挙げられる。好ましくは、ゴムラテックスとしては、天然ゴムラテックス、イソプレンゴムラテックス、スチレンブタジエンゴムラテックス、ポリウレタンラテックスなどが挙げられる。また、エラストマー溶液としては、ポリウレタン、SBS、SEBS、SIS、ポリオレフィンなどをはじめとする熱可塑性エラストマーが溶剤中に溶解されたエラストマー溶液が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、コンドームの製造方法も特に限定されるものではなく、任意の公知の方法で製造することができる。
以下、実施例により本発明を詳述するが、実施例の記載は本発明の範囲を限定するものではない。
比較例
純水100容量部にポリアクリル酸ナトリウム1重量部(日本純薬株式会社 アロンビスS−S)をプロペラのついた攪拌機にて十分に攪拌し均一なポリアクリル酸ナトリウム水溶液を調製した。これをマグネチックスターラー型攪拌装置の付随した滴下式塗布装置のタンクに張り込み、常に攪拌しながら0.5ml容量を0.5秒間隔で連続的に巻き上げられたコンドームに滴下式塗布作業をおこなった。
実施例1
シリコーンオイル100容量部(ダウコーニング社 SH200;50cst)と、適当なミルを駆使して微粉化したポリアクリル酸ナトリウム1重量部を準備し、水分を混入させない状態でプロペラのついた攪拌機にて攪拌して分散させた潤滑剤を調整した。これをマグネチックスターラー型攪拌装置の付随した滴下式塗布装置のタンクに張り込み、常に攪拌しながら0.5ml容量を0.5秒間隔で連続的に巻き上げられたコンドームに滴下式塗布作業をおこなった。
実施例2
脂肪酸グリセリンエステル100容量部(花王株式会社 レオドール MO−60)と適当なミルを駆使して微粉化したポリビニルピロリドン(関東化学株式会社 分子量30,000)5重量部を、イソプロピルアルコール900容量部に混入せしめて潤滑剤溶液を調製した。これに予めその形状に類似した型にかぶせたコンドームを所定の深さまで浸漬し、引き揚げた後、100℃にてイソプロピルアルコールを蒸発せしめ、コンドームを巻き上げる様、浸漬塗布作業をおこなった。
結果
各々の方法にて作成したコンドームについての評価を以下の表に示す。
Figure 2005298667

Claims (7)

  1. 微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物をオイル中に分散してなる潤滑剤。
  2. オイル100容量部あたり、0.1〜100重量部の微粉化した水溶性ぬめり性高分子化合物を含む請求項1記載の潤滑剤。
  3. 水溶性ぬめり性高分子化合物が女性の体液中の水分と接触することによりぬめり性を発現しうる化合物である請求項1または2のいずれか1項記載の潤滑剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤、および該潤滑剤中のオイルと相溶性であって、かつコンドームを実質的に変性させない溶媒を含む、潤滑剤溶液。
  5. 請求項4記載の潤滑剤溶液をコンドーム外側に適用後、該潤滑剤溶液中の溶媒を除去する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤をコンドーム外側に塗布する方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤がコンドーム外側に塗布されているコンドーム。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項記載の潤滑剤をコンドーム外側に塗布し、次いで該潤滑剤に水分を適用し含水潤滑剤とする、含水潤滑剤が塗布されたコンドームの製造方法。
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