JP2005297497A - コンクリート製品の製造方法。 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形用型枠に対する溶接を伴うことなく、簡便に孔型枠や仕切板7等を設置して所望のコンクリートブロックを製造し得る方法を提供する。
【解決手段】コンクリート製品の基本形状を成形する成形用型枠1、2に、該コンクリート製品に設けるべき付随構造を成形するためのオプション型5を取り付け、しかる後前記成形用型枠1、2にフレッシュコンクリートを打設してコンクリート製品を製造する方法において、前記オプション型5を支持する支持部材6にマグネットを装着し、前記マグネットを介して支持部材6及びオプション型5を前記成形用型枠1、2に取り付けるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ボックスカルバートに代表されるコンクリート製品の製造方法に関する。
上下水道、共同溝、地下道等の暗渠を構築する要素となる筒形状のコンクリートブロックを製造するに際しては、コンクリートブロックの外面を成形する外型枠と、コンクリートブロックの内空を成形する内型枠(中子)との組である成形用型枠を使用することが通常である。即ち、外型枠の内に内型枠を配置し、内型枠と外型枠との間隙にフレッシュコンクリートを打設して、その硬化後に内型枠を解体しあるいは折り畳んで脱型し完成したコンクリートブロックを取り出す(例えば、下記特許文献を参照)。
特願2003−208208号明細書 特願平06−123127号公報
上述のコンクリートブロックの頂版、底版や側壁に凹部ないし孔部を穿設する場合には、フレッシュコンクリートの打設に先んじて、凹部ないし孔部を成形する孔型枠を外型枠と内型枠との間に設置しておかなくてはならない。従来は、内型枠または外型枠に取付用ボルトを溶接し、孔型枠をこの取付用ボルトに挿通した状態でナットを螺着して孔型枠を固定する手法が採られている。
また、コンクリートブロックの端面をコンクリートブロックの延伸方向に対して非垂直な斜角面とする場合や、コンクリートブロックの長手寸法を成形用型枠の長手寸法よりも短尺とする場合には、成形用型枠の一方側の開口領域を閉止してコンクリートブロックの端面を成形する仕切板を内型枠と外型枠との間に設置することとなる。このときには、成形用型枠の妻板と仕切板との離間距離を維持する足場(当て板、脚等)を設けて仕切板を位置決めしたり、内型枠または外型枠に仕切板を溶接して固定したりしている。
ところが、取付用ボルトや仕切板を成形用型枠に溶接する手法を採用すると、取付用ボルトや仕切板の溶接時に成形用型枠を損傷してしまうおそれがある。しかも、取付用ボルトや仕切板の除去後に成形用型枠に溶接後が残ってしまい、同じ成形用型枠を使用して製造したコンクリートブロックに溶接跡が表出してしまうおそれもある。加えて、特に成形用型枠が小口径のものであると、狭いスペースでの溶接という危険な作業を伴うこととなる。
他方、足場を設けて仕切板を位置決めする手法を採用すると、コンクリートブロックの端面の傾斜や長手寸法の変更の都度、足場の置換が必須となる、従って、多種の足場を用意しておくことによる製造コストの高騰や、足場を置換する作業による生産性の低減を招く。
以上に鑑みてなされた本発明は、成形用型枠に対する溶接を行うことなく、簡便に孔型枠や仕切板等を設置して所望のコンクリートブロックを製造し得る方法を提供しようとするものである。
本発明では、コンクリート製品の基本形状を成形する成形用型枠に、該コンクリート製品に設けるべき付随構造を成形するためのオプション型を取り付け、しかる後前記型枠にフレッシュコンクリートを打設してコンクリート製品を製造するに際して、前記オプション型を支持する支持部材にマグネットを装着し、前記マグネットを介して支持部材及びオプション型を前記型枠に取り付けるようにした。
このようなものであれば、成形用型枠に溶接を行う必要がなくなるため、作業工数を削減できるのみならず、成形用型枠を損傷したり、成形用型枠に溶接跡が残ってその後のコンクリート製品の製造に支障を来したりする不具合を回避できる。また、マグネットにより、支持部材及びオプション型を成形用型枠における所要の位置に取り付けることが可能である。例えば、仕切板の成形用型枠に対する配置を変更する場合には、支持部材の成形用型枠に対する取付位置を変更すればよい。つまり、上記例の如く逐一足場を置換する必要がないため、製造コストの高騰や生産性の低減を招かない。
前記支持部材に取着ボルトを取り付け、前記オプション型に前記取着ボルトを挿通可能なボルト孔と前記ボルト孔に連通し前記支持部材を収容可能な凹陥とを形成して、前記ボルト孔に前記取着ボルトを挿通し前記凹陥に支持部材を収容した状態で取着ナットを取着ボルトに螺着することで前記オプション型を前記支持部材に支持させるものとし、さらに、前記オプション型により前記支持部材、前記取着ボルト及び前記取着ナットをコンクリートから遮蔽するようにすれば、コンクリート製品における付随構造の周辺に不要な凹凸(即ち、支持部材の外形等)を表出させてしまうことがない。
前記オプション型が、前記コンクリート製品に凹部ないし孔部を成形するためのものであるならば、コンクリート製品の頂版、底版、側壁等に凹部ないし孔部を好適に形成することが可能である。
支持ボルトと支持ボルトを螺合進退可能に保持する支持ナットとのうち一方を前記オプション型に取り付け、他方を前記支持部材に取り付けることで、これら支持ボルト及び支持ナットを介して前記オプション型を前記支持部材に支持させるものとすれば、支持ボルトを支持ナットに対して相対的に変位させることで支持部材に対するオプション型の相対位置を変更可能となる。このことは、柔軟に型枠に対するオプション型の位置の調整を行い得るという効用をもたらす。
前記一方を前記オプション型の反堰板面に取り付け、前記他方及び前記支持部材を前記オプション型の反堰板面側に配置することで、前記オプション型により前記支持部材、前記支持ボルト及び前記支持ナットをコンクリートから遮蔽しているならば、コンクリート製品に不要な凹凸を表出させてしまうことがない。ここで、反堰板面とは、オプション型におけるコンクリートに接触する面とは反対の面を言う。
前記オプション型が、前記型枠の一方側の開口領域を閉止して前記コンクリート製品の一端面を成形するためのものであるならば、コンクリート製品の端面の位置や姿勢を簡便に変更でき、長手寸法の相異なるコンクリートブロックや斜角面を有するコンクリートブロックを好適に製造可能となる。
本発明によれば、成形用型枠に対する溶接を行うことなく、簡便に孔型枠や仕切板等のオプション型を設置して所望のコンクリートブロックを製造し得る。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。はじめに、コンクリート製品たるボックスカルバートの製造に使用される成形用型枠について概説する。該成形用型枠は、頂版、底版及び左右の側壁を有するボックスカルバートの基本形状を成形するためのもので、図1及び図2に示すように、ボックスカルバートの外面を成形する外型枠1と、ボックスカルバートの内空を成形する内型枠2とを具備する、例えば鉄鋼板製の型枠である。
外型枠1は、上方に開放する長尺の箱形状をなすもので、ボックスカルバートの底版の外面を形成する台型枠11と、台型枠11に立設されボックスカルバートの側壁の外面を形成する一対の側型枠12と、長手方向の両端部に設けられボックスカルバートの端面を形成する妻板13とを有する。
内型枠2は、内型枠本体21と、内型枠本体21に着脱可能に取り付けられる舟型枠22とを主要な要素とする。内型枠本体21は、内型枠本体21の上部を構成する固定枠部211と、固定枠部211の両側端縁に連結して垂下する可動枠部212とを有する。内型枠本体21は、総体として断面視下方に開放する略チャネル状をなし、ボックスカルバートの頂版及び側壁の内面を形成する。可動枠部212と固定枠部211との間には弾性変形可能な連結部材3が介在しており、可動枠部212はその上端側を中心に固定枠部211に対して揺動可能となっている。舟型枠22は、ボックスカルバートの底版の内面を形成する部位である。舟型枠22は、組立分解装置4を介して内型枠本体21の固定型枠に連結している。組立分解装置4は、舟型枠22を内型枠本体21に対し上下動させる機能をもつ。舟型枠22が最下位置にある組立状態で、内型枠本体21と舟型枠22とがボックスカルバートの内空に対応する略角筒形状をなす。
なお、外型枠1、内型枠2並びに組立分解装置4は、既知の構成のものを採用することができる。
ボックスカルバートを製造するに際しては、成形用型枠の外型枠1及び内型枠2(このときの内型枠2は、組立状態とする)の各々を略水平姿勢に支持し、フレッシュコンクリートを外型枠1の上方から流し込んで打設する。より具体的には、外型枠1と内型枠2との間隙にフレッシュコンクリートを側型枠12及び妻板13の上端近傍まで打設し、しかる後成形用型枠に振動を与える等してコンクリートを締め固め硬化させる。
コンクリートが硬化して脱型可能となったとき、組立分解装置4を作動させて舟型枠22を引き上げる。舟型枠22を引き上げることで、可動枠部212を内型枠本体21の内方に揺動させ得る状態となる。既に述べたように、可動枠部212は連結部材3を介して固定枠部211に連結しており、可動枠部212を内方に揺動させると連結部材3が弾性変形する。そして、図2に示しているように、可動枠部212を硬化したコンクリートブロックの内周面から引き離すことができる。可動枠部212をコンクリートブロックの内周面から引き離した結果、可動枠部212より下方に空隙が生じる。この空隙を利用して、固定枠部211を降下させる。これにより、固定枠部211がボックスカルバートの内周面から引き離され、内型枠本体21を脱離させることが可能となる。
しかして、本実施形態では、フレッシュコンクリート打設に先んじて、ボックスカルバートに設けるべき付随構造を成形するためのオプション型を配するものとしている。具体例を挙げて述べると、付随構造として、ボックスカルバートの頂版、側壁等に凹部ないし孔部を成形しようとする場合、この凹部ないし孔部の開口縁に対応する外周面を有するオプション型たる抜型5を外型枠1と内型枠2との間に設置する。このとき、下記支持部材6を外型枠1または内型枠2に取り付け、この支持部材6に抜型5を支持させることとしている。
図3ないし図5に示すように、支持部材6は、椀を伏せたような略半球状の外形をなす本体の底面に複数個のマグネット61を円周方向に間欠的に配列して装着したものである。そして、この支持部材6より取着ボルト62を突出させた状態に取り付けている。取着ボルト62は、支持部材6に固定され、支持部材6の本体底面に対して略垂直に延伸している。
抜型5は、ボックスカルバートに成形するべき凹部ないし孔部の周縁に応じて形成された外側面を有する。図示例では、外側面を円筒面とした略円盤形状をなす。抜型5は、例えば、発泡スチロールを材料とする。抜型5の厚み寸法は、孔部が成形される頂版、側壁等の厚み寸法と略同等に設定する。これは、この抜型5により頂版、側壁等を貫通する孔部を成形するためである。但し、頂版、側壁等を貫通しない凹部を成形する抜型5であれば、頂版、側壁等の厚み寸法よりも小さい厚み寸法に設定する。また、抜型5の厚み寸法は、支持部材6の本体底面から取着ボルト62の先端までの距離と比較して若干大きい。
抜型5には、厚み方向に貫通するボルト孔51を穿つ。ボルト孔51は、支持部材6に固定された取着ボルト62を挿通し得るものである。そして、抜型5の一方面にボルト孔51に連通する凹陥52を形成し、かつ他方面に同ボルト孔51に連通する座ぐり53を形成している。凹陥52は、支持部材6の略全体を収容し得るものである。
抜型5を成形用型枠に取り付けるに際しては、外型枠1または内型枠2に凹部ないし孔部の中心位置、周縁位置その他の目印を印し、その目印に合わせて支持部材6を取り付ける。支持部材6の取り付けはマグネット61を利用して行い、支持部材6の本体底面を外型枠1の内向面または内型枠2の外向面に接合する。図示例では、外型枠1の内向面に接合している。しかる後、ボルト孔51に取着ボルト62を挿通し、凹陥52に支持部材6を収容するようにして抜型5を支持部材6に支持させる。最後に、取着ボルト62にアンカープレート64を介して取着ナット63を螺着して、抜型5を支持部材6に対して固定する。アンカープレート64及び取着ナット63は、座ぐり53に収容される。この状態でフレッシュコンクリートを打設すれば、抜型5の外形に応じた凹部ないし孔部を成形できる。
付随構造の別の例として、ボックスカルバートの端面を外型枠1の妻板13よりも内方の位置に成形しようとする場合、図6及び図7(図7では、内型枠2の図示を省略している)に示すように、長手方向に対向する両妻板13間にオプション型たる仕切板7を設置して、フレッシュコンクリートが流し込まれる開口領域の一部を閉止する。このときにも、支持部材6を外型枠1または内型枠2に取り付け、この支持部材6に仕切板7を支持させる。
支持部材6の本体は、上記と同様の構成とする。但し、仕切板7を保定する支持部材6には、支持部材6の本体底面に対して略平行に延伸する支持ボルト65を取り付ける。本実施形態では、支持部材6の本体の頂上部に支持ナット66を溶接等により固定し、この支持ナット66に支持ボルト65をねじ込むものとしている。支持ボルト65は、軸長の略全体に亘って雄ねじを形成した全ねじボルトである。支持ボルト65を軸心回りに回転させれば、支持部材6に対する位置をその軸心方向に沿って変位させることができる。
仕切板7は、外型枠1の内周に略緊密に嵌り合う外周縁を有する板材の中央部に、内型枠2の外周に略緊密に嵌り合う開口71を形成したものである。仕切板7は、ボックスカルバートに成形する端面の向きに応じてその幾何的形状が相異する。図6に例示しているものは、ボックスカルバートの延伸方向に対して非平行な斜角面、言い換えるならば延伸方向に対して所定角度傾斜した端面を成形するために用いられる仕切板7である。仕切板7を設置する位置は、成形用型枠の長手方向に沿って変位させることができ、これに応じて製造されるボックスカルバートの長手寸法の変更が可能である。
仕切板7を成形用型枠に取り付けるに際しては、外型枠1または内型枠2にボックスカルバートの端面の位置その他の目印を印し、その目印に合わせて支持部材6を取り付ける。支持部材6の取り付けはマグネット61を利用して行い、支持部材6の本体底面を外型枠1の内向面または内型枠2の外向面に接合する。次に、支持部材6に固定した支持ナット66に支持ボルト65をねじ込み、支持ボルト65の端部に保定ナット67を螺着する。保定ナット67は、仕切板7に対して固定され、支持ボルト65と仕切板7とを結合するものである。また、必要に応じて支持ボルト65を軸心回りに回転させて、(支持ボルト65及び保定ナット67の)支持部材6に対する位置を調整する。
しかる後、仕切板7の反堰板面、即ちコンクリートに接触する側の面と反対側の面に保定ナット67を溶接等により固着して、仕切板7の位置を固定する。通常は、複数個の支持部材6を配置し、保定ナット67を仕切板7の反堰板面における複数箇所に溶接して仕切板7の保定を行う。結果、支持ボルト65が仕切板7の反堰板面に保定ナット67を介して取り付けられることとなる。この状態で、仕切板7の堰板面側に存在する開口領域にフレッシュコンクリートを打設すれば、仕切板7の位置及び傾斜に応じた端面を成形できる。
本実施形態によれば、コンクリート製品の基本形状を成形する成形用型枠に、該コンクリート製品に設けるべき付随構造を成形するためのオプション型5、7を取り付け、しかる後前記成形用型枠にフレッシュコンクリートを打設してコンクリート製品を製造するに際して、前記オプション型5、7を支持する支持部材6にマグネット61を装着し、前記マグネット61を介して支持部材6及びオプション型5、7を前記成形用型枠に取り付けるようにしたため、成形用型枠に溶接を行う必要がなく、作業工数を削減できるのみならず、成形用型枠を損傷したり、成形用型枠に溶接跡が残ってその後のコンクリート製品の製造に支障を来したりする不具合を回避できる。また、マグネット61により、支持部材6及びオプション型5、7の成形用型枠に対する取付位置を容易に変更可能であるため、支持部材6及びオプション型5、7の汎用性が高まる。つまり、多種の支持部材6やオプション型5、7を用意することによる製造コストの高騰を招くことがない、勿論、支持部材6の取り付け工程は簡便そのものと言え、生産性を維持できる。
前記支持部材6に取着ボルト62を取り付け、前記オプション型5に前記取着ボルト62を挿通可能なボルト孔51と前記ボルト孔51に連通し前記支持部材6を収容可能な凹陥52とを形成して、前記ボルト孔51に前記取着ボルト62を挿通し前記凹陥52に支持部材6を収容した状態で取着ナット63を取着ボルト62に螺着することで前記オプション型5を前記支持部材6に支持させるものとし、さらに、前記オプション型5により前記支持部材6、前記取着ボルト62及び前記取着ナット63をコンクリートから遮蔽するようにしたため、コンクリート製品における付随構造の周辺に不要な凹凸を表出させてしまうことがない。
前記オプション型が、前記コンクリート製品に凹部ないし孔部を成形するための抜型5であるため、コンクリート製品の頂版、底版、側壁等に凹部ないし孔部を好適に形成することが可能である。しかも、凹部ないし孔部の開口縁やその周辺に不要な凹凸を表出させてしまうことはなく、外観の向上が実現する。並びに、開口縁を平滑化する仕上げ工程が不要となる。
支持ボルト65と支持ボルト65を螺合進退可能に保持する支持ナット66とのうち一方65を前記オプション型7に取り付け、他方66を前記支持部材6に取り付けることで、これら支持ボルト65及び支持ナット66を介して前記オプション型7を前記支持部材6に支持させるものとしたため、支持ボルト65を支持ナット66に対して相対的に変位させることで支持部材6に対するオプション型7の相対位置を変更可能となる。このことは、柔軟に成形用型枠に対するオプション型7の位置の調整を行い得るという効用をもたらす。
前記一方65を前記オプション型7の反堰板面に取り付け、前記他方66及び前記支持部材6を前記オプション型7の反堰板面側に配置することで、前記オプション型7により前記支持部材6、前記支持ボルト65及び前記支持ナット66をコンクリートから遮蔽しているため、コンクリート製品に不要な凹凸を表出させてしまうことがない。
前記オプション型が、前記成形用型枠の一方側の開口領域を閉止して前記コンクリート製品の一端面を成形するための仕切板7であるため、コンクリート製品の端面の位置や姿勢を簡便に変更でき、長手寸法の相異なるコンクリートブロックや斜角面を有するコンクリートブロックを好適に製造可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態における成形用型枠を示す正面図。 同正面図。 同実施形態の支持部材及びオプション型を示す要部正断面図。 同実施形態の支持部材の本体底面を示す図。 同実施形態の支持部材を示す分解斜視図。 同実施形態の支持部材及びオプション型を示す平面図。 同実施形態の支持部材及びオプション型を示す要部斜視図。
符号の説明
5、7…オプション型
51…ボルト孔
52…凹陥
6…支持部材
61…マグネット
62…取着ボルト
63…取着ナット
65…支持ボルト
66…支持ナット

Claims (6)

  1. コンクリート製品の基本形状を成形する成形用型枠に、該コンクリート製品に設けるべき付随構造を成形するためのオプション型を取り付け、しかる後前記成形用型枠にフレッシュコンクリートを打設してコンクリート製品を製造する方法であって、
    前記オプション型を支持する支持部材にマグネットを装着し、前記マグネットを介して支持部材及びオプション型を前記成形用型枠に取り付けるようにしたことを特徴とするコンクリート製品の製造方法。
  2. 前記支持部材に取着ボルトを取り付け、
    前記オプション型に、前記取着ボルトを挿通可能なボルト孔と、前記ボルト孔に連通し前記支持部材を収容可能な凹陥とを形成して、
    前記ボルト孔に前記取着ボルトを挿通し前記凹陥に支持部材を収容した状態で取着ナットを取着ボルトに螺着することで前記オプション型を前記支持部材に支持させるものとし、
    さらに、前記オプション型により前記支持部材、前記取着ボルト及び前記取着ナットをコンクリートから遮蔽している請求項1記載のコンクリート製品の製造方法。
  3. 前記オプション型が、前記コンクリート製品に凹部ないし孔部を成形するためのものである請求項1または2記載のコンクリートブロックの製造方法。
  4. 支持ボルトと支持ボルトを螺合進退可能に保持する支持ナットとのうち一方を前記オプション型に取り付け、他方を前記支持部材に取り付けることで、これら支持ボルト及び支持ナットを介して前記オプション型を前記支持部材に支持させるものとしている請求項1記載のコンクリート製品の製造方法。
  5. 前記一方を前記オプション型の反堰板面に取り付け、前記他方及び前記支持部材を前記オプション型の反堰板面側に配置することで、
    前記オプション型により前記支持部材、前記支持ボルト及び前記支持ナットをコンクリートから遮蔽している請求項4記載のコンクリート製品の製造方法。
  6. 前記オプション型が、前記成形用型枠の一方側の開口領域を閉止して前記コンクリート製品の一端面を成形するためのものである請求項1、4または5記載のコンクリートブロックの製造方法。

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