JP2005297094A - ドレッシング判定装置 - Google Patents

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宣弘 森田
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Abstract

【課題】 簡単かつ安価な構成で、砥石切削面のドレッシング状態を正確に判定できるドレッシング判定装置を提供する。
【解決手段】 砥石1の切削面1aに切刃2を有するドレッサ3を接触させて相対的に回転させながら移動させて、切削面1aをドレッシングするドレッシング装置による切削面1aのドレッシング状態を判定するドレッシング判定装置であって、振動センサ5により切削面1aとドレッサ3との接触面から発生する振動を検出し、メーターリレー7で振動センサ5の出力と所定の基準値とを比較し、メーターリレー7の出力に基づいてセンサ5の出力が所定の基準値以上となる時間を計測し、その計測時間に基づいて切削面1aのドレッシング状態を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドレッシング装置による砥石切削面のドレッシング状態を判定するドレッシング判定装置に関する。
ワークを研削する砥石の切削面の形直しや目直しを行うドレッシング装置では、例えば砥石を回転させ、その切削面にダイヤモンド等の切刃を有するドレッサを接触させながら、砥石及びドレッサを砥石軸方向に相対的に移動させることにより、切削面をドレッシングするようにしている。
このようなドレッシング装置における従来のドレッシング判定装置としては、例えば、回転式のドレッサの回転中心位置から偏心した位置にAE(超音波振動)センサを配置し、このAEセンサによりドレッサと砥石との接触に伴って砥石の砥粒に亀裂等が生じる際に発生するAE波を検出して、その出力信号波形がAEセンサの回転周期に対応するか否かによって砥石の真円度を判定し、また、出力信号の周波数と基準周波数との比較に基づいて砥石の目直し状態を判定し、更に、砥石及びドレッサが砥石軸方向に相対的に移動する間に出力されるAE波の強度がほぼ一定であるか否かによって砥石軸方向における切削面の平坦度を判定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−131364号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示のドレッシング判定装置にあっては、真円度及び平坦度を検出するために、全波整流回路、ローパスフィルタ、真円度判断ブロック、平坦度判断ブロックを設け、AEセンサの出力信号を全波整流回路で全波整流した後、ローパスフィルタで高周波成分を除去して真円度判断ブロック及び平坦度判断ブロックに供給し、真円度判断ブロックにおいてローパスフィルタの出力信号波形と予め設定した基準波形とを比較して砥石の真円度を判定し、平坦度判断ブロックにおいてローパスフィルタの出力信号強度の変動幅が予め設定した所定範囲内にあるか否かを検出して砥石切削面の平坦度を判定するようにしている。
また、目直し状態を判定するために、周波数解析ブロック及び目直し判断ブロックを設け、周波数解析ブロックにおいてAEセンサの出力信号の周波数を解析してAE波の発生周波数を決定し、その決定した発生周波数に関する情報を目直し判断ブロックに供給して、砥石の周速と砥粒間隔とに基づいて予め設定した基準周波数と比較することにより砥石の目直し状態を判定するようにしている。
このように、特許文献1に開示のドレッシング判定装置にあっては、AEセンサの他に、全波整流回路、ローパスフィルタ、真円度判断ブロック、平坦度判断ブロック、周波数解析ブロック、目直し判断ブロック等を要するため、構成が複雑になると共に、コストアップを招くことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、簡単かつ安価な構成で、砥石切削面のドレッシング状態を正確に判定できるドレッシング判定装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載のドレッシング判定装置の発明は、ワークを研削する砥石の切削面に切刃を有するドレッサを接触させて、上記砥石及び上記ドレッサを相対的に回転させながら回転軸方向に相対的に移動させて、上記切削面をドレッシングするドレッシング装置による上記切削面のドレッシング状態を判定するドレッシング判定装置において、上記切削面と上記ドレッサとの接触面から発生する振動を検出する振動検出手段と、該振動検出手段の出力と所定の基準値とを比較する比較手段と、該比較手段の出力に基づいて上記振動検出手段の出力が上記所定の基準値以上となる時間を計測するタイマ手段と、該タイマ手段による計測時間に基づいて上記切削面のドレッシング状態を判定する判定手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1のドレッシング判定装置において、上記判定手段による判定結果を報知する報知手段を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のドレッシング判定装置において、上記振動検出手段を上記ドレッサに設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3のドレッシング判定装置において、上記判定手段による判定結果を上記ドレッシング装置の制御手段に供給することを特徴とする。
請求項1の発明によると、振動検出手段の出力が所定の基準値以上となる時間を計測して、ドレッシング装置による砥石切削面のドレッシング状態を判定するので、基準値を適切に設定することにより、簡単かつ安価な構成で、目直し状態、真円度及び平坦度を含む砥石切削面の総合的なドレッシング状態を正確に判定することができる。
請求項2の発明によると、ドレッシング状態の判定結果を報知手段によりオペレータに容易に認識させることができると共に、その判定結果から砥石及びドレッサを回転軸方向に相対的に移動させる送り機構のガタの発生を発見することも可能となる。
請求項3の発明によると、振動検出手段を砥石側に設ける場合に比べて簡単に設置することができ、よりコストダウンが図れる。
請求項4の発明によると、ドレッシング状態の判定結果をドレッシング装置の制御手段に供給するので、ドレッシング状態が正常の場合には、当該切削面に対するドレッシング動作を自動的に停止させ、異常の場合には当該切削面に対してドレッシング動作を自動的に繰り返し実施させることが可能となり、これによりドレッシング作業を自動的に効率良く行うことが可能となる。
以下、本発明によるドレッシング判定装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の実施の形態を示すもので、図1は概略構成を示すブロック図、図2はその動作を説明するための信号波形図である。
本実施の形態は、図1に示すように、砥石1を回転させ、その切削面1aにダイヤモンド等の切刃2を有するドレッサ3を接触させながら、砥石1及びドレッサ3を砥石軸方向に相対的に移動させて切削面1aをドレッシングするドレッシング装置によるドレッシング状態を判定する。なお、ドレッサ3は、回転式であっても、非回転式であっても良い。
このため、本実施の形態では、ドレッサ3に振動検出手段である振動センサ5を設け、これにより切削面1aとドレッサ3との接触面から発生する振動を検出し、その出力信号をアンプ6で増幅した後、比較手段であるメーターリレー7に供給して所定の基準値と比較する。
メーターリレー7での比較結果は、タイマ手段、判定手段および報知手段を内蔵するシーケンサー8に供給し、ここで砥石軸方向における切削面1aのドレッシング期間に亘って、メーターリレー7の出力に基づいてアンプ6の出力信号が所定の基準値以上となる時間を計測し、その計測時間に基づいて切削面1aのドレッシング状態を判定して、その判定結果を、例えば正常の場合には「OK」、異常の場合には「NG」と文字表示する。
また、シーケンサー8での判定結果は、ドレッシング装置の制御手段であるM/C本体シーケンサー9に供給して、判定結果に基づいてドレッシング状態が正常の場合には、切削面1aに対するドレッシング動作を自動的に停止させ、異常の場合には切削面1aに対してドレッシング動作を自動的に繰り返し実施する。
本実施の形態によると、砥石軸方向における切削面1aのドレッシング期間中に、アンプ6から出力される振動センサ5の出力信号波形(電圧)は、切削面1aの目直し状態、真円度および平坦度が適正状態にあるドレッシング正常状態では、図2に符号Aの実線で示すように、殆どの期間において所定の電圧レベル、図2の場合は2.8V以上となる。
これに対し、例えばドレッシングの途中で、ドレッサ3に欠損、例えば切刃2にチッピングが生じたドレッシング異常状態では、切刃2のチッピング発生時に図2の破線において符号Bで示すように正常時の出力信号波形Aよりパルス状に信号レベルが増大し、その後の出力信号波形は、切刃2のチッピングによってドレッサ3の切削面1aに対する当たりが弱くなるため、図2に符号Cで示すように殆どの期間において、正常時の出力信号波形Aよりも信号レベルが低下し、図2の場合は2.8Vよりも低下したものとなる。同様に、砥石1及びドレッサ3を砥石軸方向に相対的に移動させる送り機構にガタがある場合には、ドレッサ3の切削面1aに対する当たりが弱くなる期間が相対的に増えるため、その場合の出力信号波形も正常時の出力信号波形Aの信号レベルより低下する期間が多くなる。
従って、メーターリレー7において、切削面1aにおける目直し状態、真円度、平坦度等を考慮した基準値を適切に設定して、例えば図2の場合には基準値を2.8Vに設定して、アンプ6の出力信号と比較し、その比較結果に基づいてシーケンサー8において、砥石軸方向における切削面1aのドレッシング期間中に、アンプ6の出力信号が基準値以上にある時間を計測し、その期間内における計測時間が所定時間以上のときは正常、所定時間未満のときは異常と判定することにより、目直し状態、真円度及び平坦度を含む切削面1aの総合的なドレッシング状態を正確に判定することができる。また、その判定結果を文字表示することにより、オペレータに容易に認識させることができると共に、判定結果が異常の場合には、砥石1及びドレッサ3を砥石軸方向に相対的に移動させる送り機構におけるガタの発生を発見することもできる。
しかも、構成部品も、振動センサ5、アンプ6、メーターリレー7及びシーケンサー8と少なく、簡単に構成でき、コストダウンが図れると共に、振動センサ5をドレッサ3に設けるようにしたので、振動センサ5を簡単に設置することができる。
更に、シーケンサー8でのドレッシング状態判定結果をM/C本体シーケンサー9に供給して、ドレッシング状態が正常の場合には、当該切削面1aに対するドレッシング動作を自動的に停止させ、異常の場合には当該切削面1aに対してドレッシング動作を自動的に繰り返し実施するようにしたので、ドレッシング作業を自動的に効率良く行うことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、振動センサ5は、ドレッサ3に代えて砥石1側に設置することもできる。また、判定結果の報知手段による報知は、文字表示に代えてランプやブザー等により報知することもできる。
本発明の実施の形態におけるドレッシング判定装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
1 砥石
1a 切削面
2 切刃
3 ドレッサ
5 振動センサ(振動検出手段)
6 アンプ
7 メーターリレー(比較手段)
8 シーケンサー(タイマ手段、判定手段、報知手段)
9 M/C本体シーケンサー(ドレッシング装置の制御手段)

Claims (4)

  1. ワークを研削する砥石の切削面に切刃を有するドレッサを接触させて、上記砥石及び上記ドレッサを相対的に回転させながら回転軸方向に相対的に移動させて、上記切削面をドレッシングするドレッシング装置による上記切削面のドレッシング状態を判定するドレッシング判定装置において、
    上記切削面と上記ドレッサとの接触面から発生する振動を検出する振動検出手段と、
    該振動検出手段の出力と所定の基準値とを比較する比較手段と、
    該比較手段の出力に基づいて上記振動検出手段の出力が上記所定の基準値以上となる時間を計測するタイマ手段と、
    該タイマ手段による計測時間に基づいて上記切削面のドレッシング状態を判定する判定手段とを有することを特徴とするドレッシング判定装置。
  2. 上記判定手段による判定結果を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1に記載のドレッシング判定装置。
  3. 上記振動検出手段を上記ドレッサに設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のドレッシング判定装置。
  4. 上記判定手段による判定結果を上記ドレッシング装置の制御手段に供給することを特徴とする請求項1、2または3に記載のドレッシング判定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144600A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Nikon Corp ドレッシング装置、およびこのドレッシング装置によりドレッシングされる加工工具を用いた製造装置
JP2009255250A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Tokyo Seimitsu Co Ltd 砥石成形状態判定装置及び砥石成形状態判定方法
JP2011036978A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Bosch Corp ドレッシング状態判定方法
JP2018192541A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社ディスコ 研磨装置

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