JP2005296728A - 包装体熱接着用酸素吸収性テープ、酸素吸収性テープ付き包装体、及び当該包装体の製造方法 - Google Patents

包装体熱接着用酸素吸収性テープ、酸素吸収性テープ付き包装体、及び当該包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】酸素吸収性能に優れるとともに、使用上における外観上の違和感もなく、また、酸素吸収時の悪臭の発生を好適に防止できる包装体熱接着用酸素吸収性テープ及び当該テープを備えた包装体を、また、製造時における酸素吸収性材料のロス分も少なく、簡便な手段により低コストで当該酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法を提供すること。
【解決手段】酸素吸収性樹脂層2の片面2aが前記可視光線不透過層3と接する包装体熱接着用酸素吸収性テープ1、当該テープ1を内面側に貼り付けてなる酸素吸収性テープ付き包装体、及び当該包装体の製造方法であって、酸素吸収性テープ1は、酸素吸収性樹脂層2の片面2aが前記可視光線不透過層3と接して、酸素吸収性樹脂層2のもう方面2cが紫外線透過樹脂層4と接していてもよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、包装体熱接着用酸素吸収性テープ、酸素吸収性テープ付き包装体、及び当該包装体の製造方法に関する。
食品、医薬品、飲料、及び各種機器などの包装においては、収納物の酸素による酸化、変質や微生物の繁殖による腐敗を防いで品質を保持するために、種々の包装形態が採用されている。このような包装形態の例としては、包装材料について酸素ガスバリアー性を有する材料で構成するとともに、包装体内の酸素を除去し、被収納物の酸素劣化、変色、カビ、好気性菌などによる変質などを防止する包装形態が採用されている。
また、包装体における内部の酸素を除去するために、粉末状ないし粒状の酸素吸収剤(脱酸素剤)を、通気性包装材料に包装した酸素吸収剤入り小袋(酸素吸収剤包装体ともよばれる)を、収納物とともに密封する方法が採用されており、今日において流通される各種の包装形態は、この酸素吸収剤入り小袋が封入されることが多い。
一方、酸素吸収剤包装体にあっては、例えば、酸素吸収剤入り小袋が食品中に混入してしまったり、また、誤って食されたり、調理されたりする等、安全性の面からの問題があった。更には、酸素吸収剤入り小袋が破けたりすると、内容物である酸素吸収剤が外部にもれ出してしまって、食品等が汚染されてしまうという心配もあった。そして、収納物が水分を含んだ非乾燥物である場合や、また、液状物である場合には、前記の酸素吸収剤入り小袋を実質的に使用できないなどの問題もあった。このため、近年では、包装材料自体、すなわち、フィルムやシート、容器等の包装体の構成材料そのものに酸素吸収機能を付与する手段がいろいろ提案されてきている。
かかる酸素吸収機能を有した包装形態としては、例えば、脱酸素剤として鉄粉と食塩を用い、この鉄粉を熱可塑性樹脂に混練した酸素吸収性樹脂層を他の熱可塑性樹脂と共押出した酸素吸収性シート及びこのシートを用いた米飯用包装体が提案されていた(例えば、特許文献1)。この鉄粉を含む脱酸素剤を備えた酸素吸収性樹脂層は、水分を吸うことによって酸素吸収を行うものであったが、包装直前の水蒸気処理や包装後のレトルト処理によって酸素吸収を開始するので、水分を鉄粉を含む酸素吸収性樹脂層に到達させるために高温高湿条件が必要とされ、常温で包装される食品等や熱水殺菌されない食品には利用しにくいものであった。また、鉄を含有することになるので、包装後に金属異物検査がなされる場合にも問題があった。
これらの課題を解決するために、酸素吸収性樹脂を積層した包装材料に対して、包装直前に紫外線等のエネルギーを照射して励起させる技術も提案されている(例えば、特許文献2)。この技術は、鉄粉等の第三成分を含有せず、材料自体に酸素吸収能を備えた樹脂材料に対して、紫外線等のエネルギーを照射することにより励起させるものであり、従来の高温高湿条件を必要とせず、簡便な手段で酸素吸収能を発現できるものとして期待されていた。
特開平8−133345号公報([0007],[図1]) 特許第3334056号公報([請求項1])
しかしながら、これらの酸素吸収性樹脂は、紫外線等のエネルギーの照射により励起されて酸素吸収能を発現する一方、酸素を吸収しつつ変質、分解して、褐変したりすることがあった。従って、酸素吸収物質を被覆する樹脂に褐変を隠蔽する顔料や染料を添加する必要があったが、このようにすると却って紫外線を透過することが困難となり、酸素吸収が開始されないという問題があった。
加えて、このような酸素吸収性樹脂は、酸素を吸収した場合にあっては臭気を発生することもあった。この場合にあっては臭気物質を吸着させるために脱臭成分を混練させるようにしていた一方、前記した顔料の添加等と同様に、脱臭成分を混練すると酸素吸収が開始されないという問題が生じていた。
更には、別の問題として、酸素吸収フィルム全体に対して照射するということは、フィルムの幅が広いため、紫外線照射装置が大掛かりなものとなり、コストが高くなってしまうことがあった。そして、フィルムを蓋材として使用する場合にあっては、紫外線を照射しなければならないため、印刷処理をしてあるとおり透明なシーラントを用いなければならないため、酸素吸収性樹脂の変色が蓋材の内側から透視することができ、利用者に違和感を与えるという問題もあった。
本発明の第1の目的は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、酸素吸収性能に優れるとともに、使用上における外観上の違和感もなく、また、酸素吸収時の悪臭の発生を好適に防止できる包装体熱接着用酸素吸収性テープ及び当該テープを備えた包装体を提供することにある。
そして、第2の目的は、製造時における酸素吸収性材料のロス分も少なく、簡便な手段により低コストで酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法を提供することにある。
前記の課題を解決すべく、本発明の第1発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープは、酸素吸収性樹脂層と、可視光線不透過層からなる酸素吸収性テープであって、前記酸素吸収性樹脂層の片面が前記可視光線不透過層と接していることを特徴とする。
この本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープは、酸素を吸収する酸素吸収性樹脂層と、可視光線を透過させない着色された可視光線不透過層からなり、酸素吸収性樹脂層の可視光線不透過層と接する層構成としているので、酸素吸収能に優れるとともに、テープを構成する酸素吸収性樹脂層が酸素を吸収して褐変した場合であっても、この褐変を可視光線不透過層が隠蔽することとなり、使用における外観上の違和感もない包装体熱接着用酸素吸収性テープを提供することができる。
また、酸素を吸収する媒体としてテープという汎用形態を採用しているため、在庫、輸送、貯蔵が容易であるとともに、テープ自体が、包装体の基材を構成していないので、包装形態の多様化に柔軟に対応できる。
更には、当該テープは、従来の包装体の製袋時における熱接着工程や、容器包装の蓋材の熱接着工程などに容易に組み込むことが可能であるため、包装体の製造に影響を及ぼすこともない。そして、テープ自体の製造も簡便な手段が用いられており、一工程で行うことも可能であるため、テープ製造工程の簡略化や製造コストの削減にもつながるものである。
また、本発明の第2発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープは、酸素吸収性樹脂層と、可視光線不透過層と、紫外線透過樹脂層からなる酸素吸収性テープであって、前記酸素吸収性樹脂層の一方の面が前記可視光線不透過層と接して、前記酸素吸収性樹脂層の他方の面が前記紫外線透過樹脂層と接していることを特徴とする。
この本発明の第2発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープは、酸素を吸収する酸素吸収性樹脂層と、可視光線を透過させない着色された可視光線不透過層と、紫外線を透過する紫外線透過樹脂層からなり、酸素吸収性樹脂層の一方の面が前記可視光線不透過層と接し、酸素吸収性樹脂層の他方の面が前記紫外線透過樹脂層と接する構成としているので、前記した第1発明の奏する効果を享受するとともに、紫外線透過樹脂層を酸素吸収性樹脂層と接するように配しているので、紫外線が酸素吸収性樹脂層まで効率よく照射されることになる。
また、この紫外線透過樹脂層を熱接着層とすることもでき、これにより、包装体熱接着用酸素吸収性テープの熱接着性を向上させることができる。更には、熱接着する包装袋の材質に合わせて、紫外線透過樹脂層の材質を変えることができるため、ヒートシールが容易となり、汎用性が高まる。
そして、これらの本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープは、包装体の構成材料自体に酸素吸収性を備えたものを用いて製造するのと比較して、包装体に対してかかるテープを熱接着等するだけで、包装体に簡便に酸素吸収性能を付与することができる。
また、テープが包装体に熱接着(ヒートシール)するようにしているため、包装体に対して簡便に貼付することができる。製造時の入れ忘れや、あるいは包装体の開封時に誤って外部に出てしまったりすることもない。
本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープは、前記した可視光線不透過層が脱臭成分を含有していることが好ましい。
かかる本発明によれば、可視光線不透過層に対して脱臭成分を含有させるようにしているので、酸素吸収性テープに対して脱臭能を付与することができ、酸素吸収時におけるテープからの悪臭の発生を好適に防止することができる。
また、脱臭成分を酸素吸収性樹脂層に添加せずに脱臭させるので、酸素吸収能にも影響を与えることはない。
本発明の酸素吸収性テープ付き包装体は、前記した本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープの紫外線透過樹脂層または酸素吸収性樹脂層を内面に貼り付けてなることを特徴とする。
この本発明の包装体は、前記した本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープを内面に貼付してなるので、当該テープの奏する効果を好適に享受することができる。
また、被着される酸素吸収性テープの面積が小さいので、包装体のデザイン等に影響を与えることもない。
そして、包装体の構成材料自体を酸素吸収性材料で構成せず、小面積の酸素吸収性テープを被着するようにしているので、コストの削減を図ることができる。
本発明の酸素吸収性テープ付き包装体の製造方法は、前記した本発明の酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法であって、包装体がフィルムを貼り合わせてなる袋体であり、
前記の包装体熱接着用酸素吸収性テープに対して紫外線を照射して、当該酸素吸収性テープの紫外線透過樹脂層または酸素吸収性樹脂層とフィルムの内面を熱により接着し、フィルム周縁を熱接着して製袋することを特徴とする。
この本発明の製造方法によれば、包装体をフィルムを貼り合わせてなる袋体として、酸素吸収能を有する本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープを使用して酸素吸収性テープ付き包装体を得るようにしているので、酸素吸収性材料の製造ロスを極力少なくすることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、小面積の酸素吸収性テープを使用することにより、紫外線照射における照射設備を小型化することができ、これによっても製造コストの削減を図ることができる。
また、本発明の酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法は、前記した本発明の酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法であって、包装体が蓋材と開口部を有する容器本体からなる蓋付き容器であり、前記の包装体熱接着用酸素吸収性テープに対して紫外線を照射して、当該酸素吸収性テープの紫外線透過樹脂層または酸素吸収性樹脂層と蓋材の内面を熱により接着し、蓋材の内面と容器本体の開口部に形成されたフランジ部とを熱接着することを特徴とする。
この本発明の製造方法によれば、包装体を蓋材と容器本体からなる蓋付き容器として、
酸素吸収能を有する本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープを使用して酸素吸収性テープ付き包装体を得るようにしているので、前記した包装体を袋体とした場合と同様、酸素吸収性材料の製造ロスを極力少なくすることができ、製造コストの低減化を図ることができる。特に、蓋材に対して酸素吸収性テープを貼り付けるようにしているので、蓋材全体を酸素吸収性樹脂から構成する場合と比較して、蓋材打ち抜き時の酸素吸収性樹脂のロス分を大幅に低減することができる。
また、前記と同様に、小面積の酸素吸収性テープの使用により、紫外線照射における照射設備を小型化することができ、製造コストの削減を図ることができる。
(I)包装体熱接着用酸素吸収性テープ1:
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープの一形態を示した断面図である。図1中、1は酸素吸収性テープ、2は酸素吸収性樹脂層、3は可視光線不透過層、をそれぞれ示す。
本実施形態の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1(以下、単に「酸素吸収性テープ1」とする場合もある)は、図1に示すように、酸素吸収性樹脂層2と、可視光線不透過層3を備え、テープ1の断面の形態が、酸素吸収性樹脂層2の片面が可視光線不透過層3と接している構成をとる。
本実施形態の酸素吸収性テープ1を構成する酸素吸収性樹脂層2としては、酸素吸収能を有する樹脂材料で構成されており、例えば、特許第3334056号公報や特開2002−69320号公報に開示される酸素吸収性を備えた樹脂材料を好適に使用することができ、例えば、分子中に炭素−炭素不飽和結合を有するオレフィンオリゴマーを含む樹脂や、ベンジル性、アリル性または第3級の水素を含有する炭素化合物を好適に用いることができる。
また、可視光線不透過層3は、紫外線も可視光線も透過せず、酸素透過能を備えており、かつ、着色された層のことをいい、例えば、熱可塑性樹脂に対して着色成分を添加することにより形成される。
可視光線不透過層3を構成する熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE)系樹脂、ポリプロピレン(PP)系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、ポリアミド(ナイロン)樹脂や、ブタジエン、プロピレン、エチレン等から選ばれる組み合わせエラストマー等の1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
ここで、ポリエチレン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)等が挙げられ、また、ポリプロピレン系樹脂としては、例えば、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)等が挙げられる。
なお、これら熱可塑性樹脂には、公知の充填剤を、本発明の効果に影響を与えない範囲で適宜配合してもよい。充填剤としては、例えば、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウム等が挙げられ、これらの1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
この熱可塑性樹脂と混合される着色成分としては、酸化チタン、タルク、炭酸カルシウム、ホウ硝等の公知の顔料や染料が挙げられる。
なお、可視光線不透過層3における熱可塑性樹脂への着色成分の添加量は、必要とされる着色の度合いにより適宜決定することができる。一方、本発明の酸素吸収性テープ1における可視光線不透過層3の着色の度合いは、酸素吸収性樹脂層2が酸素吸収して褐変した場合にあっても外部からテープの変色が違和感ない状態で着色されていればよい。従って、例えば、着色成分を熱可塑性樹脂に対して、0.5〜10質量%程度添加するようにすればよい。
また、可視光線不透過層3には、脱臭成分を添加することもでき、これにより、酸素吸収性テープ1に対して脱臭能を付与することができる。
脱臭成分の例としては、活性アルミナ、酸化亜鉛アルミナ、ゼオライト、二酸化ケイ素、活性炭、焼ミョウバン等が挙げられ、これらの脱臭剤の一種を単独で、または、二種類以上を組み合わせて使用することができる。
可視光線不透過層3に対する脱臭成分の添加量は、テープ1の加工条件や用途により決定すればよいが、一般に、可視光線不透過層3の全体に対して1〜15質量%であることが好ましい。
本実施形態の酸素吸収性テープ1の断面形態としては、例えば、前記した図1に示したように、酸素吸収性樹脂層2の片面2aが可視光線不透過層3と接しており、また、酸素吸収性樹脂層2の端面2bは可視光線不透過層3に被覆された状態であってもよい。このように酸素吸収性樹脂層2の端面2bを可視光線不透過層3で被覆することにより、例えば、酸素吸収性樹脂層2を包装体の内面に被着させた場合にあっては、酸素吸収性樹脂層2と内容物との接触を確実に防止することができ、衛生面からも好ましい。
また、例えば、可視光線不透過層3に対して脱臭成分を添加する場合にあっては、図1に示すような層構成において、可視光線不透過層3の全体に対して当該脱臭成分を添加してもよく、また、図2に示すように、可視光線不透過層3を、脱臭成分を添加した部分3aと、脱臭成分を添加しない部分3bに分けて構成するようにしてもよい。
前記の構成からなる酸素吸収性樹脂層2と可視光線不透過層3から構成される本実施形態の酸素吸収性テープ1の形状としては、特に制限はないが、一般には、長尺状であることが好ましい。
また、図1において、当該テープ1の厚さT1は、特に制限はないが、一般に、20〜200μmであることが好ましい。テープ1の厚さをかかる範囲にすることにより、一般的に、酸素吸収性能を備え、生産性、加工性、取り扱い性等に優れた酸素吸収性テープ1を得ることができるため好ましい。
本実施形態の酸素吸収性テープ1は、袋体や包装容器等の包装体に被着されて使用されることが好ましく、例えば、袋体の内面、包装容器の内面及び蓋付き包装容器の蓋材内面に対して、酸素吸収性テープ1の可視光線不透過層3でない面(酸素吸収性樹脂層2)をヒートシール等により接着させることが好ましい。
そして、本実施形態の酸素吸収性テープ1の製造方法としては、例えば、公知の多層異形共押出成形法や、公知の熱ラミネート成形法等により製造することができるが、作業の簡便さ等の点より、多層異形共押出成形法を行うことが好ましい。
多層異形共押出成形法の一例としては、まず、前記した酸素吸収性樹脂層2および可視光線不透過層3を構成する材料を、単軸押し出し機2台からなる多層異形押出装置を用いた多層異形押出法により押出成形を行い、酸素吸収性樹脂層2の片面2aが可視光線不透過層3と接し、酸素吸収性樹脂層2の端面2bを可視光線不透過層3で被覆された断面の酸素吸収性テープ1の長尺テープを成形するようにすればよい。
このようにして得られる本実施形態の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1によれば、下記(1)〜(3)の効果を奏することができる。
(1)包装体熱接着用酸素吸収性テープ1を構成する酸素吸収性樹脂層2と可視光線不透過層3が、断面として酸素吸収性樹脂層2が可視光線不透過層3と接するようにしているので、酸素吸収能に優れることに加えて、酸素吸収性樹脂層2が蓋材等の包装体の内部側に接着するようにすれば、酸素吸収性テープ1を構成する酸素吸収性樹脂層2が酸素を吸収して褐変しても、かかる褐変を可視光線不透過層3が隠蔽することができる。従って、使用における外観上の違和感もない包装体熱接着用酸素吸収性テープ1を好適に提供することができる。
(2)包装体熱接着用酸素吸収性テープ1の可視光線不透過層3に対して脱臭成分を添加しているので、酸素吸収性テープ1に対して脱臭能を付与し、酸素吸収時におけるテープからの悪臭の発生を好適に防止することができる。
また、脱臭成分を酸素吸収性樹脂層2に添加せず可視光線不透過層3に添加して脱臭を図るので、酸素吸収能にも影響を与えないものである。
(3)本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1は、酸素を吸収する媒体としてテープという汎用形態を採用しているため、在庫、輸送、貯蔵が容易であるとともに、テープ自体が、包装体の基材を構成していないので、包装形態の多様化に柔軟に対応できる。
更には、この酸素吸収性テープ1は、従来の包装体の製袋時におけるヒートシール工程や、容器包装の蓋材のヒートシール工程などに容易に組み込むことが可能であるため、包装体の製造に影響を及ぼすこともない。そして、テープ自体の製造も簡便な手段が用いられており、一工程で行うことも可能であるため、テープ製造工程の簡略化や製造コストの削減にもつながる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープの他の形態を示した断面図である。図3中、1aは包装体熱接着用酸素吸収性テープ、2は酸素吸収性樹脂層、3は可視光線不透過層、をそれぞれ示す。
なお、以下の説明では、既に第1実施形態で説明した部分又は部材と同様な部材等については、同一符号を付して、その説明を省略している。
本実施形態の酸素吸収性テープ1aは、酸素吸収性樹脂層2、可視光線不透過層3、及び紫外線透過樹脂層4を備え、断面形態が酸素吸収性樹脂層2の片面2aが可視光線不透過層3と接し、酸素吸収性樹脂層2の他方の面2cが紫外線透過樹脂層4と接する構成をとる。
ここで、酸素吸収性樹脂層2、及び可視光線不透過層3を構成する材料や製造方法等については、前記した第1実施形態で挙げた酸素吸収性樹脂層2、及び可視光線不透過層3を構成する材料や製造方法等をそのまま適用すればよい。
一方、紫外線透過樹脂層4としては、紫外線を良好に透過可能な樹脂材料で構成されればよく、例えば、前記した可視光線不透過層3を構成する熱可塑性樹脂を用いることができる。
また、この紫外線透過樹脂層4をヒートシール層とすることもでき、これにより、酸素吸収性テープ1aのヒートシール性を向上させることができる。
本実施形態の酸素吸収性テープ1aの断面形態としては、図3に示したように、矩形状の酸素吸収性樹脂層2の片面2aが可視光線不透過層3と接し、また、酸素吸収性樹脂層2の端面2bは可視光線不透過層3に被覆された状態とする一方、酸素吸収性樹脂層2のもう一方の面2cに紫外線透過樹脂層4を接するようにして積層すればよい。本実施形態にあっても、前記した第1実施形態と同様、酸素吸収性樹脂層2の端面2bを可視光線不透過層3で被覆しているので、酸素吸収性樹脂層2を包装体の内面に被着させた場合にあっては、酸素吸収性樹脂層2と内容物との接触を確実に防止することができる。
図3において、当該テープ1の厚さT1’は、特に制限はないが、一般に、20〜200μmであることが好ましい。テープの厚さをかかる範囲にすることにより、酸素吸収性能を備え、生産性、加工性、取り扱い性等に優れたテープを得ることができるため好ましい。
なお、図3の構成は、包装体の内面に被着させた場合において、当該包装体の内容物に対する酸素吸収性樹脂の影響を考慮して、酸素吸収性樹脂層2の端面2bを可視光線不透過層3で被覆した態様を示したものであるが、対象となる内容物が、衛生面に付いて特に過敏にならなくてもよい場合にあっては、図4のように、断面形態が、酸素吸収性樹脂層2の片面2aが前記可視光線不透過層3と接し、酸素吸収性樹脂層2の他方の面2cが紫外線透過樹脂層4と接するように3層を並べて積層するようにしてもよい。
このようにして得られる本実施形態の酸素吸収性テープ1aによれば、前記した第1実施形態で奏する効果(1)〜(3)のほか、下記の効果(4)を奏することができる。
(4)包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aを構成する酸素吸収性樹脂層2、可視光線不透過層3、紫外線透過樹脂層4が、断面として酸素吸収性樹脂層2の片面2aが可視光線不透過層3と接し、酸素吸収性樹脂層2のもう片面2cが紫外線透過樹脂層4と接する構成としているので、紫外線が酸素吸収性樹脂層2まで効率よく照射されることになる。
(II)酸素吸収性テープ付き袋体5:
図5は、矩形状の2枚のフィルム11を貼り合わせて構成される袋体10に対して、前記した図3の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aをその内面に被着させた酸素吸収性テープ付き包装体である酸素吸収性テープ付き袋体5を示しており、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B断面図である。
図5に示す酸素吸収性テープ付き袋体5は、製袋前に紫外線照射されたテープ1が、原反フィルムに熱接着され続けて製造され、例えば、3方をヒートシール部12として貼り合わせた後、内容物15を充填して、残りの一方をヒートシールして密封して貼り合わさして密封状態とすることができる。また、酸素吸収性テープ1aは、包装体5の内面の略中央の位置に、当該包装体5の短辺方向とテープ1aの長手方向とを平行にして貼付されている。
図5にあっては、袋体10(包装体5)の形態としては、2枚のフィルム11を重ね合わせて四方をヒートシールした四方シール袋を採用したものを示している。なお、この袋体10の形態としては、この他、縦ピロー袋、横ピロー袋、三方シール袋、ガゼット袋、自立袋等、種々の形態を適用することができる。
また、フィルム11の構成としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム/ナイロン/ポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)/ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートに酸化ケイ素や酸化アルミ等の無機物を蒸着させた層/ポリオレフィン系樹脂、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)/ポリプロピレン、ナイロン/ポリオレフィン系樹脂、ナイロン/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等が挙げられ、ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。
なお、フィルム11のうち、ガスバリアー性を有する層は、例えば、アルミニウム、ナイロン、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等や、または、ポリエチレンテレフタレートに酸化ケイ素や酸化アルミ等の無機物質を蒸着させたものからなる層が該当する。
図5の酸素吸収性テープ付き袋体5を得るには、まず、包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aの紫外線透過樹脂層4に対して紫外線を照射して、内部の酸素吸収性樹脂層2を構成する酸素吸収性樹脂を励起する。次に、励起された酸素吸収性テープ1aを、袋体10を構成する2枚のフィルム11のうちの一方について、製袋化した場合に内面となる面の略中央に対して、酸素吸収性テープ1aの紫外線透過樹脂層4を、フィルム11の長辺方向と酸素吸収性テープ1aの短手方向とを平行にしてヒートシールする。
次に、酸素吸収性テープ1aが接着されたフィルム30に、酸素吸収性テープ1aの可視光線不透過層3の面からもう1枚のフィルム11を重ね合わせた後、重ね合わされたフィルム11の周縁をヒートシールして密封状態とする。この場合、内容物を充填することを考慮すると、まず3方をヒートシールした後、内容物を充填して、残りの一方をヒートシールして密封、製袋化するとよい。このようにして、内面に酸素吸収性テープ1aが貼り付けられた酸素吸収性テープ付き袋体5を得ることができる。
前記した図5の酸素吸収性テープ付き袋体5によれば、下記の効果(5)及び(6)を奏することができる。
(5)酸素吸収性テープ付き袋体5は、前記した包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aを内面に貼り付けているので、前記した(1)〜(4)の効果を好適に享受した酸素吸収性テープ付き包装体となり、また、包装体の構成材料自体を酸素吸収性材料で構成せず、小面積の酸素吸収性テープ1aを被着するようにしているので、コストの削減を図ることができる。
(6)酸素吸収性テープ付き袋体5を、酸素吸収能を有する本発明の酸素吸収性テープ1aを使用して製造しているので、酸素吸収性材料の製造ロスを極力少なくすることができる。その結果、製造コストの低減化を図ることができる。
また、小面積の酸素吸収性テープ1を使用することにより、紫外線照射における照射設備を小型化することができ、これによっても製造コストの削減を図ることができる。
(III)酸素吸収性テープ付き包装容器5a:
図6は、蓋材31と容器本体32より構成される蓋付き容器5aに対して、前記した第2実施形態の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aをその内面に被着させた酸素吸収性テープ付き包装体である酸素吸収性テープ付き包装容器5aを示しており、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B断面図である。
図6に示されるように、酸素吸収性テープ付き包装容器5aは、蓋材31と容器本体32とを備えて構成されており、円形状の蓋材31は容器本体32の蓋となり、その周縁部が容器本体32の開口部32aに形成されたフランジ部32bに対してヒートシールされている。また、蓋材31の内面(容器内部に対応する面)の略中心には、酸素吸収性テープ1aが被着されている。
なお、図6の酸素吸収性テープ付き包装容器5aには、開封用のタブ35が形成されている。
また、図6に示す包装容器5aは、容器本体32の形状は、カップ形状のものを採用しており、円形状の開口部に鍔状のフランジ部32bを形成した形態を示している。容器本体の形状は、この他、トレー形状、所謂折詰め容器形状等を採用することができ、また、容器本体32の開口部32aの形状も、角形状、楕円形状等の各種形状とすることができる。
なお、容器本体32は、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法、プラグアシスト真空成形法等の各種熱成形方法を採用することにより、簡便に得ることができる。
かかる酸素吸収性テープ付き包装容器5aの製造方法について、図7に示した製造装置40を用いて説明する。
まず、ロール巻きされた長尺の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aを、紫外線透過樹脂層4が上になるようにして繰り出していくとともに、上方の紫外線照射部41から紫外線を断続的に照射する。この紫外線照射により、酸素吸収性テープ1aを構成する酸素吸収性樹脂が励起される。
励起状態の酸素吸収性テープ1aは、蓋材31とともにシールロール42を通過することによりヒートシールされる。シールロール42は、蓋材31側の加熱状態の金属ロール42aと、酸素吸収性テープ1a側のラバーロール42bより構成され、このようにして酸素吸収性テープ1aと蓋材31とが当該シールロール42が連続的にヒートシールされることになる。
このようにして蓋材31と酸素吸収性テープ1aがヒートシールされたら、図示しない供給部から供給される、必要により内容物36が充填された容器本体32の開口部32aに形成されたフランジ部32bに対して、酸素吸収性テープ1aがヒートシールされた蓋材31を、当該テープ1aが容器本体の開口部32aに対応するようにして配置する。次いで、ヒートシール装置43によりヒートシールすることにより、容器本体32の開口部32aを蓋材31により密封されることになる。
そして、蓋材31で容器本体32の開口部が密封されたら、型抜き部44にて容器本体のフランジ部32bの外周形状に倣って型抜きされることにより、酸素吸収性テープ付き包装容器5aを連続的に得ることができる。
図6の酸素吸収性テープ付き包装容器5aによれば、前記した(5)(6)の効果を好適に奏することができ、特に、蓋材31に対して包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aを貼り付けるようにしているので、蓋材31全体を酸素吸収性樹脂から構成する場合と比較して、蓋材31の打ち抜き時の酸素吸収性樹脂のロス分を大幅に低減することができ、これによってもコストの大幅な削減を図ることができる。
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としてもよい。
例えば、図5に示す酸素吸収性テープ付き袋体5や、図6に示す酸素吸収性テープ付き包装容器5aでは、図3に示した酸素吸収性テープ1aを貼付した例を示したが、これには限定されず、図1に示した酸素吸収性テープ1を貼付しても問題はない。
なお、酸素吸収性テープ1aを貼付する位置も、図5及び図6に示した位置には限定されず、これには限定されず、図5に示す袋体10や、図6に示す蓋材31や容器本体32の任意の位置に貼付することができる。
そして、図6に示す酸素吸収性テープ付き包装容器5aを製造するに際しては、図7に示す製造装置40を用いて連続的に製造する態様を示したが、これには限定されず、図6に示す構成となるのであれば、製造方法は任意の手段を採用しても構わない。
その他、本発明の実施における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例等に何ら制約されるものではない。
[実施例1]
(A)包装体熱接着用酸素吸収性テープ1の製造:
シリンダ径30mmφである単軸押出機2台からなる多層異形共押出装置を用いて、下記の樹脂構成および仕様により、図1の断面形状からなる本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1を製造した。
( 酸素吸収性樹脂層2の構成材料 )
1,2−ポリブタジエン90%とコバルトベンゾフェノン10質量%を含むポリエチレン系マスターバッチとからなる酸素吸収性樹脂を使用した。
( 可視光線不透過層3の構成材料 )
ランダムポリプロピレン(RPP)(F−744NP:出光石油化学(株)製)96質量%と、60%酸化チタンマスターバッチ(PPM190078:東京インキ(株)製)4質量%との混合材料を用いた。
( 包装体熱接着用酸素吸収性テープ1の仕様 )
酸素吸収性テープ1の厚さT1: 50μm
酸素吸収性テープ1の幅W1: 50mm
酸素吸収性樹脂層2の厚さT2: 40μm
酸素吸収性樹脂層2の幅W2: 45mm
可視光線不透過層の厚さT3: 10μm
(B)酸素吸収性テープ付き包装容器5aの製造:
具体的条件を下記のとおりとして、前記(A)により得られた包装体熱接着用酸素吸収性テープを貼付した、図6に示される構成の本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器5aを製造した。
( 蓋材用フィルム31の構成 )
アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン(ポリアミド)/未延伸ポリプロピレン(CPP)シーラント(各層の厚さ 順に、12μm/15μm/50μm)の積層フィルム(総厚さ 77μm)を用いた。
( 容器本体32の仕様 )
ポリプロピレン/接着層/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)/接着層/ポリプロピレン(各層の厚さ(接着層除く) 順に、280μm/40μm/280μm)の共押出シート(総厚さ 600μm)を公知のプラグアシスト真空成形により、展開倍率が2倍、口径が80mmφ、容量が80mlの容器本体32を製造した。
( 酸素吸収性テープ付き包装体5aの製造方法 )
図7に示す構成の製造装置40を用いて、以下の(1)〜(4)に従い製造した。
(1)ボビン巻きされた長尺の酸素吸収性テープ1を、酸素吸収性樹脂層2が上になるようにして繰り出していくとともに、上方の紫外線照射部41(UV殺菌装置 GMT65060115(6):岩崎電気(株))により、照射条件を80mW・秒/cmとして紫外線を断続的に照射して包装体熱接着用酸素吸収性テープ1を構成する酸素吸収性樹脂が励起するようにした。なお、酸素吸収性テープ1の進行速度は、2m/分とした。
(2)次に、励起された酸素吸収性テープ1と、蓋材用フィルム31をともに、下記仕様のシールロール42を通過させて、蓋材用フィルム31と酸素吸収性テープ1の酸素吸収性樹脂層2側をヒートシールした。
( シールロール42の仕様 )
蓋材側: 金属ロール(温度 190℃)
酸素吸収性テープ側: シリコンラバーロール
(3)蓋材用フィルム31と酸素吸収性テープ1がヒートシールされたら、内容物36として70mlの水が充填された容器本体32の開口部32aに形成されたフランジ部32bに対して、酸素吸収性テープ1がヒートシールされた蓋材31を、当該テープ1が容器本体の開口部32aに対応するようにして配置し、両者をヒートシール装置43によりヒートシールした。
なお、ヒートシール条件は、シール温度を210℃、シール圧力を1MPa、シール時間を1秒とした。
(4)そして、蓋材用フィルム31で容器本体32の開口部32aが密封されたら、型抜き部44にて容器本体32のフランジ部32bの外周形状に倣って型抜きされることにより、本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器5aを製造した。
[実施例2]
(A)包装体熱接着用酸素吸収性テープの製造1:
実施例1において、酸素吸収性テープの構成材料を下記のように変更した以外は、実施例1の(A)と同様な方法に従い、本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1を得た。
( 酸素吸収性樹脂層2の構成材料 )
1,2−ポリブタジエン90%とコバルトベンゾフェノン10質量%を含むポリエチレン系マスターバッチとからなる酸素吸収性樹脂を使用した。
( 可視光線不透過層3の構成材料 )
ランダムポリプロピレン(RPP)(F−744NP:出光石油化学(株)製)21質量%と、60%酸化チタンマスターバッチ(PPM190078:東京インキ(株)製)4質量%と、焼ミョウバン系脱臭剤(K2:大明化学工業(株)製)30質量%と、ランダムポリプロピレンを混練したマスターバッチ75質量%の混合材料を用いた。
(B)酸素吸収性テープ付き包装容器5aの製造:
前記(A)により得られた包装体熱接着用酸素吸収性テープ1を用いて、実施例1の(B)と同様な方法に従い、本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器5aを製造した。
[実施例3]
(A)包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aの製造:
シリンダ径30mmφである単軸押出機3台からなる多層異形共押出装置を用いて、下記の樹脂構成および仕様により、図3の断面形状からなる本発明の包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aを製造した。
( 酸素吸収性樹脂層2の構成材料 )
1,2−ポリブタジエン90%とコバルトベンゾフェノン10質量%を含むポリエチレン系マスターバッチとからなる酸素吸収性樹脂を用いた。
( 可視光線不透過層3の構成材料 )
ランダムポリプロピレン(RPP)(F−744NP:出光石油化学(株)製)96質量%と、60%酸化チタンマスターバッチ(PPM190078:東京インキ(株)製)4質量%との混合材料を用いた。
( 紫外線透過樹脂層4の構成材料)
ランダムポリプロピレン(RPP)(F−744NP:出光石油化学(株)製))を用いた。
( 包装体熱接着用酸素吸収性テープ1aの仕様 )
酸素吸収性テープ1aの厚さT1’: 70μm
酸素吸収性テープ1aの幅W1’: 50mm
酸素吸収性樹脂層2の厚さT2’: 50μm
酸素吸収性樹脂層2の幅W2’: 45mm
可視光線不透過層3の厚さT3’: 10μm
紫外線透過樹脂層4の厚さT4: 10μm
(B)酸素吸収性テープ付き包装容器5aの製造:
前記(A)によりにより得られた酸素吸収性テープ1aを用いて、実施例1の(B)と同様な方法に従い、本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器5aを製造した。
[比較例1]
(A)酸素吸収性テープの製造:
実施例1において、酸素吸収性テープの構成材料を下記のように変更した以外は、実施例1の(A)と同様な方法に従い、着色された可視光線不透過層を備えない酸素吸収性テープを得た。
(酸素吸収性樹脂層の構成材料)
1,2−ポリブタジエン90%とコバルトベンゾフェノン10質量%を含むポリエチレン系マスターバッチとからなる酸素吸収性樹脂を用いた。
(可視光線不透過層の構成材料)
ランダムポリプロピレン(RPP)(F−744NP:出光石油化学(株)製)を用いた。
(B)酸素吸収性テープ付き包装体の製造:
前記(A)によりにより得られた酸素吸収性テープを用いて、実施例1の(B)と同様な方法に従い、酸素吸収性テープ付き包装容器を製造した。
[試験例1]
前記により得られた実施例1〜4及び比較例1の酸素吸収性テープ付き包装体に対して、下記の条件により、(1)容器内の酸素濃度の測定を行い、比較・評価した。
また、実施例2及び実施例4の酸素吸収性テープ付き包装体については、(2)容器内の臭気の確認、を行った。
(1)容器内の酸素濃度の測定
試験開始直後(0日後)、2日後、4日後、6日後の容器内の内容物上部の空間の酸素濃度を測定した。また測定終了後(6日後)のテープの色を目視で確認し、下記の評価条件により判定した。
なお、酸素濃度の測定は、Check Mate9900(PBI−dansensor社製)を用いた。
( テープの色の評価基準)
判 定 内 容
○ テープの色に違和感がなかった
× テープの色に違和感があった
(2)容器内の臭気:
実施例2,4の酸素吸収性テープ付き包装体を、温度を90℃としたウォーターバスの中に30分浸漬させた後、蓋を開けて、容器内の臭気を確認した。
( 結 果 )
Figure 2005296728
表1の結果より、実施例1〜4の本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器は、酸素吸収能を備えるとともに、蓋材に被着させた酸素吸収性テープは、容器内の酸素を吸収した試験後(6日後)であってもテープの色には違和感がなく、問題はなかった。
また、実施例2及び実施例4の包装容器は、容器から発生する臭気も問題ないものであった。
一方、被着される酸素吸収性テープに可視光線不透過層を備えない比較例1の酸素吸収性テープ付き包装容器は、試験後テープの色が褐変し、外観に違和感があった。
本発明は、食品、医薬品、機械部品、電子部品等の密封包装に好適に用いられる酸素吸収性テープ、当該酸素吸収性テープを備えた包装体、及び当該酸素吸収性テープ付き包装体の製造方法として有利に使用することができる。
本発明の第1実施形態における包装体熱接着用酸素吸収性テープを示す断面図である。 前記第1実施形態の包装体熱接着用酸素吸収性テープの変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における包装体熱接着用酸素吸収性テープを示す断面図である。 前記第2実施形態の包装体熱接着用酸素吸収性テープの変形例を示す断面図である。 本発明の酸素吸収性テープ付き袋体の一態様を示した図であって、(A)は斜視図、(B)はB−B断面図である。 本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器を示した図であって、(A)は斜視図、(B)はB−B断面図である。 本発明の酸素吸収性テープ付き包装容器の製造装置の一態様を示す模式図である。
符号の説明
1,1a,1b…包装体熱接着用酸素吸収性テープ(酸素吸収性テープ)
2… 酸素吸収性樹脂層
3… 可視光線不透過層
4… 紫外線透過樹脂層
5… 酸素吸収性テープ付き包装袋
5a… 酸素吸収性テープ付き容器
10… 袋体
11… フィルム
12… ヒートシール部
31… 蓋材(蓋材用フィルム)
32… 容器本体
32a…開口部
32b…フランジ部
40… 製造装置

Claims (6)

  1. 酸素吸収性樹脂層と、可視光線不透過層からなる酸素吸収性テープであって、
    前記酸素吸収性樹脂層の片面が前記可視光線不透過層と接していることを特徴とする包装体熱接着用酸素吸収性テープ。
  2. 酸素吸収性樹脂層と、可視光線不透過層と、紫外線透過樹脂層からなる酸素吸収性テープであって、
    前記酸素吸収性樹脂層の一方の面が前記可視光線不透過層と接して、
    前記酸素吸収性樹脂層の他方の面が前記紫外線透過樹脂層と接していることを特徴とする包装体熱接着用酸素吸収性テープ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の包装体熱接着用酸素吸収性テープにおいて、
    前記可視光線不透過層が脱臭成分を含有していることを特徴とする包装体熱接着用酸素吸収性テープ。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の包装体熱接着用酸素吸収性テープの紫外線透過樹脂層または酸素吸収性樹脂層を内面に貼り付けてなることを特徴とする酸素吸収性テープ付き包装体。
  5. 請求項4に記載の酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法であって、
    包装体がフィルムを貼り合わせてなる袋体であり、
    請求項1ないし請求項3の何れかに記載の酸素吸収性テープに対して紫外線を照射して、
    当該酸素吸収性テープの紫外線透過樹脂層または酸素吸収性樹脂層とフィルムの内面を熱により接着し、
    フィルム周縁を熱接着して製袋することを特徴とする酸素吸収性テープ付き包装体の製造方法。
  6. 請求項4に記載の酸素吸収性テープ付き包装体を製造する方法であって、
    包装体が蓋材と開口部を有する容器本体からなる蓋付き容器であり、
    請求項1ないし請求項3の何れかに記載の包装体熱接着用酸素吸収性テープに対して紫外線を照射して、
    当該酸素吸収性テープの紫外線透過樹脂層または酸素吸収性樹脂層と蓋材の内面を熱により接着し、
    蓋材の内面と容器本体の開口部に形成されたフランジ部とを熱接着することを特徴とする酸素吸収性テープ付き包装体の製造方法。
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