JP2005296461A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】S/N比の低下を抑制しつつより短時間で画像データを収集することが可能な磁気共鳴イメージング装置である。
【解決手段】磁気共鳴イメージング装置20は、感度分布がそれぞれ異なる複数の高周波コイル24を用いてパラレルイメージングを行う磁気共鳴イメージング装置20であって、異なる位相の高周波磁場パルスを略同時に被検体Pに印加することにより複数の断面を選択励起する手段と、複数の高周波コイル24それぞれにより被検体Pから発生する磁気共鳴信号を収集する手段と、高周波コイル24それぞれにより得られた前記磁気共鳴信号により画像を生成した後、前記感度分布に基づきパラレルイメージングの展開処理を行う手段41とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】磁気共鳴イメージング装置20は、感度分布がそれぞれ異なる複数の高周波コイル24を用いてパラレルイメージングを行う磁気共鳴イメージング装置20であって、異なる位相の高周波磁場パルスを略同時に被検体Pに印加することにより複数の断面を選択励起する手段と、複数の高周波コイル24それぞれにより被検体Pから発生する磁気共鳴信号を収集する手段と、高周波コイル24それぞれにより得られた前記磁気共鳴信号により画像を生成した後、前記感度分布に基づきパラレルイメージングの展開処理を行う手段41とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、核磁気共鳴信号を利用して被検体の画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置に係り、特に複数のコイルを用いて画像を撮像する磁気共鳴イメージング装置に関する。
従来、医療現場におけるモニタリング装置として、図8に示すような磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置1が利用される(例えば特許文献1参照)。
磁気共鳴イメージング装置1は、静磁場を形成する筒状の静磁場用磁石2内部にセットされた被検体Pの撮像領域に傾斜磁場コイルユニット3の各傾斜磁場コイル3x、3y、3zでX軸、Y軸、Z軸方向の傾斜磁場を形成するとともにRF(Radio Frequency)コイル4からラーモア周波数の高周波(RF)信号を送信することにより被検体P内の原子核スピンを磁気的に共鳴させ、励起により生じた核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)信号を利用して被検体Pの画像を再構成する装置である。
すなわち、予め静磁場電源5により静磁場用磁石2内部に静磁場が形成される。さらに、入力装置6からの指令によりシーケンスコントローラ制御手段7は、信号の制御情報であるシーケンスをシーケンスコントローラ8に与え、シーケンスコントローラ8はシーケンスに従って各傾斜磁場コイル3x、3y、3zに接続された傾斜磁場電源9およびRFコイル4に高周波信号を与える送信器10を制御する。このため、撮像領域に傾斜磁場が形成され、被検体Pには高周波信号が送信される。
この際、傾斜磁場コイル3x、3y、3zにより形成されたX軸傾斜磁場、Y軸傾斜磁場,Z軸傾斜磁場は主として、位相エンコード(PE:phase encoding)用傾斜磁場、読出し(RO:readout)用傾斜磁場、スライスエンコード(SE:slice encoding)用傾斜磁場としてそれぞれ使用される。このため、原子核の位置情報であるX座標、Y座標、Z座標はそれぞれ原子核スピンの位相、周波数、スライスの位置に変換され、位相エンコード量を変えながらシーケンスが繰返し実行される。
そして、被検体P内の原子核スピンの励起に伴って発生したNMR信号は、RFコイル4で受信されるとともに受信器11に与えられてデジタル化された生データ(raw data)に変換される。さらに、生データは、シーケンスコントローラ8を介してシーケンスコントローラ制御手段7に取り込まれ、シーケンスコントローラ制御手段7は生データデータベース12に形成されたK空間(フーリエ空間)に生データを配置する。そして、画像再構成手段13が、K空間に配置された生データに対してフーリエ変換を実行することにより、被検体Pの再構成画像が得られ、画像表示手段14により再構成画像が適宜表示装置15に与えられて表示される。
このような磁気共鳴イメージング装置1による撮影技術として、複数の断面を異なる位相で同時に順次選択励起することにより、1回の励起で通常の撮影に比べて複数倍、例えば図9に示すようにPE方向に4倍の断面画像を撮影する技術が提案される。この技術により2倍または4倍の数の断面画像を撮影する場合、1.4倍または2倍のS/N比が得られるという利点がある。
一方、RFコイル4を複数の表面コイルを備えたマルチコイルで構成し、各表面コイルで同時にNMR信号を受信してより多くの生データを短時間で収集することにより、撮像時間を短縮するパラレルイメージング技術が提案される(例えば非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4参照)。
この撮影方法では、図10(a)に示すように、例えば4つの各表面コイルにより同一断面の画像がそれぞれ撮影される。この際、各画像には、折り返し部分が生じる。そこで、表面コイルの感度分布に基づいて展開(アンフォールディング)処理により、折り返し部分が所定の位置にマッピングされて図10(b)に示すような折り返し部分のない画像が得られる。
特開平10−277005号公報
論文"Carlson J.W. and Minemura T., Image Time Reduction Through Multiple Receiver Coil Data Acquisition and Image Reconstruction, MRM 29:681-688, 1993"
論文"Sodikson D.K. and Manning W.J., Simultaneous Acquisition of Spatial Harmonics (SMASH): Fast Imaging with Radiofrequency Coil Arrays, MRM 38:591-603, 1997"
論文"Pruessman K.P., Weiger M., Scheidegger M.B., and Boesiger P., SENSE: Sensitivity Encoding for Fast MRI, MRM 42:952-962, 1999"
論文"Ra J.B. and Rim C.Y., Fast Imaging Using Subencoding Data Sets From Multiple Detectors, MRM 30:142-145, 1993"
従来の複数の断面を異なる位相で同時に順次選択励起する撮像方法を用いた磁気共鳴イメージング装置1では、2倍ないし4倍数の断面におけるデータを得るために、実際には2倍ないし4倍の撮像時間を必要とする。このため、S/N比を向上することができるにも拘わらず、十分に活用することができず、殆ど試用されていないのが現状である。
一方、RFコイル4を複数の表面コイルを備えたマルチコイルで構成した磁気共鳴イメージング装置1では、通常の撮像方法による撮影と比較して撮像時間が短くなるもののS/N比が低下するという問題がある。例えば、撮影時間が1/2または1/4となった場合には、S/N比は1/1.4または1/2となる。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、S/N比の低下を抑制しつつより短時間で画像データを収集することが可能な磁気共鳴イメージング装置を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、感度分布がそれぞれ異なる複数の高周波コイルを用いてパラレルイメージングを行う磁気共鳴イメージング装置であって、異なる位相の高周波磁場パルスを略同時に被検体に印加することにより複数の断面を選択励起する手段と、前記複数の高周波コイルそれぞれにより前記被検体から発生する磁気共鳴信号を収集する手段と、前記高周波コイルそれぞれにより得られた前記磁気共鳴信号により画像を生成した後、前記感度分布に基づきパラレルイメージングの展開処理を行う手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置においては、S/N比の低下を抑制しつつより短時間で画像データを収集することができる。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施の形態を示す機能ブロック図である。
磁気共鳴イメージング装置20は、静磁場を形成する筒状の静磁場用磁石21と、この静磁場用磁石21の内部に設けられたシムコイル22、傾斜磁場コイルユニット23およびRF(高周波)コイル24とを図示しないガントリに内蔵した構成である。
また、磁気共鳴イメージング装置20には、制御系25が備えられる。制御系25は、静磁場電源26、傾斜磁場電源27、シムコイル電源28、送信器29、受信器30、シーケンスコントローラ31およびコンピュータ32を具備している。制御系25の傾斜磁場電源27は、X軸傾斜磁場電源27x、Y軸傾斜磁場電源27yおよびZ軸傾斜磁場電源27zで構成される。また、コンピュータ32は、図示しない演算装置および記憶装置を備え、入力装置33および表示装置34が設けられる。
静磁場用磁石21は静磁場電源26と接続され、静磁場電源26から供給された電流により撮像領域に静磁場を形成させる機能を有する。また、静磁場用磁石21の内側には、同軸上に筒状のシムコイル22が設けられる。シムコイル22はシムコイル電源28と接続され、シムコイル電源28からシムコイル22に電流が供給されて静磁場が均一化されるように構成される。
傾斜磁場コイルユニット23は、X軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23yおよびZ軸傾斜磁場コイル23zで構成され、静磁場用磁石21の内部において筒状に形成される。傾斜磁場コイルユニット23の内側には寝台35が設けられて撮像領域とされ、寝台35には被検体Pがセットされる。RFコイル24はガントリに内蔵されず、寝台35や被検体P近傍に設けられる場合もある。
また、傾斜磁場コイルユニット23は、傾斜磁場電源27と接続される。傾斜磁場コイルユニット23のX軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23yおよびZ軸傾斜磁場コイル23zはそれぞれ、傾斜磁場電源27のX軸傾斜磁場電源27x、Y軸傾斜磁場電源27yおよびZ軸傾斜磁場電源27zと接続される。
そして、X軸傾斜磁場電源27x、Y軸傾斜磁場電源27yおよびZ軸傾斜磁場電源27zからそれぞれX軸傾斜磁場コイル23x、Y軸傾斜磁場コイル23yおよびZ軸傾斜磁場コイル23zに供給された電流により、撮像領域にそれぞれX軸方向の傾斜磁場Gx、Y軸方向の傾斜磁場Gy、Z軸方向の傾斜磁場Gzを形成することができるように構成される。
RFコイル24はマルチコイルで構成され、送信器29および受信器30と接続される。RFコイル24は、送信器29から高周波信号を受けて被検体Pに高周波磁場パルスを送信する機能と、被検体P内部の原子核スピンの高周波信号による励起に伴って発生したNMR信号を受信して受信器30に与える機能を有する。
図2は図1に示すRFコイル24の詳細構成の一例を示す図であり、図3は図2に示すWBコイル24aとフェーズドアレイコイル24bの配置例を示す断面模式図である。
RFコイル24は、例えば送信用のRFコイル24と受信用のRFコイル24とから構成される。送信用のRFコイル24には、全身用(WB:whole-body)コイル24aが用いられる一方、受信用のRFコイル24には、複数のコイルを具備するフェーズドアレイコイル24bが用いられる。フェーズドアレイコイル24bは、複数の表面コイル24cを備え、各表面コイル24cは、それぞれ個別に受信系回路30aと接続される。
また、フェーズドアレイコイル24bの各表面コイル24cは、例えば被検体Pの特定関心部位を含む断面Lの周囲となるZ軸周りに対称に配置される。さらにフェーズドアレイコイル24bの外側には、WBコイル24aが設けられる。そして、WBコイル24aにより被検体Pに高周波信号を送信する一方、WBコイル24aまたはフェーズドアレイコイル24bの各表面コイル24cにより多チャンネルで特定関心部位を含む断面LからのNMR信号を受信して各受信器30の各受信系回路30aに与えることができるように構成される。
一方、制御系25のシーケンスコントローラ31は、傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30と接続される。シーケンスコントローラ31は傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30を駆動させるために必要な制御情報、例えば傾斜磁場電源27に印加すべきパルス電流の強度や印加時間、印加タイミング等の動作制御情報を記述したシーケンス情報を記憶する機能と、記憶した所定のシーケンスに従って傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30を駆動させることによりX軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸傾斜磁場Gzおよび高周波信号を発生させる機能を有する。
また、シーケンスコントローラ31は、受信器30からデジタル化されたNMR信号である生データ(raw data)を受けてコンピュータ32に与えるように構成される。
このため、送信器29には、シーケンスコントローラ31から受けた制御情報に基づいて高周波信号をRFコイル24に与える機能が備えられる一方、受信器30には、RFコイル24から受けたNMR信号に所要の信号処理を実行するとともにA/D変換することにより、デジタル化されたNMR信号である生データを生成する機能と、生成した生データをシーケンスコントローラ31に与える機能とが備えられる。
また、コンピュータ32には、プログラムが読み込まれて実行されることにより励起断面設定手段36、パルスシーケンス生成手段37、シーケンスコントローラ制御手段38、生データデータベース39、画像再構成手段40、展開処理手段41および画像表示手段42として機能する。ただし、プログラムによらず、特定の回路を設けてコンピュータ32を構成してもよい。
励起断面設定手段36は、Quad法によるスキャンを実行する際に励起させるスライス、すなわちスライス方向の位相をマルチコイルの各コイルの感度分布に応じて設定する機能と、設定したスライス方向の位相をパルスシーケンス生成手段37に与える機能とを有する。尚、Quad法の詳細については、特開平10−277005号公報に記載されている。
パルスシーケンス生成手段37は、Quad法によるスキャンをマルチコイルの各コイルにより実行するためのパルスシーケンスであるQuadScanシーケンスを生成する機能と、生成したQuadScanシーケンスをシーケンスコントローラ制御手段38に与える機能とを有する。この際、QuadScanシーケンスによるスキャン実行時に励起させるスライスが、励起断面設定手段36により設定されたスライスとなるようにされる。
シーケンスコントローラ制御手段38は、入力装置33またはその他の構成要素からの情報に基づいて、パルスシーケンス生成手段37から受けたQuadScanシーケンスをシーケンスコントローラ31に与えることによりスキャンを実行させる機能を有する。また、シーケンスコントローラ制御手段38は、シーケンスコントローラ31からQuadScanシーケンスによるスキャン実行によりマルチコイルのコイル毎に収集された生データを受けて生データデータベース39に形成されたK空間(フーリエ空間)に配置する機能を有する。
このため、生データデータベース39には、受信器30において生成されたコイル毎の各生データが保存される。すなわち、生データデータベース39に形成されたK空間に生データが配置される。
画像再構成手段40は、生データデータベース39のK空間に配置された生データに対してフーリエ変換(FT)を実行することにより被検体Pの画像データをパラレルイメージング技術を用いて再構成させる機能と、再構成させた画像データを展開処理手段41に与える機能とを有する。
展開処理手段41は、画像再構成手段40から受けた画像データに対してRFコイル24の感度分布に基づいてパラレルイメージングの展開(アンフォールディング)処理を実行する機能を有する。
次に磁気共鳴イメージング装置20の作用について説明する。
図4は、図1に示す磁気共鳴イメージング装置20により被検体Pの断層画像を撮像する際の手順を示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS1において、Quad法によるスキャンを実行する際に励起させる断面(スライス)、すなわちスライス方向の位相が励起断面設定手段36により設定される。
図5は、図1に示す磁気共鳴イメージング装置20により設定される励起断面および励起順序の一例を示す図である。
1回に励起させる断面の個数および位置は任意に設定することができる。例えば、図5(a)に示すように、被検体Pの頭部断面をスキャンする場合に、隣接する4つの断面を1回で励起させることができる。
一方、後述するマルチコイルでパラレルイメージングによるスキャンを実行して得られる画像には、折り返しが発生するが、この折り返しを展開する処理は、各表面コイル24cの感度が互いに異なる程、正確に実施することができる。そこで、折り返し画像の展開処理をより正確に実施するために、マルチコイルの各表面コイル24cのパラレルイメージングにとっての感度分布が適切となるように同時に励起させる断面の位相を設定することができる。
例えば図5(b)に示すように1回で励起させる断面を互いに隣接させずに、一定の間隔で4つの断面を設定することができる。このように励起断面を設定すれば、各断面間において表面コイル24cの感度の相違を励起断面を隣接させる場合に比べて大きく設定できる。そして、より正確に後の展開処理を実施することができる。
次に、ステップS2において、パルスシーケンス生成手段37により、QuadScanシーケンスが生成されてシーケンスコントローラ制御手段38に与えられる。
図6は、図1に示す磁気共鳴イメージング装置20により生成されるQuadScanシーケンスの一例を示す図である。
図6に示すようにQuadScanシーケンスでは、1回で励起させる断面の数に応じて、RFパルスに複数の励起パルスが若干タイミングをずらして設けられる。このとき各励起パルスの位相が一定量ずつ変化するように設定される。図6は、同時に4つの断面を励起させる場合におけるQuadScanシーケンスの例である。従って、RFパルスは、位相が一定量ずつ変化する4つの励起パルスを有する。
またX、Y、Z軸方向に印加される各傾斜磁場およびアナログ−デジタル変換回路(ADC:analog to digital converter)の動作タイミングがQuadScanシーケンスにより設定される。図6の例は、SE(スピンエコー)法によるシーケンスの例であるが、他のシーケンスであってもよい。この際、Y軸方向のPE用の傾斜磁場GRADYの刻みは撮影視野を広くするために、例えば通常の1/4とされる。
次に、ステップS3において、被検体Pの生データが収集されて生データデータベース12に形成されたK空間に配置される。
すなわち予め寝台35には被検体Pがセットされ、静磁場電源26から静磁場用磁石21に電流が供給されて撮像領域に静磁場が形成される。また、シムコイル電源28からシムコイル22に電流が供給されて撮像領域に形成された静磁場が均一化される。
次に、入力装置33からシーケンスコントローラ制御手段38に動作指令が与えられる。このため、シーケンスコントローラ制御手段38はQuadScanシーケンスをシーケンスコントローラ31に与える。シーケンスコントローラ31は、シーケンスコントローラ制御手段38から受けたQuadScanシーケンスに従って傾斜磁場電源27、送信器29および受信器30を駆動させることにより被検体Pがセットされた撮像領域にX軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸傾斜磁場Gzを形成させるとともに、高周波信号を発生させる。
この際、傾斜磁場コイルにより形成されたX軸傾斜磁場Gx、Y軸傾斜磁場Gy,Z軸傾斜磁場Gzは主として、位相エンコード(PE)用傾斜磁場、読出し(RO)用傾斜磁場、スライスエンコード(SE)用傾斜磁場としてそれぞれ使用される。このため、被検体P内部における原子核のスピンの回転方向に規則性が現れ、SE用傾斜磁場によりZ軸方向に形成されたスライスにおける二次元的な位置情報であるX座標およびY座標は、PE用傾斜磁場およびRO用傾斜磁場によりそれぞれ被検体P内部における原子核のスピンの位相変化量および周波数変化量に変換される。
そして、送信器29からQuadScanシーケンスに応じてRFコイル24の各チャンネルを経由して各WBコイル24aにそれぞれに高周波信号が与えられ、各WBコイル24aから被検体Pに異なる位相の高周波信号(高周波磁場パルス)が略同時に印加される。この際、高周波信号は複数の励起パルスで構成されるため、同時に複数のスライスが選択励起される。そして、被検体Pの内部において高周波信号の周波数に応じた各スライスに含まれる原子核の核磁気共鳴により生じたNMR信号が、RFコイル24の各表面コイル24cによりそれぞれ受信されて受信器30に与えられる。
受信器30は、RFコイル24の各表面コイル24cからNMR信号を受けて、前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリング等の各種信号処理を実行する。さらに受信器30は、NMR信号をA/D変換することにより、デジタルデータのNMR信号である生データを生成する。受信器30は、生成した生データをシーケンスコントローラ31に与える。
シーケンスコントローラ31は、受信器30から受けた生データをシーケンスコントローラ制御手段38に与え、シーケンスコントローラ制御手段38は生データデータベース39に形成されたK空間に生データを配置する。
次に、ステップS4において、画像再構成手段40は、生データデータベース39のK空間に配置された生データに対してフーリエ変換(FT)を実行することにより被検体Pの画像データをパラレルイメージング技術により再構成させる。また必要な再構成処理が画像再構成手段40により実施される。そして、画像再構成手段40は、再構成させた画像データを展開処理手段41に与える。
次に、ステップS5において、展開処理手段41は、画像再構成手段40から受けた画像データに対して展開処理を実行する。
図7は、図1に示す磁気共鳴イメージング装置20による展開処理の方法を説明する図である。
尚、ここでは4つの断面1、2、3、4を同時に励起させた場合の例について説明する。
パラレルイメージングにより得られた展開処理前の画像データは、複数の表面コイル24cを用いて得られるため、図7(a)に示すように、例えば4つの断面1、2、3,4が互いに重なった状態でPE方向に連続的に生成される。このため、通常の撮影で4つの断面の画像を得る場合に比べて短時間で画像データを再構成させることができる。
そこで、図7(b)に示すように4つの断面1、2、3,4の中央部分ごとに分割することができる。分割した各断面1、2,3、4の画像には折り返し部分が存在する。従ってパラレルイメージングにより生じた折り返し部分の展開処理が必要となる。
ここで、従来のマルチコイルを用いて得られる画像の折り返し部分は、図10(a)に示すように単一の断面において生じるものであるのに対し、図7(b)に示す折り返し部分は、ある断面の一部が他の断面に折り返し部分として入り込んでいる。このため、従来の展開処理をそのまま施しても折り返し部分のない画像を得ることができない。
そこで、展開処理手段41は、単一の断面ではなく対応する他の断面に入り込んだ折り返し部分に対して展開処理を実施する。例えば、断面1の上部に入り込んだ断面4の下部および断面3の下部に入り込んだ断面4の上部をそれぞれ断面4にマッピングすることにより折り返しのない断面4を生成することができる。
尚、図7は、隣接する断面に折り返し部分が入り込んだ例を示すが、励起パルスの位相を調節して励起断面の位置を変更するが可能であるため、折り返し部分の位置は必ずしも一定でなく、撮影条件に応じた折り返し画像が生成される。
従って、撮影条件に応じた適切な展開処理が展開処理手段41により実施される。
そして、このような展開処理により図7(c)のような折り返しのない各断面1、2、3、4の画像を得ることができる。さらに、得られた画像は適宜画像表示手段42により表示装置34に与えられて表示される。
以上の磁気共鳴イメージング装置20によれば、S/N比の低下を抑制しつつより短時間で画像データを収集することができる。
例えば、磁気共鳴イメージング装置20によれば、従来の技術と同等の精度で、従来のquad法によるスキャンと比較して撮影時間を1/2または1/4とし、かつ従来のマルチコイルを用いたスキャンと比較して、S/N比を1.4倍または2倍にすることができる。
このため、磁気共鳴イメージング装置20によれば、被検体Pである患者のスループットの向上や診断能の向上を期待することができる。
20 磁気共鳴イメージング装置
21 静磁場用磁石
23 傾斜磁場コイルユニット
24 RFコイル
24a WBコイル
24b フェーズドアレイコイル
24c 表面コイル
26 静磁場電源
27 傾斜磁場電源
29 送信器
30 受信器
31 シーケンスコントローラ
33 入力装置
34 表示装置
36 励起断面設定手段
37 パルスシーケンス生成手段
38 シーケンスコントローラ制御手段
39 生データデータベース
40 画像再構成手段
41 展開処理手段
42 画像表示手段
P 被検体
21 静磁場用磁石
23 傾斜磁場コイルユニット
24 RFコイル
24a WBコイル
24b フェーズドアレイコイル
24c 表面コイル
26 静磁場電源
27 傾斜磁場電源
29 送信器
30 受信器
31 シーケンスコントローラ
33 入力装置
34 表示装置
36 励起断面設定手段
37 パルスシーケンス生成手段
38 シーケンスコントローラ制御手段
39 生データデータベース
40 画像再構成手段
41 展開処理手段
42 画像表示手段
P 被検体
Claims (2)
- 感度分布がそれぞれ異なる複数の高周波コイルを用いてパラレルイメージングを行う磁気共鳴イメージング装置であって、異なる位相の高周波磁場パルスを略同時に被検体に印加することにより複数の断面を選択励起する手段と、前記複数の高周波コイルそれぞれにより前記被検体から発生する磁気共鳴信号を収集する手段と、前記高周波コイルそれぞれにより得られた前記磁気共鳴信号により画像を生成した後、前記感度分布に基づきパラレルイメージングの展開処理を行う手段とを備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
- 前記高周波コイルのパラレルイメージングにとっての感度分布が適切となるように前記高周波磁場パルスの位相を設定したことを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004119439A JP2005296461A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004119439A JP2005296461A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005296461A true JP2005296461A (ja) | 2005-10-27 |
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ID=35328714
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|---|---|---|---|
| JP2004119439A Withdrawn JP2005296461A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2005296461A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009082178A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Hitachi Ltd | 磁気共鳴装置 |
| CN103874457A (zh) * | 2011-09-29 | 2014-06-18 | 株式会社日立医疗器械 | 磁共振摄像装置、高频磁场照射方法以及程序 |
-
2004
- 2004-04-14 JP JP2004119439A patent/JP2005296461A/ja not_active Withdrawn
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