JP2005296452A - 運転者感情誘導装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の呼吸を規則正しい呼吸周期に誘導するために、運転者の姿勢を呼気に誘導する姿勢、および吸気に誘導する姿勢に導くこと。
【解決手段】シート装置のシートバック100bをモータ100fの駆動力により前方に中折れさせ運転者の胸椎部を背後から圧迫し、ヘッドレスト100aをその角度を保ったまま前方へ移動させ運転者の後頭部に圧迫を加える。同時に、腰ベルト100iの張力を通常より高め、運転者の腹部が前方に移動するのを防ぐことにより、運転者に対して吸気を誘導する。そして、圧迫子100eを膨らませることで運転者の腰椎部を背後から圧迫し、肩ベルト100hの張力を通常より高め、運転者の上半身が前方に移動するのを防ぐことにより、運転者に対して吸気を誘導する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運転者の呼吸を所定の周期に誘導することにより運転者の感情をコントロールして、安全運転に悪影響を及ぼす運転者の怒りや興奮を抑制するための運転者感情誘導装置に関する。
背もたれ部内部に設けられた施療子の突出、および退避を繰り返すことで利用者の腹部を前後に往復運動させ、運転者の呼吸を誘発する椅子型マッサージ機が特許文献1によって知られている。
特開平10−286292号公報
しかしながら、車両を運転する運転者に従来のマッサージ機と同等の呼吸誘導を提供する場合には、以下の問題が生じていた。従来のマッサージ機は、利用者が完全に背もたれに体重をあずける姿勢で利用するため、背もたれに搭載された施療子を動作させることによって運転者の腹部を前方と後方に繰り返し往復運動させることができた。しかし、運転者は、背もたれに体重をあずけた状態で運転しないことがあるため、背もたれに搭載された施療子の動作によって運転者の腹部を往復運動させることができない。
請求項1に記載の運転者感情誘導装置は、運転者の背後から後頭部、胸椎部、腰椎部を圧迫する圧迫手段と、車両のシートベルト装置を構成する肩ベルトと腰ベルトの張力を独立して調節する張力調節手段と、圧迫手段、および張力調節手段を制御して、運転者の呼気と吸気の対を一周期とする呼吸周期を、あらかじめ設定された呼吸周期に誘導する呼吸誘導手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、運転者の背後から後頭部、胸椎部、腰椎部を圧迫し、肩ベルトと腰ベルトの張力を独立して調節することで、運転者の呼吸をあらかじめ設定された呼吸周期に誘導することとした。これによって、運転者が完全には背もたれに体重をあずけない一般的な運転姿勢をとっている場合でも、圧迫子と各ベルトの動作によって運転者の姿勢を変化させて呼吸を誘導することが可能となる。
―第1の実施の形態―
本実施の形態における運転者感情誘導装置は、自動車の運転者に対して規則正しい呼吸周期の呼吸を誘導する。なお、運転者の呼吸周期とは、運転者が息を吸って(吸気)から息を吐く(呼気)までの1回の呼吸に要する時間をいう。運転者が規則正しい呼吸周期で呼吸することによって、以下に説明するように安全運転に悪影響を及ぼす運転者の怒りや興奮を抑制することができる。
運転者の怒りや興奮を抑制する神経伝達物質のひとつとしてセロトニンが有効とされている。このセロトニンは、規則正しいリズム運動を継続して15分から20分程度行うことによって、脳内における分泌が促進されることが医学論文等によって発表されている。また、そのリズム運動は運動に対する意識レベルが高いほど効果が高いとされている。よって本実施の形態においては、運転者に対して規則正しいリズム、すなわち規則正しい呼吸周期での呼吸運動を誘導することによって、セロトニンの分泌量を促進し、怒りや興奮を抑制する。以下、詳細に説明する。
図1は、本発明による運転者感情誘導装置を自動車に搭載した場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。運転者感情誘導装置は、運転者の呼吸を誘導するために呼吸周期に合わせて運転者の姿勢を誘導する呼吸誘導装置100と、運転者感情誘導装置を制御するマイクロコンピュータ101と、運転者感情誘導装置の作動開始を指示する作動スイッチ102と、自動車の加速度を検出する加速度センサ103とを有する。
呼吸誘導装置100は、中折れ式シートバックを有するシート装置と、ベルト張力を調節することができるシートベルト装置とを用いて構成される。シート装置は、シートクッション100cと、シートバック100bと、ヘッドレスト100aとを有する。
シートバック100bは、図2に示すように、シートバック下100bLとシートバック上100bUとを中折れ軸2aで連結して成る。中折れ軸2aをモータ100fで駆動することにより、シートバック上100bUが前方に中折れし、運転者の背後から胸椎部に圧迫を加える。
すなわち、モータ100fの駆動力により中折れ軸2aを回転させることにより、シートバック上100bUは、通常のシートバック位置100b−1から中折れ時のシートバック位置100b−2に変化する。これにより運転者の胸椎部に圧迫を加えて、呼吸周期に合わせて運転者の胸椎部を動作させ、運転者の呼吸を誘導することができる。
また、ヘッドレスト100aとシートバック100bとは、リンク機構100dにより接続され、シートバック位置の変化に伴って、ヘッドレスト100aも前方へ移動する。このとき、上述したリンク機構100dにより、シートバック位置の変化に伴うシートバック上100bUの角度の変化に関係なく、ヘッドレスト100aは常に一定の角度で前方へ移動する。すなわち、シートバック上100bUが、通常のシートバック位置100b−1の状態にあるときのヘッドレスト位置100a−1から、中折れ時のシートバック位置100b−2の状態にあるときのヘッドレスト位置100a−2に移動する。このとき、それぞれのヘッドレスト位置における運転者の後頭部への接触面2bおよび2cの車体床面に対する角度は常に一定の角度αとなる。これにより運転者の前方視界を変化させないまま運転者の後頭部に圧迫を加えて、呼吸周期に合わせて運転者の頭部を動作させ、運転者の呼吸を誘導することができる。
また、シートバック下100bLには、運転者の背後から腰椎部に圧迫を加える圧迫子100eが設置されている。圧迫子100eには気密袋が用いられる。圧迫子100eは、エアポンプ100gによって空気が供給されると、通常状態における形状100e−1から圧迫状態における形状100e−2にその形状を変化させる。これにより、運転者の腰椎部に圧迫を加える。また、エアポンプ100gによって圧迫子100eから空気が排出されると、通常状態における形状100e−1に戻る。これによって、呼吸周期に合わせて運転者の腰椎部を動作させ、運転者の呼吸を誘導することができる。
図1において、シートベルト装置は、肩ベルト100hと、腰ベルト100iと、肩ベルト100hを巻き込むことで肩ベルト100hの張力を調整する肩ベルト巻き取り器100jと、腰ベルト100iを巻き込むことで腰ベルト100iの張力を調整する腰ベルト巻き取り器100kと、肩ベルト100hと腰ベルト100iの一端を固定するバックル100lとを有する。
肩ベルト100hを肩ベルト巻き取り器100jによって巻き込み、張力を高めることにより、運転者の上半身をシートバック上100bUに向けて押す方向へ圧迫を加える。また、腰ベルト100iを腰ベルト巻き取り器100kによって巻き込み、張力を高めることにより、運転者の腹部をシートバック下100bLに向けて押す方向へ圧迫を加える。なお、肩ベルト巻き取り器100jおよび腰ベルト巻き取り器100kは、例えば特開2003−312443号に開示されている技術を用いて実現することで、自車両の衝突が予測される緊急時の乗員拘束機能を兼ねている。
マイクロコンピュータ101は、不図示のメモリに格納された呼吸周期に基づいて、モータ100f、エアポンプ100g、肩ベルト巻き取り器100j、および腰ベルト巻き取り器100kを制御して、運転者に対して呼気と吸気のタイミングを動作により提示する。すなわち、シート装置の動作によって運転者の後頭部、胸椎部、および腰椎部を圧迫し、同時にシートベルト装置の動作によって運転者の上半身、および腹部をシートバック100b側に圧迫することにより、運転者に対して呼吸を誘導する。なお、不図示のメモリに格納された呼吸周期は、例えば丹田式、西野式といった呼吸法に基づく呼吸周期が設定される。
加速度センサ103は、自車両の前後方向の加速度を検出して、マイクロコンピュータ101に出力する。マイクロコンピュータ101は、加速度センサ103からの出力に基づいて、自車両の負の加速度が所定値以上、すなわち自車両において後方向へ所定値以上の加速度が検出されたと判断した場合には、自車両は急ブレーキをかけている状態であるため衝突の危険性があると判断する。この場合、マイクロコンピュータ101は、シート装置およびシートベルト装置の動作による呼吸リズム運動を中止し、シートベルトによる緊急時の乗員拘束機能を妨げないように制御する。
図3に、運転者に対して呼吸誘導を行う際の呼吸誘導装置100の動作の具体例を示す。図3(a)は、呼吸誘導装置100が動作していないときの状態(通常状態)を示す図である。シートバック100bは中折れせずに真っ直ぐで、肩ベルト100hと腰ベルト100iは通常の張力を保っている。すなわち、運転者は通常の運転姿勢を保っており、前方視界を得ている状態である。
図3(b)は、呼吸誘導装置100が運転者に対して呼気を誘導している状態(呼気誘導状態)における動作を示す図である。シートバック上100bUはモータ100fの駆動力により前方に中折れし前傾することで、運転者の胸椎部を背後から圧迫する。同時にヘッドレスト100aもその角度を保ったまま前方へ移動し、運転者の後頭部に圧迫を加える。また、腰ベルト100iを腰ベルト巻き取り器100kによって所定量巻き取ることで張力を通常より高め、運転者の腹部をシートバック下100bL側へ圧迫する。これにより、運転者の上半身が前方へ移動したときに腹部が一緒に前方へ移動するのを防ぐことができる。
以上のようなシートバック上100bUによる胸椎部の圧迫、およびヘッドレスト100aによる後頭部の圧迫によって、運転者は軽い前屈姿勢をとることとなり、また、腰ベルト100iの張力の増加により腹部が前方に移動しない姿勢となる。この姿勢によって運転者の横隔膜を強制的に上げることができるので、運転者に対して呼気を誘導することができる。なお、シートバック上100bUの前傾角度は、運転操作が窮屈とならない範囲で運転者が姿勢変化を自覚できる程度、例えば通常状態に対し15°前傾させる。また、腰ベルト100iの張力の増加も運転操作に支障を与えない範囲で運転者が張力の変化を自覚できる程度、例えば通常状態に対し50%増加させる。
図3(c)は、呼吸誘導装置100が運転者に対して吸気を誘導している状態(吸気誘導状態)における動作を示す図である。エアポンプ100gによって圧迫子100eを膨らませることで、運転者の腰椎部を背後から圧迫する。また、肩ベルト100hを肩ベルト巻き取り器100jによって所定量巻き取ることで張力を通常より高め、運転者の上半身をシートバック上100bU側へ圧迫する。これにより、運転者の腰椎部が前方へ移動したときに上半身が一緒に前方へ移動するのを防ぐことができる。
以上のような圧迫子100eによる腰椎部の圧迫、および肩ベルト100hの張力の増加によって、運転者は上半身はそのままで腹部を前方に張る姿勢となる。この姿勢によって運転者の横隔膜を強制的に下げることができるので、運転者に対して吸気を誘導することができる。なお、圧迫子100eを膨らませる程度は、運転操作が窮屈とならない範囲で運転者が姿勢変化を自覚できる程度、例えばドライバの腰椎部が通常状態に対し前方に5cm移動する程度に設定する。また、肩ベルト100hの張力の増加も運転操作に支障を与えない範囲で運転者が張力の変化を自覚できる程度、例えば通常状態に対し50%増加させる。
次に、図4により呼吸誘導装置100による呼吸誘導動作のタイミングを説明する。マイクロコンピュータ101は、モータ100f、エアポンプ100g、肩ベルト巻き取り器100j、および腰ベルト巻き取り器100kを制御して、図4に示すタイミングで運転者の姿勢を呼気と吸気の姿勢に導く。なお、本実施の形態においては、運転者に対する呼吸誘導は呼気、吸気の順で繰り返し提示するものとする。
図4における呼気に誘導する期間4aでは、呼吸誘導装置100は、シート装置、およびシートベルト装置を図3(b)に示す呼気誘導状態に動作させ、運転者の呼気を誘導する。すなわち、呼気の誘導開始時点4cにおいてシートバック上100bUが中折れを開始し、最大前傾角度まで前傾させることにより運転者の胸椎部を圧迫し、同時にヘッドレスト100aを前方へ移動させることにより運転者の後頭部を圧迫する。そして、腰ベルト100iの張力をシートバック上100bUの中折れに合わせて徐々に増加させ、運転者の腹部が前方に移動するのを防止する。
図3(b)に示す呼気誘導状態を一定時間保持した後、シートバック上100bU、およびヘッドレスト100aを徐々に通常の運転姿勢位置に戻す。そして、吸気の誘導開始時点4dにて腰ベルト100iの張力を通常のレベルに戻す。すなわち運転者の姿勢が図3(a)に示す通常の運転姿勢に復帰する。
吸気に誘導する期間4bでは、呼吸誘導装置100は、シート装置、およびシートベルト装置を図3(c)に示す吸気誘導状態に動作させ、運転者の吸気を誘導する。すなわち、吸気の誘導開始時点4dにおいて、圧迫子100eを徐々に膨らませて運転者の腰椎部を圧迫し、同時に肩ベルト100hの張力を圧迫子100eによる圧迫に合わせて徐々に増加させ、運転者の上半身が前方に移動するのを防止する。
図3(c)に示す吸気誘導状態を一定時間保持した後、圧迫子100eから徐々に空気を抜き、時点4eにおいて肩ベルト100hの張力を通常のレベルに戻す。これにより時点4eにおいて、運転者の姿勢が図3(a)に示す通常の運転姿勢に復帰する。
以上の呼気に誘導する期間4a、および吸気に誘導する期間4bは丹田式、西野式といった呼吸法に基づいて設定される。この呼気に誘導する期間4a、および吸気に誘導する期間4bを繰り返し実行することにより、運転者に対して規則正しい呼吸周期での呼吸を誘導することができる。
次に、呼吸誘導装置100による呼吸誘導中に衝突の危険を検出したときの動作について説明する。マイクロコンピュータ101は、加速度センサ103からの出力に基づいて衝突の危険を検出した際には、上述した呼吸誘導によるシート装置およびシートベルト装置の動作を中止し、緊急時の乗員拘束機能を妨げないように制御する。具体的には、図5に示すようにモータ100f、エアポンプ100g、肩ベルト巻き取り器100j、および腰ベルト巻き取り器100kを制御する。図5は、図4にて説明した吸気に誘導する期間4bの途中でマイクロコンピュータ101が衝突の危険を検出した場合の動作の具体例を示す図である。
図5においては、吸気の誘導開始時点4dにおいて、圧迫子100eの膨張、および肩ベルト100hの張力の増加を開始している。そして、衝突の危険の検出時5aにて、マイクロコンピュータ101が衝突の危険を検出する。このとき、呼吸誘導装置100は、運転者への呼吸誘導を停止する。すなわち、マイクロコンピュータ101は、エアポンプ100g、および肩ベルト巻き取り器100jを制御して運転者に対する吸気の誘導を中止する。これにより、圧迫子100eへの空気の注入は停止され、圧迫子100eは、衝突の危険の検出時5aにおける大きさを保持する。
これと同時に、腰ベルト100i、および肩ベルト100hの張力を車両に搭載されたプリテンショナーなどの乗員拘束機能の作動により、それぞれの張力を増加させ、運転者を衝突の衝撃から守るために運転者の身体を拘束する。以上のように、自車両が衝突の危険にあるときには、呼吸誘導装置100は運転者への呼吸誘導を中止することによって、乗員拘束機能の動作を妨げないよう制御する。
なお、図5では、吸気に誘導する期間4bの途中でマイクロコンピュータ101が衝突の危険を検出した場合の動作について説明したが、その他の状況で衝突の危険を検出した場合も、同様である。すなわち、マイクロコンピュータ101は、モータ100f、エアポンプ100g、肩ベルト巻き取り器100j、あるいは腰ベルト巻き取り器100kのうち、呼吸誘導によって動作しているものを制御して運転者に対する呼吸誘導を停止する。
以上説明した本実施の形態における運転者感情誘導装置による処理の流れを、図6に示すフローチャートにより説明する。ステップS10において、運転者によって作動スイッチ102がONされたか否かが判断される。運転者によって作動スイッチ102がONされたと判断された場合には、ステップS20へ進む。なお、運転者によって作動スイッチ102がONされるまでは、呼吸誘導装置100は図3(a)に示す通常状態を保持している。
ステップS20において、不図示のメモリに格納された呼吸周期を読み込む。以下に説明するステップS30、およびステップ60においては、ステップS20で読み込んだ呼吸周期に基づいて、マイクロコンピュータ101がモータ100f、エアポンプ100g、肩ベルト巻き取り器100j、および腰ベルト巻き取り器100kを制御して呼吸誘導を行う。
ステップS30において、マイクロコンピュータ101は、運転者に対して呼気の誘導を開始する。すなわち、図3(b)に示すように、モータ100fを制御してシートバック上100bUを前傾させることによって運転者の胸椎を圧迫し、同時にヘッドレスト100aによって運転者の後頭部を圧迫する。さらに、腰ベルト巻き取り器100kを制御して、腰ベルト100iの張力を増加させ、運転者の腹部が前方に移動するのを防止する。
マイクロコンピュータ101は、運転者に対して呼気の誘導を開始すると、ステップS40において、加速度センサ103からの出力に基づいて、自車両に衝突の危険があるか否かを判断する。自車両に衝突の危険があると判断された場合には、ステップS100へ進む。ステップS100において、マイクロコンピュータ101は、乗員拘束機能の動作を妨げないように、モータ100fおよび腰ベルト巻き取り器100kを制御して呼気の誘導を中止して処理を終了する。自車両に衝突の危険がないと判断された場合には、ステップS50へ進む。
ステップS50において、ステップS20で読み込んだ呼吸周期に基づいて、運転者を呼気に誘導する期間が終了したか否かが判断される。呼気に誘導する期間が終了していない場合には、ステップS40に戻り、呼気に誘導する期間が終了するまで処理を繰り返す。呼気に誘導する期間が終了した場合には、ステップS60へ進む。
ステップS60において、マイクロコンピュータ101は、運転者に対して吸気の誘導を開始する。すなわち、図3(c)に示すように、エアポンプ100gを制御して圧迫子100eを膨張させることによって、運転者の腰椎を圧迫する。さらに、肩ベルト巻き取り器100jを制御して、肩ベルト100hの張力を増加させ、運転者の上半身が前方に移動するのを防止する。
ステップS70においては、ステップS40と同様に自車両に衝突の危険があるか否かを判断する。自車両に衝突の危険があると判断された場合には、ステップS100へ進み、上述した吸気の誘導を中止して処理を終了する。自車両に衝突の危険がないと判断された場合には、ステップS80へ進む。
ステップS80においては、ステップS20で読み込んだ呼吸周期に基づいて、運転者を吸気に誘導する期間が終了したか否かが判断される。吸気に誘導する期間が終了していない場合には、ステップS70に戻り吸気に誘導する期間が終了するまで処理を繰り返す。吸気の誘導する期間が終了した場合には、ステップS90へ進む。
ステップS90において、運転者によって作動スイッチ102がOFFされたか否かが判断される。作動スイッチ102がOFFされないと判断した場合には、ステップS30へ戻り、上述した処理を繰り返す。一方、作動スイッチ102がOFFされたと判断された場合には処理を終了する。
以上、第1の実施の形態によれば、次のような作用効果は得られる。
(1)シートバック上100bU、ヘッドレスト100a、および圧迫子100eの動作により、運転者の胸椎部、後頭部、腰椎部を圧迫し、肩ベルト100hと腰ベルト100iの張力を個別に制御することで、運転者に対して呼気、および吸気を誘導することとした。これによって、運転者がシートバック100bに体重を完全にはあずけない一般的な運転姿勢をとっている場合でも、運転者の姿勢を呼気、および吸気を誘導する姿勢に導くことが可能となる。
(2)運転者に対して呼気を誘導する際に、シートバック上100bUを前方に中折れさせ、ヘッドレスト100aを前方に移動させることによって、運転者の胸椎部と後頭部とを圧迫することとした。同時に、腰ベルト100iの張力を増加させることとし、運転者の胸椎部と頭部とが前方に移動したときに腰ベルト100iの張力によって腹部が前方に移動するのを防ぐことができる。これにより、運転者の横隔膜を強制的に上げることができるため、運転者の姿勢を呼気を誘導する姿勢に確実に導くことができる。
(3)運転者に対して吸気を誘導する際に、圧迫子100eを膨らませることで、運転者の腰椎部を背後から圧迫すると同時に、肩ベルト100hの張力を増加させることとし、圧迫子100eによって腰椎部が前方に押された際に、運転者の上半身が前方に倒れるのを防ぐことができる。これによって、運転者の横隔膜を強制的に下げることができるため、運転者の姿勢を吸気を誘導する姿勢に確実に導くことができる。
(4)ヘッドレスト100aとシートバック100bとは、リンク機構100dにより接続され、シートバック上100bUの角度に関わらず常に一定の角度で運転者の後頭部と接触するよう動作することとした。これにより運転者が前方視界を得た状態を保持したまま運転者の後頭部に圧迫を加えることができる。
(5)自車両が衝突の危険にあるときには、呼吸誘導装置100は運転者への呼吸誘導を中止することとした。これにより緊急時にシートベルトによる乗員拘束機能の動作を妨げないようにすることができる。
―第2の実施の形態―
第2の実施の形態においては、運転者の運転姿勢を監視して、呼吸誘導中に運転者がヘッドレスト100a、およびシートバック100bから身体を離したときは、運転者の体勢(運転姿勢)が乱れたと判断して呼吸誘導を一時的に中断する。図7は、第2の実施の形態における運転者感情誘導装置を自動車に搭載した場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、図7において、第1の実施の形態における図1と共通する構成要素については図1と同じ符号を付与し、説明を省略する。
呼吸誘導装置100は、運転者がヘッドレスト100a、およびシートバック100bに身体を接していることを検出するためのヘッドレスト圧力センサ100mと、シートバック圧力センサ100nとを有している。ヘッドレスト圧力センサ100mは、ヘッドレスト100aの運転者が後頭部を接する位置に設けられ、運転者がヘッドレスト100aに頭を接していることを検出した場合、その検出信号をマイクロコンピュータ101へ出力する。シートバック圧力センサ100nは、シートバック上100bUの運転者が背中を接する位置に設けられ、運転者がシートバック100bに背中を接していることを検出した場合、その検出信号をマイクロコンピュータ101へ出力する。
マイクロコンピュータ101は、ヘッドレスト圧力センサ100m、およびシートバック圧力センサ100nの両方から検出信号が出力されなくなった場合、運転者の体勢が乱れたと判断して呼吸誘導を一時的に中断する。その後、ヘッドレスト圧力センサ100m、もしくはシートバック圧力センサ100nの少なくともいずれか一方から検出信号が出力された場合、運転者の体勢が呼吸誘導可能な体勢に復帰したと判断して呼吸誘導を再開する。なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に運転者に対する呼吸誘導は呼気、吸気の順で繰り返し提示するものとし、呼吸誘導を再開する際には、呼吸誘導の最初から、すなわち呼気から再開するものとする。
以下、図8により第2の形態における呼吸誘導装置100による呼吸誘導動作のタイミングを説明する。図8は、運転者を吸気に誘導する期間4bの途中で運転者の運転姿勢の乱れを検出した場合の動作の具体例を示す図である。図8においては、時点8aにおいて、マイクロコンピュータ101は、ヘッドレスト圧力センサ100m、およびシートバック圧力センサ100nからの出力に基づいて、運転者の体勢が乱れを検出している。
このとき、運転者感情誘導装置は、運転者に対して吸気の誘導を開始した直後であるが、運転者の姿勢が乱れたため、運転者に対して呼気誘導を継続することは不可能であると判断して、運転者に対する吸気の誘導を中断する。すなわち、マイクロコンピュータ101は、エアポンプ100g、および肩ベルト巻き取り器100jを制御して、シート装置、およびシートベルト装置を図3(a)に示す通常状態に戻す。これにより、呼吸誘導装置100は、運転者に対して呼吸誘導を行わない呼吸誘導の停止期間8bに示す状態となる。
その後、時点8cにて、マイクロコンピュータ101がヘッドレスト圧力センサ100m、およびシートバック圧力センサ100nからの出力に基づいて、運転者が呼吸誘導可能な運転姿勢に復帰したと判断する。このとき、マイクロコンピュータ101は、モータ100f、および腰ベルト巻き取り器100kを制御して、運転者に対する呼気の誘導を開始する。すなわち呼吸誘導を再開する。
以上、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における効果に加えて、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)運転者の姿勢が乱れた場合には、実行中の呼吸誘導を一時的に中断することとした。これによって、運転者の運転姿勢が乱れた場合には、シート装置、およびシートベルト装置の無駄な動作を抑制することができる。
(2)運転者の姿勢が乱れた場合には、実行中の呼吸誘導を一時的に中断すると同時に、シート装置、およびシートベルト装置を通常状態に戻すこととした。これによって、運転者が運転姿勢を変える必要が生じたため運転姿勢を乱した場合には、シート装置、およびシートベルト装置を通常状態に戻っているため、運転者は違和感を覚えることなく運転姿勢を変えることができる。
―第3の実施の形態―
第1、および第2の実施の形態において、運転者に対して呼気を誘導する際の腰ベルト100iの張力、および運転者に対して吸気を誘導する際の肩ベルト100hの張力は、その呼気と吸気の誘導期間の間はその張力を保持することとした。すなわち、腰ベルト100iの張力は、運転者を呼気に誘導する期間4aの間その張力が保持され、肩ベルト100hの張力は、運転者を吸気に誘導する期間4bの間その張力が保持される。これに対して、第3の実施の形態においては、腰ベルト100i、および肩ベルト100hの張力を、運転者を呼気に誘導する期間4a、および運転者を吸気に誘導する期間4bの開始時から所定時間だけ高める。なお、運転者感情誘導装置の構成図については、第2の実施の形態における図7と同様のため、説明を省略する。
以下、図9により第3の形態における運転者感情誘導装置による呼吸誘導動作について説明する。図9においては、呼気に誘導する期間4aでは、呼吸誘導装置100は、シート装置、およびシートベルト装置を図3(b)に示す呼気誘導状態に動作させ、運転者の呼気を誘導する。すなわち、呼気の誘導開始時点4cにおいてシートバック上100bUが中折れを開始し、最大前傾角度まで前傾させることにより運転者の胸椎部を圧迫し、同時にヘッドレスト100aを前方へ移動させることにより運転者の後頭部を圧迫する。そして、腰ベルト100iの張力をシートバック上100bUの中折れに合わせて増加させ、運転者の腹部が前方に移動するのを防止する。
そして、所定時間経過後の時点9c、例えば5秒経過後にマイクロコンピュータ101は、腰ベルト巻き取り器100kを制御して、腰ベルト100iの張力を通常の状態に戻す。これによって、期間9aにおいては、シート装置、およびシートベルト装置を図3(b)に示す呼気誘導状態に動作させ、所定時間経過後9cより後の呼気に誘導する期間では、ヘッドレスト100a、およびシートバック上100bUによる運転者の後頭部、および胸椎部の圧迫のみが行われる。
また、吸気に誘導する期間4bでは、呼吸誘導装置100は、シート装置、およびシートベルト装置を図3(c)に示す吸気誘導状態に動作させ、運転者の吸気を誘導する。すなわち、吸気の誘導開始時点4dにおいて、圧迫子100eを徐々に膨らませて運転者の腰椎部を圧迫し、同時に肩ベルト100hの張力を圧迫子100eによる圧迫に合わせて徐々に増加させ、運転者の上半身が前方に移動するのを防止する。
そして、所定時間経過後の時点9d、例えば5秒経過後にマイクロコンピュータ101は、肩ベルト巻き取り器100jを制御して、肩ベルト100hの張力を通常の状態に戻す。これによって、期間9bにおいては、シート装置、およびシートベルト装置を図3(c)に示す吸気誘導状態に動作させ、所定時間経過後9dより後の吸気に誘導する期間では、圧迫子100eによる運転者の腰椎部の圧迫のみが行われる。
図10は、第3の実施の形態における呼吸誘導装置100の処理の流れを示すフローチャート図である。図10におけるステップS150,S160,およびステップS210、S220以外の処理は、第1の実施の形態における図6に示す処理と同様のため、説明を省略する。ステップS150において、マイクロコンピュータ101は、運転者に対して呼気に誘導を開始してから所定時間経過したか否かを判断する。所定時間経過したと判断した場合には、ステップS160に進み、腰ベルト100iの張力を通常の状態に戻す。
ステップS210において、マイクロコンピュータ101は、運転者に対して吸気に誘導を開始してから所定時間経過したか否かを判断する。所定時間経過したと判断した場合には、ステップS220に進み、肩ベルト100hの張力を通常の状態に戻す。
以上、第3の実施の形態においては、第1、および第2の実施の形態における効果に加えて、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)腰ベルト100i、および肩ベルト100hの張力を、運転者を呼気に誘導する期間4a、および運転者を吸気に誘導する期間4bの開始時から所定時間だけ高めることとした。これによって、運転者を呼気に誘導する期間4a、および運転者を吸気に誘導する期間4bの開始当初は、ベルトから受ける拘束力により運転者に対して誘導姿勢を強く意識させることができる。
(2)所定時間経過後は腰ベルト100i、および肩ベルト100hの張力を通常の張力レベルに戻すこととした。これにより、運転者に対して誘導姿勢を強く意識させた後は、運転者が必要に応じて運転姿勢を切り替えることが容易になり、運転者にとっての利便性を高めることができる。
第3の実施の形態においては、運転者感情誘導装置の構成図は第2の実施の形態の図7と同様のものとしたが、第1の実施の形態における図1に示す運転者感情誘導装置に対しても適用可能である。
運転者感情誘導装置を車両に搭載することとしたが、シート装置とシートベルト装置を一体不可分として有するその他の移動体に搭載してもよい。
特許請求の範囲の構成要素と実施の形態との対応関係について説明する。ヘッドレスト100a、シートバック上100bU、圧迫子100e、モータ100f、およびエアポンプ100gは圧迫手段に、肩ベルト巻き取り器100j、および腰ベルト巻き取り器100kは張力調節手段に相当する。マイクロコンピュータ101は呼吸誘導手段に、加速度センサ103は衝突予測手段に、ヘッドレスト圧力センサ100mおよびシートバック圧力センサ100nは運転姿勢検出手段に相当する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
第1の実施の形態における運転者感情誘導装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 運転者の後頭部、胸椎部、および腰椎部に圧迫を加えたときのシート装置の動作の具体例を示す図である。 運転者に対して呼吸誘導を行う際の呼吸誘導装置100の動作の具体例を示す図である。 第1の実施の形態における運転者感情誘導装置による呼吸誘導動作の動作タイミングを示す第1の図である。 第1の実施の形態における運転者感情誘導装置による呼吸誘導動作の動作タイミングを示す第2の図である。 第1の実施の形態における運転者感情誘導装置による処理の流れを示すフローチャート図である。 第2の実施の形態における運転者感情誘導装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第2の形態における運転者感情誘導装置による呼吸誘導動作の動作タイミングを示す図である。 第3の形態における運転者感情誘導装置による呼吸誘導動作の動作タイミングを示す図である。 第3の実施の形態における運転者感情誘導装置による処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
100 呼吸誘導装置
100a ヘッドレスト
100b シートバック
100bU シートバック上
100bL シートバック下
100c シートクッション
100d リンク機構
100e 圧迫子
100f モータ
100g エアポンプ
100h 肩ベルト
100i 腰ベルト
100j 肩ベルト巻き取り器
100k 腰ベルト巻き取り器
100l バックル
100m ヘッドレスト圧力センサ
100n シートバック圧力センサ
101 マイクロコンピュータ
102 作動スイッチ
103 加速度センサ

Claims (7)

  1. 運転者の背後から後頭部、胸椎部、腰椎部を圧迫する圧迫手段と、
    車両のシートベルト装置を構成する肩ベルトと腰ベルトの張力を独立して調節する張力調節手段と、
    前記圧迫手段、および前記張力調節手段を制御して、運転者の呼気と吸気の対を一周期とする呼吸周期を、あらかじめ設定された呼吸周期に誘導する呼吸誘導手段とを有することを特徴とする運転者感情誘導装置。
  2. 請求項1に記載の運転者感情誘導装置において、
    前記呼吸誘導手段は、
    前記圧迫手段によって運転者の後頭部、および胸椎部を圧迫し、かつ前記張力調節手段によって腰ベルトの張力を通常の張力より高めるよう制御することで、運転者に対して呼気を誘導し、
    前記圧迫手段によって運転者の腰椎部を圧迫し、かつ前記張力調節手段によって肩ベルトの張力を通常の張力より高めるよう制御することで、運転者に対して吸気を誘導することを特徴とする運転者感情誘導装置。
  3. 請求項1または2に記載の運転者感情誘導装置において、
    前記圧迫手段はヘッドレストを備え、
    前記ヘッドレストによって運転者の後頭部を前方へ圧迫する際に、運転者の視線が常に前方を向くように前記ヘッドレストの角度を調整することを特徴とする運転者感情誘導装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転者感情誘導装置において、
    自車両の衝突を予測する衝突予測手段をさらに有し、
    前記衝突予測手段によって自車両の衝突が予測された場合、前記呼吸誘導手段は、前記圧迫手段、および前記張力調節手段を制御して運転者に対する呼吸誘導を中止することを特徴とする運転者感情誘導装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の運転者感情誘導装置において、
    運転者の運転姿勢の乱れを検出する運転姿勢検出手段をさらに有し、
    前記呼吸誘導手段は、前記運転姿勢検出手段によって運転者の運転姿勢が乱れたと判断された場合、前記圧迫手段、および前記張力調節手段を制御して運転者に対する呼吸誘導を中断し、前記運転姿勢検出手段によって運転者の運転姿勢が乱れた状態から通常の運転姿勢に復帰したと判断された場合、前記圧迫手段、および前記張力調節手段を制御して運転者に対する呼吸誘導を再開することを特徴とする運転者感情誘導装置。
  6. 請求項5に記載の運転者感情誘導装置において、
    前記呼吸誘導手段は、前記運転姿勢検出手段によって運転者の運転姿勢が乱れたと判断し、前記圧迫手段、および前記張力調節手段を制御して運転者に対する呼吸誘導を中断する場合、前記圧迫手段による圧迫を解除するとともに、および前記張力調節手段による張力の制御を解除することを特徴とする運転者感情誘導装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の運転者感情誘導装置において、
    前記呼吸誘導手段は、
    運転者に呼気を誘導する場合、呼気誘導の開始から所定時間のみ前記張力調節手段によって腰ベルトの張力を通常の張力より高めるよう制御し、
    運転者に吸気を誘導する場合、吸気誘導の開始から所定時間のみ前記張力調節手段によって肩ベルトの張力を通常の張力より高めるよう制御することを特徴とする運転者感情誘導装置。
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