JP2005296176A - 光背およびこれを備える仏壇 - Google Patents
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Abstract
【課題】 仏壇の背板近辺のような薄暗い場所に配設された本尊であっても、後光を忠実に表現することが可能な光背およびこれを備える仏壇の提供を目的とする。
【解決手段】 透明な板材により形成され、該板材の表面に彫刻が施された本体部12と、本体部12のうち少なくとも一の外周縁に配設され、本体部12の外周面から厚み内に向けて光を導入する光源が配設された照明部14を有することを特徴とする光背およびこれを備える仏壇Bである。
【選択図】 図1
【解決手段】 透明な板材により形成され、該板材の表面に彫刻が施された本体部12と、本体部12のうち少なくとも一の外周縁に配設され、本体部12の外周面から厚み内に向けて光を導入する光源が配設された照明部14を有することを特徴とする光背およびこれを備える仏壇Bである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光背およびこれを備える仏壇に関し、より詳細には、照明手段が配設され、光背に施された彫刻を鮮明に表示させることが可能な光背およびこれを備える仏壇に関する。
日本において広く信仰されている仏教においては、宗派の違いにより崇拝する本尊は異なるものの、仏壇に本尊を配設する点において共通している。仏壇に本尊を配設する際においては、本尊の背後に光背を配設することが多い。一般的に光背は、本尊である仏像と同様に木材を用いて彫刻を施したものや、光背を描いた掛け軸が用いられている。
"ご本尊"、"取り扱い仏具一覧"、"仏壇について"[online]、2004年3月、株式会社滝田商店、[平成16年3月29日検索]、インターネット<URL:http://www.butsudanya.co.jp/list_butsudan-honzon01.html>
"ご本尊"、"取り扱い仏具一覧"、"仏壇について"[online]、2004年3月、株式会社滝田商店、[平成16年3月29日検索]、インターネット<URL:http://www.butsudanya.co.jp/list_butsudan-honzon01.html>
そもそも光背とは、本尊である仏像の背後からの後光をあらわしたものであるが、本尊は仏壇の背板部分に配設されることが多いため、薄暗くなっていることが多い。したがって、木材に彫刻を施したのみの光背や掛け軸に描かれた光背によっては、本尊の背後からの後光をうまく表現することができないという課題がある。
そこで、本発明は、仏壇の背板近辺に配設された本尊であっても、後光を忠実に表現することが可能な光背およびこれを備える仏壇の提供を目的としている。
本発明は、透明な板材により形成され、該板材の表面に彫刻が施された本体部と、本体部のうち少なくとも一の外周縁に配設され、本体部の外周面から厚み内に向けて光を導入する光源が配設された照明部を有することを特徴とする光背である。
また、前記本体部の彫刻は、前記光源から離反するにつれて当該彫刻の彫り深さが徐々に深くなっていることを特徴とする。
これにより、光源から離れた位置における彫刻部分からであっても、光源付近における彫刻部分と同程度の明るさを呈することが可能になる。
これにより、光源から離れた位置における彫刻部分からであっても、光源付近における彫刻部分と同程度の明るさを呈することが可能になる。
また、前記彫刻は、ブラスト加工により形成されていることを特徴とする。
また、前記彫刻は、溝体により形成されていることを特徴とする。
これらにより、光源により本体部の厚さ方向に導入された光が反射する状態を任意の状態に設定することができる。
また、前記彫刻は、溝体により形成されていることを特徴とする。
これらにより、光源により本体部の厚さ方向に導入された光が反射する状態を任意の状態に設定することができる。
また、前記光源は、前記照明部に形成され、前記本体部の外周面に向けて広がるすり鉢状の設置穴の底部に配設されていることを特徴とする。これにより、少ない光源によってでも光背全体に光を照らすことが可能になる。
また、前記照明部は、前記本体部の底部に配設され、本体部を支持する支持部を兼ねることを特徴とする。これにより、本体部の支持部材を別個に準備する必要がなく、コンパクトな光背を提供することができる。
また、前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする。これにより、低電力な光源とすることができるため、電池等の小型電源により作動させることが可能になる。
また、前記照明部は、前記本体部の底部に配設され、本体部を支持する支持部を兼ねることを特徴とする。これにより、本体部の支持部材を別個に準備する必要がなく、コンパクトな光背を提供することができる。
また、前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする。これにより、低電力な光源とすることができるため、電池等の小型電源により作動させることが可能になる。
また、他の発明は、上記のいずれかに記載された光背を備える仏壇である。
これにより、仏壇に載置される本尊の後光を忠実に表現することができると共に、厳かな雰囲気を演出することができる。
これにより、仏壇に載置される本尊の後光を忠実に表現することができると共に、厳かな雰囲気を演出することができる。
本発明による光背およびこれを備える仏壇によれば、仏壇の背板部分のような薄暗い場所に配設された本尊であっても、忠実に後光を表現することできる。
また、本尊の背後を幻想的にライトアップすることにより、本尊および仏壇を厳かな雰囲気にすることができる。
また、本尊の背後を幻想的にライトアップすることにより、本尊および仏壇を厳かな雰囲気にすることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の最良の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態における光背の正面図である。図2は、本体部単体の正面図である。図3は、図2のA−A線における断面図である。図4は、照明部単体の平面図である。図5は、図4のB−B線における断面図である。図6は仏壇に光背を配設した状態を示す正面図である。なお、図3と図5においては、特徴をつかみやすくするため、実際のアスペクト比と異なるアスペクト比によって描かれている。
本実施の形態に係る光背10は、図1に示すように、透明な材料からなる板材に彫刻および着色を施した本体部12と、本体部12の下端に配設され、本体部12を支持する支持台として機能すると共に、本体部12の厚み内に光を導入する光源であるLED14aが配設された照明部14とを有している。
本体部12は、ガラス板により円弧状の頂部を有する長方形状に形成されている。本体部12の表面には、菊の花や蔦をあらわす模様が溝体により彫刻されていると共に、中央部分12zがブラスト加工等の表面加工により、摺りガラス状となる彫刻がなされている。本体部12における溝体およびブラスト加工による彫刻部分以外の部分は、黒色の塗料により着色されている。
本体部12において彫刻がなされている部分の彫刻溝12aの深さは、図3に示すように、照明部14から離反するにつれて徐々に深くなるように形成されている。本体部12の厚み内に導入された光は光源から離反するにつれて次第に減衰するが、彫刻溝12aの深さが増して本体部12の厚みが減じることにより、光が本体部12の面外方向にあらわれやすくなるため、光源14aから離れた位置まで光が到達し、好適である。
本体部12の厚み内に導入された光は、彫刻溝12a内の溝壁から空気中に放光されるので、その溝壁12aが彫刻パターンとして浮かび上がる。もちろん、彫刻溝12aの内面を凹凸面とすることによって光を乱反射させて彫刻パターンを浮かび上がらせるようにしてもよい。
また、ブラスト加工により摺りガラス状にされた本体部12の中央部分12zにおいては、LED14aから照射された光が乱反射して中央部分12zの全体から淡い光が浮き出す状態になり、本尊(図示せず)を幻想的な光により照らすことができる。
また、ブラスト加工により摺りガラス状にされた本体部12の中央部分12zにおいては、LED14aから照射された光が乱反射して中央部分12zの全体から淡い光が浮き出す状態になり、本尊(図示せず)を幻想的な光により照らすことができる。
本実施の形態における光背10の照明部14は、本体部12を支持する平板状の支持台を兼ねている。照明部14は、本体部12の厚み内に光を導入するLED14aと、LED14aを配設すると共に、LED14aからの光を拡散させるための設置穴14bと、本体部12を支持する支持溝14cが設けられている。
光背10の光源であるLED14aは低電力で高輝度に発光し発熱もなく、電球のように球切れの心配がない。これによりメンテナンスフリーの光背10とすることが可能となるため好都合である。なお、LEDの色については特に限定されるものではないが、図6に示すように、光背10が配設されることが多い仏壇Bの背板部分におけるコントラストを考慮すると、青色LEDを用いるのが好適である。
LED14aは、照明部(支持台)14の上面の端縁に沿って所要間隔をあけて配設された設置穴14bの底部に配設されている。設置穴14bは、図4および図5に示すように、下方から上方に向けて徐々に拡径するすり鉢状に形成されている。本実施の形態においては、設置穴14bが均等間隔に配設されているが、本体部12に施された彫刻の模様によっては必ずしも均等間隔に設置穴14bを配設しなくてもよく、不均等に配設することももちろん可能である。
このように光源であるLED14aが配設される設置穴14bがすり鉢状に形成されていることにより、LED14a部分からの光は放射状に本体部12に照射され、本体部12の厚み内に光を導入することはもちろんのこと、本体部12の下方から本体部12の外表面をライトアップさせることも可能になる。
支持台を兼ねた照明部14には、設置穴14b、14bのそれぞれの中心を通り照明部14を横切るように支持溝14cが形成されている。支持溝14cの幅は、本体部12の幅より若干幅広に形成されているので、本体部12を設置溝14cに支持させる際は、設置溝14cの上方から本体部12を差し込むことによりなされる。
なお、図示しないが、支持溝14cにおける設置穴14b、14bの中間部分の位置に、弾性部材からなる突起物を適宜設置してもよい。本体部12により突起物を弾性変形させつつ支持溝14cに支持させれば、弾性により突起物が元の状態に復元する力で本体部12が支持溝14cに押圧される。これにより本体部12を確実に支持溝14cに支持させることができるため好都合である。
なお、図示しないが、支持溝14cにおける設置穴14b、14bの中間部分の位置に、弾性部材からなる突起物を適宜設置してもよい。本体部12により突起物を弾性変形させつつ支持溝14cに支持させれば、弾性により突起物が元の状態に復元する力で本体部12が支持溝14cに押圧される。これにより本体部12を確実に支持溝14cに支持させることができるため好都合である。
また、本実施の形態における光背10の照明部14は、支持台も兼ねているため、本体部12を支持溝に支持させた状態において、光背10が安定した状態で設置できるようなカウンターウエイト部分14zを有している。カウンターウエイト部分14zを電池等の電源を収納する部分として利用すれば、電源コード(図示せず)を省略することができる。
さらには、カウンターウエイト部分14zの上には、図示しない本尊が載置されるため、カウンターウエイト部分14zを蓮台とすることももちろん可能である。
さらには、カウンターウエイト部分14zの上には、図示しない本尊が載置されるため、カウンターウエイト部分14zを蓮台とすることももちろん可能である。
以上、本実施の形態における光背について詳細に説明してきたが、本発明にかかる光背は以上の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本体部12を形成する材料は、透明な板材であればガラス板に限定されるものではなく、アクリル板等の透明な樹脂によるものであっても良い。
また、本実施の形態においては、本体部12に菊の花や蔦の模様が彫刻されているが、彫刻の模様は家紋や後光をあらわす模様等を彫刻することができるのはいうまでもない。
例えば、本体部12を形成する材料は、透明な板材であればガラス板に限定されるものではなく、アクリル板等の透明な樹脂によるものであっても良い。
また、本実施の形態においては、本体部12に菊の花や蔦の模様が彫刻されているが、彫刻の模様は家紋や後光をあらわす模様等を彫刻することができるのはいうまでもない。
さらには、本体部12の彫刻(凹凸)模様は、溝を切削する加工やブラスト加工のみにより形成されるものではなく、プレス加工等により形成したものまで含む概念であることはもちろんである。
さらにまた、照明部14は、必ずしも支持台を兼ねて本体部12の下端部のみに配設されるわけではない。本体部12の支持台を配設しない形態とすることはもちろんのこと、本体部12の支持台を配設した後に、本体部12の上端縁や側方端縁に単数又は複数の照明部14を設置することも可能である。これによれば、光による様々な演出が可能になり、装飾性に富んだ光背を提供することができる。
さらにまた、照明部14は、必ずしも支持台を兼ねて本体部12の下端部のみに配設されるわけではない。本体部12の支持台を配設しない形態とすることはもちろんのこと、本体部12の支持台を配設した後に、本体部12の上端縁や側方端縁に単数又は複数の照明部14を設置することも可能である。これによれば、光による様々な演出が可能になり、装飾性に富んだ光背を提供することができる。
10 光背
12 本体部
12a 彫刻溝
12z 中央部
14 照明部
14a LED
14b 設置穴
14c 支持溝
14z カウンターウエイト部分
B 仏壇
12 本体部
12a 彫刻溝
12z 中央部
14 照明部
14a LED
14b 設置穴
14c 支持溝
14z カウンターウエイト部分
B 仏壇
Claims (8)
- 透明な板材により形成され、該板材の表面に彫刻が施された本体部と、
本体部のうち少なくとも一の外周縁に配設され、本体部の外周面から厚み内に向けて光を導入する光源が配設された照明部を有することを特徴とする光背。 - 前記本体部の彫刻は、前記光源から離反するにつれて当該彫刻の彫り深さが徐々に深くなっていることを特徴とする請求項1記載の光背。
- 前記彫刻は、ブラスト加工により形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の光背。
- 前記彫刻は、溝体により形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の光背。
- 前記光源は、前記照明部に形成され、前記本体部の外周面に向けて広がるすり鉢状の設置穴の底部に配設されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載の光背。
- 前記照明部は、前記本体部の底部に配設され、本体部を支持する支持部を兼ねることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項記載の光背。
- 前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項記載の光背。
- 請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の光背を備えていることを特徴とする仏壇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004114191A JP2005296176A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | 光背およびこれを備える仏壇 |
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