JP2005295285A - 動画像データ生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】間引き処理時に画像を間引くことにより発生する画像の不自然さをなくし、且つ動画像データの編集作業を効率化する動画像生成方法を提供する。
【解決手段】処理対象の動画像データファイル名の入力(S11)、対象となる動画像データの処理開始時間と終了時間の入力(S12)、処理対象の動画像データの出現頻度範囲設定値、削除対象動画像最小判定時間の入力(S13)、1フレーム画像の分割数の入力(S14)を順に行う。濃度ヒストグラム作成ルーチン(S15)及び削除対象動画像判定ルーチン(S16)を実行する。今回フレーム(n)の時間と処理時間の終了時間の大小が判定され(S17)、今回フレーム(n)の時間が大きいとき、動画像データの必要再生時間を入力し(S18)、処理対象動画像データの処理範囲の開始・終了時間を入力する(S19)。間引き範囲の時間を算出し(S20)、必要再生時間と処理範囲の時間を比較し(S21)、処理範囲の時間が大きい場合に、対象の動画像データを読み出し(S22)、該動画像データに対する間引きルーチンを実行し、新たな動画像データを生成する(S23)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画像データ生成方法に関し、特にフレーム構造の動画像データを対象として、動画像フレーム間にて階調変化が少なく不要と判断されるフレームを自動的に間引き処理することにより、動画像の画像編集作業の効率化を実現する動画像データ生成方法に関する。
従来の動画像データの生成方法等においては、動画像編集ソフトウェア等を用いて、動画像データ内に含まれる不要と思われるデータ部分を抽出・削除する場合には、ユーザーが、該動画像データを再生しながら目視によって不要の有無を確認し、不要と判定されるデータを抽出すると云う作業を行っている。図7は、従来のデータの生成方法のフローチャートを示す図であり、処理対象の動画像データのデータ長が、ユーザーの指定する必要再生時間より長い場合の一例である。
図7において、ユーザーにより、処理対象の動画像データのファイル名が入力されて(ステップS31)、該処理対象の動画像データがメモリ41より読み出され(ステップS32)、該動画像データ内の削除を要すると思われる不要フレームが、ユーザーの目視により確認されて該不要フレームの削除操作が行われる(ステップS33)。次いで、処理された動画像データの再生時間が、ユーザー指定の動画像データの必要再生時間に到達したか否かが判定されて(ステップS34)、動画像データの再生時間が、該必要再生時間に到達していると判定される場合には、動画像データ生成方法は終了となり、生成された動画像データは、動画像データのメモリに収納される。また。未だ該必要再生時間に到達していないと判定される場合には、再度ステップS33に戻り、動画像データの再生時間が、ユーザー指定の動画像データの必要再生時間に到達する状態に至るまで、繰り返しユーザーによる不要データの削除作業が行われた後に、不要フレームが削除された動画像データがメモリ42に入力されて収納される。
また、特許文献1に示される画像処理装置及び方法は、大量動画像データの検索操作の改善を目的としており、その手法として、シーン特徴抽出処理、ダイジェスト動画作成処理および動画検索処理等の処理手順により、予め付与されているシーン特徴情報を介して、所望の動画像データの検索を行うことを特徴としている。また、他の例として、特許文献2に示される動画像検索用情報生成装置においては、検索の対象とする動画像信号について、特定の時点における画面上において、動画像の対象を特定の方向に対応するヒストグラムを介して捕捉することを可能とし、これによりシーンの予測が可能となり、シーンの検索が正確に行われるものとしている。またヒストグラムのフレーム間の差分を、一画面上において時間軸に沿って表示することにより、シーンの検索がより容易になるものとしている。
特開2000−299829 特開平10−126721
上述した従来の動画像データの生成方法、動画像データの検索処理装置または検索方法等において、図7に示される動画像データの生成方法の場合には、動画像編集ソフトウェア等を用いて、動画像データ内に含まれる不要と思われるデータ部分を抽出・削除する際には、ユーザーが、該動画像データを再生しながら目視によって不要の有無を確認し、不要と判定されるデータを抽出するという作業を行っている。この場合、早送り再生を行いながら不要の有無を確認する際には、その再生時間が実際の動画像データの再生時間とは異なるために、目視の対象となる動画像が、実際にはどのくらいの速さで再生されているのか、時間的な度合いを把握することが困難であるという欠点がある。
また、動画像データより不要データを削除する場合には、不要と思われる部分を削除した後に、残りの生き動画像データを繋ぎ合わせて一つの動画像データを生成している。この編集作業により一つの動画像データを生成する場合には、ユーザーの目視による動画像データの削除/繋ぎ合わせによって動画像データ生成が行われるために、画像データ編集後の動画像データの再生時に、動画像の繋ぎ目等の不整部分が目立ち、不自然な動画像として認識されるという欠点がある。
更に、動画像データの元々の画像再生時間が長い場合には、画像再生時間が長くなる程、動画像データの不要データの削除作業が多くなり、ユーザーによる編集作業が長時間を要するという欠点がある。
また、特許文献1に示される画像処理装置及び方法においては、シーン特徴の抽出、ダイジェスト動画の作成および動画の検索等を含む処理手順を行い、予め付与されたシーン特徴情報を介して動画像データの検索を行う手法が示されているが、この手法を、動画像データの編集・生成方法に適用することは、その処理内容が検索目的に対応する特殊性を有することと、動画像データに予めシーン特徴情報を付与することを必要とする。
また、特許文献2に示される動画像検索用情報生成装置は、ヒストグラムを利用して、検索対象の動画像から意図する動画像を検索して抽出する手法に関し、作成されたヒストグラムを検索用データとして提示するのみであり、画像データ生成に対応する判定手法が適用されていないため、ソフトウェアまたはハードウェアにより自動的に行う判定処理を介して、必要な動画像または不要な動画像を抽出することは困難である。
本発明の目的は、処理対象の動画像データの1フレームを任意数の複数フレームに分割して、これらの分割フレームごとに濃度ヒストグラムを作成し、該濃度ヒストグラム値に対して設定される削除対象フレーム判定条件を介して、自動的に抽出・提示される動画像データに対して設定された必要再生時間が、動画像データの処理範囲の時間よりも短い場合に、均等なフレーム間隔にて動画像データを間引き処理し、該必要再生時間に合わせた動画像データを自動的に生成することにより、動画像データ再生時における不自然な画像の動きを削除しつつ不要な動画像を削除して、ユーザーによる動画像データの編集作業の効率化を図ることにある。
本発明の動画像データ生成方法は、赤、緑および青の各画素の階調データから成るフレーム構造の動画像データを処理対象として、各フレームを、より小さい複数のフレームに分割し、該分割フレームごとに隣接する前回のフレーム画像と今回のフレーム画像の濃度ヒストグラムを求め、これらの両フレーム画像の濃度ヒストグラムを比較照合し、その差異が所定の出現頻度範囲設定値の上限/下限内に含まれる場合には、前回フレームに対して今回フレームを削除対象フレームと判定し、該差異が出現頻度範囲設定値の上限/下限内に含まれない場合には、前回フレームまでの時間を削除対象動画像判定終了時間として、今回フレームの時間を削除対象動画像判定開始時間とする手順を、前記動画像データの削除対象動画像抽出範囲にわたり実行する第1のステップと、前記削除対象フレームが連続して含まれる削除対象動画像データの範囲を確認後、削除対象フレームが、所定の削除対象動画像最小判定時間以上連続して判定される場合においてのみ、これらの連続する削除対象フレームを削除対象動画像として判定する第2のステップと、前記第2のステップにおいて判定された削除対象動画像の判定開始時間Tsと、該削除対象動画像の判定終了時刻Teとの時間差分(Te−Ts)をTdとし、外部より指定される必要再生時間Trが、前記時間差分Tdよりも短いと判定される場合に、該必要再生時間Trと時間差分Tdの時間差(Td−Tr)を間引き時間Tmとして設定し、再生基準フレーム数をFnとして、削除対象画像のフレーム数(Fn*Td)を、間引きフレーム数(Fn*Tm)により除算して求めたTd/Tmを間引きフレーム間隔Fmとして、該フレーム間隔Fmごとに1フレームずつ間引き処理を実行する第3のステップとを有することを特徴としている。
上記の構成によれば、処理対象の動画像データの画像フレームを任意数の複数フレームに分割して、これらの分割フレームごとに、濃度ヒストグラム値に対応して設定される削除対象フレーム判定条件を介して、削除対象動画像データを自動的に抽出・提示し、提示された該削除対象動画像データに対して設定される必要再生時間よりも動画像データの処理範囲の時間が長い場合に、所定の均等なフレーム間隔にて動画像データの間引き処理を行うことが可能となり、新たな動画像データ生成時に不自然な画像の動きが削除されつつ不要な動画像が適切に削除され、ユーザーによる動画像データの編集作業を効率的に行うことができるという効果がある。
次に、本発明の実施形態ついて図面を参照して説明する。図1および図2は、本実施形態の処理手順のフローチャートを示す図であり、図3は、実施形態の処理手順に対応する情報処理装置のソフトウェア機能構成を示す図である。以下においては、図1、図2および図3を参照して本実施形態について説明する。
図1および図2の本実施形態の処理手順について説明する前に、図3に示される情報処理装置のソフトウェア機能構成について説明する。図3に示されるように、該ソフトウェア機能は、設定値入力機能31、削除対象動画像抽出機能32および動画像データ生成機能33により構成されており、設定値入力機能31は、動画像データファイル名入力ルーチン31a、必要再生時間入力ルーチン31b、間引き処理範囲入力ルーチン31c、削除対象動画像抽出範囲入力ルーチン31d、削除対象動画像抽出条件入力ルーチン31eおよびフレーム画像分割数入力ルーチン31fにより構成され、削除対象動画像抽出機能32は、濃度ヒストグラム作成ルーチン32aおよび削除対象動画像判定ルーチン32bにより構成されて、動画像データ生成機能33は、間引き時間算出ルーチン33aおよび動画像データ間引きルーチン33bにより構成されている。以下、図1および図2の本実施形態の処理手順の説明においては、上記のソフトウェア機能構成を随時引用するものとする。
図1および図2において、ステップS11においては、動画像データファイル名入力ルーチン31aを介して、情報処理装置上のソフトウェア画面に処理対象となる動画像データファイル名の入力項目を表示し、ユーザーにより該ファイル名を入力して、これらのデータを削除対象動画像抽出機能32および動画像データ生成機能33に伝達する。
ステップS12においては、削除対象動画像抽出範囲入力ルーチン31dを介して、情報処理装置上のソフトウェア画面に対象となる動画像データの処理範囲である開始時間と終了時間の入力項目を表示し、ユーザーにより、これらのデータを入力して動画像データ生成機能33に伝達する。
ステップS13においては、削除対象動画像抽出条件入力ルーチン31eを介して、削除対象動画像抽出機能32に含まれる削除対象動画像判定ルーチン32bにおいて作成された前回フレームの濃度ヒストグラム・データと今回フレームの濃度ヒストグラム・データとを比較して、今回フレームが削除対象動画像に当てはまるか否かを判定するための出現頻度範囲の上限/下限を規定する出現頻度範囲設定値(±設定値%)を設定するとともに、削除対象動画像最小判定時間(時:分:秒:フレーム数)を設定し、これらの入力項目を情報処理装置上のソフトウェア画面に表示して、ユーザーにより入力して、これらのデータを削除対象動画像抽出機能32に伝達する。
ステップS14においては、フレーム画像分割数入力ルーチン31fを介して、動画像内の1フレームの画像を所定数に分割し、これに対応する濃度ヒストグラムを作成するために該分割数を情報処理装置上のソフトウェア画面の入力項目に表示し、ユーザーにより、これらのデータを入力して削除対象動画像抽出機能32に伝達する。
ステップS15においては、濃度ヒストグラム作成ルーチン32aを介して、設定値入力機能31から入力された情報(動画像データファイル名、削除対象動画像抽出範囲の開始・終了時間、削除対象動画像抽出条件)より、動画像データの1フレームの分割フレームごとに、3種類(赤、緑、青)の所定範囲の階調の画素データについて濃度ヒストグラム・データを作成し、この3種類の画素データの濃度ヒストグラム・データを一つの濃度ヒストグラム・データとし、前回フレーム(n−1)と今回フレーム(n)の二つの濃度ヒストグラム・データを情報処理装置のメモリ内に保持する。なお、nは画像フレームの順番に対応する任意数であり、仮に画像フレーム間の前後関係を示す用語として使用している。
ステップS16においては、削除対象動画像判定ルーチン32bを介して、濃度ヒストグラム作成ルーチン32aにおいて作成された前回フレーム(n−1)と今回フレーム(n)の二つの濃度ヒストグラム・データを利用し、不要対象動画像であるか否かの判定・抽出を行う。前回フレーム(n−1)の濃度ヒストグラムの出現頻度に対して、削除対象動画像抽出条件入力ルーチン31eにより入力した出現頻度範囲設定値(±設定値%)より上限/下限を算出し、今回フレーム(n)の濃度ヒストグラム・データの出現頻度(画素数)が、該上限/下限の範囲内に入っていれば削除対象フレームであると判定し、今回処理したフレーム(n)の時刻を削除対象動画像判定開始時間Ts(n)とする。また、該上限/下限の範囲内に入っていれば前回フレーム(n−1)の時刻を削除対象画像判定終了時間Te(n−1)とする。その後、今回フレーム(n)の濃度ヒストグラムは、前回フレーム(n−1)の濃度ヒストグラムとして、前回フレーム(n−1)に置き換えられて、情報処理装置のメモリ内に保持される。nはn>=2であり、順番に1,2,3……となり、最初から上限/下限の範囲内に入らない場合は、上記のように今回フレーム(n)の濃度ヒストグラムを前回フレーム(n−1)の濃度ヒストグラムとして前回フレーム(n−1)に置き換えるため、削除対象画像判定終了時間Te(n)を初めに設定することになる。また、削除対象動画像抽出条件入力ルーチン31eにより入力された削除対象動画像最小判定時間によって指定された最小判定時間以上、連続して削除対象フレームと判定された場合のみ、当該フレームは削除対象動画像であるものと判定される。
ステップS17においては、今回フレーム(n)の時間が、処理範囲の終了時間以上の時間となるか否かが判定され、今回フレーム(n)の時間が処理範囲の終了時間以上であると判定される場合には、次のステップS18に移行する。なお今回フレーム(n)の時間が、処理範囲の終了時間未満であると判定された場合にはステップS15にもどり、ステップS15、ステップS16およびステップS17の一連の処理手順が繰り返して行われる。
ステップS18においては、必要再生時間入力ルーチン31bを介して、情報処理装置上のソフトウェア画面に入力項目を表示し、ユーザーにより、削除対象動画像抽出機能32によって提示された削除対象動画像範囲を確認した後に、必要と思われる再生時間(必要再生時間)を入力し、これらのデータを動画像データ生成機能33に伝達する。
ステップS19においては、間引き処理範囲入力ルーチン31cを介して、情報処理装置上のソフトウェア画面に、処理対象となる動画像データの処理範囲である開始時間と終了時間とを表示し、ユーザーにより、削除対象動画像抽出機能32により提示された削除対象動画像範囲を確認した後に、該処理対象の動画像データの開始時間と終了時間を入力し、これらのデータを動画像データ生成機能33に伝達する。
ステップS20においては、間引き時間算出ルーチン33aを介して、設定値入力機能31から受け渡された情報(必要再生時間、動画像データファイル名、動画像データ処理範囲の開始・終了時間)より、間引き時間(処理範囲の開始・終了時間の時間差分−必要再生時間)、間引きするフレーム数、間引きする時間間隔等を含む間引き時間情報を算出し、メモリ21に入力して保持する。
ステップS21においては、必要再生時間と処理範囲の開始・終了時間の時間差分の大小を比較して、処理範囲の開始・終了時間の時間差分の方が大きいと判定される場合には、処理範囲の開始・終了時間の時間内にある動画像データに対する「間引き処理」の実施が可能であるものと判断し、次のステップS22に移行する。なお、仮にステップS21において、必要再生時間の方が、処理範囲の開始・終了時間の時間差分より大きいと判定される場合には終了する。
ステップS22においては、メモリ22から処理対象となる動画像データが読み出され、次いでステップS23においては、動画像データ間引きルーチン33bを介して、メモリ23から間引き時間、間引きフレーム数および間引きする時間間隔等を含む間引き時間情報が読み出され、この間引き時間を元にして、ステップS22においてメモリ22から読み出された処理対象の動画像データに対する間引き処理を行い、新たな動画像データとして生成する。
次に、図4(a) に示される画像フレーム構造の動画像データを処理対象とし、本発明を適用して間引き処理を行って新たな動画像データを生成する一実施例について説明する。 図4(a) に示される動画像データは、210画像フレームにより形成されており、図4(a) には、その1部を形成する(1〜30)フレームに含まれる各フレームを示す拡大図も併せて示されている。 図4(a)において、本動画像データに対応する削除対象動画像抽出範囲は、前述したステップS12において、対象となる動画像データの処理範囲である開始時間と終了時間の入力項目を表示して入力され、動画像データ生成機能33に伝達されている処理範囲であり、本実施例においては、開始時間0秒から終了時間5秒に至る150フレームの動画像データが対象となっている。
また、図4(b) には、ステップS14において、動画像内の1フレームの画像を所定数に分割し、これに対応する濃度ヒストグラムを作成する際の画素フレームの分割例として、1フレームをA、B、CおよびDの4領域に分割した例を示す概念図と、分割領域Aの一部を切り出して画素データの配列情況を示した概念図が示される。図4(b) においては、フレームに対する画素分割線を、フレーム面を座標面として縦横に直交する線として表示している。このように表示することにより、図4(b)に示されるように、1フレーム内には、横方向には640画素が配列しており、縦方向には480画素が配列していることが一目瞭然である。従って、1フレームの画素数は640×480ピクセルであり、この画素データを元に、赤、緑および青の各濃度ヒストグラム・データを、A、B、CおよびDの4分割画像分作成することが求められる。
次に、図5に示される赤、緑および青の各色の階調データ(0〜255)に対応する出現頻度(画素数)について説明する。前述したステップS15およびステップS16においては、赤、緑および青の階調データに対応する画素データについて、前回フレーム(n−1)と今回フレーム(n)の二つの濃度ヒストグラム・データを作成し、前回フレーム(n−1)と今回フレーム(n)の二つの濃度ヒストグラム・データを利用して、不要対象動画像であるか否かの判定・抽出を行う際に、前回フレーム(n−1)の各色の濃度ヒストグラムの出現頻度に対して、出現頻度範囲設定値よりの上限/下限が算出されているが、図5(a)および(b)は、この出現頻度範囲設定値の上限/下限の範囲を概念的に示した図である。
図5(a)は、前回フレーム(n−1)の赤、緑および青の階調データ(0〜255)に対応する濃度ヒストグラム・データ101,102および103を示し、図5(b)は、今回フレーム(n) の各色の濃度ヒストグラム・データに対する判定用として使用する出現頻度範囲設定値からの上限値/下限値101a/101b、102a/102bおよび103a/103bを示している。 図5(b)において、前回フレーム(n−1)の赤、緑および青の階調データ(0〜255)に対応する濃度ヒストグラム・データ101,102および103に対して、今回フレーム(n) の各色の濃度ヒストグラム・データが、点線にて表示される上限値/下限値の範囲内に収まっている場合には、ステップS16において行われたように、今回フレーム(n)は削除対象フレームであると判定し、また該上限値/下限値の範囲内に収まっていない場合には、前回フレーム(n−1)までの時間を削除対象動画像判定終了時間とし、今回処理したフレーム(n)の時間を削除対象動画像判定開始時間とする。なお上記の前回フレーム(n−1)と今回フレーム(n)の濃度ヒストグラム・データの比較照合に際しては、ステップS14において行われた分割数入力を介して、1フレームのA、B、CおよびDの4分割画像の各濃度ヒストグラム・データを対象として実行されることは云うまでもない。
次に、図6は、図4の動画像データを処理対象とする本実施例において、間引き処理の手順内容に対応する動画像データのフレーム構成を模式的に示した図である。図6(a)の動画像データを対象とする処理手順に応じて、ステップS16における削除対象フレームの判定処理を介して、削除対象動画像内には、図6(b) に示されるように、5フレーム,10フレーム,・・・・・・,30フレームのような削除対象フレーム(斜線にて表示)が介在する状態となる。これに対応して、ステップS18においては、必要再生時間Tr(図6(d)を参照)が入力され、次いでステップS19においては、削除対象動画像の処理範囲の開始時間(図6(a)を参照)と処理範囲の終了時間(図6(a)を参照)が入力される。そしてステップS20においては、必要再生時間Trおよび同一削除対象画像の削除対象画像判定の開始時間Tsと削除対象画像判定終了時間Teより、間引き時間Tm=〔(Te−Ts)−Tr〕が算出され、併せて間引きフレーム数および間引きフレーム間隔等が算出されて、ステップS23においては、処理対象とする動画像データに対して、間引きするフレーム間隔ごとに、1フレームずつ削除対象フレーム数を削除する仕方で間引き処理が実行される。
図6(c)は、削除対象フレームが間引き処理された削除対象動画像の一部フレーム(1〜30フレーム分)を示し、図6(d)は、図6(a)の 処理対象の動画像データに対する間引き処理により生成された新たな動画像データを示している。なお、本実施例においては、必要再生時間Trを4秒に設定するものとすると、間引き時間Tmは、Ts=0秒であり、Te=5秒であるため、Tm=Td−Tr=(Te−Ts)−Tr=〔(5−0)−4〕=1秒となる。また図4および図6に示されるように、画像データの再生基準フレーム数Fnが30フレーム/秒であるため、間引きフレーム数(Fn*Tm)は、(Fn*Tm)=30*1=30フレームとなる。即ち、動画像データの処理範囲内のデータから、30フレーム分のデータが間引きされ、この場合に、均等に間引きする際の間引きフレーム間隔Fmは、Fm=(Te−Ts)/Tm=5となり、5フレーム間隔ごとに1フレームが間引きされて、図6(b)に示されるように、5フレーム,10フレーム,・・・・・・,30フレームなどの5の整数倍のフレームが間引きさせる。間引き処理される動画像データは、処理範囲外の動画像データと連結されて、図(d)に示されるように、新たな動画像データとして生成される。なお、再生基準フレーム数をFnとして、削除対象動画像フレーム数(Fn*Td)を間引きフレーム数(Fn*Tm)で除算して求めたTd/Tmを間引きフレーム間隔Fmとして、該フレーム間隔Fmごとに1フレームずつ間引き処理を実行して動画像データ生成をおこなっても差し支えない。
なお動画像生成方法の適用例として、回転している風車の動画像データに対応した場合について、本発明を適用した場合を示す模式図を図8(本発明)および図9に示す。背景が同じ状態で画面内の風車がゆっくり回転している動画像データの場合には、1フレーム画像のみの濃度ヒストグラム値により判定が行われると、該濃度ヒストグラム値が殆ど変化しない。このために風車の動画像が変化していないものと誤判定されてしまうという問題がある。本発明による動画像生成方法を適用する場合には、各画像フレームを任意数の複数の画像に分割し、各分割画像に対応する濃度ヒストグラムを作成して削除対象フレームの判定処理を行うことにより、背景が同じ状態で画面内の風車がゆっくり回転している動画像データの場合においても、分割された画像の濃度ヒストグラム値が変化するために、図8に示されるように、被写体の風車の回転する状態をミスなく判別することが可能となる。
なお、上記の実施形態の説明においては、ソフトウェア機能に対応して情報処理装置という表現を用いているが、該情報処理装置としては、通常のパーソナルコンピュータの使用にて十分である。
本発明の実施形態における処理手順のフローチャート(1)示す図である。 本発明の実施形態における処理手順のフローチャート(2)示す図である。 本発明の機能構成を示す図である。 本発明適用の一実施例に対応する動画像データのフレーム構成およびフレーム分割状態を示す模式図である。 各色の階調に対応する出現頻度(画素数)および出現頻度範囲設定値の上限/下限を示す図である。 前記一実施例に対応する間引き処理経過における動画像データの推移を示す模式図である。 従来の動画像生成方法における処理手順のフローチャート示す図である。 本発明の動画像生成方法の適用による風車の動画像例を示す模式図である。 分割のない場合の風車の動画像例を示す模式図である。
符号の説明
21,22,23,41,42 メモリ
31 設定値入力機能
31a 動画像データファイル各入力ルーチン
31b 必要再生時間入力ルーチン
31c 間引き処理範囲入力ルーチン
31d 削除対象動画像抽出範囲入力ルーチン
31e 削除対象動画像抽出条件入力ルーチン
31f フレーム画像分割数入力ルーチン
32 削除対象動画像抽出機能
32a 濃度ヒストグラム作成ルーチン
32b 削除対象動画像判定ルーチン
33 動画像データ生成機能
33a 間引き時間算出ルーチン
33b 動画像データ間引きルーチン
S11 〜S23,S31 〜S34 ステップ

Claims (2)

  1. 赤、緑および青の各画素の階調データからなるフレーム構造の動画像データを処理対象として、各フレームをより小さい複数のフレームに分割し、該分割フレームごとに隣接するフレームを前回フレーム(n−1)、今回フレーム(n)とするとき、
    前回(n−1)のフレーム画像と今回(n)のフレーム画像の濃度ヒストグラムを求め、これらの両フレーム画像の濃度ヒストグラムを比較照合し、その差異が所定の出現頻度範囲設定値の上限/下限内に含まれる場合には、前回フレームに対して今回フレームを削除対象フレームと判定する
    ことを特徴とする削除対象動画像判定方法。
  2. 赤、緑および青の各画素の階調データからなるフレーム構造の動画像データを処理対象として、各フレームをより小さい複数のフレームに分割し、該分割フレームごとに隣接するフレームを前回フレーム(n−1)、今回フレーム(n)とするとき、
    前回フレーム(n−1)の画像と今回フレーム(n)の画像の濃度ヒストグラムを求め、これら両フレーム画像の濃度ヒストグラムを比較照合し、その差異が所定の出現頻度範囲設定値の上限/下限内に含まれる場合には、前回フレーム(n−1)に対して今回フレーム(n)を削除対象フレームと判定し、今回フレーム(n)の時刻を削除対象動画像判定開始時間Ts(n)とし、今回フレーム(n)の濃度ヒストグラムを前回フレーム(n−1)の濃度ヒストグラムとして置き換え、該差異が出現頻度範囲設定値の上限/下限内に含まれない場合には、前回フレーム(n−1)の時刻を削除対象動画像判定終了時間Te(n−1)とし、今回フレーム(n)の濃度ヒストグラムを前回フレーム(n−1)の濃度ヒストグラムとして置き換える第1のステップと、
    前記削除対象フレームが、所定の削除対象動画像最小判定時間以上連続して判定される場合においてのみ、連続する削除対象フレームを削除対象動画像として判定し、削除対象動画像最小判定時間未満なら削除対象フレームを削除対象動画像とは判定せず、削除対象フレームの判定処理を継続する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて、削除対象動画像と判定された同一削除対象動画像の削除対象動画像判定開始時間Ts(n)と、該削除対象動画像判定終了時刻Te(n)との時間差分(Te(n)−Ts(n))をTdとし、外部より指定される必要再生時間Trが前記時間差分Tdよりも短いと判定される場合に、該必要再生時間Trと時間差分Tdの時間差(Td−Tr)を間引き時間Tmとして設定し、
    時間差分Tdを間引き時間Tmにより除算して求めたTd/Tmを間引きフレーム間隔Fmとして、該フレーム間隔Fmごとに1フレームずつ間引き処理を実行する第3のステップと
    を有することを特徴とする動画像データ生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012165222A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Jvc Kenwood Corp 光照射状態判定装置、光照射状態判定方法
US9300904B2 (en) 2011-09-22 2016-03-29 Olympus Corporation Image processing apparatus, image processing system, and image reading apparatus
CN115379159A (zh) * 2022-07-14 2022-11-22 百果园技术(新加坡)有限公司 一种基于画质监控的帧队列管理方法及系统

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