JP2005293923A - 膜電極接合体の製造方法、膜電極接合体、燃料電池および機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料拡散層5にプレスや切削加工などにより凹凸面5Aを形成する。凹凸面5A上に当該凹凸面5Aの形状に沿った凹凸面3Aを有するアノード電極3を形成する。膜プレス工程で、電解質材料が含浸された高分子固体電解質膜2をアノード電極3の凹凸面3Aにプレス型90で押圧する。高分子固体電解質膜2の形状が凹凸面3Aに良好に沿って形成されるので、高分子固体電解質膜2とアノード電極3との接触を良好にできる。
【選択図】 図3
Description
例えば高分子電解質形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell, PEFC)は、低い温度で動作が可能で起動時間が短く、小型化も可能である。この高分子電解質形燃料電池は、高分子固体電解質膜を空気側電極と燃料側電極とで挟んだ構造のMEA(Membrane Electrode Assembly)を備え、空気側電極に空気(酸素)を供給し、燃料側電極にメタノールや改質した水素などの燃料を供給することにより、電気化学的反応が起こり電力が発生する。
このような燃料電池では、各電極と燃料および空気(酸素)との反応効率を高めて燃料電池の出力を向上させるために、各電極と燃料および空気(酸素)との接触面積を大きくした構造のものなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この燃料電池では、電解質膜、アノード電極、およびカソード電極が接合された接合体に凹凸が形成されている。この凹凸を形成する場合には、あらかじめプレスや切削などによって形成された凹凸を有するアノード電極上に、電解質膜およびカソード電極を接合して、膜電極接合体を製造する。
この発明によれば、膜プレス工程によって、電極の凹凸面に対して電解質膜が押圧されると、電解質膜中の繊維がある程度伸長して当該凹凸面に追従する。したがって、電解質膜が電極の凹凸面に良好になじみ、電解質膜と電極との接触が良好となる。
また、電解質膜は、多孔性膜に予め電解質材料が含浸されて構成されているので、膜プレス工程を行った後に電解質材料を含浸させる必要がなく、膜電極接合体の製造工程が簡略化される。
この発明によれば、膜プレス工程によって、電極の凹凸面に対して多孔性膜が押圧されると、多孔性膜中の繊維がある程度伸長して当該凹凸面に追従する。その後、電解質含浸工程により、多孔性膜に電解質材料を含浸させて電解質膜を形成する。
膜プレス工程が設けられているので、多孔性膜が電極の凹凸面に良好になじみ、多孔性膜と電極との接触が良好となる。
この発明によれば、加振工程が設けられているので、膜プレス工程で多孔性膜または電解質膜が振動されることにより、多孔性膜中または電解質膜中の繊維が破断されて、電極の凹凸面の形状に追従しやすくなる。また、膜プレス工程で電解質材料が含浸されていない多孔性膜を凹凸面にプレスする場合には、加振工程によって多孔性膜中の繊維が短繊維化し、繊維密度が向上して電解質材料の吸収力が向上するので、その後の電解質含浸工程において電解質材料が多孔性膜に良好に含浸され、プロトン伝導性が良好となる。
この発明によれば、収縮工程により、膜プレス工程の前に予め多孔性膜または電解質膜が収縮される。この状態で膜プレス工程を行うと、収縮された多孔性膜または電解質膜が伸長しながら電極の凹凸面に沿って変形し、当該凹凸面になじむ。収縮工程で多孔性膜または電解質膜が予め収縮されているので、膜プレス工程では多孔性膜または電解質膜が破れることなく凹凸面に良好に追従する。したがって、膜プレス工程での膜の破断が良好かつ確実に防止され、歩留まりが向上する。
この発明によれば、多孔性膜形成工程では、電極の凹凸面上に繊維状の電解質膜用材料を積層して多孔性膜を形成する。その後、電解質含浸工程で、積層された多孔性膜に電解質材料を含浸させて、プロトン伝導性を有する電解質膜を形成する。
電解質膜用材料を凹凸面上に直接積層するので、多孔性膜が電極の凹凸面に良好に追従して形成され、両者の接触が良好になる。また、電解質膜用材料を繊維状に積層するので、電解質含浸工程において電解質材料の吸収保持が良好となり、電解質膜材料が良好に多孔性膜に含浸されることにより、電解質膜のプロトン伝導性が良好となる。
この発明によれば、噴霧工程で、溶解された電解質膜用材料を噴霧することにより、電解質膜用材料が繊維状に積層される。したがって、予め電解質膜用材料を繊維状に形成する必要がなく、膜電極接合体の製造工程が簡略化する。
この発明によれば、噴霧工程で、繊維状の電解質膜用材料が分散された溶液を噴霧することにより、繊維状の電解質膜用材料が凹凸面に積層される。その後、蒸発工程で溶媒を蒸発させることにより、電極の凹凸面に繊維状の多孔性膜が形成される。
電解質膜用材料を溶媒中に分散させるので、電解質膜用材料を液体として扱うことが可能となり、凹凸面への噴霧が容易となり、電解質膜用材料の取扱性が良好となる。また、予め電解質膜用材料が繊維状に形成されているので、多孔性膜の孔径や空隙率などの電解質膜の特性の調整が容易となる。さらに、電解質膜用材料を溶解する必要がないので、加熱などの溶解手段が不要となり、多孔性膜形成工程の作業が簡略化される。
この発明によれば、多孔性膜形成工程がプレス工程を備えているので、電解質膜用材料が凹凸面に押圧されて当該凹凸面の形状に良好に追従して、両者の接触がより一層良好となる。
この発明によれば、加振工程を備えているので、プレス工程で電解質膜用材料が振動されることにより、繊維状の電解質膜用材料が破断され、電極の凹凸面の形状に追従しやすくなる。また、電解質膜用材料の短繊維化により繊維密度が向上し、電解質材料の吸収力が向上するので、その後の電解質含浸工程において、電解質材料が多孔性膜に良好に含浸され、プロトン伝導性が良好となる。
この発明によれば、加熱工程を備えているので、プレス工程で電解質膜材料が加熱されることにより、電解質膜材料が軟化して凹凸面に良好に追従する。または加熱により電解質膜用材料が溶解した場合には、繊維が互いに良好に接着して多孔性膜の構成が強固になるとともに、多孔性膜と電極との接触がより一層良好となる。
この発明によれば、混合工程を備えているので、多孔性膜形成工程で電解質膜用材料を凹凸面に積層すると、接着剤によって積層された繊維状の多孔性膜が接着剤により互いに接着する。したがって、多孔性膜の形状の保持が容易になるとともに、電極との接触がより一層良好となる。
この発明によれば、接着剤噴霧工程を備えているので、電極の凹凸面に多孔性膜を形成した後、多孔性膜上に接着剤が噴霧され、多孔性膜の凹凸面上での形状が良好に保持される。また、接着剤が多孔性膜を通って電極との接触面に到達し、接触面をも接着するので、多孔性膜と電極との接触がより一層良好となる。
この発明によれば、膜電極接合体が前述の膜電極接合体の製造方法によって製造されているので、前述の膜電極接合体の製造方法の効果と同様の効果が得られ、電解質膜と電極との接触が良好となる。したがって、電解質膜のプロトン伝導性が良好に発揮されることにより、膜電極接合体の反応効率が良好となる。
この発明によれば、燃料電池が前述の膜電極接合体を備えているので、前述の膜電極接合体の効果と同様の効果が得られ、電解質膜と電極との接触が良好となることにより、燃料電池の反応効率が良好となり、一定体積に対して得られる電流量(出力)が向上する。
この発明によれば、機器が前述の燃料電池を備えているので、前述の燃料電池の効果と同様の効果が得られ、電解質膜と電極との接触が良好となり、燃料電池の反応効率が良好となる。これにより、一定体積に対して得られる電流量(出力)が向上する。これにより、機器に得られる出力が向上する。
図1には、本発明の第一実施形態にかかる燃料電池1の側断面図が示されている。この図1において、燃料電池1は、直接メタノール形燃料電池(DMFC)であり、燃料電池セル10がケース11に収納されて構成されている。なお、本実施形態では、説明を簡略化するため、図1に示すように単一の燃料電池セル10で構成した燃料電池1を図示するが、もちろん燃料電池1が、この燃料電池セル10を複数枚積層したスタック構造とされていてもよい。
すなわち、ケース11内壁とアノード電極3との間の領域は、液密に構成され、燃料が供給されるアノード側反応室としての燃料室31となっている。また、ケース11内壁とカソード電極4との間の領域は、空気が供給されるカソード側反応室としての空気室41となっている。なお、燃料としては、メタノール(CH3OH)水溶液が供給される。
なお、多孔質膜用材料としては、延伸多孔質PTFEの他、ポリイミド(PI)、ポリアクリロニトリル(PAN)、アラミド、アクリル、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタールなどが採用できる。
ここで、高分子固体電解質膜2、アノード電極3、およびカソード電極4は、一体的に形成されて膜電極接合体20が構成されている。
図2には、燃料電池1の一部拡大断面図が示されている。この図2に示されるように、膜電極接合体20のアノード電極3、高分子固体電解質膜2、およびカソード電極4には、それぞれ凹凸面3A,2A,4Aが形成されている。これらの凹凸面3A,2A,4Aを有する膜電極接合体20は、後述の製造方法により製造される。
また、集電体7,8には、それぞれ図示しないリード線が接続されており、外部の負荷に接続されている。
膜電極接合体20の製造方法は、燃料拡散層5の凹凸面5Aおよびアノード電極3の凹凸面3Aを形成する凹凸面形成工程と、アノード電極3の凹凸面3Aに対して高分子固体電解質膜2を押圧する膜プレス工程とを備えている。
凹凸面形成工程では、燃料拡散層5においてアノード電極3に対向する面にプレス成型や切削加工などの機械加工を施し、凹凸面5Aを形成する。そして、この凹凸面5Aに対してスプレーコート法やディップコート法などにより、所定厚みのアノード電極3を形成する。このとき、アノード電極3は凹凸面5Aの形状に追従して形成されるため、アノード電極3の表面には凹凸面5Aとほぼ同じ形状の凹凸面3Aが形成される。
膜プレス工程では、図3(A)に示されるように、凹凸面3Aが形成されたアノード電極3に対して高分子固体電解質膜2をプレスする。プレスをする際には、凹凸面3Aの形状に対応した形状の凹凸面90Aを有するプレス型90を用いる。このプレス型90を、高分子固体電解質膜2に対して凹凸面3Aが配置される側とは反対側に配置し、図3(B)に示されるように、高分子固体電解質膜2を凹凸面3Aに対して所定圧力で押圧する。
高分子固体電解質膜2は、プレス型90に押圧されて多孔質PTFEフィルム中の微細繊維が一部破断しながら凹凸面3Aに沿って変形して伸長し、凹凸面3Aになじんで表面に凹凸面2Aを形成する。この場合において、膜プレス工程は、複数回に分割して行われることが望ましい。分割して複数回プレスすることにより、高分子固体電解質膜2の破断によるピンホールの発生などを確実に防止でき、高分子固体電解質膜2を凹凸面3Aに良好になじませることができる。
また、この膜プレス工程においては、当該膜プレス工程と同時に、必要に応じて高分子固体電解質膜2を加熱する加熱工程を行う。加熱工程では、プレス型90で高分子固体電解質膜2をプレスしながら、プレス型90を所定温度に加熱する。あるいは、燃料拡散層5、アノード電極3、高分子固体電解質膜2、およびプレス型90を適宜な加熱槽に収納して高分子固体電解質膜2を加熱してもよい。この加熱により、高分子固体電解質膜2の微細繊維が軟化し、高分子固体電解質膜2が凹凸面3Aによりなじむ。また、この加熱工程では、高分子固体電解質膜2中の高分子固体電解質樹脂を破壊しない範囲で所定温度を適切に調整することにより、高分子固体電解質膜2の微細繊維を溶解して、互いの微細繊維を溶融接着させてもよく、この場合には微細繊維が凹凸面3Aにも溶融接着することとなる。
(1) 膜プレス工程において、プレス型90で高分子固体電解質膜2をアノード電極3の凹凸面3Aに対して押圧して膜電極接合体20の凹凸を形成するので、高分子固体電解質膜2が良好にアノード電極3の凹凸面3Aに追従でき、凹凸面3Aの形状に沿った凹凸面2Aを形成できる。したがって、アノード電極3と高分子固体電解質膜2との接触を良好にできる。また、凹凸面3Aの形状に対応した凹凸面2Aを形成できるので、凹凸面3Aの形状に対応した形状の凹凸面4Aを有するカソード電極4に対しても良好に接触できる。これにより、高分子固体電解質膜2のプロトン伝導性を良好にでき、燃料電池1の反応効率を向上させることができる。
また、膜電極接合体20に凹凸が形成されているので、一定体積に対してアノード電極3およびカソード電極4と燃料および空気との接触面積を向上させることができる。したがって燃料電池1の一定体積あたりの電流量(出力)を向上させることができる。反対に、一定の電流量(出力)を得るために必要な体積を小さくできるため、燃料電池1の小型化を促進できる。
(3) 膜プレス工程で、必要に応じて加熱工程を行うので、熱によって高分子固体電解質膜2の微細繊維を軟化させることができる。したがって、高分子固体電解質膜2をより変形し易くでき、アノード電極3の凹凸面3Aの形状により一層良好になじむので、アノード電極3との接触をより確実かつ良好にできる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態は、第一実施形態の高分子固体電解質膜2の延伸多孔質PTFEフィルムに高分子固体電解質樹脂を含浸させない状態で膜プレス工程を行い、その後、高分子固体電解質樹脂を含浸させる電解質含浸工程を行う点が第一実施形態と異なる。
膜プレス工程では、高分子固体電解質樹脂が含浸されていない延伸多孔質PTFEフィルムを、第一実施形態の膜プレス工程と同様にプレス型90でアノード電極3の凹凸面3Aに対してプレスして、延伸多孔質PTFEフィルムに凹凸を形成する。
次に、電解質含浸工程において、溶媒中に溶解させた高分子固体電解質樹脂を噴霧するなどして、延伸多孔質PTFEフィルムの多孔空隙部に高分子固体電解質樹脂を含浸させて高分子固体電解質膜2を形成する。ここで、高分子固体電解質樹脂を溶解させる溶媒としては、例えば、高分子固体電解質樹脂がパーフルオロスルホン酸系ポリマーである場合には、イソプロピルアルコール(IPA)等のアルコール類を採用でき、高分子固体電解質樹脂がイオン性液体やハイドロゲル等である場合には、水等が採用できる。
なお、本実施形態では、膜プレス工程において高分子固体電解質樹脂が含浸されていないので、加熱工程を行う場合には所定温度を比較的高い温度に設定することができる。
(5) 膜プレス工程を行った後に電解質含浸工程を行うので、加熱工程を行う場合には比較的高い温度で加熱することができ、高分子固体電解質膜2の微細繊維の一部を溶解して微細繊維を互いに溶融接着できるので、高分子固体電解質膜2の形状を確実に保持できるとともに、高分子固体電解質膜2の構成を強固にできる。また、微細繊維の一部を溶解してアノード電極3に接着させることもできるから、高分子固体電解質膜2とアノード電極3との接触をより一層良好にできる。
(6) 膜プレス工程で延伸多孔質PTFEフィルムに加振工程を行うので、高分子固体電解質膜2の微細繊維の一部を破断して短繊維化できるから、延伸多孔質PTFEフィルムの吸収力を向上させることができる。したがって、電解質含浸工程では、延伸多孔質PTFEフィルムに良好に高分子固体電解質樹脂を含浸でき、良好なプロトン伝導性を発揮できる。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。第三実施形態は、第一実施形態の膜プレス工程の前に、高分子固体電解質膜2を収縮させる収縮工程を備えている点が、第一実施形態と異なる。
図4には、第三実施形態にかかる膜電極接合体20の製造工程が示されている。この図4において、高分子固体電解質膜2には、膜プレス工程の前に収縮工程が施される。
収縮工程では、図4(A)に示されるように、高分子固体電解質膜2を縮れさせて収縮繊維状に形成する。収縮繊維状に形成するには、例えば高分子固体電解質膜2を細糸状の繊維で縫って縮め、そのまま接着するなどの方法が採用できる。
その後、膜プレス工程において、収縮させた高分子固体電解質膜2を凹凸面3Aに対してプレス型90で押圧すると、図4(B)に示されるように収縮された繊維が元に戻りながら高分子固体電解質膜2全体が伸長し、アノード電極3の凹凸面3Aの形状に追従してなじみ、これにより高分子固体電解質膜2表面に凹凸面2Aが形成される。
なお、この膜プレス工程においては、第二実施形態と同様に高分子固体電解質樹脂が含浸されていない延伸孔質PTFEフィルムを凹凸面3Aに押圧してもよい。その場合には、膜プレス工程の後に高分子固体電解質樹脂を含浸させる電解質含浸工程を行えばよい。
(7) 膜プレス工程の前に収縮工程を行うので、膜プレス工程において高分子固体電解質膜2がその収縮分、内部の微細繊維を破断することなく伸長できる。したがって、高分子固体電解質膜2の破断を確実かつ良好に防止できるので、膜プレス工程でのプレス不良の発生を低減できるから、歩留まりを向上させることができる。
また、膜プレス工程の前に収縮工程を行うので、高分子固体電解質膜2の伸長幅を拡大できるため、より大きな凹凸面3Aにも良好に追従できる。したがって、膜プレス工程でアスペクト比を大きく取ることができ、膜電極接合体20の表面積をより大きく形成することができる。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。第四実施形態は、アノード電極の凹凸面上に直接多孔性膜を形成する点が第一実施形態と異なる。
図5には、第四実施形態にかかる膜電極接合体の製造工程が示されている。この図5において、膜電極接合体20(図1参照)の製造方法は、アノード電極3の凹凸面3A上に繊維状の電解質膜用材料を積層して多孔性膜21を形成する多孔性膜形成工程と、この多孔性膜21に電解質材料を含浸させる電解質含浸工程とを備えている。
図6には、噴霧ノズル91の平面図が示されている。この図6に示されるように、噴霧ノズル91の先端には、多数の微小な細孔91Aが形成されている。これらの細孔91Aの寸法は、多孔性膜21を形成する微細繊維の寸法に対応して設定されている。また、噴霧ノズル91は、電解質膜用材料を収納して噴霧ノズル91に供給する図示しない電解質膜用材料供給手段に接続されており、この電解質膜用材料供給手段は、適宜な加熱装置などによって所定温度に設定され、電解質膜用材料を溶解した状態で噴霧ノズル91に供給する。
噴霧工程の後、電解質含浸工程では、第二実施形態と同様に、凹凸面3A上に形成された多孔性膜21に電解質材料を含浸させて高分子固体電解質膜2を形成する。その後、高分子固体電解質膜2表面にカソード電極4(図1参照)を積層し、膜電極接合体を得る。
混合工程の後、噴霧工程を行うと、接着剤が混合された電解質膜用材料が凹凸面3A上に繊維状に積層されて多孔性膜21を形成する。多孔性膜21は、接着剤によって微細繊維が互いに接着してその形状が保持されるとともに、凹凸面3Aに接着される。
なお、接着剤噴霧工程は、多孔性膜21を形成した後電解質含浸工程を行う前に行ってもよく、また電解質含浸工程で高分子固体電解質膜2を形成した後に行ってもよい。
(8) 噴霧工程を備えた多孔性膜形成工程により、溶解した電解質膜用材料を繊維状に噴霧して凹凸面3A上に積層するので、凹凸面3Aの形状に沿った多孔性膜21を簡単な作業で形成できる。したがって、アノード電極3と電解質膜2との接触を良好にできる。
また、電解質膜用材料を予め繊維状に形成する必要がなく、電解質膜用材料を溶解して噴霧することで必要量の電解質膜用材料が繊維状に形成されるので、材料の無駄がなく、製造工程を簡略化できる。
さらに、膜電極接合体20に凹凸が形成されているので、第一実施形態の(1)の効果と同様に、一定体積に対してアノード電極3およびカソード電極4と燃料および空気との接触面積を向上させることができる。したがって燃料電池1の一定体積あたりの電流量(出力)を向上させることができる。反対に、一定の電流量(出力)を得るために必要な体積を小さくできるため、燃料電池1の小型化を促進できる。
(10) 接着剤噴霧工程を設けた場合には、噴霧工程で形成された多孔性膜21に接着剤を噴霧するので、多孔性膜21の形状を凹凸面3A上で確実に保持できる。また、電解質膜用材料に接着剤を混合する必要がないので、材料の無駄を防止できる。
次に、本発明の第五実施形態について説明する。第五実施形態は、第四実施形態の噴霧工程において、溶解した電解質膜用材料を噴霧する代わりに、繊維状の電解質膜用材料を溶媒中に分散させた溶液を噴霧する点が、第四実施形態と異なる。
第五実施形態では、多孔性膜形成工程は、溶媒中に繊維状の電解質膜用材料が分散された溶液を噴霧する、いわゆる湿式不織布法による噴霧工程と、多孔性膜をアノード電極に対して押圧するプレス工程と、溶液中の溶媒を蒸発させる蒸発工程とを備えている。
次に、プレス工程では、図7(B)に示されるように、プレス型90によって不織布状層22を凹凸面3Aに対して押圧し、不織布状層22に分散された繊維状の電解質膜用材料を凝縮して、図7(C)に示されるような所定厚みの多孔性膜21を形成する。
蒸発工程では、多孔性膜21を所定時間放置または加熱することによって多孔性膜21内の溶媒を蒸発させる。この蒸発工程は、プレス工程と同時に、つまりプレス型90で不織布状層22を押圧しながら行ってもよい。
その後、電解質含浸工程において、多孔性膜21に電解質を含浸させて、高分子固体電解質膜を形成する。
さらに、第一実施形態と同様に、プレス工程と同時に多孔性膜21に振動を加える加振工程や、プレス工程と同時に多孔性膜21に熱を加える加熱工程を行ってもよい。
(11) 噴霧工程で、繊維状の電解質膜用材料を溶媒中に分散させた溶液を噴霧した後に、蒸発工程で溶媒を蒸発させるので、第四実施形態とは異なり、電解質膜用材料を加熱して溶解する必要がなく、電解質膜用材料の取扱性を向上させることができる。
また、プレス工程で良好な凹凸の高分子固体電解質膜2を所望の繊維密度でかつ所望の厚みに形成できる。
電解質膜を形成する電極は、アノード電極上に限らず、カソード電極上に形成してもよい。この場合には、空気拡散層に凹凸面を形成し、この凹凸面にカソード電極を形成し、カソード電極の凹凸面に電解質膜を前述の製造方法で形成すればよい。
膜電極接合体の凹凸面の形状は、連続する円弧状の凹凸に限らず、例えば切削加工で溝を形成する場合などでは断面略矩形状の凹凸であってもよい。また、凹凸面の形状は、同じ断面形状が連続するものに限らず、複数の異なる断面形状が形成されているものであってもよいし、凹凸が不均一(不連続)に形成されているものであってもよい。要するに、凹凸面の形状は、膜電極接合体の表面積を大きくできる形状であれば任意に設定できる。
多孔性膜の材料としては、前述の実施形態で述べたものの他、例えば多孔性セラミックス、ガラス、アパタイト、ポーラスシリコン、ゼオライト等が採用できる。
膜電極接合体は、燃料電池に適用されたが、これに限らず、その他例えばリチウムイオン伝導性固体電解質を使用したリチウム電池やプロトン伝導性固体電解質を使用した水電解装置などに適用できる。
本発明の膜電極接合体を備えた燃料電池は、一定体積に対する出力を向上でき、反対に必要な出力に対して小型化を促進できるので、例えば携帯電話やノートパソコンなどの携帯機器、車、その他任意の機器に適用できる。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (15)
- 電解質膜と、この電解質膜の表面に形成された電極とを備えた膜電極接合体の製造方法であって、
前記電極の表面に形成される凹凸面に対して、前記凹凸面の形状に対応した形状のプレス型で、多孔性膜にプロトン伝導性を有する電解質材料が含浸された前記電解質膜を押圧する膜プレス工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 電解質膜と、この電解質膜の表面に形成された電極とを備えた膜電極接合体の製造方法であって、
前記電極の表面に形成される凹凸面に対して、前記凹凸面の形状に対応した形状のプレス型で、多孔性膜を押圧する膜プレス工程と、
前記多孔性膜にプロトン伝導性を有する電解質材料を含浸させて前記電解質膜を形成する電解質含浸工程とを備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記膜プレス工程と同時に、前記多孔性膜または前記電解質膜に振動を加える加振工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記膜プレス工程の前に、前記多孔性膜または前記電解質膜を収縮させる収縮工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 電解質膜と、この電解質膜の表面に形成された電極とを備えた膜電極接合体の製造方法であって、
前記電極の表面に形成される凹凸面上に、前記電解質膜を形成するための電解質膜用材料を繊維状に積層して多孔性膜を形成する多孔性膜形成工程と、
前記多孔性膜に、プロトン伝導性を有する電解質材料を含浸させる電解質含浸工程とを備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項5に記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記多孔性膜形成工程は、前記電解質膜用材料を溶解し、この溶解された電解質膜用材料を前記凹凸面に対して繊維状に噴霧する噴霧工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項5に記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記多孔性膜形成工程は、繊維状に形成された前記電解質膜用材料を溶媒中に分散させて、前記溶媒に電解質膜用材料が分散された溶液を前記凹凸面に対して噴霧する噴霧工程と、前記溶液中の前記溶媒を蒸発させる蒸発工程とを備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項5から請求項7のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記多孔性膜形成工程は、前記電解質膜用材料を前記凹凸面に対して押圧するプレス工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項8に記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記プレス工程と同時に、前記電解質膜用材料に振動を加える加振工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項8または請求項9に記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記プレス工程と同時に、前記電解質膜用材料を加熱する加熱工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項5から請求項10のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記多孔性膜形成工程の前に、前記電解質膜用材料に、接着剤を混合する混合工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項5から請求項10のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法において、
前記多孔性膜形成工程の後に、前記多孔性膜に接着剤を噴霧する接着剤噴霧工程を備えた
ことを特徴とする膜電極接合体の製造方法。 - 請求項1から請求項12のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法によって製造されたことを特徴とする膜電極接合体。
- 請求項13に記載の膜電極接合体を備えたことを特徴とする燃料電池。
- 請求項14に記載の燃料電池を備えたことを特徴とする機器。
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