JP2005293801A - 同期検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クロストーク等を起因とするビットシンク等のシンク信号の誤検出を防止し、ウォブリングとの同期を安定化することが可能な同期検出回路を提供する。
【解決手段】 第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と第2の変調パターンを復調する第2の復調手段とを具備する。そして、第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、第1の変調パターンの検出タイミングから所定時間後に第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時の第1の変調パターンを基にシンク信号の検出を行い、タイミング同期を決定する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、周回状に形成されたトラックをウォブリングすることでアドレス情報が記録された光ディスクのウォブリングを検出し、ウォブリングの変調情報からアドレス情報を検出する際のタイミングを検出する同期検出回路に関するものである。
従来より、記録トラックをサーボ帯域よりも高周波で蛇行、即ち、ウォブリングさせ、このウォブリングの一部を変調することで、アドレス情報を記録したディスクが知られている。
例えば、特開2003−123267号公報に記載されているように、ウォブリングの波の一部をMSK変調し、アドレス情報を記録するものがある(特許文献1参照)。この従来例では、56周期を一つの情報ユニットとして区切り、幾つかの情報ユニットをそれぞれ1つのビットとして表現している。この時、アドレスの先頭を示すために、情報ユニットのうち幾つかをシンクユニットとして用意すると共に、各ユニットの56周期の先頭を示すために、MSK変調で表されるマークを56周期毎にビットシンクマークとして配置している。
ここで、MSK変調マークはウォブル3周期で構成されている。通常のウォブル信号、cos(ωt)に対してMSK変調マークはウォブル周期で、cos(1.5ωt)、−cos(ωt)、−cos(1.5ωt)で表現される連続する信号波形となっている。また、アドレス情報としては、図10(a)、(b)に示すようにこのビットシンクマークと共に、アドレスビットがそれぞれ1か0かに応じて、同様のMSK変調マークを14周期後または12周期後に配置することに加えて、更に、高調波による第2の変調を加えたウォブリングを18周期後から56周期まで配置している。
この第2の変調では、ウォブル周波数の2倍の周波数成分を約1/4程度の振幅で付加し、その正負でアドレスビットを表現するものである。これを上記と同様に数式で表現すると、アドレスビットが1の時には、
cos(ωt)+0.25・sin(2ωt) :STWbit=1
となり、アドレスビットが0の時には、
cos(ωt)−0.25・sin(2ωt) :STWbit=0
となる。これは2倍成分による変調方式なので、Harmonic Modulation Wobbleと呼ばれている。
具体的には、前者では再生ウォブリング信号の立ち上がりが緩やかで立ち下りが急峻となり、後者では立ち上がりが急峻で立ち下がりが緩やかといった鋸の歯のような波形になるので、Saw−Tooth Wobble(STW)とも呼ばれている。
更に、一つのアドレスワードは8ユニットのシンク部と75ユニットのデータ部で構成されている。アドレスワードの先頭を示すシンク部は図11(a)に示すようにモノトーンユニットと4種のシンクユニットが交互に配置されており、その後にはデータユニットが続いている。このシンクユニットは図11(b)に示すようにシンクユニットにおけるMSKマークの配置は他にはないユニークなものとなっている。このため、アドレスのワード先頭を検出し易いようになっている。こちらのシンクを先述のビットシンクマークと区別するために、ワードシンクと呼ぶことにする。
次に、このMSKマークの検出方法を説明する。図12はMSKマークの検出回路の一例を示すブロック図である。まず、PLL11回路11は再生された再生ウォブル信号をもとにPLL動作を行い、再生ウォブル信号に同期したクロックを生成する。キャリア信号生成器10はこのクロックをもとにウォブル周波数と位相同期したキャリア信号を生成する。このキャリア信号はモノトーン部と同じ位相のCOS波となっているので、Acos(ωt)と表現できる。
次に、乗算器12にてキャリア信号と再生ウォブリング信号を乗算後、ローパスフィルタ13にて、低域成分を抽出することで、MSKマークにおける位相差が振幅値として検出される。
この様子を図13に示しつつ数式でも説明する。図13(a)の実線はMSKマーク部分の再生ウォブル信号で、破線は基準キャリア信号との乗算結果である。キャリア信号の位相をθ、再生ウォブリング信号の位相をφとすると、
cos(θ)×Acos(φ)
=0.5・A・{cos(θ−φ)−cos(θ+φ)}
と計算できる。ここで、第2項は元の基準キャリア信号の2倍周波数の成分であり、基準キャリア信号の周波数までを帯域とするLPFで除去可能である。第1項は検出結果そのものであり、モノトーン期間では同位相のために、
COS(0)=0.5A
となるが、MSKマーク部においては位相が反転しているので、
COS(π)=−0.5A
となって、これを2値化することで、図13(b)に示すようにMSKマークの位置を検出することができる。
同様に、上記STW波形により前述のSTWbitの値が1/0のどちらかを検出することができる。こちらも、キャリア信号と乗算することで検出が可能で、同様に基本ウォブリング周期の2倍の周波数になるような第2キャリア信号を乗算することで、レベルに変換される。
上記と同様に数式で示す。キャリア信号をsin(2ωt)とすると乗算結果は、
{cos(ωt)+0.25・sin(2ωt)}・sin(2ωt)
=0.25sin(2ωt)・sin(2ωt)
+cos(ωt)・sin(2ωt)
=0.25{cos(0)−cos(2ωt)}/2
+{sin(3ωt)+sin(ωt)}/2
となる。第1項は1となる。第2項以降はそれぞれ2倍、3倍、1倍の周波数成分となっていて、LPFで除去可能である。また、STWbit=0の時には0.25の係数がマイナスとなるので、第1項は−1となって、LPF後の値を、例えば、2値化することで検出可能である。なお、この第2の変調をSTW変調と呼ぶことにする。
このような変調方式において、ウォブリングのタイミングを把握して、適宜なタイミングにおいて検出動作を行う必要がある。そのため、ウォブルカウント時には各ユニットの先頭に存在するMSKマークを検出し、56ウォブル周期の同期をとりつつ、更には、シンクユニットを検出して、83ユニット周期の同期をとっている。
特開2003−123267号公報
近年、高密度記録を実現するためにトラック幅を小さくしていることから、隣接トラックからのクロストークを受け易い。更に、線速度一定速度(CLV)の場合には、隣接トラックとのウォブリングの関係が一定でないため、両側のトラックのウォブリングの状況によってクロストークが増大することがある。
クロストークが発生すると、記録再生する当該トラック自身のウォブリング信号に隣接トラックにおける変調の影響が顕著に現れる。具体的には、当該トラックのウォブリング信号振幅が隣接トラックの変調に応じた振幅変調を受ける。その結果、振幅変調を受けたウォブリング信号を復調すると、復調結果には隣接トラックの変調成分であるMSKマークが漏れ込んでくることになり、本来のMSKマークの検出結果に隣接トラックのタイミングでのMSKマーク信号が混入することになる。
この混入は、シンク検出に大きな影響を及ぼす。つまり、ビットシンクマークでないMSKマークに対して丁度56ウォブル前または後ろのタイミング位置に漏れ込むと、漏れ込んだ信号をビットシンクマークとして誤検出することがある。もし、ビットシンクの位置を誤ると、その後のアドレス再生に支障を起こすだけでなく、ユーザーデータの記録再生が滞ってしまう。
先述の特許文献1のものでは、ビット同期について、MSKマークを検出し、その周期性を利用して同期をかけることしか言及されておらず、上記問題点については対策されていなかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、クロストーク等を起因とするビットシンク等のシンク信号の誤検出を防止し、ウォブリングとの同期を安定化することが可能な同期検出回路を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、記録媒体のトラックがトラック幅方向に蛇行状にウォブリングし、前記ウォブリングを所定の一定周波数による正弦波のキャリアに対して複数の変調方式により変調することでアドレス情報が記録されているディスクから、アドレス情報を検出するためのタイミングを決定する同期検出回路において、第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と第2の変調パターンを復調する第2の復調手段とを有し、前記第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、前記第1の変調パターンの検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時の第1の変調パターンを基にシンク信号の検出を行い、タイミング同期を決定することを特徴とする。
また、本発明は、記録媒体のトラックがトラック幅方向に蛇行状にウォブリングし、前記ウォブリングが所定の一定周波数による正弦波のキャリアに対して複数の変調方式により変調することでアドレス情報が記録されているディスクから、アドレス情報を検出するためのタイミングを決定する同期検出回路において、第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と第2の変調パターンを復調する第2の復調手段とを有し、前記第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、前記第1の変調パターンの検出間隔が所定値であることにより仮のシンク信号を検出し、前記仮のシンク信号の検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時のみ、正しいシンク信号としてタイミング同期を決定することを特徴とする。
更に、本発明は、記録媒体のトラックがトラック幅方向に蛇行状にウォブリングし、記ウォブリングが所定の一定周波数による正弦波のキャリアに対して複数の変調方式により変調することでアドレス情報が記録され、前記アドレス情報は複数のアドレスユニットで構成され、前記アドレスユニットのうちの一部はシンクユニットであり、前記シンクユニットは特定の間隔を持った変調パターンで構成されているディスクから、アドレス情報を検出するためのタイミングを決定する同期検出回路において、第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と、第2の変調パターンを復調する第2の復調手段と、前記第1の変調パターンの間隔を検出する検出手段とを有し、前記第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、前記第1の変調パターンの間隔を検出する検出手段により前記特定の間隔を検出し、前記特定の間隔の検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時の前記パターン検出タイミングを基にシンクユニットの検出を行い、タイミング同期を決定することを特徴とする。
本発明によれば、ウォブリングにMSK変調とSTW変調のように2種類の変調方式にてアドレス情報が存在するディスクのアドレス情報のシンク検出において、MSKマークを検出した上で、直後のSTW変調波形の有無を検出することで、クロストークや欠陥がもとで発生するシンク誤検出が防止できるので、内部カウンタを正常にウォブリング信号と同期させることができ、その結果、正常にアドレス検出が実施でき、更には、円滑な記録再生動作を実現できる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、光ディスクのトラックをウォブリングすることでアドレス情報を記録する方法は背景技術の説明と同様である。
(第1の実施形態)
図1は本発明による同期検出回路の第1の実施形態を示すブロック図である。図1において、まず、PLL回路11は再生されたウォブリング信号を基にPLL動作を行い、再生ウォブリング信号と位相同期した基準クロックを生成する。また、キャリア信号生成器10はこのクロックを基にして、そのN分周を1周期とするCOS信号で表現される基準キャリア信号C1を生成する。更に、N/2分周を1周期、即ち、C1の2倍の周波数の第2キャリア信号C2を生成する。また、ウォブル1周期で1パルスだけキャリー信号を生成する。
MSKマーク検出回路14は乗算器12とLPF13で構成されている。乗算器12で再生ウォブリング信号と基準キャリア信号C1が乗算され、その乗算出力をLPF13で濾波することで、MSKマークが先述の通りに検出される。検出された信号の検出振幅を2値化回路15で2値化することで、MKSマーク検出信号として出力する。
ビットシンクマーク間隔検出回路16は、到来するMSKマーク検出信号の2値化パターンを図示しないシフトレジスタに保持しており、56ウオブル周期間隔で1が存在する時には、ビットシンク候補として間隔検出信号を出力する。更に、判定回路31はビットシンクマーク間隔検出回路16の出力と、後述する鋸波検出回路25の結果に応じて正常な検出信号のみを抽出し、ビットシンク検出信号として出力する。
ウォブルを1周期ごとにカウントするウォブルカウンタ32は、このビットシンク検出信号に基づいてカウント値をリセットする。そして、ウォブルカウンタ32のカウント値は後段の不図示のアドレス検知回路などに出力され、アドレス検知などに使われる。
一方、上述したキャリア信号生成器10はウォブリング周波数に一致した基準キャリア信号C1を生成すると共に、その2倍の周波数の第2キャリア信号C2も生成し出力する。どちらも、クロック数をカウントし、カウント値に応じた振幅値を出力することで、実現している。
鋸波検出回路25は、乗算器22、LPF23及び積分器24で構成され、MSKマーク検出と同様に上記特開2003−123267号公報に記載されているような方法を用いて再生ウォブル信号中に含まれているC2成分の符号を検出している(即ち、STW変調波形を復調検出している)。まず、キャリア信号生成器10からの第2キャリア信号出力C2と再生ウォブリング信号を乗算器22で乗算し、その結果をLPF23にて濾波する。積分器24は濾波した出力を所定期間積算していく。この所定期間は、ビットシンクマーク間隔検出信号をスタートタイミングとして、ウォブル周期にして10周期の間だけ積分動作する。
そして、積分結果を3値化回路26にて(1,0、−1)のいずれかに3値化する。もし、STWbit=1の変調波形であるならば値1として、STWbit=0の変調波形であるならば値−1として、どちらでもなくモノトーンウォブル波形であるならば0を出力する。
この動作を図2と図3のタイミングチャートを基に正常動作時とクロストークによる不要信号が混入した場合について説明する。図2は正常動作時のタイミングチャートである。図2(a)に示すウォブリング波形の信号に対して、図2(b)はMSKマーク検出信号、図2(c)はマーク間隔検出信号である。また、図2(d)はSTW検出信号、図2(e)はビットシンク検出信号である。
ここで、矢印Pで示すMSKマークを基にマーク間隔検出信号が出力される。従って、T1で示す期間が積分期間となる。この期間にはSTW変調が存在しないので、積分結果からの3値検出結果は0となる。図1の判定回路31は時間遅延を持っていて、このSTW検出結果と先のマーク間隔検出信号とからビットシンク信号を生成する。この場合には、図2(e)に示すようにSTW検出結果が正常なので、そのまま間隔検出信号が遅延されて出力される。
次に、図3に示すクロストーク混入時の動作について説明する。ここで、図2と同様に図3(a)は再生ウォブル信号、図3(b)はMSKマーク検出信号、図3(c)はマーク間隔検出信号、図3(d)はSTW検出信号、図3(e)はビットシンク検出信号である。
図3において、矢印Pで示すのが当該トラックにおける正常なタイミングで検出したMSKマークのマーク間隔検出信号であり、矢印Qで示すのが隣接トラックからのクロストークの影響による誤検出信号である。この時、P及びQに対応する積分期間は、それぞれT2、T3で示す期間となるので、それぞれの積分結果は、0、正値となり、3値化回路26の出力結果はゼロ及び壱となる。
ここで、STW変調がSTWbit=1の時の例であるが、STW変調がSTWbit=0の時には、この期間T3における積分結果は負となるので、3値化回路26の出力は−1をとる。
判定回路31では3値化の出力が零の時だけ、MSKマーク検出信号を有効とし、1または−1の場合には無効とする。3値化回路26の出力が1または−1の場合には、MSKマーク検出信号をビットシンクとして検出しない。3値化回路26の出力がゼロの場合には、STWbit=1でもなく、STWbit=0でもないので、検出したMSKマーク検出信号をビットシンクとして検出する。
その結果、図1の0から55をカウントするウォブルカウンタ32に対して、ビットシンクが検出された時には、所定の値をセットし、図3の矢印Qのような場合には3値化回路26の出力が1なので、ビットシンクとみなさないでウォブルカウンタ32はフリーラン、即ち、先述のキャリー信号をもとにカウントアップする。図示しないが、このウォブルカウンタ32は各ブロックのタイミング信号の基準となっている。
従って、図3のQで示すような偽検出信号があっても、STW変調の検出結果を利用した判定回路31にて無効となり、その結果、ウォブルカウンタ32に影響を与えないため、ウォブルカウンタ32の位相をビットシンクマークと正確に安定して同期させることができる。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。図4では図1と同一部分には同一符号を付している。本実施形態においては、アドレスワード内の同期をとるためのワードシンクについて誤検出を防止するものである。
ワードシンクはMSKマークのみで表現されているので、MSKマーク自身は第1の実施形態と同様にキャリア信号生成器10、PLL11、乗算器12、LPF13、2値化回路15で構成される検出回路にて検出することができる。
従来例で説明したようにワードシンクは4種類存在する。これらのパターンは、2つのMSKマークの間隔が10ウォブルと共通で、且つ、他には間隔10が存在しない。そこで、間隔検出回路41では、特に、2つのMSKマーク検出信号のパルス間隔が10であることを検出して、間隔検出信号を出力する。
更に、判定回路31はMSKマーク間隔検出回路41の出力と、鋸波検出回路25の結果に応じて、正常な検出信号のみを抽出し、所定の時間遅延後、ワードシンク検出信号として出力する。情報ユニット毎にカウントするユニットカウンタ42は、このワードシンク検出信号に基づいてカウント値をリセットする。そして、ユニットカウンタ42のカウント値は後段の不図示のアドレス検知回路などに出力され、アドレス検知などに使われる。
鋸波検出回路25は、第1の実施形態と同様にSTW変調波形を復調検出する。本実施形態では、積分器24にて濾波した出力を積分する所定期間は、間隔検出回路41で検出したワードシンク検出信号をスタートタイミングとして、ウォブル周期にして10周期の間動作する。
3値化回路26は、積分結果の値を基に(1、0、−1)のいずれかの値に3値化する。もし、STWbit=1の変調波形であるなら値1として、STWbit=0の変調波形であるならば値−1として、また、どちらでもなくモノトーン波形であるならば0を出力する。
本実施形態において特徴となるタイミングチャートを図5,図6,図7に示す。これらのタイミングチャートに基づいて正常動作時とクロストークによる不要信号が混入した時の動作を説明する。まず、図5は通常時ワードシンクユニットにおける検出動作を示す。図5(a)に示すウォブリング波形の信号に対して、図5(b)はMSKマーク検出信号である。ここで、ワードシンクは4種あるうちのSYNC1のパターンである。また、図5(c)は間隔検出信号、図5(d)はSTW検出信号、図5(e)はビットシンク検出信号である。
矢印PにおいてはMSKマークの間隔として特定の間隔値である10ウォブル長を検出し、これをスタートタイミングとして、T4で示す期間がSTW検出における積分期間となるので3値検出結果は0となる。従って、判定回路31はSTW検出結果と先のマーク間隔検出信号とから、図5(e)に示すようにワードシンク検出信号を出力する。
図6は通常時のデータユニットにおける検出動作を示す。図6(a)のウォブリング波形の信号に対して、図6(b)はMSKマーク検出信号、図6(c)はマーク間隔検出信号、図5(d)はSTW検出信号、図6(e)はビットシンク検出信号である。ワードシンク以外のアドレスビットが記録されているユニット以外のおいては、MSKマークの間隔として10ウォブルの配置がないため、図6(c)に示すように間隔検出回路41の出力にはパルスが発生しない。このため、図6(e)に示すようにワードシンク検出信号も発生しない。
図7はクロストーク混入時のデータユニットでの動作を示すタイミングチャートである。ここで、図6と同様に図7(a)は再生ウォブル信号、図7(b)はMSKマーク検出信号、図7(c)は間隔検出信号、図7(e)はSTW検出信号、図7(e)はビットシンク検出信号である。
まず、図7で矢印Qで示すのが隣接トラックからのクロストークの影響による誤検出信号である。この時、Qの間隔検出信号に対応する積分期間はT5で示す期間となるので、積分結果は正値となり、3値化回路26の出力結果は壱となる。従って、判定回路31は3値化出力が零の時だけ間隔検出信号を有効とし、1または−1の場合には無効とするので、この場合には、ワードシンク検出信号を出力しない。
その結果、図5に示すようにワードシンク信号が検出された場合には、0から82をカウントするユニットカウンタ42に所定の値をセットするが、図7の矢印Qに示すように判定回路31で無効となった時にはワードシンク信号が検出されず、ユニットカウンタ42はフリーラン、即ち、下位ビットに相当するウォブルカウンタのキャリー信号をもとにカウントアップしている。図示しないが、このユニットカウンタ42各ブロックにおけるタイミング信号の基準となっている。
従って、本実施形態では、図7にQで示すようなMSKマーク検出信号内に偽検出信号があっても、STW変調の検出結果を利用した判定回路31にて無効となり、その結果、ユニットカウンタ42に影響を与えないため、ユニットカウンタ42の位相をワードシンクマークと正確に安定して同期させることができ、その後のアドレスビットの検出を正常の行うことができる。
(第3の実施形態)
図8は本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。図8では図1と同一部分には同一符号を付している。本実施形態では、第1の実施形態と同様にビットシンクの検出であるが、MSKマーク信号を検出直後にSTW波形の有無を検出することで、MSKマーク信号中のビットシンク信号候補のみを抽出した上で、その間隔を検出し、タイミング同期を検出するものである。
図8では第1の実施形態と同様にPLL回路11が再生したウォブリング信号を基にPLL動作を行い、再生ウォブリング信号と位相同期した基準クロックを生成する。更に、キャリア信号生成器10はこのクロックを基にそのN分周を1周期とするCOS信号で表現される基準キャリア信号C1を生成する。また、N/2分周を1周期、即ち、C1の2倍の周波数の第2キャリア信号C2を生成する。
また、ウォブル1周期で1パルスだけキャリー信号を生成している。キャリア信号生成器10はウォブリング周波数に一致した基準キャリア信号C1を生成すると共に、その2倍の周波数の第2キャリア信号C2も生成する。どちらも、クロック数をカウントして、カウント値に応じた振幅値を出力することで実現している。
MSKマーク検出回路14は乗算器12とLPF13で構成されている。乗算器12で再生ウォブリング信号と基準キャリア信号C1が乗算され、その乗算出力をLPF13で濾波することで、MSKマークが検出される。検出された信号の検出振幅を2値化回路15で2値化することでMKSマーク検出信号として出力する。
鋸波検出回路25は、乗算器22とLPF23及び積分器24で構成され、MSKマーク検出と同様に上記特開2003−123267号公報に記載されているような方法を用いて再生ウォブル信号中に含まれているC2成分の符号を検出している(即ち、STW変調波形を復調検出している)。まず、キャリア信号生成器10からの第2キャリア信号出力C2と再生ウォブリング信号を乗算器22で乗算し、その結果をLPF23にて濾波する。積分器25では濾波した出力を所定期間積算していく。この所定期間は、検出したMSKマーク検出信号をスタートタイミングとして、ウォブル周期にして8周期の間だけ積分動作する。
そして、積分結果を3値化回路26にて(1,0、−1)のいずれかに3値化する。もし、STWbit=1の変調波形であるなら値1として、STWbit=0の変調波形であるならば値−1として、どちらでもなくモノトーンウォブル波形であるなら0を出力する。
選択回路51は、積分結果による3値化回路26の出力がゼロならばMSKマークが検出されても無視し、積分結果による3値化回路26の出力が1か−1ならば、そのままMSKマーク検出信号を出力する。同期判定回路52は選択回路51の出力を基にそのパルス所間隔を調べ、ビットシンクの間隔である56ウオブルの周期ならば、ビットシンク信号としてシンク検出パルスを出力する。
次に、図9に示すタイミングチャートを参照して動作を説明する。まず、図9(a)に示すウォブリング波形の信号に対して、図9(b)はMSKマーク検出信号である。また、図9(d)はSTW検出信号、図9(e)はビットシンク検出信号である。ここで、P1、Q1、P2は本来のMSKマーク検出信号で、Q2がクロストーク等により誤検出した信号である。
P1、P2とも、T1で示す期間が積分期間となる。この期間にはSTW変調が存在しないので、積分結果からの3値検出結果は図9(d)に示すように0となる。
一方、Q1、Q2ともT2で示す期間が積分期間となる。この期間にはSTW変調が存在しており、積分結果からの3値検出結果は図9(d)に示すようにともに1となる。そのため、選択回路51にて、Q1及びQ2の検出結果はマスクされ、次段の同期判定回路52には本来のビットシンクに相当するMSKマーク信号のみが供給される。従って、同期判定回路52はアドレスビット1を示すMSKマーク信号やクロストーク信号等を排除して同期タイミングを検出することができ、図9(e)に示すようにビットシンク信号を生成する。
本実施形態では、偽検出信号のみならず、ビットシンク以外のアドレスビット値を示すMSKマーク検出信号を除去した上で同期検出を行うので、誤った同期検出を防止でき、その結果、ウォブルカウンタ32に影響を与えないため、ウォブルカウンタ32の位相をビットシンクマークと正確に安定して同期させることができる。
本発明による同期検出回路の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態の通常時の動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態のクロストーク混入時の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態の通常時シンクユニットでの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態の通常時データユニットでの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態のクロストーク混入時のデータユニットでの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。 第3の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。 従来例のアドレスビットの変調パターンを示す図である。 従来例のADIPアドレスのビット構成とワード同期パターンを示す図である。 従来のMSKマーク検出回路の一例を示すブロック図である。 MSKマークの検出動作を説明する信号図である。
符号の説明
10 キャリア信号生成器
11 PLL回路
12 乗算器
13 LPF
14 MSKマーク検出回路
15 2値化回路
16 ビットシンクマーク間隔検出回路
22 乗算器
23 LPF
24 積分器
25 鋸波検出回路
26 3値化回路
31 判定回路
32 ウォブルカウンタ
41 間隔検出回路
42 ユニットカウンタ
51 選択回路
52 同期判定回路

Claims (5)

  1. 記録媒体のトラックがトラック幅方向に蛇行状にウォブリングし、前記ウォブリングを所定の一定周波数による正弦波のキャリアに対して複数の変調方式により変調することでアドレス情報が記録されているディスクから、アドレス情報を検出するためのタイミングを決定する同期検出回路において、
    第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と第2の変調パターンを復調する第2の復調手段とを有し、前記第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、前記第1の変調パターンの検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時の第1の変調パターンを基にシンク信号の検出を行い、タイミング同期を決定することを特徴とする同期検出回路。
  2. 前記第1の変調パターンの検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時の前記第1の変調パターンの検出間隔が所定値であることによりシンク信号の検出を行い、タイミング同期を決定することを特徴とする請求項1に記載の同期検出回路。
  3. 記録媒体のトラックがトラック幅方向に蛇行状にウォブリングし、前記ウォブリングが所定の一定周波数による正弦波のキャリアに対して複数の変調方式により変調することでアドレス情報が記録されているディスクから、アドレス情報を検出するためのタイミングを決定する同期検出回路において、
    第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と第2の変調パターンを復調する第2の復調手段とを有し、前記第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、前記第1の変調パターンの検出間隔が所定値であることにより仮のシンク信号を検出し、前記仮のシンク信号の検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時のみ、正しいシンク信号としてタイミング同期を決定することを特徴とする同期検出回路。
  4. 前記第1の復調手段にて検出された第1の変調パターンの検出後、所定時間経てから前記第2の復調手段による復調動作を開始し、更に第2の所定時間後に第2の変調パターンの有無を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の同期検出回路。
  5. 記録媒体のトラックがトラック幅方向に蛇行状にウォブリングし、記ウォブリングが所定の一定周波数による正弦波のキャリアに対して複数の変調方式により変調することでアドレス情報が記録され、前記アドレス情報は複数のアドレスユニットで構成され、前記アドレスユニットのうちの一部はシンクユニットであり、前記シンクユニットは特定の間隔を持った変調パターンで構成されているディスクから、アドレス情報を検出するためのタイミングを決定する同期検出回路において、
    第1の変調パターンを復調する第1の復調手段と、第2の変調パターンを復調する第2の復調手段と、前記第1の変調パターンの間隔を検出する検出手段とを有し、前記第1の復調手段にて第1の変調パターンを検出し、前記第1の変調パターンの間隔を検出する検出手段により前記特定の間隔を検出し、前記特定の間隔の検出タイミングから所定時間後に前記第2の復調手段により復調して第2の変調パターンが存在しない時の前記パターン検出タイミングを基にシンクユニットの検出を行い、タイミング同期を決定することを特徴とする同期検出回路。
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