JP2005293002A - 光源装置及び画像検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は指紋検出に用いて好適な光源装置及び画像検出装置に関し、消費電力及びコストの低減を図りつつ出射される光量の均一を図ることを課題とする。
【解決手段】 1個の発光ダイオードチップ31と、これを挟んで対向配置された一対の側壁34,35(側壁反射板部35A,35B)と、側壁35の発光ダイオードチップ31と対向する位置に設けられると共に側壁34との間に間隙部39を形成してなる天板部36(天板反射板部36A)と、発光ダイオードチップ31を中心として両側部に投光幅まで延出するよう設けられた側部反射板37A(平板状反射部38A)とを有する光源装置であって、発光ダイオードチップ31から出射された光の一部が間隙部39を介して指先1(被照射体)に直接照射されるよう構成すると共に、発光ダイオードチップ31から出射され側壁反射板部35A,35B及び天板反射板部36Aで反射された光が、平板状反射部38Aで反射されることにより被照射体に向け照射されるよう構成する。
【選択図】 図4
【解決手段】 1個の発光ダイオードチップ31と、これを挟んで対向配置された一対の側壁34,35(側壁反射板部35A,35B)と、側壁35の発光ダイオードチップ31と対向する位置に設けられると共に側壁34との間に間隙部39を形成してなる天板部36(天板反射板部36A)と、発光ダイオードチップ31を中心として両側部に投光幅まで延出するよう設けられた側部反射板37A(平板状反射部38A)とを有する光源装置であって、発光ダイオードチップ31から出射された光の一部が間隙部39を介して指先1(被照射体)に直接照射されるよう構成すると共に、発光ダイオードチップ31から出射され側壁反射板部35A,35B及び天板反射板部36Aで反射された光が、平板状反射部38Aで反射されることにより被照射体に向け照射されるよう構成する。
【選択図】 図4
Description
本発明は光源装置及び画像検出装置に係り、特に指紋検出に用いて好適な光源装置及び画像検出装置に関する。
例えば、画像検出装置の一つとして光学式の指紋センサが知られている。この光学式指紋センサは、大略すると図11(A),(B)に示す二つの方式に大別される。図11(A)に示す方式は、照射光源3から投射光10をガラス板2に押し当てられた指先1に照射し、指先1の表面で反射した反射光11を光センサ4で検出して指紋検出を行なう法式(以下、指表面反射方式という)である。
これに対して図11(B)に示す方式は、照射光源3から出射した光を指先1内に入射させ、指先1の内部で散乱した指内散乱光12の内、指先1の表面から出射される散乱光13を光センサ4で検出することにより指紋検出を行なう法式(以下、指内光散乱方式という)である(特許文献1参照)。この図11(B)は、指内光散乱方式を採用した指紋センサの横断面図である。同図に示す指紋センサは、照射光源3から出射した光を指先1に導くのに光導光部材5を用いており、また指先1から出射した散乱光13を光センサ4に導くのに導光イメージガイド部材6を用いている。
上記した二つの方式の内、指表面反射方式は、指先1が湿った状態か乾燥した状態かによって、取得する指紋の画像のばらつきが大きく、指紋認証が可能となる質の画像を得るために、複雑な画像処理が必要となり、特殊なプロセッサが必要となり、製造コストを低く抑えることが困難であった。
これに対して指内光散乱方式は、指先1が湿った状態でも乾燥した状態でも、これによる影響を受けないで良質の指紋の画像を取得することが可能であり、よって、画像処理が簡単であり、通常のプロセッサで足り、製造コストを低く抑えることが可能である。
米国特許 4,932,776号公報
図12は、図11(B)に示した指内光散乱方式の指紋センサの縦断面図である。同図に示すように、光導光部材5は所定の長さ(図中、矢印L3で示す)を有している。この光導光部材5の所定長さL3は、指先1を当てた場合に確実に指先1の横幅方向全面と対向しうる長さに設定されている。
この光導光部材5の下部には、光源が設けられている。同図に示す例では、光源として
3個の発光ダイオードチップ3-1〜3-3が設けられている。尚、図中P1〜P3で示す位置は、発光ダイオードチップ3-1〜3-3の実際の発光位置(発光点)である。
3個の発光ダイオードチップ3-1〜3-3が設けられている。尚、図中P1〜P3で示す位置は、発光ダイオードチップ3-1〜3-3の実際の発光位置(発光点)である。
ところで、消費電力削減の面からは、発光ダイオードチップの数は少ない方がよく1個であることが望ましい。一方、指先1に照射される光は、全照射幅に亘り均一となっていることが望ましい。このため本例では、3個の発光ダイオードチップ3-1〜3-3を用い、消費電力低減と照射光の均一化とを図っている。
また、各発光ダイオードチップ3-1〜3-3と光導光部材5の下面は、光透過性を有した接着剤7-1〜7-3により接合されている。更に、光導光部材5の外周部分、及び光導光部材5の下面(接着剤7-1〜7-3の配設位置を除く)には、合成樹脂モールド部8が形成されている。この合成樹脂モールド部8は、光の漏れを防止するため、遮光機能を有した構成とされている。
ここで、発光ダイオードチップ3-1〜3-3から出射される光の特性について考察する。前記したように、発光ダイオードチップ3-1〜3-3の発光位置はP1〜P3であり、また発光ダイオードチップ3-1〜3-3及び光透過性接着剤7-1〜7-3の外周には遮光機能を有した合成樹脂モールド部8が形成されている。更に、各発光ダイオードチップ3-1〜3-3から出射した光の方向を制御する反射板等の光の進行方向を制御する手段も設けられていない。このため、位置P1から発射した光の照射範囲は図中θ1で示す範囲であり、同様に位置P2,P3から発射した光の照射範囲は図中θ2,θ3となる。
このため、光導光部材5の長さは指先1の幅に対応してL3の長さがあっても、図12に矢印A1,A2,A3で示す領域には発光ダイオードチップ3-1〜3-3から出射した光が導光されず、光導光部材5から指先1に向け照射される光にむらが発生してしまう。図13は、光導光部材5から出射される光量を測定したものである。横軸は光導光部材5の長さL1方向の位置を示し、縦軸は出射される光量を示している。
同図より、従来の構成では光導光部材5から指先1に向け出射される光の光量に大きなむらが発生してしまうことが判る。このように、光導光部材5から指先1に向け出射される光の光量が不均一となると、指先1内で散乱される光にもむらが発生し、このむらは指先1から出射する散乱光13にも影響を与えるため、正確な指紋測定を行なうことができなくなるという問題点があった。
この問題点を解決するためには、配設される発光ダイオードチップの数を増やすか、或はラインタイプの光源を用いることが考えられる。しかしながら、前記したようにいずれの場合においても消費電力が増大すると共に、コストが上昇してしまうという新たな問題点が発生してしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、消費電力及びコストの低減を図りつつ、出射される光量の均一を図った光源装置及びこれを用いた画像検出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
単一の光源と、
前記光源を挟んで対向配置された一対の第1の反射板と、
前記一対の第1の反射板の内、一方の前記第1の反射板の前記光源と対向する位置に設けられると共に、他方の前記第1の反射板との間に間隙部を形成してなる第2の反射板と、
前記光源を中心として両側部に投光幅まで延出するよう設けられた第3の反射板とを有する光源装置であって、
前記光源から出射された光の一部が、前記第1の反射板と前記第2の反射板との間に形成された前記間隙部を介して被照射体に直接照射されるよう構成すると共に、
前記光源から出射され前記第1の反射板及び第2の反射板で反射された光が、前記第3の反射板で反射されることにより前記被照射体に向け照射されるよう構成したことを特徴とするものである。
単一の光源と、
前記光源を挟んで対向配置された一対の第1の反射板と、
前記一対の第1の反射板の内、一方の前記第1の反射板の前記光源と対向する位置に設けられると共に、他方の前記第1の反射板との間に間隙部を形成してなる第2の反射板と、
前記光源を中心として両側部に投光幅まで延出するよう設けられた第3の反射板とを有する光源装置であって、
前記光源から出射された光の一部が、前記第1の反射板と前記第2の反射板との間に形成された前記間隙部を介して被照射体に直接照射されるよう構成すると共に、
前記光源から出射され前記第1の反射板及び第2の反射板で反射された光が、前記第3の反射板で反射されることにより前記被照射体に向け照射されるよう構成したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、光源から出射された光の内、第1の反射板や第2の反射板で第3の反射板に向け反射された光は、第3の反射板で反射されて被照射体に向け照射される。この被照射体に向け照射される光は、第1の反射板,第2の反射板,及び第3の反射板で1回或は複数回反射された錯乱孔である。よって、単一の光源から照射される光であっても、第3の反射板で被照射体に向け照射される光は、投光幅の全体に亘りむらの無い均一な輝度の光とすることができる。
また、第2の反射板の配設位置では、光源から被照射体に向け照射される光は第2の反射板により遮られるが、全ての光が遮られるのではなく、第1の反射板と第2の反射板との間に間隙部が形成されているため、光源から出射された光の一部はこの間隙部を介して被照射体に直接照射される。よって、第2の反射板の配設位置において被照射体に向け照射される光の輝度が低下することはなく、これによっても投光幅の全体に亘りむらの無い均一な輝度の光を被照射体に向け照射することができる。よって、消費電力及びコストの低減を図りつつ、光源装置から出射される光の光量を照射幅全体に亘り均一化することができる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、平板形状であることを特徴とするものである。
請求項1記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、平板形状であることを特徴とするものである。
上記発明によれば、第3の反射板を容易に形成することができる。
また、請求項3記載の発明は、
請求項2記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、
前記光源の取付け面に対して第1の角度で延出する第1の反射部と、
該第1の反射部の外側に形成されており、前記光源の取付け面に対する角度が前記第1の角度よりも大きい第2の角度を有した第2の反射部とにより構成されることを特徴とするものである。
請求項2記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、
前記光源の取付け面に対して第1の角度で延出する第1の反射部と、
該第1の反射部の外側に形成されており、前記光源の取付け面に対する角度が前記第1の角度よりも大きい第2の角度を有した第2の反射部とにより構成されることを特徴とするものである。
上記発明によれば、第1の反射部の外側に光源の取付け面に対する角度が第1の角度よりも大きい第2の角度を有した第2の反射部を設けたことにより、第3の反射板の外側において外部に漏洩し易い光を第2の反射部により内側に向け反射させることができ、被照射体に対する光の照射効率を高めることができる。
また、請求項4記載の発明は、
請求項1記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、湾曲形状であることを特徴とするものである。
請求項1記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、湾曲形状であることを特徴とするものである。
上記発明によれば、湾曲形状の曲率を調整することによりにより反射される光の反射方向を調整できるため、より均一な光を被照射体に向け照射することが可能となる。
また、請求項5記載の発明は、
請求項4記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、
第1の曲率半径を有する第1の湾曲部と、
該第1の湾曲部の外側に形成されており、前記第1の曲率半径よりも小さい第2の曲率半径を有した第2の湾曲部とにより構成されることを特徴とするものである。
請求項4記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、
第1の曲率半径を有する第1の湾曲部と、
該第1の湾曲部の外側に形成されており、前記第1の曲率半径よりも小さい第2の曲率半径を有した第2の湾曲部とにより構成されることを特徴とするものである。
上記発明によれば、第1の湾曲部の外側に第1の曲率半径よりも小さい第2の曲率半径を有した第2の湾曲部を設けたことにより、第3の反射板の外側において外部に漏洩し易い光を第2の湾曲部により内側に向け反射させることができ、被照射体に対する光の照射効率を高めることができる。
また、請求項6記載の発明は、
検出対象に向け光を照射する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置と、
前記検出対象からの光を受光し、該受光した光に応じた検出信号を出力する受光手段とを有することを特徴とするものである。
検出対象に向け光を照射する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置と、
前記検出対象からの光を受光し、該受光した光に応じた検出信号を出力する受光手段とを有することを特徴とするものである。
上記発明によれば、均一でむらのない光を検出対象に照射されるため、検出精度を高めることができる。
上述の如く本発明によれば、消費電力及びコストの低減を図りつつ、光源装置から出射される光の光量を照射幅全体に亘り均一化することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1乃至図3は本発明の第1実施例である画像検出装置を示しており、図4は本発明の第1実施例である光源装置30Aを示している。この図1乃至図3に示す画像検出装置は、図4に示す光源装置30Aを用いたものである。以下説明する各実施例では、画像検出装置として指紋センサを例に挙げて説明するものとするものとする。但し、本発明の適用は指紋を検出対象とする指紋センサに限定されものではなく、他のものを検出対象とする各種画像検出装置に適用可能なものである。
尚、図1乃至図3において、図1(A)は指紋センサ20の斜視図、図1(B)は光センサチップ40と導光イメージガイド部材60との接合位置を拡大して示す拡大図、図2(A)は指紋センサ20の平面図、図2(B)は受光素子42と出射面76との関係を示す図、図3は図2(A)におけるIII−III線に沿う断面図である。また、図1(A)は指紋センサ20の内部の構造が分かり易いように内部を透視して示してある。更に、図中矢印X1−X2で示す方向は指紋センサ20の長手方向であり、図中矢印Y1−Y2で示す方向は指紋センサ20の幅方向、図中矢印Z1−Z2で示す方向は指紋センサ20の厚さ方向である。
本実施例に係る指紋センサ20は、指内散乱光を利用する方式(指内光散乱方式)を採用しており、指を指紋センサ20上でスライドさせることにより指紋を採取する構成とされている。この指紋センサ20は、大略するとインターポーザ21、光源装置30A、光センサチップ40、電子素子(コンデンサチップ50のみ図示)、導光イメージガイド部材60及び合成樹脂モールド部90等を有した構成とされている。この指紋センサ20は、例えば長さL1が約17mm、幅W1が約5mm、高さH1が約3mmの寸法を有した小型のセンサである。
ここで説明の便宜上、指紋センサ20の各構成要素の詳細説明に先立ち、この指紋センサ20により指紋のパターン認識が行なわれる原理について簡単に説明しておく。図6は、この指紋センサ20により指紋のパターン認識が行なわれる原理を説明するたの図である。同図に示すように、指先1を導光イメージガイド部材60の上面に接触させたとき、指の指紋を形成する表面の凹凸のうち、凸部1aは導光イメージガイド部材60の上面に密着し、凹部1bについては導光イメージガイド部材60の上面に密着しないで離間した状態となる。
この離間位置においては、導光イメージガイド部材60の上面と指先1の表面との間には空気層15が形成されるため、指内散乱光12のうち凹部1bから出た光13bは空気層15を介して導光イメージガイド部材60に入射する。このため、光13bは導光イメージガイド部材60内で全反射されずに吸収され、光センサチップ40の受光素子42には届かない。これに対して凸部1aから出た光13aは、導光イメージガイド部材60内で全反射されつつ進行し、光センサチップ40の受光素子42に到達する。
従って、指紋検出時における導光イメージガイド部材60を出射面側から見た場合を想定すると、指の表面のうち凸部1aに対応する部分は明るく見え、凹部1bと対応する部分は暗く見えるようになる。従って、指先1を指紋センサ20上において図中矢印Y2方向にスライドさせることにより、指先1の指紋(凸部1a,凹部1bの状態)は光センサチップ40により電気信号(指紋検出信号)に変換され、この指紋検出信号に対し既定の画像処理を実施することにより指紋のパターン認識が行なわれる。
続いて、指紋センサ20の各構成要素について詳述する。インターポーザ21は、図中矢印X1−X2方向に長く延在する長方形のプリント基板である。このインターポーザ21の上部には、光センサチップ40及び光源装置30Aが配設されている。
光センサチップ40は、細長い例えばシリコン材料からなる基板41上に、多数(例えば256個)の受光素子42が形成されている。この受光素子42は、基板41の長手方向に沿って一列に並んで形成されている。受光素子42は例えば約□40μmのサイズであり、43μmのピッチで並んでいる。またその配設密度は、例えば600dot/inchである。この受光素子42が形成された基板41とインターポーザ21は、ワイヤ43により電気的に接続されている。
導光イメージガイド部材60は、空気中から入射した光は吸収し、及び指内散乱光ではあるけれども空気層を経て入射した指内散乱光は吸収し、指先の表面から空気層を経ないで直接に入射した指内散乱光を、後述する受光素子42にまで導く役割を有するものである。空気中から入射した光及び指内散乱光ではあるけれども空気層を経て入射した指内散乱光を受光素子まで届かないようにするのは、これらの光はノイズとなるからである。
この導光イメージガイド部材60は、無数の光ファイバ片70がY2方向に傾斜して密集して整列している光ファイバ片の束である。この導光イメージガイド部材60は、全体としては、X1−X2方向に長い細長形状であり、光ファイバ片70が導光イメージガイド部材60の短い辺に沿う方向であるY1−Y2方向に傾斜している構成である。
また、導光イメージガイド部材60は、水平面ある上面61及び下面62と、共に傾斜面である傾斜側面63,64とを有し、長手方向に垂直の断面が平行四辺形である。この平行四辺形は、上面61及び下面62の縁が一つの対向する平行の辺を形成し、傾斜側面63,64の縁が一対の対向する辺を形成することによって形成されている。光ファイバ片70は、例えば長さL2が約15mm、幅W2が約2mm、高さH2が約2mmの寸法を有する。
尚、傾斜側面63,64の傾斜の方向は光ファイバ片70の傾斜方向に対して少しずれていてもよく、傾斜側面63,64の傾斜の方向は光ファイバ片70の傾斜方向と実質上一致していればよい。また、導光イメージガイド部材60は、図3に示すように、上面61のY1側の点Aが、下面62のY2側の点Bよりも、Y2側に位置している。このようにした理由については後述する。
上記の導光イメージガイド部材60は、図1に示すように、指紋センサ20に組み込んであり、図中、X1−X2方向は指先の幅に対応する方向であり、Y2方向は指先をスライドさせる方向である。
ここで、説明の便宜上、指先をスライドさせる方向、即ち、導光イメージガイド部材60の短い辺の方向を基準にして、互いに直交する三つの面を規定する。200はX―Z面であり、指先をスライドさせる方向に直交する垂直面であり、「指先スライド方向直交垂直面」という。201はX―Y面であり、水平面である。202はY―Z面であり、指先をスライドさせる方向の垂直面であり、「指先スライド方向垂直面」という。
各光ファイバ片70は、指先スライド方向直交垂直面200内に位置しており、Z軸に対してY2方向に角度θ1傾斜しており、X1−X2方向及びY1−Y2方向に密に並んでいる。各光ファイバ片70は、直径が10〜40μmであり、図5(A)に併せて示すように、中心にコア71を有し、コア71の周囲にクラッド72を有し、更にクラッド72の周囲に光を吸収する光吸収層73を有する構造であり、光が入射する入射面75と、光が出射する出射面76とを有する。
光吸収層73はガラスを主成分とする材料であり、厚さが1〜5μmである。コア71の屈折率n1は例えば1.62であり、クラッド72の屈折率n2は例えば1.52である。また、入射面75及び出射面76は、X1−X2方向が長軸である楕円形状である。
境界面74は、コア71とクラッド72との間の境界面である。入射面75及び出射面76は共に水平面である。各光ファイバ片70の入射面75が集まって導光イメージガイド部材60の上面61を形成しており、各光ファイバ片70の出射面76が集まって導光イメージガイド部材60の下面62を形成している。
光ファイバ片70の入射面75の、光ファイバ片70の光軸77に対する角度(上記の角度θ1と等しい)は、以下のように定めてある。即ち、第1には、図5(B)に示すように、空気中から入射面75を通ってコア71内に入射した光は、境界面74で全反射されないように定めてある。即ち、入射面75に対して垂直に近い方向から入射面75で屈折してコア71内に入射した光90は勿論、入射面75と略平行の方向から入射面75で屈折してコア71内に入射した光91についても、境界面74で屈折してクラッド72内に入って、光吸収層73に到ってここで吸収されるように定めてある。
第2には指の光学的屈折率nが1.5〜1.7程度であるので、図5(C)に示すように、指の指先1の内部から出て空気層は経ないで入射面75を通ってコア71内に入射した指内散乱光の光の内、一部の光95は後述する臨界角θ2より大きい角度θ6で入射し、境界面74で全反射されるように定めてある。境界面74で全反射された光は、出射面76に到ってここから出射する。
ここで、コア71の屈折率n1が1.62であり、クラッド72の屈折率n2が1.52である場合に、上記の角度θ1を光学的に計算する。図5(A)において、θ2はコア71とクラッド72との境界面における臨界角である。
角度θ4は、図5(A)中、右側から空気中を入射面75に略水平に進んできた光が入射面75で屈折してコア71内に入射した光の屈折角度である。
角度θ4は、図5(A)中、右側から空気中を入射面75に略水平に進んできた光が入射面75で屈折してコア71内に入射した光の屈折角度である。
また、角度θ3、θ4、θ5、θ1は、θ3=90−θ2、θ5=θ3+θ4、θ1=90−θ5の関係にある。臨界角θ2は、θ2=sin−1(1.52/1.62)≒70であり、角度θ4はθ4=sin−1(1/1.62)≒38となる。θ3は20度、θ5は58度となり、θ1は約32度となる。
よって、理論上は、角度θ1は32度よりも小さいことが必要である。しかし、本実施例では、角度θ1は、約40度である。上記角度θ1が32度より大きい角度、例えば約40度であっても、コントラストの良い指の指紋の画像が表示されたことが実験によって確かめられたためである。この理由は、コア71とクラッド72との境界がグラデーションの状態となっており、この部分で乱反射が起きているためと考えられる。また、本発明者は、角度θ1は、40度に限らず、48度程度でも実用上問題がないことを実験で確かめた。よって、上記角度θ1は、例えば48度以下であればよい。
導光イメージガイド部材60及び光源装置30A等は、インターポーザ21上に形成される合成樹脂モールド部90により封止される。合成樹脂モールド部90はエポキシ樹脂製であり、後述するようモールド成形される。この指紋センサ20の上面21には、導光イメージガイド部材60の上面61が露出した構成となっている。また、合成樹脂モールド部90の上面の周囲部は、スライドされる指先1に対する当りをやさしくするため、テーパ状の傾斜面91が形成されている。尚、指紋センサ20の下面側の周囲には、フランジ部22が形成されている。
続いて、光源装置30Aについて、図1乃至図3に加えて図4を用いて説明する。
光源装置30Aは、上部に配設された合成樹脂モールド部90を介して指先1に光を照射する機能を奏するものであり、大略すると単一(1個)の発光ダイオードチップ31と底板部33とにより構成されている。
発光ダイオードチップ31は、ハウジング32を構成する底板部33の略中央位置に配設されている。この発光ダイオードチップ31は点光源であり、放射状に光を照射する。本実施例では、1個の発光ダイオードチップ31しか使用していないため、光源装置30Aで消費される電力は、従来に比べて少なくなっている。
尚、本実施例で用いている発光ダイオードチップ31は、波長が例えば900〜1000nmの例えば近赤外光の領域の光を発生するものが選定されている。しかしながら、発光ダイオードチップ31として600nm以上の赤色光を発生するものを選定してもよい。更に、発光ダイオードチップ31に代えて、モールド部品の発光ダイオード素子を用いることも可能である。
ハウジング32は、金属板をプレス加工により筐体上に形成したものであり、底板部33、側壁34,35及び天板部36等を有した構成とされている。側壁34,35は、底板部33の両側部を折り曲げ形成することにより立設させた構成とされている。この立設された状態において、側壁34と側壁35は発光ダイオードチップ31を挟んで互いに対向した構成となっている。
また、一方の側壁35には天板部36が形成されている。この天板部36は、底板部33の略中央位置に配設された発光ダイオードチップ31と対向するよう形成されている。更に、この天板部36は、図示されるように下に尖った三角形状とされている。更に、天板部36は、他方の側壁34とは離間した構成とされている。これにより、図4(B)に示すように、天板部36と他方の側壁34との間は間隙部39が形成された構成となっている。この間隙部39の幅は、後述するように光源装置30Aから照射される光がその全幅L3(図1及び図4(B)参照)に亘り均一となるよう調整される。
上記構成とされたハウジング32において、その内側面は鏡面とされている。この鏡面の形成方法としては、上記したプレス加工を実施する前にハウジング32となる板材を研磨して鏡面としてもよく、またハウジング32となる板材の表面にめっき処理を実施することにより鏡面を形成してもよい。このようにハウジング32の内側面を鏡面とすることにより、側壁34,35の内側面には側壁反射板部34A,35A(第1の反射板)が形成され、天板部36の内側面には天板反射板部36A(第2の反射板)が形成される。
また、互いに対向した側壁34と側壁35との間には、側部反射板37A(第3の反射板)が配設されている。この側部反射板37Aは、平板形状であり表面側が鏡面とされている。側部反射板37Aは平板形状であるため形成が容易であり、よって安価に形成することができる。
また、側部反射板37Aは、発光ダイオードチップ31を挟んで配設された一対の平板状反射部38Aを有しており、この平板状反射部38Aは底板部33に対して所定の角度(図4(C)に矢印θ1で示す)を有した構成、即ち傾斜を有した面とされている。よって、一対の平板状反射部38Aは、側面からみて発光ダイオードチップ31を中心としてV字をなす形状とされている。
次に、上記構成とされた光源装置30Aにおいて、発光ダイオードチップ31が点燈した場合の光の進路について考察する。
前記したように、点光源である発光ダイオードチップ31は、点燈すると放射状に光を照射する。この発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光は、下記のように種々の経路を通り光源装置30Aから外部に照射される。
(a) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、前記した間隙部39に向け出射した光は、天板反射板部36Aに反射されることなく、間隙部39を通過してそのまま光源装置30Aから外部に照射される。
(b) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、側壁反射板部34A,35A、天板反射板部36A、及び平板状反射部38Aのいずれにも反射されなかった光は、そのまま光源装置30Aから外部に照射される。
(c) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、平板状反射部38Aに入射した光は、平板状反射部38Aで反射されて光源装置30Aから外部に照射される。
(d) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、天板反射板部36Aに入射した光は、天板反射板部36Aで反射されて平板状反射部38Aに入射し、更に平板状反射部38Aで反射されることにより光源装置30Aから外部に照射される。
(e) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、側壁反射板部34A,35Aに入射した光の一部は、側壁反射板部34A,35Aで反射されることにより直接光源装置30Aの外部に照射される。
(f) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、側壁反射板部34A,35Aに入射した光の一部は、側壁反射板部34A,35Aで反射されることにより平板状反射部38Aに入射し、更に平板状反射部38Aで反射されることにより光源装置30Aの外部に照射される。
(a) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、前記した間隙部39に向け出射した光は、天板反射板部36Aに反射されることなく、間隙部39を通過してそのまま光源装置30Aから外部に照射される。
(b) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、側壁反射板部34A,35A、天板反射板部36A、及び平板状反射部38Aのいずれにも反射されなかった光は、そのまま光源装置30Aから外部に照射される。
(c) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、平板状反射部38Aに入射した光は、平板状反射部38Aで反射されて光源装置30Aから外部に照射される。
(d) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、天板反射板部36Aに入射した光は、天板反射板部36Aで反射されて平板状反射部38Aに入射し、更に平板状反射部38Aで反射されることにより光源装置30Aから外部に照射される。
(e) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、側壁反射板部34A,35Aに入射した光の一部は、側壁反射板部34A,35Aで反射されることにより直接光源装置30Aの外部に照射される。
(f) 発光ダイオードチップ31から放射状に出射した光の内、側壁反射板部34A,35Aに入射した光の一部は、側壁反射板部34A,35Aで反射されることにより平板状反射部38Aに入射し、更に平板状反射部38Aで反射されることにより光源装置30Aの外部に照射される。
尚、上記の(a)に示す経路により光源装置30Aから照射される光を図4(C)に符号Aで示し、上記の(b)〜(f)に示す経路により光源装置30Aから照射される光を図4(C)に符号Bで示す。
上記のように本実施例に係る光源装置30Aでは、発光ダイオードチップ31から発射された光は、種々の経路(a)〜(f)を介して光源装置30Aから照射されるため、光源装置30A内において発光ダイオードチップ31から発射された光は散乱処理され、よって光源装置30Aから外部には均一な光を出射させることができる。
特に、本実施例に係る指紋センサ20は、省電力化及び低コスト化のために点光源である発光ダイオードチップ31を1個のみ配設した構成としているが、このような光源の配置であっても光源装置30Aから出射される光の均一化を図ることができる。よって、指先1に対して均一な光が入射され、指紋検出の精度を高めることが可能となる。
また、光源装置30A内における光の散乱機能を高めるためには、天板部36を設けることが有効である。しかしながら、光源装置30Aを平面視した場合、天板部36は発光ダイオードチップ31から発射された光が外部に照射されるのを妨げる機能も奏してしまう。しかしながら、本実施例では、天板部36は側壁34と側壁35の間を完全に覆っているのではなく、間隙部39を形成した構成している。
このため、図4(C)において発光ダイオードチップ31から上方に(天板部36に)向けて照射された光は、その全部が天板反射板部36Aで反射されるのではなく、一部は間隙部39を介して直接外部に照射される(上記した(a)の光経路)。これにより、光源装置30Aの光の照射幅L3の特に中央部分(天板部36の配設部分)において、光量が低下することを防止することができる。よって、これによっても光源装置30Aから外部に照射される光にむらが発生することを抑制でき、光量の均一化を図ることができる。
図10は、光源装置30Aを用いて指紋(実際には擬似的なもので均一間隔の溝で構成)の信号を取得したものである。横軸は長さL3間に配設された複数の受光素子42の位置を示し、縦軸は受光素子42にて受けた光量を示している。同図より、中央部、両端部において、信号レベル(信号の振幅の山部)が略均一な光を受けていることが判る。
このように、光源装置30Aから出射される光の光量が均一化することにより、指先1に光が照射された場合、指先1内で散乱される光も均一化し、指先1から受光素子42に向け出射する散乱光13は指紋のパターンのみの情報を含む光となる。このため、正確な指紋測定を行なうことが可能となる。
図7乃至図9は、本発明の第2乃至第4実施例である光源装置30B〜30Dを示している。尚、図7乃至図9において、第1実施例に係る光源装置30Aの説明に用いた各図に示した構成と同一構成については同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
図7は、本発明の第2実施例である光源装置30Bを示している。第1実施例に係る光源装置30Aでは、側部反射板37Aを平板状の平板状反射部38Aにより構成した。これに対して本実施例に係る光源装置30Bは、側部反射板37Bを第1の反射部38A-1(第1の反射部)と、第2の反射部38A-2(第2の反射部)とにより構成したことを特徴としている。第2の反射部38A-2は、第1の反射部38A-1の外側に設けられている。
この第1の反射部38A-1は、発光ダイオードチップ31の取付け面である底板部33に対して第1の角度θ2で延出するよう構成されており、第2の反射部38A-2は、底板部33に対して前記第1の角度θ2よりも大きい第2の角度θ3(θ3>θ2)で延出するよう構成されている。
第1実施例に係る光源装置30Aのように、側部反射板37Aが一様な平板形状であると、側部反射板37Aの外側両側位置では光が外側に向けて照射される(いわゆる、漏洩光となる)ため、照射効率が低下することが考えられる。しかしながら、本実施例のように第2の反射部38A-2の底板部33に対する角度θ3を第1の角度θ2よりも大きくすることにより、側部反射板37Bの外側において外部に漏洩し易い光を第2の反射部38A-2により内側に向け反射させることができ、指先1(被照射体)に対する光の照射効率を高めることができる。
図8は、本発明の第3実施例である光源装置30Cを示している。第1実施例に係る光源装置30Aでは、側部反射板37Aを平板状の平板状反射部38Aにより構成した。これに対して本実施例に係る光源装置30Cは、側部反射板37Cの形状を一定の曲率半径R1を有する湾曲形状を有した湾曲状反射部38Bにより構成したことを特徴としている。
本実施例に係る光源装置30Cのように、側部反射板37Cを湾曲形状とし、これにより光の反射部分を湾曲状反射部38Bとすることにより、湾曲形状の曲率半径R1を調整することによりにより反射される光の反射方向を調整することが可能となる。
これにより、光源装置30Cから指先1に向けて、より均一な光を被照射体に向け照射することが可能となる。また、光源装置30C内で散乱される光の散乱効率を高めることも可能になると共に、出射される光の指向性を指先1に向う方向に揃えることができるため、指先1(被照射体)に対する光の照射効率を高めることができる。
図9は、本発明の第4実施例である光源装置30Dを示している。
第3実施例に係る光源装置30Cでは、側部反射板37Cに一定の曲率半径R1を有する湾曲状反射部38Bを形成した構成とした。これに対して本実施例に係る光源装置30Dは、側部反射板37Dを第1の湾曲状反射部38B-1(第1の湾曲部)と、第2の湾曲状反射部38B-2(第2の湾曲部)とにより構成したことを特徴としている。第2の湾曲状反射部38B-2は、第1の湾曲状反射部38B-1の外側に設けられている。
第3実施例に係る光源装置30Cでは、側部反射板37Cに一定の曲率半径R1を有する湾曲状反射部38Bを形成した構成とした。これに対して本実施例に係る光源装置30Dは、側部反射板37Dを第1の湾曲状反射部38B-1(第1の湾曲部)と、第2の湾曲状反射部38B-2(第2の湾曲部)とにより構成したことを特徴としている。第2の湾曲状反射部38B-2は、第1の湾曲状反射部38B-1の外側に設けられている。
第1の湾曲状反射部38B-1は、第1の曲率半径R2を有しており、また第2の湾曲状反射部38B-2は第1の曲率半径R2よりも小さい第2の曲率半径R3(R3<R2)を有した構成とされている。この構成することにより、前記した第3実施例の効果に加え、外側において外部に漏洩し易い光を第2の湾曲状反射部38B-2により内側に向け反射させることができ、指先1(被照射体)に対する光の照射効率を高めることができる。
尚、本実施例では天板部36を下に尖った三角形状としているが、単に平板形状としても上記したと同等の効果を得ることができる。
20 指紋センサ
21 インターポーザ
30A〜30D 光源装置
31 発光ダイオードチップ
33 底板部
34,35 側壁
34A,35A 側壁反射板部
36 天板部
36A 天板反射板部
37A〜37D 側部反射板
38A 平板状反射部
38A-1 第1の反射部
38A-2 第2の反射部
38B 湾曲状反射部
38B-1第1の湾曲状反射部
38B-2第2の湾曲状反射部
39 間隙部
40 光センサチップ
42 受光素子
60 導光イメージガイド部材
70 光ファイバ片
21 インターポーザ
30A〜30D 光源装置
31 発光ダイオードチップ
33 底板部
34,35 側壁
34A,35A 側壁反射板部
36 天板部
36A 天板反射板部
37A〜37D 側部反射板
38A 平板状反射部
38A-1 第1の反射部
38A-2 第2の反射部
38B 湾曲状反射部
38B-1第1の湾曲状反射部
38B-2第2の湾曲状反射部
39 間隙部
40 光センサチップ
42 受光素子
60 導光イメージガイド部材
70 光ファイバ片
Claims (6)
- 単一の光源と、
前記光源を挟んで対向配置された一対の第1の反射板と、
前記一対の第1の反射板の内、一方の前記第1の反射板の前記光源と対向する位置に設けられると共に、他方の前記第1の反射板との間に間隙部を形成してなる第2の反射板と、
前記光源を中心として両側部に投光幅まで延出するよう設けられた第3の反射板とを有する光源装置であって、
前記光源から出射された光の一部が、前記第1の反射板と前記第2の反射板との間に形成された前記間隙部を介して被照射体に直接照射されるよう構成すると共に、
前記光源から出射され前記第1の反射板及び第2の反射板で反射された光が、前記第3の反射板で反射されることにより前記被照射体に向け照射されるよう構成したことを特徴とする光源装置。 - 請求項1記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、平板形状であることを特徴とする光源装置。 - 請求項2記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、
前記光源の取付け面に対して第1の角度で延出する第1の反射部と、
該第1の反射部の外側に形成されており、前記光源の取付け面に対する角度が前記第1の角度よりも大きい第2の角度を有した第2の反射部とにより構成されることを特徴とする光源装置。 - 請求項1記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、湾曲形状であることを特徴とする光源装置。 - 請求項4記載の光源装置において、
前記第3の反射板は、
第1の曲率半径を有する第1の湾曲部と、
該第1の湾曲部の外側に形成されており、前記第1の曲率半径よりも小さい第2の曲率半径を有した第2の湾曲部とにより構成されることを特徴とする光源装置。 - 検出対象に向け光を照射する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置と、
前記検出対象からの光を受光し、該受光した光に応じた検出信号を出力する受光手段とを有することを特徴とする画像検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004104473A JP2005293002A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 光源装置及び画像検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004104473A JP2005293002A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 光源装置及び画像検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005293002A true JP2005293002A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35325897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004104473A Pending JP2005293002A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 光源装置及び画像検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005293002A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115508368A (zh) * | 2022-11-18 | 2022-12-23 | 锦瑞信息科技(南通)有限公司 | 一种液晶面板加工的视觉检测自然光源组件 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004104473A patent/JP2005293002A/ja active Pending
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