JP2005292711A - 感光記録材料用包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 経済性、遮光性及び組立性に優れ、且つ内装袋の入口部からの光の進入を有効に防止することができる感光記録材料用包装箱を提供すること。
【解決手段】 感光記録材料用包装箱が、入口部145を有する遮光性の内装袋143に感光記録材料Mを収納した状態で収容可能な本体部3と、内装袋の取り出し口が形成される本体部の一端側に形成された蓋体部5とから構成される。蓋体部が5取り出し口の閉鎖状態と開放状態との間で可動の蓋可動部125を備え、蓋体部5には、蓋可動部125を閉鎖しているときに内装袋143の入口部の折り曲げ状態を維持する折り曲げ維持手段123を備える。
【選択図】 図2


Description

本発明は、Xレイフィルム等の感光記録材料の包装に適した包装箱に関する。
Xレイフィルム等の感光記録材料を包装する包装箱として、従来は例えば図9(a)〜(c)に示すようなものが使用されていた。
図9(a)に示すものは、包装箱本体301と蓋体303とが別体であり、包装箱本体301の上部に蓋体挿嵌部305が形成されていて、そこに蓋体303が挿嵌されるようになっている(特開平6−186679号公報:特許文献1)。
また図9(b)に示すものは、包装箱本体307と蓋体309とが当初は一体となっており、リッパー部311を横方向に引き取ることにより蓋体309が包装箱本体307に対して回動可能となり蓋体309を開放できるようになっている(特開平8−114889号公報:特許文献2)。
更に図9(c)に示すものは、包装箱本体313の上面側の一部の領域が折れ線315を介して上方へ折れ曲がることにより、蓋体317が上方へ開放できるようになっている(特開2003−156820号公報:特許文献3)。
しかし図9(a)に示すものは、包装箱本体301が二重となっているため、展開図の面積が約2倍となり、経済性に劣る。またこのような包装箱を組み立てるには、専用機を新規に導入する必要があるため設備投資にも費用が掛かる。また図9(b)に示すものは、一旦リッパー部311を引き取った後は、この部分での遮光性が十分に確保できないという問題がある。更に図9(c)に示すものは、蓋体317を一旦開けると折れ線315に開く方向の癖がつくため、ロック機構がないと蓋体317を閉じても自然に蓋体317が開いてしまい、十分な遮光性を確保できないという問題がある。また、ロック機構があっても、開け方がわかりにくいうえ両手での作業が必要とされ、なおかつ繰り返して使用すると紙が疲労するという問題がある。
また一般に、感光記録材料は遮光性の内装袋に収納され、この内装袋が包装箱に収納されるようになっている。そして内装袋の入口部分は2〜3回折り返して、入口部から光が入り込むことがないように注意を払っている。しかし内装袋の入口部を折り返して包装箱に収納しても、内装袋が元の形状に復帰しようとする傾向を有するため、包装箱内で内装袋の入口部の折り返しが次第に緩まり、入口部に光の入り込む隙間が形成されてしまうことがある。したがって、上記のような包装箱内に内装袋を収納していると、感光記録材料が感光してしまう危険に曝される。また運搬中に包装箱の一部が破損したり、包装箱の組立状態が悪いなどの理由により、包装箱内に光が進入すると、光が内装袋の入口部に入り込み、感光記録材料が感光してしまうこともある。
また上記のような折り返し部分の弛みを解消するために粘着テープ等で折り返し部分を止めることも可能であるが、感光記録材料を取り出す度に粘着テープを貼ったり剥がしたりすることは使用者にとって煩わしく、作業者がそのような作業を怠る場合もあり得る。
特開平6−186679号公報 特開平8−114889号公報 特開2003−156820号公報
従来の包装箱が有している上記の問題点を考慮して、本発明は、経済性、遮光性及び組立性に優れ、且つ内装袋の入口部からの光の進入を有効に防止することができる感光記録材料用包装箱を提供することを課題とした。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を有する本発明の感光記録材料用包装箱によれば上記の課題を解決しうることを見い出した。
本発明の感光記録材料用包装箱は、入口部を有する遮光性の内装袋に感光記録材料を収納した状態で収容可能な本体部と、前記内装袋の取り出し口が形成される前記本体部の一端側に形成された蓋体部とから構成される包装箱において、前記蓋体部が前記取り出し口の閉鎖状態と開放状態との間で可動の蓋可動部を備え、前記蓋体部には、前記蓋可動部を閉鎖しているときに前記内装袋の入口部の折り曲げ状態を維持する折り曲げ維持手段を備えることを特徴とするものである(第1の態様)。本発明の感光記録材料用包装箱では、蓋体部が閉鎖している状態において本体部内の遮光性が維持される。
上記発明において、前記折り曲げ維持手段は、蓋可動部の一部に設けられ、前記蓋体部の閉鎖時に前記内装袋の入口部が折り込まれた部分を弾性的に押さえて、該折り込み部分が自然に開放することを防止する内装袋押さえ板を備えていてもよい(第2の態様)。
また上記発明において、前記蓋体部は、前記蓋可動部と対向する側に位置し蓋体部の閉鎖時に蓋可動部と協同して前記取り出し口の閉鎖状態を維持する蓋閉鎖補助部を備え、前記折り曲げ維持手段は、前記蓋閉鎖補助部の一部に設けられ、前記蓋体部の閉鎖時に前記内装袋の入口部が折り込まれた部分を弾性的に押さえて、該折り込み部分が自然に開放することを防止する内装袋押さえ板を備えていてもよい(第3の態様)。
また上記発明において、前記内装袋押さえ板は、前記蓋体部の閉鎖時に前記蓋可動部の端辺が衝合する部分からの光の進入を防止するための差込フラップとしても機能するようにしてもよい(第4の態様)。
また上記発明において、前記内装袋押さえ板は、前記感光記録材料用包装箱を構成する材料を折り曲げたときに生じる元の形状へ復帰する力を利用して、前記折り込まれた部分を弾性的に押さえるようにしてもよい(第5の態様)。
また上記発明において、前記内装袋押さえ板は複数箇所に分割されており、これら分割された内装袋押さえ板の少なくとも一つを順次折り曲げて、前記折り込まれた部分を弾性的に押さえるようにしてもよい(第6の態様)。
また上記発明において、前記分割された内装袋押さえ板を各々折り曲げるための罫線で折り曲げたときの前記元の形状へ復帰する力が、前記各罫線によって異なっていてもよい(第7の態様)。
また上記発明において、前記蓋可動部の閉鎖状態を維持する係合手段が設けられていてもよい(第8の態様)。
第1の態様によれば、内装袋が包装箱内に収容されているときに、蓋体部に設けられた折り曲げ維持手段が内装袋の入口部の折り曲げ状態を維持するように作用するので、包装箱を開けたときに入った光により感光記録材料が誤って感光してしまうことを防止することができる。また内装袋の入口部の自然開放を防止するための粘着テープ等を使用する手間を要しない。
第2の態様によれば、蓋体部の閉鎖時に内装袋押さえ板が内装袋の入口部に折り込み部分を弾性的に押さえるため、包装箱内で内装袋が移動したり、包装箱をひっくり返したりした場合でも、折り込み部分が開放方向へ緩むことが防止される。
第3の態様では、蓋可動部側ではなく、蓋可動部と対向する側に位置し、蓋体部の閉鎖時に蓋可動部と協同して取り出し口の閉鎖状態を維持する蓋閉鎖補助部側に内装袋押さえ板を設けており、第2の態様と同様の効果が得られる。
第4の態様によれば、従来差込フラップとして機能している部材を内装袋押さえ板として利用できるため、余分な材料を追加して内装袋押さえ板を形成する必要がない。
第5の態様によれば、包装箱を構成する材料自体の特性を利用して折り込まれた部分を弾性的に押さえることができるから、他の付加的材料を必要としない。
第6の態様によれば、内装袋押さえ板の折り曲げた部分は、包装箱を複数回開閉することで次第に内装袋の折り込み部分を弾性的に押さえる力が弱まってくるので、順次、複数の内装袋押さえ板の折り曲げる位置を適宜変えることで、長期間に亘り、内装袋の折り込み部分を弾性的に押さえ続けることができる。
第7の態様によれば、包装箱内に収容する内装袋の種類に応じて、分割された内装袋押さえ板から適宜の強さで押さえることができる部分を選択して、内装袋の折り込み部分を弾性的に押さえることができる。
第8の態様によれば、粘着テープ等を使用しなくても、蓋可動部の閉鎖状態を容易に維持することができ、また係合手段の係合を解除することで蓋可動部を容易に開けることができる。
以下において、本発明の感光記録材料用包装箱について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
図1は、本発明に係る感光記録材料用包装箱1(以下、包装箱1という)の完成状態における全体を示す斜視図である。包装箱1はほぼ直方体の形態を有し、本体部3と、本体部3の上部前面側に形成された蓋体部5とから構成されている。尚、本明細書において、「上下左右」及び「前後」の語を使用する場合には、図1に示す各々矢印で表す方向を意味するものとし、これらの方向は全ての実施形態の説明において同様である。
本体部3は前板107、左側板109、右側板111、背板113及び底板115を備えており、蓋体部5は蓋前板117、蓋左側板119、蓋右側板121及び内装袋押さえ板123から成る蓋可動部125と、外覆左側板127、外覆右側板129、外覆天板131及び各々外覆左側板127と外覆右側板129の上端から形成される小フラップ130から成る蓋閉鎖補助部133とを備えて成る。図示しないが蓋体部5が閉鎖している状態では、蓋閉鎖補助部133の外覆左側板127、外覆右側板129及び外覆天板131が、それぞれ蓋可動部125の蓋左側板119、蓋右側板121及び内装袋押さえ板123の外側に覆い被さり、2つの小フラップ130が外覆天板131の内側に折り込まれるようになるので、蓋体部5での遮光性が維持される。
また外覆天板131の中央には係止片135が形成されており、蓋前板117と内装袋押さえ板123との境界に形成された山折れ罫線137上にはスリット139が形成されている。蓋体部5が閉鎖しているときに、係止片135がスリット139に差し込まれることで、蓋体部5が自然に開放することが規制されている。係止片135には指掛け突起141が形成されており、この指掛け突起141は係止片135をスリット139から外すときに指を掛ける部分である。
本体部3の前板107と蓋体部5の蓋前板117との境界には下に凸となるように円弧状の筋押し35が形成されており、この筋押し35を回動軸として蓋可動部125が前側に回動することにより、蓋体部5が開放可能となっている。このような構成を採用することにより、蓋可動部125を円弧状の筋押し35の周囲で前側に回動させると、筋押し35の周辺が若干内方へ沈み込むように変形するとともに、この変形が元の状態に復帰しようとする時の反作用により、蓋可動部125が常時閉鎖する方向への付勢を受ける。そのため、誤って蓋可動部125を閉鎖することを忘れても、自動的に蓋体部5が閉鎖する状態に戻るし、また閉鎖状態から自然に蓋可動部125が開放することも防止できる。
筋押し35の円弧の半径が大きいほど、蓋可動部25が上記のように自動的に閉鎖する傾向は弱くなり、一方、筋押し35の円弧の半径が小さいほど、自動的に閉鎖する傾向は強くなる。しかし、筋押し35の円弧の半径が小さいほど蓋可動部125を開けにくくなる。従って筋押し35の円弧の半径は、自動的に閉鎖する傾向と、蓋可動部125の開け易さとを考慮しながら、包装箱1を構成する材料の種類によって適宜決定する必要がある。例えば段ボール製の包装箱1の巾寸法Wが370mmの場合、半径R(図1)は860mm〜1720mmであることが好ましい。因みにこの場合、筋押し35の円弧の最下位置と最上位置との距離はほぼ10〜20mmとなる。
筋押し35の形態は円弧である他、これと同様な作用を有するように筋押し35を多角形の一部の辺から構成するようにしてもよい。一例として8本の直線の筋押しを、ほぼ下に凸の円弧に沿って連続的に配置する構成とすることができるが、このような直線の本数は8本に限定されるものではなく、円弧状の筋押し35と実質的に同様な作用効果を得られるものであれば直線の本数は限定されない。
本発明の包装箱を構成する材料の種類は特に限定されないが、段ボールを用いることが好ましい。好ましい材料として、Eフルート(例えば段数が約94/300mm)やFフルート(例えば段数が約120/300mm)のようなマイクロフルート段ボールや、板紙を挙げることができる。
次に本発明の特徴的構成について説明する。図3に示すように包装箱1内には、感光記録材料Mが遮光性の内装袋143内に収容されている。内装袋143は遮光性を有するものであればその詳細は特に制限されない。例えば、好ましい内装袋として、遮光機能を持つ黒ポリ層と、防湿機能を持つ機能性フィルム及び接着層とから構成される内装袋を例示することができる。このような内装袋はアルミ箔などの金属を使用していないため環境保護に寄与しうるものであるが、折りグセが付き難くて折り目を保持できないために開封後の入口部から光が進入しやすいという問題を抱えていた。本発明はこのような問題を抱えている内装袋と組み合わせて使用するときに特に効果を発揮する。なお本発明は、従来から使用されているアルミ箔と紙の層を含む内装袋にも適用して、その遮光性をさらに高めることができる。
内装袋143は、感光記録材料Mを出し入れするための入口部145を有し、内装袋143が包装箱1内にあるときは、入口部145が折り込まれている(符号147で示す)。これにより、万が一、包装箱1に形成された隙間等から光が包装箱1内に入った場合でも、入口部145から内装袋143内に光が進入することを防止している。
一方上述したように、内装袋押さえ板123は、山折れ罫線137に沿って内側へ折り込まれているが、包装箱1を構成する段ボールなどの材料の性質上、内装袋押さえ板123はある程度まで元の形状に復帰しようと傾向(蓋前板117と平坦になる方向に戻ろうとする傾向)がある。そのため、蓋可動部125を閉鎖した状態では、内装袋押さえ板123が、蓋前板117と平坦になろうとする方向(矢印124の方向)に復帰しようとすることで、図3に示すように内装袋押さえ板123の端部が内装袋143の折り込み部分147を弾性的に押さえ込み、包装箱1内で折り込み部分147が自然に開放することを防止することができる。尚、内装袋押さえ板123は、蓋体部の閉鎖時に蓋可動部の端辺が衝合する部分からの光の進入を防止するための差込フラップとしても機能する。
また図1に示す実施形態の包装箱1の左側板109及び右側板111には、易分解構造149が適用されている。この易分解構造149は、次に説明する図4に示す実施形態でも同様に採用されているため、図4に示す実施形態において具体的に説明する。
次に図4〜図6を参照しながら、内装袋143の折り込み部分147を押さえる他の構造を備える他の実施形態について説明する。尚、図4及び図5中、図1で使用されている符号と同じ符号を付している部分は図1の実施形態と同じ構造であるので説明を省略する。
図4に示す実施形態では、図1に示すような形態の内装袋押さえ板123は蓋前板117に設けられていない。これに代わり、図5に示すように外覆天板131に山折り罫線151を介して前覆板153が形成されており、更に、前覆板153に対して3つの互いに分離した内装袋押さえ板155、157、159が、それぞれ山折れ罫線161、163、165を介して接続されている。図示しないが、蓋体部5が閉鎖しているときには、前覆板153の上に蓋前板117が重なった状態で、蓋前板117と外覆天板131との間に粘着テープ(図示せず)を貼付して、蓋体部5が自然に開放しないようになっている。尚本実施形態では、外覆左側板127、外覆右側板129、小フラップ130、外覆天板131、前覆板153、内装袋押さえ板155、内装袋押さえ板157及び内装袋押さえ板159が蓋閉鎖補助部133を構成している。
蓋体部5が閉鎖しているときには、3つの内装袋押さえ板155、157、159のうち、例えば中央の内装袋押さえ板155だけが山折れ罫線161に沿って内側に大きく折り込まれている。図6に示すように、この大きく折り込まれた内装袋押さえ板155の端部155aは、包装箱1内に収容された内装袋143の折り込み部分147を押さえ込み、包装箱1内で折り込み部分147が自然に開放することを防止することができる。
しかし長期間に亘り中央の内装袋押さえ板155を山折れ罫線161で大きく内側に折り曲げておくと、山折れ罫線161によって中央の内装袋押さえ板155を折り曲げた状態を維持する力が弱まってくるため、このような場合には左右の内装袋押さえ板157、159を順次、山折れ罫線163、165に沿って大きく折り曲げて使用する。即ち、3つの内装袋押さえ板155、157、159のうち、少なくとも1つが内装袋143の折り込み部分147を押さえるようにして、折り込み部分147が自然に開放してしまうことによる入口部145からの光の進入を防止している。尚、3つの内装袋押さえ板155、157、159は、蓋体部の閉鎖時に蓋可動部の端辺が衝合する部分からの光の進入を防止するための差込フラップとしても機能する。
図4に示す実施形態では、各山折れ罫線161、163、165で内装袋押さえ板155、157、159を折り曲げたときに元の形状へ復帰しようとする力が同じであると仮定しているが、各山折れ罫線161、163、165の筋押しの深さを変えたり、一部をミシン目に変えたりすることにより、内装袋押さえ板155、157、159を折り曲げたときに元の形状へ復帰しようとする力が異なるようにしてもよい。また、内装袋押さえ板155、157、159の長さを変えて、スプリング効果が異なるようにしてもよい。
尚図5中、符号167、169で示す部分は、それぞれ指掛け突起及び指摘み部であり、これらは蓋体部5を開ける際の使用者の便宜のために設けられている。
次に図1及び図4に示す実施形態において適用されている易分解構造149について説明する。尚、易分解構造149は図1及び図4に示す実施形態で同じ構造が採用されているため、図4の実施形態に沿って説明する。
図4に示すように包装箱1の左側板109及び右側板111の中央乃至下方部分にはミシン目171が形成されており、蓋体部5を開放する方向へ大きな力で引っ張ることにより、図5に示すようにミシン目171に沿って比較的容易に破くことができるようになっている。図5に示すように易分解構造149が適用される部分は、外側に位置する左側板109及び右側板111と、これらのそれぞれ内側に位置する左内側板173及び右内側板(図示せず)とが重なって構成されている。左内側板173及び右内側板(図示せず)には、ミシン目171よりも後方側には糊付けがなされておらず、ミシン目171よりも前側には糊付けがされている。そのため左内側板173及び右内側板(図示せず)のミシン目171よりも前側部分は、それぞれ左側板109及び右側板111のミシン目171より前側部分に接着しており、その結果、蓋体部5を開放する方向へ大きな力で引っ張ることにより、大きな抵抗なくミシン目171に沿って破くことができ、本体部3を平坦な状態に容易に分解することができる。
次に図7を参照しながら、図4の実施形態を一部変形した実施形態について説明する。尚、図7中、図4〜図6で使用されている符号と同じ符号を付している部分は図4の実施形態と同じ構造であるので説明を省略する。
図7に示す実施形態では、図4の実施形態の構成を基本構成とし、更に前覆板153のほぼ中央に差込スリット177が追加的に形成されている。また蓋前板117の上端側の中央には、谷折れ罫線181で谷折れ可能な係合片179が形成されており、係合片179の上端には山折れ罫線183で山折れ可能な差込片185が形成されている。
図7に示す実施形態では、蓋体部5が閉鎖しているとき、前覆板153の上に蓋前板117が重なった状態で、差込片185が差込スリット177に差し込まれることにより、蓋体部5の閉鎖状態を維持できるようになっている。尚、差込片185及び差込スリット177は第8の態様の係合手段に相当する。このような構成を採用することにより、図4の実施形態のように、蓋前板117と外覆天板131との間に粘着テープを貼付する必要がなく、また蓋体部5を開放する場合にも粘着テープを剥がす必要もない。
また図5及び図7に示す実施形態において、内装袋押さえ板155、157、159を3つに分割せずに図8に示すように単一の内装袋押さえ板155としても良い。
本発明の感光記録材料用包装箱は、様々な種類の感光記録材料を包装するための包装箱として広く利用することが可能である。特に、直接撮影医療用フィルムなどのXレイフィルム用の包装箱として好ましく使用することができる。
本発明の感光記録材料用包装箱の、完成状態における全体を示す斜視図である。 本発明の感光記録材料用包装箱の、蓋体部を開放した状態を示す斜視図である。 蓋体部の閉鎖時の内装袋押さえ板の作用を示す側断面図である。 本発明の他の実施形態に係る感光記録材料用包装箱の、完成状態における全体を示す斜視図である。 図4の実施形態で、易分解構造を利用して本体部を分解した状態を示す斜視図である。 他の実施形態に係る感光記録材料用包装箱の蓋体部の、閉鎖時の内装袋押さえ板の作用を示す斜視図及び側断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る感光記録材料用包装箱の、蓋体部を開放した状態を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る感光記録材料用包装箱の、蓋体部を開放した状態を示す斜視図である。 感光記録材料用包装箱の3つの従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 感光記録材料用包装箱、3 本体部、5 蓋体部、35 筋押し
107 前板、109 左側板、111 右側板、113 背板、115 底板
117 蓋前板、119 蓋左側板、121 蓋右側板、123 内装袋押さえ板
125 蓋可動部、127 外覆左側板、129 外覆右側板、130 小フラップ
131 外覆天板、133 蓋閉鎖補助部、135 係止片、137 山折れ罫線
139 スリット、141 指掛け突起、143 内装袋、145 入口部
147 内装袋の折り込み部分、149 易分解構造、151 山折り罫線
153 前覆板、155 内装袋押さえ板、157 内装袋押さえ板
159 内装袋押さえ板、161 山折れ罫線、163 山折れ罫線
165 山折れ罫線、167 指掛け突起、169 指摘み部、171 ミシン目
173 左内側板、177 差込スリット、179 係合片、181 谷折れ罫線
183 山折れ罫線、185 差込片、M 感光記録材料

Claims (8)

  1. 入口部を有する遮光性の内装袋に感光記録材料を収納した状態で収容可能な本体部と、前記内装袋の取り出し口が形成される前記本体部の一端側に形成された蓋体部とから構成される包装箱において、前記蓋体部が前記取り出し口の閉鎖状態と開放状態との間で可動の蓋可動部を備え、前記蓋体部には、前記蓋可動部を閉鎖しているときに前記内装袋の入口部の折り曲げ状態を維持する折り曲げ維持手段を備えることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  2. 請求項1において、前記折り曲げ維持手段は、蓋可動部の一部に設けられ、前記蓋体部の閉鎖時に前記内装袋の入口部が折り込まれた部分を弾性的に押さえて、該折り込み部分が自然に開放することを防止する内装袋押さえ板を備えることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  3. 請求項1において、前記蓋体部は、前記蓋可動部と対向する側に位置し蓋体部の閉鎖時に蓋可動部と協同して前記取り出し口の閉鎖状態を維持する蓋閉鎖補助部を備え、前記折り曲げ維持手段は、前記蓋閉鎖補助部の一部に設けられ、前記蓋体部の閉鎖時に前記内装袋の入口部が折り込まれた部分を弾性的に押さえて、該折り込み部分が自然に開放することを防止する内装袋押さえ板を備えることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記内装袋押さえ板は、前記蓋体部の閉鎖時に前記蓋可動部の端辺が衝合する部分からの光の進入を防止するための差込フラップとしても機能することを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記内装袋押さえ板は、前記感光記録材料用包装箱を構成する材料を折り曲げたときに生じる元の形状へ復帰する力を利用して、前記折り込まれた部分を弾性的に押さえることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  6. 請求項5において、前記内装袋押さえ板は複数箇所に分割されており、これら分割された内装袋押さえ板の少なくとも一つを順次折り曲げて、前記折り込まれた部分を弾性的に押さえることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  7. 請求項6において、前記分割された内装袋押さえ板を各々折り曲げるための罫線で折り曲げたときの前記元の形状へ復帰する力が、前記各罫線によって異なることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、前記蓋可動部の閉鎖状態を維持する係合手段が設けられていることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
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