JP2005292545A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 植毛部を有さなくても、固定鏡筒と移動鏡筒との間を確実に遮光することができるようにしたレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】 筒状の移動鏡筒18が挿入される筒状の固定鏡筒17の先端側内周面に環状溝21が形成される。この環状溝21内に遮光部材19が配置される。遮光部材19は、断面コ字形の遮光本体部27と環状の補強リング28とを貼着したもので、遮光本体部27は、環状溝21内に配置される環状盤29と、前記環状溝21の奥側面23を押圧して密着する外側環状部30と、前記移動鏡筒18の外周面26を押圧して密着する内側環状部31とを一体成形して構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラに備えられるレンズ鏡筒に関し、詳しくは、筒状の移動鏡筒が筒状の固定鏡筒内に軸方向に移動可能に挿入され、この移動鏡筒と固定鏡筒との間に遮光部材が介在しているレンズ鏡筒に関する。
銀塩撮影用または電子撮影用のカメラは、レンズを透過した撮像光のピントが合うことにより、銀塩フィルムまたはCCDなどの撮像面に結像するようにされている。ピントは、レンズが光軸方向に移動することによって合わせることができる。
レンズを移動させるため、カメラには、レンズ鏡筒が備えられている。レンズ鏡筒は、撮像面に対して相対的に固定されている筒状の固定鏡筒内に、レンズを内蔵している筒状の移動鏡筒が光軸方向に移動可能に挿入され、この固定鏡筒と移動鏡筒との間に外光が内部に侵入しないようにする遮光部材または遮光装置が介在している。
そして、遮光性を高めた遮光装置が特許文献1に開示されている。この遮光装置を備えたレンズ鏡筒は、図3および図4に示すように、カメラボディ1内の固定ブロック2に固定鏡筒3が固定され、この固定鏡筒3の先端側にレンズ4を内蔵した移動鏡筒5が光軸方向に移動可能に挿入されている。移動鏡筒5を挿入する側の固定鏡筒3の先端部には、図4に示すように、拡径された大径の段差部6と小径の段差部7とが設けられている。
そして、固定鏡筒3と移動鏡筒5との間に配置される遮光装置は、鍔付き筒状の第1の遮光リング8と、C字形の第2の遮光リング9とによって構成されている。第1の遮光リング8は、鍔状の外周部10と、この外周部10の内周縁から固定鏡筒3の基端側に向けて立ち上がる筒状の屈曲部11とから構成されている。外周部10は、固定鏡筒3の大径の段差部6に嵌合する座金状の保持環12に貼着され、固定鏡筒3と移動鏡筒5との間を遮光する。屈曲部11は、移動鏡筒5の外周面に摺動可能に嵌合し、移動鏡筒5の前端部で反射する光を遮光する。
そして、第2の遮光リング9は、外周に固定鏡筒3の小径の段差部7と係合するフランジ13が設けられ、内周に遮光用の植毛部14が装着されている。この第2の遮光リング9は、移動鏡筒5を弾性力によって締め付け、植毛部14が移動鏡筒5に密着することにより、第2の遮光リング9と移動鏡筒5との間に隙間が生じないようにし、移動鏡筒5と固定鏡筒3との間を遮光している。
なお、移動鏡筒5は、モータ(図示せず)によって駆動される送りネジ15やギア16が回転することによって光軸方向に前進および後退するようにされている。
特開平7−225332号公報
特許文献1に開示されたレンズ鏡筒の遮光装置は、遮光性を高めるため、第1の遮光リング8と第2の遮光リング9とが組み合わされており、この組合せが前提で遮光性を維持するようになっている。そして、第2の遮光リング9には、植毛部14が装着されており、弾性力によって移動鏡筒5を締め付けていることから、移動鏡筒5が移動するときに、移動鏡筒5と植毛部14との間には大きな摩擦力が発生する。したがって、移動鏡筒5は、植毛部14によってスムーズに移動することができず、移動鏡筒5を移動させるには、大きな力が必要となり、駆動するモータへの負担が大きくなる。
しかし、第1の遮光リング8だけでは遮光性は十分ではなく、とくに第1の遮光リング8の外周部と、固定鏡筒3との嵌合部分は、移動鏡筒5に対する屈曲部11のような遮光性を考慮した構造になっていない。
そこで、本発明は、植毛部を有さなくても、固定鏡筒と移動鏡筒との間を確実に遮光することができるようにしたレンズ鏡筒を提供することを課題とする。
本発明に係るレンズ鏡筒は、筒状の固定鏡筒内に筒状の移動鏡筒が移動可能に挿入され、外光が内部に侵入しないようにする遮光部材が前記固定鏡筒と移動鏡筒との間に介在しているレンズ鏡筒であって、前記固定鏡筒の先端側の内周面に環状溝が形成され、該環状溝内に遮光本体部と補強リングとを貼着した遮光部材が配置され、該遮光本体部が該環状溝内に配置される環状盤と環状溝の奥側面を押圧する外側環状部と移動鏡筒の外周面を押圧する内側環状部とを一体形成したものであることを特徴としている。
このレンズ鏡筒によれば、遮光本体部と補強リングとが貼着されて一体化した遮光部材が固定鏡筒の先端側の内周面に形成された環状溝の部分に配置される。遮光本体部が環状盤と外側環状部と内側環状部とによって断面コ字形に形成され、外側環状部が固定鏡筒に形成された環状溝の奥側面を押圧して両者が密着し、内側環状部が移動鏡筒の外周面を押圧して両者が密着するため、移動鏡筒と固定鏡筒との隙間が遮光本体部によって完全に塞がれ、確実に遮光することができる。また、移動鏡筒が移動するときに、遮光本体部に剪断力が加えられても、環状盤に貼着された補強リングによって遮光本体部は破損しないようにされている。
また、前記レンズ鏡筒において、前記遮光本体部は、ポリエチレン・テレフタレート樹脂によって成形されていることが好ましい。
このレンズ鏡筒によれば、遮光本体部がポリエチレン・テレフタレート樹脂によって形成されることにより、移動鏡筒が環状溝内でスムーズに光軸方向に移動するとともに、長寿命化を図ることができる。すなわち、ポリエチレン・テレフタレートは、摩擦係数が小さく、優れた耐久性を有していることから、移動鏡筒の外周面を押圧して密着する遮光本体部として好適に使用することができる。
本発明によれば、遮光本体部と補強リングとを貼着して構成される遮光部材が固定鏡筒の先端側の内周面に形成された環状溝内に配置され、遮光本体部の外側環状部が固定鏡筒の環状溝の奥側面を押圧して両者が密着し、遮光本体部の内側環状部が移動鏡筒の外周面を押圧して両者が密着することにより、移動鏡筒と固定鏡筒との隙間が遮光本体部によって完全に塞がれ、外光を確実に遮光することができる。したがって、このレンズ鏡筒を備えたカメラは、高画質に撮影することができるようになる。
しかも、移動鏡筒と遮光本体部の内側環状部との間の摩擦力は植毛部の場合よりも小さくなるため、移動鏡筒をスムーズに移動させることができる。したがって、モータが移動鏡筒を移動させる場合には、モータには過負荷が生じず、長寿命化を図ることができる。
本発明に係るレンズ鏡筒の一実施形態を図1および図2を参照しながら説明する。このレンズ鏡筒は、銀塩撮影用または電子撮影用のカメラ(図示せず)に固定される筒状の固定鏡筒17内に、レンズ(図示せず)を内蔵した筒状の移動鏡筒18が光軸方向に移動可能に挿入され、固定鏡筒17と移動鏡筒18との間に遮光部材19が介在している。
固定鏡筒17の基端部の端面に近接して、銀塩フィルムまたはCCDなどの撮像面(図示せず)が配置されている。CCDが配置される場合は、固定鏡筒17は、基端部側が角筒状とされ、先端部側が円筒状とされている。そして、固定鏡筒17は、円筒状の先端部側の内周面に雌ネジ20が形成されている。
ただし、固定鏡筒17の先端側端縁付近には、雌ネジ20が形成されず、環状溝21が形成されている。環状溝21は、基端側面22と奥側面23と先端側面24とからなる断面コ字形に形成されている。
一方、移動鏡筒18は、円筒状に形成され、基端部側の外周面26に前記雌ネジ20と噛み合う雄ネジ25が形成され、先端側の外周面26は滑らかに形成され、固定鏡筒17の外周面26との間に隙間が生じている。
そして、固定鏡筒17と移動鏡筒18との間に介在している遮光部材19が固定鏡筒17の環状溝21内に配置される。遮光部材19は、断面形状が図示上向きコ字形の遮光本体部27と環状の補強リング28とが両面接着テープまたは接着剤によって貼着されたものである。遮光本体部27としては例えば、摩擦係数が小さく、耐久性に優れているポリエチレン・テレフタレート樹脂などの樹脂が使用される。ただし、遮光本体部27は遮光性を確保するため、黒色系に着色されている。また、補強リング28は、剛性が高く遮光性のある材料が適しているが、遮光本体部27と同素材としてもよい
そして、遮光本体部27は、外側面が補強リング28に貼着される環状盤29と、前記環状溝21の奥側面23を押圧する外側環状部30と、移動鏡筒18の外周面26を押圧する内側環状部31とを一体成形したものである。すなわち、環状盤29の外周縁に外側環状部30が固定鏡筒17の先端側に向けて突出し、環状盤29の内周縁に内側環状部31が移動鏡筒18の先端側に向けて突出している。この環状盤29と外側環状部30と内側環状部31とは同じ厚さに形成されている。
そして、遮光本体部27は、図2の点線で示すように、外側環状部30の外側面と内側環状部31の外側面との間隔が、環状溝21の奥側面23と移動鏡筒18の外周面26との間隔よりもわずかに長くなるような幅に形成されている。遮光本体部27は、このような寸法とされることにより、環状溝21内に配置されたときに、環状盤29が圧縮され、外側環状部30が環状溝21の奥側面23を押圧し、内側環状部31が移動鏡筒18の外周面26を押圧し、それぞれが密着される。
そして、外側環状部30の高さと補強リング28の厚さとを加算した長さ(以下、「遮光部材19の厚さ」という。)は、環状溝21の奥側面23の幅よりも短く、遮光部材19が環状溝21内でわずかに移動することができるようにされている。また、外側環状部30と内側環状部31とは図示したように同じ長さとしてもよいし、内側環状部31を外側環状部30よりも長くして、内側環状部31が環状溝21の奥側面23の長さ以上に移動鏡筒18の外周面26を押圧するようにしてもよい。
いずれにしても、遮光本体部27の外側環状部30が環状溝21の奥側面23と密着し、内側環状部31が移動鏡筒18の外周面26と密着することにより、外光が固定鏡筒17と移動鏡筒18との隙間から内部に進入することがない。
そして、ピントを合わせるため、移動鏡筒18が移動すると、遮光本体部27には剪断力が加えられる。しかし、遮光部材19の厚さが環状溝21の奥側面23の幅よりも短く、遮光部材19が環状溝21内でわずかに移動することにより、また、遮光本体部27には、補強リング28が貼着されていることから、遮光本体部27と補強リング28とがスライドする方向の力に変換されることにより、剪断力が弱められる。
さらに、遮光本体部27はポリエチレン・テレフタレート樹脂などで形成され、摩擦係数が小さいことから、移動鏡筒18は遮光本体部27との間で摩擦力が生じることなく、スムーズに移動する。したがって、移動鏡筒18が移動することによって、遮光本体部27は破損することなく、外側環状部30が環状溝21の奥側面23と密着し、内側環状部31が移動鏡筒18の外周面26と密着した状態を維持する。
なお、本発明は、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することができる。例えば、固定鏡筒17と移動鏡筒18とに雌ネジ20と雄ネジ25とを形成しないレンズ鏡筒であっても実施することができる。
本発明に係るレンズ鏡筒は、移動鏡筒と固定鏡筒との間に介在する遮光部材によって確実に遮光することができるだけでなく、移動鏡筒が固定鏡筒内でスムーズに移動するようにすることができるため、特に、モータによって移動鏡筒を移動させるようにしたカメラに有用である。
本発明に係るレンズ鏡筒の一実施形態を示す一部断面斜視図 同じく、端面断面図 従来のレンズ鏡筒を備えたカメラの断面図 同じく、要部断面図
符号の説明
17 固定鏡筒
18 移動鏡筒
19 遮光部材
21 環状溝
23 奥側面
26 外周面
27 遮光本体部
28 補強リング
29 環状盤
30 外側環状部
31 内側環状部

Claims (2)

  1. 筒状の固定鏡筒内に筒状の移動鏡筒が移動可能に挿入され、外光が内部に侵入しないようにする遮光部材が前記固定鏡筒と移動鏡筒との間に介在しているレンズ鏡筒であって、
    前記固定鏡筒の先端側の内周面に環状溝が形成され、該環状溝内に遮光本体部と補強リングとを貼着した遮光部材が配置され、該遮光本体部は、該環状溝内に配置される環状盤と、環状溝の奥側面を押圧する外側環状部と、移動鏡筒の外周面を押圧する内側環状部とを一体形成したものであることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記遮光本体部は、ポリエチレン・テレフタレート樹脂によって成形されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009020466A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 真空チャンバ装置、静電潜像形成装置、静電潜像測定装置、及び画像形成装置

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