JP2005292077A - X線顕微鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線を透過しない試料でも、煩雑な前処理を要することなく、その内部構造を非破壊式で観察できるようにする。
【解決手段】タングステン等のフィラメント4より放出された熱電子7を収束レンズ8,対物レンズ9などの電磁レンズで収束し、タングステン等からなるターゲット10に照射して発生するX線(蛍光X線)を試料保持部21に搭載された試料で反射させ、入射光として画像信号発生装置31に入射させることで、微小領域を拡大して観察できるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】タングステン等のフィラメント4より放出された熱電子7を収束レンズ8,対物レンズ9などの電磁レンズで収束し、タングステン等からなるターゲット10に照射して発生するX線(蛍光X線)を試料保持部21に搭載された試料で反射させ、入射光として画像信号発生装置31に入射させることで、微小領域を拡大して観察できるようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、各種半導体デバイスやモールド品などにおいて、その内部構造、異物や欠陥の有無などを非破壊で把握するための観察装置として好適なX線顕微鏡装置に関する。
各種の半導体デバイスは通常、シリコンなどの基板上に形成されていて、多層の絶縁膜や樹脂材料で被覆されるなど様々な形態を呈している。これらのデバイスで、内部に異物や空洞(ボイド)などがあると、デバイスの諸特性に大きな影響を及ぼすため、その有無を調べることが重要となる。X線顕微鏡は電子顕微鏡のように、観察しようとする試料を真空中に置く必要が無く、観察準備に手間をかけずに(たとえば導電性確保のためのスパッタコーティングが不要など)、非破壊で観察できるという利点を有しており、例えば特許文献1に示すものがある。
特許文献1に示すものは、試料にX線を照射し、試料の影に対応する二次電子を画像信号に変換するものであり、大気中で観察できるものの、照射系と検出系は真空排気が必要である。そこで、最近は、試料を透過したX線を直接検出するタイプのX線顕微鏡が普及してきている。
図3にこのようなタイプとして特許文献2の例を示す。図示のように、大きく分けてX線発生装置1、試料保持部2および画像信号発生装置3から構成される。
図3にこのようなタイプとして特許文献2の例を示す。図示のように、大きく分けてX線発生装置1、試料保持部2および画像信号発生装置3から構成される。
上記X線発生装置1の内部は真空排気されており、フィラメント4,グリッド5,アノード6,収束レンズ8,対物レンズ9およびターゲット10などから構成され、タングステン(W)やLaB6(ホウ化ランタン)などからなるフィラメント4よりグリッド5,アノード6を介して放出される(熱)電子線7を、電磁レンズからなる収束レンズ8,対物レンズ9により収束し、Wなどからなるターゲット10に照射してX線を発生させる。
試料保持部2はX線を透過させるプラスチック材料などで構成された基板を有し、その上に設置される観測対象試料をX線により照射する。
また、画像信号発生装置3は例えばCCDからなり、試料を透過した透過X線11を画像化し、図示されないモニタ上に表示する。分解能としては、モニタ上で3000倍程度の観察が可能である。
また、画像信号発生装置3は例えばCCDからなり、試料を透過した透過X線11を画像化し、図示されないモニタ上に表示する。分解能としては、モニタ上で3000倍程度の観察が可能である。
図3のような方法は、各種半導体デバイスやモールド品などにおいて、その内部構造、異物や欠陥の有無などを非破壊で観察するのに大きな威力を発揮する。しかしながら、本装置では観測対象となる試料をX線が透過することが前提となっている。換言すれば、X線が透過しない試料は観察できない(無力である)、という致命的な問題がある。例えば、厚い金属基板上に形成された試料などは、そのまま観察することは不可能であり、透過しない部分を研磨するなどの極めて困難な前処理加工を施さない限りは観測不能である。
したがって、この発明の課題は、X線を透過しない試料でも、煩雑な前処理加工を施さずに観察できるようにすることにある。なお、試料としてはX線を全反射するものだけでなく、部分的に反射するものも含めることとする。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、試料に対してX線を照射するX線発生装置と、前記X線にて照射される試料を保持し試料を介して得られるX線の反射光を任意の方向に向けることができる可変機構を備えた試料保持部と、前記X線の反射光を任意の方向から受光可能にする可変機構を備えた画像信号発生装置とを有し、この画像信号発生装置により前記試料の内部構造の観察を可能にしたことを特徴とする。
この請求項1の発明においては、前記試料保持部におけるX線の反射方向と前記画像信号発生装置におけるX線の受光方向とを連続的に変化させて複数の画像を得、その複数の画像を再構築して観察試料の三次元立体像を取得可能にすることができる(請求項2の発明)。
この請求項1の発明においては、前記試料保持部におけるX線の反射方向と前記画像信号発生装置におけるX線の受光方向とを連続的に変化させて複数の画像を得、その複数の画像を再構築して観察試料の三次元立体像を取得可能にすることができる(請求項2の発明)。
この発明によれば、X線の照射方向可変機構とX線の検出方向可変機構とを設け、画像信号発生装置に試料からのX線(蛍光X線)の反射像を結像させるようにしたので、X線を完全には透過しないような厚い金属基板上に置かれた試料などについても、試料の内部構造を非破壊で容易に観察することができる。
特に、請求項2の発明のように、X線の照射方向(角度)とX線の検出方向(角度)とを連続的に変化させて画像を複数取り込み、これらを再構築することで観察対象物の三次元立体画像を得ることが可能となる。
特に、請求項2の発明のように、X線の照射方向(角度)とX線の検出方向(角度)とを連続的に変化させて画像を複数取り込み、これらを再構築することで観察対象物の三次元立体画像を得ることが可能となる。
図1はこの発明の第1の実施の形態を示す構成図である。
従来例と同じ部分の説明は省略し、主として相違点について説明する。
図からも明らかなように、X線発生装置1、試料保持部21および画像信号発生装置31から構成され、X線発生装置1の構成は全く同じである。試料保持部21はX線の照射方向可変機構(傾斜機構)を有し、画像信号発生装置31はX線の検出方向可変機構(回動機構)を有している。
従来例と同じ部分の説明は省略し、主として相違点について説明する。
図からも明らかなように、X線発生装置1、試料保持部21および画像信号発生装置31から構成され、X線発生装置1の構成は全く同じである。試料保持部21はX線の照射方向可変機構(傾斜機構)を有し、画像信号発生装置31はX線の検出方向可変機構(回動機構)を有している。
図1の例では、試料保持部21を45°傾斜させて得たX線(蛍光X線)を、X線の照射方向に対して垂直(直角)方向となるように配置した画像信号発生装置31で観察する場合を示している。これは、図3のようにターゲット10を経た透過光を、画像信号発生装置により直接観察するのではなく、試料保持部21の試料にて反射させたX線反射光11を画像信号発生装置31により観察するもので、これにより特定微小領域(ミクロンオーダ)を拡大して観察することができる。なお、X線(蛍光X線)により形成される影により、画像むらが発生する場合があるが、これはコンピュータの画像処理により補正可能である。
図2に図1の変形例を示す。
同図は、試料保持部21と画像信号発生装置31が様々な位置関係になるよう、可変(傾斜,回転)できる場合の例を示す。こうすれば、X線の照射方向(角度)とX線の検出方向(角度)とを連続的に変化させて複数の画像を取り込み、これらの画像を再構築することで観察対象物の三次元立体像を得ることが可能となる。なお、位置の異なる複数の画像から三次元的な像を得る方法は周知であるが、例えば特公平02−16500号公報に示すものがある。
同図は、試料保持部21と画像信号発生装置31が様々な位置関係になるよう、可変(傾斜,回転)できる場合の例を示す。こうすれば、X線の照射方向(角度)とX線の検出方向(角度)とを連続的に変化させて複数の画像を取り込み、これらの画像を再構築することで観察対象物の三次元立体像を得ることが可能となる。なお、位置の異なる複数の画像から三次元的な像を得る方法は周知であるが、例えば特公平02−16500号公報に示すものがある。
1…X線発生装置、2,21…試料保持部、3,31…画像信号発生装置、4…フィラメント、5…グリッド、6…アノード、7…電子線、8…収束レンズ、9…対物レンズ、10…ターゲット、11…X線(蛍光X線)。
Claims (2)
- 試料に対してX線を照射するX線発生装置と、前記X線にて照射される試料を保持し試料を介して得られるX線の反射光を任意の方向に向けることができる可変機構を備えた試料保持部と、前記X線の反射光を任意の方向から受光可能にする可変機構を備えた画像信号発生装置とを有し、この画像信号発生装置により前記試料の内部構造の観察を可能にしたことを特徴とするX線顕微鏡装置。
- 前記試料保持部におけるX線の反射方向と前記画像信号発生装置におけるX線の受光方向とを連続的に変化させて複数の画像を得、その複数の画像を再構築して観察試料の三次元立体像を取得可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のX線顕微鏡装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004111065A JP2005292077A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | X線顕微鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004111065A JP2005292077A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | X線顕微鏡装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005292077A true JP2005292077A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35325153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004111065A Pending JP2005292077A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | X線顕微鏡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005292077A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023145237A1 (ja) * | 2022-01-31 | 2023-08-03 | キヤノンアネルバ株式会社 | 検査装置および検査方法 |
-
2004
- 2004-04-05 JP JP2004111065A patent/JP2005292077A/ja active Pending
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