JP2005291897A - 鏡面冷却式センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図る。組立時の作業性をよくする。
【解決手段】熱電冷却素子2の冷却面2−1に鏡11を取り付ける。鏡11の鏡面11−1に対して斜めに光が照射されるように投受光同軸の光ファイバ18を設ける。熱電冷却素子2の加熱面2−2にヒートパイプ13の一端13−1を取り付ける。ヒートパイプ13の一端13−1から他端13−2へ向かう熱の伝導路が光ファイバ18の光軸に沿ってほゞ平行となるようにヒートパイプ13の形状を定める。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一方の面が低温側、他方の面が高温側とされる熱電冷却素子を用いて冷却される鏡の鏡面上に生じる結露や結霜を検出する鏡面冷却式センサに関するものである。
従来より、湿度測定法として、被測定気体の温度を低下させ、その被測定気体に含まれる水蒸気の一部を結露させたときの温度を測定することにより露点を検出する露点検出法が知られている。例えば、非特許文献1には、寒剤、冷凍機、電子冷却器などを用いて鏡を冷却し、この冷却した鏡の鏡面上の反射光の強度の変化を検出し、この時の鏡面の温度を測定することによって、被測定気体中の水分の露点を検出する鏡面冷却式露点計について説明されている。
この鏡面冷却式露点計には、利用する反射光の種類によって、2つのタイプがある。1つは、正反射光を利用する正反射光検出方式(例えば、特許文献1参照)、もう1つは、散乱光を利用する散乱光検出方式(例えば、特許文献2参照)である。
〔正反射光検出方式〕
図14に正反射光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の要部を示す。この鏡面冷却式センサ101は、熱電冷却素子(ペルチェ素子)1を備えている。熱電冷却素子1の冷却面1−1には鏡2が取り付けられており、熱電冷却素子1の加熱面1−2には放熱部材3が取り付けられている。鏡2の上面(鏡面)2−1には温度検出素子4が取り付けられている。また、鏡2の上方には、この鏡2の鏡面2−1に対して斜めに光を照射する発光素子5と、この発光素子5から鏡面2−1に対して照射された光の正反射光を受光する受光素子6とが設けられている。
この鏡面冷却式センサ101において、鏡面2−1は、被測定気体に晒される。鏡面2−1に結露が生じていなければ、発光素子5から照射された光はそのほゞ全量が正反射し、受光素子6で受光される。したがって、鏡面2−1に結露が生じていない場合、受光素子6で受光される反射光の強度は大きい。
熱電冷却素子1への電流を増大し、熱電冷却素子1の冷却面1−1の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡面2−1に結露し、その水の分子に発光素子5から照射した光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、受光素子6で受光される反射光(正反射光)の強度が減少する。この鏡面2−1における正反射光の変化を検出することにより、鏡面2−1上の状態の変化、すなわち鏡面2−1上に水分(水滴)が付着したことを知ることができる。さらに、この時の鏡面2−1の温度を温度検出素子4で測定することにより、被測定気体中の水分の露点を知ることができる。
〔散乱光検出方式〕
図15に散乱光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計のセンサ部(鏡面冷却式センサ)の要部を示す。この鏡面冷却式センサ102は、正反射光検出方式を採用した鏡面冷却式センサ101とほゞ同構成であるが、受光素子6の取り付け位置が異なっている。この鏡面冷却式センサ102において、受光素子6は、発光素子5から鏡面2−1に対して照射された光の正反射光を受光する位置ではなく、散乱光を受光する位置に設けられている。
この鏡面冷却式センサ102において、鏡面2−1は、被測定気体に晒される。鏡面2−1に結露が生じていなければ、発光素子5から照射された光はそのほゞ全量が正反射し、受光素子6での受光量は極微量である。したがって、鏡面2−1に結露が生じていない場合、受光素子6で受光される反射光の強度は小さい。
熱電冷却素子1への電流を増大し、熱電冷却素子1の冷却面1−1の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡面2−1に結露し、その水の分子に発光素子5から照射した光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、受光素子6で受光される乱反射された光(散乱光)の強度が増大する。この鏡面2−1における散乱光の変化を検出することにより、鏡面2−1上の状態の変化、すなわち鏡面2−1上に水分(水滴)が付着したことを知ることができる。さらに、この時の鏡面2−1の温度を温度検出素子4で測定することにより、被測定気体中の水分の露点を知ることができる。
なお、上述した露点計においては、鏡面2−1に生じる結露(水分)を検出する例で説明したが、同様の構成によって鏡面2−1に生じる結霜(水分)を検出することも可能である。
特開昭61−75235号公報 特公平7−104304号公報 工業計測ハンドブック、昭和51.9.30、朝倉書店、P297。
しかしながら、上述した従来の鏡面冷却式センサ101や102によると、発光素子5と受光素子6とを所定の位置関係を保つように傾斜角を変えて別々に設置しているため、大型化が避けられず、小型化を促進することができなかった。また、発光素子7と受光素子8とを離して別角度で配置しているため、組立時の発光素子7と受光素子8との位置決めが難しく、作業性が悪かった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、小型化を促進することができ、かつ組立時の作業性をよくすることができる鏡面冷却式センサを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、鏡面が被測定気体に晒される鏡と、鏡の鏡面とは反対側の面に低温側の面が取り付けられた熱電冷却素子と、鏡の鏡面に対して斜めに光を照射する発光手段と、この発光手段の光軸とその光軸がほゞ平行とされ、また隣接してほゞ同一の傾斜角とされ、発光手段から鏡面に対して照射された光の散乱光を受光する受光手段と、熱電冷却素子の高温側の面にその一端が取り付けられその他端が熱電冷却素子から離された熱伝導体とを設け、熱伝導体の一端から他端へ向かう熱の伝導路を発光手段および受光手段の光軸に沿ってほゞ平行としたものである。
この発明によれば、発光手段から鏡の鏡面に対して斜めに光が照射され、この照射された光の鏡面からの散乱光が発光手段からの照射光とほゞ同一の位置で受光される。この際、鏡は熱電冷却素子の低温側の面によって冷却され、熱電冷却素子の高温側の面からの熱は熱伝導体(ヒートパイプ)の一端から他端へと向かう。この熱伝導体の一端から他端へ向かう熱の伝導路は発光手段おび受光手段の光軸に沿ってほゞ平行とされているので、発光手段および受光手段の光軸とヒートパイプの熱の伝導路とが同方向となり、発光手段および受光手段の光軸とヒートパイプ熱の伝導路との対向間隔(光軸と垂直な方向の幅)が狭まる。
なお、本発明において、受光手段の光軸を発光手段の光軸とほゞ平行にかつほゞ同一の傾斜角で隣接するという構成には、発光素子と受光素子とを並置する構成だけではなく、1つのパイプ(又はケーブル)中に発光側の光ファイバと受光側の光ファイバとを同軸に設ける構成なども含まれる。
本発明によれば、受光手段の光軸を発光手段の光軸とほゞ平行にかつほゞ同一の傾斜角で隣接するようにしたので、発光手段と受光手段の取り付け部を1箇所にまとめることができ、小型化を促進することができる。また、発光手段の光軸と受光手段の光軸とを隣接してほゞ同一の傾斜角でほゞ平行に配置するため、位置決めが容易になり、組立時の作業性がよくなる。
また、本発明によれば、熱電冷却素子の高温側の面に熱伝導体の一端を取り付け、この熱伝導体の一端から他端へ向かう熱の伝導路を発光手段および受光手段の光軸に沿ってほゞ平行としたので、発光手段および受光手段の光軸と熱伝導体の熱の伝導路との対向間隔(光軸と垂直な方向の幅)が狭まり、さらに小型化(薄型化)を促進することができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る鏡面冷却式センサの一実施の形態を用いた鏡面冷却式露点計の概略構成図である。この鏡面冷却式露点計201はセンサ部(鏡面冷却式センサ)201Aとコントロール部201Bとを有している。
鏡面冷却式センサ201Aにおいて、熱電冷却素子(ペルチェ素子)2の冷却面2−1には鏡11が取り付けられている。鏡11は、例えばシリコンチップとされ、その表面11−1が鏡面とされている。また、鏡11と熱電冷却素子2の冷却面2−1との間には、例えば白金による薄膜測温抵抗体(温度検出素子)12が形成されている。また、熱電冷却素子2の加熱面2−2にはヒートパイプ(熱伝導体)13の一端13−1が取り付けられ、ヒートパイプ13の他端13−2は熱電冷却素子2から離されている。なお、図1では省略しているが、鏡11と一体とされた熱電冷却素子2はヒートパイプ13の一端13−1に対して着脱可能に設けられている。
ヒートパイプ13は、密閉容器内に少量の液体(作動液)を真空封入したもので、内壁に毛細管構造を備えている。ヒートパイプ13の一部が加熱されると、加熱部で作動液が蒸発(蒸発潜熱の吸収)し、低温部に蒸気が移動し、この蒸気が低温部で凝縮(蒸発潜熱の放出)し、凝縮した液が毛細管現象で加熱部に環流するという一連の相変化が連続的に生じ、加熱部から低温部へと素早く熱が移動する。
この実施の形態において、ヒートパイプ13の一端13−1は30゜〜45゜の傾斜で立ち上げられ、この斜めに立ち上げられたヒートパイプ13の一端13−1の上面に熱電冷却素子2が取り付けられている。したがって、熱電冷却素子2の冷却面2−1に取り付けられた鏡1−1の鏡面11−1も30゜〜45゜の角度で傾けられている。
また、ヒートパイプ13の一端(加熱部)13−1と他端(低温部)13−2との間には、一端13−1側の直線部13−3に保持部材14が設けられている。保持部材14は、ヒートパイプ13の熱伝導方向に垂直な方向(図1の上下方向)に分割可能な第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とによって構成され(図2(図1におけるII−II線断面図)参照)、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2との間にヒートパイプ13が挟まれている。また、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とはネジ15によって結合されており、これによってヒートパイプ13が第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2との間にその位置(前後方向、回転方向)を調整可能に固定されている。
ヒートパイプ13の他端13−2にはヒートシンク16が取り付けられている。ヒートシンク16は、図3に図1におけるIII −III 線断面図を示すように、その軸心より放射状に延びた複数のフィン16aを有している。なお、ヒートパイプ13の他端13−2は、直線部13−3をそのまま延長させたものではなく、直線部13−3の途中を一端13−1の立ち上げ方向にほゞ直角に曲げた後、直線部13−3とほゞ平行に延長させたものであり、ヒートシンク16の軸を貫通させている。
保持部材14は、上述したように第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とによって構成されており、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2との間にヒートパイプ13が位置している。この実施の形態において、第2の保持部材14−2には、熱電冷却素子2へのリード線17と投受光同軸の光ファイバ18が貫通して設けられ、光ファイバ18の先端面18aが鏡面11−1に向けられている。この結果、光ファイバ18からの光の照射方向(発光側の光軸)と光の受光方向(受光側の光軸)とが平行とされ、また隣接して同一の傾斜角とされる。
熱電冷却素子2へのリード線17は、熱電冷却素子2への電流供給用のリード線と、温度検出素子12からの信号導出用のリード線とからなり、保持部材14−2に形成された貫通孔14−2aを通されている。光ファイバ18は、その光軸がヒートパイプ13の直線部13−3とほゞ平行とされている。すなわち、この実施の形態において、ヒートパイプ13の一端13−1から他端13−2へ向かう熱の伝導路は、光ファイバ18の光軸に沿ってほゞ平行とされている。換言すると、ヒートパイプ13は、その一端13−1から他端13−2へ向かう熱の伝導路が光ファイバ18の光軸に沿ってほゞ平行となるようにその形状が定められている。
また、光ファイバ18は、その光軸方向への位置を調整可能に保持部材14−2に取り付けられている。この例では、光ファイバ18の根元部の周面に位置調整用のネジ部(雄ねじ部)18bが形成されており、このネジ部18bを保持部材14−2の貫通孔14−2bの入口に形成されたネジ部(雌ねじ部)14−2cに螺合することにより、光ファイバ18の先端面18aの鏡面11−1に対する位置(光軸方向の位置)を微調整することができるようにしている。
この鏡面冷却式センサ201Aにおいて、保持部材14を挾んで対向する熱電冷却素子2側を検知部19、ヒートシンク16側を放熱部20とした場合、検知部19には有底円筒状のミラーカバー21が取り付けられており、放熱部20には有底円筒状のヒートーシンクカバー22が取り付けられている。
ミラーカバー21は、熱伝導が良い材質とされ、その周囲に通気孔21aが複数開設されている(図4参照)。また、ミラーカバー21の検知部19への取り付けは、ミラーカバー21の内壁面下端に形成されたネジ部21bを保持部材14の一方の端側の周縁に形成されたネジ部14aに螺合することにより行われている。
なお、ミラーカバー21が熱伝導が良い材質とされている理由は次のことによる。すなわち、検知部19は被測定気体内に入れられるので、被測定気体が低温低湿から高温高湿に変化したときに、ミラーカバー21が熱伝導が悪いとそのカバーに結露してしまい、正確な水分量の計測ができなくなってしまう。また、被測定気体が高湿の場合の測定時にはミラーカバーが結露しないように全体をヒーティングする必要があるが、その場合にも均一に温めるために熱伝導が良い材質であることが望まれる。
ヒートシンクカバー22は、保持部材14とヒートシンク16との間の空間に対向する外周面22−1の周壁に通気孔22aが複数開設されている。また、ヒートシンクカバー2の底面(端面)22−2にも通気孔22bが複数開設されている。ヒートシンクカバー22の底面22−2は、円弧状の曲面とされ、外方に突出している。また、ヒートシンクカバー22の放熱部20への取り付けは、ヒートシンクカバー22の内壁面下端に形成されたネジ部22cを保持部材14の他方の端側の周縁に形成されたネジ部14bに螺合することにより行われている。
この鏡面冷却式センサ201Aにおいて、ヒートシンクカバー22内には、そのヒートシンクカバー22の底面22−2とヒートシンク16との間に空スペース23が生じる。本実施の形態では、この空きスペース23にファン24を設けている。ヒートシンクカバー22の機能は、ヒートパイプ13やヒートシンク16などを保護することと、ファン24による風をまんべんなくヒートシンク16に通すことであり、したがってヒートシンクカバー22の材質は熱伝導が良い材質でなくてもよい。
本実施の形態において、ヒートシンクカバー22はヒートシンク16に接触してはおらず、ヒートシンクカバー22とヒートシンク16との間に僅かな隙間が設けられている。また、ヒートシンクカバー22を放熱部20に取り付けた状態において、ヒートシンク16の軸心とファン24の回転中心とは一致した状態にある。
また、本実施の形態において、保持部材14の中央部14cには、その外周にネジ部14dとフランジ部14eが形成されている。ネジ部14dとフランジ部14eとは、ミラーカバー21とヒートシンクカバー22との突き合わせ部(検知部19と放熱部20との境界部)に位置し、外面に露出している。ネジ部14dはミラーカバー21やヒートシンクカバー22の外周面とほゞ同位置にあり、フランジ部14eはミラーカバー21やヒートシンクカバー22の外周面よりもその鍔面が突出している。
なお、本実施の形態において、光ファイバ18としては図5に示すような種々の光ファイバを使用することができる。図5(a)では、光ファイバ18中に、発光側の光ファイバ18−1と受光側の光ファイバ18−2とを同軸に設けている。図5(b)では、光ファイバ18中に、発光側(あるいは受光側)の光ファイバ18−1と受光側(あるいは発光側)の光ファイバ18−21〜18−24を同軸に設けている。図5(c)では、光ファイバ18中の左半分を発光側の光ファイバ18A、右半分を受光側の光ファイバ18Bとしている。図5(d)では、光ファイバ18中に、発光側の光ファイバ18Cと受光側の光ファイバ18Dとを混在させている。図5(e)では、光ファイバ18中の中心部を発光側(あるいは受光側)の光ファイバ18E、光ファイバ18Eの周囲を受光側(あるいは発光側)の光ファイバ18Fとしている。
コントロール部201Bには、露点温度表示部25と、結露検知部26と、ペルチェ出力制御部27と、信号変換部28とが設けられている。露点温度表示部25には温度検出素子12が検出する鏡11の温度が表示される。結露検知部26は、光ファイバ18の先端部より鏡11の鏡面11−1に対して所定の周期でパルス光を照射させるとともに、光ファイバ18を介して受光される反射パルス光(散乱光)の上限値と下限値との差を反射パルス光の強度として求め、反射パルス光の強度に応じた信号S1をペルチェ出力制御部27へ送る。ペルチェ出力制御部27は、結露検知部26からの信号S1を受けて、反射パルス光の強度と予め定められている閾値とを比較し、反射パルス光の強度が閾値に達していない場合には、熱電冷却素子2への電流を信号S1の値に応じて増大させる制御信号S2を、反射パルス光の強度が閾値を超えている場合には、熱電冷却素子2への電流を信号S1の値に応じて減少させる制御信号S2を信号変換部28へ出力する。信号変換部28は、ペルチェ出力制御部27からの制御信号S2で指示される電流S3を熱電冷却素子2へ供給する。
この鏡面冷却式露点計201において、例えばダクト内を流れる被測定気体中の水分の露点を検出する場合、鏡面冷却式センサ201Aは図6に示すような形でダクト300に取り付けられる。すなわち、ダクト300の外から、このダクト300の側面に開設された取り付け孔301に検知部19を挿入する。そして、保持部材14の中央部14cに形成されたネジ部14dをダクト300の取り付け孔301に形成されたネジ部301aに螺合し、フランジ部14eの鍔がダクト300の側面に当たるまで締め付ける。
これにより、鏡面冷却式センサ201Aをダクト300に取り付けた状態において、検知部19がダクト300内に位置し、放熱部20がダクト300の外に位置する。また、ミラーカバー21の通気孔21aを介して検知部19の内部にダクト300を流れる被測定気体が入り込み、鏡11の鏡面11−1が被測定気体に晒される。また、この被測定気体に晒される状態において、検知部19の熱電冷却素子2や鏡11は、ミラーカバー21によって保護される。
この鏡面冷却式センサ201Aのダクト300への取り付け状態において、結露検知部26は、光ファイバ18の先端部より、鏡11の鏡面11−1に対して所定の周期でパルス光を照射させる(図7(a)参照)。鏡面11−1は被測定気体に晒されており、鏡面11−1に結露が生じていなければ、光ファイバ18の先端部から照射されたパルス光はそのほゞ全量が正反射し、光ファイバ18を介して受光される鏡面11−1からの反射パルス光(散乱光)の量は極微量である。したがって、鏡面11−1に結露が生じていない場合、光ファイバ18を介して受光される反射パルス光の強度は小さい。
結露検知部26では、光ファイバ18を介して受光される反射パルス光の上限値と下限値との差を反射パルス光の強度として求め、反射パルス光の強度に応じた信号S1をペルチェ出力制御部27へ送る。この場合、反射パルス光の強度はほゞ零であり、閾値に達していないので、ペルチェ出力制御部27は、熱電冷却素子2への電流を増大させる制御信号S2を信号変換部28へ送る。これにより、信号変換部28からの熱電冷却素子2への電流S3が増大し、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度が下げられて行く。
熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度、すなわち鏡11の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡11の鏡面11−1に結露し、その水の分子に光ファイバ18の先端部から照射されたパルス光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、光ファイバ18を介して受光される鏡面11−1からの反射パルス光(散乱光)の強度が増大する。
結露検知部26は、受光される反射パルス光の1パルス毎に、その1パルスの上限値と下限値との差を求め、これを反射パルス光の強度とする。すなわち、図7(b)に示すように、反射パルス光の1パルスの上限値Lmaxと下限値Lminとの差ΔLを求め、このΔLを反射パルス光の強度とする。この結露検知部26での処理により、反射パルス光に含まれる外乱光ΔXが除去され、外乱光による誤動作が防止される。この結露検知部26でのパルス光を用いた外乱光による誤動作防止の処理方式をパルス変調方式と呼ぶ。この処理によって、この鏡面冷却式露点計201では、鏡面冷却式センサ201Aから光の遮光を目的とするチャンバをなくすことができている。
ここで、光ファイバ18を介して受光される反射パルス光の強度が閾値を超えると、ペルチェ出力制御部27は、熱電冷却素子2への電流を減少させる制御信号S2を信号変換部28へ送る。これにより、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度の低下が抑えられ、結露の発生が抑制される。この結露の抑制により、光ファイバ18を介して受光される反射パルス光の強度が小さくなり、閾値を下回ると、ペルチェ出力制御部27から熱電冷却素子2への電流を増大させる制御信号S2が信号変換部28へ送られる。この動作の繰り返しによって、光ファイバ18を介して受光される反射パルス光の強度が閾値とほゞ等しくなるように、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度が調整される。この調整された温度、すなわち鏡面11−1に生じた結露が平衡状態に達した温度(露点温度)が、露点温度として露点温度表示部25に表示される。
なお、この実施の形態では、鏡面11−1に生じる結露(水分)を検出するものとしたが、同様の構成によって鏡面11−1に生じる結霜(水分)を検出することも可能である。
この露点の検出動作において、鏡面冷却式センサ201Aでは、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度が下げられると、加熱面2−2の温度が上がり、ヒートパイプ13の一端13−1が加熱される。ヒートパイプ13の一端13−1が加熱されると、この加熱された一端13−1で作動液が蒸発し、低温側の他端13−2に蒸気が移動し、この蒸気が他端13−2で凝縮し、凝縮した液が毛細管現象で一端13−1に環流するという一連の相変化が連続的に生じ、ヒートパイプ13の一端13−1から他端13−2へ素早く熱が移動する。この他端13−2に移動してきた熱はヒートシンク16を通して放熱される。
ここで、ヒートシンクカバー22には、保持部材14とヒートシンク16との間の空間に対向する外周面22−1の周壁に通気孔22aが、また底面22−2に通気孔22bが複数開設されており、ヒートシンクカバー22の底面22−2とヒートシンク16との間の空スペース23においてファン24が回転するので、このファン24の回転によって、外周面22−1の通気孔22aから外の冷たい空気がヒートシンクカバー22内に引き込まれ、この空気がヒートシンク16のフィン16a間の空間を通り、底面22−2の通気孔22bから強制的に排出される。これにより、ヒートシンクカバー22内のヒートシンク16が強制冷却され、放熱効率が向上し、冷却性能がより高められる。また、ファン24による風をまんべんなくヒートシンク16に通し、鏡11を急速に冷却することができるので、露点温度の測定時間を短縮することができる。
なお、この実施の形態では、ヒートシンクカバー22とヒートシンク16との間に僅かな隙間が設けられているので、ヒートシンクカバー22に外から熱が加わったような場合、ヒートシンク16からの放熱を妨げないようにすることが可能である。本実施の形態では、考え得る環境としてヒートシンクカバー22に外から熱が加わるような場合を想定しているが、ヒートシンクカバー22が逆に冷却されるような環境の場合には、ヒートシンクカバー22とヒートシンク16とは接触していた方がよいと考えられる。
また、この実施の形態では、ヒートシンクカバー22の外周面22−1のヒートシンク16と対向する位置には通気孔を設けていない。これは、ヒートシンク16と対向する位置に通気孔を設けると、そこで空気が吸い込まれてしまい、ヒートシンク16の保持部材14側まで通風が流通しなくなり、冷却効率が悪化する虞れがあるためである。
また、この実施の形態において、ヒートパイプ13の直線部13−3の途中をほゞ直角に曲げた後、直線部13−3とほゞ平行に延長させて他端13−2とし、この他端13−2をヒートシンク16の軸心に貫通させているのは、ヒートパイプ13の他端13−2の位置とヒートシンク16の軸心とを一致させることにより、ヒートパイプ13の他端13−2からの熱をヒートシンク16の軸心を中心として全方向に偏りなく逃がすためである。また、ファン24の回転中心が無風地帯となるので、この無風地帯にヒートパイプ13の他端13−2およびヒートシンク16の軸心を位置させて、ヒートシンク16から効率よく熱を逃がすためである。
なお、この実施の形態では、ヒートシンクカバー22の底面22−2とヒートシンク16との間の空スペース23にファン24を設けたが、スペース的に許されるのであれば保持部材14とヒートシンク16との間に設けてもよい。また、ファン24の回転方向を逆方向とし、ヒートシンクカバー22の底面22−2の通気孔22bから外の冷たい空気を引き込み、外周面22−1の通気孔22aから排出させるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、発光手段および受光手段として投受光同軸の光ファイバ18を使用しているので、発光側の光ファイバと受光側の光ファイバの取り付け部を1箇所にまとめ、小型化を図ることができている。また、発光側の光ファイバと受光側の光ファイバとが1つの光ファイバ18に収容されているので、発光側の光ファイバと受光側の光ファイバとの間での位置決めは必要なく、組立時の作業性がよくなる。
また、この実施の形態では、熱電冷却素子2の冷却面2−1と鏡11との接合面に温度検出素子12を設けているので、熱抵抗が少なく、精度よくかつ応答性よく鏡11の温度を測定することができる。これにより、露点温度の測定精度が高まり、応答性も向上する。なお、この温度検出素子12は薄膜の層として全面に設けられていなくてもよく、帯状のパターンなどとされていてもよい。
また、この実施の形態では、熱電冷却素子2の加熱面2−2にヒートパイプ13の一端13−1を取り付け、このヒートパイプ13の一端13−1から他端13−2へ向かう熱の伝導路を光ファイバ18の光軸に沿ってほゞ平行としているので、光ファイバ18の光軸とヒートパイプ13の熱の伝導路との対向間隔(光軸と垂直な方向の幅)が狭まり、さらなる小型化(薄型化)が図られている。また、リード線17や光ファイバ18を保持部材14−2に貫通して設けることによっても小型化が図られている。
また、この実施の形態において、鏡面冷却式センサ201Aは、ダクト300に取り付けた状態で、検知部19がダクト300内に位置し、放熱部20がダクト300の外に位置するので、放熱部20をより低温の雰囲気である測定環境外に出すようにして、放熱性能を高めることができる。
〔メンテナンス性〕
また、この実施の形態において、鏡面冷却式センサ201Aは、保持部材14に形成されたネジ部14dを介してダクト300に取り付けられるので、ダクト300への取り付け,取り外しが容易である。すなわち、ダクト300の一部を取り外して中へ入れるなどの手間が不要であり、簡単に鏡面冷却式センサ201Aを取り付けることができ、取り外すこともできる。
また、この実施の形態において、鏡面冷却式センサ201Aの保持部材14は、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とで構成され、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2との間にヒートパイプ13を位置させているので、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とのネジ15による結合を緩ませることによって、ヒートパイプ13の前後方向や回転方向の位置の調整が可能となる。
また、この実施の形態において、第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とを取り外し、熱電冷却素子2(鏡11と一体の熱電冷却素子2)をヒートパイプ13から取り外せば、ヒートシンク16が取り付けられたヒートパイプ13を単体で交換することが可能となる。また、熱電冷却素子2や光ファイバ18を保持部材14−2ごと交換することも可能となる。
また、この実施の形態において、光ファイバ18の先端面18aの鏡面11−1に対する位置は、光ファイバ18の根元部のネジ部18bを回すことによって調整することができる。すなわち、この実施の形態において、投受光同軸の光ファイバ18は保持部材14を貫通してその光軸方向への位置を調整可能に設けられており、光ファイバ18の根元部のネジ部18bを左右に回すことによって、熱電冷却素子2に取り付けられた鏡11の鏡面11−1と光ファイバ18の先端面18aとの位置を保持部材14の外側から微調整することができる。また、光ファイバ18の根元部のネジ部18bを回し、保持部材14から取り外すことによって、光ファイバ18の単体での交換も可能である。
この種の鏡面冷却式露点計では、設置場所の違いや求められる測定精度の違いに対応するため、鏡面冷却式センサの内部の部品の調整・交換(鏡と投光手段、受光手段、ヒートパイプの位置合わせの微調整や部品交換)が現場で必要とされる場合がある。本実施の形態の鏡面冷却式センサ201Aは、このような現場での調整・交換に対して上述したような方法で簡単に対応することができ、メンテナンス性に優れている。
なお、熱電冷却素子2へのリード線17や光ファイバ18は、第2の保持部材14−1側ではなく、第1の保持部材14−1側に貫通して設けてもよい。この場合、第1の保持部材14−1は形状を変え、リード線17や光ファイバ18を貫通して設けることができるように、第1の保持部材14−2よりも大きくすればよい。また、リード線17や光ファイバ18を第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とに分けて設けてもよい。
また、この実施の形態では、保持部材14にダクト300の取付部への係合部としてネジ部14dを設けるようにしたが、必ずしも保持部材14に設けなくてもよい。ダクト300の取付部への係合部は、保持部材14を挾んで対向する検知部19と放熱部20との境界部であればどこに設けてもよく、例えばミラーカバー21の外周面やヒートシンクカバー22の外周面にネジ部を設けるようにしてもよい。また、ダクト300の取付部との係合は、ネジによる係合に限られるものではなく、ワンタッチで着脱できるような係合としてもよい。
また、上述した実施の形態では、鏡面冷却式センサ201Aをダクト300に取り付ける例で説明したが、鏡面冷却式センサ201Aはその全体を測定雰囲気中に入れて使用されることもある。この場合、本実施の形態の鏡面冷却式センサ201Aには遮光を目的とするチャンバがなく、チャンバ内に被測定気体を引き込むための吸引ポンプや吸引用チューブ、排気用チューブ、流量計などを装着しなくてもよいので、測定雰囲気中への設置が容易である。また、鏡面冷却式センサ201Aには吸引ポンプや吸引用チューブ、排気用チューブ、流量計などの装着が伴わず、鏡面冷却式センサ201Aとコントロール部201Bとの2つの構成となるので、持ち運びが容易となる。
図8にコントロール部201Bをコントロールボックス29に収容した鏡面冷却式露点計201の構成を示す。コントロールボックス29において、収容されたコントロール部201Bへの電源は電池とされており、コントロールボックス29と鏡面冷却式センサ201Aを1組にして現場に赴き、鏡面冷却式センサ201Aを測定雰囲気中に設置することにより、すぐに測定を始めることができる。
なお、鏡面冷却式センサ201Aを測定雰囲気中に設置する場合、鏡面冷却式センサ201Aの置き方に注意しなければならない。例えば、図9に示すように、鏡面冷却式センサ201Aをヒートシンクカバー22の底面22−2を下にして水平面400に置くと、熱電冷却素子2が鉛直方向上側とされ、ヒートシンク16が鉛直方向下側とされる。この鏡面冷却式センサ201Aでは、ヒートシンク16が重いため、このような置かれ方をされる場合が多い。このような置かれ方をされると、熱は下から上へ昇ろうとするので、ヒートパイプ13中を移動する熱の移動効率が悪くなる。また、ヒートシンクカバー22の底面22−2の通気孔22−2bが塞がれ、ヒートシンクカバー22内の空気の流通が悪くなる。このため、熱電冷却素子2の冷却効率が低下し、冷却性能が落ちる。
これに対し、本実施の形態では、ヒートシンクカバー22の底面22−2の形状が円弧状とされているので、水平面400にヒートシンクカバー22の底面22−2を接して置かれたとき、鏡面冷却式センサ201Aの重心が不安定とされる。すなわち、水平面400にヒートシンクカバー22の底面22−2を接して置くと、鏡面冷却式センサ201Aがその姿勢を保つことができず、前後方向や左右方向に転ぶ。これにより、熱電冷却素子2が鉛直方向上側に、ヒートシンク16が鉛直方向下側にして置かれるということが自然となくなり、無意識のうちにヒートパイプ13中の熱の移動効率がよくなる方向に置かれるようになる。
〔ファン無し〕
図9にはヒートシンクカバー22の内部にファン24を設けた例を示したが、図10に示すようにヒートシンクカバー22の内部にファン24を設けないタイプの鏡面冷却式センサ201A’でも同様に、ヒートシンクカバー22の底面22−2の形状を円弧状とすることによって、無意識のうちにヒートパイプ13中の熱の移動効率がよくなる方向に置かれるようにすることができる。
この場合、図11に示すように、鏡面冷却式センサ201A’が例えば横にして水平面400に置かれると、ヒートシンクカバー22の外周面22−1に設けられた通気孔22dを介してヒートシンクカバー22内に冷たい空気が自然に引き込まれるとともに、ヒートシンクカバー22内の暖かい空気が自然に排出され、ヒートシンク16が自然冷却されるものとなる。
また、図12に示すように、鏡面冷却式センサ201A’が例えばヒートシンクカバー22の底面22−2を上にして水平面400に置かれると、外周面22−1の通気孔22a,22dから外の冷たい空気がヒートシンクカバー22内に引き込まれ、この空気がヒートシンク16のフィン16a間の空間を通り、底面22−2の通気孔22bから自然に排出され、ヒートシンク16が自然冷却されるものとなる。
〔ファン無し、ヒートシンクカバー無し〕
図10にはファン24を設けない例を示したが、図13に示すように、ファン24だけではなく、ヒートシンクカバー22も設けないようにしてもよい。この鏡面冷却式センサ201A”では、ヒートシンク16の底面(端面)16−1の形状を円弧状とすることによって、無意識のうちにヒートパイプ13中の熱の移動効率がよくなる方向に置かれるようにすることができる。
なお、上述した実施の形態では、ヒートシンクカバー22の底面22−2やヒートシンク16の底面16−1の形状を円弧状としたが、半球状、台形状、三角錐状、円錐状などとしてもよい。
また、上述した実施の形態では、保持部材14を第1の保持部材14−1と第2の保持部材14−2とで構成したが、保持部材14は必ずしも分割した構成としなくてもよい。
本発明に係る鏡面冷却式センサの一実施の形態を用いた鏡面冷却式露点計の概略構成図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1におけるIII −III 線断面図である。 この鏡面冷却式露点計に用いる鏡面冷却式センサ(センサ部)の斜視図である。 投受光同軸の光ファイバの構成例を示す図である。 本発明に係る鏡面冷却式センサのダクトへの取り付け状態を示す図である。 鏡面に対して照射されるパルス光および鏡面から受光される反射パルス光を示す図である。 コントロール部をコントロールボックスに収容した鏡面冷却式露点計の構成を示す図である。 本発明に係る鏡面冷却式センサをヒートシンクカバーの底面を下にして水平面に置いた状態を示す図である。 本発明に係る鏡面冷却式センサの他の実施の形態(実施の形態2:ファン無し)を示す図である。 実施の形態2の鏡面冷却式センサを横に置いた状態を示す図である。 実施の形態2の鏡面冷却式センサをヒートシンクカバーの底面を上にして置いた状態を示す図ある。 本発明に係る鏡面冷却式センサの他の実施の形態(実施の形態3:ファン無し、ヒートシンクカバー無し)を示す図である。 正反射光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す図である。 散乱光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す図である。
符号の説明
2…熱電冷却素子(ペルチェ素子)、2−1…冷却面、2−2…加熱面、11…鏡、11−1…鏡面、12…温度検出素子(薄膜測温抵抗体)、13…ヒートパイプ、13−1…一端、13−2…他端、13−3…直線部、14…保持部材、14a,14b,14d…ネジ部、14c…中央部、14e…フランジ部、14−1…第1の保持部材、14−2…第2の保持部材、14−2a,14−2b…貫通孔、14−2c…ネジ部、15…ネジ、16…ヒートシンク、16a…フィン、17…リード線、18…光ファイバ、18a…先端面、18b…ネジ部、19…検知部、20…放熱部、21…ミラーカバー、21a…通気孔、21b…ネジ部、22…ヒートシンクカバー、22−1…外周面、22−2…底面、22a,22b,22d…通気孔、22c…ネジ部、23…空スペース、24…ファン、25…露点温度表示部、26…結露検知部、27…ペルチェ出力制御部、28…信号変換部、29…コントロールボックス、201…鏡面冷却式露点計、201A…鏡面冷却式センサ(センサ部)、201B…コントロール部。

Claims (1)

  1. 鏡面が被測定気体に晒される鏡と、
    前記鏡の鏡面とは反対側の面に低温側の面が取り付けられた熱電冷却素子と、
    前記鏡の鏡面に対して斜めに光を照射する発光手段と、
    この発光手段の光軸とその光軸がほゞ平行とされ、また隣接してほゞ同一の傾斜角とされ、前記発光手段から前記鏡面に対して照射された光の散乱光を受光する受光手段と、
    前記熱電冷却素子の高温側の面にその一端が取り付けられその他端が前記熱電冷却素子から離された熱伝導体とを備え、
    前記熱伝導体の一端から他端へ向かう熱の伝導路が前記発光手段および受光手段の光軸に沿ってほゞ平行とされている
    ことを特徴とする鏡面冷却式センサ。
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