JP2005291716A - 検知対象検知システム - Google Patents

検知対象検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005291716A
JP2005291716A JP2004102534A JP2004102534A JP2005291716A JP 2005291716 A JP2005291716 A JP 2005291716A JP 2004102534 A JP2004102534 A JP 2004102534A JP 2004102534 A JP2004102534 A JP 2004102534A JP 2005291716 A JP2005291716 A JP 2005291716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
unit
signal
detection target
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004102534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4174447B2 (ja
Inventor
Koji Kawabe
浩司 川邊
Riki Matsumoto
里樹 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004102534A priority Critical patent/JP4174447B2/ja
Priority to US11/089,354 priority patent/US7362258B2/en
Priority to KR1020050025483A priority patent/KR100743586B1/ko
Priority to DE102005014146A priority patent/DE102005014146B4/de
Publication of JP2005291716A publication Critical patent/JP2005291716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4174447B2 publication Critical patent/JP4174447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 検知対象の存在の有無を確認する検知対象検知システムを提供する。
【解決手段】
検知対象Dに設けた検知用タグTを用いて、検知装置Rの周辺に検知対象Dが存在するか否かを検知する検知対象検知システムAであって、検知用タグTは、検知装置Rが発信し電波を受信する電波受信手段と、検知装置が照射した光を受光する光受信手段と、電波と光を受光した場合に受信報告信号を生成する受信報告信号生成手段と、受信報告信号を無線送信する送信手段とを備え、検知装置Rは、検知装置の周辺領域に電波を発信する電波発信手段と、受信報告信号を受信する受信手段と、検知装置の周囲に設定された探索域に向けて光を照射する発光手段と、これらを制御する制御手段と、受信報告信号の強度から検知装置Rから検知対象Dまでの距離を求めると共に、発光手段が照射する光の発光方向を検知対象の存在する方向とする対象位置特定手段とを備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、検知対象の存在の有無及び検知対象の位置を検知する検知対象検知システムに関するものである。
より詳しくは、ある検知装置の周辺領域に検知対象が存在するか否かを確認し、検知対象の存在が確認された場合に、当該検知対象が、前記検知装置を基準として、どの方向に、そしてどの位離れた位置に存在するのかを検知する検知対象検知システムに関するものである。
近年、ある特定の領域内に検知対象が存在するか否か、そして検知対象が存在する場合に、当該特定の領域内のどこに検知対象が位置するのかを検知する装置及びその方法が数多く提案されている。
この種の従来の技術としては、特許文献1〜特許文献3のようなものがある。
特許文献1に記載された発明の場合、検知対象から輻射される赤外線が、赤外線センサ(人感センサ)で検出されるか否かにより、検知対象の存在の有無を確認している。
特許文献2に記載された発明の場合、ある特定の領域内に複数設置された検出器で検知対象を検出し、当該検知対象を検出した検出器の位置を、検知対象の位置としている。
また、特許文献3に記載された発明の場合、ある特定の領域内に設置された複数の発信器と、検知対象が備える発信器とから発信された電波の電界強度をそれぞれ求め、求めた電界強度に基づいて検知対象の位置を検出している。
特開2002−307338号公報(段落0060、図5) 特開2003−91678号公報(段落0037、図1) 特開2002−98749号公報(段落0007、図2)
しかしながら、特許文献1に記載の発明の場合、検知対象が人感センサの検知範囲内に位置しないと、検知対象の存在を検知することができない。よって、検知対象が、人感センサの検知範囲外に位置している場合、検知対象を検出できないという問題があった。
また、特許文献2及び特許文献3に記載の発明の場合、検知対象を検知するために複数の検出器や発信器を設けなければならないこと、検知対象が広範囲に亘って移動する場合、検知対象が検出器や発信器が設けられた特定の領域を外れてしまうと、検知対象を検知できないこと、そして検知対象の大まかな位置は把握できるが、検知対象が、検出器や発信機を基準として、どの方向に、かつどの位離れた距離に位置するのかを知ることができないという問題があった。
特に、検知対象が移動体である場合や、検知装置自身もまた移動体である場合のように、検知対象を検出するために検知装置を用いる場所が、絶えず変化する場合には、複数の検出器や発信器を予め用意することができないので、これら特許文献1乃至3に記載された発明は、有効性を欠くものであった。
そこで、このような問題を生じること無しに、検知対象の存在の有無及び検知対象の位置を検知するシステムに対する要求が存在していた。
本発明は、検知対象に設けた検知用タグを用いて、検知装置の周辺に検知対象が存在するか否かを検知する検知対象検知システムに関するものである。
この検知対象検知システムの検知用タグは、検知装置から発信された電波を受信する電波受信手段と、検知装置から照射された光信号を受光する光受信手段と、電波を受信したのち、所定時間が経過する前にさらに検知装置から照射された光信号を受光した場合に、受信報告信号を生成する受信報告信号生成手段と、受信報告信号を検知装置に向けて無線送信する送信手段とを備えて構成される。
そして、この検知対象検知システムの検知装置は、検知装置の周辺領域に向けて電波を発信する電波発信手段と、検知用タグの送信手段から送信された受信報告信号を受信する受信手段と、検知装置を基準として当該検知装置の周囲において予め設定された探索域に向けて光信号を照射する発光手段と、電波発信手段、受信手段、そして発光手段の動作を制御する制御手段と、受信手段が受信報告信号を受信した際に、受信報告信号の強度に基づいて検知装置から検知対象までの距離を求めると共に、発光手段から照射された光信号の発光方向を検知対象の存在する方向とする対象位置特定手段とを備えて構成される。
この検知対象検知システムにおいて、受信報告信号生成手段は、電波を受信したのち、所定時間が経過しても、光信号を受光しない場合、発光要求信号を含む受信報告信号を生成し、制御手段は、受信手段が発光要求信号を含む受信報告信号を受信した場合に発光手段を発光させることが好ましい。
さらに、この検知対象検知システムでは、探索域は、複数設定されており、これら複数の検索域で前記検知装置が取り囲まれており、発光手段は、探索域の各々に向けて一つずつ用意されると共に、各発光手段が発光する光信号には、各発光手段を特定する識別子の情報がそれぞれ含まれており、受信報告信号生成手段は、識別子を含む受信報告信号を生成し、対象位置特定手段は、識別子を参照して、光受信手段が受光した光信号が、どの発光手段から照射された光信号であるのかを特定すると共に、特定された発光手段に対応する探索域を検知対象の存在する方向とすることが好ましい。
また、制御手段は、発光手段から、各探索域に光信号を照射する際に、隣接する探索域が連続して照射されないように、総ての探索域を順次照射することが好ましい。
本発明に係る検知対象検知システムでは、この検知対象検知システムを構成する検知装置の周辺領域に向けて電波が発信され、検知装置を基準として当該検知装置の周囲において予め設定された探索域に向けて光信号が照射される。そして、この検知装置から発信された電波と光信号を検知対象に設けた検知用タグが受信すると、検知用タグにおいて受信報告信号が生成され、生成された受信報告信号が検知装置に向けて無線送信される。
従って、検知装置は、受信した受信報告信号の強度に基づいて検知装置から検知対象までの距離を求め、発光手段から照射された光の発光方向を検知対象の存在する方向とする。その結果、検知装置の周囲に検知対象が存在することを検知することができ、そして検知された検知対象と検知装置との位置関係を知ることができる。
(検知対象検知システムAの構成)
はじめに、本発明に係る検知対象検知システムAの全体構成について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る検知対象検知システムAのシステム構成図である。
この検知対象検知システムAは、検知装置であるロボットRの周辺領域に、検知対象D、例えば検知用タグTを装着した人が検知されるかを確認すると共に、検知対象Dが検知された場合には、検知対象Dが、ロボットRを基準として、どの方向に、そしてどの位離れた位置に存在するのかを特定する、すなわち検知対象Dの位置を特定するものである。
図1に示すように、検知対象検知システムAは、ロボットRと、このロボットRと無線通信によって接続された基地局1と、この基地局1とロボット専用ネットワーク2を介して接続された管理用コンピュータ3と、この管理用コンピュータ3にネットワーク4を介して接続された端末5と、検知対象Dが備える検知用タグTとから構成される。
ここで、本実施の形態では、検知用タグTを装着した人が、検知対象Dとして規定されている。
この検知対象検知システムAにおいて、ロボットRは、当該ロボットRの周辺領域に、検知対象D、例えば検知用タグTを装着した人が存在するか否かを検知し、検知した検知対象Dの位置を特定すると共に、必要に応じて、検知対象Dが誰であるのかという個人識別を行うものである。
管理用コンピュータ3は、基地局1、ロボット専用ネットワーク2を介してロボットRの移動・発話などの各種制御を行うと共に、ロボットRに対して必要な情報を提供するものである。ここで、必要な情報とは、検知された検知対象Dの氏名や、ロボットRの周辺の地図などがこれに相当し、これらの情報は、当該管理用コンピュータ3に設けられた記憶手段(図示せず)に記憶されている。
ロボット専用ネットワーク2は、基地局1と、管理用コンピュータ3と、ネットワーク4とを接続するものであり、LANなどにより実現されるものである。
端末5は、ネットワーク4を介して管理用コンピュータ3に接続し、当該管理用コンピュータ3の記憶手段(図示せず)に、検知用タグTに関する情報及び当該検知用タグTを装着した人物(検知対象D)に関する情報などを登録する、若しくは登録されたこれらの情報を修正するものである。
そして検知用タグTとは、例えばICタグがこれに相当する。
以下、ロボットR、そして検知対象Dの構成についてそれぞれ詳細に説明する。
[ロボットR]
本発明に係る検知対象検知システムAの検知装置であるロボットRは、自律移動型の2足歩行ロボットである。
このロボットRは、電波を当該ロボットRの周辺領域に発信すると共に、ロボットRを基準として当該ロボットRの周囲において設定された探索域に向けて光を照射する。
そして、ロボットRから発せられた電波と光の両方を受信した旨の信号(受信報告信号)が検知対象D(検知用タグT)から返信された場合に、受信報告信号の電界強度から、ロボットRから検知対象Dまでの距離を求めると共に、検知対象Dが受光した光の発光方向を検知対象Dの存在する方向とみなすことで、検知対象Dの検知、及び検知対象Dの位置の特定を行うものである。
図1に示すように、このロボットRは、頭部R1、腕部R2、脚部R3を有しており、頭部R1、腕部R2、脚部R3は、それぞれアクチュエータにより駆動され、自律移動制御部50(図2参照)により2足歩行の制御がなされる。この2足歩行についての詳細は、例えば特開2001−62760号公報に開示されている。
図2は、ロボットRのブロック構成図である。
図2に示すように、ロボットRは、前記した頭部R1、腕部R2、脚部R3に加えて、カメラC,C、スピーカS、マイクMC、画像処理部10、音声処理部20、画像送信部30、制御部40、自律移動制御部50、無線通信部60、及び対象検知部70を有する。
さらに、ロボットRの位置を検出するため、ジャイロセンサSR1や、GPS受信器SR2を有している。
[カメラ]
カメラC,Cは、映像をデジタルデータとして取り込むことができるものであり、例えばカラーCCD(Charge-Coupled Device)カメラが使用される。カメラC,Cは、左右に平行に並んで配置され、撮影した画像は画像処理部10と、画像送信部30に出力される。このカメラC,Cと、スピーカS及びマイクMCは、いずれも頭部R1の内部に配設される。
[画像処理部]
画像処理部10は、カメラC,Cが撮影した画像を処理して、撮影された画像からロボットRの周囲の状況を把握するため、周囲の障害物や人物の認識を行う部分である。この画像処理部10は、ステレオ処理部11a、移動体抽出部11b、及び顔認識部11cを含んで構成される。
ステレオ処理部11aは、左右のカメラC,Cが撮影した2枚の画像の一方を基準としてパターンマッチングを行い、左右の画像中の対応する各画素の視差を計算して視差画像を生成し、生成した視差画像及び元の画像を移動体抽出部11bに出力する。なお、この視差は、ロボットRから撮影された物体までの距離を表すものである。
移動体抽出部11bは、ステレオ処理部11aから出力されたデータに基づき、撮影した画像中の移動体を抽出するものである。移動する物体(移動体)を抽出するのは、移動する物体は人物であると推定して、人物の認識をするためである。
移動体の抽出をするために、移動体抽出部11bは、過去の数フレーム(コマ)の画像を記憶しており、最も新しいフレーム(画像)と、過去のフレーム(画像)を比較して、パターンマッチングを行い、各画素の移動量を計算し、移動量画像を生成する。そして、視差画像と、移動量画像とから、カメラC,Cから所定の距離範囲内で、移動量の多い画素がある場合に、その位置に人物がいると推定し、その所定距離範囲のみの視差画像として、移動体を抽出し、顔認識部11cへ移動体の画像を出力する。
顔認識部11cは、抽出した移動体から肌色の部分を抽出して、その大きさ、形状などから顔の位置を認識する。なお、同様にして、肌色の領域と、大きさ、形状などから手の位置も認識される。
認識された顔の位置は、ロボットRが移動するときの情報として、また、その人とのコミュニケーションを取るため、制御部40に出力されると共に、無線通信部60に出力されて、基地局1を介して、管理用コンピュータ3に送信される。
[音声処理部]
音声処理部20は、音声合成部21aと、音声認識部21bとを有する。
音声合成部21aは、制御部40が決定し、出力してきた発話行動の指令に基づき、文字情報から音声データを生成し、スピーカSに音声を出力する部分である。音声データの生成には、予め記憶している文字情報と音声データとの対応関係を利用する。
音声認識部21bは、マイクMCから音声データが入力され、予め記憶している音声データと文字情報との対応関係に基づき、音声データから文字情報を生成し、制御部40に出力するものである。
画像送信部30は、無線通信部60を介してカメラC,Cから入力された画像データを管理用コンピュータ3へ出力する部分である。
[自立移動制御部]
自律移動制御部50は、頭部制御部51a、腕部制御部51b、脚部制御部51cを有する。
頭部制御部51aは、制御部40の指示に従い頭部R1を駆動し、腕部制御部51bは、制御部40の指示に従い腕部R2を駆動し、脚部制御部51cは、制御部40の指示に従い脚部R3を駆動する。
また、ジャイロセンサSR1、及びGPS受信器SR2が検出したデータは、制御部40に出力され、ロボットRの行動を決定するために利用されると共に、制御部40から無線通信部60を介して管理用コンピュータ3に送信される。
[無線通信部]
無線通信部60は、管理用コンピュータ3とデータの送受信を行う通信装置である。無線通信部60は、公衆回線通信装置61a及び無線通信装置61bを有する。
公衆回線通信装置61aは、携帯電話回線やPHS(Personal Handyphone System)回線などの公衆回線を利用した無線通信手段である。一方、無線通信装置61bは、IEEE802.11b規格に準拠するワイヤレスLANなどの、近距離無線通信による無線通信手段である。
無線通信部60は、管理用コンピュータ3からの接続要求に従い、公衆回線通信装置61a又は無線通信装置61bを選択して管理用コンピュータ3とデータ通信を行う。
[対象検知部]
対象検知部70は、ロボットRの周囲に検知用タグTを備える検知対象Dが存在するか否かを検知すると共に、検知対象Dの存在が検知された場合、当該検知対象Dの位置を特定するものである。
図3に示すように、この対象検知部70は、制御手段80と、電波送受信手段90と、発光手段100と、記憶手段110とを含んで構成される。
(制御手段80)
制御手段80は、後記する電波送受信手段90から無線送信される検索信号と、後記する発光手段100から赤外光として出力される方向検査信号を生成すると共に、検索信号を受信した検知用タグTから送信された受信報告信号を基に、検知対象Dの位置を特定するものである。
ここで、検索信号とは、ロボットRの周囲に検知対象Dが存在するか否かを検知するための信号であり、方向検査信号とは、検知対象DがロボットRを基準としてどの方向に位置するのかを検知するための信号である。
また、受信報告信号とは、検知用タグTが、少なくとも検索信号を受信したことを示す信号である。
この制御手段80は、データ処理部81と、暗号化部82と、時分割部83と、復号化部84と、電界強度検出部85とを含んで構成される。
データ処理部81は、検索信号と方向検査信号を生成すると共に、検知対象Dの位置を特定するものであり、信号生成部81aと、位置特定部81bとを含んで構成される。
(信号生成部81a)
このデータ処理部81の信号生成部81aは、所定時間毎に、若しくはロボットRの制御部40から電波の発信を命令する信号(発信命令信号)が入力されるたびに、記憶手段110を参照して、対象検知部70が設けられたロボットRに固有の識別番号(以下、ロボットIDという)を取得する。
そして、信号生成部81aは、当該ロボットIDと、受信報告要求信号とを含んで構成される検索信号を生成する。
ここで、受信報告要求信号とは、検索信号を受信した検知対象D(検知用タグT)に対して、当該検索信号を受信した旨を示す信号(受信報告信号)を生成するように要求する信号である。
さらに、信号生成部81aは、この検索信号を生成する際に、後記する発光手段100から赤外線信号として照射される方向検査信号もまた生成する。
方向検査信号は、発光手段100に設けられた発光部(LED1〜LED8)の総てについて、個別に生成されるものであり、前記したロボットIDと、発光部を特定する識別子(発光部ID)を含んで構成される。
なお、この方向検査信号は、後記する復号化部84から入力される受信報告信号に発光要求信号が含まれている場合にも生成される。
本実施の形態の場合、発光部が合計8つ設けられているので、データ処理部81は、ロボットIDと発光部IDとから構成される方向検査信号を、合計8つ生成する。
例えば、ロボットIDが「02」であり、発光部(LED1〜LED8)の発光部IDが「L1〜L8」である場合、発光部LED1について生成される方向検索信号は、ロボットID=「02」と、発光部ID=「L1」とを含み、発光部LED2について生成される方向検査信号は、ロボットID=「02」と、発光部ID=「L2」とを含むことになる。
そして、信号生成部81aは、方向検査信号と前記した検索信号とを、暗号化部82に出力する。
尚、このデータ処理部81の位置特定部81bは、検索信号を受信した検知用タグTから送信された受信報告信号をもとに、検知対象Dの位置を特定するものであるが、その際にこの位置特定部81bで行われる処理は、制御手段80に含まれる復号化部84と電界強度検出部85における処理と共に、後に詳細に説明する。
(暗号化部82)
暗号化部82は、入力された信号を暗号化した後、出力するものである。そして、暗号化部82は、検索信号の暗号化により得られた検索信号(暗号化検索信号)を、後記する電波送受信手段90に出力する。
これにより、暗号化検索信号は、変調されたのち、電波送受信手段90から無線送信されることになる。
一方、暗号化部82は、データ処理部81から入力された方向検査信号を、同様にして暗号化する。そして、暗号化部82は、方向検査信号の暗号化により得られた方向検査信号(暗号化方向検査信号)を、後記する時分割部83に出力する。
本実施の形態の場合、方向検査信号は、前記したデータ処理部81において発光手段100の発光部ごとに一つずつ生成される。
よって、図3に示すように、発光手段100には合計8つの発光部が設けられているので、暗号化部82には、合計8つの方向検査信号がデータ処理部81から入力される。
その結果、合計8つの暗号化方向検査信号がこの暗号化部82において生成され、時分割部83に出力されることになる。
(時分割部83)
時分割部83は、発光手段100の各発光部(LED1〜LED8)の発光順序と、発光タイミングを設定するものである。
具体的には、暗号化部82から暗号化方向検査信号が入力されると、時分割部83は、各発光部(LED1〜LED8)の発光順序及び発光タイミングを決定し、決定した発光順序及び発光タイミングで、暗号化方向検査信号を発光手段100に出力する。
例えば、発光部LED1、発光部LED4、発光部LED7、発光部LED2、発光部LED5、発光部LED8、発光部LED3、そして発光部LED6の順番で、各発光部を0.5秒間隔で発光させる場合、時分割部83は、暗号化方向検査信号を0.5秒間隔で、発光部LED1の変調部、発光部LED4の変調部、発光部LED7の変調部、発光部LED2の変調部、発光部LED5の変調部、発光部LED8の変調部、発光部LED3の変調部、そして発光部LED6の変調部という順番で出力する。
本実施の形態の場合、合計8つの暗号化方向検査信号が時分割部83に入力される。そして、これら暗号化方向検査信号は、前記したデータ処理部81において、出力される発光部があらかじめ決められている。
従って、時分割部83は、暗号化方向検査信号が入力されると、暗号化方向検査信号に含まれる発光部IDを確認し、発光部IDにより特定される発光部に隣接する変調部に向けて、決められた順序及びタイミングで、暗号化方向検査信号を出力する。
例えば、発光部(LED1〜LED8)の発光部IDが「L1〜L8」で規定される場合、時分割部83は、発光部IDが「L1」である暗号化方向検査信号を、発光部LED1に隣接する変調部に出力し、発光部IDが「L2」である暗号化方向検査信号を、発光部LED2に隣接する変調部に出力することになる。
(発光手段100)
発光手段100は、ロボットRを基準として当該ロボットRの周囲において予め設定された探索域に向けて光を照射するものである。
図3及び図4(a)に示すように、この発光手段100は、複数の発光部(LED1〜LED8)と、各発光部に対応させて設けられた変調部とを含んで構成されている。
変調部は、時分割部83から入力された暗号化方向検査信号を、所定の変調方式で変調し、変調信号とするものである。
発光部は、変調信号を赤外線信号(赤外光)として、予め決められた探索域に向けて照射するものである。
本実施の形態では、検知対象Dの位置を特定するために、ロボットRの周囲の領域が複数の探索域に区分されている(図4(a)参照)。そして、この探索域に向けて赤外光を発光する発光部として、発光ダイオードが探索域毎に一つずつ用意されている。
具体的には、図4(a)に示す例の場合、ロボットRを中心として、全周方向、すなわち360度方向に、合計8つの探索域(第1領域〜第8領域)が設定されている。
言い換えると、ロボットRを中心として、ほぼ扇形の探索域(第1領域〜第8領域)がロボットRを取り囲むように複数設定されており、ロボットRは、これら扇形の探索域で囲まれた領域のほぼ中心に位置している。
従って、図4(a)に示す例の場合、各探索域に向けて赤外光の照射が可能となるように、ロボットRの頭部には、その外周に沿って合計8つの発光部が、それぞれ対応する探索域に向けて設けられている。
また、図4(a)から明らかなように、ロボットRの正面側の探索域(第1領域〜第3領域)は、他の探索域(第4領域〜第8領域)に比べて狭くなるように設定されている。
具体的には、第1領域から第3領域に関しては、発光ダイオードから照射される赤外光の幅方向における範囲は、θaに設定されており、第3領域から第8領域に関しては、θbに設定されている。
このように探索域を設定するのは、ロボットRが検知対象Dを検知し、検知対象Dの方向に顔を向ける動作を行う時に、ロボットRの顔の正面(これを視線の方向という)と、検知対象Dの位置とのズレが生じると、ロボットRの視線が自分の方を向いていないと検知対象Dが感じる場合があるという問題を解決するためである。
ここで、この問題を解決する方法の一つとして、探索域の数を多くするという方法が考えられる。しかし、必ずしも全周の探索域の数を増やす必要はなく、前方のみの探索域を増やして、前方側の位置特定を細かくできるようにすることで、検知対象Dの位置する方向にロボットRの視線の方向を向けることができる。また、こうすることにより、発光部の数を少なく構築できる。
そのため、本実施の形態の場合、ロボットRの正面側の各領域(第1領域〜第3領域)の赤外光の照射範囲を狭くすることで、ロボットRの正面側にある各領域(第1領域〜第3領域)内における検知対象Dの位置をより正確に特定できるようにしているのである。
これにより、検知対象Dが人であり、かつロボットRのカメラC,Cで人の顔の撮像を行う場合に、ロボットRの正面側における検知対象Dの位置特定をより正確に行って、ロボットRの移動制御やカメラC,Cの画角の調整に反映させることができるので、ロボットRのカメラC,Cを、検知対象Dである人の顔の正面にきちんと位置させることが可能となる。
また、本実施の形態では、探索域に含まれない領域、すなわち探索域の死角を最小限にするために、隣接する探索域は、その幅方向の端部において互いに重なるように設定されている(図4(a))。そのため、隣接する探索域に対して、同時若しくは連続して赤外光が照射されると、探索域の重なる部分において干渉が生じてしまうことがある。
そこで、本実施の形態では、隣接する探索域に対して赤外光が連続して照射されることによる干渉が生じないように、前記した制御手段80の時分割部83において、暗号化方向検査信号を出力する順序とタイミングを調整しているのである。
ここで、図5を参照して説明すると、本実施の形態の場合、第1領域(図中、符号1で示す)、第4領域(図中、符号4で示す)、第7領域(図中、符号7で示す)、第2領域(図中、符号2で示す)、第5領域(図中、符号5で示す)、第8領域(図中、符号8で示す)、第3領域(図中、符号3で示す)、そして第6領域(図中、符号6で示す)というような順番で赤外光が照射されるように、時分割部83が、暗号化方向検査信号を変調部91に向けて出力する順序とタイミングを調整している。
また、本実施の形態では、赤外光が照射される高さ方向の範囲は、人と人とが向かい合って話をする場合の平均的な距離(対人距離)Xにおいて、子供から大人までその存在を検知できる範囲に設定されている。
具体的には、図4(b)に示すように、ロボットRからX離れた位置において、大人の胸の高さYの位置と、子供の胸の高さZの位置とが、赤外光により確実に照射されるように設定されており、この際に各発光部から赤外光が照射される高さ方向の角度範囲は、φとすることにより、前記設定を満たすようにされている。
(電波送受信手段90)
図3を参照して、電波送受信手段90は、ロボットRの周辺領域に向けて電波を発信すると共に、当該電波を受信した検知対象から送信された受信報告信号を受信するものである。
この電波送受信手段90は、変調部91と、復調部92と、送受信アンテナ93とから構成される。
変調部91は、データ処理部81から入力された検索信号(実際には、暗号化検索信号)を所定の変調方式で変調して変調信号とした後、これを、送受信アンテナ93を介して無線送信するものである。
また、復調部92は、検知対象Dの検知用タグTから無線送信された変調信号を、送受信アンテナ93を介して受信し、受信した変調信号の復調により、受信報告信号(実際には、暗号化受信報告信号)を取得するものである。
そして、この復調部92は、取得した受信報告信号を、制御手段80の復号化部84と電界強度検出部85に出力するものである。
(復号化部84)
復号化部84は、暗号化された受信報告信号である暗号化受信報告信号を復号化して、受信報告信号を取得し、取得した受信報告信号を、データ処理部81に出力するものである。
本実施の形態の場合、受信報告信号には、後に詳細に説明するが、発光部IDとロボットIDとタグ識別番号とが少なくとも含まれているので、復号化部84は、これらをデータ処理部81に出力することになる。
なお、受信報告信号に発光要求信号が含まれていた場合、この発光要求信号もまたデータ処理部81に出力されることになる。
(電界強度検出部85)
電界強度検出部85は、検知対象Dの検知用タグTから送信された変調信号を電波送受信手段90が受信した際に、当該変調信号の強度を求めるものである。
具体的には、電界強度検出部85は、電波送受信手段90の復調部92から入力された、暗号化受信報告信号の電力を検波し、この検波された電力の平均値を電界強度として求め、この求めた電界強度をデータ処理部81に出力する。
(位置特定部81b)
データ処理部81の位置特定部81bは、検知対象Dの位置を特定するものである。
具体的には、検知対象Dの検知用タグTから送信された変調信号を電波送受信手段90において受信した際の当該変調信号の電界強度から、ロボットRから検知対象Dまでの距離を求める。さらに、位置特定部81bは、受信報告信号に含まれる発光部IDを参照して、検知対象Dが受信した光が、どの発光部から発光されたのかを特定し、特定された発光部の発光方向を、すなわち当該発光部に対応する探索域の方向を検知対象Dの存在する方向とみなし、検知対象Dの位置を特定するものである。
本実施の形態の場合、はじめに、位置特定部81bは、復号化部84から入力された受信報告信号の中からロボットIDを取得する。そして取得したロボットIDと記憶手段110に記憶されたロボットIDを比較し、両ロボットIDが一致した場合、位置特定部81bは、検知対象Dの位置の特定を開始する。
また、本実施の形態の場合、図6に示すように、ロボットRの周辺領域は、ロボットRからの距離に応じて4つのエリアに区分されている。すなわち、ロボットRからの距離が短い順に、エリア1、エリア2、エリア3、そしてエリア4と定義されている。
この各エリアと電界強度とは、電界強度の大きさを基準として予め関連づけられており、この関連づけを示すテーブル(距離テーブル)が、記憶手段110に記憶されている。
従って、位置特定部81bは、電界強度検出部85から入力された電界強度をもとに、記憶手段110に記憶された距離テーブルを参照し、受信報告信号を発信した検知対象がどのエリアにいるのかを示す情報(エリア情報)を取得する。
例えば、電界強度検出部85から入力された電界強度αが、エリア3を規定する閾値βとγ(βは下限、γは上限)との間の値である場合、位置特定部81bは、エリア3を示す情報(エリア情報)を取得する。
さらに、位置特定部81bは、復号化部84から入力された受信報告信号に含まれる発光部IDを参照して、受信報告信号を送信した検知対象Dが、ロボットRの発光手段100のどの発光部から発光された光を受信したのかを特定し、特定された発光部の発光方向を示す情報(方向情報)を取得する。
本実施の形態の場合、図7に示すように、ロボットRの周辺領域には、ロボットRを基準として合計8つの探索域(第1領域〜第8領域)が設定されている。
そして、記憶手段110には、各発光部がどの探索域(第1領域から第8領域)に向けて設置されているのかを示すテーブル(方向テーブル)が記憶されている。
従って、データ処理部81は、発光部IDをもとに記憶手段110に記憶された方向テーブルを参照し、当該発光部IDを持つ発光部から発せられる赤外光が、予め設定された探索域(第1領域〜第8領域)のうち、どの領域に照射されるのかを確認する。そして、データ処理部81は、確認された探索域を示す情報を、検知対象Dが存在する方向を示す情報(方向情報)として取得する。
尚、図7において、本来ならば各探索域の端部は隣接する探索域の端部と重なっている(図4(a)参照)のであるが、この図7では、説明の便宜上、探索域が重なっている部分は省略してある。また、図8についても同様である。
そして、位置特定部81bは、取得したエリア情報と方向情報とから検知対象Dの位置を示す情報(位置情報)を生成する。
この位置情報について、図8を用いて具体的に説明する。この図8は、図6と図7とを重ねて表示したものに該当する。
ここで、エリア情報が「エリア3」を示し、方向情報が「第2領域」を示す場合、データ処理部81は、ロボットRの周囲において「エリア3」と「第2領域」とが重なる範囲(図中において、符号P1で示す範囲)を検知対象が存在する位置と見なし、この範囲を示す情報(位置情報)を生成する。
これにより、ロボットRが受信した受信報告信号の強度と、この受信報告信号に含まれる発光部IDとから、ロボットRと検知対象Dとの位置関係が特定される。言い換えれば、検知対象Dが、ロボットRを基準としてどの方向に、どれだけ離れた位置に存在するのか、すなわち、検知対象Dの位置が特定される。
そして、位置特定部81bは、位置情報を、復号化部84から入力された受信報告信号に含まれるタグ識別番号と共に、ロボットRの制御部40に出力する。
これにより、ロボットRの制御部40は、自律移動制御部50を制御して、ロボットRを検知対象Dの正面に移動させることや、検知対象Dが人である場合、カメラCの仰角や向きを修正して、当該検知対象Dの顔の撮像を行うことが可能となる。
なお、受信報告信号に発光要求信号が含まれている場合、信号生成部81aは方向検査信号を生成し、暗号化部82に出力する。これにより、発光手段100の各発光部から赤外線信号が発光されることになる。
さらに、ロボットRの制御部40は、タグ識別番号を管理用コンピュータ3に送信する。これにより、管理用コンピュータ3は、タグ識別番号をもとに記憶手段(図示せず)を参照し、当該タグ識別番号の付された検知用タグを装着した検知対象(人)の特定を行うと共に、特定された検知対象(人)の情報と共に、必要な動作命令などをロボットRに送信する。
従って、この動作命令などに従って、ロボットRの制御部40は、ロボットRの各部を制御することになる。
[検知用タグ]
検知用タグは、ロボットRから送信された電波と、照射された光とを受信し、これらを受信したことを示す受信報告信号を、ロボットRに送信するものである。
本実施の形態では、検知用タグTが取り付けられた人が検知対象Dであるので、ロボットRから送信された電波と照射された光は、この検知用タグTにおいて受信される。よって、この検知用タグTについて以下に説明する。
図9に示すように、この検知用タグTは、電波送受信手段140と、光受信手段150と、受信報告信号生成手段160と、記憶手段170とを備えて構成される。
(電波送受信手段140)
電波送受信手段140は、ロボットRから無線送信された変調信号を受信すると共に、後記する受信報告信号生成手段160において生成された受信報告信号を、変調した後、ロボットRに向けて無線送信するものである。
この電波送受信手段140は、送受信アンテナ141と、復調部142と、変調部143とを含んで構成される。
復調部142は、ロボットRから発信されると共に、送受信アンテナ141を介して受信した変調信号を復調し、検索信号(実際には、暗号化検索信号)を取得し、取得した検索信号を後記する受信報告信号生成手段160に出力するものである。
変調部143は、後記する受信報告信号生成手段160の暗号化部163から入力された暗号化後の受信報告信号(暗号化受信報告信号)を変調して変調信号を生成すると共に、当該変調信号を、送受信アンテナ141を介して、無線送信するものである。
(光受信手段150)
光受信手段150は、ロボットRから照射された赤外光を受光するものである。
この光受信手段150は、受光部151と、光復調部152とから構成される。
受光部151は、ロボットRから照射された赤外光(赤外線信号)を直接受光するものである。光復調部152は、受光部151において受光した赤外線信号を復調して、方向検査信号(実際には、暗号化方向検査信号)を取得するものである。
具体的には、光受信手段150は、ロボットRから照射された赤外光を受光部151で受光すると、受光した赤外線信号を光復調部152において復調して、暗号化方向検査信号を取得する。そして、取得した暗号化方向検査信号を受信報告信号生成手段160に出力する。
(受信報告信号生成手段160)
受信報告信号生成手段160は、ロボットRから発信された検索信号を電波送受信手段140で受信した場合、この検索信号に含まれる受信報告要求信号に従って、ロボットRから発信された検索信号を受信したことを示す信号(受信報告信号)を生成するものである。
図9に示すように、この受信報告信号生成手段160は、復号化部161と、データ処理部162と、暗号化部163とを含んで構成される。
復号化部161は、入力された暗号化信号を復号化して、信号を取得するものである。
この復号化部161は、電波送受信手段140から入力された暗号化検索信号と、光受信手段150から入力された暗号化方向検査信号とを復号化して、検索信号と方向検査信号とを取得する。そして、復号化部161は、取得した検索信号と方向検査信号とを後段のデータ処理部162に出力する。
データ処理部162は、受信報告信号を生成するものである。
ここで、本実施の形態の場合、検索信号には、検索信号を発信したロボットRを特定する識別子であるロボットIDと、当該電波を受信した検知対象Dに対し、所定の処理を命ずる受信報告要求信号とが含まれている。
また、方向検査信号には、方向検査信号を発信したロボットを特定する識別子であるロボットIDと、方向検査信号を発信した発光部を特定する発光部IDとが含まれている。
従って、データ処理部162は、検索信号が入力されると、この検索信号に含まれる受信報告要求信号に従って、この検知用タグTの光受信手段150を待機状態から起動状態にする。
そして、光受信手段150を起動状態にした後、所定時間経過するまでの間に方向検査信号が入力された場合、データ処理部162は、方向検査信号に含まれるロボットIDと、検索信号に含まれるロボットIDとを比較する。
データ処理部162は、両ロボットIDが一致した場合、記憶手段170を参照し、検知用タグTに割り当てられた固有の識別番号(タグ識別番号)を取得する。
続いて、データ処理部162は、タグ識別番号と、検索信号に含まれていたロボットIDと、そして方向検査信号に含まれていた発光部IDとを含んで構成される受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を暗号化部163に出力する。
一方、検知用タグTの光受信手段150を起動状態にした後、所定時間経過しても方向検査信号が入力されない場合、又は検索信号に含まれていたロボットIDと方向検査信号に含まれていたロボットIDとが異なる場合、データ処理部162は、発光要求信号をさらに含む受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を、暗号化部163に出力する。
ここで、発光要求信号とは、検知装置であるロボットRに対して、赤外光を発光するように命令する信号である。
暗号化部163は、入力された受信報告信号を暗号化して、暗号化受信報告信号とした後、これを電波送受信手段140に出力する。
これにより、暗号化受信報告信号は、前記した電波送受信手段140の変調部143において変調された後、送受信アンテナ141を介して、無線送信されることになる。
次に、図3に示すブロック図、そして図10乃至図12に示すフローチャートを参照して、検知対象検知システムAにおいて行われる処理について説明する。
(対象検知部70の動作)
はじめに、図10を参照して、ロボットRの対象検知部70で行われる処理について説明する。
制御手段80の信号生成部81aは、所定時間間隔毎に、記憶手段110を参照して、対象検知部70が設けられたロボットRに固有の識別番号(ロボットID)を取得する(ステップS1)。
そして、信号生成部81aは、当該ロボットIDと、受信報告要求信号とを含んで構成される検索信号を生成する(ステップS2)と共に、発光手段100の各発光部から赤外線信号として照射される方向検査信号を、発光部毎に個別に生成する(ステップS3)。
ここで、この方向検査信号は、ステップS1において取得されたロボットIDと、当該方向検査信号が発信される発光部を特定する発光部IDとを含んで構成される。
制御手段80の暗号化部82は、信号生成部81aで生成された検索信号を暗号化した後、電波送受信手段90に出力する。これにより、電波送受信手段90は、暗号化された検索信号(暗号化検索信号)を所定の変調方式で変調して変調信号とした後、送受信アンテナ93を介して無線送信する(ステップS4)。
さらに、制御手段80の暗号化部82は、信号生成部81aで生成された方向検査信号を暗号化した後、時分割部83に出力する。
制御手段80の時分割部83は、暗号化された方向検査信号(暗号化方向検査信号)が入力されると、発光手段100の各発光部(LED1〜LED6)の発光順序及び発光タイミングを決定し(ステップS5)、決定した発光順序及び発光タイミングで、発光部(LED1〜LED6)毎に用意された暗号化方向検査信号を、対応する発光部(LED1〜LED6)の変調部に出力する(ステップS6)。
発光手段100の各発光部に設けられた変調部は、入力された暗号化方向検査信号を所定の変調方式で変調し、所定の波長の赤外線信号とする。そして、当該赤外線信号は、変調部に隣接する発光部から、対応する探索域に向けて照射される(ステップS7)。
これにより、ロボットRの周囲に設けられた各探索域に対し、時分割部83で決定された順序かつタイミングで、赤外光が照射されることになる。
電波送受信手段90の送受信アンテナ93から発信された検索信号(変調信号)を検知用タグTが受信すると、検知用タグTは、受信報告信号(変調信号)を生成し、これを無線送信する。
電波送受信手段90の復調部92は、検知用タグTから無線送信された受信報告信号(変調信号)を、送受信アンテナを介して受信する(ステップS8、Yes)と、当該変調信号を復調して暗号化された受信報告信号(暗号化受信報告信号)を取得する。
そして、復調部92は、取得した暗号化受信報告信号を制御手段80の復号化部84と電界強度検出部85に出力する。
制御手段80の復号化部84は、暗号化受信報告信号を復号化して、受信報告信号を取得し、取得した受信報告信号をデータ処理部81に出力する。
制御手段80の電界強度検出部85は、電波送受信手段90の復調部92から入力された、暗号化受信報告信号の電力を検波し、この検波された平均電力を電界強度として求め、この求めた電界強度をデータ処理部81に出力する。
データ処理部81の位置特定部81bは、電界強度検出部85から入力された電界強度をもとに、記憶手段110に記憶された距離テーブルを参照し、受信報告信号を発信した検知用タグTがどのエリアにいるのかを示す情報(エリア情報)を取得する(ステップS9)。
さらに、位置特定部81bは、復号化部84から入力された受信報告信号に含まれる発光部IDをもとに、記憶手段110に記憶された方向テーブルを参照し、受信報告信号を送信した検知用タグTが、ロボットRのどの発光部から発光された赤外光を受信したのかを示す情報(方向情報)を取得する(ステップS10)。
そして、位置特定部81bは、エリア情報と方向情報とから検知対象Dの位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を生成する(ステップS11)。
なお、電波送受信手段90の復調部92は、前記したステップS8において、検知用タグTから無線送信された受信報告信号(変調信号)を受信しない場合(ステップS8、No)は、受信報告信号を受信するまで待機状態を維持することになる。
(検知用タグT側の動作)
次に、図9に示すブロック図、そして図11に示すフローチャートを参照して、検知対象Dである検知用タグT側で行われる処理について説明する。
電波送受信手段140の復調部142は、送受信アンテナ141を介して受信したロボットRから発信された電波(変調信号)を受信する(ステップS20、Yes)と、受信した変調信号を復調して暗号化検索信号とし、当該暗号化検索信号を後記する受信報告信号生成手段160に出力する。
受信報告信号生成手段160の復号化部161は、電波送受信手段140から入力された暗号化検索信号を復号化して、検索信号を取得する。そして、取得した検索信号をデータ処理部162に出力する。
受信報告信号生成手段160のデータ処理部162は、検索信号に含まれる受信報告要求信号に従って、この検知用タグTの光受信手段150を待機状態から起動状態にする(ステップS21)。
起動状態にした後、所定時間経過するまでの間に、ロボットRから照射された赤外線信号が、光受信手段150の受光部151で受光されると(ステップS22、Yes)、光受信手段150の光復調部152は、受光した赤外線信号を復調して、暗号化方向検査信号を取得する。そして、取得した暗号化方向検査信号を受信報告信号生成手段160に出力する。
すると、受信報告信号生成手段160の復号化部161は、光受信手段150から入力された暗号化方向検査信号を復号化して、方向検査信号を取得する。そして、取得した方向検査信号をデータ処理部162に出力する。
受信報告信号生成手段160のデータ処理部162は、方向検査信号に含まれるロボットIDと、検索信号に含まれるロボットIDとを比較する。
そして、データ処理部162は、両ロボットIDが一致した場合に(ステップS23、Yes)、受信報告信号を生成する。この際、データ処理部162は、記憶手段170を参照し、当該検知用タグTに割り当てられた固有の識別番号(タグ識別番号)を取得する。
続いて、データ処理部162は、タグ識別番号と、検索信号に含まれていたロボットIDと、そして方向検査信号に含まれていた発光部IDとを含んで構成される受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を暗号化部163に出力する(ステップS24)。
一方、検知用タグTの光受信手段150を起動状態にした後、所定時間経過しても光受信手段150から、方向検査信号が入力されない場合(ステップS22、No)、又は検索信号に含まれていたロボットIDと方向検査信号に含まれていたロボットIDとが異なる場合(ステップS23、No)、受信報告信号生成手段160のデータ処理部162は、発光要求信号をさらに含む受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を、暗号化部163に出力する(ステップS25)。
電波送受信手段140の変調部143は、暗号化部163から入力された暗号化後の受信報告信号(暗号化受信報告信号)を変調して変調信号を生成すると共に、当該変調信号を、送受信アンテナ141を介して、無線送信する(ステップS26)。
(検知対象検知システムAの全体動作)
最後に、図1、図3、図9に示すブロック図、そして図12に示すフローチャートを参照して、検知対象検知システムAが会社来訪者の検知に応用された場合を例に挙げて、検知対象検知システムAの動作について説明する。
会社来訪者が、例えば受付において検知用タグTを受け取り、受付に設けられた端末5から、当該来訪者の情報(氏名、訪問先部署名など)が入力される(ステップS50)。
すると、端末5において入力された情報が、端末5にネットワーク4を介して接続された管理用コンピュータ3の記憶手段(図示せず)に登録される(ステップS51)。
来訪者は、端末5における入力が完了した後、検知用タグTを身につけ、訪問先に向かって移動を開始する。
ロボットRの制御手段80は、所定間隔毎に検索信号と方向検査信号を生成し(ステップS52)、生成された検索信号は、電波送受信手段90が無線送信する(ステップS53)。
一方、生成された方向検査信号は、発光手段100において変調され、赤外線信号として予め決められた探索域に照射される。(ステップS54)。
来訪者の検知用タグTは、検索信号と共に方向検査信号を受信した場合(ステップS55、Yes)、受信報告信号を生成し(ステップS56)、これを無線送信する(ステップS57)。
ロボットRの制御手段80は、検知用タグTから無線送信された受信報告信号を受信すると、受信した受信報告信号の電界強度から、ロボットRから検知対象までの距離を求め(ステップS58)、検知用タグTが受信した光を発光した発光部を特定し、特定された発光部の発光方向を、検知対象Dの存在する方向とする(ステップS59)。これにより、検知対象Dの位置が特定される(ステップS60)。
そして、ロボットRの制御手段80は、特定された位置を示す位置情報と、受信報告信号から取得したタグ識別番号をロボットRの制御部40に出力する。
ロボットRの制御部40は、タグ識別番号を管理用コンピュータ3に送信する(ステップS61)。これにより、管理用コンピュータ3は、タグ識別番号をもとに記憶手段(図示せず)を参照し、当該タグ識別番号の付された検知用タグTを装着した検知対象D(人)の特定を行う(ステップS62)と共に、特定された検知対象D(人)の情報と共に、必要な動作命令などをロボットRに出力する(ステップS63)。
そして、ロボットRでは、管理用コンピュータ3からの命令に基づいて、移動・発話などを行う(ステップS64)。
例えば、1)検知用タグTを装着した検知対象D(人)の正面に移動し、検知対象Dの顔をカメラCで撮像する。2)検知対象D(人)に、「おはようございます」と声をかける。3)検知対象D(人)用に予め用意されていたメッセージを伝える、などの動作を行う。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。
また、本発明に係る検知対象検知システムでは、検知対象と検知装置との位置関係を知ることができるので、自動車などの種々の移動体への応用、例えば交通管制システムへの応用も可能である。
本発明の実施形態に係る検知対象検知システムAのシステム構成図である。 ロボットRのブロック図である。 ロボットRの対象検知部70のブロック図である。 (a)は、ロボットRの周囲に設定された探索域を説明する説明図である。 (b)は、発光手段100の発光部から照射される赤外線の高さ方向の照射範囲を説明する図である。 ロボットRに設けられた発光部の発光順序を説明する説明図である。 電界強度を基に、ロボットRと検知対象Dとの距離を求めるために、検知対象Dがどのエリアにいるのかを示す情報(エリア情報)を取得する方法を説明する説明図である。 検知対象Dが、ロボットRを基準としてどちらの方向に存在するのかを求めるために、検知対象がどの方向に存在するのかを示す情報(方向情報)を取得する方法を説明する説明図である。 取得した、エリア情報と方向情報とから、検知対象Dの位置を特定する方法を説明する説明図である。 検知対象Dである検知用タグTの構成を示すブロック図である。 ロボットRの対象検知部70で行われる処理について説明するフローチャートである。 検知対象Dである検知用タグT側で行われる処理について説明するフローチャートである。 検知対象検知システムが会社来訪者の検知に応用された場合の、検知対象検知システムの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
A 検知対象検知システム
C カメラ
D 検知対象
R ロボット
T 検知用タグ
1 基地局
2 ロボット専用ネットワーク
3 管理用コンピュータ
4 ネットワーク
5 端末
10 画像処理部
20 音声処理部
30 画像送信部
40 制御部
50 自律移動制御部
60 無線通信部
70 対象検知部
80 制御手段
90 電波送受信手段
100 発光手段
110 記憶手段
140 電波送受信手段
150 受光手段
160 受信報告信号生成手段
170 記憶手段

Claims (5)

  1. 検知対象に設けた検知用タグを用いて、検知装置の周辺に検知対象が存在するか否かを検知する検知対象検知システムであって、
    前記検知用タグは、
    前記検知装置から発信された電波を受信する電波受信手段と、
    前記検知装置から照射された光信号を受光する光受信手段と、
    前記電波を受信したのち、所定時間が経過する前に、さらに前記検知装置から照射された光信号を受光した場合、受信報告信号を生成する受信報告信号生成手段と、
    前記受信報告信号を前記検知装置に向けて無線送信する送信手段とを備え、
    前記検知装置は、
    当該検知装置の周辺領域に向けて電波を発信する電波発信手段と、
    前記検知用タグの前記送信手段から送信された受信報告信号を受信する受信手段と、
    前記検知装置を基準として当該検知装置の周囲において予め設定された探索域に向けて光信号を照射する発光手段と、
    前記電波発信手段、前記受信手段、そして前記発光手段の動作を制御する制御手段と、
    前記受信手段が前記受信報告信号を受信した際に、前記受信報告信号の強度に基づいて前記検知装置から前記検知対象までの距離を求めると共に、前記発光手段から照射された光信号の発光方向を前記検知対象の存在する方向とする対象位置特定手段とを備える
    ことを特徴とする検知対象検知システム。
  2. 前記受信報告信号生成手段は、
    前記電波を受信したのち、所定時間が経過しても、前記光信号を受光しない場合、発光要求信号を含む受信報告信号を生成し、
    前記制御手段は、前記受信手段が前記発光要求信号を含む受信報告信号を受信した場合、前記発光手段から前記光信号を照射させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の検知対象検知システム。
  3. 前記探索域は、複数設定されており、これら複数の検索域で前記検知装置を取り囲んでいることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検知対象検知システム。
  4. 前記発光手段は、前記探索域の各々に向けて一つずつ用意されると共に、各発光手段が発光する光信号には、各発光手段を特定する識別子の情報がそれぞれ含まれており、
    前記受信報告信号生成手段は、前記識別子を含む受信報告信号を生成し、
    前記対象位置特定手段は、前記識別子を参照して、前記光受信手段が受光した光信号が、どの発光手段から照射された光信号であるのかを特定すると共に、特定された発光手段に対応する探索域を前記検知対象の存在する方向とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の検知対象検知システム。
  5. 前記制御手段は、前記発光手段から、前記各探索域に光を照射する際に、隣接する探索域が連続して照射されないように、総ての探索域を順次照射することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の検知対象検知システム。
JP2004102534A 2004-03-31 2004-03-31 検知対象検知システム Expired - Fee Related JP4174447B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004102534A JP4174447B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 検知対象検知システム
US11/089,354 US7362258B2 (en) 2004-03-31 2005-03-25 Transponder detection system using radio and light wave signals
KR1020050025483A KR100743586B1 (ko) 2004-03-31 2005-03-28 검지대상 검지시스템
DE102005014146A DE102005014146B4 (de) 2004-03-31 2005-03-29 Zielobjekt-Erfassungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004102534A JP4174447B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 検知対象検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005291716A true JP2005291716A (ja) 2005-10-20
JP4174447B2 JP4174447B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=35324829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004102534A Expired - Fee Related JP4174447B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 検知対象検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4174447B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268696A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Ltd 対話ロボットシステム
US7778731B2 (en) 2005-12-12 2010-08-17 Honda Motor Co., Ltd Legged mobile robot control system
DE102006058553B4 (de) * 2005-12-12 2010-08-26 Honda Motor Co., Ltd. Steuerungssystem für einen mobilen Schreitroboter
US8466777B2 (en) 2007-12-07 2013-06-18 Honda Motor Co., Ltd. Target object detection server

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5525992A (en) * 1994-11-14 1996-06-11 Texas Instruments Deutschland Gmbh Method and system for conserving power in a recognition system
US20030013146A1 (en) * 2001-05-02 2003-01-16 Jay Werb Hybrid real time locating system and methodology
JP2004077129A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Yamatake Corp 着席者の位置監視システム及び椅子
JP2004132732A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Sharp Corp 物品検索システム、物品検索方法、物品検索プログラム及び物品検索プログラムを記録した記録媒体
JP2004216513A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニケーションロボット
JP2004348559A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Sharp Corp Idタグシステムおよびidタグならびにidタグリーダ・ライタ
JP2005131748A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Advanced Telecommunication Research Institute International 関係検知システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5525992A (en) * 1994-11-14 1996-06-11 Texas Instruments Deutschland Gmbh Method and system for conserving power in a recognition system
US20030013146A1 (en) * 2001-05-02 2003-01-16 Jay Werb Hybrid real time locating system and methodology
JP2004077129A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Yamatake Corp 着席者の位置監視システム及び椅子
JP2004132732A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Sharp Corp 物品検索システム、物品検索方法、物品検索プログラム及び物品検索プログラムを記録した記録媒体
JP2004216513A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニケーションロボット
JP2004348559A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Sharp Corp Idタグシステムおよびidタグならびにidタグリーダ・ライタ
JP2005131748A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Advanced Telecommunication Research Institute International 関係検知システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7778731B2 (en) 2005-12-12 2010-08-17 Honda Motor Co., Ltd Legged mobile robot control system
DE102006058553B4 (de) * 2005-12-12 2010-08-26 Honda Motor Co., Ltd. Steuerungssystem für einen mobilen Schreitroboter
US8019474B2 (en) 2005-12-12 2011-09-13 Honda Motor Co., Ltd. Legged mobile robot control system
JP2007268696A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Ltd 対話ロボットシステム
US8466777B2 (en) 2007-12-07 2013-06-18 Honda Motor Co., Ltd. Target object detection server

Also Published As

Publication number Publication date
JP4174447B2 (ja) 2008-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4477924B2 (ja) 移動ロボットの外部検出装置
KR100743586B1 (ko) 검지대상 검지시스템
KR100729870B1 (ko) 이동체의 위치검지 시스템
JP4751192B2 (ja) 移動ロボット
JP4460528B2 (ja) 識別対象識別装置およびそれを備えたロボット
US9084068B2 (en) Sensor-based placement of sound in video recording
JP4262196B2 (ja) 自律移動ロボット
CN109076191B (zh) 监视系统、方法、非暂时性计算机可读介质和控制单元
JP4787813B2 (ja) 検知対象検知システム
US20130002868A1 (en) Surveillance camera terminal
US20180111272A1 (en) Companion robot and method for controlling companion robot
JP2016033457A (ja) 位置推定システム及び受信端末
JP4174447B2 (ja) 検知対象検知システム
KR101654181B1 (ko) 스마트폰 앱과 스마트태그를 이용한 방범용 cctv 비상벨 호출 시스템
JP4477921B2 (ja) 移動ロボット
JP4174448B2 (ja) 検知対象検知システム
JP4174449B2 (ja) 移動体の位置検知システム
JP4214075B2 (ja) 検知対象検知システム
JP4206052B2 (ja) 検知対象検知システム
CN106878942B (zh) 一种移动感知定位救援系统
KR101706281B1 (ko) 카메라 촬영위치 설정 시스템
KR20160136090A (ko) 압전하베스팅 에너지를 이용한 사회약자 안전추적 시스템 및 방법
KR101711861B1 (ko) 피보호자 찾기 시스템
KR20240042815A (ko) 근접위치 기반 안심귀가 모니터링 시스템 및 방법
JP2021180480A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20080603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4174447

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140822

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees