JP2005291502A - ガスケット、シール組立て品およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】組立て作業性が良好であり、装着時にシール部品を入れ忘れることがなく、製造工程が容易でコスト的にも有利なガスケットを提供する。
【解決手段】基板1の片面または両面にシール材としてのゴム層5を設けたガスケットであって、ゴム層5がスクリーン印刷法により基板1のシール部分のみに被着されて両者が一体化されている。また、ゴム層5はスクリーン印刷法により基板1に被着されて両者が一体化されている。また、ゴム層5は基板1のシール部分のみに被着されて両者が一体化されている。
【選択図】図1
【解決手段】基板1の片面または両面にシール材としてのゴム層5を設けたガスケットであって、ゴム層5がスクリーン印刷法により基板1のシール部分のみに被着されて両者が一体化されている。また、ゴム層5はスクリーン印刷法により基板1に被着されて両者が一体化されている。また、ゴム層5は基板1のシール部分のみに被着されて両者が一体化されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、密封装置の一種であるガスケット、シール組立て品およびその製造方法に関するものである。本発明のガスケットおよびシール組立て品は例えば、パソコンのハードディスクドライブ用のトップカバーであるカバー兼用ガスケットとして用いられ、またはその他一般のガスケットないしカバー兼用ガスケットとして用いられる。
パソコンのハードディスクドライブ用トップカバーであるカバー兼用ガスケットにおいては、従来、図3に示すように、金属板または制振鋼板製のトップカバー51とラバーガスケット52とを別体で成形し、両部品51,52を装着時に組み合わせている。
したがって、この従来技術によると、部品点数が二点であるために組立て作業性が良くなく、装着時にラバーガスケット52を入れ忘れる可能性があり、またコスト的にも割高である不都合がある。また、ラバーガスケット52にへたりが発生することにより取付けボルト(図示せず)に緩みが発生することがあり、これを原因としてシール性および耐久性に支障を来すこともある。
また、他の従来技術として、粘着テープを使用してラバーガスケットをトップカバーに固定したり、あるいはラバーガスケットをトップカバーに焼き付けたりするものもあるが、何れも製造工程が複雑であるために、やはりコスト的に割高となるのを避けることができないものである。
本発明は以上の点に鑑み、組立て作業性が良好であり、装着時にシール部品を入れ忘れることがなく、製造工程が容易でコスト的にも有利なガスケット、シール組立て品およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるガスケットは、基板の片面または両面にシール材としてのゴム層を設けたガスケットであって、前記ゴム層は、スクリーン印刷法により前記基板のシール部分のみに被着されて両者は一体化されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるガスケットは、基板の片面または両面にシール材としてのゴム層を設けたガスケットであって、前記ゴム層は、スクリーン印刷法により前記基板に被着されて両者は一体化されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるガスケットは、基板の片面または両面にシール材としてのゴム層を設けたガスケットであって、前記ゴム層は、前記基板のシール部分のみに被着されて両者は一体化されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4によるシール組立て品は、基板の片面または両面にシール材としてのゴム層をスクリーン印刷法によりシール部分にのみ成形一体化してなることを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項5によるシール組立て品の製造方法は、基板の片面または両面にシール材としてのゴム層をスクリーン印刷法によりシール部分にのみ成形一体化し、ついで組み立てることを特徴とするものである。
上記構成を備えた各請求項に係る発明においては、基板とゴム層とによる積層体が構成され、この積層体が一部品として数えられるとともに纏めて取り扱われることになる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本願の各請求項に係る発明においては、基板にゴム層が被着されて両者が一体化されているために、部品点数が一点であり、ガスケット全体が常に纏めて取り扱われる。したがって、従来技術と比較して部品点数を削減することができ、これにより組立て作業性を向上させることができる。また、従来技術のように装着時にシール部品を入れ忘れることもない。
また、ゴム層がスクリーン印刷法により被着されると、製造工程を容易化することができ、コスト的にも有利な製品を提供することができる。
また、ゴム層が基板のシール部分のみに被着されると、ボルト締結部がある場合にはこれを避けることで、ゴムのへたりによる取付けボルトの緩みの発生を防止することができ、これによりシール性および耐久性を向上させることができる。また、ゴム層が必要最小限のシール部分のみに被着されるために、ゴム材料費を低く抑えることができる。
つぎに本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、当該実施形態に係るガスケットの斜視図であって、そのA−A線拡大断面が図2に示されている。
当該実施形態に係るガスケットは、パソコンのハードディスクドライブ用トップカバーであるカバー兼用ガスケットとして用いられるものであって、以下の構成を備えている。
すなわち先ず、平面略長方形状を呈する金属製の基板(基材とも称する)1が設けられており、この基板1の片面である内面(図上上面)1aにシール材としての発泡ゴム層5が設けられており、この発泡ゴム層5が、スクリーン印刷法(スクリーンコート法とも称する)により基板1の内面1aのシール部分のみにコーティングされた弗素発泡ゴム6により成形されている。シール部分は、装着時に相手材(図示せず)に密接してシール作用を成す部分である。相手材は例えばケースであって、このケースとカバー兼用ガスケットとが組み立てられてシール組立て品であるHDDの筐体とされる。
基板1は、金属板をプレス成形したものであって、その平面レイアウトの周縁部に所要数(図上六箇所)のボルト挿通孔(ボルト締結部とも称する)2が形成されており、この所要数のボルト挿通孔2の内側に位置して発泡ゴム層5が帯状にかつエンドレス状にコーティングされており、この発泡ゴム層5の更に内側にトップカバーとして必要な孔部3、凹部または凸部4等の立体構造が形成されている。発泡ゴム層5は、図2に示したように所定の幅および高さを備えて断面略台形状に成形されており、内部に多数の気泡室7が形成されている。基板1の内面1aのうち、発泡ゴム層5がコーティングされていない部分は、金属板がそのまま表面露出している。
上記構成を備えたガスケットは、上記したようにパソコンのハードディスクドライブ用トップカバーであるカバー兼用ガスケットとして用いられるものであって、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
すなわち先ず第一に、基板1に発泡ゴム層5がコーティングされていて両者が一体化されているために、部品点数が一点であり、ガスケット全体が常に纏めて取り扱われることになる。したがって上記従来技術と比較して部品点数を削減することができ、これにより組立て作業性を向上させることができる。また従来技術のように装着時にシール部品を入れ忘れることもない。
第二に、発泡ゴム層5が基板1の内面1aのシール部分のみにコーティングされているために、ボルト締結部2を避けることで、ゴムのへたりによる取付けボルトの緩みの発生を防止することができ、これによりシール性および耐久性を向上させることができる。また発泡ゴム層5が必要最小限のシール部分のみにコーティングされるために、ゴム材料費を低く抑えることができる。
また、発泡ゴム層5がスクリーン印刷法によりコーティングされるために、製造工程を容易化することができ、コスト的にも有利な製品を提供することができる。
また、発泡ゴム層5として弗素発泡ゴム6が使用されているために、電子機器分野で問題となるゴムからのアウトガスの発生を防止することができ、併せて弗素の耐熱性と発泡の弾性力とによりシール性および耐久性を向上させることができる。
1 基板
2 ボルト挿通孔
3 孔部
4 凸部
5 発泡ゴム層
6 弗素発泡ゴム
7 気泡室
2 ボルト挿通孔
3 孔部
4 凸部
5 発泡ゴム層
6 弗素発泡ゴム
7 気泡室
Claims (5)
- 基板(1)の片面または両面にシール材としてのゴム層(5)を設けたガスケットであって、
前記ゴム層(5)は、スクリーン印刷法により前記基板(1)のシール部分のみに被着されて両者(1)(5)は一体化されていることを特徴とするガスケット。 - 基板(1)の片面または両面にシール材としてのゴム層(5)を設けたガスケットであって、
前記ゴム層(5)は、スクリーン印刷法により前記基板(1)に被着されて両者(1)(5)は一体化されていることを特徴とするガスケット。 - 基板(1)の片面または両面にシール材としてのゴム層(5)を設けたガスケットであって、
前記ゴム層(5)は、前記基板(1)のシール部分のみに被着されて両者(1)(5)は一体化されていることを特徴とするガスケット。 - 基板(1)の片面または両面にシール材としてのゴム層(5)をスクリーン印刷法によりシール部分にのみ成形一体化してなることを特徴とするシール組立て品。
- 基板(1)の片面または両面にシール材としてのゴム層(5)をスクリーン印刷法によりシール部分にのみ成形一体化し、ついで組み立てることを特徴とするシール組立て品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005181684A JP2005291502A (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | ガスケット、シール組立て品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005181684A JP2005291502A (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | ガスケット、シール組立て品およびその製造方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10183502A Division JP2000018391A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | ガスケット |
Publications (1)
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JP2005291502A true JP2005291502A (ja) | 2005-10-20 |
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ID=35324635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005181684A Pending JP2005291502A (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | ガスケット、シール組立て品およびその製造方法 |
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JP (1) | JP2005291502A (ja) |
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2005
- 2005-06-22 JP JP2005181684A patent/JP2005291502A/ja active Pending
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