JP2005291339A - 金属ガスケット - Google Patents

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Abstract

【課題】接合面に局部的に過大な荷重が集中して起こる変形(凹みなど)の発生を抑えて、経時的なシール性劣化を従来よりも抑えることが可能な金属ガスケットを提供する。
【解決手段】シールすべきボルト孔3及びオイル孔5を囲むビード12の内周面に対して、弾性シール材からなる軟質の弾性ストッパ14を配置する。弾性ストッパ14の突出高さは、隣接するビード10,11,12高さよりも若干低く設定されて、当該ビード10,11,12の弾性変形量を規制する。変形量の規制量は、弾性ストッパ14の配置面積や高さを調整することで可能であり、当該弾性ストッパ14の配置面積や高さの調整は容易である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関のシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介挿され且つボルト締結されることで、燃焼ガス、水圧、及びオイル圧をシールする機能を有するシリンダヘッドガスケットとしての金属ガスケットに関する。
従来、この種の金属ガスケットとしては、例えば特許文献1に記載されるガスケットがある。すなわち、燃焼室孔周縁部にグロメットを装着若しくは基板の端部を折り返すことで、内周側に硬質のストッパを形成し、また、基板の外周縁の一部の端部を折り返して外周側に硬質のストッパを形成し、そのストッパによって、シールラインに沿って形成されたビードの圧縮量を規制している。なお、上記ストッパにあっては、折返し部の内側等に板バネなどを内蔵する場合もあるが、シールすべき接合面との当接部は硬質の材料から構成されている。
ここで、ビードとしては、特許文献1のようなゴム材からなるほか、特許文献2に記載のように、基板自体を屈曲成形してビードを形成することが一般に行われている。
特開平6−101761号公報 特開平11−247998号公報
上述のように、従来、ビードの変形量を規制するストッパは金属製の硬質のものであり、また、少なくとも外周側に配置されるストッパの配置は、折返し等で形成されることから、ボルト孔周囲以外は部分的な位置に限られる。
ここに、近年エンジンの進化は目覚しく小型軽量化・高性能化が進むことで、シリンダボア間の間隔も極端に狭くなり、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に配置されるシリンダヘッドガスケットに対しても、厳しい要求条件への対応が迫られる。また、剛性の低下したエンジンでの高い圧縮比、低冷温から高温への急速変化等で部分的にはシール面間の口開きやシリンダブロックとシリンダヘッドとの間でずれが発生したり、シール面幅も狭くなる傾向にあり、それに伴い、燃焼室孔周囲に配置される内周側ストッパ及び外周側に配置される外周側ストッパはともに、ストッパ設定場所が狭くなり、つまりストッパの接合面との対向面積が小さくなる。この結果、硬質で小さなストッパに荷重が集中しシリンダブロックおよびシリンダヘッドの接合面の一部を陥没させるおそれがある。ストッパと当接する接合面部分が陥没するとビードに過大な面圧が掛りビードの過剰変形に繋がる。特に、シリンダブロック及びシリンダヘッドがアルミ製などの軟質の材料から構成した場合に上記問題が大きくなる。また、上述のような外周側のストッパは、形成出来る位置も限定される。
なお、上記ストッパは、金属の基板に成形したビードの過圧縮を防止する役目を有し、さらに内周側のストッパは燃焼室内で起る爆発による高温高圧ガスをシールする役目を持っている。
本発明は、上記のような点に着目したもので、接合面への過大な変形(凹みなど)の発生を防止して、経時的なシール性劣化を従来よりも抑えることが可能な金属ガスケットを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、薄肉金属板からなる基板に対し、燃焼室孔、ボルト孔、液孔などが開口し、上記燃焼室孔の外周その他に設定されたシールラインに沿ってビードが形成される金属ガスケットであって、
上記燃焼室孔よりも外周の基板平坦面に対し、上記ビードの変形量を規制するバネ要素からなるストッパを設け、そのストッパの接合面への当接部分が少なくとも軟質の材料からなることを特徴とするものである。
上記ストッパを弾性シール材で構成することが好ましい。弾性シール材で構成した場合には、そのストッパの面積や配置場所などの自由度が大きい。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記ビードは、上記基板を凸状に屈曲してなる金属ビードと、その金属ビードの凸部側表面及び凸部裏側の凹部に固着して上記金属ビードと共に板厚方法に弾性変形する弾性シール材からなるゴムビードとの合成から構成され、
上記バネ要素からなるストッパは、弾性シール材から構成され且つ隣接するビードの高さよりも突出高さが低いことを特徴とするものである。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項1又は請求項2に記載した構成に対し、燃焼室孔の周囲に硬質のストッパを設け、該ストッパの高さを燃焼室を囲むビードよりも低くしたことを特徴とするものである。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載した構成に対し、上記バネ要素からなるストッパは、締結ボルトの締付け時に負荷される面圧が均等となるように、設置場所によって突出高さが異なることを特徴とするものである。
次に、請求項5に記載した発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した構成に対し、上記バネ要素からなるストッパを弾性シール材から構成し、
上記バネ要素からなるストッパを燃焼室孔以外のシールが必要な孔を囲むように設け、基板に形成した上記シールが必要な孔用の開口の径を、正規な寸法よりも広くすると共にその開口の内径面に対し正規な寸法位置まで弾性シール材を配置し、且つその配置した弾性シール材を上記バネ要素からなるストッパと一体成形してなることを特徴とするものである。
本発明を採用すると、シールすべきシリンダヘッド若しくはシリンダブロックの接合面の陥没を抑えつつ、シールするためのビードの過大変形を防止すると共にシールラインが軟質材による面シールであるためにガスケット係数を低く抑えることが出来て、全体のシール面圧を軽減出来、締付け軸力の低減を図ることが出来る。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係わる金属ガスケットKを示す平面図である。
先ず、その構成について説明する。
基板1を、ステンレス鋼板や軟鋼板などの薄肉金属板から構成する。低価格品等を対象とした場合には基板1を軟鋼板から構成すると良い。本実施形態では、後述のようにビード10,11,12を金属ビードとゴムビードとの合成のビード構造とすることから、ビードのシール圧を低く設定することが可能である結果、金属ビードのバネに関与する基板1の剛性をその分、低くすることが可能である。つまり、硬度が低い軟鋼板を使用してもビードによる十分なシール面圧確保が可能となっている。またこのことは、シールラインが軟質材による面シールであるためにガスケット係数を低く抑えることが出来て、全体のシール面圧を軽減出来、締付け軸力の低減が図られる結果、低いシール圧で目的のシールを行うことが可能となる。
上記基板1の略中央部には、図1に示すように、燃焼室孔2が開口している。その燃焼室孔2の端縁全周には、端部を上側に折り返したり、別の金属板を基板1の上面に固着させたりしてなる硬質の内周側ストッパ6が形成されている。各図では、ストッパ6を端部を折り返して形成した場合を図示している。
その燃焼室孔2及びストッパ6の外周を無端環状に囲繞するようにして第1シールラインSL1が配置され、さらに、基板1における第1シールラインSL1よりも外周側にボルト孔3、オイル孔5、チェーンチャンバ孔4が1又は2以上開口している。なお、ボルト孔3は燃焼室孔2の外周に沿って複数個設けられる。
さらに、ボルト孔3、オイル孔5、チェーンチャンバ孔4のうち、シールする必要のある孔の外周を囲繞するようにして第2シールラインSL2が設定されると共に、基板1の外縁に沿って第3シールラインSL3が設定されている。なお、第2及び3シールラインSL2,SL3の一部のラインは共有化されている。また、本実施形態で示すシールラインの配置は一例である。
上記各シールラインSL1〜SL3に沿ってそれぞれ形成されるビード10,11,12は、それぞれ図2及び図3に示すように、上面に向けてのみ凸状となるように基板1を板厚方向に屈曲してなる金属ビード10a、11a、12aと、その金属ビード10a、11a、12aの上下両面にモールド成形で形成された弾性シール材からなるゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cとの合成から構成される。上記金属ビード10a、11a、12aのビード高さは、上記ストッパ6よりも若干高く設定される。上記凸部裏側の弾性シール材10b、11b、12bは、基板1の下面と略面一となるように当該凸部裏側の凹部に充填されている。金属ビード10a、11a、12aの凸部に形成される弾性シール材10c、11c、12cの高さは、当該金属ビード10a、11a、12aの高さと同等か若しくは若干高い高さに設定されている。ビード10,11,12の凸部側の弾性シール材10c、11c、12cの高さは、金属ビード10a、11a、12aの高さの0.9〜1.1倍の範囲の高さが好ましい。もっとも、各ストッパで規制されるゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cの最大圧縮変形量が圧縮破壊を起こす量(例えば40%以上)よりも小さく且つ目的とするバネ力が発揮可能であれば、上記範囲に限定されない。
上記金属ビード10a、11a、12a及びゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cの合成からなるビード10,11,12にあっては、接合面との接触が軟質の弾性シール材であることから、接合面に微小な凹凸や疵があっても確実にシールすることが可能となる。更に鋳造時に発生する鋳巣孔があっても弾性シール材の面幅内であれば確実にシールすることが出来る。
ここで、外周側の第3シールラインSL3に沿ったビード11の金属ビード11aは、フルビードである必要はなく、本実施形態ではハーフビードとなっている。この場合でも、上側に凸となるように基板1が屈曲されることで、凸側及び、その凸部裏側の凹部に対し弾性シール材が固着してゴムビード11b、11cが形成されている。
さらに、基板1の外周側に配置されている孔のうち、シールすべきボルト孔3及びオイル孔5の外縁を囲むようにして、弾性ストッパ14が基板1の平坦部に設けられている(図1中、ハッチング部分がその弾性ストッパ14の配置場所である。)。その弾性ストッパ14は、弾性シール材から構成され且つ隣接するビード10,11,12よりも若干高さが低くなるように設定され、圧縮することでビード10,11,12の変形量を規制する。弾性ストッパ14の高さは、隣接するビード10,11,12の高さの例えば0.75〜0.95の範囲の高さとすればよい。
さらに、本実施形態では、弾性ストッパ14は、隣接するビード10,11,12のゴムビードと一体成形されて弾性ストッパ14の形成の容易化を図っている。また、連続することから、相互に横方向への変形を抑える作用も持つ。
ここで、上記弾性ストッパ14は、ビード10,11,12の幅方向片側にのみ形成しても良いが、ボルトの締付け荷重などの条件に応じて、ビード10,11,12の幅方向両側に形成して弾性ストッパ14の面積を稼ぐようにしても良い。
また、本実施形態では、図2〜図4のように、外周側シールラインの外周側にも弾性ストッパ15を配置している。この外周側シールラインの外周側に設ける弾性ストッパ15は、面圧が高くなるボルト近傍部分だけでも良いし、基板1外周に沿って連続的に設けても良い。
次に、上記構成の金属ガスケットの作用・効果などについて説明する。
金属ガスケットを、エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドの間に装填して締め付けると、ビード10,11,12のゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cが圧縮変形し、金属ビード10a、11a、12aと共にシールラインSL1、SL2,SL3に沿って所定のシール圧を発生してシールする。
このとき、ストッパがない場合には、締付け荷重が増大するについて、上記ゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cはさらに変形し、例えば変形率40%以上になると、当該ゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cは破損して基板1から剥離・離脱する。この現象を防止するために、外周側の弾性ストッパ14,15が設けられている。すなわち、締付け荷重が増大するにつれて、まずビード10,11,12のゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12c及び金属ビード10a、11a、12aが変形するが、それに遅れて弾性ストッパ14,15が変形して締付け荷重の一部を負担することで、上記ゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12c及び金属ビード10a、11a、12a(特に、ゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12c)の過剰変形を防止する。
ここで、弾性ストッパ14,15は、軟質の弾性シール材で成形されているために変形はするが、軟質であることから、過大な荷重が掛かっても接合面を部分的に変形させたり陥没させることがない。ビード10,11,12の変形量は、締付け荷重に応じて、弾性ストッパ14,15の幅、長さ、及び突出高さで調整することが出来る。上記弾性ストッパ14,15は、バネ要素からなるストッパを構成し、弾性シール材がバネ要素を構成する。バネ要素としては形成しやすさの点で弾性シール材が好ましいが、他のバネ要素から構成されていても良い。但し、接合面との接触部分が軟質となっている必要がある。
また、本実施形態では、燃焼室孔2の周囲の内周側ストッパ6を、硬質のストッパとして一番面圧が高いシール部分とすることで、ボアでの爆発燃焼圧の高圧をシールすると共に内周側ストッパ6周囲に成形したシールシールラインの過大な荷重変形を防止する。なお、燃焼室孔2から離れたボルト孔3、オイル孔5等の周囲はシール面幅(ビード10,11,12形成可能な幅)も狭く且つ剛性も低く、燃焼室孔2周囲に設けた内周側ストッパ6によるビード11,12の変形規制効果はうすい。従ってボルト孔3周囲や外周部にもビード11,12の過大変形を防止するストッパが必要である。また、図2に示すように、ビード10,11,12の高さと内周側ストッパ6の高さとの差7が締め代であり、仮に内周側ストッパ6で燃焼室側からの微小な圧漏れが有ってもビード10,11,12部分で完全シール出来る。ここで、上記内周側ストッパ6は、周方向に沿った面圧が均等となるように、周方向に沿って抑揚が付けられている。例えば、ボルト孔3近傍で相対的に低くすると共に、ボルト孔3から離れるにつれて相対的に高くなるように設定する。
ここで、締付け時の荷重分布は、締付けボルト近傍で大きく、締付けボルトから離れた位置では弱い。よって、弾性ストッパ14,15に負荷される面圧を均一化する観点から締付けボルトに近い位置の弾性ストッパ14,15に比べて当該締付けボルトより遠い位置の弾性ストッパ14,15の高さを相対的に高くして、弾性ストッパ14,15全体の面圧の均一化を図るようにしても良い。
逆に、ビード10,11,12に発生させるシール圧がビード10,11,12毎に異ならせる場合には、そのシール圧となるように各弾性ストッパ14,15の高さを変えるようにしても良い。
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部材などについては同一の符号を付して説明する。
本第2実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様であるが、ボルト孔3周りに設けた弾性ストッパ14,15及び、シールラインが異なる。
すなわち、本実施形態では、図5及び図6に示すように、ボルト孔3を囲むビードを省略している。その代わりに、基板1に形成したボルト孔3用の開口3aの径を正規の寸法よりも大きくし、そのボルト孔3用の開口3aの内径面にも正規の寸法までの空間に弾性シール材20を配置し、そのリング状の弾性シール材20を、ボルト孔3の外周に配置した弾性ストッパ14と一体成形した点が異なる。
上記基板1のボルト孔3に充填したリング状の弾性シール材20の高さは、弾性ストッパ14の高さと等しくても良いし、弾性ストッパ14の高さよりも高くても良い。
本実施形態では、孔用の開口3aの内径面側に配置したリング状の弾性シール材20が、その上下両面が対向する接合面とそれぞれ所定の圧をもって当接することから、仮にボルト孔3内にオイルが浸入してきても、当該内径面に配置したリング状の弾性シール材20でシールできる。このため、当該シールすべき孔の外周を囲繞するようにシールラインを設定しなくても、シールすることが可能となる。
なお、弾性ストッパ14,15自体も所定のシール圧を発生してシールする機能を有するが、本実施形態では、弾性ストッパ14,15は基板1の片面だけに形成されることから、裏側の面はメタル接触となって確実にシールできないおそれがある。
その他の作用・効果は第1実施形態と同様である。
次に、第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部材などについては同一の符号を付して説明する。
本第3実施形態は、図7に示すように、基本的に第1実施形態と同様であるが、図8及び図9に示すように、シールが要求されるボルト孔3のシール構造が異なる。
すなわち、上記ボルト孔3の内側を通る第2シールラインを、金属ビード12a及びゴムビード12b、12cの合成で構成するが、その金属ビード12aをハーフビードとして、シール幅が狭い所に対しビードを設けたものである。
さらに、基板1に設けたボルト孔3用の開口3aの径を、第2実施形態と同様に、正規の寸法よりも大きくし、そのボルト孔3用の開口3aの内径面にも正規の寸法までの間を弾性シール材20を配置している。
また、上記リング状の弾性シール材20に一体成形して弾性ストッパ15が形成されていて、上記ボルト孔3の外周側を通過するビードを省略している。
ここで、上記実施形態では、説明を容易にするために一気筒の空冷エンジンで説明したが、多気筒エンジンや水冷エンジンでも同じ効果を出すことが出来る。
また、上記実施形態では、シールラインに沿って形成されるビードとして、金属ビード10a、11a、12aとゴムビード10b、10c、11b、11c、12b、12cとの合成からなるビード10,11,12を例示しているが、これに限定されない。上記ビード10,11,12の全部若しくは一部を、図10に示すように、例えば金属ビード10a、11a、12aだけから構成させても良い。
本発明に基づく第1実施形態に係る金属ガスケットを示す平面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 図1におけるC−C断面図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る金属ガスケットを示す平面図である。 図5におけるD−D断面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る金属ガスケットを示す平面図である。 図7におけるE−E断面図である。 図7におけるF−F断面図である。 弾性ストッパの別の例を示す断面図である。
符号の説明
K 金属ガスケット
SL1,SL2,SL3 シールライン
1 基板
2 燃焼室孔
3 ボルト孔
3a ボルト孔用の開口
4 チェーンチャンバー孔
5 オイル孔
6 内周側のストッパ
7 燃焼室周りの金属ストッパとシールビードとの差
10,11,12 ビード
10a、10b、10c 金属ビード
10b、10c、11b、11c、12b、12c ゴムビード
14,15 弾性ストッパ
20 リング状の弾性シール材

Claims (5)

  1. 薄肉金属板からなる基板に対し、燃焼室孔、ボルト孔、液孔などが開口し、上記燃焼室孔の外周その他に設定されたシールラインに沿ってビードが形成される金属ガスケットであって、
    上記燃焼室孔よりも外周の基板平坦面に対し、上記ビードの変形量を規制するバネ要素からなるストッパを設け、そのストッパの接合面への当接部分が少なくとも軟質の材料からなることを特徴とする金属ガスケット。
  2. 上記ビードは、上記基板を凸状に屈曲してなる金属ビードと、その金属ビードの凸部側表面及び凸部裏側の凹部に固着して上記金属ビードと共に板厚方法に弾性変形する弾性シール材からなるゴムビードとの合成から構成され、
    上記バネ要素からなるストッパは、弾性シール材から構成され且つ隣接するビードの高さよりも突出高さが低いことを特徴とする請求項1に記載した金属ガスケット。
  3. 燃焼室孔の周囲に硬質のストッパを設け、該ストッパの高さを燃焼室を囲むビードよりも低くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した金属ガスケット。
  4. 上記バネ要素からなるストッパは、締結ボルトの締付け時に負荷される面圧が均等となるように、設置場所によって突出高さが異なることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載した金属ガスケット。
  5. 上記バネ要素からなるストッパを弾性シール材から構成し、
    上記バネ要素からなるストッパを燃焼室孔以外のシールが必要な孔を囲むように設け、基板に形成した上記シールが必要な孔用の開口の径を、正規な寸法よりも広くすると共にその開口の内径面に対し正規な寸法位置まで弾性シール材を配置し、且つその配置した弾性シール材を上記バネ要素からなるストッパと一体成形してなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した金属ガスケット。
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