JP2005291131A - リザーブタンク - Google Patents
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Abstract
【課題】 注水口にキャップを組み付ける際に、押し込むための摩擦抵抗が低く、従って組付けが固くなく、更に、部品点数が少なく、部品の組み付けが安価で且つ容易に実施可能なためコストも安価である、リザーブタンク、特にはその注水口を提供する。
【解決手段】 本発明のリザーブタンクは、内部に流体を収容するタンク本体と、前記タンク本体に流体を入れるための注水口とを具備する。前記タンク本体は、開口を有していて且つ前記注入口を装着するための装着部を有しており、前記注入口はナイロン6.6により形成されることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明のリザーブタンクは、内部に流体を収容するタンク本体と、前記タンク本体に流体を入れるための注水口とを具備する。前記タンク本体は、開口を有していて且つ前記注入口を装着するための装着部を有しており、前記注入口はナイロン6.6により形成されることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両において使用される流体を収納するためのタンクに係り、より特別にはラジエタ等のためのリザーブタンクに関する。
自動車のエンジンの冷却システムにおいて、冷却液の温度膨張を吸収するための密閉型のリザーブタンクが具備される。冷却システムにおいて冷却水は、運転時に高温になり、エンジン停止時に温度が下がり低温になる。この様な、高温時と低温時間において冷却水はシステム全体においてかなりの体積の変化を生じる。リザーブタンクは、この様な冷却システムにおける冷却水の体積変化を吸収すると共に、加圧弁を有しており、冷却水の膨張・収縮に伴うシステム内の圧力の変化も吸収する。即ち、システム内の圧力が上昇すると加圧弁よりリザーブタンク内の空気を逃がし、システム内の圧力が低下して負圧になると加圧弁よりタンク内に外気を導入する。
リザーブタンクは、水を注入するための注水(注入)口を有しており、この注水口にキャップに組み込まれた加圧弁が設置されることが一般的である。図1に一般的な密閉型のリザーブタンク1を示す。本例のリザーブタンク1は、ポリプロピレン(PP)等により形成される本体2と、本体2の頂部に設けられた注水(注入)口3とを具備しており、注水口3には、加圧弁が組み込まれたキャップ4が設置されており、更に注水口3に設けられたドレン口はドレンパイプ5に流体接続される。ドレンパイプ5は、内圧上昇時等にリザーブタンク1内からの空気又はオーバーフローを逃がす。本願は主にリザーブタンクの注水口付近の構造に関する。
注水口の第1の従来例について図5及び6に示す。第1の従来例の注水口50の側断面図を図6に示し、注水口50がリザーブタンク1に組み付けられた状態の側断面図を図5に示す。注水口50はリザーブタンクの本体2にカシメにより組み付けられるタイプである。一般的な従来例である注水口50は、いずれもアルミニウム製である、ドレン口51と、キャップ本体52と、取り付け部53とを具備する。本例において、これらの3つの構成要素51,52,53はロウ付けにより一体に形成されている。取り付け部53は、図6に示すように複数のスリット56が下部に設けられることにより、複数の歯状の部分57を下部に具備する。この複数の歯状の部分57は、取り付け前は下方向に真っ直ぐ伸びているが、注水口50のタンクの本体2への取り付け時において、図5に示すように折り曲げられてカシメられる。この際、取り付け部53とタンク本体2との間には、図5に示すようにシールパッキン54が介在されて、注水口50の周囲におけるシールとして作用する。この様に、注水口50はカシメによりタンク本体2に取り付けられるために、剛性が高いことが必要であり、従ってその材質は、アルミニウム等の金属であることが必要である。注水口50の開口部には、図示されないキャップが装着される。
この様な従来の注水口50は、アルミニウム等の金属製であるので、キャップを注水口50に取り付ける際に、剛性の高い金属の反力が大きいために、押し込む際の摩擦抵抗が高く、組付けが固い。また、部品点数が多く、それらの部品の組み付けは真空ロウ付けにより実施する必要がある。このためコストも高くつく。
別の従来例の注水口60を図7に示す。図7の注水口60は、リザーブタンク1の本体2の上部と一体成形したものである。この場合、注水口60の材質はタンクの本体2と同じポリプロピレンである。この場合、加圧弁を組み込んだキャップ4を注水口60に組み付ける場合に、キャップ4の反力により、注水口60部分がクリープし、加圧弁又は密閉弁の密閉特性が低下する可能性がある。
上述したように、従来のリザーブタンクの注水口に関しては解決する必要のある問題が存在した。本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、注水口にキャップを組み付ける際に、押し込むための摩擦抵抗が低く、従って組付けが固くなく、更に、部品点数が少なく、部品の組み付けが安価で且つ容易に実施可能なためコストも安価である、リザーブタンク、特にはその注水口を提供することを目的とする。
本発明のその他の目的は、注水口にキャップを組み付ける場合に、キャップの反力による注水口部分のクリープを抑制したリザーブタンクの注水口を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の形態では、上述した目的を達成するために車両用リザーブタンクは、内部に流体を収容するタンク本体と、前記タンク本体に流体を入れるための注入口とを具備する。前記タンク本体は、開口を有していて且つ前記注入口を装着するための装着部を有しており、注入口はタンク本体よりも強度の高い材質からなることを特徴とする。
この様に構成することにより、注水口にキャップを組み付ける際に、押し込むための摩擦抵抗が低い、また注水口のタンクへの組付けが容易に実施可能である。注水口にキャップを組み付ける場合に、キャップの反力による注水口部分のクリープを抑制することができる。
本発明の請求項2の形態では、上記請求項1の形態において、注入口の材質はナイロン6.6であり、タンク本体の材質はポリプロピレンであることを特徴とする。
本形態によれば、注水口部分のクリープを抑制しつつ、リザーブタンクを安価に製作可能である。
本形態によれば、注水口部分のクリープを抑制しつつ、リザーブタンクを安価に製作可能である。
本発明の請求項3の形態では、上記請求項1又は2のいずれかの形態において、前記注入口の前記装着部への装着はネジにより実施されることを特徴とする。
本形態によれば、部品点数が少なく、部品の組み付けが容易に実施可能なためコストも安価である。
本形態によれば、部品点数が少なく、部品の組み付けが容易に実施可能なためコストも安価である。
本発明の請求項4の形態では、上記請求項1から3の形態のいずれか一項において、前記注入口は回り止めを更に具備しており、前記回り止めは前記装着部付近の前記タンク本体に設けられた係合部に弾性的に係合して回り止めとして作用することを特徴とする。
本形態によれば、注入口のキャップを開け閉めする際の注水口の共回りを防止出来る。
本形態によれば、注入口のキャップを開け閉めする際の注水口の共回りを防止出来る。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態のリザーブタンク及び注水口を詳細に説明する。本実施の形態のリザーブタンクは、前出の図1に示した車両用のエンジン冷却水システムにおいてラジエタに付属して設けられるリザーブタンク1である。
図2から4には、本発明に係るリザーブタンクに設置する注水口を図解的に示しており、図2は該注水口をリザーブタンク1に設置した状態の側断面図を示し、図3は該注水口の図2のA矢視を示し、図4はリザーブタンク1に設置した該注水口にキャップを装着した状態の側断面図を示す。
図2から4には、本発明に係るリザーブタンクに設置する注水口を図解的に示しており、図2は該注水口をリザーブタンク1に設置した状態の側断面図を示し、図3は該注水口の図2のA矢視を示し、図4はリザーブタンク1に設置した該注水口にキャップを装着した状態の側断面図を示す。
図1に示す本実施の形態のリザーブタンク1は、やはり本体2と、タンク本体2の頂部に設置される注水口(注入口)3と、注水口3に装着されるキャップ4と、注水口3に接続するドレンパイプ5とを具備する。リザーブタンク1は内部の液面を確認可能なように、半透明のポリプロピレンにより形成されることが好ましい。更に、ポリプロピレンを材質に採用することでリザーブタンク1は安価に製作可能である。
図2には、本実施の形態による注水口3の横断面図が示されており、注水口3の本体部11は、強度が高く、クリープに強いナイロン6.6により成形されることが好ましい。注水口3は、下部に雄ネジ付きの取り付け部16と、取り付け部16の下部から更に突き出る円筒部17と、ドレンパイプ5に接続するドレン口19とを図1に示すように具備する。円筒部17には溝18が設けられる。リザーブタンク1の本体2には、注水口3の装着部13が設けられている。装着部13は、注水口3を収容するように凹状に形成され、その中央に、円筒部17を通すように開口を有する。凹状の装着部13の内面には雌ネジが切られており、注水口3の取り付け部16はこの雌ネジにねじ込まれて、装着部13に装着される。この装着において、溝18にはOリング等のパッキン12が装着され、パッキン12が装着部13の側面に図2に示されるように密着することにより、リザーブタンク1の注水口部分は水密にシールされる。
注水口3の上下中央付近の外面には、カギ状の回り止め14が設けられており、注水口3を装着部13に十分ねじ込むと、タンク本体2の装着部13付近に設けられていて回り止め14と係合する係合部である、カギ溝15に嵌合して注水口13の回り止めとして作用する。回り止め14がカギ溝15に嵌合した状態を図3に示す。この回り止め14とカギ溝15の構成により、キャップ4の開け閉めによる注水口3の共回りが防止される。回り止め14の材質もナイロン6.6であり可撓性を有するので、回り止め14のカギ溝15への嵌合は容易に実施可能であり、その取り外しも容易に実施可能である。
注水口3には、加圧弁20が組み込まれたキャップ4が装着される。キャップ4及び加圧弁20の機能については既に説明したので、ここでは説明の重複を避けて省略する。注水口3にキャップ4を装着した状態を図4に示す。可撓性があり且つクリープに対して強い材質の注水口3により、キャップ4を注水口3に固く装着することが可能である。
次に上記実施の形態の効果及び作用について説明する。
本発明の上記の実施の形態のリザーブタンクにより以下の効果が期待できる。
・注水口にキャップを組み付ける際に、押し込むための摩擦抵抗が低い。また注水口のタンクへの組付けが容易に実施可能である。
・更に、部品点数が少なく、部品の組み付けが安価で且つ容易に実施可能なためコストも安価である。
・注水口にキャップを組み付ける場合に、キャップからの反力により、注水口部分がクリープすることがない。
本発明の上記の実施の形態のリザーブタンクにより以下の効果が期待できる。
・注水口にキャップを組み付ける際に、押し込むための摩擦抵抗が低い。また注水口のタンクへの組付けが容易に実施可能である。
・更に、部品点数が少なく、部品の組み付けが安価で且つ容易に実施可能なためコストも安価である。
・注水口にキャップを組み付ける場合に、キャップからの反力により、注水口部分がクリープすることがない。
上記の説明において、あるいは添付図面に示した本発明のリザーブタンクは、車両の冷却水システムにおけるラジエタ付きのリザーブタンクとして記載されたが、該リザーブタンクはこれに限定されず、例えばオイル用タンク等の別のタンクに使用されても良い。
また、上記において記載した実施の形態において、リザーブタンクの材質はポリプロピレンとされたが、これ以外の材質であっても良い。
また、上記において記載した実施の形態において、リザーブタンクの材質はポリプロピレンとされたが、これ以外の材質であっても良い。
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は、該実施の形態により制限されるものではなく、請求項に記載される事項によってのみ規定されており、上記以外の実施の形態も実施可能である。
1…リザーブタンク
2…タンク本体
3…注水口
4…キャップ
5…ドレンパイプ
11…本体部
12…パッキン
13…装着部
14…回り止め
15…カギ溝
16…取り付け部
17…円筒部
18…溝
19…ドレン口
2…タンク本体
3…注水口
4…キャップ
5…ドレンパイプ
11…本体部
12…パッキン
13…装着部
14…回り止め
15…カギ溝
16…取り付け部
17…円筒部
18…溝
19…ドレン口
Claims (4)
- 車両用リザーブタンクにおいて、このリザーブタンクは、
内部に流体を収容するタンク本体と、
前記タンク本体に流体を入れるための注入口と、
を具備しており、
前記タンク本体は、開口を有していて且つ前記注入口を装着するための装着部を有しており、
前記注入口は前記タンク本体よりも強度の高い材質からなることを特徴とするリザーブタンク。 - 前記注入口の材質はナイロン6.6であり、前記タンク本体の材質はポリプロピレンであることを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。
- 前記注入口の前記装着部への装着は、ネジにより実施されることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のリザーブタンク。
- 前記注入口は、回り止めを更に具備しており、前記回り止めは前記装着部付近の前記タンク本体に設けられた係合部に弾性的に係合して回り止めとして作用することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のリザーブタンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004109015A JP2005291131A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | リザーブタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004109015A JP2005291131A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | リザーブタンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005291131A true JP2005291131A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35324338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004109015A Pending JP2005291131A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | リザーブタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005291131A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20120136924A (ko) * | 2011-06-10 | 2012-12-20 | 현대자동차주식회사 | 서지탱크 벤트장치 |
| JP2021028480A (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 日立建機株式会社 | 作業機械および作業機械に用いられる冷却水タンク |
-
2004
- 2004-04-01 JP JP2004109015A patent/JP2005291131A/ja active Pending
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| KR20120136924A (ko) * | 2011-06-10 | 2012-12-20 | 현대자동차주식회사 | 서지탱크 벤트장치 |
| KR101714064B1 (ko) * | 2011-06-10 | 2017-03-08 | 현대자동차주식회사 | 서지탱크 벤트장치 |
| JP2021028480A (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 日立建機株式会社 | 作業機械および作業機械に用いられる冷却水タンク |
| JP7186148B2 (ja) | 2019-08-09 | 2022-12-08 | 日立建機株式会社 | 作業機械および作業機械に用いられる冷却水タンク |
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