JP2005290661A - 建具用緩衝閉鎖装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建具閉鎖時の衝撃を緩和して衝撃音の発生やはね返りを抑制できると共に、建具を完全に閉じきることができるという効果を有しているにもかかわらず、ほとんどの位置で、通常の動作で建具を開閉できると共に停止させて開放できること。
【解決手段】 カバー体8にシリンダー1を固定する。シリンダー1には、内部にエアが入っており、シャフト3後端部に固定したピストン2を往復動可能に収容し、シャフト3をシリンダー1前端部から導出し、中に圧縮ばねの閉鎖ばね4を配設する。シャフト3前端部に磁石9を設けた当接体5を設ける。カバー体8の前端部に保持体6を固定する。保持体6に磁石9が吸着する吸着板10を設ける。枠体Wに吸着板11が設けられた当受体7を固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、手動で開け閉めする建具を枠体に取り付けたものに使用するものであって、建具の閉鎖前の特定の区間において、建具の速度を緩和し、またその区間内では閉まる方向に能動的に建具を駆動して閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。つまり、建具を強く閉めても弱く閉めても、一定の位置まで到達すれば、その後は、強く閉めた場合は減速して、弱く閉めた場合は増速して、同じようにゆっくりと閉鎖されるようにしたものである。
従来より、実願平4−39409号(実開平6−1676号)考案のように、建具全開までのどの位置からも閉鎖位置に向けて付勢する手段を有する建具が、この付勢手段にて閉鎖位置に向かう際に制動力を付与する手段を備えた緩衝装置付き自動閉鎖式建具は提案されている。
実開平6−1676号公報
上記従来例のような自動閉鎖式建具においては、建具がどこの位置にあっても、閉鎖方向の付勢力によって閉まるという利点がある反面、建具を開けようとした場合、建具はどの位置にあってもその付勢力以上の力を加えないと動かず、開放操作には、常に、全開から全閉するのに必要な付勢力に抗する大きな力を必要とするという問題がある。また、建具を開放しておきたい時には、建具を停止するための別の装置を装備しないと、開放状態を維持することができないという問題もある。
本発明は、上記の問題点を解決することが課題であり、建具を強く閉めた時にはその衝撃を緩和して衝撃音の発生やはね返りを抑制することができると共に、万一過大な力ではね返った時や閉める力が弱い時も、建具を閉め残しもなく完全に閉じきることができるという効果を有しているにもかかわらず、閉鎖前の位置を除くほとんどの位置で、緩衝や閉鎖するための装置の力や作用にかかわりのない通常の自然な動作で建具を開閉できると共に、建具を停止させて開放しておくようにすることができるようにしたものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、請求項1の発明においては、建具に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの前端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に引き出した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
請求項2の発明においては、枠体に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの後端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して後方に引き出した状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
請求項3の発明においては、建具に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの後端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して引っ込めた状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
請求項4の発明においては、枠体に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの前端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して引っ込めた状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
以上のように本発明によれば、建具を強く閉めた時にはその衝撃を緩和して衝撃音の発生やはね返りを抑制することができると共に、万一過大な力ではね返った時や閉める力が弱い時も、建具を閉め残しもなく完全に閉じきることができるという効果がある。
また、上記の効果を有しているにもかかわらず、閉鎖前の位置を除くほとんどの位置で、緩衝や閉鎖するための装置の力や作用にかかわりのない通常の自然な動作で建具を開閉できると共に、建具を停止させて開放しておくようにすることができるという効果がある。
請求項1及び請求項3の発明は、主要部を建具側に取り付けるタイプであり、請求項2及び請求項4の発明は、主要部を枠体側に取り付けるタイプである。なお、特許請求の範囲及び明細書中においては、建具Hの閉鎖する方向が前方、開放する方向が後方としてある。
請求項1の発明の実施例を図1〜図13を参照して説明する。
本実施例の建具用緩衝閉鎖装置は、全部品が断面略倒コ字状のカバー体8の中に収容されて、枠体Wに摺動自在に取り付けられた建具Hの上端面に取り付けられている。このように部品を建具Hに間接的に取り付ける他、もちろんそれぞれ直接取り付けてもよいが、カバー体8に収容すると取付その他取り扱いが便利になる。
なお、本発明においては建具及び枠体に取り付ける部品は全て、直接取り付けてもよいし、間接的に取り付けてもよいのはもちろんである。
カバー体8には、中間部にシリンダー1を、両端部に被嵌される蓋体12及び蓋体13によって固定し、後端部に端部キャップ15を設けてある。シリンダー1後端部の蓋体13と端部キャップ15とは所定距離だけ離れて設けられ、この所定距離の分、蓋体13後方のカバー体8を建具Hの幅寸法に合わせて切断して調整できるようになっている。
本実施例においては、シリンダー1は、カバー体8を介して建具Hに間接的に取り付けられているが、前述のように建具Hに直接取り付けてもよい。
シリンダー1には、内部にエアが入っており、シャフト3後端部に固定したピストン2を往復動可能に収容し、シャフト3をシリンダー1前端部の蓋体12から導出し、ピストン2と蓋体12との間には圧縮ばねの閉鎖ばね4を配設してある。
シャフト3前端部には、当接体5を設け、この当接体5の前面に磁石9を設けてある。ピストン2、シャフト3、当接体5及び磁石9でピストンユニットUを構成している。
なお、ピストン2のシャフト3への取付位置及び当接体5のシャフト3への取付位置については限定しないが、本実施例のように、ピストン2はシャフト3の後端部に取り付け、当接体5はシャフト3の前端部に取り付けると、装置全体がコンパクトになると共に大きな取付スペースを必要とすることがないという利点がある。このことは後述する請求項2の発明についても、前後の違い等があるが同様のことが言える。
閉鎖ばね4は、この実施例においては前述のように、シリンダー1の内部に収容して、ピストン2と蓋体12との間に配設して両者を離間させる方向に力が働く圧縮ばねであるが、配設場所を変更する等構成を変更すれば、引っ張りばねやガススプリング等でもよく、要するにピストンユニットUをシリンダー1・建具Hに対して後方に付勢するものであればよい。
なお、ピストンユニットUをシリンダー1・建具Hに対して後方に付勢するということは、ピストンユニットUが後述する当受体7に保持されて枠体Wに対して固定された時、建具Hを前方すなわち閉鎖方向に付勢するということである。
シリンダー1とピストン2から成る本実施例のダンパー装置は、シリンダー1端部の蓋体13に空気抜き孔が設けられて、その空気抜き孔の開口面積をビスで調整して緩衝の強さを調整するようになっているが、本実施例に限定されるものではなく、その他のダンパー装置を適用することができる。
カバー体8の前端部には、保持体6が固定されている。この保持体6には、上面に建具Hの走行方向(前後方向)に切り欠いてある切欠部14が設けられ、後面に当接体5の磁石9が吸着する吸着板10を設けてある。そして、保持体6の吸着板10に当接体5の磁石9の下部が吸着した時に、磁石9の上部が、建具Hの前端側から見えるように露出している構成となっている。
この保持体6の吸着板10に当接体5の磁石9が吸着することによって、閉鎖ばね4に抗して前方に引き出されたピストンユニットUが保持体6に保持されるものである。この状態は閉鎖ばね4がチャージされている状態である。
枠体Wの鴨居溝の上内面には、細長い基板16の後端部に吸着板11が設けられた当受体7が固定されている。この吸着板11は、鴨居溝の下内面に下に突出するように設けられることになり、保持体6の切欠部14を通過して、保持体6の吸着板10に吸着している当接体5の磁石9の上部がこの吸着板11に当接できるように構成されている。なお、当受体7は、単なる金属製の平板の吸着板を鴨居溝内の戸当り面に設けてもよい。ただしこの場合、シャフト3前端部の当接体5が建具Hの前端よりも前方に突出するように設ける必要がある。
なお、本実施例とは逆に、磁石9を吸着板にして、吸着板10及び11を磁石にしてもよいことはもちろんであるし、磁石ではなく他の自動キャッチ装置等、保持と離脱が可能な装置であればよい。
また、ピストンユニットUを保持する保持体部分の構成を、後述する請求項2の発明の実施例の図16に示すように、シャフト3を保持体17で保持する構成としてもよいし、要するに、ピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に引き出した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を、建具あるいは蓋体やピストンユニット等の部品に設けてあればよい。
本発明の建具用緩衝閉鎖装置を建具Hに取り付けるには、端部キャップ15を外して、取り付ける建具Hの幅寸法に合わせてカバー体8を切断して調整し、再び端部キャップ15を固定してから、建具Hの上端面にビス止めする。そして、枠体Wの鴨居溝の上内面に基板16の前端部を戸当り面Mに接触させた状態にして、当受体7をビス止め固定する。当受体7の基板16は、吸着板11がちょうどいい位置に設けられるような長さになっている。
次に建具Hの開閉時の説明をする。
ピストンユニットUの当接体5の磁石9の下部が保持体6の吸着板10に吸着している状態(建具Hが開いている状態)(図6及び図10の状態)で、建具Hを閉める方向に移動すると、閉まりきる前に、当接体5の磁石9の上部が当受体7の吸着板11に当接して吸着され(図7及び図11の状態)、さらに建具Hが移動すると、保持体6の吸着板10は磁石9から離れて建具Hと共に移動するが、ピストンユニットUの磁石9は、当受体7の吸着板11に吸着したままの状態で止まる。従ってピストンユニットUのピストン2も止まるが、シリンダー1は建具Hと共に前方へ移動する。つまり、ピストン2がシリンダー1に対して相対的に後方に摺動するので、ピストン2によってシリンダー1内のエアが圧縮される(図8及び図12の状態)。この時、建具Hが強い力で閉められていれば、その衝撃は緩和されることになる。
そして、前述のように、閉鎖ばね4は、ピストンユニットUを後方に付勢している、つまりピストン2と蓋体12とを離間させる方向に力が働いており、ピストンユニットUの当接体5の磁石9が枠体Wに固定された当受体7の吸着板11に吸着されているので、後方のピストン2は枠体Wに対して動かずに、前方の蓋体12を閉鎖ばね4が前方に押すことになり、蓋体12が被嵌されているシリンダー1が間接的に取り付けられた建具Hが前方すなわち閉鎖方向に移動して戸当り面Mに当接し、完全に閉め切られる(図9及び図13の状態)。
例え建具Hが戸当り面Mに当接した時はね返ったとしても、閉鎖ばね4の力が建具Hを閉める方向に働いているので、最終的に建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね4が建具Hを閉める時にも、シリンダー1とピストン2から成るダンパー装置は抵抗として働くが、当然閉鎖ばね4は、建具Hを完全に閉め切ることができる力を持つようになっている。
なお、建具Hが閉まり切らないほどの弱い力で閉められた場合でも、当接体5の磁石9の上部が、当受体7の吸着板11に当接して吸着され、保持体6の吸着板10が磁石9から外れる位置まで建具Hがくれば、閉鎖ばね4の力で建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉まっている建具Hを閉鎖ばね4の力に抗して開ける方向に移動すると、ピストンユニットUは枠体Wに対して動かずに、建具Hに固定されているシリンダー1が建具Hと共に後退する(図8及び図12の状態)。シリンダー1が後退する時、内部のピストン2は変形してエアが流通できる構造となっているので、ダンパー装置からの抵抗は大きくない。さらに建具Hが移動すると、保持体6の吸着板10が、当受体7の吸着板11に吸着している当接体5の磁石9に当接して吸着し(図7及び図11の状態)、さらに建具Hが移動すると、磁石9は、保持体6の吸着板10に吸着したままの状態で、当受体7の吸着板11から離れる(図6及び図10の状態)。
磁石9が当受体7の吸着板11から離れて保持体6の吸着板10に吸着している状態では、閉鎖ばね4はチャージされて静止している状態であり、建具Hを動かすのに閉鎖ばね4の力は働かなくなり、この状態では、建具Hはフリーであってどの位置でも停止させることができる。そして、さらに移動させれば建具Hは開放され、人が出入りできるようになる。
なお、当接体5の磁石9が当受体7の吸着板11に当接する時の建具Hの位置から閉まるまでの距離は、建具Hが、閉められる時の衝撃を緩和するに十分な距離が必要であるが、あまり長すぎると建具Hが停止できるフリーの区間が短くなってしまうので、建具Hが、強く閉められた時に緩衝されるに十分な距離で、停止できるフリーの区間が不自由ない距離が望ましく、およそ5〜25センチメートルの範囲が妥当である。
請求項2の発明の実施例を図14〜図19を参照して説明する。
請求項1の発明の前記実施例においては、建具H上端面に、全部品が収容されているカバー体8を固定し、枠体Wの鴨居上内面に当受体7を固定したものであるのに対し、請求項2の発明の前実施例においては、逆に枠体Wの鴨居上内面に、ピストンユニットUを取り付けたシリンダー1を直接固定し、建具H上端面に当受体7を固定した構成となっている。なお、本実施例においては、カバー体はなく、シリンダー1を蓋体12及び13によって枠体Wに直接固定している。
請求項1の発明の前記実施例と請求項2の発明の実施例とは、前後方向が逆になるので、請求項2の発明の実施例においては、ピストンユニットUは、閉鎖ばね4で後方ではなく前方に付勢されており、このピストンユニットUを閉鎖ばね4に抗して前方ではなく後方に引き出した状態で、建具Hではなく枠体Wに対して動かないように保持することができる保持体17を設けて成るものである。
なお、ピストンユニットUをシリンダー1・枠体Wに対して前方に付勢するということは、ピストンユニットUが当受体7に保持されて建具Hに対して固定された時、建具Hを前方すなわち閉鎖方向に付勢するということである。
保持体17部分の構成は、図16に示すように、シリンダー1後端部の蓋体13に孔を内外方向に貫通して設け、そこに球状の保持体17をばね19で内方に付勢して、外部からねじ18で押えて設け、シャフト3には所定位置に溝21を全周に設け、その前方にCリングのストッパー20を固定しておく構成となっている。そして、ピストンユニットUが閉鎖ばね4に抗して後方に引き出されると、ストッパー20が蓋体13内面に当接して、保持体17が溝21にばね19の力で押されて嵌まり、ピストンユニットUは保持体17によって保持されることになる。
なお、保持体部分の構成を請求項1の発明の前記実施例の構成としてもよいことはもちろんである。
その他、同じ符号のものは、請求項1の発明の前記実施例と同じものをあらわしている。
次に建具Hの開閉時の説明をする。
保持体17が溝21に嵌まっている状態(建具Hが開いている状態)(図14及び図16の状態)で、建具Hを閉める方向に移動すると、閉まりきる前に、請求項1の発明の前記実施例とは逆に、建具H上端面に固定した当受体7の吸着板11がピストンユニットUの当接体5の磁石9に当接して吸着して保持され(図17の状態)、さらに建具Hが移動すると、ピストンユニットUの磁石9は、当受体7の吸着板11に吸着したままの状態で、建具Hと共に前方へ移動し、保持体17が溝21から脱してピストンユニットUのピストン2がシリンダー1に対して相対的に前方に摺動するので、ピストン2によってシリンダー1内のエアが圧縮される(図18の状態)。この時、建具Hが強い力で閉められていれば、その衝撃は緩和されることになる。
そして、前述のように、閉鎖ばね4は、枠体Wに固定されている蓋体13とピストンユニットUのピストン2とを離間させる方向に力が働いて、ピストンユニットUを前方に付勢しているので、ピストンユニットUに吸着している建具Hが前方すなわち閉鎖方向に移動して戸当り面Mに当接し、完全に閉め切られる(図19の状態)。
例え建具Hが戸当り面Mに当接した時はね返ったとしても、閉鎖ばね4の力が建具Hを閉める方向に働いているので、最終的に建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね4が建具Hを閉める時にも、シリンダー1とピストン2から成るダンパー装置は抵抗として働くが、当然閉鎖ばね4は、建具Hを完全に閉め切ることができる力を持つようになっている。
なお、建具Hが閉まり切らないほどの弱い力で閉められた場合でも、当受体7の吸着板11が当接体5の磁石9に当接して吸着され、保持体17が溝21から外れる位置まで建具Hがくれば、閉鎖ばね4の力で建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉まっている建具Hを閉鎖ばね4の力に抗して開ける方向に移動すると、ピストンユニットUの当接体5の磁石9が、建具Hに固定された当受体7の吸着板11に吸着しているので、ピストンユニットUのピストン2が建具Hと共に後退する(図18の状態)。ピストン2は後退する時、変形してエアが流通できる構造となっているので、ダンパー装置からの抵抗は大きくない。さらに建具Hが移動すると、ストッパー20が蓋体13内面に当接して、保持体17が溝21にばね19の力で押されて嵌まり、ピストンユニットUのシャフト3は保持体17によって保持されることになる(図16及び図17の状態)。さらに建具Hが移動すると、保持体17が溝21に嵌まったままの状態で、当受体7の吸着板11が当接体5の磁石9から離れる(図14の状態)。
当受体7の吸着板11が当接体5の磁石9から離れ、保持体17が溝21に嵌まっている状態では、閉鎖ばね4はチャージされて静止している状態である。この状態では、当然建具Hはフリーであってどの位置でも停止させることができる。そして、さらに移動させれば建具Hは開放され、人が出入りできるようになる。
請求項3の発明の実施例を図20〜図33を参照して説明する。
本実施例の建具用緩衝閉鎖装置は、全部品が断面略倒コ字状のカバー体29の中に収容されて、枠体Wに摺動自在に取り付けられた建具Hの上端面に取り付けられている。このように部品を建具Hに間接的に取り付ける他、もちろんそれぞれ直接取り付けてもよいが、カバー体29に収容すると取付その他取り扱いが便利になる。
カバー体29には、先端部寄りにシリンダー22を、両端部に被嵌される保持体27及び蓋体30によって固定し、両端部に端部キャップ31・32を設けてある。カバー体29は後端部を建具Hの幅寸法に合わせて切断して調整できるようになっている。保持体27は、シリンダー22の蓋体を兼用しており、後面に磁石35を設けてある。蓋体30には、シリンダー22の内外を連通する孔39を設けてある。
本実施例においては、シリンダー22は、カバー体29を介して建具Hに間接的に取り付けられているが、前述のように建具Hに直接取り付けてもよい。
シリンダー22には、内部にエアが入っており、シャフト24前端部に固定したピストン23を往復動可能に収容し、シャフト24をシリンダー22後端部の保持体27から後方に導出し、ピストン23と蓋体30との間には圧縮ばねの閉鎖ばね25を配設してある。
シャフト24後端部には、当接体26を設けてある。この当接体26は、シャフト24後端部に取り付けられる摺動体33に、ばね38で上方に付勢されている出没体34が移動可能に取り付けられている。
なお、ピストン23のシャフト24への取付位置及び当接体26のシャフト24への取付位置については限定しないが、本実施例のように、ピストン23はシャフト24の前端部に取り付け、当接体26はシャフト24の後端部に取り付けると、装置全体がコンパクトになると共に大きな取付スペースを必要とすることがないという利点がある。このことは後述する請求項4の発明についても、前後の違い等があるが同様のことが言える。
出没体34を移動可能にするのは、建具Hを枠体Wに着脱する際に持ち上げた時に、出没体34が枠体Wの鴨居溝の上内面に当たって引っ込み、邪魔にならずに着脱を可能にするためであり、本実施例のように上下動可能でもよいし、回動可能でもよい。また、摺動体33と出没体34は共に磁性体で製作されている。ピストン23、シャフト24、当接体26でピストンユニットUを構成している。
保持体27の磁石35に当接体26の摺動体33が吸着することによって、閉鎖ばね25に抗して前方に引っ込められたピストンユニットUが保持体27に保持されるものである。この状態は閉鎖ばね25がチャージされている状態である。
閉鎖ばね25は、この実施例においては前述のように、シリンダー22の内部に収容して、ピストン23と蓋体30との間に配設して両者を離間させる方向に力が働く圧縮ばねであるが、配設場所を変更する等構成を変更すれば、引っ張りばねやガススプリング等でもよく、要するにピストンユニットUをシリンダー22・建具Hに対して後方に付勢するものであればよい。
なお、ピストンユニットUをシリンダー22・建具Hに対して後方に付勢するということは、ピストンユニットUが後述する当受体28に保持されて枠体Wに対して固定された時、建具Hを前方すなわち閉鎖方向に付勢するということである。
シリンダー22とピストン23から成る本実施例のダンパー装置は、シリンダー22端部の保持体27に空気抜き孔が設けられて、その空気抜き孔の開口面積をビスで調整して緩衝の強さを調整するようになっているが、本実施例に限定されるものではなく、その他のダンパー装置を適用することができる。
枠体Wの鴨居溝の上内面には、基板36の後端部に磁石37が設けられた当受体28が固定されている。この磁石37は、鴨居溝の下内面に下に突出するように設けられることになり、保持体27の磁石35に吸着している当接体26の出没体34に当接できるように構成されている。
なお、本実施例とは逆に、磁石35及び磁石37を吸着板にして、当接体26の摺動体33及び出没体34を磁石にしてもよいことはもちろんであるし、磁石ではなく他の自動キャッチ装置等、保持と離脱が可能な装置であればよい。
また、ピストンユニットUを保持する保持体部分の構成を、前述の請求項2の発明の実施例の図16に示すように、シャフト3を保持体17で保持する構成としてもよいし、要するに、ピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に引っ込めた状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を、建具あるいは蓋体やピストンユニット等の部品に設けてあればよい。
本発明の建具用緩衝閉鎖装置を建具Hに取り付けるには、後端の端部キャップ32を外して、取り付ける建具Hの幅寸法に合わせてカバー体29を切断して調整し、再び端部キャップ32を固定してから、建具Hの上端面にビス止めする。そして、枠体Wの鴨居溝の上内面の適当な位置に、基板36にビス止めして、当受体28を固定する。
次に建具Hの開閉時の説明をする。
ピストンユニットUの当接体26の摺動体33が保持体27の磁石35に吸着している状態(建具Hが開いている状態)(図26及び図30の状態)で、建具Hを閉める方向に移動すると、閉まりきる前に、当接体26の出没体34が当受体28の磁石37に当接して吸着され(図27及び図31の状態)、さらに建具Hが移動すると、保持体27の磁石35は当接体26から離れて建具Hと共に移動するが、ピストンユニットUの当接体26は、当受体28の磁石37に吸着したままの状態で止まる。従ってピストンユニットUのピストン23も止まるが、シリンダー22は建具Hと共に前方へ移動する。つまり、ピストン23がシリンダー22に対して相対的に後方に摺動するので、ピストン23によってシリンダー22内のエアが圧縮される(図28及び図32の状態)。この時、建具Hが強い力で閉められていれば、その衝撃は緩和されることになる。またこの時、ピストン23と蓋体30との間のシリンダー22内は、孔39から外気が入って負圧にならないようになっている。
そして、前述のように、閉鎖ばね25は、ピストンユニットUを後方に付勢している、つまりピストン23と蓋体30とを離間させる方向に力が働いており、ピストンユニットUの当接体26の出没体34が枠体Wに固定された当受体28の磁石37に吸着されているので、後方のピストン23は枠体Wに対して動かずに、前方の蓋体30を閉鎖ばね25が前方に押すことになり、蓋体30が被嵌されているシリンダー22が間接的に取り付けられた建具Hが前方すなわち閉鎖方向に移動して戸当り面Mに当接し、完全に閉め切られる(図29及び図33の状態)。
例え建具Hが戸当り面Mに当接した時はね返ったとしても、閉鎖ばね25の力が建具Hを閉める方向に働いているので、最終的に建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね25が建具Hを閉める時にも、シリンダー22とピストン23から成るダンパー装置は抵抗として働くが、当然閉鎖ばね25は、建具Hを完全に閉め切ることができる力を持つようになっている。
なお、建具Hが閉まり切らないほどの弱い力で閉められた場合でも、当接体26の出没体34が、当受体28の磁石37に当接して吸着され、保持体27の磁石35が摺動体33から外れる位置まで建具Hがくれば、閉鎖ばね25の力で建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉まっている建具Hを閉鎖ばね25の力に抗して開ける方向に移動すると、ピストンユニットUは枠体Wに対して動かずに、建具Hに固定されているシリンダー22が建具Hと共に後退する(図28及び図32の状態)。シリンダー22が後退する時、内部のピストン23は変形してエアが流通できる構造となっているので、ダンパー装置からの抵抗は大きくない。さらに建具Hが移動すると、保持体27の磁石35が、当接体26の摺動体33に当接して吸着し(図27及び図31の状態)、さらに建具Hが移動すると、当接体26の摺動体33は、保持27の磁石35に吸着したままの状態で、当接体26の出没体34が当受体28の磁石37から離れる(図26及び図30の状態)。
当接体26の出没体34が当受体28の磁石37から離れて、摺動体33が保持体27の磁石35に吸着している状態では、閉鎖ばね25はチャージされて静止している状態であり、建具Hを動かすのに閉鎖ばね25の力は働かなくなり、この状態では、建具Hはフリーであってどの位置でも停止させることができる。そして、さらに移動させれば建具Hは開放され、人が出入りできるようになる。
なお、当接体26の出没体34が当受体28の磁石37に当接する時の建具Hの位置から閉まるまでの距離は、建具Hが、閉められる時の衝撃を緩和するに十分な距離が必要であるが、あまり長すぎると建具Hが停止できるフリーの区間が短くなってしまうので、建具Hが、強く閉められた時に緩衝されるに十分な距離で、停止できるフリーの区間が不自由ない距離が望ましく、およそ5〜25センチメートルの範囲が妥当である。
請求項4の発明の実施例を図34〜図37を参照して説明する。
請求項3の発明の前記実施例においては、建具H上端面に、全部品が収容されているカバー体29を固定し、枠体Wの鴨居上内面に当受体28を固定したものであるのに対し、請求項4の発明の前実施例においては、逆に枠体Wの鴨居上内面に、ピストンユニットUを取り付けたシリンダー22を直接固定し、建具H上端の前端面に当受体28を固定した構成となっている。なお、本実施例においては、カバー体はなく、シリンダー22を保持体27及び蓋体30によって枠体Wに直接固定している。
請求項3の発明の前記実施例と請求項4の発明の実施例とは、前後方向が逆になるので、請求項4の発明の実施例においては、ピストンユニットUは、閉鎖ばね25で後方ではなく前方に付勢されており、このピストンユニットUを閉鎖ばね25に抗して前方ではなく後方に引っ込めた状態で、建具Hではなく枠体Wに対して動かないように保持することができる保持体27を設けて成るものである。
なお、ピストンユニットUをシリンダー22・枠体Wに対して前方に付勢するということは、ピストンユニットUが当受体28に保持されて建具Hに対して固定された時、建具Hを前方すなわち閉鎖方向に付勢するということである。
ピストンユニットUの当接体26は磁石であり、保持体27の先端面には磁性体の吸着板40を設け、当受体28は磁性体で製してある。
その他、同じ符号のものは、請求項3の発明の前記実施例と同じものをあらわしている。
次に建具Hの開閉時の説明をする。
当接体26が保持体27の吸着板40に吸着している状態(建具Hが開いている状態)(図34の状態)で、建具Hを閉める方向に移動すると、閉まりきる前に、請求項3の発明の前記実施例とは逆に、建具H上端の前端面に固定した当受体28がピストンユニットUの当接体26に当接して吸着して保持され(図35の状態)、さらに建具Hが移動すると、ピストンユニットUの当接体26は、当受体28に吸着したままの状態で、建具Hと共に前方へ移動し、保持体27の吸着板40から外れてピストンユニットUのピストン23がシリンダー22に対して相対的に前方に摺動するので、ピストン23によってシリンダー22内のエアが圧縮される(図36の状態)。この時、建具Hが強い力で閉められていれば、その衝撃は緩和されることになる。
そして、前述のように、枠体Wに固定されている蓋体30とピストンユニットUのピストン23とを離間させる方向に閉鎖ばね25の力が働いて、ピストンユニットUを前方に付勢しているので、ピストンユニットUに吸着している建具Hが前方すなわち閉鎖方向に移動して戸当り面Mに当接し、完全に閉め切られる(図37の状態)。
例え建具Hが戸当り面Mに当接した時はね返ったとしても、閉鎖ばね25の力が建具Hを閉める方向に働いているので、最終的に建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね25が建具Hを閉める時にも、シリンダー22とピストン23から成るダンパー装置は抵抗として働くが、当然閉鎖ばね25は、建具Hを完全に閉め切ることができる力を持つようになっている。
なお、建具Hが閉まり切らないほどの弱い力で閉められた場合でも、当受体28が当接体26に当接して吸着され、当接体26が保持体27の吸着板40から外れる位置まで建具Hがくれば、閉鎖ばね25の力で建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉まっている建具Hを閉鎖ばね25の力に抗して開ける方向に移動すると、ピストンユニットUの当接体26が、建具Hに固定された当受体28に吸着しているので、ピストンユニットUのピストン23が建具Hと共に後退する(図36の状態)。ピストン23は後退する時、変形してエアが流通できる構造となっているので、ダンパー装置からの抵抗は大きくない。さらに建具Hが移動すると、当接体26が保持体27の吸着板40に当接して吸着し(図35の状態)、さらに建具Hが移動すると、当接体26が保持体27の吸着板40に吸着したままの状態で、当受体28が当接体26から離れる(図34の状態)。
当受体28が当接体26の吸着板40から離れている状態では、閉鎖ばね25はチャージされて静止している状態である。この状態では、当然建具Hはフリーであってどの位置でも停止させることができる。そして、さらに移動させれば建具Hは開放され、人が出入りできるようになる。
請求項1の発明を建具及び枠体に取り付けた状態の全体正面図である。 請求項1の発明のカバー体を切り欠いた状態の正面図である。 請求項1の発明で、カバー体及びシリンダーの一部を切り欠いた状態の要部拡大斜視図である。各部の名称を説明しやすくするために便宜上、当接体と保持体を離した状態にしてある。 請求項1の発明の一部を省略した要部拡大縦断面図である。各部の名称を説明しやすくするために便宜上、当接体と保持体を離した状態にしてある。 図4のA−A線拡大端面図である。 請求項1の発明の縦断面図であり、当接体が当受体に当接する直前の状態を示している。 請求項1の発明の縦断面図であり、当接体が当受体に当接した状態を示している。 請求項1の発明の縦断面図であり、当接体が保持体から離れ当受体に保持されている状態を示している。 請求項1の発明の縦断面図であり、建具が完全に閉められた状態を示している。 図6の要部拡大図である。 図7の要部拡大図である。 図8の要部拡大図である。 図9の要部拡大図である。 請求項2の発明の縦断面図であり、当受体が当接体に当接する直前の状態を示している。 図14のB部の拡大図である。 図14のC部の拡大図である。 請求項2の発明の縦断面図であり、当受体が当接体に当接した状態を示している。 請求項2の発明の縦断面図であり、保持体が溝から離れた状態を示している。 請求項2の発明の縦断面図であり、建具が完全に閉められた状態を示している。 請求項3の発明を建具及び枠体に取り付けた状態の全体正面図である。 請求項3の発明のカバー体を切り欠いた状態の正面図である。 請求項3の発明の要部の斜視図である 請求項3の発明で、カバー体及びシリンダーの一部を切り欠いた状態の要部拡大斜視図である。各部の名称を説明しやすくするために便宜上、当接体と保持体を離した状態にしてある。 請求項3の発明の一部を省略した要部拡大縦断面図である。各部の名称を説明しやすくするために便宜上、当接体と保持体を離した状態にしてある。 図24のD−D線拡大端面図である。 請求項3の発明の縦断面図であり、当接体が当受体に当接する直前の状態を示している。 請求項3の発明の縦断面図であり、当接体が当受体に当接した状態を示している。 請求項3の発明の縦断面図であり、当接体が保持体から離れ当受体に保持されている状態を示している。 請求項3の発明の縦断面図であり、建具が完全に閉められた状態を示している。 図26の要部拡大図である。 図27の要部拡大図である。 図28の要部拡大図である。 図29の要部拡大図である。 請求項4の発明の縦断面図であり、当受体が当接体に当接する直前の状態を示している。 請求項4の発明の縦断面図であり、当受体が当接体に当接した状態を示している。 請求項4の発明の縦断面図であり、当接体が保持体から離れた状態を示している。 請求項4の発明の縦断面図であり、建具が完全に閉められた状態を示している。
符号の説明
H 建具
W 枠体
U ピストンユニット
1 シリンダー
2 ピストン
3 シャフト
4 閉鎖ばね
5 当接体
6 保持体
7 当受体
22 シリンダー
23 ピストン
24 シャフト
25 閉鎖ばね
26 当接体
27 保持体
28 当受体

Claims (4)

  1. 建具に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの前端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に引き出した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
  2. 枠体に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの後端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して後方に引き出した状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
  3. 建具に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの後端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して引っ込めた状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
  4. 枠体に固定されるシリンダーに、ピストン、シャフト及び当接体を有するピストンユニットを往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダー内に、シャフトに設けられたピストンを往復動可能に収容し、シリンダーの前端部から導出されたシャフトには当接体を設け、ピストンユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このピストンユニットを、閉鎖ばねに抗して引っ込めた状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているピストンユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、ピストンユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
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