JP2005289872A - 化粧料 - Google Patents

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JP2005289872A
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Mitsuhiro Wada
光弘 和田
Hiroshi Tanaka
弘 田中
Mitsuhiro Nishida
光宏 西田
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Naris Cosmetics Co Ltd
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Abstract

【課題】
本発明は、美白効果に優れ、しかも安全性の高い美白化粧料を提供することである。
【解決手段】
ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びクレマチス属威霊仙から得られる抽出物を併用することにより美白効果に優れた美白化粧料の提供を可能とした。

Description

技術背景
本発明は、美白化粧料に関し、更に詳しくは、ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びクレマチス属植物威霊仙から得られる抽出物抗炎症剤を配合することを特徴とする美白化粧料に関する。
近年、オゾン層の破壊による紫外線照射量の増加等による皮膚癌や皮膚トラブルの増加が指摘されている中、美白に関する関心も高く、多くの美白化粧料が市販されている。そして、市販されている美白化粧料には、メラニンの産生を抑制する機能を有する成分を配合したものや、産生したメラニンを還元する作用を有する成分を配合したもの、そして、その両方の機能を有するもの、又はその他の機能にて美白作用を有するものなど様々な機能面からのアプローチがなされている。
しかしながら、上記の美白化粧料では、有効成分に皮膚トラブルが生じる副作用を有するものや有効成分そのものが不安定で製剤化に制限を有するもの、そして、美白効果が低いもの等が殆どであり、十分に美白効果を満足する美白化粧料が望まれていた。
特開2001−48773号広報
解決しようとする課題は、優れた美白効果を有し、且つ安全性の高い美白化粧料を提供することである。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びレマチス属威霊仙とを配合することにより美白効果に優れ、高い安全性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びクレマチス属威霊仙とを配合することを特徴とする美白化粧料である。ラン科シンビジューム属植物は、従来より抗炎症効果や保湿効果を有する植物として以前より知られていた。又、クレマチス属植物である威霊仙は、メラニン産生を抑制する効果が知られている。そして、上記のシンビジューム抽出物と威霊仙抽出物を併用することにより美白効果が相乗的に向上することを見出し、極めて高い美白効果を有する化粧料を提供するに至った。
本発明に用いることができるラン科シンビジューム属植物は、シンビジューム(Cymbidium
Orchidaceae)であれば特に制限はない。本発明のシンビジュームの抽出物は、シンビジュームの植物体、例えば葉、茎、根、種子、又はシンビジュームの組織培養物を公知の溶媒で抽出したものである。この公知の溶媒としては、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノール、プロピレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル等)、ケトン類 (アセトン等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロルメタン、クロロホルム等)などが挙げられる。また、抽出方法としては、上記の公知の溶媒の一種又は2種以上の混合溶媒を用い、加熱抽出したものでも、あるいは低温または常温抽出したものでもよい。
本発明に用いることができるクレマチス属威霊仙は、威霊仙(Clematis chinensis Osbeck.)あれば特に限定は無い。本発明の威霊仙の抽出物は、威霊仙の植物体、例えば葉、茎、根、種子、又は威霊仙の組織培養物を公知の溶媒で抽出したものである。この公知の溶媒としては、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノール、プロピレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル等)、ケトン類 (アセトン等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロルメタン、クロロホルム等)などが挙げられる。また、抽出方法としては、上記の公知の溶媒の一種又は2種以上の混合溶媒を用い、加熱抽出したものでも、あるいは低温または常温抽出したものでもよい。
シンビジュームの抽出物の美白化粧料に対する配合量は、有効であれば特に限定されないが、乾燥重量に換算して0.001〜80重量%が好ましく、更に0.01〜1.0重量%が好ましい。又、威霊仙抽出物の美白化粧料に対する配合量は、有効であれば特に限定されないが、乾燥重量に換算して0.001〜80重量%が好ましく、更に0.01〜1.0重量%が好ましい。
本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分のほか、化粧品、医薬部外品、医薬品に用いられる水性成分、油性成分、植物性抽出物、動物抽出物、粉未、界面活性剤、油剤、アルコール、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、色素、香料等を必要に応じて本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合することが出来る。本発明の皮膚外用剤の剤型としては、化粧水、乳液、クリーム、パック、パウダー、スプレー・軟膏、分散液、洗浄料等種々の剤形とすることができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本実施例によって本発明が限定されるもの
ではない。
また、これに先立ち評価項目および方法に関して詳述する。各実施例共女性パネラー20名に、実施例試料と比較例試料とを配布した後それぞれが3ヶ月間塗布した後、使用前と比較して美白効果を判定し、実施例試料と比較例試料との優劣を、表1〜表2に示した。
表1には乳液に製剤化した実施例1及び比較例1の処方とその処方にて製剤化したパネラーテストの結果を示した。また、パネラーテストの実施に際し、パネラー全員が皮膚への違和感や肌トラブル等の異常は見られなかった。
Figure 2005289872
表2にはクリームに製剤化した実施例2及び比較例2の処方とその処方にて製剤化したパネラーテストの結果を示した。また、パネラーテストの実施に際し、パネラー全員が皮膚への違和感や肌トラブル等の異常は見られなかった。
Figure 2005289872
表1及び表2より、本発明のシンビジューム抽出物及びヒマワリ種子エキスを合わせて配合することにより、極めて優れた美白効果を示す結果を得た。しかも、皮膚トラブルもなく、高い安全性を有することも示した。以上の結果は、極めて有効な美白化粧料を得たことを示している。
本発明は、極めて高い美白効果を有する美白化粧料であるため、化粧品はもとより医薬部外品等の外用剤として用途に広く適応できる。

Claims (1)

  1. ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びクレマチス属威霊仙から得られる抽出物とを配合することを特徴とする美白化粧料。
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