JP2005289786A - 軽量断熱ボードの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 現在まで大半を占めてきた断熱材の石膏ボードやグラスウールに、その粉塵による健康被害の心配や、建築リサイクル法の施行などによる産業廃棄物処理やリサイクルに問題点が指摘されだした。それらの問題点を解消するため、廃棄処理の際に地球環境に負荷が少なく、健康被害の心配のない、安価で軽量な断熱ボードを提供する事を課題とする。
【解決手段】耐水性を有する生分解性ホタテ貝殻発泡ビーズ10%重量部とホタテ貝殻粉末60%重量部とセメント30%重量部と水10lをコンクリートミキサーにて撹拌混合し、所定の型枠に流し込んで成形した後、乾燥して、軽量断熱ボードを製作する。
【選択図】 図3
【解決手段】耐水性を有する生分解性ホタテ貝殻発泡ビーズ10%重量部とホタテ貝殻粉末60%重量部とセメント30%重量部と水10lをコンクリートミキサーにて撹拌混合し、所定の型枠に流し込んで成形した後、乾燥して、軽量断熱ボードを製作する。
【選択図】 図3
Description
本発明は軽量断熱ボードの製造方法。詳しくは耐水性を有する生分解性樹脂とコーンスターチとホタテ貝殻粉末と水を撹拌混合し、押し出し機にて発泡させてビーズ化した後、その発泡ビーズとホタテ貝殻粉末とセメントと水を加え混合した後、所定の型枠に入れ成形乾燥してボード化する、軽量断熱ボードの製造方法に関する。
従来、建築用断熱材は施工の利便性や経済性などの点から、石膏ボードやグラスウールが主流であった。しかし、昨今それらの粉塵による健康被害が取り沙汰されるようになってきた。それと同時に建築リサイクル法の施行による産業廃棄物処理の面でも問題視されはじめた。
それらの問題を解決するため無機質材の製品も多々出てきたが、軽量化や施工の利便性や経済性の問題は未解決のものが多い。
上記のような理由からも、現在断熱材市場では、廃棄処理の際に地球環境に負荷が少なく、健康被害の心配もなく、施工性がよくて、安価で軽量な断熱ボードが求められている。しかし、そこには軽量化の方法や経済性を達成するための新しい原材料の開発が大きな障害となっている。
本発明は上記問題点を解決するため、原材料の選択については、経済性と多孔質による断熱性と廃棄処理の面から、300℃で焼成し有機物や塩分を除去したホタテ貝殻粉末を採用した。ホタテの貝殻粉末は多孔質のため断熱性に優れると共に、原料のホタテ貝殻は、青森県や北海道では産業廃棄物としてその処理に苦慮している。そのため比較的安価に入手出来、経済性も達成される。
また、本発明は前記問題点を解決するため、軽量化と施工性については、ホタテ貝殻発泡ビーズとセメントとの混合物の成形ボードとした。ホタテ貝殻発泡ビーズに耐水性を有する生分解性樹脂を使用することによって、セメントとの混合にも耐えられるものとし、廃棄処理の際の地球環境負荷にも配慮した製品とした。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る請求項1の発明は、下記工程から成ることを特徴とする。
(1)耐水性を有する生分解性樹脂とコーンスターチとホタテ殻粉末と水を合わせ撹拌混合する第一の工程
(2)前記混合物を押し出し機で発泡させて、発泡ビーズを造る第二の工程
(3)前記発泡ビーズとホタテ貝殻粉末とセメントと水を合わせて混合する第三の工程
(4)前記混合物を所定の型枠に入れボードに成形する第四の工程
(5)前記成形ボードを乾燥させる第五の工程
(1)耐水性を有する生分解性樹脂とコーンスターチとホタテ殻粉末と水を合わせ撹拌混合する第一の工程
(2)前記混合物を押し出し機で発泡させて、発泡ビーズを造る第二の工程
(3)前記発泡ビーズとホタテ貝殻粉末とセメントと水を合わせて混合する第三の工程
(4)前記混合物を所定の型枠に入れボードに成形する第四の工程
(5)前記成形ボードを乾燥させる第五の工程
以下、図面によって本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1乃至図6に示すものによって、本発明に係る軽量断熱ボードの製造方法について説明する。
まず、図1に示すように第一の工程としては、混合撹拌機1の一部を構成する容器2内に、耐水性を有する生分解性樹脂ペレット3を1kgとコーンスターチ4を7kgとホタテ貝殻粉末5を2kgと水6を1.5lを投入し、前記混合撹拌機1の一部を構成する撹拌羽7とその下部に取り付けた駆動源のモーター8を回転させて5分〜10分間撹拌し、混合物9を精製する。
この場合、上記の混合撹拌機1は粉体混合撹拌用の従来周知のものを利用すれば良いので、ここではその詳しい説明は省略する。耐水性を有する生分解性樹脂ペレット3は、コーンポール(日本コーンスターチ株式会社製)のものが最も好ましいが耐水性が認められれば、他の生分解性樹脂でも代用出来る。コーンスターチ4は一般市販のものを使用すれば良く、その他ジャガイモ澱粉等でも発泡すれば代用できる。また、ホタテ貝殻粉末5は、300℃で焼成し有機物や塩分を除去した、夢の砂(株式会社北海道裕雅製)のものが最も好ましい。水6は、分散していれらることが好ましい。
次に、図2に示すように第二の工程としては、押し出し機10の一部を構成する、ホッパー11に図1で形成された混合物9を投入し、押し出し機10の一部を構成する定量供給機12を作動させて押し出し筒13へ供給される。その後、押し出し機10の一部を構成する駆動源モーター14の回転により、混練りされながら先端へ移動する。途中、押し出し機10の一部を構成する熱源ヒーター16により過熱され先端部の押し出し機10の一部を構成する金型15より押し出される。その後、押し出し機10の一部を構成する回転カッター17によってカットされた後、空気に触れ水蒸気爆発によって発泡し、発泡ビーズ18を形成する。
この場合、押し出し機は通常市販のものを利用出来るので、詳しい説明は省略する。熱源ヒーター16の温度は60℃からなだらかに上昇設定し、先端部で180℃に設定されるのが好ましい。金型15の穴径は3¢が好ましいがこれに限定されるものではない。回転カッター17は、発泡ビーズ18の長さが10mmにカットされるように設定されるのが好ましいが、用途によって変化し、必ずしもこれに限定されるものではない。
次に、図3に示すように第三の工程としては、コンクリートミキサー20の一部を構成するドラム21に発泡ビーズ18を1kgとホタテ貝殻粉末5を6kgとセメント22を3kgとを入れ、コンクリートミキサー20の一部を構成する駆動モーター23を5〜10分間回転させ混合する。後に水6を10l加え、さらに5〜10分間回転させ混合物25を精製する。
この場合、コンクリートミキサー20は、通常市販のものでよいので詳しい説明は省略する。発泡ビーズ18とホタテ貝殻粉末5とセメント22と水6の割合は、用途によるもので、この割合に限定されるものではない。
次に、図4に示すように第四の工程としては、所定の型枠30に上記の混合物25を流し入れ、ボード31を形成する。
この場合、型枠にはポリプロピレンなどの素材を使用し、ボード31が型枠からはずしやすくするのが好ましい。
次に、図5に示すように第五の工程としては、上記で形成されたボード31を乾燥させて、軽量断熱ボード32を形成する。
この場合、ボード31の乾燥はできるだけ自然乾燥が好ましい。
図6は、以上の工程で形成された軽量断熱ボード32の斜視図。
上記のような工程で製造された軽量断熱ボードは、産業廃棄物であるホタテの貝殻を利用したリサイクル製品であり、貝殻が多孔質ゆえに得られる断熱効果は絶大なものがある。28mmの軽量断熱ボードの片面より市販のガスバーナー(ボンベ式1000℃前後)で直接炎を当ても、裏面に熱が伝わり、熱いと感じるまでの所要時間は5分以上を要する。
上記のような工程で製造された軽量断熱ボードは、ホタテ貝殻粉末の発泡ビーズ化の成功により軽量化を達成し、耐水性を有する生分解性樹脂の使用によりセメントとの混合時の形状変化を最小のものとしたのみならず廃棄処理の際には地球環境に負荷を与えない製品となった。
前記構成のように、請求項1の発明によれば軽量で比較的安価な断熱ボードが得られる。現在ブームになりつつある建築物の外断熱論争にも一石を投じる事になろう。この軽量断熱ボードを使えば、割高な外断熱の必要はなくなる。むしろ、内壁材として使用すれば多孔質材のため、吸着消臭効果でVOCの軽減緩和に期待がもてる。また、建物の側面だけでなく屋上のヒートアイランド対策用や天井裏打ち材として利用できれば、多大な断熱効果を発揮し、冷暖房費の大幅削減に貢献して、地球温暖化防止の救世主となる可能性を秘めている。
1 粉体混合撹拌機
3 耐水性を有する生分解性樹脂ペレット(コーンポール)
4 コーンスターチ
5 ホタテ貝殻粉末
6 水
9 3と4と5と6の混合物
10 押し出し機
18 発泡ビーズ
20 コンクリートミキサー
22 セメント
25 5と6と18と22の混合物
30 型枠
31 型枠つきボード
32 本発明に係わる軽量断熱ボード
3 耐水性を有する生分解性樹脂ペレット(コーンポール)
4 コーンスターチ
5 ホタテ貝殻粉末
6 水
9 3と4と5と6の混合物
10 押し出し機
18 発泡ビーズ
20 コンクリートミキサー
22 セメント
25 5と6と18と22の混合物
30 型枠
31 型枠つきボード
32 本発明に係わる軽量断熱ボード
Claims (1)
- 下記工程から成ることを特徴とする、軽量断熱ボードの製造方法。
(1)耐水性を有する生分解性樹脂とコーンスターチとホタテ貝殻粉末と水を合わせ撹拌混合する第一の工程
(2)前記混合物を押し出し機で発泡させて、発泡ビーズを造る第二の工程
(3)前記発泡ビーズとホタテ貝殻粉末とセメントと水を合わせて混合する第三の工程
(4)前記混合物を所定の型枠に入れボードに成形する第四の工程
(5)前記成形ボードを乾燥させる第五の工程
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004136843A JP2005289786A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | 軽量断熱ボードの製造方法 |
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ID=35323168
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JP2004136843A Pending JP2005289786A (ja) | 2004-04-05 | 2004-04-05 | 軽量断熱ボードの製造方法 |
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
KR100857477B1 (ko) | 2007-04-03 | 2008-09-08 | (주) 태광인더스 | 핫탑 단열판 및 그 제조방법 |
JP2018039718A (ja) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | トンク カンパニー リミティド | 耐火ボード及びその製造方法 |
CN107901205A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-04-13 | 四川欧迅能源工程科技有限公司 | 一种硫石膏及磷石膏废渣制砖工艺 |
CN113072348A (zh) * | 2020-01-03 | 2021-07-06 | 上海圣奎塑业有限公司 | 一种颗粒相增强保温板及其制作工艺 |
CN114605136A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-06-10 | 鲁东大学 | 一种贝壳碎屑增强的环保石膏板及其制备方法 |
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2004
- 2004-04-05 JP JP2004136843A patent/JP2005289786A/ja active Pending
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