JP2005288764A - 透かし模様形態薄葉紙およびその製造方法 - Google Patents

透かし模様形態薄葉紙およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易かつ低コストに製造できる透かし模様を有する薄葉紙を提供する。
【解決手段】米坪が14〜31g/m2であり、単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低い、図案・文字として視識可能な模様部を備え、その模様部の不透明度が43〜55%であり、他の部分の不透明度が35〜40%であり、模様部の不透明度が他の部分よりも高く、模様部と他の部分との不透明度の差が5〜20%である、ことを特徴とする透かし模様形態薄葉紙により解決される。
【選択図】なし

Description

本発明は、本発明は美粧的にすぐれ且つ風合いにも優れた、透かし模様の美粧を呈する透かし模様形態薄葉紙およびその製法に関する。
透かし模様が付与されたトイレットペーパー等の薄葉紙は、従来から知られている。従来、薄葉紙に透かし模様を付与するには、付与する模様(図案・文字等)に対応する凸部を設けた抄紙網を使用して抄紙することで、模様として視認される部分(模様部)のパルプ密度を低下させる方法、あるいは通常の抄紙網により形成される表面均一な湿紙と、模様に対応する部分の網目を粗く形成した模様部形成用抄紙網の当該粗網部により形成される模様形状の湿紙とを二層抄き合わせることで、模様部のみパルプ量を増加させる方法が、採られていた。
特表2002−501992
しかしながら、従来方法による透かし模様付与は、予め模様に対応する凸部を付与した抄紙網や模様に対応する部分を粗網化した模様部形成用抄紙網を必要とするため抄紙網の形成にコストがかかる。
一方、従来方法による透かし模様付与は、新しいデザインの透かし模様へ変更するにあたって、抄紙網の変更が必要となるため交換のための手間が非常にかかるとともに、旧デザイン用抄紙網が無駄となる。
このため、透かし模様を有する薄葉紙は、透かし模様を備えない一般的な薄葉紙と比較して、極めて高価とならざるを得なかった。
そこで、本発明の主たる課題は、簡易に製造が可能で製造コストも安い透かし模様形態薄葉紙およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
米坪が14〜31g/m2であり、
単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低い、図案・文字として視識可能な模様部を備え、
その模様部の不透明度が43〜55%であり、他の部分の不透明度が35〜40%であり、模様部の不透明度が他の部分よりも高く、模様部と他の部分との不透明度の差が5〜20%である、ことを特徴とする透かし模様形態薄葉紙。
<請求項2記載の発明>
前記模様部と他の部分のL*値が60〜100の範囲にあり、かつ、前記模様部のL*値が他の部分のL*値より高く、さらに、前記模様部と他の部分のL*値の差が1〜15の範囲にある請求項1記載の透かし模様形態薄葉紙。
<請求項3記載の発明>
前記模様部と他の部分との白色度の差が、5以下である請求項1または2記載の透かし模様形態薄葉紙。
<請求項4記載の発明>
米坪が13〜29g/m2の乾燥状態の薄葉紙に対して、顔料を含むインクを適写または転写して、単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低く、不透明度が他の部分よりも高い、図案・文字として視識可能な模様部を付与することを特徴とする透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
<請求項5記載の発明>
米坪が13〜29g/m2の乾燥状態の薄葉紙に対して、パルプを含むインクを適写または転写して、単位面積あたりのパルプ量が他の部分よりも高く不透明度が他の部分よりも高い、図案・文字として視識可能な模様部を付与することを特徴とする透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
<請求項6記載の発明>
乾燥状態の薄葉紙に対して、インクジェット記録装置により、顔料またはパルプを含む水性インクを滴写して、模様部を付与する請求項5または6記載の透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
<請求項7記載の発明>
乾燥状態の薄葉紙に対して、オフセット印刷機、グラビア印刷機により、顔料またはパルプを含むインクを転写して、模様部を付与する請求項5または6記載の透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
本発明の薄葉紙は、従来製品の透かし模様と同様あるいはそれ以上の美粧を呈する。従来製法によるものとの相違は、透かし模様に対応する凹凸を設けた抄紙網により抄造されるものは、模様部の単位面積あたり顔料量、パルプ量がともに他の部分よりも低く、二層好き合わせにより抄造されるものは、模様部の単位面積あたりパルプ量が他の部分よりも高いが、本発明の透かし模様形態薄葉紙は、模様部の単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高くかつ単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低い点である。
本発明の透かし模様形態薄葉紙では、前記模様部と他の部分のL*値が60〜100の範囲にあり好適には70〜100の範囲にあり、かつ、前記模様部のL*値が他の部分のL*値より高く、さらに、前記模様部と他の部分のL*値の差が1〜15の範囲あり好適には3〜10の範囲にあると、くすみのない非常に清潔感を感じる美粧性が得られるようになる。
また、前記模様部と他の部分との白色度の差が、5以下、好ましくは1以下であると、模様部と他の部分との色の一体感があり、より高級感のある透かし模様となる。
この本発明の透かし模様形態薄葉紙は、抄紙網の変更を伴わずに簡易かつ低コストに製造できる利点がある。
すなわち、その製造は、請求項4記載の発明の、米坪が13〜29g/m2の乾燥状態の薄葉紙に対して、顔料を含むインクを適写または転写して、模様を付与することにより行なうことができる。
この顔料を含むインクを適写または転写は、インクジェット記録装置、オフセット印刷機、グラビア印刷機を用いることにより簡易となり、特に複雑模様を簡易に付与することが可能となる。
インクジェット記録装置を用いて乾燥状態の薄葉紙に対して、顔料を含む水性インクを適写した場合には、溶剤の紙層への拡散に伴うパルプ繊維間の交絡具合が若干弱められて繊維間の空隙の広がり、その空隙にインク中の顔料の一部が入り込むとともに入り込まなかった分が紙表面に残って模様が付与されるとともに、溶剤が適写された部分と適写されなかった部分の境界がインク溶剤の拡散に伴って適当にぼかされた極めて趣のある透かし模様の如き美粧を呈するようになる。
オフセット印刷機あるいはグラビア印刷機を用いて乾燥状態の薄葉紙に対して、顔料を含むインクを転写した場合には、模様部と他の部分とのコントラストが明瞭な、図案・文字が比較的くっきりとした感のある透かし模様の如き美粧を呈するようになる。
印刷方式の相違により、異なる感じをうける透かし模様の如き美粧性が付与されるが、双方ともに簡易かつ低コストに複雑模様の透かし模様の如き優れた美粧を付与でき、しかも模様のデザイン変更も容易に行なえる点で従来例よりも優れている点にかわりがない。
他方で、本発明者らは、上記顔料を含むインクを適写または転写するにあたって、インク中に顔料とともにあるいは単独で微細パルプ繊維を含有せしめることにより、従来の二層抄き合わせという煩雑な方法によってしか製造できなかった、単位面積あたりのパルプ量が多い模様部を有する構造の透かし模様を有する薄葉紙とほぼ同等の構造を備える透かし模様形態薄葉紙を簡易かつ低コストに製造することができることも知見した。すなわち、この製造方法が請求項5記載の発明の製造方法である。
なお、本発明における不透明度とは、JIS P 8138に規定される不透明度をいい、白色度とは、JIS P 8123に規定されるハンター白色度をいい、L*値とは、JIS Z 8730に規定されるL*a*b*表色系におけるL*値をいう。
また、本発明の模様部の具体的な図案・文字は特に限定されない。任意の図案・文字である。
以下、本発明の実施の形態を詳述する。
本発明の透かし模様形態薄葉紙、米坪が14〜31g/m2であり好適には15〜25g/m2であり、単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低い、図案・文字として視識可能な模様部を備える。前記坪量が14g/m2未満であると薄葉紙として、特に衛生薄葉紙として吸水性や一般的使用に支障をきたす。反対に坪量が31g/m2を越えると薄葉紙として、特に衛生薄葉紙として必要とされる柔らかさを担保するのが困難となり、また後述する適度な不透明度とすることが困難となり模様部と他の部分との適度なコントラストがなく透かし模様の如き美粧を得るのが困難となる。なお、坪量の調整は、抄紙網へのスラリーの目付け量により調整すればよい。
他方、単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低い、図案・文字として視認可能な模様部は、従来製品の透かし模様の如き美粧性を呈する。しかも専用の抄紙網の形成あるいは二層抄き合わせを必要とすることなく簡易かる低コストに製造することが可能である。
なお、単位面積あたりの顔料量とは、単位面積(例えば1cm四方)に含まれる顔料重量をいい、単位面積あたりのパルプ量とは、単位面積(例えば1cm四方)に含まれるパルプ重量をいい、単位面積あたりのパルプ密度とは、所定範囲の体積を算出し、その所定範囲の体積中に対するパルプ重量をいう。
他方、本発明の透かし模様形態薄葉紙は、模様部の不透明度が43〜55%であり好適には45〜50%であり、他の部分の不透明度が35〜40%であり好適には37〜39%であり、模様部の不透明度が他の部分よりも高く、しかも模様部と他の部分との不透明度の差が5〜20%であり好適には10〜15%である。模様部の不透明度が55%を超え、または、他の部分の不透明度が40%を超えると、視覚的に硬くごわついた感じが強調され薄葉紙に、特に衛生薄葉紙に必要なやわらかな感じが極端に低下する。反対に模様部の不透明度が43%を未満、または、他の部分の不透明度が35%未満であると、紙の薄さが強調され視覚的に破れやすい強度の弱さを感じさせるようになる。また、模様部の不透明度は他の部分よりも高いほうが低いものよりも透かし模様の如き美粧となる。さらに、模様部と他の部分との不透明度の差が5%未満であると、模様部と他の部分との差を認識しづらく模様部を所望の図案・文字として視認しづらくなり美粧性に劣るようになる。反対に20%を越えると、模様部と他の部分とのコントラストが高すぎて一般印刷のごとき美粧を呈するようになり透かし模様独特の濃淡による美粧性が得られなくなる。なお、模様部と他の部分の不透明度の特に好適な差は7〜15%であり、特に好適には、7〜11%である。
他方、本発明にかかる透かし模様形態薄葉紙は、模様部と他の部分のL*値が60〜100の範囲にあり、かつ、前記模様部のL*値が他の部分のL*値より高く、さらに、前記模様部と他の部分のL*値の差が1〜15の範囲にあるのが望ましい。L*値が60未満であると、色がくすんで視認され美粧性に劣るようになる。また、模様部と他の部分のL*値の差が1未満であると、模様部と他の部分との差が視認しづらくなる。模様部と他の部分のL*値の差が15を超えると、透かし模様の如き独特の濃淡による美粧性が得られなくなる。
また、透かし模様形態薄葉紙を白色とするならば、前記模様部と他の部分との白色度の差は、5以下、好ましくは1以下とするのが望ましく、このようにすると模様部と他の部分との白色の一体感があり、より高級感のある透かし模様となる。
上記本発明の透かし模様形態薄葉紙は、米坪が13〜29g/m2の乾燥状態の薄葉紙に対して、顔料を含むインクを適写または転写して、製造することができる。薄葉紙の製造方法は、従来既知のクレープ紙等の薄葉紙の製造方法に従って製造できる。すなわち、パルプ化植物繊維を主体としたスラリーを、円網、短網、傾斜ワイヤー、長網等の抄網を用いる抄紙機を用いて抄紙し、乾燥前の湿紙を第1のドクター刃を当接したロール上に導き、クレープ処理を施した後に円筒型乾燥機を押し付けて乾燥し、次いで第2のドクター刃を該乾燥機の円筒面に当接して、再びクレープ処理を施すと共に剥離して巻き取る方法で抄造することが可能である。
前記薄葉紙に対しては、カチオン性インク定着剤を含有せしめるのが望ましく、このようにすると顔料および溶剤の拡散性を調整することができる。カチオン性インクを含有させるにあたっては、前記スラリーに添加して、あるいは、抄造後に塗布して含有せしめることができる。
顔料を含むインクを適写または転写は、インクジェット記録装置、オフセット印刷機、グラビア印刷機による印刷により付与することができる。これらの記録装置、印刷機は従来機知の印刷機が使用できる。インクジェット記録装置については、顔料インクに適したピエゾ方式のインクジェット記録装置を用いるのが好適である。
顔料を含むインクとしては、上記インクジェット記録装置およびオフセット印刷機に使用される従来既知の印刷用インクを用いることができる。具体的には、インク溶剤に対して、クレー、一次または二次凝集体を形成しているカルサイト系沈降性炭酸カルシウム、二次凝集体を形成しているアラゴナイト系沈降性炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、スチレンビーズ、シリカ、合成微粒子シリカ、アミノ表面改質シリカ、ワックス表面処理シリカ、球状シリカ、通常のカルシウムや、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムもしくはチタン等の金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、珪酸塩、またはこれらの混合物等からなる着色用顔料を分散させた印刷用インクを用いることができる。特に、白色の薄葉紙に対しては、酸化チタンを顔料として含むインクを使用するのが好適である。
ここで、インク溶剤中に前記顔料とともにあるいは単独で微細パルプ繊維を含有せしめたインクを用いれば、従来、二層抄き合わせによってしか製造できなかった模様部の単位面積あたりパルプ量が他の部分よりも高い薄葉紙と、同等の構造でその美粧も極めて近い透かし模様の如き模様を備える透かし模様形態薄葉紙をも簡易かつ低コストに製造することができる。
なお、本発明の透かし模様形態薄葉紙については、従来既知の方法により適宜エンボスロールによる加圧加工によってエンボスを施すことができる。このエンボス加工は、模様部の形成前(印刷前)の薄葉紙に対して、あるいは、模様部形成後(印刷後)の薄葉紙に対して、行なうことができる。
また、従来の抄紙網による透かし模様を付与した薄葉紙に対して、本発明にかかる印刷による模様部付与法により、追加的に新たな模様部を付与してデザイン変更することもできる。
次いで、本発明の実施例を示す。
(実施例1)白色顔料である酸化チタンを含む水性インクをセットしたインクジェットプリンタを用いて、クレープ加工を施した既知の白色の薄葉紙に花びら模様を印刷して製造した。
(実施例2)実施例1とは不透明度が異なる薄葉紙を用いて実施例1と同様に印刷して製造した。
(比較例1)実施例1および2とは坪量および不透明度が異なる薄葉紙を用いて実施例1と同様に印刷して製造した。
(比較例2)実施例1および2とは坪量および不透明度が異なる薄葉紙を用いて実施例1と同様に印刷して製造した。
(従来例1)抄紙網により透かし模様を施した従来薄葉紙を従来例1とした。
各実施例、各比較例および従来例の物性の測定方法および評価方法は次記のとおりであり、結果は表1に示す。
[米坪]JIS P 8124に基づいて測定した。
[紙厚]JIS P 8118に基づいて測定した。
[乾燥引張強度]JIS P 8113に基づいて測定した。
[白色度]JIS P 8123に基づいて測定した。
[不透明度]JIS P 8138に基づいて測定した。
[模様の見栄え]従来例を基準として、従来例の透かし模様と同程度の美粧を呈しているもの(花びら模様を視認でき、透かし模様の如きを濃淡の美粧を有するもの)を○、若干劣るもの(花びら模様を視認しづらい)ものを△、花びら模様の視認が困難で従来例の透かし模様より明らかに劣るものを×と評価した。
Figure 2005288764
表1に示される評価結果を見てみると、本発明の実施例については、引張強度などについては従来製品と同等で薄葉紙としての使用に問題がないことが示されている。また、従来例の透かし模様と同等の美粧を呈することが示されている。また、従来例と比較して本発明の印刷によって透かし模様を付与した薄葉紙は、極めて低コストかつ容易に製造できることも知見された。以上より、本発明の透かし模様形態薄葉紙は、薄葉紙として十分な機能を備え、従来同等の透かし模様の如き美粧を呈し、しかも低コストかつ簡易に製造できることが示された。
本発明の薄葉紙は、衛生用途に用いられる衛生薄葉紙として、特には、トイレットペーパー、ティシュペーパー、クッキングペーパーとして使用することができる。

Claims (7)

  1. 米坪が14〜31g/m2であり、
    単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低い、図案・文字として視識可能な模様部を備え、
    その模様部の不透明度が43〜55%であり、他の部分の不透明度が35〜40%であり、模様部の不透明度が他の部分よりも高く、模様部と他の部分との不透明度の差が5〜20%である、ことを特徴とする透かし模様形態薄葉紙。
  2. 前記模様部と他の部分のL*値が60〜100の範囲にあり、かつ、前記模様部のL*値が他の部分のL*値より高く、さらに、前記模様部と他の部分のL*値の差が1〜15の範囲にある請求項1記載の透かし模様形態薄葉紙。
  3. 前記模様部と他の部分との白色度の差が、5以下である請求項1または2記載の透かし模様形態薄葉紙。
  4. 米坪が13〜29g/m2の乾燥状態の薄葉紙に対して、顔料を含むインクを適写または転写して、単位面積あたりの顔料量が他の部分よりも高く、単位面積あたりのパルプ量およびパルプ密度が他の部分と実質的に同一であるか低く、不透明度が他の部分よりも高い、図案・文字として視識可能な模様部を付与することを特徴とする透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
  5. 米坪が13〜29g/m2の乾燥状態の薄葉紙に対して、パルプを含むインクを適写または転写して、単位面積あたりのパルプ量が他の部分よりも高く不透明度が他の部分よりも高い、図案・文字として視識可能な模様部を付与することを特徴とする透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
  6. 乾燥状態の薄葉紙に対して、インクジェット記録装置により、顔料またはパルプを含む水性インクを滴写して、模様部を付与する請求項5または6記載の透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
  7. 乾燥状態の薄葉紙に対して、オフセット印刷機、グラビア印刷機により、顔料またはパルプを含むインクを転写して、模様部を付与する請求項5または6記載の透かし模様形態薄葉紙の製造方法。
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