JP2005288638A - 放電加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率良く自動化した高精度な放電加工方法を提供する。
【解決手段】 被加工物の被加工面に対して与える加工追い込み量からその加工量が除去できる所定条件下でのタイマー加工時間を事前に取得し、前記電極で被加工物上方より被加工面に対して加工方向に送って、前記電極と被加工面の放電開始を検出し、タイマー加工装置を作動させて所定条件下でのタイマー加工を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、隣接した切削面に放電加工が発生した頃合いで放電加工を終了させることで段差のない面一に仕上げる放電加工方法に関する。
金型製作において切削加工の精度、速度が向上し、切削により仕上げることが主体となってきたが、溝形状では幅広から同一面高さでカッターの加工限界を超え切削できない細幅溝に変化する形状やコーナー部のカッターR取り残しの部分が発生する形状がある。これらの部分的な切削の取り残しを取るため電極を作製して放電加工で行う金型製作方法が取られるようになってきた。放電加工では前工程の面と合わせる場合、一度の加工だけでは精度的に困難であり、一度安全側に加工代が残るように加工した後、微少残り量を測定し、再度、放電加工を行い面に合わせている。しかし、従来、放電加工後の不足量を取る場合、人がついて微少加工量が得られるように加工サイズや材質などから経験と勘により時間管理加工(タイマー加工)で追い込み加工の放電進行時間を設定していた。叉、タイマー加工はワーク上面より離れた位置で電極を放電加工ONした位置(加工開始から指定時間だけ加工する)から加工部へ加工モードで降下進行させていくため既に加工された所はカラブリ加工となり火花がでる加工開始点までの時間を加味することが必要になるが、このカラブリ時間は加工開始点までの深さや加工揺動動作によっても数秒〜5分程度時間の変化が生じていた。
そのため、加工が深く進行しないようにタイマー時間を安全目に設定したり、加工途中で一時停止を行い加工された状態を見たりしているので何度も測定加工の繰り返しを行うことで人がついて手間がかかっていた。さらに加工部ごとに行うため作業が大変であった。叉、加工が予定量を超え不良品となる場合もあった。
特許文献1では、タイマー加工時間がバラツクため加工面にペースト及び粒子層を付着させることで加工を安定させる方法が記載されており、また特許文献2では、取り残しに対して放電開始点を取り込んだ位置と追い込み量から新たな加工量を設定する方法が記載されている。
特開2001−9639 特開2001−38529
しかしながら、上記に示したような従来の加工方法においては、以下のような問題があった。
特許文献1においては、食いつきは改善されるが、付着厚みなどにより変化する要素があり、叉、一箇所ごとに塗布する人の作業は大変である。そのため煩わしい作業がなく正確で且つ自動で連続した加工ができる方法が必要とされていた。
特許文献2においては、微少量の加工でも電極消耗がわずかに発生し狙いとのずれが起こり得る。
本発明の目的は、上記のような問題点を鑑みて、効率良く自動化した高精度な放電加工方法を提供するものである。
本発明の放電加工方法は、電極と被加工物間との加工間隙に加工液を供給し、前記電極で前記被加工物を放電加工する放電加工方法において、前記被加工物の被加工面に対して与える加工追い込み量からその加工量が除去できる所定条件下でのタイマー加工時間を事前に取得し、前記電極で被加工物上方より被加工面に対して加工方向に送って、前記電極と被加工面の放電開始を検出し、タイマー加工装置を作動させて所定条件下でのタイマー加工を行うことを特徴とする。
本発明の放電加工方法は、前電極と被加工物間との加工間隙に加工液を供給し、前記電極で前記被加工物を放電加工する放電加工方法において、前記被加工物の被加工面に対して与える加工追い込み量を事前に取得し、前記電極で被加工物上方より被加工面に対して加工方向に送って、前記電極と被加工面の放電開始と位置を検出し、位置を記憶させ、タイマー加工装置を作動させて所定条件下で所定時間放電を行い、その電極の進行位置から所定時間による加工量を計算し前記加工追い込み量の残り時間を求め、新たなタイマー時間で加工を終了させることを特徴とする。
以上述べたように、最終仕上げ条件の電極とワーク材ごとの面積別に進行量が正確にわかるタイマー加工時間を求め、放電開始点を検出してからタイマー作動装置を働かせることで正確な進行時間を管理できる。また、一度加工し取り残した量は微少量でありその最終加工条件は、再度加工する条件と同じ最終仕上げの同一条件を使うため同一電極で同一放電ギャップと同一面粗さで(下地面が同じ状態)同一点でタイマー加工をかけることができ、正確なタイマー加工ができるようになる。さらに、タイマー加工進行の電極位置と時間の関係を加工中に自動計算しその加工量と残量から新たなタイマー時間を自動設定するので面積やワーク材から判断してタイマー時間を予め設定し入力する必要がなく、煩わしい作業も発生せず入力ミスなども起こらない放電加工方法が提供できる。
図1には、本発明に係わる放電加工方法を実現するための放電加工機の制御系全体構成を示す。図1において、符号11は自動制御装置であり、コンピューター数値制御機構12(以下、NC装置と称す)、電源制御装置13、放電回路14、放電検知手段15、タイマー加工装置20、より構成されコントローラー装置16と組み合わせて使用されるようになっている。また、符号4は、被加工物3が取り付けられている加工テーブルであり、この加工テーブル4に対応して、水平面上で互いに直交するX/Y方向に加工テーブル4を移動させるX方向駆動装置5及びY方向駆動装置7が装備してあり、また、この動作位置を検出するX軸方向位置検出装置6とY軸方向位置検出8が装備されている。
符号1は、放電加工用電極2を下端部に着脱自在に装着した加工ヘッドであり図示していないが電極2は、オートハンドで他の電極と自動で交換可能になっている。この加工ヘッド1は、加工テーブル4に対し垂直方向に移動させるZ方向駆動装置9とこの動作位置を検出するZ軸方向駆動装置10が装備されている。
NC装置からは、上記駆動装置5、7、9、を駆動させるための指令がだされるようになっており、他方、上記、NC装置には、上記位置検出装置6、8、10、から各時点の加工テーブル4および加工ヘッド1の位置情報が入力されメモリー機構に書き込みできるようになっているのである。また、NC装置は、コントローラー装置16であらかじめ入力設定された情報(微少追い込み量、タイマー加工時間、電気条件、加工順など)をメモリーに書き込み記憶したものと所要のプログラム(加工動作、送り量、加工方向、電気条件など)に従ってX/Y/Zの駆動装置に駆動信号を与え、また電源制御装置13から放電回路14を介して放電加工用電極2へ所用の放電電圧を印加するように、電源制御装置13及び放電回路14に対して電圧出力信号を与える構成になっている。19は基準球で電極とワーク位置の加工送りの原点になり、符号17は、放電加工用の加工液で、18の加工槽内に加工時には蓄えた状態で放電加工が開始される。
本発明の放電加工方法を表す図2.のフロー図を示す。フローに沿って説明する。初回の加工時には放電検知手段はOff状態として取り残しの安全代を付けて加工をする。加工終了後加工残りを測定し、それに応じたタイマー加工時間を設定し制御装置11に入力する。次に、再加工をスタートするときの微小量加工は放電検知手段をONとして加工深さを先の安全代をつけたより深めに変える。加工がスタートすると先に初回加工された空間をカラ加工で進み電流が流れないため抵抗がかからず無負荷の電圧200Vで加工点まで加工命令座標で進む。取り残し部に到達すると、電極とワーク間の極間の電圧を検出しその変化をコンパレターにより電気信号として微電流2Aを出力(公知技術)し微電流によりタイマー加工命令のスイッチングをONにし自動で切り替える。(タイマーON・OFF動作回路の設定とする)次に電極ごとに入力しメモリーに記憶させたタイマー加工時間を作動させ、設定入力した時間で終了し目的の量を取り終える。
終了時には終了命令を出すようにしておき、次の電極を交換または、そのまま次の加工部へと進む。
本発明の他の実施例を図3.にフローとして示す。コントローラー16の演算部に放電検知位置と所定時間経過後の放電検知位置から放電進行量を計算し残量よりタイマー加工時間を演算させるようにしておき、例えば、測定した残量が5μであった場合、放電加工をスタートさせ放電開始点の位置がワーク上面原点より20.000mm入った位置で検出した値を読み、メモリーM1.に取り込み、そこから放電2分後での電極進行した位置を読み、メモリーM2.取り込む、その値が20.002であった場合は、下記のように加工終了させる時間を演算させる。
M1−M2=所定時間加工した加工量
(残量―所定時間加工した加工量)=A(加工途中の残り量)
A/(所定時間(2分間)で取れた量)=B(係数)
B×(所定時間(2分間))=新タイマー時間
となる。実際の数値は、
(5μ―2μ)/2μ=1.5
1.5×2分=3分
となり、後3分このまま加工させる必要があることがわかる。
以上から、予め測定し入力した残量と予め決めた所定時間を一定にしておき加工中の放電検知位置M1とM2を取り込むだけで加工部ごとの対応が可能になる。演算された新タイマー時間はM3に書き込み、その値の時間だけタイマーを働かせるようにする。以上述べたように、最終仕上げ条件の電極とワーク材ごとの面積別に進行量が正確にわかるタイマー加工時間を求め。放電開始点を検出してからタイマー作動装置を働かせることで正確な進行時間を管理できる、さらに電極を一度外しても加工開始点位置からタイマー加工をスタートすることで着脱誤差や時間経過による熱変位をキャンセルできるため、複数加工部の自動連続加工が可能になる。叉、一度加工し取り残した量は微少量でありその最終加工条件は、再度加工する条件と同じ最終仕上げの同一条件を使うため同一電極で同一放電ギャップと同一面粗さで(下地面が同じ状態)同一点でタイマー加工をかけることができ、正確なタイマー加工ができるようになる。
さらに、タイマー加工進行の電極位置と時間の関係を加工中に自動計算しその加工量と残量から新たなタイマー時間を自動設定するので面積やワーク材から判断してタイマー時間を予め設定し入力する必要がなく、煩わしい作業も発生せず入力ミスなども起こらない放電加工方法が提供できる。
本発明の装置の構成 本発明の加工動作のフローチャート 他の本発明の実施例の加工動作のフローチャート
符号の説明
1 加工ヘッド
2 放電電極
3 被加工物
4 3A加工部
5 加工テーブル
6 X方向駆動装置
7 X軸方向位置検出装置
8 Y方向駆動装置
9 Y軸方向位置検出装置
10 Z方向駆動装置
11 Z軸方向位置検出装置
12 自動制御装置
13 NC装置
14 電源制御装置
15 放電回路
16 放電検知手段
17 コントローラー装置
18 加工液
19 加工槽
20 基準球
21 タイマー加工装置

Claims (4)

  1. 電極と被加工物間との加工間隙に加工液を供給し、前記電極で前記被加工物を放電加工する放電加工方法において、前記被加工物の被加工面に対して与える加工追い込み量からその加工量が除去できる所定条件下でのタイマー加工時間を事前に取得し、前記電極で被加工物上方より被加工面に対して加工方向に送って、前記電極と被加工面の放電開始を検出し、タイマー加工装置を作動させて所定条件下でのタイマー加工を行うことを特徴とした放電加工方法。
  2. 前記タイマー加工時間を複数の被加工面ごとに記憶部に記憶させ自動で放電加工を行うようにしたことを特徴とした請求項1記載の放電加工方法。
  3. 前電極と被加工物間との加工間隙に加工液を供給し、前記電極で前記被加工物を放電加工する放電加工方法において、前記被加工物の被加工面に対して与える加工追い込み量を事前に取得し、前記電極で被加工物上方より被加工面に対して加工方向に送って、前記電極と被加工面の放電開始と位置を検出し、位置を記憶させ、タイマー加工装置を作動させて所定条件下で所定時間放電を行い、その電極の進行位置から所定時間による加工量を計算し前記加工追い込み量の残り時間を求め、新たなタイマー時間で加工を終了させることを特徴とした放電加工方法。
  4. 前記追い込み量を複数の被加工面ごとに記憶部に記憶させ自動で放電加工を行うようにしたことを特徴とした請求項3に記載の放電加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253273A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Sodick Co Ltd 放電加工方法および放電加工装置

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