JP2005288327A - 静電霧化装置及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents

静電霧化装置及びこれを備えた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】 商品の使われ方やフロートヘの外乱の有無にかかわらず、水無し状態と水有り状態の正確な判定を行なうこと。
【解決手段】 水溜め部1の水位に合わせて浮き沈みするマグネット13付きフロート12と、フロート12のマグネット13から発生する磁界に反応して水溜め部1内の水位を検知するリードスイッチ15と、リードスイッチ15とフロート12の距離tによってH信号又はL信号が入力される制御回路51とを備えた静電霧化装置40である。制御回路51には、入力される信号から水有り又は水無しのいずれかの状態を判定して確定する確定時間が予め設定され、確定時間は運転初期に設定される初期確定時間T1と、初期確定時間T1よりも長く設定される通常確定時間T2とからなると共に、初期確定時間T1を経過した後に初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに切り換えるためのモード切換え手段55を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、静電霧化装置及びこれを備えた空気調和機に関し、詳しくはフロートへの外乱の有無にかかわらず、水無し状態と水有り状態の正確な判定を行なう技術に関するものである。
従来、空気調和機として空気中の塵や挨等を捕捉するフィルタや臭い分子を吸着する活性炭等のフィルタを備えたもの、或いは静電霧化の技術を利用して脱臭を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、静電霧化とは、セラミックのような多孔体で構成された搬送部で保持された水等の液体と対向電極との間に高電圧を印加し、毛細管現象で搬送部の先端まで運ばれた水が対向電極に向けて霧化するという現象である。
ところで、従来の静電霧化装置では、次の点が問題となる。水を霧化させる静電霧化装置にとって、水溜め部内の水位を検出する何らかの手段を設ける必要が生じてくる。
そこで本発明者らは本発明に至る過程で、マグネット付きのフロートとリードスイッチによる検出方式を考えた。これは液面レベルの変化に応じて、フロート内に収容されたマグネットが上下動し、マグネットとリードスイッチとの距離が変化するため、マグネットから発生する磁界も変化する。そして、この磁界の変化によって水無しか水有りかを検出することが可能となる。しかし、水溜め部内の水位を検出するのに用いられるリードスイッチを本体側タンクケース側に取り付けた場合、商品の揺れ、外乱等に伴いフロートが上下動作をしてしまい、H信号とL信号とを繰り返すなどの要因があり、誤判定を招くという問題が生じる。
特開平5−345156号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、静電霧化部が着脱自在な本体側タンクケースに、水溜め部内のマグネット付きフロートを検出するためのリードスイッチを設置した場合に、商品の使われ方やフロートヘの外乱の有無にかかわらず、水無し状態と水有り状態の正確な判定を行なうことができる静電霧化装置及びこれを備えた空気調和機を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明に係る静電霧化装置にあっては、水Wを溜める水溜め部1と、水溜め部1の水Wを水溜め部1の外部に位置する先端側へ搬送する多孔質の搬送部2と、搬送部2に対向するように配置された対向電極3と、搬送部2と対向電極3との間に高電圧を印加する電圧印加部5とを有して、搬送部2と対向電極3との間に高電圧を印加することにより搬送部2の水Wが霧化してミストを発生させる静電霧化部6と、上記静電霧化部6を着脱自在に収納する本体側タンクケース18とを備えた静電霧化装置であって、水溜め部1の水位に合わせて浮き沈みするマグネット13付きフロート12と、フロート12のマグネット13から発生する磁界に反応して水溜め部1内の水位を検知するリードスイッチ15と、リードスイッチ15とフロート12の距離tによってH信号又はL信号が入力される制御回路51とを備え、上記制御回路51には、入力される信号から水有り又は水無しのいずれかの状態を判定して確定する確定時間が予め設定され、上記確定時間は運転初期に設定される初期確定時間T1と、初期確定時間T1よりも長く設定される通常確定時間T2とからなると共に、初期確定時間T1を経過した後に初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに切り換えるためのモード切換え手段55を有していることを特徴としている。
このような構成とすることで、制御回路51に入力される信号から水有り又は水無しのいずれかの状態を判定して確定する確定時間が予め設定されるため、フロート12に対してその周囲環境から振動や衝撃が外乱的に加わった場合でも、それに起因した誤検知を引き起こすことがなくなる結果、使用者に安心感と信頼感を与えることができる。しかも、運転初期に設定される初期確定時間T1を通常確定時間T2よりも短くしたので、リセットスタート時や水補給などのメンテナンス後は早く確定して使用者にいち早く知らせることができ、リードスイッチ15、フロート12など検知装置の故障かと思われる不具合を解消できる。さらに、初期確定時間T1経過後は初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに自動的に切り換えられるため、使用者は特別な切り換え操作を行なう必要がなくなり、快適操作を実現できると共に通常運転時における水無し状態の確実な判定が行われるようになる。
また、上記制御回路51は、確定時間内に入力される信号が連続して一致している場合に確定するのが好ましく、この場合、例えば、信号の取り込みを初期確定時間T1(或いは通常確定時間T2)内で所定回数行い、1回でも異なる信号が入力されたときはその信号情報を無視し、再度、信号の取り込みを行ない、信号が連続して一致したときにその検出結果を確定することによって、フロート12による検知方法特有の上下運動による信号のH,Lによる誤判定を防ぐことができ、検出精度を高めることができる。
また、上記制御回路51は、確定から所定の時間が経過した後に報知するのが好ましく、この場合、フロート12とリードスイッチ15の距離tはある程度あるため、水Wが若干残った状態で水無しと判定することがあり、この状態で使用者に報知すると、水Wが若干あるのに水Wが無いと報知することで誤解を招く可能性がある。そこで、確定したときにただちに報知はせず、静電霧化による水Wの減少及び自然蒸発によってある程度時間が経過することを見込んで、確実に水Wがなくなる時間(見込み時間)が経過したら報知を行なう報知システムを採用することによって、ほぼ完全に水Wがなくなった状態で使用者に報知できるようになる。
また、本発明に係る空気調和機にあっては、上記構成の静電霧化装置40と、モータ22によって駆動されるファン23と風洞24とからなる送風機とを備え、吸込み口25から吸い込んだ空気をフィルター部26で濾過した後、吐出口27から外部に放出させる空気調和機21であって、上記送風機からの単位時間当たりの風量変動に応じて、上記確定から報知までの所定の時間を可変にすることを特徴としている。
このような構成とすることで、ファン23によって風を入れ、静電霧化装置40に風があたって外に排出される際に、静電霧化による水Wの蒸発量、または自然蒸発量は風によって変化してくるため、送風機からの単位時間当たりの風量変動に応じて、確定してから報知するまでの時間(見込み時間)を可変とすることで、空気調和機21に組み込まれている静電霧化装置40の水Wがほぼ完全に無くなった状態で使用者に報知できるようになる。
本発明に係る静電霧化装置にあっては、静電霧化部が着脱自在な本体側タンクケースに、水溜め部内のマグネット付きフロートを検出するためのリードスイッチを設置した場合に、商品の使われ方やフロートヘの外乱の有無にかかわらず、水無し状態と水有り状態の正確な判定を行なうことができる。
また本発明に係る空気調和機にあっては、商品の使われ方やフロートヘの外乱の有無にかかわらず、水無し状態と水有り状態の正確な判定を行なうことができる静電霧化装置を備えた場合に、静電霧化による水の蒸発量、または自然蒸発量は風によって変化した場合でも、確定してから報知するまでの時間(見込み時間)を可変とすることで、静電霧化装置の水がほぼ完全に無くなった状態で使用者に報知可能となる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態の静電霧化装置40は、図1〜図3に示すように、静電霧化部6と、静電霧化部6を着脱自在に収納する本体側タンクケース18とで構成されている。静電霧化部6は、水Wを溜める水溜め部1と、水溜め部1より水Wを搬送する多孔質の搬送部2と、搬送部2による水Wの搬送方向に対向するように配置された対向電極3と、搬送部2と対向電極3との間に高電圧を印加する電圧印加部5とを備え、上記搬送部2と対向電極3との間に高電圧を印加することにより搬送部2の水Wが霧化してミストを発生させるものである。さらに水溜め部1内には、水溜め部1の水位に合わせて浮き沈みするマグネット13付きフロート12が収納され、一方、本体側タンクケース18の外面側にはフロート12のマグネット13から発生する磁界に反応して水溜め部1内の水位を検知するリードスイッチ15が設置されている。
図2の例では、静電霧化部6は水溜め部1を下部に備えたもので、円筒状で且つ周面に通風孔7が開口するホルダー8と、該ホルダー8の上部に配された対向電極3と、ホルダー8の下部に嵌め込まれて水Wに対する電圧印加を担う印加電極4と、この印加電極4によって保持されている搬送部2を構成する複数本の棒状吸水体2aとで構成されており、カップ状に形成されている上記水溜め部1の上端開口縁の外面の突起は、例えば、上記ホルダー8の下部に装着されている印加電極4の外周フランジ部に設けられている係合凹所にバヨネット係合することで取り付けられている。
対向電極3と印加電極4は共にカーボンのような導電材を混入した合成樹脂やSUSのような金属で形成されることで導電性を有しているもので、ホルダー8の上部に被せられる対向電極3はその外周面に形成された接続用突部の外面に接触する接地用接触板を通じて接地される。ホルダー8の下部内に嵌め込み固定されてホルダー8内面のリブで押さえ固定されている印加電極4も同じく、その外周面に形成された接続用突部の外面に接触する接触板を介し高電圧を印加する電圧印加部5に接続されている。
上記棒状吸水体2aは、上が針状に尖ったもので、複数本、図2の例では3本の棒状吸水体2aが印加電極4に取り付けられている。これら棒状吸水体2aは同一円周上に等間隔で配置されて、上部が印加電極4よりも上方に突出し、下部は下方に突出して上記水溜め部1内に入れられた水Wと接触する。
図1及び図2(b)中の10は印加電極4から下方に突出している円筒状のスカートで、上記複数本の棒状吸水体2aの外側を囲んでいるとともに、その下端は棒状吸水体2aの下端よりも下方に位置し、下端開口には格子状の格子状保護カバー11が被せられている。印加電極4における該スカート10は、水溜め部1内に入れられた水Wと接触することで水Wに高電圧を印加すると同時に、上記格子状保護カバー11と共にセラミックで形成されている棒状吸水体2aの保護を行うものである。
一方、ホルダー8の上面開口を閉じるように装着された対向電極3は、図2(a)に示すように、中央に開口部16を有するとともに、この開口部16の縁は上方から見た時、上記複数本の棒状吸水体2aの上端の針状部2bを中心とする複数の同一径の円弧Rを他の円弧rで滑らかにつないだものとなっている。対向電極3を接地し、印加電極4に電圧印加部5を接続するとともに、棒状吸水体2aが毛細管現象で水Wを吸い上げている時、棒状吸水体2aの上端の針状部2bが印加電極4側の実質的な電極として機能すると同時に、対向電極3の上記円弧Rが実質的な電極として機能して水Wを搬送する搬送部2を構成する棒状吸水体2aの先端と対向電極3との問に高電圧が印加されることになる。なお、上記開口部16には格子状保護カバー17が被せられることで、開口部16を通じて棒状吸水体2aに手指などが接触することが防止されている。
図3に静電霧化部6の原理図を示す。今、水Wを入れた水溜め部1を装着して、印加電極4のスカート10に水Wを接触させると同時に、棒状吸水体2aに毛細管現象で水Wを吸い上げさせ、さらに対向電極3を接地するとともに印加電極4に高電圧発生源となる電圧印加部5を接続して、印加電極4にマイナスの電圧を印加すると、搬送部2を構成する棒状吸水体2aの先端と対向電極3との問に高電圧が印加されることとなる。この電圧が水Wにレイリー分裂を起こさせることができる高電圧であれば、棒状吸水体2aの上端の針状部2bに達した水Wはここでレイリー分裂を起こしてナノメータサイズの粒子径のミストMとなる霧化を生じさせる静電霧化がなされる。
ここで、本発明の第1の特徴は、マグネット13付きフロート12とリードスイッチ15とを備える水位検知システムにあり、第2の特徴は、振動や衝撃が外乱的に加わった場合でも、それに起因した誤検知を引き起こすことがないようにする制御システムにある。順に説明する。
先ず第1の特徴の一例として、図1に示すように、印加電極4の内部にはフロート12が配置され、そのフロート12内にはマグネット13が固定されている。このマグネット13付きフロート12全体の比重は水Wの比重1よりも小さく設定され、これにより、水溜め部1の水位に合わせて浮き沈みするようになっている。またフロート12の中心部には貫通穴12aが貫設されており、その貫通穴12aに棒状のガイドピン14を通すことで、上下方向に安定した摺動が可能となる。
本例ではフロート12を縦筒形とし、その内部にマグネット13を固定しているが、図4ではマグネット13をフロート12の径方向(図の横方向)に着磁させており、図5ではマグネット13をフロート12の縦軸Nの方向(図の縦方向)に着磁させている。ちなみに図4の場合は、フロート12が縦軸N回りに矢印イで示すように回転した時に磁界の向きが変わってしまい、リードスイッチ15が反応しない箇所などが存在してしまうことがあり、この場合、フロート12の回転防止や位置決め用の部材などを別途必要とし、またこの場合、フロート12の摺動性が悪くなる問題もある。そこで、図5に示すように、フロート12の縦軸Nの方向に着磁をするのが好ましく、この場合は、フロート12が縦軸N回りに回転しても磁界の向きは変わらなくなるので、回転防止などの部材が必要でなくなり、しかも安定した検知範囲を確保できるようになる。
一方、リードスイッチ15は、一対のリード片50A,50Bを備え、リード片50A,50Bの付き合わせ部には、マグネット13が近接するとそれに伴う磁界変化によって電気的な開閉動作を繰り返す対向する2つの接点部50a,50bが設けられ、各接点部50a,50bはガラス管50cにて封止されている。このリードスイッチ15は、図1に示すように、本体側タンクケース18の外側の下面中央部に設けた保持部56にて固定されており、水溜め部1内の水Wが多い時にはフロート12は浮いているので接点部50a,50bがOFFになり、水Wが少ない時にはフロート12が沈んでくるので接点部50a,50bがONになる。これにより、水溜め部1内の水位を検知できるようになっている。
上記構成によれば、静電霧化部6が本体側タンクケース18に対して着脱自在となっている静電霧化装置40において、リードスイッチ15を本体側タンクケース18に設置している。このときリードスイッチ15を本体側タンクケース18の内側に設置してもよいが、水溜め部1からの水漏れによる浸水や汚れ、または人が触れることによる破損などが起こってしまう。そこで、本体側タンクケース18の外側の人に触れられない箇所にリードスイッチ15を設けることで上記問題点を解消できる。つまり、フロート12のマグネット13から発生する磁界に反応するリードスイッチ15を本体側タンクケース18の外側に設けることによって、水溜め部1からの液漏れによる浸水や汚れ、または人が触れることによるリードスイッチ15の破損を防止できる効果が得られる。
次に、フロート12が浮き始める喫水面は、フロート12上面から少し下がった位置から始まるので、水溜め部1の水Wがある程度残っているにもかかわらずフロート12は沈んでしまう。つまり、フロート12が沈んだ状態でもフロート12の最下部から水面までの垂直距離の分だけ水Wが残存しているため、水溜め部1の底に少し水Wが溜まった状態となる。そこで本発明では、水溜め部1の底部1aに、フロート12が水溜め部1の底部1aより低い位置まで移動可能となるように窪み57を設けている。本例では窪み57の大きさはフロート12よりもひと回り大きく、フロート12の大部分が入り込むことができる程度に形成されている。これにより、フロート12が水溜め部1の底部1aより低い位置まで移動することができ、フロート12が窪み57に沈んでしまった状態では水溜め部1の水Wがほとんど残っていない状態となるため、水溜め部1内の水Wをほとんど残さず最後まで使用することが可能となる。また、水Wが若干あるのに水無しとする誤報知を回避できる利点もある。
次に、本体側タンクケース18に静電霧化部6を設置したときに、正しく設置されないとフロート12とリードスイッチ15の距離tが変わってしまい、正しく検知できなくなってしまう。そこで、本例では、本体側タンクケース18の内側にリミットスイッチ等のような検出スイッチ20を配設し、検出スイッチ20からの出力によって静電霧化部6の設置が正しく行なわれたことを報知するようにしている。報知は、音声或いは光等、いずれの方式であってもよい。
次に、本発明の第2の特徴を図9〜図12に示す。図9に示すリードスイッチ15とフロート12の距離tによって制御回路51にH信号又はL信号が入力されるようになっている。ここではリードスイッチ15がONした時に、制御回路51にH信号が入力されるようにしているが、回路構成によってはリードスイッチ15がONした時に制御回路51にL信号が入力されるようにすることもできる。以下の例では、水無しの場合にH信号、水有りの場合にL信号が出力される場合で説明する。
マイクロコンピュータによって構成された制御回路51には、入力される信号から水有り又は水無しのいずれかの状態を判定して確定するための確定時間が予め設定されている。この確定時間は運転初期に設定される初期確定時間T1と、初期確定時間T1よりも長く設定される通常確定時間T2(>T1)とからなる。さらに、初期確定時間T1を経過した後に初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに切り換えるためのモード切換え手段55を有している。このモード切換え手段55としては、例えば、初期確定によって使用者への報知を行なった後で、自動的に初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに切り換えるスイッチング回路を備えたもの、或いは、運転初期から時間を計測して一定時間経過後に初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに切り換えるためのタイマー回路やカウント手段等を備えたものが挙げられる。
次に、フロート12とリードスイッチ15の距離関係によって制御回路51にどのような信号が入力されるのかの一例を説明する。図10(a)は制御回路51の構成の一例を示し、図10(b)は制御回路51に入力される信号波形の一例を示し、図11は制御回路51に関連するブロック図である。図9(a)のようにフロート12とリードスイッチ15との距離tが設定された距離よりも近づくとリードスイッチ15がONとなり、制御回路51にH信号が入力される。この時が水Wが無いときである。また図9(b)のようにフロート12とリードスイッチ15の距離tよりも遠くなると、リードスイッチ15はOFFし、制御回路51にはL信号が入力される。この時が水Wが有るときである。
ここで、水有りか水無しかの確定は制御回路51の方で行なわれる。例えば、図10(b)のマイコン入力波形に示しているように通常確定時間T2の間、H信号が制御回路51に入力されると水Wが無いと判定する。しかし、一方、商品のリセットスタート時或いは水Wが無くなった時に水Wの補給を行うときは、上記のように通常動作させている時の確定時間を全てT2としていると、使用者に不安を与えることがある。なぜなら、通常動作させているときは商品の揺れ、外乱等に伴いフロート12が上下動作をしてしまい、H信号とL信号とを繰り返すなどの要因があるため、誤判定を防ぐには確定時間をある程度長くしておく必要がある。しかし、リセットスタート時や水補給などのメンテナンス後は早く確定しないと、使用者などにリードスイッチ15、フロート12など検知装置の故障かと思われてしまう。そのため、通常動作時の確定時間を通常確定時間T2とし、リセットスタート時及び水補給などのメンテナンス時等、運転初期に使用者に早く知らせる必要がある場合は初期確定時間T1としている。
水補給の場合を例に挙げて説明すると、図6の前パネル29を開けるとリミットスイッチ53(図11)がOFFとなり、この状態で本体側タンクケース18内部に設置されている静電霧化部6を取り出し、水Wの補給を行い、本体側タンクケース18に静電霧化部6を再設置し、前パネル29を閉めるとリミットスイッチ53がONになり、初期確定時間T1の設定モードとなり、短い時間で水有りの状態が検知されて使用者に早く報知されるようになり、その後、モード切換えによって初期確定時間T1よりも長い通常確定時間T2の設定モードとなり、通常運転時の水無し、水有りの判定を確実に行うことができる。なお使用者への報知手段52(図11)は、特に限定されず、音声或いは光等いずれの方式であってもよい。
しかして、制御回路51に入力される信号から水有り又は水無しのいずれかの状態を判定して確定する確定時間を予め設定することによって、フロート12に対してその周囲環境から振動や衝撃が外乱的に加わった場合でも、それに起因した誤検知を引き起こすことがなくなり、常に正確な報知ができる結果、使用者に安心感と信頼感を与えることができる。しかも、運転初期に設定される初期確定時間T1を通常確定時間T2よりも短くしたので、リセットスタート時や水補給などのメンテナンス後は早く確定して使用者にいち早く知らせることができ、リードスイッチ15、フロート12など検知装置の故障かと思われるようなことをなくすことができる。また、初期確定時間T1経過後は初期確定時間T1の設定モードから通常確定時間T2の設定モードに自動的に切り換えられるため、使用者は特別な切り換え操作を行なう必要がなくなり、快適操作を実現できると共に、水無し状態の確実な判定が行われるようになる。
上記確定方法において、フロート12が外乱で容易に上下するため、リードスイッチ15からH信号とL信号とが交互に入力される可能性がある。例えば、商品を近くに移動する場合等、持ち運ぶときなどは商品が揺れるため、フロート12が上下に移動する可能性がある。それを回避する方法として、確定時間内に制御回路51に入力されるH信号又はL信号が連続一致の場合のみ確定させるようにしてもよい。その一例として、信号の取り込みを初期確定時間T1は500msec毎に行い、4回連続でH又はLを検出すると、その検出結果を確定させる。しかし、最初の500msec毎で4回取り込む中で、例えば、3回はH信号,1回はL信号が入力されるとこの信号情報は無視し、再度、500msecの4回の取り込みに入る。そして、4回連続でH又はLを検出するまで初期確定時間T1を更新していき、4回連続でH又はLを検出したときにその検出結果を確定される。そうすることで、フロート12による検知方法特有の上下運動による信号のH,Lによる誤判定を防ぐことができる。
このように、H信号又はL信号を確定させる時間を信号が連続一致した場合のみ確定し、連続一致しない場合の信号の変化を無視することで、外乱等による信号を誤判定することを防ぐことができる。
ところで、上記に示しているようなフロート12とリードスイッチ15がある設定された距離tよりも近づいたら制御回路51にH信号が入力され、初期確定時間T1もしくは通常確定時間T2によって確定され、水無しと判定されるが、フロート12とリードスイッチ15の距離tはある程度あるため(0〜tの間でリードスイッチ15はONする)、水Wが若干残った状態で水無しと判定することがある。この状態で使用者に報知すると、水Wが若干あるのに水Wが無いと報知することで誤解を招く可能性がある。
これを防ぐために、確定時間によって確定した後、所定の時間が経過した時に報知するのが好ましい。つまり、制御回路51で水Wが無いと判定した後もただちに報知はせず、静電霧化による水Wの減少及び自然蒸発によってある程度時間が経過することを見込んで、確実に水Wがなくなる時間(見込み時間)が経過したら報知を行なう報知システムを採用する。これにより、ほぼ完全に水Wがなくなった状態で使用者に報知することができ、使用者の誤解を回避できる。
他例として、外気温を測定できる温度サーミスタを本体側に設け、温度によって静電霧化による蒸発量及び自然蒸発量も変わってくるため、温度サーミスタからの情報によって、温度が高い時には、制御回路51での水無し判定後、比較的早い段階で報知させるようにし、一方、温度が低い時には、静電霧化による蒸発量及び自然蒸発量は少ないため、制御回路51での水無し判定後、温度が高い時よりも遅く報知させるようにすることが可能となる。
また、フロート12及びリードスイッチ15が万が一壊れた場合には、制御回路51に入力される信号がH又はLのいずれかに固定されてしまう可能性がある。このような時は、時間設定をしておき、ある一定時間の間、常にH又はLになった場合はフロート12及びリードスイッチ15の故障と判断し、報知することもできる。これにより動作不良等の故障を正確に把握できるようになる。
次に、上記構成の静電霧化装置40を備えた空気調和機21の一例を説明する。この空気調和機21は、図6〜図8に示すように、モータ22によって駆動されるファン23と風洞24とからなる送風機を備えており、背面の吸込み口25から吸い込んだ空気をフィルター部26で濾過した後、吐出口27から外部に放出するようになっている。なお本例では、吸込み口25からの空気をファン23の前面から吸引する径路以外に、ファン23の外周部を迂回してファン23の背面から吸引する迂回径路とを有している。さらに、空気調和機21における吸込み口25から吐出口27に至るまでの空気流路28中には静電霧化装置40が配設してある。また空気調和機21の前面開口部には静電霧化装置40を所定位置に固定するための前パネル29が着脱自在に取り付けられている。本例では、前パネル29を設置した状態で前パネル29の裏面より突出したリブ30が静電霧化装置40を上から押圧することで、静電霧化装置40を所定の位置に固定できるようになっている。
しかして、空気調和機21内から静電霧化によって発生するナノメータサイズの帯電ミストを発生させて、空気の脱臭等がより効果的に行なわれるものとなり、しかも、本体側タンクケース18から静電霧化部6を取り出した際に、リードスイッチ15は本体側タンクケース18の外面の人に触れられない箇所に設置されているため、水漏れによる浸水や汚れ、または人が触れることによるリードスイッチ15の破損を防止できる効果が得られる。そのうえ、前パネル29を空気調和機21の前面開口部に嵌め込むだけで、前パネル29を利用して静電霧化装置40を空気調和機21内の所定位置に固定できるので、静電霧化装置40を空気調和機21内に固定するために専用の部品を別に設ける必要がなく、構造の複雑化を防止できる。
また、上記のように確定から報知までに所定の時間(見込み時間)をあける報知システムをこの空気調和機21にあてはめる場合を説明する。例えば、図8のファン23によって風を入れ、静電霧化装置40に風があたって外に排出されるため、静電霧化による水Wの蒸発量、または自然蒸発量も風によって変化してくる。そのため、送風機からの単位時間当たりの風量変動に応じて、確定してから報知するまでの時間(見込み時間)を可変とすることで、確実に且つ正確に使用者に報知することができる。例えば、送風機からの風量を検出する風量センサを設け、単位時間当たりの風量が基準値よりも低いときは、見込み時間を多くし、単位時間当たりの風量が基準値よりも高いときは、見込み時間を少なくするように変化させることによって、完全に水Wが無くなった状態で使用者に報知することが可能となる。
本発明の一実施形態を示す静電霧化部と本体側タンクケースとを備えた静電霧化装置の側断面図である。 (a)は同上の静電霧化部の平面図、(b)は側断面図である。 同上の静電霧化によりナノサイズのミストを発生させる原理を説明する原理図である。 同上のフロートの径方向に着磁されたマグネットとリードスイッチとの原理図である。 同上のフロートの縦軸方向に着磁されたマグネットとリードスイッチとの原理図である。 同上の静電霧化装置を備えた空気調和機の斜視図である。 同上の空気調和機の前パネルを取り外した状態の斜視図である。 同上の空気調和機の側断面図である。 (a)は同上のマグネットとリードスイッチとの距離が短い水無し状態を説明する説明図、(b)は同上のマグネットとリードスイッチとの距離が長くなった水有り状態を説明する説明図である。 (a)は同上の制御回路の構成図、(b)は制御回路に入力される信号波形の一例の説明図である。 同上の制御回路に関連するブロック図である。
符号の説明
1 水溜め部
1a 底部
2 搬送部
3 対向電極
5 電圧印加部
6 静電霧化部
12 フロート
13 マグネット
15 リードスイッチ
18 本体側タンクケース
20 検出スイッチ
21 空気調和機
22 モータ
23 ファン
24 風洞
25 吸込み口
26 フィルター部
27 吐出口
28 空気流路
29 前パネル
40 静電霧化装置
51 制御回路
55 モード切換え手段
57 窪み
M 縦軸
T1 初期確定時間
T2 通常確定時間
t フロートとリードスイッチの距離
W 水

Claims (4)

  1. 水を溜める水溜め部と、水溜め部の水を水溜め部の外部に位置する先端側へ搬送する多孔質の搬送部と、搬送部に対向するように配置された対向電極と、搬送部と対向電極との間に高電圧を印加する電圧印加部とを有して、搬送部と対向電極との間に高電圧を印加することにより搬送部の水が霧化してミストを発生させる静電霧化部と、上記静電霧化部を着脱自在に収納する本体側タンクケースとを備えた静電霧化装置であって、水溜め部の水位に合わせて浮き沈みするマグネット付きフロートと、フロートのマグネットから発生する磁界に反応して水溜め部内の水位を検知するリードスイッチと、リードスイッチとフロートの距離によってH信号又はL信号が入力される制御回路とを備え、上記制御回路には、入力される信号から水有り又は水無しのいずれかの状態を判定して確定する確定時間が予め設定され、上記確定時間は運転初期に設定される初期確定時間と、初期確定時間よりも長く設定される通常確定時間とからなると共に、初期確定時間を経過した後に初期確定時間の設定モードから通常確定時間の設定モードに切り換えるためのモード切換え手段を有していることを特徴とする静電霧化装置。
  2. 上記制御回路は、確定時間内に入力される信号が連続して一致している場合に確定することを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置。
  3. 上記制御回路は、確定から所定の時間が経過した後に報知することを特徴とした請求項1又は2記載の静電霧化装置。
  4. 請求項1乃3のいずれかに記載の静電霧化装置と、モータによって駆動されるファンと風洞とからなる送風機とを備え、吸込み口から吸い込んだ空気をフィルター部で濾過した後、吐出口から外部に放出させる空気調和機であって、上記送風機からの単位時間当たりの風量変動に応じて、請求項3記載の確定から報知までの所定の時間を可変にすることを特徴とする空気調和機。

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