JP2005286459A - アレイアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 互いに隣接する放射素子間の相互結合を小さくすることが可能なアレイアンテナを提供する。
【解決手段】 反射板と、前記反射板の上方に、第1の方向にm(m≧2)個、第2の方向にn(n≧2)個の(m×n)のアレイ状に配置される(m×n)個の放射素子とを有するアレイアンテナであって、前記第1の方向において互いに隣接する一対の放射素子を、それぞれ第1の放射素子、および第2の放射素子とするとき、前記第1および第2の放射素子は、傾斜部を有し、前記第1の方向から見て、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが一点において交差する。前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが交差する交差角をθとするとき、θは、20度以上、50度以下である。
【選択図】 図1
【解決手段】 反射板と、前記反射板の上方に、第1の方向にm(m≧2)個、第2の方向にn(n≧2)個の(m×n)のアレイ状に配置される(m×n)個の放射素子とを有するアレイアンテナであって、前記第1の方向において互いに隣接する一対の放射素子を、それぞれ第1の放射素子、および第2の放射素子とするとき、前記第1および第2の放射素子は、傾斜部を有し、前記第1の方向から見て、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが一点において交差する。前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが交差する交差角をθとするとき、θは、20度以上、50度以下である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アレイアンテナに係り、特に、互いに連接するアンテナ素子による相互結合特性を改善したアレイアンテナに関する。
複数のアンテナ素子をアレイ状に配置するアレイアンテナでは、各アンテナ素子に給電される励振電力の振幅と、位相量を調整することにより、放射ビームの指向特性および放射ビームのビームパターンを変化させることが可能である。
図8は、従来のアレイアンテナの一例の概略構成を示す斜視図である。
同図において、1は反射板、2は誘電体基板、3は誘電体基板の表面(または裏面)に形成されるダイポールアンテナ素子、4は接地導体である。
図8に示すアレイアンテナでは、ダイポールアンテナ素子3は、第1の方向(例えば、X方向)に4個、第2の方向(例えば、Y方向)の4個の(4×4)のアレイ状に配置される。
ここで、各ダイポールアンテナ素子3は半波長ダイポールアンテナであり、各ダイポールアンテナ素子3を構成する導体の長さは、それぞれ、λo/2の電気長(λoは、使用中心周波数(fo)の自由空間波長)とされる。なお、使用中心周波数(fo)は、使用することが予定されている上限周波数と下限周波数の中心の周波数である。
図8は、従来のアレイアンテナの一例の概略構成を示す斜視図である。
同図において、1は反射板、2は誘電体基板、3は誘電体基板の表面(または裏面)に形成されるダイポールアンテナ素子、4は接地導体である。
図8に示すアレイアンテナでは、ダイポールアンテナ素子3は、第1の方向(例えば、X方向)に4個、第2の方向(例えば、Y方向)の4個の(4×4)のアレイ状に配置される。
ここで、各ダイポールアンテナ素子3は半波長ダイポールアンテナであり、各ダイポールアンテナ素子3を構成する導体の長さは、それぞれ、λo/2の電気長(λoは、使用中心周波数(fo)の自由空間波長)とされる。なお、使用中心周波数(fo)は、使用することが予定されている上限周波数と下限周波数の中心の周波数である。
図8に示すアレイアンテナでは、X方向に配置されるダイポールアンテナ素子3は、略λo/2の間隔をおいて配置される。即ち、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子3の間隔はλo/2前後とされる。
そのため、ダイポールアンテナ素子に流れる電流による電磁誘導により、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子間での相互結合が大きくなる場合があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、互いに隣接する放射素子間の相互結合を小さくすることが可能なアレイアンテナを提供することにある。
そのため、ダイポールアンテナ素子に流れる電流による電磁誘導により、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子間での相互結合が大きくなる場合があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、互いに隣接する放射素子間の相互結合を小さくすることが可能なアレイアンテナを提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前述の目的を達成するために、本発明では、反射板と、前記反射板の上方に、第1の方向にm(m≧2)個、第2の方向にn(n≧2)個の(m×n)のアレイ状に配置される(m×n)個の放射素子とを有するアレイアンテナであって、前記第1の方向において互いに隣接する一対の放射素子を、それぞれ第1の放射素子、および第2の放射素子とするとき、前記第1および第2の放射素子は、傾斜部を有し、前記第1の方向から見て、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが一点において交差することを特徴とする。
ここで、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが交差する交差角をθとするとき、θは、下記(2)式を満足する。
[数2]
20°≦θ≦50° ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)
前述の目的を達成するために、本発明では、反射板と、前記反射板の上方に、第1の方向にm(m≧2)個、第2の方向にn(n≧2)個の(m×n)のアレイ状に配置される(m×n)個の放射素子とを有するアレイアンテナであって、前記第1の方向において互いに隣接する一対の放射素子を、それぞれ第1の放射素子、および第2の放射素子とするとき、前記第1および第2の放射素子は、傾斜部を有し、前記第1の方向から見て、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが一点において交差することを特徴とする。
ここで、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが交差する交差角をθとするとき、θは、下記(2)式を満足する。
[数2]
20°≦θ≦50° ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明のアレイアンテナによれば、互いに隣接する放射素子間の相互結合を小さくすることが可能となる。
本発明のアレイアンテナによれば、互いに隣接する放射素子間の相互結合を小さくすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例のアレイアンテナの概略構成を示す斜視図である。
同図において、1は反射板、2は誘電体基板、3は誘電体基板の表面(または裏面)に形成されるダイポールアンテナ素子、4は接地導体である。
本実施例のアレイアンテナでも、ダイポールアンテナ素子3は、第1の方向(例えば、X方向)に4個、第2の方向(例えば、Y方向)に4個の(4×4)のアレイ状に配置される。
ここで、各ダイポールアンテナ素子3は半波長ダイポールアンテナであり、各ダイポールアンテナ素子3を構成する導体の長さは、それぞれ、λo/2の電気長(λoは、使用中心周波数(fo)の自由空間波長)とされる。なお、前述したように、使用中心周波数(fo)は、使用することが予定されている上限周波数と下限周波数の中心の周波数である。
また、X方向に配置されるダイポールアンテナ素子3は、略λo/2の間隔をおいて配置される。即ち、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子3の間隔はλo/2前後とされる。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例のアレイアンテナの概略構成を示す斜視図である。
同図において、1は反射板、2は誘電体基板、3は誘電体基板の表面(または裏面)に形成されるダイポールアンテナ素子、4は接地導体である。
本実施例のアレイアンテナでも、ダイポールアンテナ素子3は、第1の方向(例えば、X方向)に4個、第2の方向(例えば、Y方向)に4個の(4×4)のアレイ状に配置される。
ここで、各ダイポールアンテナ素子3は半波長ダイポールアンテナであり、各ダイポールアンテナ素子3を構成する導体の長さは、それぞれ、λo/2の電気長(λoは、使用中心周波数(fo)の自由空間波長)とされる。なお、前述したように、使用中心周波数(fo)は、使用することが予定されている上限周波数と下限周波数の中心の周波数である。
また、X方向に配置されるダイポールアンテナ素子3は、略λo/2の間隔をおいて配置される。即ち、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子3の間隔はλo/2前後とされる。
図2(a)は、図1に示す矢印A方向から図1に示すアレイアンテナを見たときの、第1の方向(例えば、X方向)において、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子を説明するための図である。
本実施例のアレイアンテナでは、第1の方向(例えば、X方向)において、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子3を、それぞれダイポールアンテナ素子(311,312)、およびダイポールアンテナ素子(321,322)とするとき、第1の方向(図1の矢印Aの方向)から見て、ダイポールアンテナ素子311に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321に沿って延長される直線(C−C’)とが一点において交差することを特徴とする。
したがって、本実施例では、一対のダイポールアンテナ素子(311,321)が平行に形成されていても、ダイポールアンテナ素子の中心点から開放端に向かう(図2の矢印D、D’の方向)ほど、一対のダイポールアンテナ素子(311,321)の間隔が広くなることになる。
これにより、一方のダイポールアンテナ素子に流れる電流による電磁誘導により、他方のダイポールアンテナ素子に誘起される電流を少なくできるので、本実施例のアレイアンテナでは、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子間の相互結合を小さくすることが可能となる。
これは、一対のダイポールアンテナ素子(312,322)においても同じことである。
この場合に、ダイポールアンテナ素子311に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321に沿って延長される直線(C−C’)とが交差する交差角をθとするとき、θが90°であれば、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子(311,321)間での相互結合を最も小さくすることができるが、アレイアンテナの指向特性が劣化すので、θは、下記(3)式を満足することが好ましい。
[数3]
20°≦θ≦50° ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)
本実施例のアレイアンテナでは、第1の方向(例えば、X方向)において、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子3を、それぞれダイポールアンテナ素子(311,312)、およびダイポールアンテナ素子(321,322)とするとき、第1の方向(図1の矢印Aの方向)から見て、ダイポールアンテナ素子311に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321に沿って延長される直線(C−C’)とが一点において交差することを特徴とする。
したがって、本実施例では、一対のダイポールアンテナ素子(311,321)が平行に形成されていても、ダイポールアンテナ素子の中心点から開放端に向かう(図2の矢印D、D’の方向)ほど、一対のダイポールアンテナ素子(311,321)の間隔が広くなることになる。
これにより、一方のダイポールアンテナ素子に流れる電流による電磁誘導により、他方のダイポールアンテナ素子に誘起される電流を少なくできるので、本実施例のアレイアンテナでは、X方向において互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子間の相互結合を小さくすることが可能となる。
これは、一対のダイポールアンテナ素子(312,322)においても同じことである。
この場合に、ダイポールアンテナ素子311に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321に沿って延長される直線(C−C’)とが交差する交差角をθとするとき、θが90°であれば、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子(311,321)間での相互結合を最も小さくすることができるが、アレイアンテナの指向特性が劣化すので、θは、下記(3)式を満足することが好ましい。
[数3]
20°≦θ≦50° ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)
図3は、本実施例のアレイアンテナと、図8に示す従来のアレイアンテナの素子間結合特性を示すグラフである。
このグラフは、図1あるいは図8に示すアレイアンテナにおいて、2列目の4個ダイポールアンテナ素子群と3列目の4個ダイポールアンテナ素子群との間の結合特性を示す。
図3において、Aが本実施例のアレイアンテナの特性を、Bが従来のアレイアンテナの特性を示す。このグラフから分かるように、アレイアンテナから放射される電波の周波数が4GHzの時に、結合特性が(−1.5dB)改善されていることが分かる。
図4は、本実施例のアレイアンテナの一例の水平面内指向特性を示すグラフである。
この図4は、図1に示すアレイアンテナにおいて、2列目の4個ダイポールアンテナ素子群から、周波数が4GHzの電波を放射した時の、図1に示すX−Z面の指向特性を示す図である。
図5は、図8に示すアレイアンテナの一例の水平面内指向特性を示すグラフである。
この図5は、図8に示すアレイアンテナにおいて、2列目の4個ダイポールアンテナ素子群から、周波数が4GHzの電波を放射した時の、図8に示すX−Z面の指向特性を示す図である。
図6は、図4に示す指向特性と、図5に示す指向特性とを同じ図にまとめたグラフである。なお、図4、図5は、測定結果の水平面内指向特性を、図6では、0°方向の時の利得を、0dBに規格化した水平面内指向特性を表している。
図4〜図6から分かるように、本実施例のアレイアンテナでは、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子(31、32)の間での相互結合を小さくすることができるので、水平面内指向特性の左右対称性が向上している。
このグラフは、図1あるいは図8に示すアレイアンテナにおいて、2列目の4個ダイポールアンテナ素子群と3列目の4個ダイポールアンテナ素子群との間の結合特性を示す。
図3において、Aが本実施例のアレイアンテナの特性を、Bが従来のアレイアンテナの特性を示す。このグラフから分かるように、アレイアンテナから放射される電波の周波数が4GHzの時に、結合特性が(−1.5dB)改善されていることが分かる。
図4は、本実施例のアレイアンテナの一例の水平面内指向特性を示すグラフである。
この図4は、図1に示すアレイアンテナにおいて、2列目の4個ダイポールアンテナ素子群から、周波数が4GHzの電波を放射した時の、図1に示すX−Z面の指向特性を示す図である。
図5は、図8に示すアレイアンテナの一例の水平面内指向特性を示すグラフである。
この図5は、図8に示すアレイアンテナにおいて、2列目の4個ダイポールアンテナ素子群から、周波数が4GHzの電波を放射した時の、図8に示すX−Z面の指向特性を示す図である。
図6は、図4に示す指向特性と、図5に示す指向特性とを同じ図にまとめたグラフである。なお、図4、図5は、測定結果の水平面内指向特性を、図6では、0°方向の時の利得を、0dBに規格化した水平面内指向特性を表している。
図4〜図6から分かるように、本実施例のアレイアンテナでは、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子(31、32)の間での相互結合を小さくすることができるので、水平面内指向特性の左右対称性が向上している。
図2(b)は、本実施例のアレイアンテナにおける、互いに隣接する一対のダイポールアンテナ素子3の変形例を示す図である。
図2(b)に示すダイポールアンテナ素子3は、ダイポールアンテナ素子3の両端の先端開放部を、反射板1に対して平行に形成し、この両端の先端開放部を接続する部分を傾斜させ、そして、第1の方向(図1の矢印Aの方向)から見て、ダイポールアンテナ素子311の傾斜部に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321の傾斜部に沿って延長される直線(C−C’)とが一点において交差させるようにしたものである。
ここで、ダイポールアンテナ素子311の傾斜部に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321の傾斜部に沿って延長される直線(C−C’)とが交差する交差角をθとするとき、θは、前述の(3)式を満足する値とされる。
図2(b)に示すアレイアンテナにおいても、図2(a)に示すアレイアンテナと同様な作用・効果を得ることが可能である。
図2(b)に示すダイポールアンテナ素子3は、ダイポールアンテナ素子3の両端の先端開放部を、反射板1に対して平行に形成し、この両端の先端開放部を接続する部分を傾斜させ、そして、第1の方向(図1の矢印Aの方向)から見て、ダイポールアンテナ素子311の傾斜部に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321の傾斜部に沿って延長される直線(C−C’)とが一点において交差させるようにしたものである。
ここで、ダイポールアンテナ素子311の傾斜部に沿って延長される直線(B−B’)と、ダイポールアンテナ素子321の傾斜部に沿って延長される直線(C−C’)とが交差する交差角をθとするとき、θは、前述の(3)式を満足する値とされる。
図2(b)に示すアレイアンテナにおいても、図2(a)に示すアレイアンテナと同様な作用・効果を得ることが可能である。
以下、図7を用いて、本実施例のダイポールアンテナ素子3の構造について説明する。
図7(a)は、図1に示す誘電体基板2の表面(または、裏面)側の構成を示す図であり、図7(b)は、図1に示す誘電体基板2の裏面(または、表面)側の構成を示す図である。
各ダイポールアンテナ素子3、および各接地導体4は、誘電体基板2の表面(または、裏面)側に設けられる。ここで、ダイポールアンテナ素子3、および接地導体4は、プリント配線板で用いるエッチング手法等により形成される。
ダイポールアンテナ素子3は、誘電体基板2の中心点に線対称に設けられる一対の放射素子(131,132)を有し、一対の放射素子(131,132)は、その中央部に幅方向の切込み20が設けられ、接地導体4には、長手方向のスロット21が設けられる。
ダイポールアンテナ素子3の放射素子(131,132)の前縁中央部に設けた幅方向の切込み20の底部と、接地導体4の長手方向のスロット21とによって分割された、接地導体4の分割前端部がそれぞれ接続される。
図7(a)は、図1に示す誘電体基板2の表面(または、裏面)側の構成を示す図であり、図7(b)は、図1に示す誘電体基板2の裏面(または、表面)側の構成を示す図である。
各ダイポールアンテナ素子3、および各接地導体4は、誘電体基板2の表面(または、裏面)側に設けられる。ここで、ダイポールアンテナ素子3、および接地導体4は、プリント配線板で用いるエッチング手法等により形成される。
ダイポールアンテナ素子3は、誘電体基板2の中心点に線対称に設けられる一対の放射素子(131,132)を有し、一対の放射素子(131,132)は、その中央部に幅方向の切込み20が設けられ、接地導体4には、長手方向のスロット21が設けられる。
ダイポールアンテナ素子3の放射素子(131,132)の前縁中央部に設けた幅方向の切込み20の底部と、接地導体4の長手方向のスロット21とによって分割された、接地導体4の分割前端部がそれぞれ接続される。
図7(b)に示すように、誘電体基板2の裏面(または、表面)には、給電回路を構成する折返し導体5が形成される。この折返し導体5も、プリント配線板で用いるエッチング手法等により形成される。
折り返し導体5は、接地導体4の一部とともに、分岐導体による平衡−不平衡変換回路(マイクロストリップ線路による平衡−不平衡変換回路)を構成する。
折返し導体5は、一端が開放端とされ、他端に励振電力が供給される。
本実施例のアレイアンテナにおいては、アレイ状に配置された各ダイポールアンテナ素子3に供給される励振電力(即ち、折返し導体5の他端に供給される励振電力)の振幅と、位相量を調整することにより、放射ビームの指向特性および放射ビームのビームパターンを変化させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
折り返し導体5は、接地導体4の一部とともに、分岐導体による平衡−不平衡変換回路(マイクロストリップ線路による平衡−不平衡変換回路)を構成する。
折返し導体5は、一端が開放端とされ、他端に励振電力が供給される。
本実施例のアレイアンテナにおいては、アレイ状に配置された各ダイポールアンテナ素子3に供給される励振電力(即ち、折返し導体5の他端に供給される励振電力)の振幅と、位相量を調整することにより、放射ビームの指向特性および放射ビームのビームパターンを変化させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
1 反射板
2 誘電体基板
3,311,312,321,322 ダイポールアンテナ素子
4 接地導体
5 折返し導体
131,132 放射素子
20 幅方向の切込み
21 長手方向のスロット
2 誘電体基板
3,311,312,321,322 ダイポールアンテナ素子
4 接地導体
5 折返し導体
131,132 放射素子
20 幅方向の切込み
21 長手方向のスロット
Claims (3)
- 反射板と、
前記反射板の上方に、第1の方向にm(m≧2)個、第2の方向にn(n≧2)個の(m×n)のアレイ状に配置される(m×n)個の放射素子とを有するアレイアンテナであって、
前記第1の方向において互いに隣接する一対の放射素子を、それぞれ第1の放射素子、および第2の放射素子とするとき、前記第1および第2の放射素子は、傾斜部を有し、
前記第1の方向から見て、前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが一点において交差することを特徴とするアレイアンテナ。 - 前記第1の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線と、前記第2の放射素子の傾斜部に沿って延長される直線とが交差する交差角をθとするとき、θは、下記(1)式を満足することを特徴とする請求項1に記載のアレイアンテナ。
[数1]
20°≦θ≦50° ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) - 前記第1および第2の放射素子は、前記傾斜部に連続し、先端部が開放端とされる先端開放部を有し、
前記先端開放部は、前記反射板に沿って延長されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアレイアンテナ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008136455A1 (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Nec Corporation | セクタアンテナ |
JP2009111661A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Denki Kogyo Co Ltd | アレイアンテナ |
US7603187B2 (en) | 2006-09-29 | 2009-10-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Adapative control device, image forming apparatus, and recording medium |
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CN103715519A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-04-09 | 京信通信技术(广州)有限公司 | 双极化阵列天线及其辐射单元 |
-
2004
- 2004-03-29 JP JP2004094167A patent/JP2005286459A/ja active Pending
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