JP2005285057A - 媒体情報読取書込装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触ICカードの取扱性が良好で、かつ個人情報が見られる可能性が少ない情報読取書込装置を提供する。
【解決手段】筐体1の内部に設けられたアンテナ301と、このアンテナ301に近接する筐体面101に設けられた媒体情報読取書込面150とを備えた媒体情報読取書込装置において、媒体情報読取書込面150を湾曲面で形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、媒体情報読取書込装置に関し、特に、記録媒体として非接触ICカードを利用した媒体情報読取書込装置に関するものである。
近年、電子化の発展に伴い、非接触ICカードを利用したサービスやシステムが注目を浴びている。これらのサービスやシステムは、例えば、電子マネーを用いたクレジット決済システムや会社や建物等の入退室管理システム、駅の自動改札等にまで普及されている。
非接触ICカードを利用したサービスやシステムは、媒体情報読取書込装置、例えば、ICカードリーダライタに非接触ICカードをかざしたり載置したりすることにより、媒体情報の送受信を行い、任意の処理を行うようになっている。このような処理を行う従来のICカードリーダライタとしては、例えば、平面状に配置されたアンテナを有する本体と、この本体を回転可能に支持する支持体とで構成され、本体に非接触ICカードをかざすことで、データの送受信を行うICカードリーダライタ(特許文献1参照)や、POS端末と一体に形成されたICカードリーダライタに、非接触ICカードをかざしたり載置したりすることにより、クレジット決済を行うデータ処理装置(特許文献2参照)が知られている。
特開2002−133378号公報
特開2004−5207号公報
前記特許文献1に開示されているICカードリーダライタは、非接触ICカードをかざす位置や角度を自由に変えることができるという利点を有し、非接触ICカードをかざして使用する場合には有効であるものの、非接触ICカードを本体に載置した場合の取扱性についての配慮がなされていない。
また、前記特許文献2に開示されているICカードリーダライタは、POS端末に対して垂直に設けられているため、非接触ICカードを立てた状態でかざしたり載置しなければならない。このため、非接触ICカードをかざしたり載置した場合には、周囲の人々に個人情報が見られてしまう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、記録媒体の取扱性が良好で、かつ個人情報が見られる可能性の少ない媒体情報読取書込装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、筐体の内部に設けられたアンテナと、このアンテナに近接する筐体面に設けられた媒体情報読取書込面とを備えた媒体情報読取書込装置において、媒体情報読取書込面を湾曲面で形成する。
また、前記目的を達成するために、本発明は、アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、湾曲面は、媒体情報読取書込面を備えると共に、媒体情報読取書込面に記録媒体を載置した状態で、媒体情報読取書込面と記録媒体との間に隙間を形成する。
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、湾曲面は、媒体情報を表示する表示部と、動作状態と記録媒体の提示位置を示す複数のガイダンス部とを備え、複数のガイダンス部は、その内側に記録媒体を縦置き状態で提示する第1領域と、記録媒体を横置き状態で提示する第2領域を形成し、媒体情報読取書込面は、第1領域と第2領域とが互いに重なる部分に形成されるとともに、湾曲面に配置され、媒体情報読取書込面に記録媒体を載置した状態で、記録媒体と媒体情報読取書込面との間に隙間を形成する。
本発明によれば、媒体情報読取書込面を湾曲面で形成することで、記録媒体と媒体情報読取書込面との間に隙間を形成することができるので、記録媒体の取扱性を良好にすることができる。また、記録媒体を寝かせた状態で、媒体情報読取書込面に掲示することができるので、個人情報が見られる可能性の少ない媒体情報読取書込装置を提供することができる。
以下、本発明に係る媒体情報読取書込装置の実施形態を、記録媒体として非接触ICカード、媒体情報読取書込装置としてICカードリーダライタを例に、図面を用いて説明する。ここで、同一の部材や部位は同符号をもって示し、重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1から図10は、本発明によるICカードリーダライタの第1の実施形態を示す図である。図1はICカードリーダライタの外観斜視図、図2はICカードリーダライタの外観六面図、図3はICカードリーダライタの内部構成図、図4はICカードリーダライタのシステム構成図、図5はICカードリーダライタの設置状態を示す図、図6から図10はICカードのかざし方や置き方を示す図である。
先ず、図1および図2を参照して、第1の実施形態に係るICカードリーダライタの外観構造について説明する。図1および図2において、図1(a)は正面側から見た斜視図、図1(b)は背面側からみた斜視図であり、図2(a)は左側面図、図2(b)は正面図、図2(c)は右側面図、図2(d)は底面図、図2(e)は平面図、図2(f)は底面図である。
符号1で総括的に示すICカードリーダライタは、筐体本体(以下、リーダライタ本体という)100と、このリーダライタ本体100を支持する支持部200とを備え、このリーダライタ本体100と支持部200により、筐体が構成されている。
リーダライタ本体100は、前後方向X(長手方向)および左右方向Y(短手方向)に湾曲させた外観構造を備えるとともに、リーダライタ本体100の上面101に湾曲面が形成され、リーダライタ本体100の上面101に球面状の凹部102が湾曲面の一部分として形成されている。また、リーダライタ本体100の上面101には、ラベル部103とガイダンス部104、表示部105が設けられている。
ガイダンス部104は、リーダライタ本体100の上面101に形成された凹部102の一部を取り囲むように配置された4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dで構成され、この4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dで囲まれた凹部102の中央にラベル部103が配置されている。このラベル部103は、リーダライタ本体100にICカードをかざしたり、載置したりする場合の中心位置を示すようになっている。
4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dは、透光性素材で形成されており、ICカードリーダライタ1に内蔵されたLED(図3参照)の発光状態により、例えば、待機状態や使用可能状態、エラー状態など、ICカードリーダライタ1の動作状態を示すようになっている。加えて、4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dは、ICカードリーダライタ1に非接触ICカードをかざしたり、載置する際の目印としても機能するようになっている。具体的には、図1で示すように、4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dの一辺に沿って前後方向X(長手方向)に延在した第1領域130と、4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dの一辺に沿って左右方向Y(短手方向)に延在した第2領域140が設けられ、この第1領域130と第2領域140とが互いに重なった部分に媒体情報読取書込面150が設けられる。この媒体情報読取書込面150は、リーダライタ本体100の上面101の湾曲面の一部分(凹部102)に設けられている。そして、この第1領域130あるいは第2領域140を目印として、媒体情報読取書込面150非接触ICカードをかざしたり、載置することにより、非接触ICカードから情報を読み取ったり、非接触ICカードに情報を書き込む(記録する)ことができるようになっている。
このような構成とすることにより、非接触ICカードをかざす位置あるいは非接触ICカードを載置する位置の視認性を良好にすることができる。特に、凹部102に非接触ICカードを載置した際には、ICカードリーダライタ1の上面101、即ち、媒体情報読取書込面150と非接触ICカードとの間に隙間が形成されるので、非接触ICカードの取扱性を良好にすることができる。
なお、前記実施形態では、非接触ICカードを第1領域130あるいは第2領域140にかざしたり、載置することを前提に説明したが、これに限るものではない。例えば、第1領域130および第2領域140にまたがるように、ICカードリーダライタ1へ非接触ICカードを斜めにかざしたり載置したとしても、非接触ICカードの一部分が媒体情報読取書込面150にかざされたり載置されていれば、アンテナ301を介して媒体情報の送受信、即ち、媒体情報の読み取りや書き込みが行えるようになっている。
表示部105は、液晶表示パネル304(図3参照)で構成されており、ICカードリーダライタ1にかざされた、または載置された非接触ICカードに記録された電子マネーや金銭的価値情報、ICカードリーダライタ1が受け取った媒体情報等を表示するようになっている。ここでいう、金銭的価値情報とは、例えば、利用金額に応じて加算されていくポイントで代表されるように、現金と同様に扱うことができる情報を示している。
支持部200は、ICカードリーダライタ1の全般を制御する制御部や、各種の基板等を内蔵するとともに、その底面に脚部201が設けられている。また、支持部200の背面には、通信回線や他の外部機器等と接続するための接続端子202が設けられている。
次に、図3を参照して、ICカードリーダライタ1の内部構成について説明する。図3において、図3(a)は内部構成図、図3(b)は内部レイアウト図である。
図3(a)において、ICカードリーダライタ1は、メイン基板300やアンテナ301、無線通信基板(以下、R/F基板という)302、LED303、液晶パネル304、スピーカー305、ICモジュール306等が内部に設けられている。また、ICモジュール306には、通信回路340a、340bが接続されている。
メイン基板300は、ICカードリーダライタ1全体の動作を総括的に制御する制御部311や、ICカードリーダライタ1を動作させるドライバ回路312a、312b、電源を供給する電源回路313等で構成され、図3(b)で示すように、支持部200の内部に配置されている。ここで、ドライバ回路312bには、POS端末や決済端末等の外部機器と接続するための接続回路350が接続されている。
R/F基板302は、アンテナ301を介して非接触ICカードから読み取った媒体情報をICモジュール306に送信したり、ICモジュール306から送信されてきた媒体情報をアンテナ301に送信する機能を備え、図3(b)で示すように、メイン基板300の近傍でメイン基板300と平行に配置されている。
LED303は、ICカードリーダライタ1の動作状態を光で示すために設けられたものであり、4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dのそれぞれに対応するように、4つのLEDがメイン基板300に接続されている。また、メイン基板300には、スピーカー305や外部接続端子202が接続されている。さらに、メイン基板300には、表示部105を構成する液晶パネル304や、ICカードリーダライタ1で使用することができるカードシステムを設定するICモジュール306が、図示しない適宜な手段により接続されている。
電源回路313は、ICカードリーダライタ1を動作させるための電源を供給するものであり、外部電源、例えば、ACアダプター330から電力を得るようになっている。なお、電源回路313は、充電機能を備えており、外部電源と接続されていない状態でも、一定時間は電源を供給することができるようになっている。
次に、図3を基に、図4を参照して、本発明によるICカードリーダライタを利用したシステムについて説明する。
図4において、ICカードリーダライタ1は、外部接続端子202を介してPOS端末や決済端末等の外部機器400と接続されるとともに、通信回線410やルーター430を介して決済サーバー450やアプリケーションサーバー460と接続された第1のシステムと、通信回線420とルーター440を介してICカードリーダライタ1とアプリケーションサーバー460とを接続した第2のシステムとを備えた構成としている。
第1のシステムは、主に決済が伴う処理、例えば、クレジットカードにより決済処理を行うような場合に使用され、第2のシステムは、主に決済が伴わない処理、例えば、入退室管理や店舗におけるポイントカードサービス等の処理に使用される。
次に、第1のシステムと第2のシステムの使用例について、図4を基に、図5から図9を参照して説明する。
まず、第1のシステムについて、図5で示すように、POS端末500とICカードリーダライタ1とを接続し、電子マネー機能を備えたクレジットカード520を利用した場合の決済システムを例として説明する。ここで、図6から図8は、クレジットカード520のかざし方を示す図であり、図6(a)はクレジットカード520の横方向(長手方向)の一部を指先でつまむように保持した状態を示す正面図、図6(b)は右側面図であり、図7(a)はクレジットカード520の横方向(長手方向)の両辺部を指先で握るように保持した状態を示す正面図、図7(b)は右側面図であり、図8(a)はクレジットカード520の縦方向(短手方向)の一部を指先でつまむように保持した状態を示す正面図、図8(b)は右側面図である。また、図9および図10は、クレジットカード520の置き方を示す図であり、図9(a)はクレジットカード520の横方向(長手方向)が左右方向Yに沿って置かれた状態(以下、横置き状態という)を示す図、図9(b)はクレジットカード520の縦方向(短手方向)が左右方向Yに沿って置かれた状態(以下、縦置き状態という)を示す図である。
図5において、利用者Aが店舗等で商品の買い物を行い、代金を精算するためにレジカウンター510へ向かうと、店員BがPOS端末500を操作して商品の代金を入力し、入力された金額情報がICカードリーダライタ1に送信されるとともに、金額情報が表示部105に表示される。利用者Aは、商品の代金を精算するため、図6から図8で示すような形態でクレジットカード520を保持し、第1の領域130あるいは第2の領域140を目印として、ICカードリーダライタ1の上面101に設けられた媒体情報読取書込面150にクレジットカード520をかざすと、媒体情報、例えば、会員番号や電子マネーの残金等のクレジットカード情報を、アンテナ301を介して読み取るとともに、読み取ったクレジットカード情報をR/F基盤302を介してICモジュール306に送信する。そして、ICモジュール306は、受け取ったクレジットカード情報をドライブ回路312aを介して制御部311へ送信する。
制御部311は、POS端末500から送信された金額情報と、ICモジュール306から送信された電子マネーの残金情報とを比較し、電子マネーの残金(残金情報)が精算金額(金額情報)よりも多い場合には、残金から精算金額を減額する処理を行い、ドライブ回路312aを介して処理データをICモジュール306に送信する。
ICモジュール306は、受け取った処理データをPOS端末500に送信し、POS端末500は、受け取った処理データを通信回線420とルーター430を介して決済サーバー460に送信し、決済サーバー460にて代金の精算を行う。代金の精算が終了すると、決済サーバー460は通信回線420やPOS端末500を介してICモジュール306に精算情報を送信する。送信された精算情報はR/F基基板302を介してアンテナ301に送信され、精算情報、例えば、決済後の電子マネーの残金が表示部105へ表示されるとともに、クレジットカード520に電子マネーの残金が記録される。利用者Aは、表示部105に表示された精算情報を確認し、ICカードリーダライタ1からクレジットカード520を離すと、決済処理が終了する。
制御部311は、POS端末500から送信された金額情報と、ICモジュール306から送信された電子マネーの残金情報とを比較した時に、電子マネーの残金(残金情報)が精算金額(金額情報)よりも少ない場合には、表示部105に電子マネーが不足している旨を表示し、利用者Aへ知らせるようにしている。この場合、利用者Aは、クレジットカード520を、図9で示すように、縦置き状態または横置き状態でICカードリーダライタ1の上面101に設けられた媒体情報読取書込面150に載置し、クレジットカード520に電子マネーを入金(チャージ)した後に、商品の代金を精算するようになっている。なお、電子マネーのチャージは、チャージする金額をPOS端末500により入力し、入力された金額情報が通信回線420やルーター440を介してアプリケーションサーバー460、例えば、金融機関に送信される。金額情報を受け取ったアプリケーションサーバー(金融機関)460は、クレジットカード510にチャージする電子マネー情報を通信回線420とルーター440とを介して送信し、送信された電子マネー情報をICカードリーダライタ1によりクレジットカード510に記録することで、電子マネーのチャージを行うようになっている。
前記実施形態では、電子マネーの残金が不足している場合のチャージについて説明したが、この実施形態に係るICカードリーダライタ1は、電子マネーの残金に関係なく、媒体情報読取書込面150にクレジットカード520を最初から載置することにより、電子マネーのチャージを行うことができる。なお、電子マネーのチャージ方法については、前記実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態によるICカードリーダライタ1は、決済端末としての機能に加え、電子マネーのチャージ機能も備えているので、1つの端末で決済や電子マネーのチャージを行うことができる使い勝手の良好なICカードリーダライタ1とすることができる。
また、この実施形態によれば、第1の領域130あるいは第2の領域140を目印とし、媒体情報読取書込面150に非接触ICカード(クレジットカード520)を載置することにより、4方向に隙間が形成されるので、非接触ICカードのつかみやすさ、即ち、非接触ICカードの保持性を良好にすることができる。加えて、非接触ICカードと媒体情報読取書込面150との間にも隙間が形成されるので、ICカードリーダライタ1に載置された非接触ICカード530を取るときのたわみを吸収することができる。さらに、リーダライタ本体100は、手前側(使用者側)にそり上がるように湾曲した形状であるので、ICカードリーダライタ1に載置された非接触ICカードを、使用者側にスライドさせながら取ることが可能となる。
次に、第2のシステムについて、入退室管理システムを例として説明する。図4において、通信回線420とルーター440とを介してアプリケーションサーバー460、例えば、入退室管理サーバーと接続され、扉の近傍に設置されたICカードリーダライタ1に、個人認証情報が記録された非接触ICカード(クレジットカード520)を、図6から図8で示すように保持した状態でかざすことにより、アンテナ301およびR/F基板302を介して個人情報をICモジュール306に送信する。ICモジュール306は、受信した個人認証情報を制御部311に送信し、制御部311で処理した認証結果を入退室管理サーバーに送信する。入退室管理サーバーは、受信した認証結果に基づいて扉の開閉情報を通信回線420とルーター440とを介して制御部311に送信し、制御部311は、受信した開閉情報に基づき、扉の開閉を制御するようになっている。
この実施形態によれば、カードリーダライタ本体100の上面101の湾曲した部分に形成された第1の領域130あるいは第2の領域140を目印とし、媒体情報読取書込面150に非接触ICカードをかざすことにより、リーダライタ本体100の上面101(凹部102)と非接触ICカードとの間に隙間が形成され、この隙間に指先が接触するように非接触ICカードをかざすことができるので、リーダライタ本体の上面が平坦に形成された従来のICカードリーダライタよりも近接した状態で、非接触ICカードの読み取りあるいは書き込みの精度を向上させることが可能となる。
なお、第2のシステムにおいても、媒体情報読取書込面150に非接触ICカードを載置するようにして、入退室管理システムを使用してもよい。
次に、図10を参照して、カードリーダ本体と非接触ICカードとの隙間について説明する。図10において、図10(a)は非接触ICカードを載置した状態の断面図、図10(b)は拡大部分断面図、図10(c)は非接触ICカードを握った状態を示す斜視図である。
リーダライタ本体100は、湾曲した上面101と、この上面101に設けられた媒体情報読取書込面150とを備えている。この媒体情報読取書込面150に非接触ICカード170を載置すると、非接触ICカード170はその四隅が上面101と接触して保持されるとともに、非接触ICカード170と媒体情報読取書込面150との間に隙間160が形成される。このような構成とすることにより、上面101で非接触ICカード170がずれることなく保持することができる。しかも、非接触ICカード170が、媒体情報読取書込面150を覆うため、媒体情報の読み取りや書き込みを確実に行うことができる。また、隙間160を介して非接触ICカード170を載置したり、取り外したりすることができるので、非接触ICカード170の取扱性を良好にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、図11を参照して、本発明によるICカードリーダライタの第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態では、携帯電話機やPDA等の携帯端末に内蔵した非接触ICカードを介して、第1の実施形態で説明した各種の機能を実行することができるようになっている。この内蔵型の非接触ICカードを利用した場合について、携帯電話機を例として説明する。
図11はICカードリーダライタの第2の実施形態を示す図であり、図11(a)はICカードリーダライタに携帯電話機を置いた状態を示す斜視図、図11(b)は携帯電話機を握った状態を示す図である。
図11において、携帯電話機700は、クレジット機能や入退室管理機能等を有する非接触ICカードを内部に備えている。なお、携帯電話機700の外観構造については、一般的な折りたたみタイプの携帯電話機とほぼ同様な構成であるため、詳細な説明は省略する。また、ICカードリーダライタ1の構成についても、上述した第1の実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
この携帯電話機700を、ICカードリーダライタ1に設けられた媒体情報読取書込面150へ、かざしたり載置したりすることにより、第1の実施形態と同様、クレジット決済による買い物や入退室管理等、各種の機能を実行することができるようになっている。特に、携帯電話機700をICカードリーダライタ1においた場合には、携帯電話機700の四隅がICカードリーダライタの上面101と接触するため、各種の処理を実行中に携帯電話機700が、ICカードリーダライタ1の上面101からずれることを軽減できるので、各種機能を確実に実行することができる。加えて、携帯電話機700を載置した状態では、4方向に隙間が形成されるので、携帯電話機700の取扱性を良好にすることができる。
(その他の実施形態)
前記第1の実施形態および第2の実施形態では、入退室管理や電子マネーによるクレジット決済で使用する場合について説明したが、これに限定されることはない。例えば、本発明の実施形態に係るICカードリーダライタ1は、店舗等で利用されるポイントカードシステムや学校で利用される学生証、コンサートホールや映画館で利用される電子チケット等、幅広い分野で使用することができる。
本発明に係るICカードリーダライタの外観斜視図である。 本発明に係るICカードリーダライタの外観六面図である。 本発明に係るICカードリーダライタの内部構成図である。 本発明に係るICカードリーダライタのシステム構成図である。 本発明に係るICカードリーダライタの設置状態を示す図である。 本発明に係るICカードリーダライタにICカードをかざした状態の説明図である。 本発明に係るICカードリーダライタにICカードをかざした状態の説明図である。 本発明に係るICカードリーダライタにICカードをかざした状態の説明図である。 本発明に係るICカードリーダライタにICカードを置いた状態の説明図である。 本発明に係るICカードリーダライタにICカードを置いた状態の説明図である。 本発明に係るICカードリーダライタに携帯電話機を置いた状態の説明図である。
符号の説明
1…ICカードリーダライタ、100…リーダライタ本体、101…上面、102…凹部、103…ラベル部、104…ガイダンス部、104a…ガイダンス部材、104b…ガイダンス部材、104c…ガイダンス部材、104d…ガイダンス部材、105…表示部、130…第1領域、140…第2領域、150…媒体情報読取書込面、160…隙間、170…非接触ICカード、200…支持部、201…脚部、202…外部接続端子、300…メイン基板、301…アンテナ、302…無線通信基板、303…LED、304…液晶パネル、305…スピーカー、306…ICモジュール、311…制御部、312a…ドライバ回路、312b…ドライバ回路、313…電源回路、330…ACアダプター400…外部機器、410…通信回線、420…通信回線、430…ルーター、440…ルーター440、450…決済サーバー、460…アプリケーションサーバー、500…POS端末、510…レジカウンター、520…クレジットカード、700…携帯電話機、A…利用者、B…店員、X…前後方向、Y…左右方向。

Claims (6)

  1. 筐体の内部に設けられたアンテナと、このアンテナに近接する筐体面に設けられた媒体情報読取書込面とを備えた媒体情報読取書込装置において、
    前記媒体情報読取書込面は、湾曲面で形成されていることを特徴とする媒体情報読取書込装置。
  2. アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、前記媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、前記アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、
    前記筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、
    前記湾曲面は、前記媒体情報読取書込面を備えると共に、前記媒体情報読取書込面に前記記録媒体を載置した状態で、前記媒体情報読取書込面と前記記録媒体との間に隙間を形成することを特徴とする媒体情報読取書込装置。
  3. アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、前記媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、前記アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、
    前記筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、
    前記湾曲面は、前記媒体情報を表示する表示部と、動作状態と前記記録媒体の提示位置を示す複数のガイダンス部とを備え、
    前記複数のガイダンス部は、その内側に前記記録媒体を縦置き状態で提示する第1領域と、前記記録媒体を横置き状態で提示する第2領域を形成し、
    前記媒体情報読取書込面は、前記第1領域と前記第2領域とが互いに重なる部分に形成されるとともに、前記湾曲面に配置され、
    前記媒体情報読取書込面に前記記録媒体を載置した状態で、前記記録媒体と前記媒体情報読取書込面との間に隙間を形成することを特徴とする媒体情報読取書込装置。
  4. 請求項1から請求項3に記載の媒体情報読取書込装置において、
    前記媒体情報読取書込面の中央にラベル部が配置されていることを特徴とする媒体情報読取/書込装置。
  5. 請求項3に記載の媒体情報読取書込装置において、
    前記複数のガイダンス部は、4つのガイダンス部材で構成され、
    前記4つのガイダンス部材は、透光性素材で形成されていることを特徴とする媒体情報読取書込装置。
  6. 請求項1から請求項3に記載の媒体情報読取書込装置において、
    前記記録媒体は、非接触ICカードであることを特徴とする媒体情報読取書込装置。
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