JP2005285057A - 媒体情報読取書込装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筐体1の内部に設けられたアンテナ301と、このアンテナ301に近接する筐体面101に設けられた媒体情報読取書込面150とを備えた媒体情報読取書込装置において、媒体情報読取書込面150を湾曲面で形成する。
【選択図】図1
Description
また、前記特許文献2に開示されているICカードリーダライタは、POS端末に対して垂直に設けられているため、非接触ICカードを立てた状態でかざしたり載置しなければならない。このため、非接触ICカードをかざしたり載置した場合には、周囲の人々に個人情報が見られてしまう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、記録媒体の取扱性が良好で、かつ個人情報が見られる可能性の少ない媒体情報読取書込装置を提供することにある。
また、前記目的を達成するために、本発明は、アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、湾曲面は、媒体情報読取書込面を備えると共に、媒体情報読取書込面に記録媒体を載置した状態で、媒体情報読取書込面と記録媒体との間に隙間を形成する。
図1から図10は、本発明によるICカードリーダライタの第1の実施形態を示す図である。図1はICカードリーダライタの外観斜視図、図2はICカードリーダライタの外観六面図、図3はICカードリーダライタの内部構成図、図4はICカードリーダライタのシステム構成図、図5はICカードリーダライタの設置状態を示す図、図6から図10はICカードのかざし方や置き方を示す図である。
先ず、図1および図2を参照して、第1の実施形態に係るICカードリーダライタの外観構造について説明する。図1および図2において、図1(a)は正面側から見た斜視図、図1(b)は背面側からみた斜視図であり、図2(a)は左側面図、図2(b)は正面図、図2(c)は右側面図、図2(d)は底面図、図2(e)は平面図、図2(f)は底面図である。
リーダライタ本体100は、前後方向X(長手方向)および左右方向Y(短手方向)に湾曲させた外観構造を備えるとともに、リーダライタ本体100の上面101に湾曲面が形成され、リーダライタ本体100の上面101に球面状の凹部102が湾曲面の一部分として形成されている。また、リーダライタ本体100の上面101には、ラベル部103とガイダンス部104、表示部105が設けられている。
支持部200は、ICカードリーダライタ1の全般を制御する制御部や、各種の基板等を内蔵するとともに、その底面に脚部201が設けられている。また、支持部200の背面には、通信回線や他の外部機器等と接続するための接続端子202が設けられている。
図3(a)において、ICカードリーダライタ1は、メイン基板300やアンテナ301、無線通信基板(以下、R/F基板という)302、LED303、液晶パネル304、スピーカー305、ICモジュール306等が内部に設けられている。また、ICモジュール306には、通信回路340a、340bが接続されている。
LED303は、ICカードリーダライタ1の動作状態を光で示すために設けられたものであり、4つのガイダンス部材104a、104b、104c、104dのそれぞれに対応するように、4つのLEDがメイン基板300に接続されている。また、メイン基板300には、スピーカー305や外部接続端子202が接続されている。さらに、メイン基板300には、表示部105を構成する液晶パネル304や、ICカードリーダライタ1で使用することができるカードシステムを設定するICモジュール306が、図示しない適宜な手段により接続されている。
図4において、ICカードリーダライタ1は、外部接続端子202を介してPOS端末や決済端末等の外部機器400と接続されるとともに、通信回線410やルーター430を介して決済サーバー450やアプリケーションサーバー460と接続された第1のシステムと、通信回線420とルーター440を介してICカードリーダライタ1とアプリケーションサーバー460とを接続した第2のシステムとを備えた構成としている。
第1のシステムは、主に決済が伴う処理、例えば、クレジットカードにより決済処理を行うような場合に使用され、第2のシステムは、主に決済が伴わない処理、例えば、入退室管理や店舗におけるポイントカードサービス等の処理に使用される。
まず、第1のシステムについて、図5で示すように、POS端末500とICカードリーダライタ1とを接続し、電子マネー機能を備えたクレジットカード520を利用した場合の決済システムを例として説明する。ここで、図6から図8は、クレジットカード520のかざし方を示す図であり、図6(a)はクレジットカード520の横方向(長手方向)の一部を指先でつまむように保持した状態を示す正面図、図6(b)は右側面図であり、図7(a)はクレジットカード520の横方向(長手方向)の両辺部を指先で握るように保持した状態を示す正面図、図7(b)は右側面図であり、図8(a)はクレジットカード520の縦方向(短手方向)の一部を指先でつまむように保持した状態を示す正面図、図8(b)は右側面図である。また、図9および図10は、クレジットカード520の置き方を示す図であり、図9(a)はクレジットカード520の横方向(長手方向)が左右方向Yに沿って置かれた状態(以下、横置き状態という)を示す図、図9(b)はクレジットカード520の縦方向(短手方向)が左右方向Yに沿って置かれた状態(以下、縦置き状態という)を示す図である。
ICモジュール306は、受け取った処理データをPOS端末500に送信し、POS端末500は、受け取った処理データを通信回線420とルーター430を介して決済サーバー460に送信し、決済サーバー460にて代金の精算を行う。代金の精算が終了すると、決済サーバー460は通信回線420やPOS端末500を介してICモジュール306に精算情報を送信する。送信された精算情報はR/F基基板302を介してアンテナ301に送信され、精算情報、例えば、決済後の電子マネーの残金が表示部105へ表示されるとともに、クレジットカード520に電子マネーの残金が記録される。利用者Aは、表示部105に表示された精算情報を確認し、ICカードリーダライタ1からクレジットカード520を離すと、決済処理が終了する。
このように、本実施形態によるICカードリーダライタ1は、決済端末としての機能に加え、電子マネーのチャージ機能も備えているので、1つの端末で決済や電子マネーのチャージを行うことができる使い勝手の良好なICカードリーダライタ1とすることができる。
なお、第2のシステムにおいても、媒体情報読取書込面150に非接触ICカードを載置するようにして、入退室管理システムを使用してもよい。
リーダライタ本体100は、湾曲した上面101と、この上面101に設けられた媒体情報読取書込面150とを備えている。この媒体情報読取書込面150に非接触ICカード170を載置すると、非接触ICカード170はその四隅が上面101と接触して保持されるとともに、非接触ICカード170と媒体情報読取書込面150との間に隙間160が形成される。このような構成とすることにより、上面101で非接触ICカード170がずれることなく保持することができる。しかも、非接触ICカード170が、媒体情報読取書込面150を覆うため、媒体情報の読み取りや書き込みを確実に行うことができる。また、隙間160を介して非接触ICカード170を載置したり、取り外したりすることができるので、非接触ICカード170の取扱性を良好にすることができる。
次に、図11を参照して、本発明によるICカードリーダライタの第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態では、携帯電話機やPDA等の携帯端末に内蔵した非接触ICカードを介して、第1の実施形態で説明した各種の機能を実行することができるようになっている。この内蔵型の非接触ICカードを利用した場合について、携帯電話機を例として説明する。
図11において、携帯電話機700は、クレジット機能や入退室管理機能等を有する非接触ICカードを内部に備えている。なお、携帯電話機700の外観構造については、一般的な折りたたみタイプの携帯電話機とほぼ同様な構成であるため、詳細な説明は省略する。また、ICカードリーダライタ1の構成についても、上述した第1の実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
前記第1の実施形態および第2の実施形態では、入退室管理や電子マネーによるクレジット決済で使用する場合について説明したが、これに限定されることはない。例えば、本発明の実施形態に係るICカードリーダライタ1は、店舗等で利用されるポイントカードシステムや学校で利用される学生証、コンサートホールや映画館で利用される電子チケット等、幅広い分野で使用することができる。
Claims (6)
- 筐体の内部に設けられたアンテナと、このアンテナに近接する筐体面に設けられた媒体情報読取書込面とを備えた媒体情報読取書込装置において、
前記媒体情報読取書込面は、湾曲面で形成されていることを特徴とする媒体情報読取書込装置。 - アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、前記媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、前記アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、
前記筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、
前記湾曲面は、前記媒体情報読取書込面を備えると共に、前記媒体情報読取書込面に前記記録媒体を載置した状態で、前記媒体情報読取書込面と前記記録媒体との間に隙間を形成することを特徴とする媒体情報読取書込装置。 - アンテナと媒体情報読取書込面を備えた筐体本体と、この筐体本体を支持する支持部とを備え、前記媒体情報読取書込面に記録媒体を提示した状態で、前記アンテナを介して媒体情報の送受信を行う媒体情報読取書込装置において、
前記筐体本体は、前後方向および左右方向に沿って湾曲した湾曲面を備え、
前記湾曲面は、前記媒体情報を表示する表示部と、動作状態と前記記録媒体の提示位置を示す複数のガイダンス部とを備え、
前記複数のガイダンス部は、その内側に前記記録媒体を縦置き状態で提示する第1領域と、前記記録媒体を横置き状態で提示する第2領域を形成し、
前記媒体情報読取書込面は、前記第1領域と前記第2領域とが互いに重なる部分に形成されるとともに、前記湾曲面に配置され、
前記媒体情報読取書込面に前記記録媒体を載置した状態で、前記記録媒体と前記媒体情報読取書込面との間に隙間を形成することを特徴とする媒体情報読取書込装置。 - 請求項1から請求項3に記載の媒体情報読取書込装置において、
前記媒体情報読取書込面の中央にラベル部が配置されていることを特徴とする媒体情報読取/書込装置。 - 請求項3に記載の媒体情報読取書込装置において、
前記複数のガイダンス部は、4つのガイダンス部材で構成され、
前記4つのガイダンス部材は、透光性素材で形成されていることを特徴とする媒体情報読取書込装置。 - 請求項1から請求項3に記載の媒体情報読取書込装置において、
前記記録媒体は、非接触ICカードであることを特徴とする媒体情報読取書込装置。
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