JP2005284086A - 平面表示装置および表示装置の輝度制御方法 - Google Patents

平面表示装置および表示装置の輝度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示素子特性のバラツキ、駆動回路等の回路条件の差異等によらず均一な輝度分布を得ることができる。
【解決手段】補正用データ生成処理回路6は測定器20より受けた黒レベルの全画素データおよび白レベルの全画素データをそれぞれ輝度補正用の電圧値を示す補正用データに変換して補正用データ記憶部6Aに格納する。Xドライバ2、Yドライバ3は補正用データ記憶部6Aに格納した補正用データにより出力電圧が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の表示画素が各々発光型または受光型の表示素子として形成される平面表示装置、並びにこの種表示装置の輝度制御方法に関する。
近年では、フィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)が平面表示装置として注目されている。このFEDは、一般に表示パネルとこの表示パネルを駆動する駆動回路とを備える。表示パネルは、横(水平)方向に伸びる複数の走査線、これら走査線に交差して縦(垂直)方向に伸びる複数の信号線、並びにこれら走査線および信号線の交差位置に配置される複数の表示画素を含む。カラー表示用の表示パネルでは、例えば水平方向において隣接する3個の表示画素がカラー表示画素として用いられる。各表示画素は表面伝導型電子放出素子およびこの電子放出素子から放出される電子ビームにより発光する赤(R)、緑(G)または青(B)の蛍光体で構成される発光型の表示素子である。
駆動回路は複数の走査線の一端に接続されるYドライバと、複数の信号線の一端に接続されるXドライバを含む。Yドライバは走査信号を用いて複数の走査線を順次駆動し、Xドライバは各走査線が駆動される間に映像信号に対応したパルス幅の駆動信号を用いて複数の信号線を駆動する。各表示画素は対応信号線および対応走査線間の画素電圧に対応した輝度で発光する。
特開2002−221933号公報
ところで、上述のようなFEDでは、表示素子の製造プロセスにおいて発生する素子特性のバラツキをなくすことが困難であるために、例えば表示画面の明るさが輝度特性のような素子特性のバラツキに依存した輝度差によって不均一になり、均一な輝度分布を得ることを困難にしている。このような素子特性にバラツキのある表示素子を配列した表示パネルにおいては、黒レベルに於ける斑な色ムラ、白レベルに於ける斑な色ムラ等が生じることになる。また、ドライバIC、走査線、信号線を含む各表示素子に対しての回路上の条件等も全く一様にすることは困難であり、例え一様な走査電圧、駆動電圧を印加したとしても均一な輝度分布を得ることを困難にしている。近年では、表示パネルの画面サイズおよび解像度の増大を求める要望が多いため、表示品位がこれらの増大に伴ってさらに劣化する傾向にある。
上述したように従来では表示素子特性のバラツキ、駆動回路等の回路条件の差異等により均一な輝度分布を得る上で問題があった。
本発明の目的は、表示素子特性のバラツキ、駆動回路等の回路条件の差異等によらず均一な輝度分布を得ることができる平面表示装置および表示装置の駆動制御方法を提供することにある。
本発明によれば、複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバと、前記複数の表示画素の素子特性の差異を補償するように前記複数の表示画素各々に対する前記走査線ドライバの出力電圧および前記信号線ドライバの出力電圧を制御する処理回路とを具備した平面表示装置が提供される。
また本発明によれば、複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、前記複数の表示画素の素子特性の差異を補償するように前記複数の表示画素各々に対する前記走査線ドライバの出力電圧を制御することを特徴とする表示装置の輝度制御方法が提供される。
また本発明によれば、複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、黒レベルの映像信号に対し前記複数の表示画素が一様に黒レベルの輝度となるように前記走査線ドライバの出力電圧を前記各走査線毎に設定するステップと、当該設定に従い前記走査線ドライバの出力電圧を制御して白レベルの映像信号に対し前記複数の表示画素が一様に白レベルの輝度となるように前記信号線ドライバの出力電圧を各信号線毎に設定するステップとを有し、前記各ステップの設定に基づいて前記走査線ドライバおよび信号線ドライバの出力電圧を制御することを特徴とする表示装置の輝度制御方法が提供される。
表示素子特性のバラツキ、駆動回路等の回路条件の差異等によらず均一な輝度分布を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る平面表示装置について添付図面を参照して説明する。ここではカラー表示画素数が横:縦=1280:720というXGA解像度のフィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)装置を例に採る。
図1はこの平面表示装置の回路構成を概略的に示す。平面表示装置は、表示パネル1、画像電圧ドライバ(Xドライバ)2、走査電圧ドライバ(Yドライバ)3、入力信号処理回路4、タイミング・レベル制御回路5、補正用データ生成処理回路6、補正データ処理回路7、および画像信号処理回路8等を備える。
表示パネル1は横(水平)方向に伸びるm(=720)本の走査線Y(Y1〜Ym)、これら走査線Y1〜Ymに交差して縦(垂直)方向に伸びるn(=1280×3)本の信号線X(X1〜Xn)、並びにこれら走査線Y1〜Ymおよび信号線X1〜Xnの交差位置近傍に配置され表示画面を構成するm×n(=約276万)個の表示画素PXを支持基板上に有する。各カラー表示画素は水平方向において隣接する3個の表示画素PXにより構成される。このカラー表示画素では、3個の表示画素PXがそれぞれ表面伝導型電子放出素子11およびこれら電子放出素子11から放出される電子ビームにより発光する赤(R)、緑(G)、および青(B)の蛍光体12により構成される。各走査線Yは対応行の表示画素PXの電子放出素子11に接続される走査電極として用いられ、各信号線Xは対応列の表示画素PXの電子放出素子11に接続される信号電極として用いられる。
Xドライバ2、Yドライバ3、入力信号処理回路4、タイミング・レベル制御回路5、補正用データ生成処理回路6、補正データ処理回路7、および画像信号処理回路8は表示パネル1に対する表示用駆動回路として用いられ、表示パネル1の周囲に配置される。Xドライバ2は信号線X1〜Xnに接続され、Yドライバ3は走査線Y1〜Ymに接続される。入力信号処理回路4は外部の信号源から供給されるRGB映像信号および同期信号の入力処理を行い、映像信号を画像信号処理回路8に供給し、同期信号をタイミング・レベル制御回路5に供給する。タイミング・レベル制御回路5は入力信号処理回路4から受けた同期信号(垂直同期信号および水平同期信号)に基づいてXドライバ2、Yドライバ3、補正データ処理回路7、および画像信号処理回路8の動作タイミングを制御する。この制御により、Yドライバ3は走査信号を用いて走査線Y1〜Ymを順次駆動し、Xドライバ2は走査線Y1〜Ymの各々がYドライバ3によって駆動される間に画像信号処理回路8から出力される1水平ライン分の映像信号に対応して信号線X1〜Xnを駆動する。ここで、走査信号は1水平走査期間だけ出力される負の電圧である。
補正用データ生成処理回路6は表示パネル1の輝度調整時において後述する測定器20より取得した黒レベルの全画素データおよび白レベルの全画素データをもとに全ての表示画素の素子特性の差異を補償するようにXドライバ2およびYドライバ3の各出力電圧を補正制御するための補正用データを生成し保持する。
測定器20は表示パネル1の輝度調整時においてのみ用いられるもので、表示パネル1上の黒レベルの画像パターンを観察して黒レベルの全画素データを生成し、その黒レベルの全画素データをもとに白レベルの画像パターンを観察して白レベルの全画素データを生成する。その測定例としては、先ず表示パネル1を最小階調の黒レベルの映像信号と測定用に定めた走査電圧とにより駆動して、その際の表示パネル1の全ての表示画素PXの輝度(発光)状態を観察し、その観察結果の内容から黒レベルの全画素データを生成して補正用データ生成処理回路6に供給する。次に、表示パネル1を上記黒レベルの全画素データに対する補正用データを用いてYドライバ3の出力電圧を各走査線毎に補正制御した走査電圧と最大階調の白レベルの映像信号とにより駆動して、その際の表示パネル1の全ての表示画素PXの輝度状態を観察し、その観察結果の内容から白レベルの全画素データを生成して補正用データ生成処理回路6に供給する。尚、この際、表示パネル1に於ける素子特性の差異による各画素の輝度差をより明確に把握するために、黒レベルの全画素データ生成時は所望の斑な黒レベルの画像パターンが現れるような最小階調に近い所定の階調レベルで表示パネル1の全表示画素PXを駆動し、白レベルの全画素データ生成時は所望の斑な白レベルの画像パターンが現れるような最大階調に近い所定の階調レベルで表示パネル1の全表示画素PXを駆動するようにしてもよい。
補正用データ生成処理回路6は補正用データ記憶部6Aおよびプロセッサ機能を有し、上記測定器20より受けた黒レベルの全画素データ、および白レベルの全画素データをそれぞれ輝度補正用の電圧値を示す補正用データに変換して上記補正用データ記憶部6Aに例えば表示装置に固有の補正用データテーブルとして格納する。
この変換処理による補正用データとしては、例えばYドライバ3の出力電圧を制御する黒レベルの補正用データに関して、各走査線Y(Y1〜Ym)毎に、その走査線に接続された複数(n個)の表示画素PXをそれぞれ素子特性の差異を補償する1群の補正対象素子として、その素子のうち最も低い印加電圧で発光する素子を検出する。この素子の検出は対応する走査線に印加する電圧(Yドライバ3の出力電圧)を徐々に(例えば段階的に)上げてゆくことで検出可能である。この検出した素子に対して適正な(最低階調レベルの信号線電圧を重畳したとき発光開始状態になる)走査電圧を設定し、その走査電圧を基準電圧として、上記各補正対象素子について上記黒レベルの補正用データを用いて最適な補正用電圧を決定し、この電圧値を示すデータを補正用データ(ΔVy)として走査線毎に対応付けて補正用データ記憶部6Aに記憶する手段が適用可能である。これらの処理をプログラムにより実行する。また他の例として、上記測定器20で得た斑の黒パターンをもとに生成した黒レベルの全画素データを用いて、各走査線毎に、その走査線によって駆動される補正対象素子について、発光状態にある画素が存在するか否かを判定し、その判定結果に従う固有の電圧値をもつ補正用データを各走査線毎に割り付けて上記補正用データ記憶部6Aに格納する手段も適用可能である。さらに、この際、m本の走査線を複数組に分け、その各組の複数の走査線毎に、その補正対象素子について発光状態にある画素が存在するか否かを判定し、その判定結果に従う固有の電圧値をもつ補正用データを各組毎に共通の補正用データとして上記補正用データ記憶部6Aに格納する手段も適用可能である。この際の各処理についてもプログラムにより実行される。また、Xドライバ2の出力電圧を制御する白レベルの補正用データに関しては、上記した黒レベルの補正用データ(ΔVy)をもとにYドライバ3の出力電圧を制御している走査状態下で、白レベルの映像信号によりXドライバ2を駆動し、そのときの全表示画素PXの輝度パターンを測定器20により測定する。このパターンデータをもとに各表示画素PXについて輝度差に応じた補正用電圧値を算出し(または予め用意した複数の電圧値の中から1つの電圧値を選定し)、これを白レベルの補正用データ(ΔVx)として各信号線X(X1〜Xn)に対応付けて上記補正用データ記憶部6Aに格納する。この際、輝度差に応じた補正用電圧値の算出において輝度補正を必要としない素子に対しては補正電圧を0とした補正用データを格納する。他の例としては、n本の信号線を複数組に分け、その各組毎に共通の白レベルの補正用データを選定して各組毎の信号線に対応付け上記補正用データ記憶部6Aに格納することも可能である。この際の各処理についてもプログラムにより実行される。このようにして、補正用データ生成処理回路6は測定器20の測定データをもとに黒レベルの補正用データ(ΔVy)および白レベルの補正用データ(ΔVx)を取得し当該各補正用データを補正用データ記憶部6Aに格納する。
補正データ処理回路7はタイミング・レベル制御回路5のタイミング制御に従い、上記補正用データ生成処理回路6の補正用データ記憶部6Aから黒レベルの補正用データ(ΔVy)および白レベルの補正用データ(ΔVx)を読み出して、各走査線Y(Y1〜Ym)の走査毎に対応する黒レベルの補正用データ(ΔVy)をタイミング・レベル制御回路5に送出し、各走査線Y(Y1〜Ym)の走査に際して信号線X(X1〜Xn)に対応する1水平ライン分(n個)の白レベルの補正用データ(ΔVx)を画像信号処理回路8に送出する。
タイミング・レベル制御回路5は上記補正データ処理回路7から受けた黒レベルの補正用データ(ΔVy)に従い対応する走査線に印加されるYドライバ3の出力電圧を制御する。画像信号処理回路8は1水平ライン分の補正用データバッファを有し、上記補正データ処理回路7から受けた1ライン分の白レベルの補正用データ(ΔVx)を走査線Y1〜Ymの各々がYドライバ3によって駆動される間、補正用データバッファに保持してXドライバ2に供給する。Xドライバ2は1水平走査期間毎に1水平ライン分の映像信号をサンプリングして並列的に出力するラインメモリを有し、上記補正用データバッファに保持された白レベルの補正用データ(ΔVx)が示す電圧を最大階調レベルの電圧として上記ラインメモリに貯えられた映像信号の階調レベルに従う駆動電圧を各信号線X(X1〜Xn)に印加する。
上記した実施形態の構成により、表示パネル1のすべての表示画素PXに対して、その各表示画素の素子特性の差異を補償するように、表示画素各々に対するYドライバ3の出力電圧およびXドライバ2の出力電圧を制御する処理機能が実現される。この機能により表示素子特性のバラツキを見かけ上一定の範囲内に留めて均一な輝度分布を得ることができる。
図2は上記表示パネル1に配列される表示素子(表面伝導型電子放出素子)の印可電圧(Vf)に対する電流特性(Ie)輝度特性を示している。印可電圧(Vf)には、走査線に印加される走査電圧(Vy)と信号線に印加される駆動電圧(Vx)とを用いる。駆動電圧(Vx)を電流立ち上がり特性部分(傾斜部分)にあてがうことによって駆動ダイナミックレインジを有効に使って好ましい表示画像並びに表示輝度効率を得ることができる。この表示素子の素子特性は一様ではなく上述したように製造工程、材料等、種々の条件により素子特性にバラツキが生じる。
図3は上記表示素子の素子特性のバラツキ例を示したもので、素子L1に対して、素子L2は立ち上がり点が早く従って素子L1よりも低い印加電圧で発光状態になる。また素子L3は素子L1よりも立ち上がり点が遅く従って素子L1よりも高い印加電圧で発光状態になる。また立ち上がり点(画像黒レベル)から立ち上がり到達点(画像白レベル)に至る傾斜特性もそれぞれ図示するように異なる。
この素子特性のバラツキに対して各素子への印加電圧を一様にした場合、即ち上記走査電圧(Vy)および駆動電圧(Vx)を各素子に対して一定の電圧とした場合、素子間に輝度差が生じ、黒レベルの画像においては斑な黒画像となり、白レベルの画像においては斑な白画像となって極めて品位の不十分な再生画像となっしまう。
そこで上記した本発明の実施形態では、上記したような表示素子の特性上のバラツキを見かけ上一定の範囲内に留め、黒レベルおよび白レベルの各画像において均一な輝度分布を得ている。上記実施形態を図3に示す素子特性を例にとってさらに説明すると、先ず映像信号の階調を黒レベルにして図3に示すVy2に相当する一定の測定用走査電圧により表示パネル1の各表示画素PXを走査し、そのときの表示パネル1の全表示画素PXの輝度(発光)状態を測定器20により観察して黒レベルの全画素データを生成する。その黒レベルの全画素データもとに補正用データ生成処理回路6が黒レベルの補正用データを生成して補正用データ記憶部6Aに記憶する。
この際、走査線Y1を走査電極とする各表示画素PXに、図3に示すL1の素子特性をもつ発光状態にある表示画素PXが存在するとき、補正用データ記憶部6Aに、走査線Y1に対し補正用データとしてVy1を記憶する。また走査線Y1を走査電極とする各表示画素PXに、図3に示すL1の素子特性をもつ表示画素PXが存在せず、そのすべての表示画素PXが非発光状態にあるとき、補正用データ記憶部6Aに、走査線Y1に対し補正用データとしてVy3を記憶する。続いて走査電圧をVy2からVy3に切り替えて上記同様に全表示画素PXの発光状態を観察する。この際、走査線Y1を走査電極とする各表示画素PXに、図3に示すL2の素子特性をもつ発光状態にある表示画素PXが存在するとき、補正用データ記憶部6Aに既に記憶されている走査線Y1に対しての補正用データVy3をVy2に書き換え、走査線Y1に対しての補正用データをVy3からVy2に更新する。
この処理により、L1の素子特性をもつ表示画素PXが走査対象として存在する走査線に対しては補正用データとしてVy1が設定され、L1の素子特性をもつ表示画素PXが走査対象として存在せずL2の素子特性をもつ表示画素PXが走査対象として存在する走査線に対しては補正用データとしてVy2が設定され、L1,L2の素子特性をもつ表示画素PXが走査対象として存在せずL3の素子特性をもつ表示画素PXまたは当該表示画素より更に立ち上がり特性の緩慢な表示画素が走査対象として存在する走査線に対しては補正用データとしてVy3が設定される。
このようにして得られた黒レベルの補正用データを用いてYドライバ3の各走査線毎の出力電圧を制御することにより、黒レベルの画像表示に対して素子間の輝度差を一定の範囲内に留め、黒レベルの映像信号に対して一様に黒レベルとなる表示画像が得られる。
このようにして黒レベルの補正用データを得た後、その補正用データによりYドライバ3の出力電圧を制御して、白レベルの映像信号によりXドライバ2を駆動し、そのときの全表示画素PXの輝度パターンを測定器20により測定する。このパターンデータをもとに補正用データ生成処理回路6が白レベルの補正用データを生成する。この際は、例えば走査線Y1が走査電圧Vy1で走査され、その走査線Y1を走査電極とする各表示画素PXに、図3に示すL1の素子特性をもつ表示画素PXと、L2の素子特性をもつ表示画素PXと、L3の素子特性をもつ表示画素PXとが存在するとき、L2の素子特性をもつ表示画素PXに対してはVx1、L1の素子特性をもつ表示画素PXに対してはVy2+Vx2からVy1を差し引いた電圧値(Vxi)、L3の素子特性をもつ表示画素PXに対してはVy3+Vx3からVy1を差し引いた電圧値(Vxj)をそれぞれ白レベルの補正用データとして補正用データ記憶部6Aに記憶する。このようにして得られた白レベルの補正用データをそれぞれ各表示画素PXに対応付けて補正用データ生成処理回路6に記憶し、この白レベルの補正用データが示す電圧値を最大階調レベルとして映像信号の階調を制御することで、白レベルの画像表示に対して素子間の輝度差を一定の範囲内に留め、白レベルの映像信号に対して一様に白レベルとなる表示画像が得られる。
上記したように本発明の実施形態によれば、表示素子特性のバラツキ、駆動回路等の回路条件の差異等によらず均一な輝度分布を得ることができ、高品位の画像表示が可能となる。
本発明の実施形態に係る平面表示装置の構成を示すブロック図。 図1に示す表示画素の輝度特性を示す図。 図1に示す表示画素の素子特性上のバラツキ例を示す図。
符号の説明
1…表示パネル、2…Xドライバ、3…Yドライバ、4…入力信号処理回路、5…タイミング・レベル制御回路、6…補正用データ生成処理回路、6A…補正用データ記憶部、7…補正データ処理回路、8…画像信号処理回路、11…表面伝導型電子放出素子、12…蛍光体、20…測定器、X…信号線、Y…走査線、PX…表示画素。

Claims (8)

  1. 複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバと、前記複数の表示画素の素子特性の差異を補償するように前記複数の表示画素各々に対する前記走査線ドライバの出力電圧および前記信号線ドライバの出力電圧を制御する処理回路とを具備したことを特徴とする平面表示装置。
  2. 前記処理回路は黒レベルの映像信号に対して前記複数の表示画素が一様に黒レベルの輝度となるように前記走査線ドライバの出力電圧を各走査線毎に制御する手段を有する請求項1記載の平面表示装置。
  3. 前記処理回路は白レベルの映像信号に対して前記複数の表示画素が一様に白レベルの輝度となるように前記信号線ドライバの出力電圧を各信号線毎に制御する手段を有する請求項2記載の平面表示装置。
  4. 前記処理回路は前記走査線ドライバの出力電圧を走査線毎に補正するためのデータを記憶した記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶されたデータを用いて前記走査線ドライバの出力電圧を走査線毎に制御する請求項2記載の平面表示装置。
  5. 前記記憶手段には、各走査線毎に、当該走査線に接続された複数の表示画素をそれぞれ素子特性の差異を補償する1群の補正対象素子として、当該素子のうち最も低い印加電圧で発光する素子を基準に設定した走査電圧に対する前記各補正対象素子の補正用電圧を示すデータを記憶する請求項4記載の平面表示装置。
  6. 前記処理回路は前記複数の走査線を区分した所定数の走査線を対象に共通のデータを用いて当該各走査線に印加する走査電圧を制御する請求項4または5記載の平面表示装置。
  7. 複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、前記複数の表示画素の素子特性の差異を補償するように前記複数の表示画素各々に対する前記走査線ドライバの出力電圧を制御することを特徴とする表示装置の輝度制御方法。
  8. 複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、前記複数の走査線および前記複数の信号線との交差位置に配置され各々一対の走査線および信号線間の電圧に対応して駆動される複数の表示画素と、前記複数の走査線を順次駆動する走査線ドライバと、前記走査線ドライバによって前記複数の走査線の各々が駆動される間に映像信号の階調レベルに対応するパルス幅の駆動信号により前記複数の信号線を駆動する信号線ドライバとを備えた表示装置の輝度制御方法において、黒レベルの映像信号に対し前記複数の表示画素が一様に黒レベルの輝度となるように前記走査線ドライバの出力電圧を前記各走査線毎に設定するステップと、当該設定に従い前記走査線ドライバの出力電圧を制御して白レベルの映像信号に対し前記複数の表示画素が一様に白レベルの輝度となるように前記信号線ドライバの出力電圧を各信号線毎に設定するステップとを有し、前記各ステップの設定に基づいて前記走査線ドライバおよび信号線ドライバの出力電圧を制御することを特徴とする表示装置の輝度制御方法。
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