JP2005283944A - 楽音データ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧縮楽音データを、無音部分を作ることなくループ再生することができる楽音データ再生装置を提供する。
【解決手段】 ROM11内の楽音データは、圧縮データと、その先端に配置された第1のPCMデータ(非圧縮)と、その終了部に配置された第2のPCMデータとからなる。再生時には、まず、PCMデータ読出部12が先頭部のPCMデータを読み出し、切換部15を介してD/A変換器16へ出力する。これにより、先頭部の楽音が発生する。圧縮データ読出部13はこの間に圧縮データを読み出し、デコーダ14がデコードする。先頭部のPCMデータによる楽音発生が終了した時点で、切換部15が切り替わり、デコーダ14の出力による楽音が発生する。デコーダ14の出力による楽音が終了すると、終了部のPCMデータが読み出され、これにより楽音が発生する。上記の処理が繰り返される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮され記憶媒体に記憶された楽音データを再生する楽音データ再生装置に関する。
近年、オーディオの分野においては、ディジタル楽音データを圧縮する方式(規格)として、MPEG、MP3、AAC、WMA等種々の方式が開発され、これに伴い、圧縮楽音データを再生する再生装置も種々実用化されている(特許文献1参照)。
ところで、パチンコ等のゲーム機の分野においては、同じ楽曲を続けて繰り返し再生するループ再生がしばしば行われる。しかしながら、上述した圧縮楽音データをゲーム機において使用する場合、例えばMPEGは1152サンプル、AACは1024サンプルを1フレームとし、このフレーム単位で再生処理を行うようになっているので、曲の最後のフレームが規定数のサンプルを含まない場合にフレームの後部に無音部分が含まれることになる。このため、繰り返し再生において曲の終端部と先頭部との間に無音部分が生じてしまう問題があった。
再公表特許・WO99/59133号公報
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、無音部分を作ることなくループ再生を行うことができる楽音データ再生装置を提供することにある。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、圧縮データと、その終端に配置された非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第1の読出手段と、前記第1の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、前記記憶媒体から前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第2の読出手段と、前記デコーダの出力データおよび前記第2の読出手段の出力データを交互に切り換えて出力する切換手段とを具備することを特徴とする楽音データ再生装置である。
請求項2に記載の発明は、圧縮データと、その先端に配置された第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、その終端に配置された第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、前記記憶媒体から前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第1の読出手段と、前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第2の読出手段と、前記第2の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、前記記憶媒体から前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第3の読出手段と、前記第1の読出手段の出力データ、前記デコーダの出力データおよび前記第3の読出手段の出力データを順次切り換えて出力する切換手段とを具備することを特徴とする楽音データ再生装置である。
請求項3に記載の発明は、圧縮データと、その先端に配置された第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、その終端に配置された第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、前記記憶媒体から前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第1の読出手段と、前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第2の読出手段と、前記第2の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、前記記憶媒体から前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第3の読出手段と、前記第1の読出手段の出力データ、前記デコーダの出力データおよび前記第3の読出手段の出力データを切り換える切換手段と、前記第1の読出手段、前記第2の読出手段、前記第3の読出手段、前記切換手段を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記第1の読出手段および第2の読出手段へ読み出し指令を出力すると共に前記切換手段を前記第1の読み手段の出力に切り換え、前記第1の読出手段による前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読み出しが終了した時点で前記切換手段を前記デコーダの出力に切り換え、前記デコーダによる前記圧縮データの伸張および出力が終了した時点で、前記第1の読出手段へ前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読出指令を出力し、前記第1の読出手段による前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読み出しが終了した時点で再び前記第1の読出手段および第2の読出手段へ読み出し指令を出力し、以下、上記の動作を繰り返すことを特徴とする楽音データ再生装置である。
請求項4に記載の発明は、データの総数を示す総数データと、非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、前記記憶媒体から前記総数データを読み出す第1の読出手段と、前記総数データに基づいて前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データおよび前記圧縮データによる楽音再生の終了時刻を検出する検出手段と、前記記憶媒体から前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第2の読出手段と、前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第3の読出手段と、前記第3の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、前記第2の読出手段の出力データおよび前記デコーダの出力データを交互に切り換えて出力する切換手段と、楽音再生指示を受けて前記第1〜第3の読出手段へ読出指令を出力すると共に前記切換手段を前記第2の読出手段の出力に切り換え、前記非圧縮データの読み出しが終了した時点で前記前記切換手段を前記デコーダの出力に切り換え、前記検出手段の検出出力を受けて前記第2、第3の読出手段へ読出指令を出力すると共に前記切換手段を前記第2の読出手段の出力に切り換え、以下、上記動作を繰り返す制御手段とを具備することを特徴とする楽音データ再生装置である。
この発明によれば、楽音データの終了部に非圧縮データを配置したので、圧縮楽音データを、無音部分を作ることなく任意の箇所でループ再生することができる効果が得られる。また、この発明によれば、楽音データの先頭部に非圧縮データを配置したので、圧縮楽音データのデコードによる遅れの影響を無くし、無音部分のないループ再生をすることができる効果がある。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態による楽音データ再生装置の構成を示すブロック図、図2は、(a)楽音データのフォーマット、(b)楽音データのデコードタイミング、(c)楽音データの出力タイミングを各々示す図である。図2(a)に示すように、この実施形態においては、楽曲の先頭部と終了部が圧縮されていないPCM(Pulse Code Moduration)楽音データ(以下、PCMデータという)であり、中央部が圧縮楽音データ(以下、圧縮データという)という構成の楽音データが使用される。また、圧縮データはMPEG規格によって圧縮されている。
図3は、図2(a)に示す楽音データの生成過程を示すフローチャート、図4は楽音データ生成過程の説明図、図5は圧縮データを生成する回路の構成を示すブロック図である。以下、これらの図を参照して楽音データの生成過程を説明する。なお、この処理はコンピュータシステムによって行われる。
まず、素材となるオーディオデータ(PCMデータ)を準備する(図3のステップS1)。次に、フレーズ(先頭サンプル/最終サンプル)を指定する(ステップS2)。次に、総サンプル数N(図4参照)を算出する(ステップS3)。次に、先頭のMサンプルをPCMデータによってハードディスク等の記憶媒体に記憶させる(ステップS4)。ここで、Mサンプルとは、図2(b)、(c)に示すように、圧縮データの伸張を開始してから第1番目の伸張済みサンプルを出力するまでに要する時間に対応するサンプル数である。次に、上記Mサンプルに続くINT{(N−M)/1152}×1152サンプル、すなわち、1フレームのサンプル数である1152で割り切れる数のサンプルを圧縮して記憶媒体に記憶させる(ステップS5;図4、図5参照)。次に、最後に残ったMOD{(N−M)/1152}サンプルをPCMデータによって記憶媒体に記憶させる。以上が楽音データの生成過程であり、実用時においては、このようにして記憶媒体内に作成したデータをROM11(図4参照)に焼き付け、そのROM11をゲーム機等に設置して使用する。
次に、図5に示す圧縮データ生成回路について説明する。
PCMオーディオデータDaは、フレーム化回路1によって1152サンプル数毎にフレーム化され、2つのパスに分かれて処理される。まず、一方のパスにおけるサブバンド解析フィルタバンク2は、入力データを等しい帯域幅を持つ32バンドのサブバンドデータに分割する。この場合、各々のサブバンドデータは1/32のサンプリング周波数にダウンサンプルされる。スケールファクタ抽出・正規化回路3は、1フレームにおける各々のサブバンドデータに対し、最大絶対値を持つサンプルを検出する。その値を量子化したものをスケールファクタと呼ぶ。そして、このスケールファクタによって各サブバンドサンプルを除算し、それらの値を±1の範囲内に正規化する。
一方、心理聴覚分析部4は、FFT(高速フーリエ変換)による周波数スペクトルの計算を行い、それに基づき各サブバンド毎のマスキングしきい値、すなわち、許容量子化雑音電力を計算して出力する。ビット割当部5は心理聴覚分析部4の出力と、ビットレートで決まる1フレームで使用可能なビット数の制限の下で反復ループ処理により各サブバンド毎の量子化ビット数を決定する。量子化部6は、各サブバンド毎に設定された量子化ビット数でスケールファクタ抽出・正規化回路3から出力されるサブバンドデータを量子化する。フォーマット化回路7は、量子化されたサブバンドサンプル、各サブバンドに対するビット割当情報およびスケールファクタをマルチプレックスし、それにヘッダを付けてビットストリームを作成し、出力する。図5に1フレームに対応するビットストリーム(符号B)を示す。
なお、上述した圧縮データ生成回路はハードウエアによって構成してもよく、また、コンピュータ処理でもよい。
次に、上述した楽音データを再生する再生装置について図1、図6、図7を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施形態による楽音データ再生装置の構成を示すブロック図である。この図において、11は前述した楽音データが記憶されたROM、12はROM11から楽音データの先頭部および終了部に設けられたPCMデータを読み出すPCMデータ読出部、13はROM11からMPEG規格によって圧縮された圧縮データを読み出す圧縮データ読出部、14は圧縮データ読出部13によって読み出された圧縮データを伸張(デコード)するデコーダ、15はPCMデータ読出部12の出力と、デコーダ14の出力のいずれか一方を選択して出力する切換部、16は切換部15の出力をアナログ信号に変換するD/A(ディジタル/アナログ)変換器、17は各部を制御する制御部である。
また、図6はデコーダ14の構成を示すブロック図である。この図において、21は、逆フォーマット回路であり、圧縮データ読出部13から出力される圧縮データ(図5の符号B参照)から量子化されたサブバンドサンプル、ビット割当情報およびスケールファクタを分離し、サブバンドサンプルを逆量子化回路22へ出力すると共に、ビット割当情報を同じ逆量子化回路22へ出力する。また、スケールファクタを逆スケーリング回路23へ出力する。逆量子化回路22は、サブバンドサンプルをビット割当情報を用いて逆量子化し、逆スケーリング回路23へ出力する。逆スケーリング回路23はスケールファクタに基づいて逆量子化回路の出力データのスケールを元に戻し、サブバンド合成フィルタバンク24へ出力する。サブバンド合成フィルタバンク24は、逆スケーリング回路23から出力されるサブバンドデータを合成して圧縮前のPCMデータに戻す。このPCMデータは出力バッファ25に一時記憶された後、図1の切換部15へ出力される。
次に、図1に示す楽音データ再生装置の動作を図7を参照して説明する。
ループ再生の指示を受けた制御部17は、まず、楽音データの先頭アドレスをPCMデータ読出部12へ出力してPCMデータの読み出しを指示し、次に、圧縮データの先頭アドレスを圧縮データ読出部13へ出力して圧縮データの読み出しを指示し、次いで、切換部15をPCMデータ読出部12の出力に切り換える(図7の時刻t1)。制御部17から読み出し指示を受けたPCMデータ読出部12は、ROM11から楽音データの先頭部のPCMデータを順次読み出し、切換部15を介してD/A変換器16へ出力する。D/A変換器16はそのPCMデータをアナログ楽音信号に変換し、スピーカユニット(図示略)へ出力する。これにより、楽音データの先端部のPCMデータに基づく楽音が発生する。PCMデータ読出部12は、楽音データの先頭部のPCMデータを全て出力した時点で、制御部17へ出力終了を通知する(時刻t2)。制御部17はこの終了通知を受け、切換部15をデコーダ14の出力に切り換える(図7(c)参照)。
一方、圧縮データ読出部13は、制御部17からの読み出し指示を受け、ROM11から圧縮データを順次読み出し、デコーダ14へ出力する。デコーダ14はその圧縮データを伸張し、伸張済みデータを切換部15へ出力する。ここで、前述したように、先頭部のPCMデータのサンプル数Mは、その読み出し時間が、デコーダ14が圧縮データ読出部13から最初のデータを受けた時点から第1番目の伸張済みデータを出力するまでの時間に一致するように決められている。したがって、制御部17がPCMデータ読出部12から終了通知を受けて切換部15を切り換えた時点に一致するタイミングで、デコーダ14から第1番目の伸張済みデータが出力される。以後、デコーダ14から順次伸張済みデータが出力され、切換部15を介してD/A変換器16へ出力される。D/A変換器16はその伸張済みデータをアナログ楽音信号に変換し、スピーカユニットへ出力する。これにより、ROM11内の圧縮データに基づく楽音が発生する。
次に、圧縮データ読出部13は、ROM11内の圧縮データを全て読み出した時点で制御部17へ読み出し終了を通知する(時刻t3)。制御部17はこの通知を受け、予め設定されている一定時間Tが経過後、PCMデータ読出部12へ楽音データの後部のPCMデータの先頭アドレスを出力してPCMデータの読み出しを指示し、次いで、切換部15をPCMデータ読出部12の出力に切り換える(時刻t4)。ここで、時間Tとは、圧縮データの最後のデータがROM11から読み出されデコーダ14へ入力された時点から、その最後のデータが伸張されデコーダ14から出力されるまでの時間である。
制御部17から読み出し指示を受けたPCMデータ読出部12は、ROM11から楽音データの終了部のPCMデータを順次読み出し、切換部15を介してD/A変換器16へ出力する。これにより、楽音データの終了部のPCMデータに基づく楽音が発生する。そして、PCMデータ読出部12は、楽音データの終了部のPCMデータを全て出力した時点で、制御部17へ出力終了を通知し(時刻t5)、次いで、再び楽音データの先頭部のPCMデータを順次読み出し、切換部15を介してD/A変換器16へ出力する。これにより、楽音データの最後の音と最初の音が連続した状態で楽音再生が再び行われる。
一方、PCMデータ読出部12から楽音データの終了部のPCMデータの出力終了通知を受けた制御部17は、圧縮データ読出部13へ読み出し指令を出力する。圧縮データ読出部13はこの指令を受け、再び圧縮データを順次読み出し、デコーダ14へ出力する。そして、制御部17はPCMデータ読出部12から楽音データの先頭部の読み出し終了通知を受けて切換部15を切り換える(時刻t6)。以下、上述した動作と同様の動作が繰り返され、ROM11の楽音データのループ再生が行われる。
なお、上記の実施形態において、楽音データの先頭部および終了部にPCMデータ、すなわち圧縮されていないディジタル楽音データを配置したが、これに代えて、例えばADPCM等の圧縮手法を用いた、伸張が短時間で行えるディジタル楽音データを配置してもよい。
また、上記実施形態は、圧縮データの先頭部および終了部にPCMデータを配置しているが、これに代えて、終了部にのみ配置してもよい。この場合、ループ再生を行うには、制御部17が後部のPCMデータの再生終了時点より一定時間前に圧縮データ読出部13へ読み出し開始を指示する必要がある。
次に、この発明の第2の実施形態について図8〜図11を参照して説明する。図8は同実施形態による楽音データ再生装置の構成を示すブロック図、図9はその動作を説明するためのタイミング図、図10は同楽音データ再生装置において用いられる圧縮楽音データの生成過程を示す流れ図、図11は同圧縮楽音データの生成過程を説明するための説明図である。
最初に、圧縮楽音データの生成過程について図10、図11を参照して説明する。まず、PCMデータによるオーディオデータ(素材)の準備をし(ステップSa1)、次に、準備したオーディオデータにおいてフレーズ(先頭サンプル/最終サンプル)を指定し(ステップSa2)、次に、そのフレーズの総サンプル数(N)を算出する(ステップSa3、図11参照)。以上の処理は図3のステップS1〜S3と同じである。次にフレーズヘッダを生成し、生成したヘッダに総サンプル数Nを加えてハードディスク等の記憶媒体に記憶させる(ステップSa4、図11のヘッダH参照)。次に、フレーズの先頭のMサンプルをPCMデータによって記憶媒体に記憶させる(ステップS5)。ここで、Mサンプルは、図2において説明したものと同じである。次に、残りの(N−M)サンプルをMPEG規格に基づいて圧縮して記憶媒体に記憶させる(ステップSa6)。この場合、MPEG規格の1フレームが1152サンプルであることから、最後のフレームに無音サンプルが追加され、圧縮データの総サンプル数は、
INT{(N−M)/1152}×1152+1152
となる(図11参照)。そして、記憶媒体内に作成された各データがROM31(図11)に焼き付けられる。
次に、この発明の第2の実施形態による楽音データ再生装置を図8、図9を参照して説明する。
図8は同楽音データ再生装置の構成を示すブロック図であり、この図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付し、説明を省略する。この図において、符号33はヘッダ読出部であり、制御部17aから指示を受けてROM31からヘッダHを読み出し、読み出したヘッダHに含まれている総サンプル数Nをダウンカウンタ34にプリセットする。ダウンカウンタ34は、総サンプル数Nがプリセットされた時点以後、クロックパルスfsをダウンカウントする。ここで、クロックパルスfsは、PCMデータ読出部12のデータ読出タイミングを規定するクロックパルスと同一のクロックパルスである。このダウンカウンタ34のカウント出力が0検出回路35へ供給される。0検出回路35はダウンカウンタ34のカウント出力が「0」となった時、検出信号を制御部17aへ出力する。
次に、図8の楽音データ再生装置の動作を説明する。
制御部17aへループ再生指示が供給されると、制御部17はヘッダ読出部33、PCMデータ読出部12および圧縮データ読出部13へ、順次、読出指令を出力し、次いで、切換部15をPCMデータ読出部12側へ切り換える。ヘッダ読出部33へ読出指令が出力されると、ヘッダ読出部33がROM31からヘッダHを読み出し、ヘッダHに含まれる総サンプル数Nをダウンカウンタ34へプリセットする。以後、ダウンカウンタ34がクロックパルスfsをダウンカウントする。
また、PCMデータ読出部12および圧縮データ読出部13へ読出指令が出力されると、上述した第1の実施形態と同様に、まず、ROM31内のPCMデータに基づく楽音が発生し(図9の時刻t1〜t2)、次いで圧縮データに基づく楽音が発生する(時刻t2〜t3)。そして、時刻t3において、ROM31内の圧縮データの最後のサンプルに基づく楽音が発生すると、同一タイミングで0検出回路35から検出信号が制御部17aへ出力される。制御部17aはこの検出信号を受け、再び、ヘッダ読出部33、PCMデータ読出部12および圧縮データ読出部13へ、順次、読出指令を出力し、次いで、切換部15をPCMデータ読出部12側へ切り換える。以後、再び上記の過程で楽音再生が行われる。
上記の説明から明らかなように、この第2実施形態においては、最終フレームの無音部の直前で楽音再生が終了し、PCMデータの先頭に楽音再生が戻る。これにより、切れ目のないループ再生が行われる。
なお、図12(a)に示すように、M以上の数のPCMデータを先頭部に配置し、Mデータ内を除く任意の位置にフィードバックすることも可能である。但し、この場合、PCMデータの再生状況をチェックし、M個のデータの発音開始時点tmにおいて圧縮データの読出指令を出力することが必要である。また、図12(b)に示すように、予め複数のフィードバック位置を決めておき、そのフィードバック位置にM個のPCMデータを配置し、それ以外を圧縮データとしてもよい。この場合、予め決められたフィードバック位置へ任意に戻ることができる。
例えば、パチンコ等のゲーム機の効果ミュージックに用いられる。
この発明の第1の実施形態による楽音データ再生装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態において使用される楽音データのフォーマットおよび処理タイミングを示す図である。 楽音データ生成の過程を示すフローチャートである。 楽音データ生成の過程を説明するための説明図である。 圧縮データを生成する回路の構成を示すブロック図である。 圧縮データを伸張するデコーダのブロック図である。 図1に示す楽音データ再生装置の動作を説明するためのタイミング図である。 この発明の第2の実施形態による楽音データ再生装置の構成を示すブロック図である。 同楽音データ再生装置の動作を説明するためのタイミング図である。 同楽音データ再生装置において使用される楽音データの生成の過程を示すフローチャートである。 楽音データ生成の過程を説明するための説明図である。 第1、第2の実施形態以外の他のフィードバックの例を示す図である。
符号の説明
11、31…ROM、12…PCMデータ読出部、13…圧縮データ読出部、14…デコーダ、15…切換部、16…D/A変換器、17…制御部、33…ヘッダ読出部、34…ダウンカウンタ、35…0検出回路。

Claims (4)

  1. 圧縮データと、その終端に配置された非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
    前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第1の読出手段と、
    前記第1の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
    前記記憶媒体から前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第2の読出手段と、
    前記デコーダの出力データおよび前記第2の読出手段の出力データを交互に切り換えて出力する切換手段と、
    を具備することを特徴とする楽音データ再生装置。
  2. 圧縮データと、その先端に配置された第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、その終端に配置された第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
    前記記憶媒体から前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第1の読出手段と、
    前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第2の読出手段と、
    前記第2の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
    前記記憶媒体から前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第3の読出手段と、
    前記第1の読出手段の出力データ、前記デコーダの出力データおよび前記第3の読出手段の出力データを順次切り換えて出力する切換手段と、
    を具備することを特徴とする楽音データ再生装置。
  3. 圧縮データと、その先端に配置された第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、その終端に配置された第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
    前記記憶媒体から前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第1の読出手段と、
    前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第2の読出手段と、
    前記第2の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
    前記記憶媒体から前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第3の読出手段と、
    前記第1の読出手段の出力データ、前記デコーダの出力データおよび前記第3の読出手段の出力データを切り換える切換手段と、
    前記第1の読出手段、前記第2の読出手段、前記第3の読出手段、前記切換手段を制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、前記第1の読出手段および第2の読出手段へ読み出し指令を出力すると共に前記切換手段を前記第1の読み手段の出力に切り換え、前記第1の読出手段による前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読み出しが終了した時点で前記切換手段を前記デコーダの出力に切り換え、前記デコーダによる前記圧縮データの伸張および出力が終了した時点で、前記第1の読出手段へ前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読出指令を出力し、前記第1の読出手段による前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読み出しが終了した時点で再び前記第1の読出手段および第2の読出手段へ読み出し指令を出力し、以下、上記の動作を繰り返すことを特徴とする楽音データ再生装置。
  4. データの総数を示す総数データと、非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
    前記記憶媒体から前記総数データを読み出す第1の読出手段と、
    前記総数データに基づいて前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データおよび前記圧縮データによる楽音再生の終了時刻を検出する検出手段と、
    前記記憶媒体から前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出し出力する第2の読出手段と、
    前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第3の読出手段と、
    前記第3の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
    前記第2の読出手段の出力データおよび前記デコーダの出力データを交互に切り換えて出力する切換手段と、
    楽音再生指示を受けて前記第1〜第3の読出手段へ読出指令を出力すると共に前記切換手段を前記第2の読出手段の出力に切り換え、前記非圧縮データの読み出しが終了した時点で前記前記切換手段を前記デコーダの出力に切り換え、前記検出手段の検出出力を受けて前記第2、第3の読出手段へ読出指令を出力すると共に前記切換手段を前記第2の読出手段の出力に切り換え、以下、上記動作を繰り返す制御手段と、
    を具備することを特徴とする楽音データ再生装置。
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