JP2005283944A - 楽音データ再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ROM11内の楽音データは、圧縮データと、その先端に配置された第1のPCMデータ(非圧縮)と、その終了部に配置された第2のPCMデータとからなる。再生時には、まず、PCMデータ読出部12が先頭部のPCMデータを読み出し、切換部15を介してD/A変換器16へ出力する。これにより、先頭部の楽音が発生する。圧縮データ読出部13はこの間に圧縮データを読み出し、デコーダ14がデコードする。先頭部のPCMデータによる楽音発生が終了した時点で、切換部15が切り替わり、デコーダ14の出力による楽音が発生する。デコーダ14の出力による楽音が終了すると、終了部のPCMデータが読み出され、これにより楽音が発生する。上記の処理が繰り返される。
【選択図】 図1
Description
ところで、パチンコ等のゲーム機の分野においては、同じ楽曲を続けて繰り返し再生するループ再生がしばしば行われる。しかしながら、上述した圧縮楽音データをゲーム機において使用する場合、例えばMPEGは1152サンプル、AACは1024サンプルを1フレームとし、このフレーム単位で再生処理を行うようになっているので、曲の最後のフレームが規定数のサンプルを含まない場合にフレームの後部に無音部分が含まれることになる。このため、繰り返し再生において曲の終端部と先頭部との間に無音部分が生じてしまう問題があった。
PCMオーディオデータDaは、フレーム化回路1によって1152サンプル数毎にフレーム化され、2つのパスに分かれて処理される。まず、一方のパスにおけるサブバンド解析フィルタバンク2は、入力データを等しい帯域幅を持つ32バンドのサブバンドデータに分割する。この場合、各々のサブバンドデータは1/32のサンプリング周波数にダウンサンプルされる。スケールファクタ抽出・正規化回路3は、1フレームにおける各々のサブバンドデータに対し、最大絶対値を持つサンプルを検出する。その値を量子化したものをスケールファクタと呼ぶ。そして、このスケールファクタによって各サブバンドサンプルを除算し、それらの値を±1の範囲内に正規化する。
なお、上述した圧縮データ生成回路はハードウエアによって構成してもよく、また、コンピュータ処理でもよい。
図1はこの発明の一実施形態による楽音データ再生装置の構成を示すブロック図である。この図において、11は前述した楽音データが記憶されたROM、12はROM11から楽音データの先頭部および終了部に設けられたPCMデータを読み出すPCMデータ読出部、13はROM11からMPEG規格によって圧縮された圧縮データを読み出す圧縮データ読出部、14は圧縮データ読出部13によって読み出された圧縮データを伸張(デコード)するデコーダ、15はPCMデータ読出部12の出力と、デコーダ14の出力のいずれか一方を選択して出力する切換部、16は切換部15の出力をアナログ信号に変換するD/A(ディジタル/アナログ)変換器、17は各部を制御する制御部である。
ループ再生の指示を受けた制御部17は、まず、楽音データの先頭アドレスをPCMデータ読出部12へ出力してPCMデータの読み出しを指示し、次に、圧縮データの先頭アドレスを圧縮データ読出部13へ出力して圧縮データの読み出しを指示し、次いで、切換部15をPCMデータ読出部12の出力に切り換える(図7の時刻t1)。制御部17から読み出し指示を受けたPCMデータ読出部12は、ROM11から楽音データの先頭部のPCMデータを順次読み出し、切換部15を介してD/A変換器16へ出力する。D/A変換器16はそのPCMデータをアナログ楽音信号に変換し、スピーカユニット(図示略)へ出力する。これにより、楽音データの先端部のPCMデータに基づく楽音が発生する。PCMデータ読出部12は、楽音データの先頭部のPCMデータを全て出力した時点で、制御部17へ出力終了を通知する(時刻t2)。制御部17はこの終了通知を受け、切換部15をデコーダ14の出力に切り換える(図7(c)参照)。
また、上記実施形態は、圧縮データの先頭部および終了部にPCMデータを配置しているが、これに代えて、終了部にのみ配置してもよい。この場合、ループ再生を行うには、制御部17が後部のPCMデータの再生終了時点より一定時間前に圧縮データ読出部13へ読み出し開始を指示する必要がある。
INT{(N−M)/1152}×1152+1152
となる(図11参照)。そして、記憶媒体内に作成された各データがROM31(図11)に焼き付けられる。
図8は同楽音データ再生装置の構成を示すブロック図であり、この図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付し、説明を省略する。この図において、符号33はヘッダ読出部であり、制御部17aから指示を受けてROM31からヘッダHを読み出し、読み出したヘッダHに含まれている総サンプル数Nをダウンカウンタ34にプリセットする。ダウンカウンタ34は、総サンプル数Nがプリセットされた時点以後、クロックパルスfsをダウンカウントする。ここで、クロックパルスfsは、PCMデータ読出部12のデータ読出タイミングを規定するクロックパルスと同一のクロックパルスである。このダウンカウンタ34のカウント出力が0検出回路35へ供給される。0検出回路35はダウンカウンタ34のカウント出力が「0」となった時、検出信号を制御部17aへ出力する。
制御部17aへループ再生指示が供給されると、制御部17はヘッダ読出部33、PCMデータ読出部12および圧縮データ読出部13へ、順次、読出指令を出力し、次いで、切換部15をPCMデータ読出部12側へ切り換える。ヘッダ読出部33へ読出指令が出力されると、ヘッダ読出部33がROM31からヘッダHを読み出し、ヘッダHに含まれる総サンプル数Nをダウンカウンタ34へプリセットする。以後、ダウンカウンタ34がクロックパルスfsをダウンカウントする。
Claims (4)
- 圧縮データと、その終端に配置された非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第1の読出手段と、
前記第1の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
前記記憶媒体から前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第2の読出手段と、
前記デコーダの出力データおよび前記第2の読出手段の出力データを交互に切り換えて出力する切換手段と、
を具備することを特徴とする楽音データ再生装置。 - 圧縮データと、その先端に配置された第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、その終端に配置された第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
前記記憶媒体から前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第1の読出手段と、
前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第2の読出手段と、
前記第2の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
前記記憶媒体から前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第3の読出手段と、
前記第1の読出手段の出力データ、前記デコーダの出力データおよび前記第3の読出手段の出力データを順次切り換えて出力する切換手段と、
を具備することを特徴とする楽音データ再生装置。 - 圧縮データと、その先端に配置された第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、その終端に配置された第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
前記記憶媒体から前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第1の読出手段と、
前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第2の読出手段と、
前記第2の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
前記記憶媒体から前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出す第3の読出手段と、
前記第1の読出手段の出力データ、前記デコーダの出力データおよび前記第3の読出手段の出力データを切り換える切換手段と、
前記第1の読出手段、前記第2の読出手段、前記第3の読出手段、前記切換手段を制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、前記第1の読出手段および第2の読出手段へ読み出し指令を出力すると共に前記切換手段を前記第1の読み手段の出力に切り換え、前記第1の読出手段による前記第1の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読み出しが終了した時点で前記切換手段を前記デコーダの出力に切り換え、前記デコーダによる前記圧縮データの伸張および出力が終了した時点で、前記第1の読出手段へ前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読出指令を出力し、前記第1の読出手段による前記第2の非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データの読み出しが終了した時点で再び前記第1の読出手段および第2の読出手段へ読み出し指令を出力し、以下、上記の動作を繰り返すことを特徴とする楽音データ再生装置。 - データの総数を示す総数データと、非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データと、圧縮データとからなる楽音データが記憶された記憶媒体から前記楽音データを読み出して再生する楽音データ再生装置であって、
前記記憶媒体から前記総数データを読み出す第1の読出手段と、
前記総数データに基づいて前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データおよび前記圧縮データによる楽音再生の終了時刻を検出する検出手段と、
前記記憶媒体から前記非圧縮データまたは伸張時間が短い圧縮データを読み出し出力する第2の読出手段と、
前記記憶媒体から前記圧縮データを読み出す第3の読出手段と、
前記第3の読出手段によって読み出された圧縮データを伸張して出力するデコーダと、
前記第2の読出手段の出力データおよび前記デコーダの出力データを交互に切り換えて出力する切換手段と、
楽音再生指示を受けて前記第1〜第3の読出手段へ読出指令を出力すると共に前記切換手段を前記第2の読出手段の出力に切り換え、前記非圧縮データの読み出しが終了した時点で前記前記切換手段を前記デコーダの出力に切り換え、前記検出手段の検出出力を受けて前記第2、第3の読出手段へ読出指令を出力すると共に前記切換手段を前記第2の読出手段の出力に切り換え、以下、上記動作を繰り返す制御手段と、
を具備することを特徴とする楽音データ再生装置。
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2004
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