JP2005283578A - 流体センサ及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナノスケール流体センサを製造するための効率的な方法の提供
【解決手段】周囲温度を有する環境において用いるための流体センサであって、その流体センサが、機能化された半導体ナノワイヤを含む電界効果トランジスタ(FET)(15)と、電界効果トランジスタに近接して配置され、電界効果トランジスタを周囲温度よりも高い温度まで加熱するための一体型ヒータ(110)と、電界効果トランジスタを高い温度に維持するために配置された一体型断熱材(30)とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して流体センサデバイス及びその製造方法に関する。
関連特許出願に対する相互参照
本特許出願は、2003年4月24日に出願され、同時係属中であり、同一の譲受人に譲渡された特許文献1に関連する。
多くのガスセンサは、適切に動作するために高温を必要とする(例えば、100〜200℃)。そのような従来のガスセンサを加熱するために必要な消費電力は、バルク形態または薄膜形態のいずれかにおいて用いられる材料の体積が比較的大きいことに起因して大きい。一方、これらのセンサのガス感度は、ガスを吸収するのに利用可能な表面積が限られていることに起因して制限される。感度が低く、消費電力が大きいことにより、ガスセンサの用途が制限される。
多数の応用形態においてナノスケールセンサが使用されており、特に化学的および/または生物学的センシング(検知)及び分析の分野において有用であることがわかっている。そのようなナノスケールセンサは一般に、バッチ処理製造技術を使用しない非反復的な(従って、非効率的な)方法によって個々に製造されている。ナノスケールセンサは、ガスクロマトグラフィ、イオン結合プラズマ原子分析(ICPAA)、ウエット化学分析、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)分析、電気泳動、蛍光標識法、及びレーザ揮発による質量分析法のような分析技術における用途がある。
化学的および/または生物学的センシング及び分析は従来、有意義なデータを得るために長い時間を要し、遠隔装置または扱いにくい装置を含み、大きなサンプルサイズを必要とし、高度な訓練を受けたユーザを要求し、かなりの直接費および間接費を伴う。直接費は、分析のタイプ毎に必要とされる労力、手順および装置に関連する。間接費は部分的には、例えば医療分析において、又は化学的なプロセスのモニタリングにおいて、すぐ使用可能な情報を得ることができるまでに遅れがあることから生じる。ある特定の化学的または生物学的分析の間接費は、直接費よりも多くなる可能性がある。
生物学的および/または化学的分析装置のある特定の実施形態は、電気抵抗が2端子構成を用いて測定される、固定していない円筒形ワイヤ又はチューブを使用する。用語「固定していない(loose)」は、ワイヤ又はチューブが最初に基板に固定されず、そのため後に基板に固定されなければならないことを示す。
固定していないチューブタイプのセンサ構成の利点は、実験室での実証が簡単で、容易なことである。化学蒸着法(CVD)工程によって基板上に微小なワイヤを直接的に堆積させることもできるが、それも同様に時間がかかる。しかしながら、有用なセンシング用途に関して十分に再現可能な態様で、固定していないナノスケールワイヤ又はチューブを製造することは困難であり、コストがかかる。
また、いくつかの分析技術は、センサのアレイも必要とする。そのようなアレイを用いて、2次元または3次元構成上でいくつかのパラメータを検出することができるか、又は共通の場所において同時に種々のパラメータを検出することができる。特にチューブ又はワイヤがナノスケールの寸法を有するときに、固定していないチューブ又はワイヤを大量に製造してアレイにすることは難しい。ワイヤ又はチューブをセンサのアレイへと個々に組み立てることは、時間がかかり、コストがかかる。
米国特許出願第10/423,063号
従って、現在の技術によって可能とされるものよりも低コストで、再現性が高く、かつより製造しやすい態様でナノスケール流体センサを製造するための効率的な方法が必要とされている。
本発明の一実施形態によれば、周囲温度を有する環境において用いるための流体センサが提供される。その流体センサは、a)機能化された半導体ナノワイヤを含む電界効果トランジスタ(FET)と、b)前記電界効果トランジスタに近接して配置され、前記電界効果トランジスタを前記周囲温度よりも高い温度まで加熱するための一体型ヒータと、及びc)前記電界効果トランジスタを前記高い温度に維持するために配置された一体型断熱材とを含む。
また、本発明の一実施形態によれば、流体センサを製造するための方法が提供される。その方法は、a)絶縁性基板を準備するステップと、b)前記絶縁性基板上にシリコンの層を堆積し、シリコンオンインシュレータ(SOI)基板を形成するステップと、c)前記シリコンの層をパターン形成して、少なくとも1つのシリコンナノワイヤ及び少なくとも1つの一体型ヒータ抵抗を形成するステップと、d)導電性ソースコンタクト及び導電性ドレインコンタクトを形成し、それにより前記ソースコンタクト及び前記ドレインコンタクトを半導体ナノワイヤと結合して、電界効果トランジスタを形成するステップと、e)少なくとも1つの流体を検出するために前記少なくとも1つのシリコンナノワイヤを機能化するステップと、及びf)前記電界効果トランジスタを、前記流体センサの周囲温度よりも高い温度に維持するために配置される断熱材を堆積するステップとを含む。
本発明によれば、半導体製造プロセスによって製造されるSiナノワイヤ電界効果トランジスタを利用することにより、多重化され、高感度で、かつ低消費電力の流体センサを低コストで製造することが可能になる。
本開示の特徴および利点は、図面と共に以下の詳細な説明を読むことにより、当業者には容易に理解されよう。
説明を明瞭にするために、図面は一定の縮尺に従わずに描かれている。特に、垂直方向および水平方向のスケールは互いに異なる場合があり、図面によっても異なる場合がある。これに関連して、「上」、「下」、「正面」、「背面」、「前部」、「後部」などの方向に関する用語は、説明されている図面(単数または複数)の向きを基準にして使用される。本発明の構成要素は複数の異なる向きに配置されることができるので、方向に関する用語は、例示のために用いられており、決して制限しない。
説明を明瞭かつ簡単にするために、本明細書に記載される流体センサの実施形態は、概して気体を検出することに関して説明される。しかしながら、本発明は気体の検出に限定されない。また、説明される実施形態は、プラズマ、及び液体を含む他の流体を検出するための他の応用形態にも使用され得る。所望に応じて、従来の流体装置のような適切な流体構造を追加することもできる。
流体センサの種々の実施形態が、図1〜図7に関連して、以下の段落において説明される。本明細書で説明される実施形態の1つの態様は、周囲温度の環境において用いるための流体センサである。その流体センサの実施形態は、基板と、基板上に配置された機能化された半導体ナノワイヤを含む電界効果トランジスタ(FET)と、FETに近接して基板上に配置される一体型ヒータ(FETを周囲温度よりも高い温度まで加熱する)と、FETを高い温度に維持するために配置される一体型断熱材とを有する。また、いくつかの実施形態は、流体センサの温度を測定するための1つ又は複数の一体型温度センサも有する。
図1は、そのような流体センサ構造の第1の実施形態の側断面図である。図1に示されるように、その構造は、他の要素を支持するベース基板20と、FETを高い温度に維持するための一体型断熱材30と、機能化された半導体ナノワイヤ40を含み、導電性ソースコンタクト50及び導電性ドレインコンタクト60を備える電界効果トランジスタ(FET)センサ15と、ゲート誘電体70を提供する薄い誘電体層とを有する。図1〜図5の断面図には示されないが、FETを周囲温度よりも高い温度まで加熱するために、FETの近くに一体型ヒータ110がある(しかし、図示された断面図の平面外にある)。後述されるように、一体型ヒータ110は図6及び図7に示される。機能化された半導体ナノワイヤ40は、「製造」のセクションにおいて後述される方法によってナノワイヤとして形成される、シリコン又は別の半導体からなることができる。機能化された半導体ナノワイヤがシリコン又は別の半導体からなる場合でも、予め決められた所望の導電型、例えばP型、N型、P+型などを与えるためにドーピングされ得る。
さらに、機能化された半導体ナノワイヤ40は、触媒80、例えば金属触媒も含むことができる。適切な触媒の例には、プラチナ、パラジウム、イリジウム、レニウム、ルテニウム、金、銀、及びそれらの混合物または合金あるいは化合物;炭素;タングステン、チタン、スズ、亜鉛、及びそれらの酸化物;コバルト、鉄およびニッケルからなるグループからの元素を含む有機金属化合物;ならびに元素の周期表のIIIA、IVA、VA、VIA、VIIA、VIIIA、IB、IIB族からの元素を含む遷移金属錯体が含まれる。従って、具体的には、機能化された半導体ナノワイヤ40は、このリストの適切な触媒またはそれらの機能的な等価物から選択される触媒80で機能化されたシリコンナノワイヤからなることができる。一般に、検出されるべき流体と相互作用することができ、かつ電界効果トランジスタ(FET)の電気的特性の変化をもたらすことができる任意の材料が、本発明の実施形態に用いるための触媒80として選択され得る。電界効果トランジスタの電気的特性の変化は、例えば、コンダクタンス、キャパシタンス、周波数応答、相互コンダクタンス、利得、キャリア濃度、又はいくつかの他の電気的な変化とすることができる。触媒80は、図1及び図2では、明瞭に図示するために小さな丸によって概略的に示されるが、触媒は薄膜またはメッシュとすることができ、連続または不連続とすることができる。
基板20は複数の態様で設けられることができ、それらの態様のいくつかは、基板自体の一部として他の要素を組み込む。例えば、図1では、基板20はセミコンダクタオンインシュレータ(SOI)の層を含むことができる。その半導体層を用いて、半導体ナノワイヤ40を形成することができる。そのようなSOI基板の1つの適切な例は、酸化ケイ素からなる絶縁体層30上にあるシリコンの層である。従って、一体型断熱材30は、基板内に組み込まれ、ひいては流体センサデバイスに一体化される、酸化ケイ素のような誘電体層とすることができる。図1〜図5では、ベース基板20及び誘電体層30の組み合わせは、参照番号35によって示される。
図2は、流体センサ構造の第2の実施形態の側断面図である。図2の実施形態は図1の実施形態に類似するが、図2の実施形態では、基板20の一部が背面からエッチングにより除去され、電界効果トランジスタを含む流体センサの活性部分と少なくとも部分的に位置合わせされた薄い領域が形成される点が異なる。その薄い領域は熱質量が小さく、それにより、より低い消費電力で所望の動作温度まで加熱されることが可能になる。
図3は、固体触媒80の薄い層を備える、流体センサ構造の第3の実施形態の側断面図である。
図4は、流体センサ構造の第4の実施形態の側断面図である。この実施形態は、複数の細孔または開口部95を有する触媒80からなる多孔性の薄い層90を有し、その細孔または開口部95は、図示されるように、薄い層90を貫通して延びることができる。また、細孔95は、一定量の触媒の面積を拡大し、流体が電界効果トランジスタ(FET)のゲート表面に容易に到達することを可能にする。また、細孔95は、触媒の面積/体積比も増大させる。
流体センサ構造の第5の実施形態が、やはり側断面図で図5に示される。この実施形態では、触媒80は細いワイヤ又はフィラメント100から構成されたメッシュとして形成される。そのようなメッシュは、上述した細孔95の利点と同じような利点を有する。そのようなメッシュを形成するための方法は、「製造」のセクションで後述される。
種々の要素の特定の構成がこれらの実施形態の図面に示されるが、他の構成でも動作することができることは当業者には理解されよう。例えば、一体型断熱材は基板上に配置される場合もあり、一体型ヒータは基板上に、又は一体型断熱材上に配置される場合もあり、電界効果トランジスタ(FET)は基板上に、又は一体型断熱材上に配置される場合もある。FET及びヒータの双方が一体型断熱材上に配置される場合に、消費電力が削減されるという利点が改善される。いくつかの実施形態では、絶縁性基板が一体型断熱材である。
図6及び図7に示されるように、個々の流体センサ構造体が組み合わされて、アレイに集積化され得る。図6は、マルチセンサ流体センサ構造の第1の実施形態の平面図であり、図7は、マルチセンサ構造の第2の実施形態の平面図である。図6は、ベース基板、及び一体型断熱材30を提供する誘電体層からなる共通の表面上に6個のセンサ15からなるアレイを含む、マルチセンサ構造10を示す。一体型断熱材30は図1〜図5に示される。図示を簡単にするために、FETセンサ15の従来のソースコンタクト、ドレインコンタクト及びゲートコンタクトは、図6及び図7に示されない。単一の一体型ヒータ110が、この実施形態ではセンサアレイの三方を取り囲み、その端部コンタクト130及び140を通して与えられる電流によって電力供給される。電気コンタクト160、170、180、190を介して温度を検出するために、センサ15の近くに2つの一体型温度センサ150及び155が配置される。一体型温度センサ150及び155は、既知の温度依存性の電気的特性を有するダイオードとすることができる。図6におけるアレイの種々のセンサ15のそれぞれの電界効果トランジスタは、ある特定の気体を検出するために機能化され得る。その応用形態が多数の気体を検出することを必要とする場合には、アレイの各流体センサ15の電界効果トランジスタは、別個の気体を検出するために機能化され得る。代案として、アレイの多数のセンサ15の電界効果トランジスタが、同じ気体を検出するために機能化され得る。そのような構成は、信頼性を得るために冗長性を与え、ノイズ低減および/または他のエラー低減等のための統計的な温度結果を与えるために有用であろう。
図7は、一体型断熱材30を含む共通の複合表面350上に、4個のセンサ15、16、17、120のアレイを含むマルチセンサ構造10を示す。一体型断熱材30は図1〜図5に示される。やはり、単一の一体型ヒータ110が、この実施形態ではセンサアレイの三方を取り囲み、その端部コンタクト130及び140を通して与えられる電流によって電力供給される。電気コンタクト160、170を通じて温度を検出するために、センサ15、16、17、120の近くに一体型温度センサ150が配置される。この実施形態では、アレイの各流体センサ15、16、17の電界効果トランジスタは、別個の気体を検出するために機能化されることができ、制御センサ120は、電界効果トランジスタが任意の気体を検出するために機能化されないが、他の点ではセンサ15、16、17と同じである制御デバイスとすることができる。
以下の「製造」のセクションにおいて説明されるように、流体センサデバイス15はそれぞれ、「ナノスケール」、即ち約1マイクロメートル未満の寸法を有するように製造され得る。従って、上述の種々の実施形態は、周囲温度を有する環境において用いるためのナノスケール流体センサを提供する。別々に、又はアレイに構成される各流体センサは、ナノスケール流体検出器15(例えば、機能化されたナノスケール電界効果トランジスタ)と、ナノスケール流体検出器を加熱するための一体型ヒータ110と、少なくともナノスケール流体検出器のための一体型断熱材と、ナノスケール流体検出器、一体型ヒータ及び一体型断熱材のための機械的な支持体とを含むことができる。一体型ヒータ110は、各ナノスケール流体検出器15を周囲温度よりも高い温度まで加熱することができ、一体型断熱材30は、ナノスケール流体検出器15をその高い温度に維持することができる。
較正の目的で温度の制御と選択を可能にするために、かつガス感度を設定するために、一体型温度センサ(例えば、図6及び図7に示される温度センサ150及び155)が、そのデバイス内に含められることができる。例えば、プラチナ触媒80を用いる電界効果トランジスタ15は、100℃において、気体Aに対して感度を高くし、別の気体Bに対して感度を低くすることができ、200℃において、気体Bに対して感度を高くし、気体Aに対して感度を低くすることができる。従って、一体型温度センサによる測定値に基づいてセンサ動作温度を選択することにより、ユーザは、どの流体を検出するかを選択することができる。従って、個々のセンサが異なる温度にそれぞれ設定された、流体センサのアレイは、種々の流体の混合物を検出することもできる。一体型温度センサは、例えば、半導体薄膜をパターン形成し、接合を形成して、既知の温度依存性の電気的特性を有するダイオードを作成することにより形成され得る。一体型ヒータ及び一体型温度センサを有する流体センサを使用するこの方法を要約すると、ユーザは、検出されるべき2つ以上の各流体を、検出されるべき流体を検出するための異なる実効的な動作温度範囲に関連付け、一体型温度センサを動作させることにより流体センサの温度を検出し、一体型ヒータを付勢して、流体センサの温度を選択された動作温度範囲内になるように調整し、それにより検出されるべき流体のうちの1つが検出のために選択される。
半導体としてシリコンを用いる実施形態では、選択的な触媒ナノ粒子または薄膜でシリコンナノワイヤを機能化することにより、シリコンナノワイヤ(SiNW)がFET導電チャネルを形成し、誘電体薄膜によって断熱される、断熱されたシリコンナノワイヤ電界効果トランジスタ(SiNWFET)が、高感度および低電力の流体センサに変換される。結果としてのSiNW/触媒表面上に高い温度(例えば、100〜200℃)で気体分子が化学吸着することによって、検出される帯電した吸着物の電界効果に起因して、SiNWのコンダクタンスが変化する。ここでは化学吸着効果に関連する動作理論が参照されるが、本発明は、そのような理論または任意の特定の動作理論の結果に限定されるものと解釈されるべきではない。ナノワイヤの表面積/体積比が大きいことによって、感度が高くなり、応答時間が速くなり、さらにそれらの熱分離とともに体積が小さいことによって、加熱に必要な消費電力が小さくなる。SiNWFETデバイスに加えて、シリコンベースの抵抗およびダイオードも、SiNWを局所的に加熱し、それらの温度をモニタするために、各センサチップ上で好都合に使用され得る。さらに、SiNWFETは、高密度のアレイベースのセンシングに適用でき、各SiNWを異なる触媒金属で機能化することにより、又は各SiNWFETを異なる温度で動作させることにより、複数の気体を同時に検出することが可能になる。一般に、触媒によって機能化されたSiNWFETセンサは、多重化され、高感度で、かつ低電力で流体を検出するための汎用のプラットフォームであり、後述されるように、半導体製造技術によって低コストで大量生産され得る。
一例として、気体を検出するための動作時に、ナノワイヤは所望の温度(例えば、100〜200℃)まで加熱され、気体に曝露される。ナノワイヤ上の触媒は選択的に、Siナノワイヤ上にある特定の気体を吸着し、分解するのを容易にする。これらの吸着物は、Siナノワイヤに電界効果を有し、それらのコンダクタンスを変化させる。気体検出の選択性は、Siナノワイヤ上にコーティングされる触媒によって、及び/又はナノワイヤFETの動作温度によって決定され、それは多重センサアレイ内のナノワイヤFET毎に個別に選択され得る。
このように、半導体製造プロセスによって製造されるSiナノワイヤ電界効果トランジスタを利用することにより、多重化され、高感度で、かつ低消費電力の流体センサを低コストで製造することが可能になる。特に、シリコンナノワイヤFETは、ナノワイヤを種々の触媒物質で機能化することによりカスタマイズされた様々な流体センサの汎用のプラットフォームとしての役割を果たす。
製造
本発明の別の態様は流体センサを製造する方法である。そのような流体センサの製造方法の一実施形態が、図8に示される流れ図によって例示される。その方法の種々のステップが参照番号S10、S20、S30、・・、S80によって示される。これらの参照番号は、それらのステップが実行されなければならない一定の順序を暗示するものではない。なぜなら、図8のステップを結ぶ矢印によって従来どおりに示される順序を含む、種々のステップの順序が実現可能であるからである。また、いくつかのステップは他のステップと組み合わせられることができ、及び/又は他のステップと同時に実行されることができる。図8に示されるように、その方法は、基板を準備するステップS10を含む。準備される基板は、滑らかで、平坦な絶縁性基板とすることができる。ステップS20において、半導体薄膜が設けられる。ステップS20は、例えば、基板上にシリコンの薄膜を堆積することにより実行され得る。シリコンのような半導体薄膜が絶縁性基板上に堆積される場合には、ステップS10及びS20は合わせて、セミコンダクタオンインシュレータ(SOI)基板を提供する。また、その操作は、以下に説明されるステップS80を組み込むこともできる。
ステップS30において、半導体技術分野の当業者に知られているナノリソグラフィ技術、例えばナノインプリントリソグラフィ、電子ビームリソグラフィ、イオンビームリソグラフィ、深UVリソグラフィ、及びX線リソグラフィを用いて、半導体薄膜をパターン形成することによって、ナノワイヤが形成される。ステップS50において、半導体薄膜をパターン形成し、所望の抵抗率を与えるようにパターン形成された半導体の部分を必要に応じてドーピングすることによって、一体型ヒータが形成される。ステップS40において、例えば半導体薄膜をパターン形成し、接合を形成して、既知の温度依存性の電気的特性を有するダイオードを作成することにより、一体型温度センサを形成することができる。半導体内にダイオードを形成するための多くの詳細な方法が当業者によく知られている。
ステップS40及びS50は組み合わせられて、同時に実行されることができ、これらのステップの一方または両方が、ナノワイヤを形成するステップS30と組み合わせられて、同時に実行されることもできる。ステップS60において、ナノワイヤと電気的に接触する導電性ソースコンタクト及び導電性ドレインコンタクトが形成され、それによりソースコンタクト及びドレインコンタクトが半導体ナノワイヤと結合され、電界効果トランジスタ(FET)が形成される。そのFETにゲートを付加する別の方法が以下に説明される。導電性ソースコンタクト及び導電性ドレインコンタクトを形成するステップS40、及び一体型ヒータを形成するステップS50は、ナノインプリントリソグラフィ、電子ビームリソグラフィ、イオンビームリソグラフィ、及びX線リソグラフィのようなナノリソグラフィ法を用いて実行されることもできる。図8に矢印で示されるように、一体型ヒータを形成すること、及び必要に応じて一体型温度センサを形成することを実施する順序は変更されることもできる。
ステップS70において、少なくとも1つの流体を検出するためにナノワイヤが機能化される。図8の例は気体を基準とするが、ナノワイヤはガス状でない流体を検出するように機能化され得る。ナノワイヤを機能化するステップS70は、必要に応じて、ナノワイヤ上に薄いゲート誘電体を形成し、このように準備されたナノワイヤ上に、ある量の触媒を堆積することによって実施され得る。ナノワイヤ上の自然酸化膜によって、ゲート誘電体を形成するためのステップを行う必要性が除去される場合もある。もしそうでなければ、薄いゲート誘電体を形成する多くの方法、例えばナノワイヤ上に薄い熱酸化膜(SiO)を成長させる方法、又はナノワイヤ上にSiO、Si、Al、Ta、又は別の適切な酸化物または窒化物からなる薄い層を堆積する方法が、半導体製造の当業者に知られている。ステップS70において、触媒は、コロイド溶液から堆積されることができるか、或いは真空蒸着またはスパッタリングによって堆積され得る。
ステップS70において用いられる触媒80は、金属触媒とすることができるが、金属触媒には限定されない。その触媒は、例えば、プラチナ、パラジウム、イリジウム、レニウム、ルテニウム、金、銀、及びこれらの元素の混合物または合金あるいは化合物;炭素;タングステン、チタン、スズ、亜鉛、及びそれらの酸化物;コバルト、鉄またはニッケルからなるグループからの元素を含む有機金属化合物;又は元素の周期表のIIIA、IVA、VA、VIA、VIIA、VIIIA、IB、IIB族からの元素を含む遷移金属錯体のうちの1つ、或いはこれらの任意の触媒の機能的な等価物とすることができる。より一般的には、分析されるべき気体と相互作用することができ、かつFETの電気的特性の変化をもたらすことができる任意の材料が、触媒80として選択され、ステップS70において使用され得る。
ステップS80において、一体型断熱材が設けられる(電界効果トランジスタを流体センサの周囲温度よりも高い温度に維持するために配置される)。セミコンダクタオンインシュレータ(SOI)基板、例えばSOIウェーハを設けることにより、図8のステップS10、ステップS20及びステップS80は組み合わせられて、同時に実行され得ることに留意されたい。SOIウェーハの絶縁体は、一体型断熱材を提供する。SOIウェーハの半導体薄膜は、ナノワイヤを形成するためにステップS30においてパターニングされることになる材料を提供する。SOIウェーハの一例として、所定の導電型を有する平坦なシリコンウェーハが、単結晶または多結晶シリコンの薄い層(例えば、約30〜500ナノメートル)によって覆われた、約200ナノメートル(約2,000オングストローム)の厚みのシリコン酸化物の層を有する。そのような構造が用いられるとき、絶縁層の下にある平坦なシリコンウェーハは、FETのゲートとしての役割を果たすことができる。これは、「バックゲート」FET構造と呼ばれる場合がある。代案として、金属触媒が、その目的を果たすために従来どおりに外部コンタクトに接続され、基板から絶縁されて、FETゲートとしての役割を果たすことができる。従って、機能化された半導体ナノワイヤは、基板から絶縁された導電性の触媒を含み、FETのゲートを提供することができる。他の実施形態では、別個の小さなパターン形成された導電性ゲート電極(図示せず)がナノワイヤの一部(例えば、その上側ゲート−絶縁体表面の一部)の上に形成され、外部コンタクトまで延在することができる。
図8には示されないが、例えば基板の背面をエッチングすることにより、電界効果トランジスタ(FET)の下にある基板の少なくとも一部を除去し、電界効果トランジスタ(FET)の反対側に少なくとも部分的に位置合わせされた開口部を形成し、それにより図2に示されるように基板を局所的に薄くするオプションのステップが存在する。そのように薄くすることにより、加熱されることになる材料の質量が減少し、一体型ヒータの消費電力が低減される。
図5に示される一実施形態では、触媒80は、細いワイヤ又はフィラメント100から構成されるメッシュとして形成される。そのようなメッシュ構造は、例えば、触媒材料の薄い層を堆積し、レジスト及びリソグラフィを用いて、メッシュワイヤ100のパターンを画定するマスクを形成し、そのパターンを方向性エッチングし、触媒メッシュを選択的に「アンダーカット」するために等方性エッチングすることにより形成され得る。代案として、当業者に知られている他の方法を用いて、触媒メッシュを形成することができる。
従って、本発明の別の態様は、上述の構造的な実施形態またはそれらの機能的な等価物のうちの1つにおいて流体センサを製造するように特に適合された製造方法である。こうして製造される流体センサ又はそのような流体センサのアレイは、集積回路として作成され得る。
標準的なシリコン半導体製造技術において一般的に使用されるステップを用いる方法によって、ナノワイヤFETが製造される。そのような実施形態では、そのFETは、導電チャネルとしてのドーピングされたSiナノワイヤ、並びにFETのソース電極及びドレイン電極として、そのナノワイヤに接続される2つの導電性電極からなる。シリコンナノワイヤは、ナノリソグラフィ及びSiエッチングを用いて、シリコンオンインシュレータ(SOI)ウェーハから好都合に製造され得る。シリコンナノワイヤは、SOIウェーハに埋め込まれた酸化物によって絶縁され、かつ断熱される。酸化物または窒化物のようなゲート誘電体の薄い層がシリコンナノワイヤ上に形成される。ゲート誘電体材料上には、触媒(例えば、Pt、Pd、Irなど)が、ナノ粒子または薄膜の形態で堆積される。そのようなナノワイヤFETのアレイを製造することができ、各ナノワイヤは、特定の気体を検出するために、それ自体の固有の触媒によって機能化されることができる。また、各流体センサは、それ自体の一体型ナノスケールヒータと、それ自体の一体型ナノスケール温度センサとを有することができる。
本発明に従って作成されるデバイスは、ある環境において気体を検出する際に有用であると同時に、高感度で、消費電力が小さい。流体センサアレイを含む流体センサの種々の実施形態は、種々の気体を検出することを必要とする応用形態、加熱されたセンサを必要とする応用形態、一体型の温度検出を必要とする応用形態、センサの冗長性を必要とする応用形態、気体に反応を示さない制御デバイスを必要とする応用形態、又はアレイの1つの領域上で複数の流体を検出することを必要とする応用形態において使用され得る。説明された製造方法は、本明細書に記載された流体センサの構造的な実施形態を作成するように特に適合される際に有用である。
これまで本発明の特定の実施形態が説明および図示されてきたが、添付の特許請求の範囲によって規定されるような本発明の範囲および思想から逸脱することなく、それらの実施形態に対する種々の修正および変更が当業者によって行われることができる。例えば、本明細書の説明において明確に列挙されない触媒または他の材料が、説明されたようなそれらの機能的な等価物の代わりに使用され得る。方法のステップの順序は変更されることができ、方法のいくつかのステップは、より効率的に製造するために組み合わせられ得る。また、いくつかの応用形態では、流体センサの実施形態は、その周囲温度において、即ち周囲温度よりも高い温度まで流体センサを加熱することなく使用され得る。
流体センサ構造の第1の実施形態の側断面図である。 流体センサ構造の第2の実施形態の側断面図である。 流体センサ構造の第3の実施形態の側断面図である。 流体センサ構造の第4の実施形態の側断面図である。 流体センサ構造の第5の実施形態の側断面図である。 マルチセンサ流体センサ構造の第1の実施形態の平面図である。 マルチセンサ流体センサ構造の第2の実施形態の平面図である。 流体センサを製造するための方法に関する一実施形態の流れ図である。
符号の説明
15 FETセンサ
20 ベース基板
30 一体型断熱材
40 半導体ナノワイヤ
50 ソースコンタクト
60 ドレインコンタクト
70 ゲート誘電体
80 触媒
110 一体型ヒータ
150 一体型温度センサ

Claims (10)

  1. 周囲温度を有する環境において用いるための流体センサであって、その流体センサが、
    a)機能化された半導体ナノワイヤを含む電界効果トランジスタ(FET)と、
    b)前記電界効果トランジスタに近接して配置され、前記電界効果トランジスタを前記周囲温度よりも高い温度まで加熱するための一体型ヒータと、及び
    c)前記電界効果トランジスタを前記高い温度に維持するために配置された一体型断熱材とを含む、流体センサ。
  2. 前記機能化された半導体ナノワイヤが、所定の導電型を与えるようにドーピングされたシリコンからなる、請求項1に記載の流体センサ。
  3. 前記機能化された半導体ナノワイヤが、検出されるべき流体と相互作用し、かつ前記電界効果トランジスタ(FET)の電気的特性の変化をもたらすことができる触媒を含む、請求項1又は2に記載の流体センサ。
  4. 前記触媒が、プラチナ、パラジウム、イリジウム、レニウム、ルテニウム、金、銀、及びそれらの混合物または合金または化合物;炭素;タングステン、チタン、スズ、亜鉛、及びそれらの酸化物;コバルト、鉄およびニッケルからなるグループからの元素を含む有機金属化合物;並びに元素の周期表のIIIA、IVA、VA、VIA、VIIA、VIIIA、IB、IIB族からの元素を含む遷移金属錯体からなるリストから選択された材料である、請求項3に記載の流体センサ。
  5. 前記一体型ヒータが前記一体型断熱材の上に配置される、請求項1に記載の流体センサ。
  6. 前記電界効果トランジスタを支持するための基板をさらに含み、前記電界効果トランジスタ及び前記基板が、シリコンオンインシュレータ(SOI)の層から形成される、請求項1に記載の流体センサ。
  7. 前記一体型断熱材および前記一体型ヒータが、前記基板上に配置される、請求項6に記載の流体センサ。
  8. 前記基板が前記電界効果トランジスタのゲートとしての役割を果たす、請求項6に記載の流体センサ。
  9. 前記電界効果トランジスタに近接して配置され、前記電界効果トランジスタの温度を測定するための少なくとも1つの一体型温度センサをさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の流体センサ。
  10. 流体センサを製造するための方法であって、
    a)絶縁性基板を準備するステップと、
    b)前記絶縁性基板上にシリコンの層を堆積し、シリコンオンインシュレータ(SOI)基板を形成するステップと、
    c)前記シリコンの層をパターン形成して、少なくとも1つのシリコンナノワイヤ及び少なくとも1つの一体型ヒータ抵抗を形成するステップと、
    d)導電性ソースコンタクト及び導電性ドレインコンタクトを形成し、それにより前記ソースコンタクト及び前記ドレインコンタクトを半導体ナノワイヤと結合して、電界効果トランジスタを形成するステップと、
    e)少なくとも1つの流体を検出するために前記少なくとも1つのシリコンナノワイヤを機能化するステップと、及び
    f)前記電界効果トランジスタを、前記流体センサの周囲温度よりも高い温度に維持するために配置される断熱材を堆積するステップとを含む、方法。
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