JP2005282916A - 熱処理炉におけるシール装置。 - Google Patents

熱処理炉におけるシール装置。 Download PDF

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JP2005282916A
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Masaki Ishioroshi
雅規 石下
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Abstract

【課題】 焼鈍炉等の熱処理炉におけるシール装置として、蛇腹の円周方向に発生する変形を吸収できるシール装置を提供すること。
【解決手段】 炉壁の開口部に設けられ炉側フランジと炉外フランジとの間にシール蛇腹が取り付けられたシール装置において、前記炉側フランジに炉側接続筒の円筒部が炉外側へ突設され、該円筒部の内側または外側に、間隔を存し同心に重なる円筒部を持つ炉外接続筒が、前記シール蛇腹の炉側に設けられ、前記両円筒部間に残された空間内に軸受けが介在される。両円筒部間で、前記軸受けを覆うように炉内側には水冷ジャケットまたは輻射熱遮蔽板が設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱処理炉におけるシール装置に関するものである。
熱処理炉等には炉外から炉内へ力を伝えるための開口部(ダンパー等の開閉するためのシリンダーロッド部,ロール駆動におけるロール軸部等の貫通部)がある。この部分のシール装置として、従来は伸縮蛇腹が使用されている。この伸縮蛇腹は金属または特殊布からなり、多数の山部と谷部を持つ円筒状本体により、伸縮および横変位量が確保されたものである。そして、炉側フランジと炉外に固定されたフランジ間に接続される。
しかしながら、熱により発生する炉体の伸びによって、伸縮蛇腹は変形・ねじり・収縮を受ける。従来の構造では、蛇腹の半径方向および軸方向での変位は吸収されるが、円周方向における変位は吸収されず、シール部、特にフランジ面のボルト取付部の破損につながる危険性があった。
本発明は上記課題を解決し、焼鈍炉等の熱処理炉におけるシール装置として、蛇腹の円周方向に発生する変形を吸収できるシール装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、炉壁の開口部に設けられ炉側フランジと炉外フランジとの間にシール蛇腹が取り付けられたシール装置において、前記炉側フランジに炉側接続筒の円筒部が炉外側へ突設され、該円筒部の内側に間隔を存して同心に重なる円筒部を持つ炉側接続筒が、前記シール蛇腹の炉側に設けられ、前記両円筒部間に残された空間内に軸受けが介在されたことである。
本発明の第2の課題解決手段は、炉壁の開口部に設けられ炉側フランジと炉外フランジとの間にシール蛇腹が取り付けられたシール装置において、前記炉側フランジに炉側接続筒の円筒部が炉外側へ突設され、該円筒部の外側に間隔を存して同心に重なる円筒部を持つ炉側接続筒が、前記シール蛇腹の炉側に設けられ、前記両円筒部間に残された空間内に軸受けが介在されたことである。
第3の課題解決手段は、第1課題解決手段に加え、前記両円筒部間で、前記軸受けを覆うように炉内側には水冷ジャケットが設けられたことである。
第4の課題解決手段による装置は、第1課題解決手段に加え、前記両円筒部間で、前記軸受けを覆うように炉内側には輻射熱遮蔽板が設けられたことである。
炉体の熱による伸びから発生する力のうち、局所的なシール装置にかかる力は、それの取付箇所によって様々である。この予測しにくい様々な力、特に蛇腹の円周方向の変形は、軸受けを介した蛇腹側の接続円筒部の回動により吸収されるのである。これにより、シール装置の破損を防ぐことができる。
以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1,2において、熱処理炉内に使用されているロール(ハースロール)の駆動装置と炉外のロール軸受け部との間に、シール装置として伸縮蛇腹4が設けられている。
即ち、炉壁1の開口部1aに設けられ炉側フランジ2と炉外フランジ3との間に、シール蛇腹4が取り付けられている。シール蛇腹4は、公知の金属,特殊布などからなる波形円筒本体4aと、その両端に設けられたフランジ部4bとからなる。
前記炉側フランジ2に取り付けられた炉側接続筒5は、円筒部5a一端外周に張り出したフランジ部5bからなる。そして、このフランジ部5bが炉側フランジ2の外面にボルトナット(図示省略)で着脱自在に取り付けられ、円筒部5aが炉外側へ突設される。
該円筒部5aの内側に間隔を存して、同心に重なる円筒部6aを持つ炉外接続筒6が、前記シール蛇腹4の炉側フランジ部4bに設けられる。炉外接続筒6は、円筒部6a一端外周に張り出したフランジ部6bからなる。そして、このフランジ部6bが炉側フランジ4bの外面に、ボルトナットで着脱自在に取り付けられる。
前記両円筒部5a,6a間に残された空間内に、軸受け8が介在される。円筒部5aの先端には半径方向内側に張り出す内フランジ5cが一体屈曲して設けられる。円筒部6aの先端部分の外周には外ネジ6cが設けられ、それにアダプタリング7がねじ合う。これらにより、軸受け8の抜止めがなされる。
前記両円筒部5a,6a間で、前記軸受け8を覆うように、炉内側には水冷ジャケット9が設けられる。また、水冷ジャケット9に代えて、輻射熱遮蔽板10(仮想線示)が設けられる。これらにより、炉内からの輻射熱から軸受け8が保護される。
以上において、熱処理炉の内部は800℃以上の高温になり、また、炉体自体が非常に大きなものであるため、炉体の熱による伸びは相当なものとなる。この伸びから発生する力のうち、局所的なシール装置にかかる力は、それの取付箇所によって様々である。この予測しにくい様々な力、特に蛇腹の円周方向の変形は、軸受け8を介した蛇腹側の接続円筒部6aの回動により吸収されるのである。これにより、シール装置の破損を防ぐことができる。
図3は他の実施例を示す。炉側接続筒5の円筒部5aの外側に間隔を存して、同心に重なる円筒部6aを持つ炉外接続筒6が、前記シール蛇腹4の炉側フランジ部4bに設けられる。前記両円筒部5a,6a間に残された空間内に、軸受け8が介在される。円筒部6aの先端には半径方向内側に張り出す内フランジ6cが一体屈曲して設けられる。円筒部5aの先端部分の外周には外ネジ5cが設けられ、それにアダプタリング7がねじ合う。
本発明は前記した実施例や実施態様に限定されず、特許請求の範囲および範囲を逸脱せずに種々の変形を含む。
本発明は、熱処理炉におけるシール装置に利用される。
本発明の一実施例の一部切欠断面図である。 図1の要部拡大図である。 他の実施例の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 炉壁
1a 開口部
2 炉側フランジ
3 炉外フランジ
4 シール蛇腹
5 炉側接続筒
5a 円筒部
5b フランジ部
6 炉外接続筒
6a 円筒部
6b フランジ部
7 アダプタリング
8 軸受け
9 水冷ジャケット
10 輻射熱遮蔽板

Claims (4)

  1. 炉壁の開口部に設けられ炉側フランジと炉外フランジとの間にシール蛇腹が取り付けられたシール装置において、前記炉側フランジに炉側接続筒の円筒部が炉外側へ突設され、該円筒部の内側に間隔を存し同心に重なる円筒部を持つ炉外接続筒が、前記シール蛇腹の炉側に設けられ、前記両円筒部間に残された空間内に軸受けが介在されたことを特徴とする熱処理炉におけるシール装置。
  2. 炉壁の開口部に設けられ炉側フランジと炉外フランジとの間にシール蛇腹が取り付けられたシール装置において、前記炉側フランジに炉側接続筒の円筒部が炉外側へ突設され、該円筒部の外側に間隔を存し同心に重なる円筒部を持つ炉外接続筒が、前記シール蛇腹の炉側に設けられ、前記両円筒部間に残された空間内に軸受けが介在されたことを特徴とする熱処理炉におけるシール装置。
  3. 前記両円筒部間で、前記軸受けを覆うように炉内側には水冷ジャケットが設けられたことを特徴とする請求項1記載の熱処理炉におけるシール装置。
  4. 前記両円筒部間で、前記軸受けを覆うように炉内側には輻射熱遮蔽板が設けられたことを特徴とする請求項1記載の熱処理炉におけるシール装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101053413B1 (ko) * 2008-10-02 2011-08-01 주식회사 포스코 로의 신축 연결부 차폐장치

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