JP2005282451A - 風力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大型化しても高い風力発電効率が得られる風力発電装置を提供すること。
【解決手段】 風力発電装置10は、回転軸13に取付けられるハブ14と、ハブ14の周縁部14aに所定の間隔で取付けられる4枚以上の翼15とを備え、ハブ14は、回転軸13方向の長さより回転軸13の垂直方向の長さが長くなっていることを特徴とする。このような構成とすることで、ハブ14の回転軸13方向の長さに対する周縁部14aの表面積が大きくなる。したがって、4枚以上の翼15を周縁部14aに所定の間隔で設置しても、隣接する翼15,15間に風を通過させるのに十分な空間を確保することが可能となるため、風力発電装置10が大型化して翼15が大型化しても、翼15,15間を通過して翼15に作用する風の量を増加させることとなる。
【選択図】 図2
【解決手段】 風力発電装置10は、回転軸13に取付けられるハブ14と、ハブ14の周縁部14aに所定の間隔で取付けられる4枚以上の翼15とを備え、ハブ14は、回転軸13方向の長さより回転軸13の垂直方向の長さが長くなっていることを特徴とする。このような構成とすることで、ハブ14の回転軸13方向の長さに対する周縁部14aの表面積が大きくなる。したがって、4枚以上の翼15を周縁部14aに所定の間隔で設置しても、隣接する翼15,15間に風を通過させるのに十分な空間を確保することが可能となるため、風力発電装置10が大型化して翼15が大型化しても、翼15,15間を通過して翼15に作用する風の量を増加させることとなる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、風力発電装置に関する。
風力発電装置において、複数の翼がハブに取付けられ風力を受けて回転する構造として種々のものが提案されている。これら風力発電装置は、ハブに取付けられた翼の枚数を増加することで風力発電性能を向上させることができる。しかしながら、風力発電性能向上とコストとのバランスを考慮すると、翼枚数を増加することで、翼を有する平面内における翼の占める割合、すなわちソリディティが増加し、特に翼それぞれの翼根間に空間が確保されず風が通過しにくくなるため、翼の枚数を4枚以上とするよりも、翼の枚数を3枚としてそれぞれの翼を大型化する方が、風力発電装置における風力発電性能の向上に伴うコストの増大を抑制することができる。したがって、風力発電装置においては、翼がハブに3枚取付けられた構造のものを採用するのが一般的である。また、風力発電装置は、翼の枚数が3枚であることが外観上最も好ましいと考えられている。
また、従来の風力発電装置として、例えば、風力発電性能を向上させるために、風上側及び風下側のそれぞれにハブを有し、それぞれのハブに3枚の翼を配置したものがある(特許文献1参照)。
特開平5−231297号公報(第2−3頁、第1図)
また、従来の風力発電装置として、例えば、風力発電性能を向上させるために、風上側及び風下側のそれぞれにハブを有し、それぞれのハブに3枚の翼を配置したものがある(特許文献1参照)。
ところで、最近の風力発電設備の大型化に伴い、風力発電装置についても大きな出力を得るために大型化する傾向にある。そのため、風力発電装置に設けられた翼が長尺化されている。しかしながら、これら翼はFRP製であり一体化して製造されるため、翼が長尺化することでその輸送が不可能または困難となる。また、翼が長尺化されることによってナセルに翼を取付けるハブの設置高さを高い位置に設置せざるを得ないため、翼のハブへの据付が不可能または困難となる。このような技術的な限界のみならず、翼の長尺化には強度的な限界があり、ある程度以上に翼を長尺化することができないこととなる。したがって、翼の長尺化による風力発電装置の風力発電性能の向上には限界があるという問題があった。
また、風力発電装置を稼動した場合、翼の先端すなわち翼端を中心に風切り音が発生する。風力発電装置を大型化によって翼を長尺化すると、回転数を下げなければ翼端の周速度上がり風切り音が増大することとなる。そこで、翼端の風切り音を増大させないように翼の回転速度を抑制している。そのとき、翼の回転速度が遅くなるため、最も仕事を行う翼の中間部から翼端にかけてのソリディティが減少しすぎてしまい、翼に風力を作用しないで翼の間を通過する風の量が多くなり、風力発電効率が向上しなくなるという問題があった。
さらに、特許文献1の風力発電装置においては、風上側の3枚の翼が風力によって回転して風がそれら翼を通過すると、その風が風下側の3枚の翼に送られる。このとき、風上側の3枚の翼を通過した風に乱れが生じるため、その風の乱れによって低下した風力で風下側の3枚の翼が回転することとなる。その結果、風下側の3枚の翼の回転効率が低下するとともに、風力発電装置の発電効率が低下してしまうこととなる。また、風上側及び風下側のそれぞれハブを有し、それぞれに翼を配置していることで、風力発電装置自体の構造が複雑となるため、構造を簡略化した風力発電装置が望まれている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、大型化しても高い風力発電効率が得られる風力発電装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち本発明に係る風力発電装置は、回転軸に取付けられるハブと、前記ハブの周縁部に所定の間隔で取付けられる4枚以上の翼とを備え、前記ハブは、前記回転軸方向の長さより前記回転軸の垂直方向の長さが長くなっていることを特徴とする。
このような構成とすることで、ハブの回転軸方向の長さに対する周縁部の表面積が大きくなる。したがって、4枚以上の翼を周縁部に所定の間隔で設置しても、隣接する翼間に風を通過させるのに十分な空間を確保することが可能となるため、風力発電装置が大型化して翼が大型化しても、翼間を通過して翼に作用する風の量を増加させることとなる。
このような構成とすることで、ハブの回転軸方向の長さに対する周縁部の表面積が大きくなる。したがって、4枚以上の翼を周縁部に所定の間隔で設置しても、隣接する翼間に風を通過させるのに十分な空間を確保することが可能となるため、風力発電装置が大型化して翼が大型化しても、翼間を通過して翼に作用する風の量を増加させることとなる。
また、本発明に係る風力発電装置において、前記ハブは、前記回転軸に沿って切断したときの断面が略楕円形であることを特徴とする。
このような構成とすることで、回転軸方向の長さを長尺化させないハブを簡易な形状で製作できるため、ハブの製作が容易となる。また、ハブの回転軸方向の長さを長尺化させないことで、ハブ及び翼から回転軸にかかる曲げモーメントが軽減される。また、簡易な形状であるため、風力発電装置にハブ及び翼を設置した後の風力発電装置の景観がよい。
このような構成とすることで、回転軸方向の長さを長尺化させないハブを簡易な形状で製作できるため、ハブの製作が容易となる。また、ハブの回転軸方向の長さを長尺化させないことで、ハブ及び翼から回転軸にかかる曲げモーメントが軽減される。また、簡易な形状であるため、風力発電装置にハブ及び翼を設置した後の風力発電装置の景観がよい。
また、本発明に係る風力発電装置において、前記ハブは、前記回転軸の延長方向を軸とした外縁部と、この外縁部の内部に形成されたトラスとを備えていることを特徴とする。
このような構成とすることで、ハブの回転軸方向の長さを長尺化させることなく、4枚以上の翼を取付けられたハブの強度をトラスで確保することができる。
このような構成とすることで、ハブの回転軸方向の長さを長尺化させることなく、4枚以上の翼を取付けられたハブの強度をトラスで確保することができる。
また、本発明に係る風力発電装置において、前記翼は、翼根側の後縁の一部を切除した形状とされていることを特徴とする。
翼の翼根側の後縁の一部を切除した形状とされることで、ソリディティを減少させることができる。したがって、風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼を通過して翼に作用する風の量を増加させることが可能となる。また、翼の翼根側の後縁の一部を切除することで、翼の重量の軽量化を図ることが可能となる。
翼の翼根側の後縁の一部を切除した形状とされることで、ソリディティを減少させることができる。したがって、風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼を通過して翼に作用する風の量を増加させることが可能となる。また、翼の翼根側の後縁の一部を切除することで、翼の重量の軽量化を図ることが可能となる。
また、本発明に係る風力発電装置において、前記翼は、翼根の一部がトラスであることを特徴とする。
翼根の一部がトラスであることで、ソリディティを減少させることができる。したがって、風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼を通過して翼に作用する風の量を増加させることが可能となる。また、翼根の一部がトラスであることによって、高強度の翼が得られることとなる。
翼根の一部がトラスであることで、ソリディティを減少させることができる。したがって、風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼を通過して翼に作用する風の量を増加させることが可能となる。また、翼根の一部がトラスであることによって、高強度の翼が得られることとなる。
本発明の風力発電装置によれば、ハブの回転軸方向の長さに対する周縁部の表面積が大きくなるため、4枚以上の翼を周縁部に所定の間隔で設置しても、隣接する翼間に風を通過させるのに十分な空間を確保することが可能となる。そのため、風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼間を通過して翼に作用する風の量を増加させることとなる。したがって、風力発電装置を大型化しても高い風力発電効率を得ることができる。
また、本発明の風力発電装置によれば、ハブが簡易な形状であるので、ハブを容易に製作することができる。また、回転軸にかかる曲げモーメントが軽減されるので、回転軸への荷重を軽減することができる。また、ハブが簡易な形状であるので、風力発電装置の景観の向上を図ることができる。
また、本発明の風力発電装置によれば、ハブの回転軸方向の長さを長尺化させることなく、4枚以上の翼が取付けられたハブの強度をトラスで確保できるので、風力発電装置を大型化しても高強度を確保することができる。
また、本発明の風力発電装置によれば、翼の翼根側の後縁の一部を切除することで、翼根に必要以上に増大したソリディティを減少させることができ、同時に風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼間を通過して翼に作用する風の量を増加させることが可能となるので、風力発電装置を大型化しても高い風力発電効率を得ることができる。
また、翼の翼根側の後縁の一部を切除することで、翼の重量の軽量化を図ることができるので、風力発電装置の重量を大幅に増加させることなく風力発電装置を大型化することができる。
また、翼の翼根側の後縁の一部を切除することで、翼の重量の軽量化を図ることができるので、風力発電装置の重量を大幅に増加させることなく風力発電装置を大型化することができる。
また、本発明の風力発電装置によれば、翼根の一部がトラスであることで翼根で必要以上に増大したソリディティを減少させることができ、同時に風力発電装置が大型化する際に翼が大型化しても、翼を通過して翼に作用する風の量が増加するので、高い風力発電効率を得ることができる。
また、翼根の一部がトラスであることによって高強度の翼が得られるので、風力発電装置を大型化する際の翼の強度上の問題が解消され、風力発電装置を大型化することができる。
また、翼根の一部がトラスであることによって高強度の翼が得られるので、風力発電装置を大型化する際の翼の強度上の問題が解消され、風力発電装置を大型化することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明における実施の形態を示す図であって、本発明を適用した風力発電装置を示す図である。なお、この風力発電装置は、風力を受けて発電するものであり、特に、出力が500kW以上である大型の風力発電装置である。
図1及び図2は、本発明における実施の形態を示す図であって、本発明を適用した風力発電装置を示す図である。なお、この風力発電装置は、風力を受けて発電するものであり、特に、出力が500kW以上である大型の風力発電装置である。
風力発電装置10は、地上に設置されたタワー11の上端には、機器類を収容するナセル12が設けられ、ナセル12の内部には回転軸13が設置されている。回転軸13は、その先端がナセル12から突出するように設けられている。回転軸13の先端にはハブ14が取付けられており、ハブ14の周縁部14aには4枚以上、例えば6枚の翼15が所定の間隔、例えば周縁部14aを回転方向に6等分する位置にそれぞれ取付けられている。ハブ14は、図2に示すように、回転軸13に沿って切断したときの断面形状が略楕円形となるように形成されており、すなわち回転軸13方向の長さよりも回転軸13の垂直方向の長さが長くなるように形成されている。また、これら翼15は、例えばFRP製であり、風上側から風力を受けて回転軸13を軸としてハブ14とともに回転するようになっている。なお、ハブ14は、鋳造によって形成された金属製のものであり、ハブ14に取付けられたすべての翼15,15,・・・を後述の翼根15cで支持できる強度を有する構造部材である。
ハブ14に取付けられた翼15の形状を図3に示す。翼15がハブ14に取付けられて回転する方向を矢印の方向としたとき、図3における上側が前縁15a、下側が後縁15b、左側が翼根15c、右側が翼端15dとなる。図3における後縁15b側の破線は、従来の翼の後縁の形状を示したものである。本発明における翼15は、翼根15c側において従来の翼よりも後縁15b側を切除した形状、すなわち前縁15a及び後縁15bの距離を短くした形状とされている。
このような風力発電装置10において、回転軸13方向の長さに対してハブ14の周縁部14aの表面積が大きくなる。したがって、6枚の翼15を周縁部14aに周縁部14aを6等分するように設置しても、隣接する翼15,15間に風を通過させるのに十分な空間を確保することが可能となるため、風力発電装置が大型化して翼15が大型化しても、翼15,15間を通過してそれぞれの翼15に作用する風の量を増加させることとなる。したがって、風力発電装置10を大型化しても高い風力発電効率を得ることができる。
また、ハブ14の回転軸13方向の長さを長くすることなくハブ14を簡易な形状で製作することができるので、ハブ14を容易に製作することができる。また、ハブ14が簡易な形状であるので、風力発電装置10の景観の向上を図ることができる。また、ハブ14の回転軸13方向の長さが短くなるため、回転軸13にかかる曲げモーメントが軽減される。したがって、回転軸13への荷重を軽減することができる。
また、翼15の翼根15c側の後縁15bの一部を切除した形状とされることで、翼15を有する平面内における翼15の占める割合、すなわちソリディティの翼根15cで増加しすぎた部分を減少させることができる。したがって、風力発電装置10が大型化する際に翼15が大型化しても、翼15,15間を通過して翼15に作用する風の量を増加させることが可能となる。したがって、風力発電装置10を大型化しても高い風力発電効率を得ることができる。また、翼15の翼根15c側の後縁15bの一部を切除した形状とされることで、切除した部分において翼15の重量の軽量化を図ることが可能となるので、風力発電装置10の重量を大幅に増加させることなく風力発電装置10を大型化することができる。
なお、上記実施の形態において、図4及び図5に示すように、翼15を翼16に代えてもよい。すなわち、この翼16は、図5において上側が前縁16a、下側が後縁16b、左側が翼根16c、右側が翼端16dとすると、翼根16cの一部をトラス16eとしそれ以外の部分をFRP製の翼本体16fとした形状のものである。
このように翼16の翼根16cの一部がトラス16eであることで、翼根16cで増加しすぎたソリディティを減少させることができる。したがって、風力発電装置10が大型化する際に翼16が大型化しても、翼16を通過して翼16に作用する風の量を増加させることが可能となるので、高い風力発電効率を得ることができる。
また、翼根16cの一部がトラス16eであることによって、高強度の翼16が得られるので、風力発電装置10を大型化する際の翼16の強度上の問題が解消され、風力発電装置10を大型化することができる。
このように翼16の翼根16cの一部がトラス16eであることで、翼根16cで増加しすぎたソリディティを減少させることができる。したがって、風力発電装置10が大型化する際に翼16が大型化しても、翼16を通過して翼16に作用する風の量を増加させることが可能となるので、高い風力発電効率を得ることができる。
また、翼根16cの一部がトラス16eであることによって、高強度の翼16が得られるので、風力発電装置10を大型化する際の翼16の強度上の問題が解消され、風力発電装置10を大型化することができる。
また、上記実施の形態において、図6に示すように、ハブ14をハブ17に代えてもよい。すなわち、ハブ17は、回転軸13の延長方向に延在した軸17aと、軸17aを中心した外縁部としての円筒17bと、この円筒17aの内部に形成された複数のトラス17cとを備えたものである。なお、これらトラス17cは、翼15の自重及び風力等によって翼15にかかる荷重を軸17aに伝達できるように配置されかつ補強されている。すなわちこのハブ17は、ハブ17に取付けられたすべての翼15,15,・・・を後述の翼根15cで支持できる強度を有する構造部材である。
このような構成とすることで、ハブ17の軸17aの方向の長さを長くすることなく、6枚の翼15,15,・・・を取付けられたハブ17の強度をトラス17cで確保することができる。したがって、風力発電装置を大型化しても高強度を確保することができる。
なお、この場合、上記実施の形態における翼15を前述の翼16に代えてもよい。
このような構成とすることで、ハブ17の軸17aの方向の長さを長くすることなく、6枚の翼15,15,・・・を取付けられたハブ17の強度をトラス17cで確保することができる。したがって、風力発電装置を大型化しても高強度を確保することができる。
なお、この場合、上記実施の形態における翼15を前述の翼16に代えてもよい。
また、上記実施の形態において、ハブ14は、すべての翼15を支持する十分な強度を有していれば、鋳造した金属製に限るものではない。また、このハブ14は、回転軸13方向の長さより回転軸13の垂直方向の長さが長くなっていれば、回転軸13に沿って切断したときの断面が楕円形でなくてもよく、さらに、前述したように軸17aとした円筒17bと、この円筒17bの内部に形成されたトラス17cとを備えた構造に限るものではない。
また、上記実施の形態において、翼の枚数が6枚であることに限るものではないが、4枚以上であることが好ましい。
また、上記実施の形態において、風力発電装置10は、ハブを2つ以上有し、それぞれのハブの少なくとも1つに4枚以上の翼を取付けたものであってもよい。
また、上記実施の形態において、ハブに取付けられたそれぞれの翼がすべて同一の形状でなくてもよい。すなわち、例えばハブに翼を6枚取付ける場合、3枚を前述の翼15とし、3枚を前述の翼16としてもよい。
また、上記実施の形態において、風力発電装置10は、ハブを2つ以上有し、それぞれのハブの少なくとも1つに4枚以上の翼を取付けたものであってもよい。
また、上記実施の形態において、ハブに取付けられたそれぞれの翼がすべて同一の形状でなくてもよい。すなわち、例えばハブに翼を6枚取付ける場合、3枚を前述の翼15とし、3枚を前述の翼16としてもよい。
ここで、風力発電装置の翼枚数と風力発電効率との関係について説明する。
図7は、出力が1300kWの風力発電装置の各種風速に対する出力性能(kW)及び効率Cpを示している。
この風力発電装置において、理論上の最大風力発電効率はCp=59.3%であるが、実際の風力発電装置の風力発電効率は、翼枚数が3枚の場合、風速8〜10m/sのとき40〜45%程度である。
図7は、出力が1300kWの風力発電装置の各種風速に対する出力性能(kW)及び効率Cpを示している。
この風力発電装置において、理論上の最大風力発電効率はCp=59.3%であるが、実際の風力発電装置の風力発電効率は、翼枚数が3枚の場合、風速8〜10m/sのとき40〜45%程度である。
図8は、風力発電効率が低下した風速15m/sにおける風力発電装置の翼枚数に対する風車出力係数を示している。この図において、翼枚数を3,5,6枚と変化させたときの結果を示している。
この図によれば、翼枚数の増加に伴い、風力発電効率に相当する風車出力係数が上昇していることがわかる。したがって、この結果を図7にあてはめると、翼枚数が5枚の場合、翼枚数が6枚の場合について、図7に示すとおりになる。すなわち、翼枚数を増加させると、風力発電効率が高風速域において向上することとなる。
このような結果により、風力発電装置の翼枚数を増加させることにより、風力発電効率が少なくとも高風速域において向上し、それ以外の風速域においても風力発電効率が向上することが期待できる。
この図によれば、翼枚数の増加に伴い、風力発電効率に相当する風車出力係数が上昇していることがわかる。したがって、この結果を図7にあてはめると、翼枚数が5枚の場合、翼枚数が6枚の場合について、図7に示すとおりになる。すなわち、翼枚数を増加させると、風力発電効率が高風速域において向上することとなる。
このような結果により、風力発電装置の翼枚数を増加させることにより、風力発電効率が少なくとも高風速域において向上し、それ以外の風速域においても風力発電効率が向上することが期待できる。
10 風力発電装置
11 タワー
13 回転軸
14 ハブ
14a 周縁部
15 翼
16 翼
16e トラス
17 ハブ
17a 軸
17b 円筒(外縁部)
17c トラス
11 タワー
13 回転軸
14 ハブ
14a 周縁部
15 翼
16 翼
16e トラス
17 ハブ
17a 軸
17b 円筒(外縁部)
17c トラス
Claims (5)
- 回転軸に取付けられるハブと、
前記ハブの周縁部に所定の間隔で取付けられる4枚以上の翼とを備え、
前記ハブは、前記回転軸方向の長さより前記回転軸の垂直方向の長さが長くなっていることを特徴とする風力発電装置。 - 前記ハブは、前記回転軸に沿って切断したときの断面が略楕円形であることを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
- 前記ハブは、前記回転軸の延長方向を軸とした外縁部と、この外縁部の内部に形成されたトラスとを備えていることを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
- 前記翼は、翼根側の後縁の一部を切除した形状とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の風力発電装置。
- 前記翼は、翼根の一部がトラスであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の風力発電装置。
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