JP2005281871A - 炭素繊維織物及びその製造方法 - Google Patents

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慎太郎 田中
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Abstract

【課題】 適度なガス透過性を持ち、圧縮時の厚さ変化率が小さく、厚さ方向の電気抵抗値が低く、固体高分子型燃料電池用ガス拡散層として好適な炭素繊維織物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 目付が80〜150g/m2、嵩密度が0.30〜0.50g/cm3、厚さ方向に1MPaで加圧した圧縮時の厚さ変化率が30%以下、ガス透過性が200〜700ml/min・cm2・mmH2Oである炭素繊維織物とする。目付65〜130g/m2の炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を10〜30質量%付着し、前記熱硬化性樹脂を加熱硬化後、1500〜2800℃で黒鉛化することにより、前記炭素繊維織物を製造する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、適度なガス透過性と低い電気抵抗を有する炭素繊維織物、及びその製造方法に関する。更に詳しくは、圧縮時の厚さ変化率が少ない、固体高分子型燃料電池用ガス拡散層に好適に用いられる炭素繊維織物とその製造方法に関する。
通電性、ガス透過性を有し、化学的安定性に優れた特性を有するシート状の炭素材料を、燃料電池用のガス拡散層として用いる応用開発が進められている。
このような炭素繊維シートとしては炭素繊維織物、炭素繊維不織布、炭素繊維紙が利用されている。中でも炭素繊維織物は糸の間に適度な隙間を有していることから、この部分でガスの透過や電池反応によって生成する水の排出が可能であり、ガス拡散層として良好な性能を示すことが知られている。
このような炭素繊維織物として、耐炎繊維紡績糸織物を不活性ガス雰囲気下、1000℃以上の温度で焼成して得られる炭素繊維紡績糸織物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の炭素繊維織物は一般的に圧縮時の厚さ変化が大きい。この炭素繊維織物を、燃料電池のガス拡散層として高分子電解質膜やセパレータと接合して高圧で圧縮した場合、反応ガスの流路となるセパレータの溝を埋めてしまう問題がある。
セパレータの溝が埋まると、電池内の圧力損失が大きくなる。その場合は、反応ガスを高圧で燃料電池内に供給する必要が生じ、燃料電池システム内にコンプレッサを加えなければならず、システムが小型化できない問題が生ずる。
特開2003−286631号公報 (特許請求の範囲)
本発明者は、上記問題を解決するために種々検討しているうちに、所定目付の炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を所定量付着し、前記熱硬化性樹脂を加熱硬化後、所定の条件で黒鉛化することより、適度なガス透過性を持ち、圧縮時の厚さ変化率が小さく、厚さ方向の電気抵抗値が低い炭素繊維織物が得られることを知得し、本発明を完成するに到った。
従って、本発明の目的とするところは、上記問題を解決した、炭素繊維織物及びその製造方法を提供することにある。
なお、本発明において、炭素繊維織物基材とは、前記熱硬化性樹脂を含浸する前の、実質的に繊維成分のみからなる炭素繊維で織製された基材である。
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 目付が80〜150g/m2、嵩密度が0.30〜0.50g/cm3、厚さ方向に1MPaで加圧した圧縮時の厚さ変化率が30%以下、ガス透過性が200〜700ml/min・cm2・mmH2Oである炭素繊維織物。
〔2〕 織密度が12〜22本/cmである〔1〕記載の炭素繊維織物。
〔3〕 厚さ方向の電気抵抗値が100mΩcm2以下である〔1〕記載の炭素繊維織物。
〔4〕 目付65〜130g/m2の炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を10〜30質量%付着し、前記熱硬化性樹脂を加熱硬化後、1500〜2800℃で黒鉛化することを特徴とする炭素繊維織物の製造方法。
〔5〕 炭素繊維織物基材が、目付110〜210g/m2の耐炎繊維紡績糸織物を1000〜1500℃で炭素化して得られたものである〔4〕記載の炭素繊維織物の製造方法。
本発明の炭素繊維織物は、適度なガス透過性を持ち、圧縮時の厚さ変化率が小さく、厚さ方向の電気抵抗値が低いので、固体高分子型燃料電池用ガス拡散層として好適である。
この好適な物性の炭素繊維織物は、所定目付の炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を所定量付着し、前記熱硬化性樹脂を加熱硬化後、所定の条件で黒鉛化することを特徴とする本発明の製造方法により得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の炭素繊維織物の目付は80〜150g/m2、好ましくは90〜130g/m2、最も好ましくは100〜110g/m2である。目付が80g/m2未満の場合、ガス透過性が高くなりすぎる傾向にあり、目標の範囲のガス透過性が得られない。また、強度が低く、取扱性が難しい。目付が150g/m2を超える場合、電気抵抗値が高くなりすぎ、ガス拡散層として用いることが出来ない。
本発明の炭素繊維織物の嵩密度は0.30〜0.50g/cm3、好ましくは0.32〜0.48g/cm3、最も好ましくは0.35〜0.45g/cm3である。嵩密度がこの範囲外である場合、電気抵抗とガスの透過性とのバランスを確保することができない。例えば嵩密度が0.30g/cm3未満の場合には、電気抵抗値が増加する傾向にある。逆に嵩密度が0.50g/cm3を超える場合には、ガス透過性が低下する傾向にある。
本発明の炭素繊維織物の後述する測定条件における圧縮時の厚さ変化率は30%以下、好ましくは20%以下、最も好ましくは15%以下である。圧縮時の厚さ変化率が30%を超える場合、反応ガスの流路となるセパレータの溝を炭素繊維織物が埋めてしまい、電池内の圧力損失が高くなり、電池性能が低下する。
本発明の炭素繊維織物のガス透過性は200〜700ml/min・cm2・mmH2Oの範囲、好ましくは250〜500ml/min・cm2・mmH2O、最も好ましくは300〜450ml/min・cm2・mmH2Oの範囲である。ガス透過性が200ml/min・cm2・mmH2O未満の場合、燃料電池に組み込み、特に高電流密度で運転した場合に、燃料ガスや酸素の供給が不十分となり、電池性能の低下を引き起こす。また、ガス透過性が700ml/min・cm2・mmH2Oを超える場合、ガス透過性が高くなりすぎる傾向にあり、特に高電流密度域で燃料電池を作動させた場合は高分子電解質膜が適度な水分を保持できず、抵抗が増加して電池性能が低下するので好ましくない。
本発明の炭素繊維織物の織密度は12〜22本/cmであることが好ましい。更には13〜20本/cm、最も好ましくは14〜18本/cmである。織密度がこの範囲外である場合、目標とするガス透過性の炭素繊維織物を得ることが難しい。
本発明の炭素繊維織物の厚さ方向電気抵抗値は、100mΩ・cm2以下が好ましい。更に好ましくは90mΩ・cm2以下、最も好ましくは75mΩ・cm2以下である。厚さ方向電気抵抗値が100mΩ・cm2を超える場合、電気抵抗が高く、ガス拡散層として用いることができない。
本発明の炭素繊維織物は、その物性が上記範囲内にあれば、その製造方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、目付65〜130g/m2の炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を10〜30質量%付着し、前記熱硬化性樹脂を加熱硬化後、1500〜2800℃で黒鉛化することにより製造することができる。
上記炭素繊維織物基材は、目付110〜210g/m2の耐炎繊維紡績糸織物を1000〜1500℃で炭素化することにより製造することができる。
上記耐炎繊維紡績糸織物は、耐炎繊維を原料として製造することができる。
以下、本発明の炭素繊維織物の製造方法の一例について上記耐炎繊維から説明する。
[耐炎繊維]
本例において用いられる耐炎繊維とは、プリカーサ繊維を耐炎化させることによって得られる繊維のことであり、好ましくは臨界酸素指数が30〜60の繊維のことである。
耐炎繊維の原料となるプリカーサ繊維としては、ポリアクリロニトリル(PAN)系、ピッチ系、フェノール系、レーヨン系など従来公知のいずれの繊維でも用いられる。なお、紡績を行う上では、強度、伸度の比較的高いPAN系耐炎繊維が最も好適である。例えばPAN系耐炎繊維は、PAN系繊維を空気中、高温で処理することにより環化反応を生じさせ、酸素結合量を増加させて不融化、難燃化させる耐炎化処理によって得られる。
具体的な耐炎化処理としては、例えばPAN系繊維では、空気中、初期耐炎化温度220〜250℃で10分間耐炎化処理後、昇温速度0.2〜0.9℃/分で、最高温度250〜280℃まで加熱し、この温度で5〜30分間保持する条件により得られる。
本例において用いられる耐炎繊維は、その繊度が0.5〜3.4dtexが好ましく、より好ましくは0.6〜2.3dtexの範囲である。繊度がこの範囲を外れる場合には繊維切れが生じ易く紡績が困難である。繊度はプリカーサ繊維の繊度、耐炎化処理時のリラックス条件等により調節できる。
[耐炎繊維ステープル]
このようにして得られる耐炎繊維は、定長カット又はトウリアクターでバイアスカットしてステープルとする。
耐炎繊維ステープルのクリンプ数は2.4〜5.5ヶ/cmの範囲が好ましい。クリンプ数が2.4ヶ/cm未満の場合、紡績時に糸切れを生じ易い。クリンプ数が5.5ヶ/cmを超える場合、単繊維強度が低下したり、クリンプ加工時に繊維切れが生ずる傾向にある。
耐炎繊維ステープルのクリンプ率は8〜16%であることが好ましい。クリンプ率が8%未満の場合、繊維同士の絡み合いが少ないため、紡績時に糸切れを生じ易い。クリンプ率が16%を超える場合、単繊維強度が低下し、紡績が難しい。
耐炎繊維ステープルの標準状態の強度は0.9〜4.0gf/dtex(8〜40mN/dtex)の範囲が好ましい。同じく標準状態での伸度は8〜30%であることが好ましい。強度が8mN/dtex未満の場合及び伸度が8%未満の場合には、耐炎繊維紡績糸織物製造時の加工性が低下する傾向にある。
耐炎繊維ステープルの結節強度は0.5〜1.5gf/dtex(5〜15mN/dtex)の範囲が好ましい。同じく結節伸度は5〜10%の範囲が好ましい。結節強度が5mN/dtex未満の場合及び結節伸度が5%未満の場合には、耐炎繊維紡績糸織物製造時の加工性が低下し、更に得られる耐炎繊維紡績糸織物の強度が低下する傾向にある。
[耐炎繊維紡績糸]
次に、上記耐炎繊維ステープルを用いて単糸若しくは双糸で構成される紡績糸を作製する。
耐炎繊維紡績糸が双糸の場合は、上撚り及び下撚り数は200〜900回/mが好ましい。撚り数が200回/m未満の場合、繊維の収束性が低い為、嵩高くなる傾向にあり、目標の嵩密度の炭素繊維織物が得難い。また、紡績糸の強度が低い為、織物加工が困難となる傾向にある。撚り数が900回/mを超える場合、繊維の収束性が高過ぎる為、繊維間の隙間が大きくなり、ガス透過性が高くなりすぎる傾向にある。
耐炎繊維紡績糸の太さは30〜50番手が好ましい。太さが30番手よりも太い場合、得られる織物は嵩高くなる傾向にあり、目標の嵩密度の炭素繊維織物が得難い。太さが50番手よりも細い場合、紡績糸の強度が低い為、紡績が困難となり、好ましくない。
[耐炎繊維紡績糸織物]
次に、この耐炎繊維紡績糸を製織して、耐炎繊維紡績糸織物を作製する。織り形態については平織り、綾織り、朱子織りのいずれでもよいが、薄く、目ずれの少ない織物を得る為には平織りが好ましい。
耐炎繊維紡績糸織物の織密度は、経緯共に11〜20本/cmが好ましい。織り密度がこの範囲外の場合、焼成後に織密度が12〜22本/cmの範囲である炭素繊維織物基材を得ることが難しい。
耐炎繊維紡績糸織物の目付は110〜210g/m2が好ましい。目付がこの範囲外の場合、焼成後に目付が65〜130g/m2の範囲である炭素繊維織物基材を得ることが難しい。
[炭素繊維織物基材]
本例の炭素繊維織物の製造方法では、上記耐炎繊維紡績糸織物を不活性ガス雰囲気下で1000〜1500℃の温度で炭素化することにより、炭素繊維織物の前駆体となる炭素繊維織物基材を得ることが好ましい。
炭素化は、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性雰囲気下、1000〜1500℃で行うことが好ましい。炭素化温度が1000℃未満の場合、織物の熱収縮が完全に終了しておらず、その後の黒鉛化で炭素繊維織物基材の収縮による皺が発生し、これを用いて作製する炭素繊維織物の表面平滑性が低下する。
昇温速度は200℃/分以下が好ましく、170℃/分以下がより好ましい。昇温速度が200℃/分を超える場合、結晶子の成長速度は向上するが、繊維強度が低下し、炭素微粉末が多量に発生する。
最高温度での滞留時間は30分間以内が好ましく、0.5〜20分がより好ましい。
炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を含浸し、炭素化して本発明の炭素繊維織物を得る場合、織密度は炭素繊維織物基材の段階で12〜22本/cmの範囲に入るよう調整しておく必要がある。
炭素繊維織物の目付は、炭素繊維織物基材に付着させる熱硬化性樹脂の付着量によっても調整することができるが、目標の範囲の特性を有した炭素繊維織物を得る場合、炭素繊維織物基材の目付は65〜130g/m2の範囲であることが好ましい。
[熱硬化性樹脂付着炭素繊維織物基材]
このようにして得られた炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を含浸して硬化させる。その後1500〜2800℃で黒鉛化することにより、本発明の炭素繊維織物を得ることができる。
熱硬化性樹脂
熱硬化性樹脂はフェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、フラン系樹脂、メラミン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ユリア系樹脂等、従来公知のいずれの樹脂も用いることができる。残炭率の高い樹脂の方が焼成後も繊維同士の接点を結着する効果が高く、圧縮時の厚さ変化率の少ない炭素繊維織物を得られる傾向にあり好ましい。残炭率の高い樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂がある。
熱硬化性樹脂の付着方法としては、ディップ法やスプレー法等、従来公知の方法で行うことができる。
炭素繊維織物基材への熱硬化性樹脂の付着量は10〜30質量%が好ましい。付着量が10質量%未満の場合、繊維同士の接点を結着する効果が低く、厚さ変化率の低い炭素繊維織物を得ることが難しい。付着量が30質量%を超える場合、樹脂の炭化分が繊維間の隙間や糸間の隙間を埋めてしまい、ガス透過性が低下する傾向にあり好ましくない。
このようにして得られた、熱硬化性樹脂が付着した炭素繊維織物基材は、その樹脂を硬化させることにより、その後の黒鉛化工程での収縮が抑制され、皺のない、表面平滑性の高い炭素繊維織物を得ることができる。熱硬化性樹脂の硬化条件は、用いる熱硬化性樹脂の種類によって異なるが、例えばフェノール樹脂の場合、140〜180℃で5〜60分間熱処理することにより熱硬化させることができる。一般的には、120〜190℃好ましくは140〜180℃で、1〜80分間好ましくは5〜60分間加熱する。この時、任意の厚さのスペーサを入れて5〜20MPaで加圧しながら熱硬化させることで炭素繊維織物基材の嵩密度を調整することができ、これにより、黒鉛化後の炭素繊維織物の嵩密度を目標の範囲に調整することができる。
炭素繊維織物
このようにして得られた、樹脂硬化後の炭素繊維織物基材を1500〜2800℃の温度で黒鉛化することにより、目付が80〜150g/m2、嵩密度が0.30〜0.50g/cm3、圧縮時の厚さ変化率が30%以下、ガス透過性が200〜700ml/min・cm2・mmH2Oである炭素繊維織物を得ることができる。また、織密度は12〜22本/cm、厚さ方向の電気抵抗値が100mΩcm2以下であることが好ましい。
黒鉛化は、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性雰囲気下、1500〜2800℃で行うことが好ましい。黒鉛化温度が1500℃未満の場合、熱硬化性樹脂部分の結晶化が充分でなく、電気抵抗値が高くなる傾向にあり、好ましくない。黒鉛化温度が2800℃を超える場合、炭素繊維織物の脆性が高くなりすぎ、取扱性が悪くなる。
昇温速度は200℃/分以下が好ましく、170℃/分以下がより好ましい。昇温速度が200℃/分を超える場合、結晶子の成長速度は向上するが、繊維強度が低下し、炭素微粉末が多量に発生する。
最高温度での滞留時間は30分間以内が好ましく、0.5〜20分がより好ましい。
このようにして得られた本発明の炭素繊維織物は、適度なガス透過性を持ち、圧縮時の厚さ変化率が小さく、固体高分子型燃料電池用ガス拡散層として極めて適したものである。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、各物性の測定は次の方法によった。
(1)繊維物性
耐炎繊維ステープルの繊度、乾強度、乾伸度、クリンプ数、クリンプ率、平均繊維長はJIS L 1015により測定した。
(2)厚さ
直径5mmの円形圧板で厚さ方向に1.2Nの荷量(61.9kPa)を負荷したときの厚さを測定した。
(3)目付
200mm×250mmの織物を120℃で1時間真空乾燥した後の質量値より算出した。
(4)嵩密度
目付と厚さより算出した。
(5)圧縮時の厚さ変化率
50mm角の炭素繊維織物を50mm角の金属板二枚で挟み、片方の金属板の炭素繊維織物と接する面には幅1mm、深さ1mm以上の溝を切っておく。この金属板で挟んだ炭素繊維織物を1MPaで加圧した状態で、顕微鏡で断面の観察を行い、二枚の金属板と接している部分の炭素繊維織物の厚さ(Ta)と溝部分の炭素繊維織物の厚さ(Tb)を測定し、圧縮時の厚さ変化率を下式
圧縮時の厚さ変化率(%)=100×(Tb−Ta)/Tb
にて算出した。
(6)ガス透過性
炭素繊維織物を直径50mm以上の円形に切り出し、内径35mmのカラム(断面積S=9.6cm2)に装着し、圧空を圧力50N/cm2、線速度Vを2L/minで流した時の圧力損失値(P;mmH2O)を測定し、ガス透過性を下式
ガス透過性(ml/min・cm2・mmH2O)=V/(S×P)
にて算出した。
(7)織密度
太陽計器株式会社製ルノメーター(タイプD)にて測定した。
(8)厚さ方向電気抵抗値
50mm角(厚さ10mm)の金メッキした電極板二枚で炭素繊維織物の両面を全面接触するように挟み、荷重10kPaを厚さ方向にかけた時の電気抵抗値を測定した。この電気抵抗値と試料の面積(25cm2)の積を厚さ方向電気抵抗値とした。
[実施例1]
繊度1.3dtex、クリンプ数4.1ヶ/cm、クリンプ率13%、乾強度24mN/dtex、乾伸度21%、平均繊維長38mmのPAN系耐炎繊維ステープルを用い、耐炎繊維ステープルを紡績し、上撚り数400回/m、下撚り数400回/mの40番手双糸(耐炎繊維紡績糸)を得た。
次に、この耐炎繊維紡績糸を製織し、織密度が経緯共に16本/cm、目付170g/m2、平織りの耐炎繊維紡績糸織物を作製した。この耐炎繊維紡績糸織物を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で1200℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に18本/cm、目付102g/m2の炭素繊維織物基材を得た。
得られた炭素繊維織物基材にフェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して20質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に18本/cm、目付112g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.40g/cm3、圧縮時の厚さ変化率10%、ガス透過性380ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値71mΩcm2の良好な物性の炭素繊維織物が得られた。以上の結果の要点を表1に示す。
[実施例2]
実施例1の炭素繊維織物基材を用い、フェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して28質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に18本/cm、目付116g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.42g/cm3、圧縮時の厚さ変化率8%、ガス透過性240ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値83mΩcm2の良好な物性の炭素繊維織物が得られた。以上の結果の要点を表1に示す。
[実施例3]
実施例1の炭素繊維織物基材を用い、フェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して12質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に18本/cm、目付108g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.39g/cm3、圧縮時の厚さ変化率16%、ガス透過性510ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値70mΩcm2の良好な物性の炭素繊維織物が得られた。以上の結果の要点を表1に示す。
[実施例4]
実施例1のPAN系耐炎繊維を紡績し、上撚り数400回/m、下撚り数400回/mの30番手双糸(耐炎繊維紡績糸)を得た。
次に、この耐炎繊維紡績糸を製織し、織密度が経緯共に12本/cm、目付174g/m2、平織りの耐炎繊維紡績糸織物を作製した。この耐炎繊維紡績糸織物を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で1200℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に13本/cm、目付104g/m2の炭素繊維織物基材を得た。
得られた炭素繊維織物基材にフェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して20質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に13本/cm、目付115g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.41g/cm3、圧縮時の厚さ変化率12%、ガス透過性630ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値94mΩcm2の良好な物性の炭素繊維織物が得られた。以上の結果の要点を表1に示す。
[実施例5]
実施例1のPAN系耐炎繊維を紡績し、上撚り数400回/m、下撚り数400回/mの45番手双糸(耐炎繊維紡績糸)を得た。
次に、この耐炎繊維紡績糸を製織し、織密度が経緯共に18本/cm、目付168g/m2、平織りの耐炎繊維紡績糸織物を作製した。この耐炎繊維紡績糸織物を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で1200℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に20本/cm、目付101g/m2の炭素繊維織物基材を得た。
得られた炭素繊維織物基材にフェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して20質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に20本/cm、目付111g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.40g/cm3、圧縮時の厚さ変化率9%、ガス透過性220ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値68mΩcm2の良好な物性の炭素繊維織物が得られた。以上の結果の要点を表1に示す。
Figure 2005281871
[比較例1]
実施例1の炭素繊維織物基材を用い、フェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して40質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に18本/cm、目付122g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.44g/cm3、圧縮時の厚さ変化率4%、ガス透過性110ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値128mΩcm2と、良好な物性の炭素繊維織物は得られなかった。以上の結果の要点を表2に示す。
[比較例2]
実施例1の炭素繊維織物基材を用い、フェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して5質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に18本/cm、目付105g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.37g/cm3、圧縮時の厚さ変化率36%、ガス透過性1020ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値66mΩcm2と、良好な物性の炭素繊維織物は得られなかった。以上の結果の要点を表2に示す。
[比較例3]
実施例1のPAN系耐炎繊維を紡績し、上撚り数400回/m、下撚り数400回/mの23番手双糸(耐炎繊維紡績糸)を得た。
次に、この耐炎繊維紡績糸を製織し、織密度が経緯共に9本/cm、目付165g/m2、平織りの耐炎繊維紡績糸織物を作製した。この耐炎繊維紡績糸織物を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で1200℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に10本/cm、目付99g/m2の炭素繊維織物基材を得た。
得られた炭素繊維織物基材にフェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して20質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に10本/cm、目付109g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.39g/cm3、圧縮時の厚さ変化率16%、ガス透過性1230ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値143mΩcm2と、良好な物性の炭素繊維織物は得られなかった。以上の結果の要点を表2に示す。
[比較例4]
実施例1のPAN系耐炎繊維を紡績し、上撚り数400回/m、下撚り数400回/mの55番手双糸(耐炎繊維紡績糸)を得た。
次に、この耐炎繊維紡績糸を製織し、織密度が経緯共に22本/cm、目付177g/m2、平織りの耐炎繊維紡績糸織物を作製した。この耐炎繊維紡績糸織物を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で1200℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に24本/cm、目付106g/m2の炭素繊維織物基材を得た。
得られた炭素繊維織物基材にフェノール樹脂(群栄化学工業株式会社製「PR2211」)をフェノール樹脂分が炭素繊維織物基材に対して20質量%となるよう付着させ、ホットプレスで熱圧縮し、160℃で30分間樹脂を熱硬化させた。この際、プレスの間に280μmのスペーサーを入れ、熱硬化後の炭素繊維織物基材の厚さが280μmとなるよう調整した。
この熱硬化後の炭素繊維織物基材を窒素ガス雰囲気下、常温より昇温勾配120℃/分で2000℃まで昇温した後、この温度で2分間処理して織密度が経緯共に24本/cm、目付117g/m2、厚さ280μm、嵩密度0.42g/cm3、圧縮時の厚さ変化率7%、ガス透過性140ml/min・cm2・mmH2O、電気抵抗値66mΩcm2と、良好な物性の炭素繊維織物は得られなかった。以上の結果の要点を表2に示す。
Figure 2005281871

Claims (5)

  1. 目付が80〜150g/m2、嵩密度が0.30〜0.50g/cm3、厚さ方向に1MPaで加圧した圧縮時の厚さ変化率が30%以下、ガス透過性が200〜700ml/min・cm2・mmH2Oである炭素繊維織物。
  2. 織密度が12〜22本/cmである請求項1記載の炭素繊維織物。
  3. 厚さ方向の電気抵抗値が100mΩcm2以下である請求項1記載の炭素繊維織物。
  4. 目付65〜130g/m2の炭素繊維織物基材に熱硬化性樹脂を10〜30質量%付着し、前記熱硬化性樹脂を加熱硬化後、1500〜2800℃で黒鉛化することを特徴とする炭素繊維織物の製造方法。
  5. 炭素繊維織物基材が、目付110〜210g/m2の耐炎繊維紡績糸織物を1000〜1500℃で炭素化して得られたものである請求項4記載の炭素繊維織物の製造方法。
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