JP2005280973A - バルクコンテナの管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バルクコンテナの輸送計画を最適化し、LNGの長期貯蔵回避・安定供給を実現する。
【解決手段】 バルクコンテナのLNG残量情報(A)、位置情報(B)、状態情報(C)を監視センタ(16)が管理し、残量予測データ(a)およびBOG発生予測時系列データ(b)を算出し、輸送コストおよびBOG発生量を勘案したバルクコンテナの最適な輸送計画を作成して、バルクコンテナを海上および陸上輸送する。バルクコンテナはサテライト基地においてそのままLNGタンクとして使用される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、出荷基地からサテライト基地にバルク容器を内包したバルクコンテナを用いてLNGを輸送し、サテライト基地から需要家にLNGを供給する場合に、効率的な供給計画の作成を可能とし、サテライト基地におけるLNGの長期貯蔵を回避すること等ができるバルクコンテナの管理方法に関する。
LNG(液化天然ガス)は、地中より発生するメタンガスを主成分とする可燃性ガスである天然ガスを−162℃に冷却して液化したものである。LNGは世界中に広く分布しており、長期に安定した供給が可能な天然資源である。また、LNGは液化する際に、除塵、脱硫、脱酸素、脱湿などの前処理により硫黄などの不純物が除去されるため、クリーンなエネルギーとして注目されている。
LNGは、図4に示すように、世界のLNG産出国1から輸入され、需要家のLNG使用施設12に天然ガスを供給するサテライト基地8に供給される。より詳細にはLNGは産出国の積出基地からタンカー(LNG外航船3)によって超低温に保たれた状態で海上輸送され、まず日本の港に建設された大規模貯蔵施設である出荷基地2に納入される。運搬されたLNGは、この出荷基地のタンクで一時保管された後に、タンクローリー車5の輸送容器(バルク容器4)に充填されて直接にサテライト基地へ陸上輸送されるか、出荷基地2でLNGを超低温に保持するLNG内航船7に詰め替えられて日本各地の二次基地9に海上輸送された後に、二次基地でタンクローリー車5に充填されてサテライト基地に陸上輸送される。
サテライト基地8では図5に示すように、LNGはタンクローリー車5からサテライト基地に建設されたLNGタンク11に移し替えられて貯蔵され、需要家の必要に応じ払い出され、液払出ライン13を通して加圧蒸発器15およびLNG気化器17で気化された後に、バッファタンク19を介して需要家のLNG使用施設12に供給される。
ここで従来のLNGの管理は、個々のサテライト基地においてLNGタンクの貯残量の管理及びタンクローリー車の配車依頼や搬送時期の連絡等を行わなければならなかったため、煩雑な作業を伴っていた。
また、LNGは超低温沸点ガスであり、外部からの自然入熱など避けることのできない色々な入熱により気化する(発生したガスはBOG(Boil Off Gas)と呼ばれる。)。LNGのタンクは一般に設計圧力が大気圧近辺であり、このBOGを放置するとタンク内の圧力が上昇して危険となるため、一定の期間ごとにBOGは大気中へ無駄に放出される。従って、LNG供給者にとって輸送コストを勘案した上で、サテライト基地でのガス貯蔵期間を短縮してBOGの発生を最小限に抑えることがLNG供給計画を作成する上で非常に重要となる。
そこで、特許文献1の「ガス納入システム及び方法並びにガス容器の管理方法」に示すように、酸素、窒素、炭酸ガス、半導体材料ガス等の各種ガスを、タンクローリーに積載した液化ガス、ガス容器に充填した液化ガス又は高圧ガス等の様々な形態でガス供給者からガス利用者に効率よく納入し、かつ管理する技術が提案されている。
この管理方法では、液化ガスは、生産基地でそれぞれ生産され、タンクローリー車によって各ユースポイント(サテライト基地)の液化ガス貯槽(LNGタンク)に納入される。ユースポイントにおける各液化ガス貯槽には、液面計等の液量測定手段がそれぞれ設けられており、この液面測定手段によって測定された貯液量情報は、重要なユースポイント情報として、ネットワークを介して在庫管理監視システムのコンピュータに逐次入力されて管理され、貯液量の変化から、単位時間当たりの液化ガスの使用量が算出され、1時間、1日、1週間等の平均使用量、最大使用量、最低使用量等の情報が過去のガス使用履歴として記憶装置に記憶されるようになっている。更に、生産在庫使用システムと配車支援システムとの連携によってガス供給者からガス使用者に効率よくガスを納入するようになっている。
特開2001−357106号公報
しかし、従来のようにタンクローリー車でLNGを搬送し、サテライト基地においてLNGタンクへ移し替える場合には、タンクローリー車のタンクに供給する加圧ガスのガス圧を、LNGタンクに供給する加圧ガスのガス圧よりも高圧になるように制御しつつ、このタンクローリー車からLNGを移し替える必要があるために、その手間と時間がかかるという問題を有していた。また、詰め替え作業に伴う入熱等によりBOGの発生量が増加してLNGに損失が生じていた。
更に、各サテライト基地におけるLNGタンクの建設には多大な費用と時間を要するものであった。そのため、ある程度の軒数の需要家及び生産設備の消費量が所定値を超えないと採算がとれず、サテライト基地の設置が制限されていた。その結果、住宅又は生産設備が広範囲に点在しているような地域においては、このようなLNGのサテライト基地の設置が困難であった。
そこで本願出願人は、特願2003−308488において、サテライト基地にLNGをバルク容器単位で搬送設置し、その位置情報・状態情報を管理基地が常時把握することで、サテライト基地の位置とLNGの貯残量の監視、バルク容器の交換時期の決定等を一元管理し、LNG物流システムの最適化と省力化を図る「LNGのバルク容器の管理方法及びその管理システム」を提案している。
上記特許出願の「LNGのバルク容器の管理方法及びその管理システム」は、サテライト基地等におけるLNGの移し替えの手間をなくし、またLNGタンクの建設コストを削減することができるものの、LNGの国内輸送の全段階を陸上で行うものであるため特に出荷基地から遠方にあるサテライト基地に安価にLNGを輸送・供給することが困難であるという問題を有していた。
本発明は、かかる点に鑑みて考案されたもので、LNGの移し替えの手間を削減し、サテライト基地でのLNGタンクの建設を不要とするとともに、輸送コストとBOGの発生量を考慮した上でLNGの効率的な輸送・供給計画の立案を可能とし、LNGの長期貯蔵を回避しつつ安定供給を可能としたバルクコンテナの管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のバルクコンテナの管理方法は、出荷基地(2)に備えたLNG貯蔵タンク(28)に貯蔵されたLNGを、バルク容器(4)を内包したコンテナであるバルクコンテナ(6)に充填し、該バルクコンテナをLNG小規模貯蔵・供給施設であるサテライト基地(8)に輸送し、サテライト基地に一時的に設置したバルクコンテナからLNGを取り出して需要家のLNG使用施設(12)へガスを供給すること、及びサテライト基地に一時的に設置した前記バルクコンテナを交換することについて監視センタ(16)が一元管理するバルクコンテナの管理方法であって、前記バルクコンテナ内のLNG残量情報(A)およびバルクコンテナの位置情報(B)を監視センタに送信し、該監視センタが各サテライト基地に設置したバルクコンテナ内のLNGの消費傾向からバルクコンテナ内のLNGの予想残量を演算して残量予測データ(a)として処理して、位置情報および残量予測データに基づきバルクコンテナの輸送計画を作成し、出荷基地からLNGの補給を要するサテライト基地の最寄りの貨物港(18)にLNGが充填された別のバルクコンテナを海上輸送し、該貨物港においてバルクコンテナをトレーラー(22)に乗せ代えてサテライト基地に陸上輸送する、ことを特徴とする。
なお空になったバルクコンテナは一次基地に返送され、再びLNGが充填されて繰り返して利用される。
ここで、出荷基地(2)からサテライト基地(8)の最寄りの貨物港(18)へのバルクコンテナ(6)の海上輸送には、バージ船(10)を用いる、ことが好ましい。
また、前記サテライト基地(8)に設置したバルクコンテナ(6)と需要家のLNG使用施設(12)との間に所定量のLNGを一時貯蔵する予備タンク(24)を設け、サテライト基地に設置したバルクコンテナ内のLNGが消尽した後、かつ、前記予備タンク内のLNGが消尽する前に、空になったバルクコンテナをLNGが充填された別のバルクコンテナに交換する、こともできる。
また、前記サテライト基地(8)に2以上のバルクコンテナ(6)を設置するための設備を設け、1のバルクコンテナ内のLNGが所定量以下になったときに新たなバルクコンテナを搬入し、1のバルクコンテナのLNGを消尽した後に新たなバルクコンテナからLNGを払い出し、空になったバルクコンテナを出荷基地(2)に返送する、こともできる。
なお、バルクコンテナはサテライト基地に常時2以上設置されている必要はなく、できるだけLNGの貯蔵期間を短くできるように、1のバルクコンテナの残量が少なくなってきた時点で新たなバルクコンテナを搬入するものとする。
ここで、前記所定量は、各サテライト基地(8)における1日のLNG消費量である、ものとする。
また、バルクコンテナ(6)内のLNGの温度および内圧を状態情報(C)として監視センタ(16)に更に送信し、該監視センタが前記残量予想データ(a)および状態情報からバルクコンテナ内に発生するBOGの予想量を演算算出してBOG発生予測時系列データ(b)として処理し、該BOG発生予測時系列データからバルクコンテナを交換するまでに大気放出するBOGの無駄とバルクコンテナを交換するための輸送コストとを勘案して、各サテライト基地(8)に設置するバルクコンテナの容量を決定する、ことが好ましい。
ここで、前記バルクコンテナ(6)の位置情報(B)は、バルクコンテナに取り付けたGPS装置(26)から送信される、ことも好ましい。
請求項1に記載の発明によれば、LNG輸送用に、断熱構造を有する特殊なバルク容器を内包したバルクコンテナを製作し、このバルクコンテナを用いてLNGを貨物港(受け入れ港)まで海上輸送することで、(1)高価なLNG内航船の建設を不要とすることができる、(2)二次基地の建設を不要とすることができる、(3)一度に大量のLNGを需要化の最寄りの貨物港(受け入れ港)まで輸送することができる、(4)全国各地の貨物港(受け入れ港)へのLNG輸送が可能となるため、需要家の最寄りの貨物港の選択によりトレーラー車による輸送コストを低減することができる、といった効果の他に、(5)バルクコンテナをサテライト基地においてそのままLNG貯蔵用のタンクとして利用することで、従来サテライト基地に建設する必要があったLNGタンクを不要とすることができる。
また、(6)二次基地でのLNGの詰め替え作業の手間や危険、詰め替え作業に伴うLNGの損失やタンク内への入熱もなくすことができる。
更に、バルクコンテナの位置およびバルクコンテナ内のLNG残量を監視センタで管理することで、(7)LNGの消費傾向を把握した上で輸送計画を立案して輸送の効率化を図ることができ、結果としてサテライト基地でのLNGの長期貯蔵を回避しBOGの発生も抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、高価な建設費を伴うLNG内航船によることなく、コンテナ輸送に適した安価なパージ船を用いることで、一度に大量のLNGを低コストで海上輸送することができる。なお、バージ船とは平底の荷船のことで、コンテナの海上輸送に一般的に用いられる船舶である。
請求項3に記載の発明によれば、サテライト基地に設置したバルクコンテナと需要家のLNG使用施設との間にLNGを一時的に貯蔵する比較的小型の予備タンクを設けることで、バルクコンテナ内のLNGを全て払い出した後にその交換を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記のように予備タンクを設けるのではなく、2以上のバルクコンテナから順にLNGを払い出すことで、1のバルクコンテナが完全に空になった状態で新たなバルクコンテナに交換することができる。
請求項5に記載の発明によれば、サテライト基地における1日の消費量のLNGをいわゆる安全マージンとして貯蔵しておくことで、LNGの安定供給を担保することができる。
請求項6に記載の発明は、サテライト基地でのLNGの貯蔵期間の短縮化とバルクコンテナの交換回数の低減との均衡をより効率的に達成するものである。バルクコンテナの輸送コストと貯蔵期間の長期化により増大するBOGの大気放出に伴うコストとを勘案し、サテライト基地に設置するバルクコンテナの容量を決定することで、LNG供給のためのコストを最小化することができる。この管理方法は消費量が少なく出荷基地から遠いサテライト基地へのLNGの輸送計画の作成に特に有効である。
請求項7に記載の発明によれば、バルクコンテナにGPS装置を取り付けることにより、自動的にバルクコンテナの設置位置や輸送中の位置を監視センタにおいて把握することができる。
以下、本発明のバルクコンテナの管理方法の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明のバルクコンテナの管理方法は、出荷基地に備えたLNGタンクに貯蔵されたLNGを、バルク容器を内包したコンテナであるバルクコンテナに充填し、該バルクコンテナをLNG小規模貯蔵・供給施設であるサテライト基地に輸送し、サテライト基地に一時的に設置したバルクコンテナからLNGを取り出して需要家のLNG使用施設へガスを供給すること、及びサテライト基地に一時的に設置したバルクコンテナを交換することについて監視センタが一元管理する方法である。
図1はLNG産出国からサテライト基地へのLNGの輸送方法およびサテライト基地から需要家のLNG使用施設へのLNGの供給方法を表したイメージ図である。
図に示したように、LNG産出国1からLNG外航船3により輸入され、LNGの大規模貯蔵施設である出荷基地2に建設されたLNG貯蔵タンク28に貯蔵されたLNGは、各地のサテライト基地8に輸送するために出荷基地2において後述するバルクコンテナ6に充填される。
LNGが充填されたバルクコンテナ6は、出荷基地2から近いサテライト基地8へは一般的なコンテナ輸送に用いられるトレーラー22の荷台に乗せられて直接輸送される(破線矢印β)。
また、出荷基地2から遠方のサテライト基地8にバルクコンテナ6を輸送する場合には、LNGが充填されたバルクコンテナ6を、まず出荷基地2から荷揚げ桟橋に運び、コンテナクレーンによってバージ船10(汎用船)に積載する。一隻のバージ船10には数個から数十個のバルクコンテナ6が積み込まれ、荷崩れ等を防止するために一般的に用いられている図示しないコンテナ固定器具によって連結された状態で船体に固定される。積み込みが完了したバージ船10は、目的のサテライト基地8の最寄りの貨物港18(受け入れ港)までバルクコンテナ6の海上輸送を行う。貨物港18では積み込み作業と逆の手順で、コンテナ固定器具の解除した後に、コンテナクレーンを用いてバルクコンテナ6を荷下ろしする。荷下ろしされたバルクコンテナ6は、コンテナ輸送に用いられる一般的なトレーラー22に乗せ代えられて、サテライト基地8まで陸上輸送される。
ここでバルクコンテナ6は、図1及び図2に示すように、LNGを超低温に保持するための断熱構造を有する略楕円柱形上のバルク容器4を、鉄骨材で直方体形状に形成したラーメン構造のコンテナ本体32の内部に寝かせた状態で固定したものである。このバルク容器4は、従来のタンクローリー車のタンク部分(バルク容器)と同様の構造をしている。図からもわかるように、コンテナ本体32には鉄骨材の筋交いおよび垂直材が補強のために取り付けられている。バルク容器4はコンテナ本体32に内包されているが、その全体が覆われているわけではないので外部からその状態を観察することができる。
輸送されたバルクコンテナ6は、そのままサテライト基地8に一時的に設置される。その設置は、図1および図2に示すように、トレーラー22の台車部分全体を切り離し、車輪34と支持台36を用いてサテライト基地8にこれを固定し、トレーラーの台車とバルクコンテナとを一体的に従来のLNGタンクとして使用する。バルクコンテナ6は需要家のLNG使用施設にガスを供給するための設備に着脱自在に接続される。この接続はガス供給に支障が生じない程度の短時間に行われる。
なお、台車部分全体をサテライト基地8に設置する代わりに、トレーラー22の荷台からバルクコンテナ6を下ろし、サテライト基地8に設けた基礎台の上にこれを載置して、バルクコンテナ6のみをLNGタンクとして使用することも可能である(図示せず)。
なお、サテライト基地8でのLNGの消費量が多く、バルクコンテナ6で搬入したLNGを長期間貯蔵することにならない場合には、2以上のバルクコンテナ6をサテライト基地に設置しても良い。
LNGを消費したバルクコンテナはLNGを充填した新たなバルクコンテナに交換されるが、図1に示したように設置されたバルクコンテナとLNG使用施設との間に、LNGを一時的に貯蔵することができる予備タンク24を設ければ、LNGの安定供給を担保しつつバルクコンテナが空になった状態でこれを交換することができる。
また図は省略したが、予備タンク24を設けない場合であっても、2つのバルクコンテナ6を設置することができる空間的余裕のあるサテライト基地8では、1つ目のバルクコンテナ6が空になった時点で2つ目のバルクコンテナ6からLNGを払い出し、2つ目のバルクコンテ6内のLNG残量が所定量以下になった時点で1つ目のバルクコンテナ6を新たなバルクコンテナ6に交換することで、バルクコンテナ内のLNGを完全に消費した後にその交換をすることができるとともに、LNGの貯蔵期間を短縮化することができる。
サテライト基地8に一時設置されたバルクコンテナ6は、供給口と供給弁から、液払出ライン13を通じてLNG気化器、加圧蒸発器等に接続し、バッファタンク19を介して需要家のLNG使用施設12にLNGを供給する。
ここでバルクコンテナ6内のLNGは外部からの入熱によりBOGを発生するため、バルクコンテナ6は、放出塔46に通ずるBOGライン48にも圧力調整弁52を介して接続されている。BOGが増加しバルクコンテナ6内の圧力が高くなってきた場合には、圧力調整弁52が開放し、BOGライン48を通じて放出塔46からBOGが放出されるようになっている。
なお、BOGは高圧圧縮機を用いて圧縮することで再液化することも可能であるが、再液化設備の建設や多大な電力消費の問題から経済性に欠け、小規模貯蔵施設であるサテライト基地での再液化は一般に実施されない。
図2は本発明のバルクコンテナの管理方法を実施するための管理システムを表した図であり、図3は監視センタにおけるバルクコンテナの管理方法を説明するためのフロー図である。
図2に示したように、バルクコンテナ6のバルク容器4内にはLNG残量を計量する計量センサ21、温度を測定する温度センサ23、内圧を測定する圧力センサ25が設けられている。またバルクコンテナにはバルクコンテナ6の位置を計測するGPS装置26が取り付けられている。計量センサ21からはLNG残量情報A、温度センサ23及び圧力センサ25からは状態情報C、GPS装置26からは位置情報Bが発信装置27により監視センタ16に自動的に送信される。
なおバルクコンテナ6にGPS装置26を取り付ける代わりに、サテライト基地8にバルクコンテナ6が設置された後に、その設置場所を人的作業により監視センタ16へ連絡し、その情報を位置情報Bとして登録して各バルクコンテナ6の設置位置を把握することも可能である。
また上記各センサに加え、バルクコンテナの設置状態の適切性を確認するためにその傾きを検知する傾斜センサを備え、監視センタ16がバルクコンテナ6の傾きを状態情報の一部として監視することも好ましい(図示せず)。
監視センタ16は、入力部、出力部、データベースや演算部等を備えた管理サーバ30を有しており(図2)、データベースには、まず出荷基地2におけるLNGの在庫量や、各貨物港18や出荷基地2におけるトレーラーの台数および運転者の人数および地図情報等の基本データcが登録される(図3−S1)。
監視センタ16は、受信装置31でLNG残量情報A、位置情報B、状態情報Cを受信し、管理サーバ30でこれを処理して、全国またはLNG供給業者の営業地域全てのバルクコンテナ6の設置位置や状態を一元管理する(図3−S2)。
すなわち監視センタ16の管理サーバ30は、まず位置情報Aに基づき各バルクコンテナ6の位置を把握して、出荷基地2の選択、貨物港18の選択を行ってバルクコンテナの輸送最適ルートを検索し、また、輸送コストも算出する(図3−S3)。
次に、管理サーバ30は、LNG残量情報Aから各サテライト基地8におけるLNG消費傾向を把握してその消費傾向から残量予想データaを作成し、この残量予測データaおよび状態情報Cからバルクコンテナナ6内に発生するBOGの予想量を演算算出してBOG発生予測時系列データbを作成する。このBOG発生予測時系列データbを基礎としてバルクコンテナ6を交換するまでに大気放出しなければならないBOGの量に比例して増加する維持費(無駄となる費用)を算出して、サテライト基地8でのLNGの消費傾向、出荷基地からサテライト基地までのバルクコンテナの輸送コストをも勘案して、サテライト基地に搬入するバルクコンテナ6のタンク容量や充填するLNGの量、搬入するバルクコンテナ6の個数を決定する(図3−S4,S5)。
次に残量予測データaからバルクコンテナ6内のLNG残量が所定量以下になる日時を搬入予定日として演算算出し、その日にバルクコンテナ6を搬入できるようにバルクコンテナの輸送計画(輸送スケジュール)を作成する(図3−S6,S7)。
なおここでの所定残量は、各サテライト基地8における1日の消費量とする。これはLNGの安定供給を担保しつつ、できるだけバルクコンテナ6内のLNGを消費した時点でその交換を行うためである。
監視センタ16は各出荷基地2と通信ネットワーク33で接続されており、管理サーバ30で処理したバルクコンテナ6の容量・個数・LNG充填量、最適ルート、輸送スケジュール等の出荷指示を所定の出荷基地2に連絡する(図3−S8)。
出荷基地2では、監視センタ16からの指示に基づきバルクコンテナ6へLNGを充填し、バージ船等の手配を行ってバルクコンテナを出荷する(図3−S9)。
以上のように管理センタを中心としてバルクコンテナの管理を行い、サテライト基地におけるLNGの消費傾向を把握し、また、輸送コストとBOGの発生量とを勘案した上で各サテライト基地に搬入するバルクコンテナの容量や個数等を決定し、バルクコンテナの輸送計画を作成することで、LNGの長期貯蔵を回避しつつ安定供給を可能としたバルクコンテナの管理方法を提供することができる。
なお、本発明のバルクコンテナの管理方法は、バルクコンテナを用い、これを通常のコンテナと同様にサテライト基地に輸送してLNGタンクとして利用するもので、かつ、バルクコンテナの位置、状態等を管理センタが一元管理してバルクコンテナの輸送計画を作成するものであれば上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
上述したように本発明のバルクコンテナの管理方法によれば、LNGの輸送のためにバルクコンテナを用いることでLNGの輸送を通常のコンテナと同様に行うことができ、LNG内航船や二次基地の建設を不要とすることができるばかりでなく、サテライト基地におけるLNGタンクの建設を不要とするとともに、LNGの移し替えの手間を削減することができる。
また、各サテライト基地に搬入するバルクコンテナの容量等を輸送コストやBOG発生量を勘案して最適化することで、LNGの長期貯蔵回避・安定供給の担保を実現したLNGの効率的な輸送・供給計画を作成することができる。
なお、本発明は従来タンクローリー車で輸送されていた液体燃料や揮発性化学物質などの輸送全般に適用することが可能である。
本発明のLNGの供給方法を表したイメージ図である。 本発明のバルクコンテナの管理方法を実施するための管理システムを表した図である。 監視センタにおけるバルクコンテナの管理方法を説明するためのフロー図である。 従来のLNGの輸送方法を表したイメージ図である。 従来のサテライト基地における天然ガス利用設備への天然ガスの供給形態を示した模式図である。
符号の説明
1 LNG産出国
2 出荷基地
3 LNG外航船
4 バルク容器
5 タンクローリー車
6 バルクコンテナ
7 LNG内航船
8 サテライト基地
9 二次基地
10 バージ船
11 LNGタンク
12 LNG使用施設
13 液払出ライン
15 加圧蒸発器
16 監視センタ
17 LNG気化器
18 貨物港
19 バッファタンク
21 計量センサ
22 トレーラー
23 温度センサ
24 予備タンク
25 圧力センサ
26 GPS装置
27 発信装置
28 LNG貯蔵タンク
30 管理サーバ
31 受信装置
32 コンテナ本体
33 通信ネットワーク
34 車輪
36 支持台
46 放出塔
48 BOGライン
52 圧力調整弁
A LNG残量情報
B 位置情報
C 状態情報
a 残量予測データ
b BOG発生予測時系列データ
c 基本データ

Claims (7)

  1. 出荷基地(2)に備えたLNG貯蔵タンク(28)に貯蔵されたLNGを、バルク容器(4)を内包したコンテナであるバルクコンテナ(6)に充填し、該バルクコンテナをLNG小規模貯蔵・供給施設であるサテライト基地(8)に輸送し、サテライト基地に一時的に設置したバルクコンテナからLNGを取り出して需要家のLNG使用施設(12)へガスを供給すること、及びサテライト基地に一時的に設置した前記バルクコンテナを交換することについて監視センタ(16)が一元管理するバルクコンテナの管理方法であって、
    前記バルクコンテナ内のLNG残量情報(A)およびバルクコンテナの位置情報(B)を監視センタに送信し、
    該監視センタが各サテライト基地に設置したバルクコンテナ内のLNGの消費傾向からバルクコンテナ内のLNGの予想残量を演算して残量予測データ(a)として処理して、位置情報および残量予測データに基づきバルクコンテナの輸送計画を作成し、
    出荷基地からLNGの補給を要するサテライト基地の最寄りの貨物港(18)にLNGが充填された別のバルクコンテナを海上輸送し、該貨物港においてバルクコンテナをトレーラー(22)に乗せ代えてサテライト基地に陸上輸送する、ことを特徴とするバルクコンテナの管理方法。
  2. 出荷基地(2)からサテライト基地(8)の最寄りの貨物港(18)へのバルクコンテナ(6)の海上輸送には、バージ船(10)を用いる、ことを特徴とする請求項1に記載のバルクコンテナの管理方法。
  3. 前記サテライト基地(8)に設置したバルクコンテナ(6)と需要家のLNG使用施設(12)との間に所定量のLNGを一時貯蔵する予備タンク(24)を設け、
    サテライト基地に設置したバルクコンテナ内のLNGが消尽した後、かつ、前記予備タンク内のLNGが消尽する前に、空になったバルクコンテナをLNGが充填された別のバルクコンテナに交換する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバルクコンテナの管理方法。
  4. 前記サテライト基地(8)に2以上のバルクコンテナ(6)を設置するための設備を設け、
    1のバルクコンテナ内のLNGが所定量以下になったときに新たなバルクコンテナを搬入し、1のバルクコンテナのLNGを消尽した後に新たなバルクコンテナからLNGを払い出し、空になったバルクコンテナを出荷基地(2)に返送する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバルクコンテナの管理方法。
  5. 前記所定量は、各サテライト基地(8)における1日のLNG消費量である、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のバルクコンテナの管理方法。
  6. バルクコンテナ(6)内のLNGの温度および内圧を状態情報(C)として監視センタ(16)に更に送信し、
    該監視センタが前記残量予想データ(a)および状態情報からバルクコンテナ内に発生するBOGの予想量を演算算出してBOG発生予測時系列データ(b)として処理し、
    該BOG発生予測時系列データからバルクコンテナを交換するまでに大気放出するBOGの無駄とバルクコンテナを交換するための輸送コストとを勘案して、各サテライト基地(8)に設置するバルクコンテナの容量を決定する、ことを特徴とする請求項1乃至5に記載のバルクコンテナの管理方法。
  7. 前記バルクコンテナ(6)の位置情報(B)は、バルクコンテナに取り付けたGPS装置(26)から送信される、ことを特徴とする請求項1乃至5に記載のバルクコンテナの管理方法。

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