JP2005280831A - 飲料用ディスペンサー - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の飲料用ディスペンサーは飲料が酸化し風味や鮮度が劣化してしまうという問題があった。これは飲料に空気圧を直接かけて飲料を押し出していたため、飲料が空気中の酸素に触れ酸化するためである。
【解決手段】 2重袋を利用し、外袋に接続したエアーポンプを通じて、外袋と内袋の間の密封された空間に空気を送り込めるようにし、内袋には飲料の注入出口を設けて構成した。これにより、飲料を押し出す圧力として内袋にかかる空気圧を利用する事ができ、また飲料に空気圧をかけるとき内袋内の飲料が空気と触れる事がないので、飲料の酸化を防止する事ができる。
【選択図】図1
【解決手段】 2重袋を利用し、外袋に接続したエアーポンプを通じて、外袋と内袋の間の密封された空間に空気を送り込めるようにし、内袋には飲料の注入出口を設けて構成した。これにより、飲料を押し出す圧力として内袋にかかる空気圧を利用する事ができ、また飲料に空気圧をかけるとき内袋内の飲料が空気と触れる事がないので、飲料の酸化を防止する事ができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、飲料の酸化防止を図った飲料用ディスペンサーに関する。
従来の飲料用ディスペンサーは飲料のボトルを逆立させるなどして注出口を下向きにし、さらにボトル内に、ボトル外部の真空ポンプに接続されたパイプを挿入して、同パイプを通して液面より上に空気を送り込み、空気圧およびボトル内の飲料にかかる重力を利用して、ボトル内の飲料を注出したのち、ボトル内の空気を同パイプを通じて真空ポンプで排出する事によりボトル内の飲料の酸化防止をはかったものがある(例えば、特許文献1参照。)。
以下、図8により従来の飲料用ディスペンサーについて説明する。図において、ボトル内の飲料を注出するときに、注出口に設けたコック13のレバー15を引くと電動弁が開放されパイプ8を通り大気圧がかかり飲料がグラスに注がれる。レバーを戻すと電動弁が閉まり真空ポンプが働きボトルの中の空気を抜く。
特開平2001−58700号 特許電子図書館
以上に述べた従来の飲料用ディスペンサーでは、ボトル上部に導入した空気の圧力を利用してボトル内の飲料を注出するため、空気を送り込むたびに容器内の飲料の一部が空気に触れるので、飲料注出後にボトル内の空気を真空ポンプで排出するとしても、飲料を酸化させてしまうというものであった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、容器内の飲料が空気に触れる事により酸化するのを防止した飲料用ディスペンサーを実現する事を目的とするものである。
そして、本発明は上記目的を達成するために容器を2重袋とし、外袋に外部からエアーポンプを接続し、エアーポンプからの送気管を通じて外袋内に空気を送り込むことにより、外袋と内袋の間の密封された空間に空気を充填し、その空気圧を利用して内袋に外圧がかかるようにして、内袋内に空気を導入する事なしに内袋内の飲料を注出できるようにしたものである。
また、内袋には開閉可能な飲料の注入出口を設け、注入出口を開けると、加圧された内袋内の飲料が注出され、このとき内袋が加圧されているため内袋への外気の流入はなく内袋内に残っている空気が少しでもあれば排出され、注出が終わるとただちに注入出口を閉じて、内袋内を真空に保持するようにして内袋内の飲料の酸化防止を図ったものである。
上述したように本発明の飲料用ディスペンサーは、内袋内を真空に保つことができ、内袋内の飲料が空気に触れる事により酸化するのを防止することができるため、飲料の風味および鮮度の劣化を防止して長期保存が可能な飲料用ディスペンサーを提供できる。
また、2重袋にエアーポンプを取り付けたものという単純な機構で部品点数も少なく、2重袋の素材も可塑性のある素材であれば、例えばポリエチレンなどで可能であり、製造が簡単で、製造原価も安価に抑える事ができ、しかも目的に合わせて少容量のものから大容量のものまで製造することができるという効果を発揮するものである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図においては、1は外袋で、2は内袋、3は内袋に設けた飲料の注入出口、4は外袋に設けたエアーポンプの接続口であり、2重袋を成している。
5は3に接続する蛇口で、キャップ6により3にネジ止めされ、開閉用弁7を操作して5から飲料を注出する。
8は、接続口4にエアーポンプ9をネジ止めして接続するキャップである。
以下、上記構成の動作を説明する。まずエアーポンプ9をキャップ8により外袋1に接続し、内袋2に飲料を注入した後、キャップ6により内袋2に蛇口5を接続する。次に飲料の注入出口3を上に向けて本構成全体を直立させることにより、内袋2内の空気を上方に移動させ、次いでエアーポンプ9で外袋1内に空気を送り込み内袋2を外部から加圧した後、蛇口5の開閉弁7を開くことにより、内袋2内の空気が排出され、そののち開閉弁7を閉じる事により内袋2内の飲料を真空状態に保つ事ができるという効果を発揮する。
また、本構成全体を直立状態から水平状態に戻し、エアーポンプ9を通じて外袋1内に空気を送り込む事により、外袋1と内袋2の間の密閉された空間の空気圧を高め、内袋2内に空気を導入せずに内袋2を外部から加圧したのち、開閉弁7を開いて内袋2内の飲料を注出する事ができる。開閉弁7を開き飲料を注出している間、内袋2は外部から加圧されているので、飲料の注入出口3から内袋2内に外気が流入するのを防ぐことができ、飲料を注出したのち開閉弁7を閉じれば、内袋2内を真空状態に保つ事ができるという効果を発揮する。以上のように、本実施形態によれば真空状態を利用して飲料の酸化を防止し長期保存することができるという効果が得られるものである。
Claims (1)
- 2重袋の内袋と外袋の間の密閉された空間にエアーポンプで空気を送り込むことにより、空気圧を利用して内袋に外圧をかけ、内袋には開閉可能な飲料の注入出口を設け、加圧された内袋内の飲料を注出するときに外気が流入しないようにして内袋内を真空に保持できるようにした飲料用ディスペンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004127324A JP2005280831A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 飲料用ディスペンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004127324A JP2005280831A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 飲料用ディスペンサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005280831A true JP2005280831A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35179644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004127324A Pending JP2005280831A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 飲料用ディスペンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005280831A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016203988A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | フジテクノ株式会社 | 飲料容器、飲料充填方法、および、飲料注出方法 |
CN108313966A (zh) * | 2018-03-12 | 2018-07-24 | 陆立新 | 一种空气挤压式隔层啤酒保鲜桶 |
-
2004
- 2004-03-29 JP JP2004127324A patent/JP2005280831A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016203988A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | フジテクノ株式会社 | 飲料容器、飲料充填方法、および、飲料注出方法 |
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