JP2005280111A - ガスバリア性フィルム及びそれを用いたガスバリア性積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂、水分散性ポリアクリル樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種以上と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含み、酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であるガスバリア性フィルム及びそれを用いたガスバリア性積層体である。
【選択図】 なし
Description
また、近年、プラスチックフィルムからなる基材の表面に、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等からなる無機薄膜を形成した透明性の高いガスバリア性フィルムが多く提案され、実用化されている。しかしながら、斯かるガスバリア性フィルムは、フィルムの加工工程中に、あるいは水分との接触により、無機薄膜の部分的な破壊、剥離を惹起し、ガスバリア性が低下する問題がある。特に、無機薄膜を形成したガスバリア性フィルムは、熱水処理(ボイル処理、レトルト処理、滅菌処理)用途への展開が望まれており、熱水処理後のガスバリア性維持は重要な課題である。
また、環境及び安全性への配慮から水性塗布液を用い、且つ耐熱水性接着性を持つプラスチックフィルムであって、塗布液が水性架橋剤を含有するもの(例えば、特許文献3、4及び5参照)や、このようなプラスチックフィルムの塗布層の表面に無機薄膜を形成させたフィルム(例えば、特許文献6参照)が提案されている。
しかしながら、熱水処理後のガスバリア性、及び溶剤系インキによる印刷後のガスバリア性について、市場からの要求は年々高レベルとなっており、より安定した高いガスバリア性を有する無機薄膜フィルムが望まれている。
すなわち、本発明は、以下のガスバリア性フィルム及びこのガスバリア性フィルムを用いたガスバリア性積層体を提供するものである。
2. プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂、水分散性ポリアクリル樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種以上と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含み、且つ上記無機薄膜上に厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルムを積層してなる積層体の酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であって、当該積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の酸素透過度率が50fmol/m2/s/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性フィルム。
3. プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂、水分散性ポリアクリル樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種以上と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含み、且つ上記無機薄膜を形成した後に50℃以上の加熱処理が施されてなることを特徴とするガスバリア性フィルム。
4. プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種と、水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含むことを特徴とするガスバリア性フィルム。
6. 無機薄膜が酸化珪素を含む上記1乃至5の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
7. 塗布層中の水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂の含有割合が、塗布層を構成する樹脂基準で10〜50質量%である上記1乃至6の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
8. 水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂が乳化剤を含有しないものである上記1乃至7の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
9. プラスチックフィルムが、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール及びエチレン−酢酸ビニル共重合体部分加水分解物から選ばれる1種以上のプラスチックを含む上記1乃至8の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
10. プラスチックフィルムを構成するプラスチックの10〜100質量%が再生プラスチックである上記9に記載のガスバリア性フィルム。
12. 無機薄膜表面に樹脂含有層を設けてなる上記1乃至11の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
13. 無機薄膜を形成した後に50℃以上の加熱処理を施してなる上記1、2及び上記4乃至12の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
14. 上記1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜表面に、印刷層を形成し、当該印刷層の表面にヒートシール層を積層してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
15. 印刷層とヒートシール層との間に、紙及びプラスチックフィルムから選ばれる少なくとも1層を積層してなる上記14記載のガスバリア性積層体。
16. 上記14又は15に記載のガスバリア性積層体において、当該積層体形成後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
17. 上記1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜上にプラスチックフィルムを積層したガスバリア性積層体であって、当該プラスチックフィルム積層後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
18. 上記1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜上にプラスチックフィルムを積層したガスバリア性積層体において、酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であり、且つ当該積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の酸素透過率が50fmol/m2/day/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性積層体。
19. 上記18に記載のガスバリア性積層体において、当該積層体形成後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
20. 上記1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜表面に、印刷層を形成し、当該印刷層の表面にヒートシール層を積層したガスバリア性積層体において、酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であり、且つ当該積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の酸素透過率が50fmol/m2/day/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性積層体。
21. 印刷層とヒートシール層との間に、紙及びプラスチックフィルムから選ばれる少なくとも1層を積層してなる上記20記載のガスバリア性積層体。
22. 上記20又は21に記載のガスバリア性積層体において、当該積層体形成後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
そして、上記の構成成分以外の共重合成分としては、例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のジオール成分、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸及びそのエステル形成性誘導体のジカルボン酸成分、ヒドロキシ安息香酸及びそのエステル形成性誘導体のヒドロキシモノカルボン酸成分などを使用することができる。
芳香族ポリアミドは、芳香族環を有するポリアミドであって、本発明で使用する芳香族ポリアミドに特に制限は無いが、キシリレンジアミンと炭素数が6〜12のα,ω脂肪族ジカルボン酸とからなるポリアミド構成単位を分子鎖中に70モル%以上含有する芳香族ポリアミドが好適に用いられる。キシリレンジアミンと炭素数が6〜12のα,ω脂肪族ジカルボン酸とからなるポリアミド構成成分の具体例としては、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタキシリレンピメラミド、ポリメタキシリレンアゼラミド、ポリパラキシリレンアゼラミド、ポリパラキシリレンデカナミド等の単独重合体、メタキシリレン/パラキシリレンアジパミド共重合体及びメタキシリレン/パラキシリレンセバカミド共重合体等の共重合体が挙げられる。
再生原料を用いる場合は、特にプラスチックフィルム表面にプラスチックフィルム原料のオリゴマーや添加剤等の低分子量成分が、ガスバリア性フィルム及びその積層体の製造工程や二次加工時に析出することに注意が必要となる。その際、本発明における塗布層がそれらの析出防止の役割も担う。
本発明で使用する基材フィルムは、上記原料を主に1種類用いた単層フィルム、原料を2種類以上用いたブレンド単層フィルム、さらには共押し出し積層フィルムの何れでもよい。共押し出し積層フィルムの場合、各層の構成は、原料を1種類用いたものでも、2種類以上用いたブレンド層でもよい。
本発明で用いる基材フィルムの厚さは、本発明における基材としての機械強度、可撓性、透明性等、用途に応じて適宜選定され、通常2〜500μm程度、好ましくは5〜200μmの範囲に選択される。上記基材フィルムには、厚さが比較的厚いシート類も含まれる。また、基材フィルムの幅や長さは特に制限はなく、用途に応じて適宜選択することができる。
水溶性カルボジイミド基含有樹脂又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂は、アジリジン、プロックイソシアネート、水分散性イソシアネート、メチロール化メラミン、水性エポキシ、オキサゾリン等の水性架橋性成分に比べ、毒性の低さ、反応性の高さ、ポットライフの長さ、反応温度の低さの点で総合的に秀でており、ガスバリア性フィルムの塗布層を形成するための塗布液の架橋性成分として好適である。特に、塗布層の表面に無機薄膜形成した後、或いは後述するガスバリア性積層体を形成した後に加熱処理を施すことによって向上する耐熱水ガスバリア性は、塗布液にカルボジイミド基含有樹脂を含有させることによって効果的にもたらされる。
−N=C=N− (1)
カルボジイミド基含有樹脂の製造方法としては、公知の技術を適用することができ、例えば特公昭47−33279号公報、特開平9−235508号公報などに記載の方法を適用することができる。カルボジイミド基含有樹脂の出発原料であるジイソシアネート化合物としては、芳香族、脂肪族及び脂環式のジイソシアネートが挙げられる。具体的には、トリレンジイソシアネート、キシレンジイシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びジシクロヘキシルジイソシアネートなどが挙げられる。
塗布層中の水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂の含有割合は、塗布層を構成する樹脂基準で5〜50質量%が好ましく、より好ましくは15〜30質量%である。カルボジイミド基含有樹脂の含有割合が10質量%以上であると架橋が十分であり、50質量%以下であるとコストと効果のバランスが良好である。
上記のビニル単量体における官能基としては、例えば、カルボキシル基、酸無水物基、スルホン酸基又はその塩、アミド基又はアルキロール化されたアミド基、アミノ基(置換アミノ基を含む)、アルキロール化されたアミノ基又はそれらの塩、水酸基、エポキシ基などが挙げられ、特に、カルボキシル基、酸無水物基、エポキシ基などが好ましい。これらの基は、ポリアクリル樹脂中に2種類以上含有されていてもよい。
上記のアミノ基やアルキロール化されたアミノ基又はそれらの塩を有する化合物としては、例えば、ジエチルアミノエチルビニルエーテル、2−アミノエチルビニルエーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2−アミノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、それらのアミノ基をメチロール化した化合物、ハロゲン化アルキル、ジメチル硫酸、サルトン等により4級化した化合物などが挙げられる。
従って、本発明で用いる水溶性ポリアクリル樹脂又は水分散性ポリアクリル樹脂は、反応性乳化剤を使用して合成された自己分散タイプのポリアクリル樹脂であってもよく、高分子量の界面活性剤を使用して合成されたポリアクリル樹脂であってもよい。また、水溶性ポリアクリル樹脂又は水分散性ポリアクリル樹脂は、自己架橋型樹脂であってよい。
上記のポリイソシアネート化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加物、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールエタンの付加物などが挙げられる。
上記のカルボキシル基含有ポリヒドロキシ化合物としては、例えば、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酢酸、ジメチロール吉草酸、トリメリット酸ビス(エチレングリコール)エステル等が挙げられる。また、水酸基含有カルボン酸としては、例えば、3−ヒドロキシプロピオン酸、γ−ヒドロキシ酪酸、p−(2−ヒドロキシエチル)安息香酸、リンゴ酸など、アミノ基含有カルボン酸としては、例えば、β−アミノプロピオン酸、γ−アミノ酪酸、p−アミノ安息香酸などが挙げられる。
塗布層中の水溶性ポリウレタン樹脂及び/又は水分散性ポリウレタン樹脂の配合割合は、塗布層を構成する樹脂基準で、通常5〜80質量%程度であり、10〜70質量%が好ましい。水溶性ポリウレタン樹脂及び/又は水分散性ポリウレタン樹脂の含有割合が5質量%以上であると、無機薄膜が塗布層と共に剥離することが抑制され、80質量%以下であると、耐熱水接着性が良好となる。そして、水溶性ポリウレタン樹脂及び/又は水分散性ポリウレタン樹脂は、好ましくは水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂と併用される。
上記の飽和ポリエステルのジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸及びそれらのエステル形成性誘導体などが挙げられる。グリコール成分としては、例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等の脂肪族グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式グリコール、p−キシリレンジオール等の芳香族ジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリ(オキシアルキレン)グリコールなどが挙げられる。
(2)特公昭49−47916号公報、特公昭50−6223号公報などに開示されている、共重合性不飽和基を持たない飽和ポリエステルを得た後、その飽和ポリエステル中に存在する水酸基又はカルボキシル基などの官能基と反応性を有する官能基とビニル基を有するビニル系モノマーを飽和ポリエステルに付加して得られる不飽和ポリエステル。
塗布層中の水溶性ポリエステル樹脂及び/又は水分散性ポリエステル樹脂の含有割合は、塗布層を構成する樹脂基準で、通常3〜70質量%の範囲であり、5〜30質量%が好ましい。水溶性及び/又は水分散性ポリエステル樹脂の含有割合が3質量%以上であると、ガスバリア性が良好であり、70質量%以下であると熱水処理後のガスバリア性が良好である。
上記の方法は、製膜、塗布及び乾燥を同時に行うことができることから、製造コスト面においてメリットが大きく、特に好ましく採用される。塗布層は、基材フィルムの片面又は両面に設けることができ、基材フィルムの両面に設ける場合、これらの塗布層は同一でも異なっていてもよい。なお、基材フィルムへの塗布性、接着性を改良するため、塗布液を塗布する前に、基材フィルムの表面に化学処理、放電処理などを施してもよい。
また、上記のようにして形成された塗布層の水滴接触角は、60゜以上であることが好ましい。一般的に、乳化剤、親水性化合物、親水性基を多く有する水溶性樹脂塗布層は、水滴接触角を低下させ、無機薄膜との耐水接着性を悪化させる傾向があるので注意を要する。
無機薄膜を形成する方法としては、蒸着法、コーティング法等があり、特に制限はないが、ガスバリア性の高い均一な薄膜が得られるという点で蒸着法が好ましい。この蒸着法としては、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング、CVD(化学蒸着)等の方法が含まれる。無機薄膜は、塗布層の表面に形成される。無機薄膜の厚さは、ガスバリア性フィルムの最終用途によって適宜選択されるが、通常0.1〜500nm程度、好ましくは0.5〜50nmである。0.1nm以上とすることにより十分なガスバリア性が得られ、また、厚すぎないようにすることにより、無機薄膜に亀裂や剥離が発生せず、透明性が維持される。
また、基材フィルム、塗布層及び無機薄膜で構成されるガスバリア性フィルムは、熱水処理後においても良好なガスバリア性を維持する点から、無機薄膜上に厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルムを積層した場合に、この積層体の、酸素透過率(測定条件は同上)が10fmol/m2/s/Pa以下であり、且つこの積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の、酸素透過度率(測定条件は同上)が50fmol/m2/s/Pa以下であることを要する。
基材フィルム、塗布層及び無機薄膜で構成されるガスバリア性フィルムとしては、以下の実施態様が好ましい。
(2)塗布層が、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及びポリエステル樹脂から選ばれる1種と、水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含むガスバリア性フィルム。
(3)塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂と、水溶性ポリウレタン樹脂及び/又は水分散性ポリウレタン樹脂と、水溶性ポリエステル樹脂及び/又は水分散性ポリエステル樹脂と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含むガスバリア性フィルム。
さらに、上記樹脂含有層に、無機薄膜との密着を向上させるためシランカップリング剤や有機チタン化合物を添加したり、その他、公知の添加剤、例えば、帯電防止剤、光線遮断剤、紫外線吸収剤、可塑剤、フィラー、着色剤、安定剤、消泡剤、架橋剤、ブロッキング防止剤、酸化防止剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
本発明のガスバリア性フィルムにおいては、無機薄膜を形成した後に、50℃以上の加熱処理を施すことが好ましい。無機薄膜上に樹脂含有層を形成する場合は、樹脂含有層を形成した後にこの加熱処理を行う。このような加熱処理を行うことによって、熱水処理後でも良好なガスバリア性が維持される。加熱処理については、後述するガスバリア性積層体の加熱において説明する。
上記プラスチックフィルムとして、ヒートシールが可能な樹脂からなるフィルムを使用することにより、ヒートシールが可能となり、種々の容器として使用できる。ヒートシールが可能な樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、アクリル系樹脂、生分解性樹脂などの公知の樹脂が例示される。
上記プラスチックフィルムの厚さは、本発明の積層構造体の機械強度、可撓性、透明性等、用途に応じて適宜選定されるが、通常5〜500μm程度、好ましくは10〜200μmの範囲である。また、フィルムの幅や長さは特に制限はなく、用途に応じて適宜選択することができる。
また、印刷層とヒートシール層との間に、紙及びプラスチックフィルムから選ばれる少なくとも1層を積層することができる。プラスチックフィルムとしては、本発明のガスバリア性フィルムに用いられるプラスチックフィルム基材と同様のフィルムが使用できる。中でも、十分な積層体の剛性及び強度を得る観点から、紙、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂及び生分解性樹脂が好ましい。
印刷層の厚さは、通常0.05〜5μm程度、ヒートシール層の厚さは、通常1〜200μm程度、紙及びプラスチックフィルムから選ばれる少なくとも1層の厚さは、通常5μm〜5mm程度とすることができる。
加熱処理は、ガスバリア性フィルムやガスバリア性積層体を構成する要素の種類や厚さなどにより条件が異なるが、必要な時間にわたって、必要な温度に保つことができる方法であれば特に限定されない。例えば、必要な温度に設定したオーブンや恒温室で保管する方法、熱風を吹き付ける方法、赤外線ヒーターで加熱する方法、ランプで光を照射する方法、熱ロールや熱板と接触させて直接的に熱を付与する方法、マイクロ波を照射する方法などが例示される。また、取り扱いが容易な大きさにフィルムや積層体を切断してから加熱処理しても、フィルムロールのままで加熱処理してもよい。さらに必要な時間と温度が得られるのであれば、コーター、スリッター等のフィルム製造装置の一部分に加熱装置を組み込み、製造過程で加熱を行ってもよい。
以上のような加熱処理の最適時間について、実験結果に基づいて以下のような相関式を導かれる。即ち、熱処理の最適処理時間t(sec)は、熱処理温度T(K)により下記に示される。
3.0×10-10×exp(11000/T)<t<2.4×10-10×exp(13500/T)
(ロ)印刷処理;ガスバリア性フィルムの無機薄膜面にグラビアインキ(東洋インキ製「NEW LP スーパー白」)を希釈剤SL302(トルエン、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール混合液)で半分に希釈し、2μm厚で印刷した。
(ハ)レトルト処理;ガスバリア性積層体をレトルト試験機(平山製作所製PL30AERIII)にて120℃、30分間レトルト処理した。
(1)水蒸気透過率(g/m2/day)
(イ)未処理のガスバリア性積層体について測定した。水蒸気透過率測定装置(モダンコントロールズ社製「W−1型透湿度測定装置」)により、温度40℃、湿度90%RHの条件下で測定した。水蒸気透過率を次に示す基準で判定した。
A:2以下
B:2より大、且つ10以下
C:10より大
(イ)未処理、(ハ)印刷処理、(ロ)レトルト処理を別々に行ったガスバリア性積層体について測定した。酸素透過率測定装置(モダンコントロールズ社製「OX−TRN100型酸素透過率測定装置」)により、温度25℃、湿度80%RHの条件下で測定した。酸素透過率を次に示す基準で判定した。
A:10以下
B:10より大、且つ50以下
C:50より大
(ハ)レトルト処理を行ったガスバリア性積層体について測定した。ガスバリア性積層体を幅15mmの短冊状とし、その端部の一部を、ガスバリア性フィルムとシーラントフィルム(下記実施例の場合、未延伸ポリプロピレンフィルム)とに剥離し、剥離試験機により100mm/分の速度でT型剥離を行った。ラミネート強度値を次に示す基準で判定した。
A:300以上
B:100以上300未満
C:100未満
厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製「H100C」、表1においてPET)のコロナ処理面に、後述する樹脂A〜Gを表1に示す配合比で含有する水媒体塗布液を塗布し、乾燥させて厚さ0.1μmの塗布層を形成した。
次いで、このポリエステルフィルム塗布層上に、真空蒸着装置を使用して一酸化珪素(SiO)を高周波加熱方式で蒸着させ、無機薄膜厚さが20nmであるガスバリア性ポリエステルフィルムを得た。
次いで、このガスバリア性フィルムに(イ)未処理、又は(ロ)印刷処理し、無機薄膜面或いは印刷面に、ウレタン系接着剤(東洋モートン製AD−900とCAT−RT85を10:1.5の質量比で配合)を塗布し、乾燥させて厚さ3μmの接着樹脂層を形成し、この接着樹脂層面に厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡績(株)製「パイレンフィルムCT P1146」、表1においてCPP)をラミネートし、40℃で3日間のエージング処理を行い、ガスバリア性積層体を得た。
そのうち、(イ)未処理のガスバリア性フィルムを用いたガスバリア性積層体について、(ハ)レトルト処理を行った。
各種処理を施し得られたガスバリア性積層体について、ラミネート強度、水蒸気透過率、酸素透過率を測定し、判定した。その結果を表1に示す。なお、表1の層構成の記載において「 / 」は主な層構成を意味し、基材フィルム上の比較的厚さの薄い塗布層の記載は省略した。「 // 」はドライラミネートを意味し、接着剤層の記載は省略した。
再生ナイロン6の含有量が50質量%のナイロン6(表1においてNY)を230℃の温度で押出機のTダイより押し出して冷却ドラムで急冷し、厚さ144μmの未延伸ナイロンシートを得た。この未延伸シートを60℃で縦方向に3倍延伸した後、表1に示す配合比の水媒体塗布液をシートの片面に塗布し、90℃で縦方向に3倍延伸し、205℃で熱処理し、厚さ16μmの2軸延伸ナイロンフィルムを得た。
基材フィルムが2軸延伸ナイロンフィルムである他は、実施例1〜8と同様にして、ガスバリア性フィルム及びガスバリア性積層体を得、同様の測定を行い、判定した。その結果を表1に示す。
実施例9〜10と同様にして、ガスバリア性ナイロンフィルムを作製し、(イ)未処理、又は(ロ)印刷処理を行い、ラミネートの構成を次のように変えてガスバリア性積層体を作製した。
厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製「H100C」)のコロナ処理面に、ウレタン系接着剤(東洋モートン製AD−900とCAT−RT85を10:1.5の質量比で配合)を塗布し、乾燥させて厚さ3μmの接着樹脂層を形成し、この接着樹脂層面に上記ガスバリア性ナイロンフィルムの無機薄膜面或いは印刷面を貼り合わせラミネートし、ガスバリア性ナイロンフィルムを得た。
得られたガスバリア性ナイロンフィルムのナイロンフィルム面に上記と同様にしてウレタン系接着剤の接着樹脂層を形成し、この接着樹脂層面に厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンシート(東洋紡績(株)製「パイレンフィルムCT P1146」)をラミネートし、40℃で3日間のエージング処理を行い、ガスバリア性積層体を得た。
このガスバリア性積層体について、上記と同様の測定を行い、判定した。その結果を表1に示す。
樹脂A: 水性ポリウレタン系樹脂水性塗料として、次の方法で得られた水性ポリウレタン系樹脂水性塗料を使用した。すなわち、先ず、テレフタル酸664質量部、イソフタル酸631質量部、1,4−ブタンジオール472質量部、ネオペンチルグリコール447質量部からなるポリエステルポリオールを得た。次いで、得られたポリエステルポリオールに、アジピン酸321質量部、ジメチロールプロピオン酸268質量部を加え、ペンダントカルボキシル基含有ポリエステルポリオールAを得た。さらに、上記のポリエステルポリオールA1880質量部にヘキサメチレンジイソシアネート160質量部を加えて水性ポリウレタン系樹脂水性塗料を得た。
樹脂D: カルボジイミド基含有水性樹脂として、日清紡績(株)製「カルボジライトE−02」を使用した。
樹脂E: オキサゾリン基含有水性樹脂として、日本触媒(株)製「エポクロスWS−500」を使用した。
樹脂F: エポキシ基含有水性樹脂として、高松油脂(株)製「CAT−2N−206」を使用した。
樹脂G: メラミン基含有水性樹脂として、住友化学工業(株)製「スミマールM50W」を使用した。
Claims (22)
- プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂、水分散性ポリアクリル樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種以上と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含み、酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性フィルム。
- プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂、水分散性ポリアクリル樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種以上と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含み、且つ上記無機薄膜上に厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルムを積層してなる積層体の酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であって、当該積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の酸素透過度率が50fmol/m2/s/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性フィルム。
- プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂、水分散性ポリアクリル樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種以上と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含み、且つ上記無機薄膜を形成した後に50℃以上の加熱処理が施されてなることを特徴とするガスバリア性フィルム。
- プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリウレタン樹脂、水分散性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂及び水分散性ポリエステル樹脂から選ばれる1種と、水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含むことを特徴とするガスバリア性フィルム。
- プラスチックフィルムの少なくとも片面に塗布層が形成され、且つ当該塗布層の表面に無機薄膜を設けたガスバリア性フィルムにおいて、上記塗布層が、水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂と、水溶性ポリウレタン樹脂及び/又は水分散性ポリウレタン樹脂と、水溶性ポリエステル樹脂及び/又は水分散性ポリエステル樹脂と、水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂とを含むことを特徴とするガスバリア性フィルム。
- 無機薄膜が酸化珪素を含む請求項1乃至5の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- 塗布層中の水溶性カルボジイミド基含有樹脂及び/又は水分散性カルボジイミド基含有樹脂の含有割合が、塗布層を構成する樹脂基準で10〜50質量%である請求項1乃至6の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- 水溶性ポリアクリル樹脂及び/又は水分散性ポリアクリル樹脂が乳化剤を含有しないものである請求項1乃至7の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- プラスチックフィルムが、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール及びエチレン−酢酸ビニル共重合体部分加水分解物から選ばれる1種以上のプラスチックを含む請求項1乃至8の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- プラスチックフィルムを構成するプラスチックの10〜100質量%が再生プラスチックである請求項9に記載のガスバリア性フィルム。
- 塗布層が、塗布液をプラスチックフィルムに塗布した後、少なくとも1方向に延伸して形成されてなる請求項1乃至10の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- 無機薄膜表面に樹脂含有層を設けてなる請求項1乃至11の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- 無機薄膜を形成した後に50℃以上の加熱処理を施してなる請求項1、2及び請求項4乃至12の何れか1項記載のガスバリア性フィルム。
- 請求項1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜表面に、印刷層を形成し、当該印刷層の表面にヒートシール層を積層してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 印刷層とヒートシール層との間に、紙及びプラスチックフィルムから選ばれる少なくとも1層を積層してなる請求項14記載のガスバリア性積層体。
- 請求項14又は15に記載のガスバリア性積層体において、当該積層体形成後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 請求項1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜上にプラスチックフィルムを積層したガスバリア性積層体であって、当該プラスチックフィルム積層後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 請求項1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜上にプラスチックフィルムを積層したガスバリア性積層体において、酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であり、且つ当該積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の酸素透過率が50fmol/m2/day/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 請求項18に記載のガスバリア性積層体において、当該積層体形成後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 請求項1乃至13の何れか1項記載のガスバリア性フィルムの無機薄膜表面に、印刷層を形成し、当該印刷層の表面にヒートシール層を積層したガスバリア性積層体において、酸素透過率が10fmol/m2/s/Pa以下であり、且つ当該積層体に対して120℃、30分間の熱水処理を行った後の酸素透過率が50fmol/m2/day/Pa以下であることを特徴とするガスバリア性積層体。
- 印刷層とヒートシール層との間に、紙及びプラスチックフィルムから選ばれる少なくとも1層を積層してなる請求項20記載のガスバリア性積層体。
- 請求項20又は21に記載のガスバリア性積層体において、当該積層体形成後に50℃以上の加熱処理を施してなることを特徴とするガスバリア性積層体。
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