JP2005279588A - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁紙の残量を気にしたり、電卓を使用して糊付量を計算したりしながら糊付作業することをなくする。また、糊付開始時において壁紙先端部がうまく折りたためるような使い勝手の良い自動壁紙糊付機を提供する。
【解決手段】糊付しようとする糊付長さと枚数が入力または表示された時に、上記糊付長さの上記枚数分の総糊付長さを演算して表示する自動壁紙糊付機を提供する。また、予め入力された糊付長さと枚数の複数組の総糊付長さを演算して表示したり、予め入力された糊付長さと枚数の複数組のうちから選択された1組以上の糊付長さと枚数の総糊付長さを演算して表示する自動壁紙糊付機を提供する。さらには、糊付作業開始から予め入力された時間だけ糊付機の作動が遅れて開始する自動壁紙糊付機を提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動壁紙糊付機に関するものである。さらに詳しくは、自動壁紙糊付機において効率的に糊付作業を行うための操作パネル上への表示機能に関する改善や、より使い勝手を向上させるための制御に関するものである。
従来より、自動壁紙糊付機においては種々の提案がなされてきており、糊付作業の効率化について改善が行われている。自動壁紙糊付機では、糊を付ける壁紙の長さすなわち糊付長さを入力すること、そしてその長さの壁紙を何枚糊付するかという枚数情報の設定が入力の基本とされていた。
糊付する壁紙の長さは、事前に壁紙施工する部屋の寸法を測定し、糊付する壁紙の長さと枚数を算出していた。このとき例えば幅の広い窓がある場合などでは、当然のことながら窓の上側の壁紙を貼り付ける壁の寸法や窓の下側の壁紙を貼り付ける壁の寸法というように実際に壁紙を貼り付ける場所における寸法を細かく測定しているのである。
また、この部屋の寸法を測定する際には、どの位置から壁紙を貼り付け始めるかの目途をつけてから測定をし、壁紙を貼り付けていく順序に長さと枚数をノートやメモに記録をしたりしている。
糊付作業をする際においても、壁紙を貼り付ける順序に糊付作業をするのであるが、糊付する壁紙の長さは、測定した寸法に上下数cmの余分を加算した長さとして設定する。天井から床の巾木までは例えば245cmであったとすると、上下にそれぞれ3cmの余分を加算し、糊付長さは251cmとして糊付長さを決定するのである。そのため、糊付する長さは5センチ単位とか10センチ単位の数字とは通常ならないのが普通である。壁紙に柄のリピートがある場合にはさらに柄リピート分を考慮した糊付長さが設定されている。
上記のように設定された糊付長さと枚数を、貼り付ける壁紙の順に入力して、もしくは予め自動壁紙糊付機に入力しておき、その入力した長さと枚数を呼び出して糊付作業をしている。
上記の糊付長さの設定や枚数設定については実開平11−106号公報などに記載され、よく知られている。また、壁紙の残量を表示する機能を有する自動糊付機についても特開平8−196867号公報で知られている。
実開平11−106号公報 特開平8−196967号公報
決定された糊付長さについて、貼り付ける順に糊付していくと、始めは長い壁紙原反ロールが徐々に減っていき、原反ロールが減ってくると糊付作業者は、次の糊付長さと枚数分途中で壁紙がなくなって糊付作業が中断するのではないかということを気にしながら糊付作業をすることとなる。壁紙の残量表示があったとしても、上記で説明したように糊付長さは5センチ単位とか10センチ単位の数字とは通常なっていないため、糊付長さ×枚数を暗算することは複雑な計算となり糊付作業者に負担をかけることとなっていた。
また、設定した糊付長さとは違う長さの壁紙を糊付することを避けるため、電卓等を使用して糊付長さ×枚数を計算し、糊付する量に対して残量が確実に残っているかどうかを確認したりして手間のかかる作業を行わねばならなかったのである。
そのため、その計算の合理化と、壁紙の残量が十分に足りる量であるかどうかを判断するための改善が望まれていたのである。
また、実開平11−106号公報の図7などに壁紙折りたたみ始めセット用ガイドが提案されているが、自動壁紙糊付機は脚部を折りたたんだ状態で自動車に載置して現場に運び、施工現場で使用する際に、このガイド用の糸が脚部に絡みついたりして使いづらいという課題や、ガイドのセットや糸を引いての引き戻しが手間であるという課題があり、壁紙の折りたたみについては十分改善されていなかった。
また上記の壁紙折りたたみ始めセット用ガイドを使用しない場合には、糊付長さや枚数を設定した後に、スタートスイッチを押して自動壁紙糊付機を動作させるのであるが、スイッチを押すとすぐに糊付機が動作し、糊付機から排出される糊付された壁紙の先端をうまく紙受板へ壁紙表面側が沿うように折りたたむことが出来ずに、紙受板に壁紙の糊付面側が接触してしまったりしていた。
紙受板に壁紙の糊付面側が接触してしまうと、壁紙に塗布した糊がその部分では少なくなってしまうとともに、次の壁紙の表面に紙受板に付着した糊が付くことにより、壁紙の表面を汚してしまうことになる。そのため、紙受板に付着した糊は都度壁紙表面を汚さないようにするために掃除しなければならなくなり、糊付効率を著しく低下させてしまうことになってしまうのである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1は、水平に軸支されて回転する糊付ローラに壁紙を圧接して糊付けする自動壁紙糊付機において、少なくとも糊付長さ、枚数等の設定情報を入力する入力装置と、上記設定情報により自動糊付機の作動を指示する演算指示装置と、設定情報および/または実行情報を表示する表示装置とを具備し、糊付しようとする糊付長さと枚数が入力または表示された時に、上記糊付長さの上記枚数分の総糊付長さを演算して表示することを特徴とする自動壁紙糊付機としている。
糊付しようとする糊付長さと枚数についての総糊付長さを演算して表示することで糊付作業者に暗算をさせたり、電卓で計算して確認させるというような負荷をかけることがなく、壁紙残量が足りるか足りないかということを気にせずに糊付作業ができるようになる。
本発明の請求項2は、上記総糊付長さの表示時間を任意の時間に設定できることを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機である。
本発明により、総糊付長さの表示時間を所望の任意時間に設定できるため、自動壁紙糊付機の使い勝手を向上させることができる。
本発明の請求項3は、水平に軸支されて回転する糊付ローラに壁紙を圧接して糊付けする自動壁紙糊付機において、少なくとも糊付長さ、枚数等の設定情報を入力する入力装置と、上記設定情報により自動糊付機の作動を指示する演算指示装置と、設定情報および/または実行情報を表示する表示装置とを具備し、予め入力された糊付長さと枚数の複数組の総糊付長さを演算して表示することを特徴とする自動壁紙糊付機である。
予め入力された糊付長さと枚数の複数組の総糊付長さを演算して表示することができるため、入力したどの壁紙まででどれだけの糊付長さがあるかを容易に確認できるようになり、また壁紙残量と比較しながら糊付作業ができるようにもなるので壁紙原反の交換時期の判別も容易となる。
本発明の請求項4は、予め入力された糊付長さと枚数の複数組のうちから選択された1組以上の糊付長さと枚数の総糊付長さを演算して表示することを特徴とする請求項3記載の自動壁紙糊付機である。
予め入力された糊付長さと枚数の複数組のうちから選択された1組以上の糊付長さと枚数の総糊付長さを演算して表示することで、多数の入力を予め行っていたとしても、選択して必要とする糊付長さと枚数の組の総糊付長さを演算することができる。
本発明の請求項5は、請求項4において総糊付長さを演算して表示する糊付長さと枚数は、糊付長さおよび枚数を入力する際に選択のための識別情報が入力されていることを特徴とする請求項4記載の自動壁紙糊付機である。
予め入力された糊付長さと枚数の複数組のうちから選択を識別情報を入力することで行えるようにしたものであり、使い勝手の良い自動壁紙糊付機が提供できる。
本発明の請求項6は、水平に軸支されて回転する糊付ローラに壁紙を圧接して糊付けする自動壁紙糊付機において、少なくとも糊付長さ、枚数等の設定情報を入力する入力装置と、上記設定情報により自動糊付機の作動を指示する演算指示装置と、設定情報および/または実行情報を表示する表示装置とを具備し、糊付作業開始から予め入力された時間だけ糊付機の作動が遅れて開始することを特徴とする自動壁紙糊付機である。
糊付作業の開始が予め入力された時間だけ遅れるため、糊付作業者は余裕をもって糊付された壁紙の先端部が紙受板等に対してうまく折りたたみされるように送り込むことができる。そのため、紙受板等に糊付面側が接触するなどから掃除をする手間などの負荷をかけることなく効率的に糊付作業ができるようになり、使い勝手の良い自動壁紙糊付機の提供ができる。
本発明の請求項7は、糊付機の作動が遅れて開始する時間を任意に設定することができることを特徴とする請求項6記載の自動壁紙糊付機である。
作動が遅れる時間を、糊付作業者の好みに合わせて設定できるため、使い勝手のよい自動壁紙糊付機が提供できる。
本発明により、糊付しようとする糊付長さと枚数についての総糊付長さを演算して表示することにより、糊付作業者に負荷となる暗算や電卓での確認作業をさせることなく糊付作業を行うことができる。そして、その総糊付長さの表示時間も糊付作業者の好みに応じて調整可能とでき、自動壁紙糊付機の使い勝手を向上することができる。
また、複数入力した糊付長さと枚数の組の総糊付長さの演算・表示、また複数入力した糊付長さと枚数の組のなかから選択した組の総糊付長さの演算・表示を可能としているので、大きな現場等において糊付作業の際の壁紙の残量と総糊付長さを簡単に比較できるようになり、自動壁紙糊付機の使い勝手を向上することができる。
またさらに、糊付作業の糊付開始時において、予め入力した時間だけ自動壁紙糊付機の動作を遅らせることが可能な制御を採用すると、糊付作業者は壁紙の先端の折りたたみ体勢をとって対応できるようになり、効率的に糊付作業ができるようになる。
本発明の実施の形態を説明する。図1は自動壁紙糊付機1である。自動壁紙糊付機については従来の形態のままで本発明においては使用が可能であるため、糊付機の構造等については特に詳細を説明しない。
図2は自動壁紙糊付機1の操作ボックス2に配置された操作パネル3の一例である。糊付長さ、枚数等を入力するためのスイッチ4と設定情報や実行情報の表示装置5を有している。
糊付長さと枚数の設定について説明すると、スイッチ4のクリアキーを押すと表示装置5の長さ設定表示部5aの「0」が点滅する。そしてスイッチ4の0から9のキーを使用して糊付長さを入力する。図3(a)に例として糊付長さ257cmを入力した状態を示す。糊付長さを入力し、スイッチ4のセットキーを押すと糊付長さが確定し、枚数設定表示部5bの「0」が点滅する。
糊付長さの入力と同じくスイッチ4の0から9のキーを使用して必要枚数を入力して、セットキーを押し、枚数設定を確定させる。例として5枚入力したものとして説明する。(図3(b)参照)
このとき、枚数設定の確定のためのセットキーを押した時に、操作ボックス内に設けられた演算指示装置が、糊付長さ「257cm」と枚数「5枚」から総糊付長さ「1285cm」を演算し、従来糊付長さの実行情報を表示していた表示部5cに「1285」と所定時間表示する。この所定時間は操作パネル上で糊付作業者の好みに応じて任意に変更できるようにされている。
上記表示部5cへの表示時間を変更する手順は、スイッチ4の機能キーを押した状態で数字キー(例えば「2」キー)を押すことにより設定時間が表示部5cに点滅して表示されるようにしておく。そして「↓」キーと「↑」キーで所望の時間に変更しセットキーで確定させる。セットキーで確定させると点滅状態から点灯状態となり、もう一度セットキーを押すことにより変更する前の表示状態に戻るように演算指示装置が制御している。
そしてまた、従来より自動壁紙糊付機においては、最初にセットする壁紙の原反ロールの長さを入力しておくと、糊付した長さを減じて残量を表示するという機能を有する自動壁紙糊付機が知られている。
上記のように随時糊付長さと枚数を入力し、その総糊付長さを表示すれば、残量表示と比較して、壁紙が途中で足りなくなる等の認識が簡単に行え、従来のように糊付作業者に暗算というような負荷をかけなくてもすむようになる。
壁紙の残量表示の例を図3(d)に示す。残量表示は単位を「m」を使用していることが多いため、上記の表示部5cへの総糊付長さの表示も単位を「m」としてもよく、図3(d)においては、表示部5cへの表示は単位を「m」とした例を示している。
次に、複数の糊付長さと枚数の組を入力した場合について説明する。従来より自動壁紙糊付機においては、プログラムモードとして複数の糊付長さと枚数の組を入力をすることができる機能を有している装置があった。入力の手順は従来とほぼ同様の手順ではあるが、スイッチ4の機能キーを押したままモードキーを押すことにより、複数の糊付長さと枚数の組を入力できるプログラムモードに切り替える。プログラムモードに切り替わると、表示部5dにNO.「1」と表示される。(図4(a)参照)
ここで、スイッチ4のクリアキーを押すと表示装置5の長さ設定表示部5aに「0」が点滅する。そしてスイッチ4の0から9のキーを使用して糊付長さを入力する。図4(b)に例として糊付長さ257cmを入力した状態を示す。糊付長さを入力し、スイッチ4のセットキーを押すと糊付長さが確定し、枚数設定表示部5bに「0」が点滅する。
糊付長さの入力と同じくスイッチ4の0から9のキーを使用して必要枚数を入力して、セットキーを押し、枚数設定を確定させる。例として5枚入力したものとして説明する。(図4(c)参照)
NO.1の設定がセットキーで完了すると、表示装置5は図4(d)のように次のNO.2の入力待機状態が表示される。NO.2として入力するべき糊付長さと枚数を上記NO.1で説明した手順で入力すると、次のNO.3の入力待機状態が表示され、以降順に入力を行う。そして次のNO.での入力待機状態でスイッチ4のセットキーを押すとその一つ前のNO.までが入力された設定情報として確定する。
上記のように入力した設定情報を実際に糊付作業する手順について説明すると、スイッチ4の機能キーを押してプログラムモードに切り替える。すると既に上記のように複数組の糊付長さと枚数の組が入力されているので、NO.1のデータが表示装置5に表示される。このとき、操作ボックス内に設けられた演算指示装置が、糊付長さ「257cm」と枚数「5枚」から総糊付長さ「1285cm」を演算し、従来糊付長さの実行情報を表示していた表示部5cに「1285」と所定時間表示する。(図4(e)参照)
ここで、スイッチ4のトータルキーを数秒間(押している時間が3秒以上)押すと現在入力している総糊付長さを演算指示装置が演算して表示部5cにその長さを表示する。
具体的に数値を例に挙げて説明すると、入力された設定情報が、NO.1の糊付長さ「257cm」および枚数「5枚」、NO.2の糊付長さ「139cm」および枚数「2枚」、NO.3の糊付長さ「104cm」および枚数「2枚」、NO.4の糊付長さ「257cm」および枚数「3枚」であったとすると、NO.1の設定情報が表示された状態でトータルキーを3秒以上押すと、NO.1からNO.4の総糊付長さである「2542cm」が5cに表示される。演算指示装置は「257×5+139×2+104×2+257×3」を演算して、その結果を表示部5cに表示するのである。
また、入力した別糊付長さおよび枚数の設定情報に「↓」キー(「1」キースイッチ)、「↑」キー(「7」キースイッチ)で切り替えることができ、NO.2を表示してトータルキーを3秒以上押すと、NO.1の総糊付長さデータ+NO.2の総糊付長さデータを演算して表示する。同じように、NO.3を表示してトータルキーを押すとNO.1からNO.3の総糊付長さを演算して表示する。以降NO.1から表示したNO.までの総糊付長さを演算して表示するのである。
この機能により、壁紙の残量と比較して、どの壁紙あたりで壁紙がなくなるのかが作業者には簡単に認識できるようになるのである。
さらに、複数の糊付長さと枚数の組を入力し、そのうちから選択された1組以上の糊付長さと枚数の総糊付長さを演算する実施の形態について説明する。マンションや公団住宅等の大きな現場では、間取りの同じような部屋があり、それらの部屋においては同じ壁紙で施工されることが多い。そのため、糊付作業の際にも、同じ壁紙を糊付して貼り付けていくという施工方法が行われている。そして、上記に説明したように予め複数の糊付長さと枚数の組を入力し糊付作業をしている。
この時、部屋が違った場合は部屋毎の総糊付長さを演算したり、また入力する際にも部屋が違っていることを識別できるように入力できるようにし、また、一部屋の中でも壁と天井の壁紙の種類が違う場合もあり、壁と天井とで識別できるように壁紙の総糊付長さの演算ができるようにするのである。
図5(a)に操作パネルの一例を示す。入力するスイッチ4と表示部5があり、表示部5には識別情報を表示するための表示部5eが設けられている。
具体的に操作の手順を説明すると、スイッチ4の機能キーを押したままモードキーを押すことにより、複数の糊付長さと枚数の組を入力できるプログラムモードに切り替える。プログラムモードに切り替わると、表示部5dにNO.「1」と表示される。(図5(b)参照)
ここで、スイッチ4のクリアキーを押すと表示装置5の表示部5eの「0」が点滅する。そしてスイッチ4の数字キーを使用して識別情報「11」を入力する。入力を確定させるためにセットキーを押すと、長さ設定表示部5aの「0」が点滅する。そしてスイッチ4の0から9のキーを使用して糊付長さを入力する。図5(c)に例として糊付長さ254cmを入力した状態を示す。糊付長さを入力し、スイッチ4のセットキーを押すと糊付長さが確定し、枚数設定表示部5bの「0」が点滅する。
糊付長さの入力と同じくスイッチ4の0から9のキーを使用して必要枚数を入力して、セットキーを押し、枚数設定を確定させる。例として5枚入力したものとして説明する。(図5(d)参照)
NO.1の設定がセットキーで完了すると、表示装置5は次のNO.2の入力待機状態が表示される。このときに入力された糊付長さと枚数の総糊付長さを所定時間表示するように制御してもよいがここでは表示をしない制御として説明する。
NO.2として入力するべき糊付長さと枚数を上記NO.1で説明した手順で入力すると、次のNO.3の入力待機状態が表示され、以降順に入力を行う。そして次のNO.での入力待機状態でスイッチ4のセットキーを押すとその一つ前のNO.までが入力された設定情報として確定する。
上記のように入力した設定情報を実際に糊付作業する手順について説明すると、スイッチ4の機能キーを押してプログラムモードに切り替える。すると既に上記のように複数組の糊付長さと枚数と識別情報の組が入力されているので、NO.1のデータが表示装置5に表示される。このとき、操作ボックス内に設けられた演算指示装置が、糊付長さ「254cm」と枚数「5枚」から総糊付長さ「1270cm」を演算し、従来糊付長さの実行情報を表示していた表示部5cに「1270」と所定時間表示する。(図5(e)参照)
ここで、スイッチ4のトータルキーを数秒間(押している時間が3秒以上)押すと現在入力している総糊付長さを演算指示装置が演算して表示部5cにその長さを表示する。
具体的に数値を例に挙げて説明すると、入力した設定情報が下記のデータであるとして説明する。
NO. 識別情報 糊付長さ(cm) 枚数(枚)
1 011 254 5
2 011 105 3
3 011 64 3
4 021 255 6
5 021 105 3
6 021 64 3
7 012 422 4
8 012 389 2
9 022 422 4
10 022 389 2
識別番号を3桁とし、例えば3桁の前2桁で部屋番号を意味し、残り1桁で壁か天井かを識別するようにした例である。「011」は部屋「01」の壁「1」を意味し、「012」は部屋「01」の天井「2」を意味している。「021」は部屋「02」の壁「1」ということである。
予め入力されたデータのNO.を呼び出せば、その時点で呼び出された糊付長さと枚数の総糊付長さ「1270cm」が演算されて表示部5cに所定時間表示される。そしてNO.1のデータが表示されている際に識別演算キーを押すと、識別情報「011」として入力されているNO.1からNO.3までのデータの総糊付長さ「1777cm」が演算され、表示部5cに表示される。先に「1270cm」が表示されている時間中に識別演算キーが押されると、「1777cm」の表示が優先されて表示される制御となっている。
また、このNO.1のデータが表示された状態でトータルキーを数秒押し続けると先に説明したように、NO.1からNO.10までの全てのデータの総糊付長さが演算されて「8740cm」が表示される。
「↓」キーや「↑」キーで別の入力されたデータを表示させた場合には、別のデータを表示させた時点でその糊付長さと枚数の総糊付長さを演算して表示する。そして例えばNO.5のデータを表示した場合は、「315cm」が所定時間表示される。ここで識別演算キーを押すと、NO.5の識別情報は「021」であるから、NO.5とそれよりも小さなNO.で「021」の識別情報が入力されているデータの総糊付長さが演算されて表示される。この場合はNO.4のデータとNO.5のデータの総糊付長さとなり、「1839cm」が表示される。
すなわち、同じ識別情報で一番小さなNO.が表示されている場合に識別演算キーを押すと、その識別情報の全てのデータの総糊付長さが演算・表示され、一番小さなNO.でない場合においては、同じ識別情報で一番小さなNO.から表示したNO.までの総糊付長さが演算されるのである。
この演算・表示機能により、複数の部屋やまた異なる壁紙のデータが多く予め入力されていても、必要な識別ができ、またその識別情報での総糊付長さが簡単に判別できる。この機能を使用することにより、壁紙の残量と比較して、場合によっては壁紙の残り端数を調整してNO.4よりも、NO.5の方を先に1枚糊付しておこうというような、壁紙の有効な糊付作業が可能となるのである。
そしてさらに、壁紙残量が演算されて表示されてもいるため、表示した糊付長さと枚数において壁紙残量より多い長さとなっている場合には、図6に示すように壁紙の残量警告を点滅して表示し、糊付しようとする長さ(5aに表示されている長さ)に壁紙残量が足らない場合においては、自動壁紙糊付機のスタートキーを押しても糊付機が動作しないという制御としておくと良い。そうすると実際には貼り付けできない糊付壁紙を出してしまうことなく、また、残量を気にせずに安心して糊付作業ができるようになる。この場合さらに、壁紙残量より長い糊付長さとなってスタートキーを押しても作動しない場合でも、糊付したいという場合には、機能キーとスタートキーの二つのキーを押すことにより糊付機が作動するというような安全操作ができるようにしておくとより使い勝手をよくすることができる。
次に自動壁紙糊付機の作動を遅らせる制御について説明する。スイッチ4の機能キーを押しながら数字キー(例えば「4」キー)を押すことにより表示部5dに図7(a)のように設定時間を表示させる。この操作により、作動を遅らせる時間の設定画面となり、クリアキーを押すと長さ設定表示部5dに表示された時間が点滅し、変更する所望の時間を0から9の数字キーを使用して入力する。
例えば「10」と入力すると5aにおいて「1.0」と表示され、スタートスイッチを押してから1秒後に自動壁紙糊付機が作動する設定となる。(図7(b)参照)
従来はスタートスイッチを押すとすぐに自動壁紙糊付機が作動していたために、糊を塗布した壁紙の先端を壁紙の表面側が紙受板に接触するように紙受板の奥の方へ糊付作業者が手で送り込むことができずに、紙受板に糊付面側が接触してしまっていた。
この作動遅延機能により、スタートスイッチを押してから糊付作業者の好みの任意の時間糊付機が作動しないため、この時間中に、糊付作業者が両手で壁紙の先端付近を紙受板に対してうまく折り畳まれるように送り込む準備態勢を取ることが可能となり、糊付面側が紙受板に接触してしまうようなことが防止できる。
上記では、「10」と入力し、実質的には0.1秒単位の時間設定ができるような実施形態として説明したが、0.5秒単位また、「↑」キーや「↓」キーの使用で設定時間をアップダウンできるような設定の仕方を採用してもかまわない。設定時間は0〜3秒くらいの範囲設定できるようにしておくと良いが、実際にはあまり長いと間延びするようになるため、0.5〜1秒くらいが適当である。
またさらには、入力した時間分自動壁紙糊付機の作動が遅延するのみならず、設定した時間分だけごく微速で糊付機が作動し、設定した時間が経過すると所定の速度パターンで動作するという制御としても良い。また、ごく微速という低速でなく、設定した時間の間に徐々に加速される微速で動作するという制御でもかまわない。
上記制御の目的は、スタートスイッチを押してから、従来の速度パターンで作動する前に、糊付作業者が壁紙先端部を手で糊付機の奥側へ紙受板に壁紙表面が接触するような状態にうまく送り込める体勢が取れるようにすることである。そのため、作動を遅らせる時間は、慣れるに従い短く設定されることとなると予想されるため、任意の時間に設定できる機能としておくことが望ましいのである。

自動壁紙糊付機の全体を示す説明図 操作パネル部を示す説明図 本発明の入力と表示とを説明する表示装置の説明図 本発明のプログラムモード時の表示を説明する図 識別情報を使用したプログラムモード時の表示を説明する図 壁紙の残量警告を説明する図 壁紙糊付機の作動を遅らせる制御の表示等を説明する図
符号の説明
1 自動壁紙糊付機
2 操作ボックス
3 操作パネル
4 スイッチ
5 表示装置
5a 長さ設定表示部
5b 枚数設定表示部
5c 表示部
5d 表示部
5e 表示部

Claims (7)

  1. 水平に軸支されて回転する糊付ローラに壁紙を圧接して糊付けする自動壁紙糊付機において、少なくとも糊付長さ、枚数等の設定情報を入力する入力装置と、
    上記設定情報により自動糊付機の作動を指示する演算指示装置と、
    設定情報および/または実行情報を表示する表示装置とを具備し、
    糊付しようとする糊付長さと枚数が入力または表示された時に、上記糊付長さの上記枚数分の総糊付長さを演算して表示することを特徴とする自動壁紙糊付機。
  2. 上記総糊付長さの表示時間を任意の時間に設定できることを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機。
  3. 水平に軸支されて回転する糊付ローラに壁紙を圧接して糊付けする自動壁紙糊付機において、少なくとも糊付長さ、枚数等の設定情報を入力する入力装置と、
    上記設定情報により自動糊付機の作動を指示する演算指示装置と、
    設定情報および/または実行情報を表示する表示装置とを具備し、予め入力された糊付長さと枚数の複数組の総糊付長さを演算して表示することを特徴とする自動壁紙糊付機。
  4. 予め入力された糊付長さと枚数の複数組のうちから選択された1組以上の糊付長さと枚数の総糊付長さを演算して表示することを特徴とする請求項3記載の自動壁紙糊付機。
  5. 請求項4において総糊付長さを演算して表示する糊付長さと枚数は、糊付長さおよび枚数を入力する際に選択のための識別情報が入力されていることを特徴とする請求項4記載の自動壁紙糊付機。
  6. 水平に軸支されて回転する糊付ローラに壁紙を圧接して糊付けする自動壁紙糊付機において、少なくとも糊付長さ、枚数等の設定情報を入力する入力装置と、
    上記設定情報により自動糊付機の作動を指示する演算指示装置と、
    設定情報および/または実行情報を表示する表示装置とを具備し、糊付作業開始から予め入力された時間だけ糊付機の作動が遅れて開始することを特徴とする自動壁紙糊付機。
  7. 糊付機の作動が遅れて開始する時間を任意に設定することができることを特徴とする請求項6記載の自動壁紙糊付機。
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