JP2005279388A - 浄化槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】 オリフィス部の点検時の視認性を容易にすることができる浄化槽を提供する。
【解決手段】 エア供給管からのエア供給量を調整するオリフィス部Oを、前記エア供給管どうしの接続部J近傍に設けた浄化槽であって、
前記オリフィス部Oが、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する流量制限面Rを備え、前記流量制限面Rに表裏貫通孔72を設けて、前記接続部Jにおける前記エア供給管の非接続状態で前記表裏貫通孔72を前記長手方向とは交差する方向から視認可能に構成してある。
【選択図】 図4
【解決手段】 エア供給管からのエア供給量を調整するオリフィス部Oを、前記エア供給管どうしの接続部J近傍に設けた浄化槽であって、
前記オリフィス部Oが、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する流量制限面Rを備え、前記流量制限面Rに表裏貫通孔72を設けて、前記接続部Jにおける前記エア供給管の非接続状態で前記表裏貫通孔72を前記長手方向とは交差する方向から視認可能に構成してある。
【選択図】 図4
Description
本発明は、エア供給管からのエア供給量を調整するオリフィス部を、前記エア供給管の接続部近傍に設けた浄化槽に関する。
従来このような浄化槽におけるオリフィス部は、通常、前記エア供給管どうしが接続される接続部におけるエア供給管端部に、蓋を嵌着するとともに、前記エア供給管を封止するその蓋の底面に、適宜表裏貫通孔を窄孔して形成することが多い。
また、前記エア供給管には浄化槽の地下埋設作業時等に土、砂、小石等が紛れ込むことがあり、このように紛れ込んだ小石等が、エア流通に伴って搬送され、前記オリフィス部に達し、前記表裏貫通孔を塞いで、適切なエア流通を妨げることがある。そのため、前記オリフィス部は、浄化槽の点検の際に、詰まっていないかなどの点検作業を要する。
ところが、前記蓋の底面は、通常前記エア供給管の長手方向に直交するように配置されるために、その蓋の底面に形成される表裏貫通孔は、前記長手方向に沿った向きに形成されることになる。そのため、前記表裏貫通孔をその長手方向とは交差する方向から点検するには、前記表裏貫通孔は、前記オリフィス部の配置されている接続部をはずしただけでは視認できないために、そのエア供給管を無理矢理撓ませ、前記表裏貫通孔をその長手方向とは交差する方向に向けなければ点検できない状態にあった。(汎用されている技術であるが、先行技術文献として適切なものは挙げることができない。)
そこで、本発明の目的は、上記実状に鑑み、オリフィス部の点検時の視認性を容易にすることができる浄化槽を提供することにある。
本発明の浄化槽の特徴構成は、エア供給管からのエア供給量を調整するオリフィス部を、前記エア供給管どうしの接続部近傍に設け、
前記オリフィス部が、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する流量制限面を備え、前記流量制限面に表裏貫通孔を設けて、前記接続部における前記エア供給管の非接続状態で前記表裏貫通孔を前記長手方向とは交差する方向から視認可能に構成してある点にある。
前記オリフィス部が、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する流量制限面を備え、前記流量制限面に表裏貫通孔を設けて、前記接続部における前記エア供給管の非接続状態で前記表裏貫通孔を前記長手方向とは交差する方向から視認可能に構成してある点にある。
つまり、前記流量制限面は、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差するように形成されているから、前記流量制限面に設けた表裏貫通孔は前記エア供給管の長手方向に交差する方向に形成される。そのため、前記接続部における前記エア供給管の非接続状態では、前記表裏貫通孔を前記長手方向とは交差する方向から視認容易とすることができる。そのため、前記表裏貫通孔を前記長手方向とは交差する方向から視認可能に配置することによって、前記表裏貫通孔の点検を容易に行える。
尚、上記構成に加えて、前記エア供給管の端面に嵌着自在なキャップ部材を設け、前記キャップ部材を前記エア供給管の接続部に嵌着した状態で、前記キャップ部材の底面が前記流量制限面に形成されていることが好ましい。
このようにキャップ部材を設けて、そのキャップ部材により流量制限面および表裏貫通孔を設けると、前記オリフィス部の加工成形を容易に行えるとともに、前記オリフィス部が詰まってしまったような場合であっても、単にキャップ部材を交換するなどの簡単な作業で保守点検が可能となる。
また、前記エア供給管の接続部を前記エア供給管の長手方向に沿って先細りに形成してあることが好ましく、このような構成をとれば、点検作業時に前記接続部においてエア供給管を着脱操作して点検する場合に、先細り部分によって、着脱操作をガイドすることができるので、作業性良く保守点検が行える。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、これらによって限定されるものではない。
本発明の浄化槽は、図1〜図2に示したように、浄化槽本体の内部空間を仕切壁Sにより複数の水処理空間に分割形成するとともに、浄化槽内部に流入した被処理水の移流方向に順に嫌気処理槽、好気処理槽を形成する。
被処理水を嫌気処理する嫌気処理槽と、嫌気処理された被処理水を好気処理する好気処理槽を設けることにより、嫌気処理を行う槽と、好気処理を行う槽とを組み合わせて、前記被処理水を嫌気処理により嫌気分解させた後に好気処理させることが出来、効率よくBODの大きな被処理水の消化が可能となる。つまり、負荷の大きな被処理水を嫌気分解すると共に、負荷の低くなった被処理水を好気処理槽で高度に浄水できる。
嫌気処理槽として被処理水原水に含まれる夾雑物を沈殿除去あるいは浮揚除去させる夾雑物除去槽1を、好気処理槽として担体流動槽3、接触ばっ気槽4を設け、前記夾雑物除去槽1の下流側の水処理空間に汚泥消化槽2を、前記担体流動槽3及び接触ばっ気槽4の下流側の水処理空間に沈殿槽5、消毒槽6等を備えている。被処理水の原水は、原水流入部Iから前記夾雑物除去槽1に流入した後、担体流動槽3、接触ばっ気槽4の順に下流へ移送されつつ分解処理され、沈殿槽5、消毒槽6を経た後、放流口Zから槽外に放流される。
本発明の浄化槽は、図1〜図2に示したように、浄化槽本体の内部空間を仕切壁Sにより複数の水処理空間に分割形成するとともに、浄化槽内部に流入した被処理水の移流方向に順に嫌気処理槽、好気処理槽を形成する。
被処理水を嫌気処理する嫌気処理槽と、嫌気処理された被処理水を好気処理する好気処理槽を設けることにより、嫌気処理を行う槽と、好気処理を行う槽とを組み合わせて、前記被処理水を嫌気処理により嫌気分解させた後に好気処理させることが出来、効率よくBODの大きな被処理水の消化が可能となる。つまり、負荷の大きな被処理水を嫌気分解すると共に、負荷の低くなった被処理水を好気処理槽で高度に浄水できる。
嫌気処理槽として被処理水原水に含まれる夾雑物を沈殿除去あるいは浮揚除去させる夾雑物除去槽1を、好気処理槽として担体流動槽3、接触ばっ気槽4を設け、前記夾雑物除去槽1の下流側の水処理空間に汚泥消化槽2を、前記担体流動槽3及び接触ばっ気槽4の下流側の水処理空間に沈殿槽5、消毒槽6等を備えている。被処理水の原水は、原水流入部Iから前記夾雑物除去槽1に流入した後、担体流動槽3、接触ばっ気槽4の順に下流へ移送されつつ分解処理され、沈殿槽5、消毒槽6を経た後、放流口Zから槽外に放流される。
前記夾雑物除去槽1は流入した被処理水の原水を、貯留させつつ嫌気処理し、被処理水中の固形物を分解処理可能にする。分解処理により生じた汚泥は、前記夾雑物除去槽1の底部に沈降する。このようにして貯留した汚泥は、前記夾雑物除去槽1と前記汚泥消化槽2とを下部で連通する連通部8を経由して前記汚泥消化槽2の底部へ送られる。つまり前記連通部8を設けることにより、前記夾雑物除去槽1において分離された被処理水中の汚泥を、このまま、前記連通部8を通じて前記汚泥消化槽2の底部へと自然移送することができる。また、前記夾雑物除去槽1の底部から前記連通部8を経由した前記汚泥消化槽2の底部までが汚泥の貯留部として働く。
また、前記被処理水より固形物質を除去した上澄み液は、U字に形成されるエアリフトポンプ等による移流機構W3を経由して前記担体流動槽3へと移流される。前記移流機構W3の被処理水吸い込み口は、前記夾雑物除去槽1の最低水位と同程度の高さに設けられており、前記吸い込み口より固形物質を除去した上澄み液を所定量ずつ好気処理槽である前記担体流動槽3へ移送することができる。
ここで、前記夾雑物除去槽1の最高水位と最低水位との間の空間は流量調整部として働き、被処理水として台所、洗濯、浴室等から生じる大量の低負荷の生活雑排水が流入した場合にも、この大量の被処理水が急激に下流槽に流出することのないように貯留することができ、被処理水原水の流入の無い時間帯にも定常的に被処理水を生物処理して処理水の水質を一定水準以上に維持可能にする。ここで、前記流量調節部の許容量を越えた大量の被処理水が流入した場合は、オーバーフローにより越流機構W1を経由して前記担体流動槽3へ移流させることができる。
ここで、前記夾雑物除去槽1の最高水位と最低水位との間の空間は流量調整部として働き、被処理水として台所、洗濯、浴室等から生じる大量の低負荷の生活雑排水が流入した場合にも、この大量の被処理水が急激に下流槽に流出することのないように貯留することができ、被処理水原水の流入の無い時間帯にも定常的に被処理水を生物処理して処理水の水質を一定水準以上に維持可能にする。ここで、前記流量調節部の許容量を越えた大量の被処理水が流入した場合は、オーバーフローにより越流機構W1を経由して前記担体流動槽3へ移流させることができる。
前記汚泥消化槽2は、前記夾雑物除去槽1に隣接する水処理空間に形成され、気泡供給可能な散気管D1を前記夾雑物除去槽1と前記汚泥消化槽2との仕切壁の最下部より上部に、かつ前記汚泥消化槽2の深さ方向の中間部に設置してある。前記汚泥消化槽2における上部空間は、前記散気管D1により散気され、対流する被処理水が好気処理される好気処理部を形成する。また、前記貯留部と前記好気処理部との間には、両者を仕切るように濾床9を設けてあり、前記貯留部には前記散気管D1による散気による被処理水の対流の影響がより及びにくくなるように形成してある。これにより、前記貯留部における嫌気処理と前記好気処理部による好気処理との機能分担を図ることが出来る。
また、前記被処理水より固形物質を除去した上澄み液を前記夾雑物除去槽1から前記好気処理槽に移流する移流機構W3を設けたことにより、固形物質をあらかじめ消化して低負荷となった被処理水を優先的に前記担体流動槽に移流することができる。
ここで、前記移流機構W3としては、被処理水吸い込み口を、前記嫌気処理槽の最低水位と同程度の高さに設けたU字管を備えたエアリフトポンプにより構成してある。このように構成すると、前記貯留部の貯留汚泥が舞い上がることはほとんどないため、前記吸い込み口に前記貯留部の汚泥が達することはほとんどない。従って、前記吸い込み口より固形物質を除去した上澄み液をエアリフト作用により前記好気処理槽へ移送することができるのである。
ここで、前記移流機構W3としては、被処理水吸い込み口を、前記嫌気処理槽の最低水位と同程度の高さに設けたU字管を備えたエアリフトポンプにより構成してある。このように構成すると、前記貯留部の貯留汚泥が舞い上がることはほとんどないため、前記吸い込み口に前記貯留部の汚泥が達することはほとんどない。従って、前記吸い込み口より固形物質を除去した上澄み液をエアリフト作用により前記好気処理槽へ移送することができるのである。
図1、図2に示すように、前記担体流動槽3は、前記汚泥消化層2に隣接する水処理空間に、上部に開口する箱状体31を配設して形成した水処理室を構成する。前記箱状体31の側壁部は、前記水処理室における前記浄化槽本体の長さ方向に沿う一対の隔壁部31a、31aに形成し、その底部は、前記水処理室における底板31bに形成される。このように水処理室を構成する際には、たとえば図1〜3に示す小型合併浄化槽の場合、まず、浄化槽本体を構成する下側部分に複数の仕切壁Sを組み付けて被処理水の移流経路を確保した後、前記箱状体31や、その他各水処理室に付随して用いられる散気管、接触材、逆洗管、エアリフトポンプ等を装着し、浄化槽内部の内部に固定される部品がほぼすべて装着されてから、浄化槽本体を構成する上側部分を組み付けて、最後に槽内に水を張り担体を投入して浄化槽を完成させるという手順をとる。従って、前記箱状体31をもって、前記隔壁部31aや底板31bを構成すると、寸法精度良く一度に多数の構成要素を組み付けることが出来るようになるので好ましい。また、前記水処理室は幅寸法が浄化槽本体の幅寸法よりも短いので、長さ寸法を大きく設定し水平断面形状を正方形状に近い形状に設計することが出来る。具体的には、浄化槽本体の幅寸法が1000〜1200(mm)程度の小型合併浄化槽においては、前記担体流動槽3の水平断面形状を400×600〜600×400(mm)程度の四角形状に形成しておくことにより、被処理水の流動性を良好にし、担体C1が槽内を均一に循環できる構成とすることができる。
尚、前記箱状体31は、前記担体流動槽3を形成してある水処理空間と前記沈殿槽5を形成する水処理空間とを区切る仕切壁S及び前記浄化槽本体の底部に設けた架台32に固定される。
尚、前記箱状体31は、前記担体流動槽3を形成してある水処理空間と前記沈殿槽5を形成する水処理空間とを区切る仕切壁S及び前記浄化槽本体の底部に設けた架台32に固定される。
また、前記担体流動槽3は、前記移流機構W3、越流機構W1からの被処理水の流入を受ける構成とし、好気性微生物を担持させた状態で被処理水と共に流動可能な担体C1を収容保持して、流入した被処理水を好気処理する。また、前記底板31bの前記沈殿槽5とは離間する側には、被処理水及び気泡の通過自在な多孔部31cを形成してあり、前記担体流動槽3内からの担体C1の流出を防止しつつ被処理水や汚泥が水処理空間下方に容易に排出される構成とし、被処理水が前記担体流動槽3から接触ばっ気槽4へと順次移流しつつ微生物処理される構成にしてある。
また、上述のように構成すると、前記担体流動槽3の長さ寸法は十分大きく確保することが出来るので、担体流動槽3内における循環流の上昇流と下降流とが干渉しにくい寸法設計となるため、被処理水は、前記担体流動槽3内を十分循環した後、後続の水処理槽に移流することになる。
前記水処理空間の前記箱状体31の両側方には接触材41を収容して接触ばっ気槽4に形成してある。
また、前記多孔部31cの下方には、前記多孔部31cを介して前記担体流動槽3内へ気泡供給するとともに、前記接触ばっ気槽4に気泡供給することにより、前記担体C1を均等に流動させる被処理水の旋回流、及び、前記接触ばっ気槽4内の被処理水の旋回流をともに形成させる散気管D2を設けてある。このような構成により前記移流機構W3を経由して前記担体流動槽3内に流入した被処理水は、好気性微生物により好気分解されて浄化された後、前記担体流動槽3の底部より前記接触ばっ気槽4へと移流する。移流した被処理水は、前記接触ばっ気槽4内の旋回流により前記接触ばっ気槽4内を循環し、さらに好気処理を受ける。この際、担体流動槽3から排出された汚泥は、前記旋回流に巻き上げられ、被処理水とともに再度好気処理され減容化される。
また、前記接触材41の下方には前記接触材41に過剰に付着した微生物を剥離させるために散気する逆洗管D4を設けてある。
また、前記多孔部31cの下方には、前記多孔部31cを介して前記担体流動槽3内へ気泡供給するとともに、前記接触ばっ気槽4に気泡供給することにより、前記担体C1を均等に流動させる被処理水の旋回流、及び、前記接触ばっ気槽4内の被処理水の旋回流をともに形成させる散気管D2を設けてある。このような構成により前記移流機構W3を経由して前記担体流動槽3内に流入した被処理水は、好気性微生物により好気分解されて浄化された後、前記担体流動槽3の底部より前記接触ばっ気槽4へと移流する。移流した被処理水は、前記接触ばっ気槽4内の旋回流により前記接触ばっ気槽4内を循環し、さらに好気処理を受ける。この際、担体流動槽3から排出された汚泥は、前記旋回流に巻き上げられ、被処理水とともに再度好気処理され減容化される。
また、前記接触材41の下方には前記接触材41に過剰に付着した微生物を剥離させるために散気する逆洗管D4を設けてある。
さらに、前記担体C1より剥離した汚泥及び前記接触ばっ気槽4に充填されている接触材41より剥離した汚泥のうち処理しきられずに蓄積されるものは、エアリフトポンプ等の汚泥移送機構W2により前記汚泥消化槽2に移送される。
このような汚泥移送機構W2を設けることにより、好気処理槽で処理しきられない汚泥を前記汚泥消化槽2に移送することができる。そのため、前記汚泥消化槽2の好気処理部において再度好気性汚泥消化を行うことができ、効率よく汚泥を分解することができる。
前記散気管D1,散気管D2,逆洗管D4,汚泥移送機構W2,移流機構W3等のエア供給部への給気は、浄化槽内でほぼ水平に設けられるエア供給管P1を介してエアポンプPにより行われ、前記配管P1は、各所にて分岐してそれぞれにエアを分配供給する。前記好気処理槽に対しては、高水位の水処理槽にエア供給する必要があり、一方、嫌気処理槽に対しては、低水位の水処理槽中にエア供給する必要があるから、両者に対するエア供給負荷は異なる。そこで、嫌気処理槽側への嫌気配管PNと、好気処理槽側への好気配管PEとのエア供給バランスを調整するためのオリフィス部Oを前記嫌気配管PNの接続部J近傍に設けてある。これらエア供給管P1は、図3に示すように、浄化槽のマンホールH上方側から視認容易に設けられている。
図4に示すように、前記エア供給管P1は、前記接続部Jにおいてエア供給管P11,P12が突き合わされ、一方のエア供給管P12に設けられた袋ナット部P13を螺合させることによって、パッキン部材P14が他方のエア供給管P11に外面から密接して、全体として嫌気配管PNを連通形成する。エア供給管P1どうしが水平姿勢で接続される接続部Jには、エア供給方向下流側の前記エア供給管P11の端面に嵌着してその軸心回りに回動自在なキャップ部材7を設け、そのキャップ部材7の底面71に表裏貫通孔72を設けて形成してある。前記キャップ部材7は、先細りに形成されており、前記エア供給管P11に嵌着してそのエア供給管P1を先細りに形成する。前記接続部Jにおける接続作業は先細りの前記キャップ部材7の先端側でガイドして、前記エア供給管P11、P12どうしを接合させられ、容易に接合できる。また、前記エア供給管P11を接続部Jに嵌着した状態で、前記キャップ部材7の底面が前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する前記流量制限面Rとなるオリフィス部Oを形成する。
これにより、前記表裏貫通孔72の閉塞状況を確認するには、前記袋ナット部P13を緩め、他方のエア供給管P11を引き抜き、(図4(イ)〜図4(ロ))前記キャップ部材を前記エア供給管の軸心回りに回動させて、(図4(ロ))前記表裏貫通孔72を上方に臨ませる。すると、その表裏貫通孔72の点検者は、マンホールH上方からその表裏貫通孔72を視認して、閉塞状況を確認することができる(図3、図4(ハ)参照)。尚、図4の例では、エア供給管P1に小石等が含まれていたとしても、前記表裏貫通孔72よりも下流側に形成されるエアだまり部73にその小石等が貯留されやすく、前記表裏貫通孔72の詰まりが発生しにくい。また、このように貯留された小石等は、他方のエア供給管P11を引き抜いた際に、容易に下方へ落下除去されるので掃除も容易である。
尚、先述の散気管D2等は、前記箱状体31及び前記汚泥消化層と前記好気処理槽とを仕切る仕切壁Sとの間の隙間を介して前記好気処理槽内に挿入されており、マンホールHからの挿脱容易に形成されているから、保守点検の際の利便性が高くなっている。
前記接触ばっ気槽4を経由した被処理水は、清浄な上澄み液のみを外部に放流可能にした前記沈殿槽5に送られる。前記沈殿槽5は、汚泥を重力により前記接触ばっ気槽4に速やかに自然移送できる構成であればよい。この時貯留された汚泥は、前記担体流動槽3や接触ばっ気槽4において発生した汚泥とともに、前記接触ばっ気槽4で再処理され、さらに余剰の汚泥が汚泥移送機構W2により前記汚泥消化槽2に移送される。
前記沈殿槽5を経由した清浄な上澄み液は前記沈殿槽5の上部に設けられた消毒槽6に流入し、固形消毒剤と接触することにより消毒された後、放流口Zより槽外へ放出される。
前記沈殿槽5を経由した清浄な上澄み液は前記沈殿槽5の上部に設けられた消毒槽6に流入し、固形消毒剤と接触することにより消毒された後、放流口Zより槽外へ放出される。
先の実施の形態においては、前記接続部におけるオリフィス部Oをキャップ部材7から形成したが、前記エア供給管P1に一体形成してあっても良い。
また、前記表裏貫通孔をマンホール方向に向けた姿勢で、前記キャップ部材を前記エア供給管に嵌着する場合は、そのキャップ部材を前記エア供給管に対して接着により固定してあっても良い。
また、前記表裏貫通孔をマンホール方向に向けた姿勢で、前記キャップ部材を前記エア供給管に嵌着する場合は、そのキャップ部材を前記エア供給管に対して接着により固定してあっても良い。
また、前記接続部Jの下流側のエア供給管P11にキャップ部材7を設けてオリフィス部Oを形成する構成としたが、上流側のエア供給管P12側に設けてオリフィス部Oを形成する事もできる。このような場合、前記キャップ部材7の先端部側にエアだまり部が形成されることになる。
また、前記流量制限面71は、平面に限らず、球面であっても良く、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する部分を備え、その部分に表裏貫通孔を形成してあればよい。また、前記表裏貫通孔72は、視認容易な箇所に設けてあれば良く、平面に形成した流量制限面71に対しては、中央部に設けることが好ましい。また、エアだまり部を形成する上でも、前記表裏貫通孔72をエア供給管の長手方向における、流量制限面の先端部や基端部から離間させて設けておくことが望ましい。
尚、本発明にいう前記表裏貫通孔72を上方から視認可能な状態とは、図4に示すように、流量制限面Rが、エア流通管P1の長手方向と直交する面と交差する方向にあり、その方向を上方に臨ませることができるとともに、前記表裏貫通孔72が目視できる方向に開口していれば良いものとする。
また、前記キャップ部材は、図5に示すように、前記前記エア供給管の長手方向に沿う流量制限面を備えていてもよい。
点検容易であるため、長期的な浄化槽の安定運転に寄与することができた。
P1 エア供給管
O オリフィス部
J 接続部
R 流量制限面
72 表裏貫通孔
O オリフィス部
J 接続部
R 流量制限面
72 表裏貫通孔
Claims (1)
- エア供給管からのエア供給量を調整するオリフィス部を、前記エア供給管どうしの接続部近傍に設けた浄化槽であって、
前記オリフィス部が、前記エア供給管の長手方向と直交する面と交差する流量制限面を備え、前記流量制限面に表裏貫通孔を設けて、前記接続部における前記エア供給管の非接続状態で前記表裏貫通孔を前記長手方向とは交差する方向から視認可能に構成してある浄化槽。
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---|---|---|---|---|
JP2009090216A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Kubota Corp | 浄化槽の散気装置 |
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2004
- 2004-03-29 JP JP2004095099A patent/JP2005279388A/ja active Pending
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