JP2005278321A - 電動機の回転子の防振構造。 - Google Patents

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広之 田中
Takashi Michii
隆 道井
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Abstract

【課題】 発明が解決しようとする問題点は、永久磁石電動機の回転子において、ロータの振動を回転軸に伝達しないようにするために弾性体を介在させる構成で、弾性体を両方から強く加圧し、圧縮していると振動を吸収する作用が有効に働かず、ロータの振動が弾性体で全て吸収されず、回転軸に伝達される点である。
【解決手段】 本発明は、弾性体と押さえ板の形状を改良して滑を伴わずトルクを伝達する経路と、弾性体の押さえ板との当接面に小円筒形、もしくは半球状の凸面を多数設けて、弾性体と押さえ板との振動の伝達に関わる部分の面積を減らすことにより、振動の伝達を減少させる構成との二つの伝達経路設けて課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石を備えるモータのロータ部材と回転軸とを結合する防振構造に関するものである。
本発明は、家庭用電気機器あるいは事務機用電子機器などで広く用いられる冷却用フアンモータ等の駆動源となるモータの防振構造に関するものである。
図9は、従来から実施されている防振型モータの構造の一例を示す半断面図で、10はステータハウジング、11はステータ鉄心、12はステータコイル、13はロータ、14は回転軸、15は軸受け、16は弾性体である。
ステータハウジング10の内径部に、コイル12を巻装したステータ鉄心11を固着したステータの内径部に空隙を介して、ロータ13を配置し、該ロータ13は回転軸14に対し弾性体16により軸方向及び回転方向に対し弾性的に支持されている。
しかしながら、このような構造は、弾性体16を薄くすると振動が十分に除去できず、弾性体16を厚くするとロータ13の固定が不十分となり、磁気吸引力によりステータ鉄心11とロータ13間の空隙長さが不均一となり、十分な防振効果が得られないという問題があった。
この改善策として、図10に示すような弾性体によりロータと回転軸を結合する構成のロータ組み立て構造が提案された。
図10においては、ロータ13のハブ部13−1の両端面に円板状の弾性体17を当接し、弾性体17の外側に当板18を介して、両側からプッシユナット20で加圧して回転子軸14に固着する構成が提案された。この構造により、ステータ鉄心11の内径とロータ13の外径との空隙を容易に均一に保つことができる。その結果、ステータ鉄心11とロータ13の間で発生した回転方向及び軸方向の振動は、ロータ13のハブ部13−1の両側に設けた弾性体17により吸収され、回転軸14への振動伝達は十分抑制できる。
特願2002−132193号
発明が解決しようとする問題点は、先に特願2002−132193で開示された発明においては、弾性体17を両方から強く加圧し、圧縮しているので弾性体を介しても、振動を吸収する作用が有効に働かず、ロータの振動が弾性体で全て吸収されず、回転軸に伝達される点である。
本発明は、弾性体と押さえ板の形状を改良して滑を伴わずトルク伝達する経路と、弾性体の押さえ板との当接面に小円筒形、もしくは半球状の凸面を多数設けて、弾性体と押さえ板との振動の伝達に関わる部分の面積を減らすことにより、振動の伝達を減少させる構成との二つの伝達経路を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明における主要な効果は、弾性体と押さえ板の形状を改良し、滑を伴はない主要トルクの伝達経路と、摩擦による振動の伝達経路を分離したので、それぞれの効果が他の経路の影響を受けずに構成できるという利点がある。
円筒形ロータマグネットの内径部に6個の台形窪みを設けたロータブッシュを固着し、円板部の片面に前記6個の台形窪みと勘合する台形突起を設け、反対面に小円筒形、もしくは半球状の突起を多数設け、かつ押さえ板の爪部が繋合する3個の矩形の穿孔を設けた防振ゴム部材2個と、外周近傍に3個の爪部を軸方向に突出させ、回転軸と繋合するボス部を中央に設けた2個の押さえ板を備え、前記ロータブッシュの6個の台形窪みに、2個の防振ゴム部材の6個の台形突起を前後より篏合させ、回転軸を貫挿し該防振ゴム部材の多数の突起を設けた端面に2個の押さえ板の爪部を対面させて、爪部を前記多数の突起を設けた端面に設けた3個の矩形穿孔に繋合させ、軸方向前後から押し圧して回転軸に固着する。
図1は、本発明になる防振部材を備えたロータ組み立てを備えたモータの概要を示す断面図で、1はハウジングとコイルを巻装したステータ鉄心を備えたステータ、2はマグネットロータ、3はロータブッシュ、4が防振ゴム部材、5が押さえ板、6が回転軸である。
図2はロータマグネット2の断面図で、内径をDm、内径部の長さをLmと示す。
図3はロータブッシュ3の断面図(a)と正面図(b)である。ロータブッシュ3は非磁性体(たとえばプラスチックス)で一体成型され、その外径はロータマグネット2の内径Dmと同じで適宜の厚みで長さがロータマグネット2の内径部の長さLmと同じ長さの円筒部3−1と、該円筒部3−1より小径で中心に回転軸より、僅かに径大の孔3−6を備え、円筒部3−1の長さよりある長さ短いボス部3−2と、該ボス部3−2と円筒部3−1との間を60度の間隔で設けられ、同じ径方向長さのスポーク3−3又は3−4により連結されている。
そしてロータブッシュ3は軸方向の前後から見て、前記円筒部3−1の内径部と、ボス部3−2の外径部とスポーク3−3と3−4とに囲まれた台形の窪み3−5が6個形成されている。
図4は防振ゴム部材4の形状を示し、(a)は左側面図、(b)正面図、(c)は右側面図、(d)は右傾視図である。図(a)〜図(d)において4−1は円板部、4−9は回転軸の貫挿部で、図(a)、図(b)において、4−2と4−3は円板部4−1の一方の端面に形成された台形の突起部で、該突起部は前記ロータブッシュ3に設けられた6個の窪み3−5と篏合する形状で、(c)図において円板部4−1の他の端面に外周近傍に3個の矩形の穿孔4−4が台形突起3−2の奥まで押さえ板5の爪5−3と繋合する深さで形成され、該矩形の穿孔4−4の出口を囲む保強部材4−5が設けられ、かつ円板部4−1の端面に円筒形の突起が、同心円上に大径の4−6と、中径の4−7と、小径の4−8とが、それぞれほぼ等間隔に、同じ長さに形成されている。
図5は、押さえ板5の説明図で押さえ板5は金属板で形成され、5−1は円板部で前記防振ゴム部材4の円板部4−1の外径より僅かに小径で、円板部5−1の外周近傍に爪5−3が3個、等間隔で円板部5−1と直角方向に起立され、円板部5−1の中心位置に回転軸6と繋合する円筒形ボス部5−2が、前記爪5−3の起立方向と反対方向に突出されている。
図6は回転軸6の説明図で、ロータブッシュ3と防振ゴム4が貫挿する軸部6−1と押さえ板5のボス部5−2と繋合するローレット部6−2が設けられている。
本発明になるロータ部と防振部材と回転軸の組み立ては、ロータマグネット2の内径部にロータブッシュ3を挿入してロータブッシュの円筒部3−1をロータマグネット2の内径部と位置を合せて固着し、ロータブッシュ3の前後の端面に設けた台形窪みに防振ゴム部材4の台形突起4−2と4−3を篏着し、2個の防振ゴム部材4とロータブッシュ3の内径部に回転軸6を貫挿し、2個の押さえ板5を防振ゴム部材4の多数の円筒形部材4−6、4−7、4−8が突出した面に対向させ、押さえ板5の爪5−3を防振ゴム部材4の端面に設けられた穿孔4−4に挿入し、円筒形部材4−6、4−7、4−8に適度の圧縮を加え、押さえ板5を回転軸に固着する。
以上のように組み立てたロータ部を図1に示すモータのステータ内に組み付けてモータとして運転すると、ロータに発生したトルクはロータブッシュ3の6個の台形窪みから防振ゴム部材4の6個の台形突起部4−2、4−3に伝達され、円板部4−1から多数の円筒形部材4−6、4−7、4−8へ伝達され、該多数の円筒形部材4−6、4−7、4−8と当接している押さえ板5との摩擦で押さえ板5に伝達され回転軸6に伝達される第1の伝達経路と、防振ゴム部材4の端面に設けられた穿孔4−4に挿入された押さえ板5の爪5−3を介して押さえ板5から回転軸6に伝達される第2の伝達経路がある。
上記の第1の伝達経路は、多数の円筒形部材4−6、4−7、4−8と当接している押さえ板5との摩擦で発生するので振動の減衰効果は大きいが、大きなトルクの伝達は滑りが発生するのでできない。一方、第2の伝達経路は、防振ゴム部材4の端面に設けられた穿孔4−4に挿入された押さえ板5の爪5−3を介して押さえ板5から回転軸6に伝達されるので、防振ゴム部材4と押さえ板5の間で滑が生じないから大きなトルクを伝達できる特徴があり、第1の伝達経路での多数の円筒形部材4−6、4−7、4−8と当接している押さえ板5との摩擦力は、押さえ板5を装着するときの圧力により調節可能である。
上記のように第1の伝達経路により大きなトルクを伝達し、第2の伝達経路により振動トルクを減衰させるように構成されているので大きな振動の減衰効果が得られる。
図7は第2の実施例による防振ゴム部材4の形状を示す図で、(a)図、(b)図は図4の図象と同じであるが、(c)図と(d)図の図象が異なる。図7の(c)図と(d)図においては、円板部4−1の端面に設けられた円筒形の突起4−10の表面が半球状に形成され、ほぼ同じ形状の突起4−10が同心円上にほぼ等間隔に配置されている。このように突起4−10の形状を半球状と形成することにより、押さえ板5の圧力と摩擦力の調整が容易となる特徴がある。
図8は第3の実施例による防振ゴム部材4の形状を示す図で、(a)図、(b)図は図4の図象と同じであるが、(c)図と(d)図の図象が異なる。図8の(c)図と(d)図においては、円板部4−1の端面に設けられた円筒形の突起4−11の表面が、図7に示す第2の実施例より径の大きい半球状に形成され、ほぼ同じ形状の突起4−11が同心円上にほぼ等間隔に配置されている。このように構成することにより、押さえ板5の圧力と摩擦力の調整が容易となる特徴がある。
モータのロータと回転軸の間を結合する防振ゴム部材と押さえ板の形状を、防振ゴム部材に設けた多数の突起と押さえ板との摩擦による第1のトルク伝達経路と、防振ゴム部材に設けた穿孔と押さえ板に設けた爪との結合による第2の伝達経路に分離して設けることにより、大きなトルクの伝達と振動の減少の効果を得られるもので、本実施例ではマグネットロータについての例を開示したが、他のロータ例えば誘導電動機のロータにも適用できる。
本発明になる防振部材を備えるロータを実施したモータの断面図(実施例1) 本発明になる防振部材を備えるロータに使用するマグネット 本発明になる防振部材を備えるロータに使用するロータブッシュ 本発明になる防振部材を備えるロータに使用する防振ゴム部材 本発明になる防振部材を備えるロータに使用する押さえ板 本発明になる防振部材を備えるロータに使用する回転軸 本発明になる防振部材を備えるロータに使用する防振ゴム部材の第2の実施例 本発明になる防振部材を備えるロータに使用する防振ゴム部材の第3の実施例 従来から実施されている防振部材を備えるモータの断面図 従来技術で改良された防振部材を備えるロータ構造
符号の説明
1 ステータ
2 ロータ
3 ロータブッシュ
4 防振ゴム部材
5 押さえ板
6 回転軸
10 ステータハウジング
11 ステータ鉄心
12 ステータコイル
13 ロータ
14 回転軸
15 軸受け
16 弾性体
17 弾性体
18押さえ板
19、20 プッシュナット

Claims (3)

  1. 巻線を巻装したステータと該ステータと空隙を介して対向して回転自在に支持されたロータとよりなるモータの、ロータ部材と回転軸とを連結する防振部材において、ロータ部材の内径部に装着するロータブッシュと、該ロータブッシュと結合する防振ゴム部材と、該防振ゴム部材と回転軸と結合する押さえ板とより成り、
    防振ゴム部材は、円板部の一端にロータブッシュに設けた複数の軸方向台形窪みと篏合する台形突起と、他の一端に円筒形の複数の突起と、複数の穿孔とが設けられ、押さえ板は円板状金属でその外周近傍に前記防振ゴム部材の複数の穿孔と繋合する爪と、中心部に回転軸と繋合する円筒部が形成され、ロータ部材の内径部に装着したロータブッシユの台形窪みに、軸方向前後から2個で防振ゴム部材の複数の台形突起を篏合させ、その中心に回転軸を貫挿し、該回転軸に前後より押さえ板を防振ゴム部材の円筒形突起を設けた面に当接すると共に、複数の爪を前記防振ゴム部材に設けた穿孔に繋合し、前記押さえ板に前後より圧力を加え円筒形突起との摩擦力を調整して回転軸に固着した事を特徴とするロータ部材と回転軸とを連結する防振構造。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、防振ゴム部材は、円板部の一端にロータブッシュに設けた複数の軸方向窪みと勘合する台形突起と、他の一端に半球状の複数の突起と、複数の穿孔を設けたものであること、を特徴とするロータ部材と回転軸とを連結する防振構造。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、防振ゴム部材は、円板部の一端にロータブッシュに設けた複数の軸方向窪みと勘合する台形突起と、他の一端に大径の半球状と複数の突起と複数の穿孔を設けたものであること、を特徴とするロータ部材と回転軸とを連結する防振構造。
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CN107394914A (zh) * 2017-08-30 2017-11-24 广东威灵电机制造有限公司 电机的转子组件和具有其的电机
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