JP2005278311A - 電圧可変型レギュレータ - Google Patents

電圧可変型レギュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2005278311A
JP2005278311A JP2004088431A JP2004088431A JP2005278311A JP 2005278311 A JP2005278311 A JP 2005278311A JP 2004088431 A JP2004088431 A JP 2004088431A JP 2004088431 A JP2004088431 A JP 2004088431A JP 2005278311 A JP2005278311 A JP 2005278311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output voltage
regulator
voltage
terminal
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004088431A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiyoji Kudo
千代治 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COSMO DESIGN CO Ltd
Original Assignee
COSMO DESIGN CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by COSMO DESIGN CO Ltd filed Critical COSMO DESIGN CO Ltd
Priority to JP2004088431A priority Critical patent/JP2005278311A/ja
Publication of JP2005278311A publication Critical patent/JP2005278311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】 ICに一体化され部品点数を削減した電圧可変型レギュレータの提供。
【解決手段】 電圧可変型レギュレータ1は、スイッチングレギュレータ1Xとリニアレギュレータ1Yを同一のICチップ2に実装している。スイッチングレギュレータ1Xには、ツエナーダイオード3、パワートランジスタ4、プリドライバー5、コンパレータ6、発振器(OSC)7、PWMコントロール8、出力電圧調整内部抵抗9、アンプ11、基準電圧発生回路10が設けられている。また、リニアレギュレータ1Yには、アンプ15、パワートランジスタ16、出力電圧調整内部抵抗13が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機能が異なる複数のレギュレータを1チップのICチップに一体化した、電圧可変型レギュレータに関するものである。
電源回路のIC化に伴い、安定化電源として種々の出力電圧が得られる3端子レギュレータが各方面で使用されている。デジタル家電機器やパーソナルコンピュータ(PC)周辺機器においては、最近の半導体プロセスの進化、及び機器動作の高速化に伴い、これまで一般的とされていた電源電圧(例えば、5V、3.3V、2.5Vなど)では対応できず、より微細な電圧が要求されている。このため、機器の設計段階において、使用するレギュレータの出力電圧を0.1V単位で調整しながら設計することが必要になってきている。
このように、対応する機器の電源回路に汎用の出力電圧とは異なる出力電圧が要求される場合には、出力電圧可変型レギュレータが使用される。電源回路に用いられる一般的なレギュレータICとして、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータの2種類が挙げられる。特許文献1には、これらのスイッチングレギュレータとリニアレギュレータについて記載されている。
図6は、特許文献1に記載されているようなスイッチングレギュレータの一例を示す回路図である。図6において、スイッチングレギュレータ51は、ICチップ52に実装されている各部品により構成される。ICチップ52の入力端子Vinと出力端子Vout間に、ダイオード53(D)を接続する。54はパワートランジスタ、55はプリドライバー、56はコンパレータ、57は発振器(OSC)、58はPWMコントロールである。また、59は出力電圧調整用の内部抵抗(R1、R2)、60は基準電圧発生回路、61はアンプ、63はコンデンサCaとコイルLからなる入力回路である。
次に、図6の回路の動作について説明する。図6は、昇圧スイッチングレギュレータの例を示している。npn型のパワートランジスタ54のオン/オフ制御は、基準電圧(Vref)発生回路60、内部抵抗59(R1、R2)、アンプ61、コンパレータ56、発振器57、PWMコントロール58、プリドライバー55で行う。基準電圧(Vref)と出力電圧調整用の内部抵抗59(Rl、R2)を用いて、端子Voutlからフイードバツクされた電圧をアンプ61で比較する。
この際に、出力電圧調整用の内部抵抗の比率を変更する事により、出力電圧の値が決定される。アンプ61の出力は、コンデンサCd(Ccomp)で位相補償する。位相補償されたアンプ61の出力をコンパレータ56の反転入力端子に入力する。コンパレータ56の非反転入力端子には発振器57の出力信号が入力される。
コンパレータ56は、アンプ61からの信号と発振器57からの波形を比較する。同時にPWMコントロール58により、コンパレータ56の出力をスイッチングのデューテイ幅信号としてプリドライバー55に送出する。プリドライバー55の出力は、発振器57の周波数に同期して、プリドライバー55に接続されているパワートランジスタ54をオン/オフさせる。これらの動作を連続的に行う事により、出力電圧を安定させる。
パワートランジスタ54がオン状態になると、破線○1(変換上の理由により丸付き数字をこのように表示する。以下同じ)の経路に電流が流れ、入力回路63のコイルLにエネルギーが蓄えられる。次にパワートランジスタ54がオフ状態になると、コイルLは電流を流し続けようとして、蓄えたエネルギーを放出する。コイルLに蓄積された電気エネルギーは、パワートランジスタ54がオフになることにより、一点鎖線○2の経路に示すように出力電圧端子(Voutl)に放出されて、負荷に供給される出力電圧を上昇させる。
このように、パワートランジスタ54がオフになると、コイルLの蓄積エネルギーは、○2の経路でダイオード53、出力端子Voutlを通してコンデンサCbに流れ込む。再び、パワートランジスタがオン状態になると、コイルLにエネルギーが蓄えられる。出力側には、コンデンサCbに蓄えられたエネルギーにより○3の経路で電流が流れる。コンデンサCbに蓄えられたエネルギーは、ダイオード53(D)によりパワートランジスタ54には流入せず、出力側にのみ出する。
図7は、降圧スイッチングレギュレータ51aを示す回路図である。この例においては、図6の昇圧スイッチングレギュレータ例と比較すると、パワートランジスタ54aはnpn型のトランジスタに代えてpnp型のトランジスタを使用している。また、ダイオード53は接地と出力電圧端子(Voutl)間に接続されている。なお、入力回路63にはコンデンサCaのみを使用し、出力回路にコイルLとコンデンサCbを接続している。パワートランジスタ54aとプリドライバ55との間には、抵抗Rx、Ryが接続されている。その他の構成は図6と同様であるので、詳細な説明は省略する。
入力電圧(Vin)を、降圧スイッチングレギュレータ51aに設けたパワートランジスタ54aのスイッチング動作により出力回路に伝達する。パワートランジスタ54aがオン状態になると、破線○1の経路で電流が流れ、コイルLを通してコンデンサCb及び出力側に電力が供給される。この際に、コイルL及びコンデンサCbには、電気エネルギーが蓄えられる。
次に、パワートランジスタ54aがオフ状態になると、コイルLは電流を流し続けようとして(レンツの法則)、蓄えたエネルギーを一点鎖線○2の経路で出力側に放出する。この際に、ダイオード53が接続されていないと、電流経路が形成されないのでコイル(L)に蓄えられた電気エネルギーも流れる事は出来ない。
同時に、コンデンサCbに蓄えられた電気エネルギーも、二点鎖線の○3の経路で出力側に放出される。再び、パワートランジスタ54aがオン状態になると、コイルLを通して出力側に電力が供給される。この際に、電気エネルギーの一部はコイルLとコンデンサCbに蓄えられる。このように、コイルLは、パワートランジスタ54aがオンの時に、入力電圧を蓄え、パワートランジスタ54aがオフの時に蓄えた電気エネルギーを放出し、一定の電力を出力する働きをする。
また、コンデンサCbは、コイルLと同じ様に出力側への電力供給を平準化する役割を果たす。降圧スイッチングレギュレータは、スイッチング動作により出力で必要とする電力分のみを入力から取り込む動作をする。そのため、リニアレギュレータに比ベレギュレータの損失を少なくする事が出来る。
スイッチングレギュレータは、高い周波数(数十k〜数MHz)で電力をスイッチングして、出力電圧を制御するものである。このスイッチングレギュレータは、トランジスタの動作が、オンかオフかのいずれかのモードで常に動作をしている。スイッチングレギュレータは、前記オン、オフ時間の比率を変えることによって、直流出力電圧を安定化させる方式である。
スイッチングレギュレータの利点は、(1)制御トランジスタの電力損失が少なく、電力変換効率が良い。(2)電力損失が小さいので、温度上昇が少なく、小型のICパッケージで製造が出来る。(3)電圧調整の際に、降圧だけでなく、昇圧や正負反転することも可能である、ことにある。
これに対して、スイッチングレギュレータで問題になるのは、(1)トランジスタのスイッチングに伴い、整流ダイオードやチョークコイルから発生するノイズ量が大きく、安定度が低い。(2)安定度が低いので、安定した電源を必要とするアナログ回路や高周波数のデジタル回路には不向きである、ことである。
スイッチングレギュレータは、出力電圧を断続制御するものであるのに対して、リニアレギュレータは、入力から負荷に伝達する電力を連続的に制御して、出力電圧を制御するものである。このリニアレギュレータは、入力電圧と出力電圧の差を制御トランジスタによって吸収して、定電圧出力を得ている。電圧調整は、降圧にのみ使用されている。
リニアレギュレータの利点は、(1)連続的で直線的なアナログ制御によって動作する為、出力電圧の精度は良く安定度が高い。(2)リプルやノイズは少ない、ことである。これに対して、リニアレギュレータで問題となるのは、(1)制御素子での消費電力が大きい。(2)電力損失が大きい。(3)制御トランジスタの電力損失による温度上昇を抑える為にICの放熱性を高める必要がある。(4)入出力の電圧差が大きい場合にはICパッケージが大きくなる、ことである。
スイッチングレギュレータは、入出力の電圧差が大きい場合、または昇圧変換する場合に有効である。しかしながら、安定度が低いので、この出力電圧でアナログ回路・デジタル回路を動作させるのは、機器の誤動作につながる。他方、リニアレギュレータは、安定度は高いが、入出力の電圧差が大きい電圧変換には放熱板・トランス等で回路規模が大きくなるので不向きである。又、電圧調整の際に昇圧はしていない。
このように、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータにはそれぞれ特徴があり、使用目的に合わせて使い分けされる。または、前記2種類のレギュレータを組み合わせて電源回路を形成するのが一般的である。次に、それぞれのレギュレータを組み合わせた例について説明する。
図8は、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを併用し、両者を縦続接続した電源回路の例を示す回路図である。図8において、スイッチングレギュレータ51は、図6で説明した昇圧変換用のものである。62はサーマルシャットダウン回路(TSD)で、動作不安定温度になる前にICの動作を停止させて、ICを熱破壊から保護する回路である。また、ICチップ52には、ピンPa(Vin)、Pb(Vout1)、Pc(Ccomp)、Pd(GND)が設けられている。ピンPdには、接地線64が接続されている。以下、ICチップに設けた端子をピンと記載する。
71はリニアレギュレータで、ICチップ72に部品が実装されている。この部品として、分圧抵抗73(Ra、Rb)、基準電圧(Vref)発生回路74、アンプ75、パワートランジスタ76が設けられている。また、過電流検出回路(OCP)77、過電圧検出回路(OVP)78、サーマルシャットダウン回路(TSD)79が設けられている。さらに、ICチップ72には、ピンPr(Vout2)、Ps(Vcc2)、Pt(GND)が設けられている。ピンPtには、接地線80が接続されている。
リニアレギュレータ71は、前記のように、ピンPsから入力されるスイッチングレギュレータ51の出力電圧を降圧して、ピンPrから負荷に出力電圧を供給している。入力電圧が変動した場合には、パワートランジスタ76の制御により一定電圧を出力するようにしている。このため、安定度が高い電圧調整を行うことが可能である。
図9は、図8の回路図に示した複合レギュレータを簡易化して示すブロック図である。この例では、スイッチングレギュレータ51にDC1.5Vを入力し、4Vに昇圧した電圧を出力する。このDC4Vの電圧をリニアレギュレータ71に入力する。リニアレギュレータ71からは、3.3Vに降圧した直流電圧が出力される。図7の例では、変換効率が良好な前段のスイッチングレギュレータ51で一旦入力電圧を昇圧し、安定度が高い後段のリニアレギュレータ71で所望の直流出力電圧を得ている。
図10は、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを併用し、両者を縦続接続した電源回路の他の例を示す回路図である。図10において、スイッチングレギュレータ51aは、図7で説明した降圧変換用のものである。また、リニアレギュレータ71は、図8の構成と同じである。
図11は、図10の回路図に示したような複合化されたレギュレータを簡易化して示すブロック図である。この例では、スイッチングレギュレータ51aにDC12Vを入力し、12Vから4V(8V差となり電圧差が大きい)に降圧した電圧を出力する。このDC4Vの電圧をリニアレギュレータ71に入力する。リニアレギュレータ71からは、4Vから3.3V(1.3V差となり電圧差が小さい)に降圧した直流電圧が出力される。図10の例でも、変換効率が良好な前段のスイッチングレギュレータ51aで一旦入力電圧を降圧し、安定度が高い後段のリニアレギュレータ71で所望の直流出力電圧を得ている。
特開2001―236131号公報
図8、図10に示したような、従来の複合化されたレギュレータは、いずれの場合もスイッチングレギュレータとリニアレギュレータを異なるICチップに実装している。このため、部品点数が増大し、コストが高くなるという問題があった。また、各ICチップには接地線を配線しているので、接地線の合計配線長が長くなり、ノイズの影響を受けやすいという問題があった。さらに、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータをそれぞれ別個のICに実装しているので、各ICチップで回路部品の電力消費による発熱が生じて、回路部品の動作特性に影響を及ぼすという問題があった。
本発明は、従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、機能が異なる複数のレギュレータからなる可変電圧型レギュレータの部品点数を削減してコストを低減し、動作特性を安定させることである。
上記目的を達成する本発明の複合化された可変電圧型レギュレータは、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを縦続接続して、前記スイッチングレギュレータの出力電圧を前記リニアレギュレータに供給し、前記リニアレギュレータの出力電圧を負荷に供給する電圧可変型レギュレータであって、前記スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを単一のICチップに実装したことを特徴とする。
また、本発明は、前記スイッチングレギュレータは昇圧型のスイッチングレギュレータであることを特徴とする。
また、本発明は、前記スイッチングレギュレータは降圧型のスイッチングレギュレータであることを特徴とする。
また、本発明は、前記ICチップに、前記スイッチングレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICチップに、前記スイッチングレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICチップに、前記スイッチングレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設け、前記出力電圧調整用の抵抗は2個の抵抗を直列接続して一方の抵抗の一端を前記出力電圧の端子に接続し、他方の抵抗の一端を前記ICチップ内の接地に接続すると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間、または前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICチップに、前記リニアレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICチップに、前記リニアレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ICチップに、前記リニアレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設け、前記出力電圧調整用の抵抗は2個の抵抗を直列接続して一方の抵抗の一端を前記出力電圧の端子に接続し、他方の抵抗の一端を前記ICチップ内の接地に接続すると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間、または前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする。
また、本発明の電圧可変型レギュレータは、スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを縦続接続して、前記スイッチングレギュレータの出力電圧を前記リニアレギュレータに供給し、前記リニアレギュレータの出力電圧を負荷に供給する電圧可変型レギュレータであって、前記スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを単一のICチップに実装すると共に、前記ICチップに、外部信号入力端子と、複数のスイッチと、前記複数のスイッチにそれぞれ接続される抵抗を設け、前記外部信号入力端子に供給される信号に応じて前記複数のスイッチの開閉を制御し、前記スイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータの出力電圧を調整することを特徴とする。
この電圧可変型レギュレータは、外付け抵抗の接続などが前記いずれかに記載の要件を具備したことを特徴とする。
本発明の複合化された可変電圧型レギュレータは、次のような格別な効果を奏する。機能が異なる複数のレギュレータからなる可変電圧型レギュレータの部品点数を削減し、コストを低減することができる。また、ICチップの接地線の長さが短くなるので、ノイズの影響を抑制することができる。さらに、1チップ化により消費電力が少なくなり、回路部品の動作特性が安定する。
以下、図により本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を示す回路図である。この複合化された電圧可変型レギュレータ1は、スイッチングレギュレータ1Xとリニアレギュレータ1Yを同一のICチップ2に実装するものである。スイッチングレギュレータ1Xは、図6で説明した昇圧調整用のものである。また、リニアレギュレータ1Yは、図8で説明したものと同じ構成である。各レギュレータの動作の詳細な説明は省略する。
スイッチングレギュレータ1X用のピンPc(FB1、電圧調整用のピン)とピンPb(Vout1)間、またはピンPc(FB1)と接地間には外付け抵抗R3(R3')を接続する。また、リニアレギュレータ1Y用のピンPe(FB2、電圧調整用のピン)とピンPf(Vout2)間、またはピンPe(FB2)と接地間に外付け抵抗R6(R6')を接続する。これらの外付け抵抗の作用については、図3で説明する。
図1の例では、スイッチングレギュレータ1Xとリニアレギュレータ1Yを同一のICチップ2に実装している。このため、サーマルシャットダウン回路(TSD)12と、基準電圧(Vref)発生回路10は共通化することができ、部品点数を削減することができる。また、接地線20も共通化しており、配線長を短縮することができる。
図1の例では、スイッチングレギュレータは昇圧型スイッチングレギュレータとして構成されている。図1の使用例として、(1)ポータブル機器(PDA・PC周辺機器等)で、バッテリー(電池)から供給される低い電源電圧をスイッチングレギュレータ1Xにより一度昇圧変換し、この電源電圧をリニアレギュレータ1Yにより降圧変換する事で、安定した電源電圧を得る事が可能となる。
また、図1の使用例(2)として、PCに内蔵される、書き込み系光学機器(DVD±R/RW・RAM)の高倍速動作化に伴い、ピックアップに精度の高い5V電源の供給が必要になってきている。デスクトップ型PCの電源ユニットから供給される電圧は、“DC5V”と“DC12V”であるが、この電源ユニットからの電圧は非常に精度が悪い。
このため、DC5V電源をそのままピックアップに供給する事が出来ない。DC12V電源からリニアレギュレータを使用して安定した5V電源を作る事も出来るが、入出力の電圧差が大きくなるので、リニアレギュレータの熱損失による発熱が問題となる。
そこで、PC電源ユニットのDC5V電源を昇圧型スイッチングレギュレータ1Xで、一度6〜7V程度に昇圧する。この6〜7Vの電圧を、リニアレギュレータ1Yにより降圧する事により、安定した5V電源を生成することができる。すなわち、5Vの(精度の悪い)電圧を5Vの(精度の高い)電圧に、精度を考慮した同電位の電圧変換が可能となる。
図2は、スイッチングレギュレータを降圧型レギュレータとして用いた例を示す回路図である。この例では、電圧可変型レギュレータ1aは、降圧型レギュレータ1Zとリニアレギュレータ1Yを単一のICチップ2に実装している。降圧型レギュレータ1Zは、図7で説明した回路構成と同じである。
また、リニアレギュレータ1Yは、図8で説明したものと同じ構成である。各レギュレータの動作の詳細な説明は省略する。図2の例では、スイッチングレギュレータ1X用のピンPc(Vadj、電圧調整用のピン)とピンPb(Vout1)間、またはピンPc(Vadj)と接地間には外付け抵抗R3(R3')を接続する。
図2に記載のレギュレータの使用例について説明する。(1)として車載電源がある。車載オーディオ機器において、車載バッテリーから供給される電源は、“DC10〜16V”である。オーディオ機器内部のICで必要とする3.3V等の電圧に、リニアレギュレータを使用して電圧変換を行う場合には、入出力の電圧差が大きいので、熱損失が多くなる。このため、発熱量が高く、大きな放熱板やフィンを設ける等の放熱対策が必要となる。
トランスを用いて、DC10〜16Vを5V程度に降圧してからリニアレギュレータで3.3Vに変換する方法も考えられる。しかしながら、トランスはサイズが大きく、車載オーディオ機器等の限定されたスペースの中で、CDプレイヤー・MDプレイヤー・チューナー等を複合化させようとした場合、トランスの大きさが問題となる。
そこで、車載バッテリーからの“DC10〜16V”を降圧型スイッチングレギュレータ1Zで、効率良く5V程度まで一旦降圧する。次に、この降圧された5Vの電圧をリニアレギュレータ1Yで3.3Vに変換する事により、最小限の電力損失・小型の電源回路で、オーディオ機器内部ICの供給電源を生成する事が可能となる。
使用例(2)として、屋内用AV機器がある。屋内用AV機器においても、セットの複合化・薄型化・小型化される傾向にあり、電源回路は高効率・小型化の要請が増大している。降圧型スイッチングレギュレータ1Zは、広い入力電圧の範囲に対応させる事が容易で、回路定数・回路周辺部品そのままで、異なった入力電圧の国でも使用出来るように設計が可能である。
図2に示されているような、降圧型スイッチングレギュレータ1Zとリニアレギュレータ1Yを単一のICチップ2に実装する構成により、小型の電源回路で、広い入力動作範囲において精度の高い電源電圧の供給が可能となる。
図3は、スイッチングレギュレータの出力電圧可変方式を示す回路図である。図3には、図1の出力電圧調整内部抵抗9、基準電圧(Vref)発生回路10、アンプ11が示されている。スイッチングレギュレータの出力電圧を調整して形成された電源電圧を、リニアレギュレータの入力電源電圧として供給する。リニアレギュレータの動作可能な最小入出力電圧差(Vdrop:ドロップアウト電圧)は、リニアレギュレータの出力電流の大きさにより変化する。出力電流が少ない場合、ドロップアウト電圧は小さくなる。逆に出力電流が増えると、ドロップアウト電圧は大きくなる。
すなわち、必要とするリニアレギュレータの出力電流を把握した上で、スイッチングレギュレータからの出力電圧を調整して、リニアレギュレータの入出力電圧差を適正最小値に設定する。これにより、電圧変換の際の電力変換損失分を最小限にする事が出来る。
図3(a)は、ICチップのピンPx(Vadj、出力電圧調整用ピン)と出力電圧供給側との間に、外付け抵抗R3を接続するものである。この方式では、R3=0Ω(ショート)の時は、IC内部の出力電圧調整抵抗R1、R2の初期設定値にて電圧検出を行う。外付け抵抗R3を接続した場合、次式(1)により、
Vdet=Vref×(R1+R2+R3)/R2(V)・・・(1)
検出電圧の初期設定値よりも高い電圧に可変調整が可能である。外付け抵抗R3は固定抵抗であるが、抵抗値を所定値に設定した外付け抵抗R3を複数備えておき、外付け抵抗R3を接続換えすることにより、出力電圧を種々の値に設定することができる。
図3(b)は、ICチップの前記ピンPxと接地との間に外付け抵抗R3を接続するものである。この方式では、外付け抵抗R3=0Ω(GNDに接続)の時は、IC内部の出力電圧調整抵抗R1、R2の初期設定値で電圧検出を行う。外付け抵抗R3を接続した場合、次式(2)により、
Vdet=Vref×(R1+R2+R3)/(R2+R3)(V)・・・(2)
検出電圧の初期設定値よりも低い電圧に可変調整が可能である。
図3(c)の方式では、ICチップのピンPxと出力電圧供給側、または接地との間に外付け抵抗R3、またはR3'を接続するものである。この方式では、外付け抵抗R3またはR3'が未接続の場合、IC内部の出力電圧調整抵抗R1、R2の初期設定値にて電圧検出を行う。出力電圧供給側に外付け抵抗R3を接続した場合、次式(3)により、
Vdet=Vref×[{(R1×R3)/(R1+R3)+R2}/R2](V)・・・(3)
検出電圧の初期値よりも低い電圧に可変調整可能である。
接地側に外付け抵抗R3'を接続した場合、次式(4)により、
Vx=Vref×[{R1+(R2×R3')/(R2+R3')}/{(R2×R3')/(R2+R3')}](V)・・・(4)
検出電圧の初期値よりも高い電圧に可変調整可能である。このように、図3の構成例では、外付け抵抗1個の接続で、出力電圧の可変調整が可能である。リニアレギュレータについても同様の方法で出力電圧の可変調整が可能である。図1に示されたスイッチングレギュレータの外付け抵抗R3(R3')は、図3(C)に対応する。また、図1に示されたリニアレギュレータ1Yの外付け抵抗R6(R6')も、図3(C)に対応する。
なお、図3(b)、(c)においても、前記固定抵抗である外付け抵抗R3として、抵抗値が異なる抵抗を出力電圧調整用の端子に接続換えすることができる。この場合には、同一の基準電圧に対して異なる出力電圧が得られる構成とすることができる。
図4は、複合化されたレギュレータの出力電圧を、ICチップに設けた出力電圧セレクト端子により選択出来るようにした方式を示す回路図である。通常、内部抵抗をセレクト信号によりデジタル的に可変させるには、電子ボリュームの様な制御ロジック回路とトランジスタスイッチの組み合わせによる制御方法が考えられる。しかしながら、この方式は制御回路部分の回路が複雑になり、結果的に回路規模が増大し、コストアップの要因となる。図4に示した方式は、制御ロジック回路を必要とせず、アナログスイッチと内部抵抗の合成抵抗分によって出力電圧を設定するものである。
図4において、電圧可変型レギュレータ31はICチップ32に昇圧レギュレータ1Pとリニアレギュレータ1Qが実装されている。図4は、図1で説明した構成とは、昇圧レギュレータおよびリニアレギュレータの出力電圧調整内部抵抗の構成が相違している。図4の例では、これらの出力電圧調整内部抵抗として、アナログスイッチの内部スイッチと、この内部スイッチに接続される固定抵抗からなる合成抵抗33〜36を設けている。
また、ICチップ32には、出力電圧をセレクトするためのピン(端子)S1〜S4を設けている。ピンS1〜S4に外部信号を入力する。外部信号は、0、1のデジタル信号を使用することができる。37は、端子S1〜S4と合成抵抗33〜36を接続する信号線である。
図4の動作について説明する。(1)端子S1を“High”に設定すると、内部スイッチSW1B・SW3Bがオンになり、内部抵抗R1B・R3BがピンPb(VOUT1)、ピンPf(VOUT2)に接続される。(2)端子S1を“Low”に設定すると、内部スイッチSW1B・SW3Bがオフになり、内部抵抗R1B・R3Bがオープン状態になる。(3)端子S2を“High”に設定すると、内部スイッチSW2B・SW4Bがオンになり、内部抵抗R2B・R4BがピンPh(GND)に接続される。(4)端子S2を“Low”に設定すると、内部スイッチSW2B・SW4Bがオフになり、内部抵抗R2B・R4Bがオープン状態になる。
端子S3は、信号のH、Lレベルにより内部スイッチSW1C・SW3Cをオンオフし、抵抗R1C・R3CをピンPb(VOUT1)、ピンPf(VOUT2)に接続またはオープンとする。端子S4も同様に、信号のH、Lレベルにより内部スイッチSW2C・SW4Cをオンオフし、内部抵抗R2C・R4CをピンPb(VOUT1)、ピンPf(VOUT2)に接続またはオープンとする。
スイッチングレギュレータ1Pの出力電圧は、次式(5)、
Vdet=Vref×(R1+R2)/R2[V]・・・(5)
により決定される。ここに、R1は、R1A・R1B・R1Cの合成抵抗で、R1=1/{(1/R1A)+(1/R1B)+(1/R1C)}・・・(6)
により求められる。また、R2は、R2A・R2B・R2Cの合成抵抗で、R2=1/{(1/R2A)+(1/R2B)+(1/R2C)}・・・(7)
により求める事が出来る。
SW1Bがオフ状態の場合には、内部抵抗R1Bは電流が流れ込まないので、内部抵抗R1Bは無いものとして計算される。SW1Cと抵抗R1Cの関係についても同様である。この様に、スイッチングレギュレータ1Pは、内部抵抗R1A・R1B・R1Cの組み合わせによって、R1合成抵抗を可変にして、出力電圧を可変としている。同様に、R2A・R2B・R2Cの組み合わせによって、R2合成抵抗を可変して、出力電圧を可変としている。リニアレギュレータ1Qについても、R3、R4合成抵抗は、それぞれの内部抵抗の組み合わせで可変としており、出力電圧が可変となる。
図5は、スイッチングレギュレータ1Pの合成抵抗R1、R2、およびリニアレギュレータ1Qの合成抵抗R3、R4の組み合わせ例を示す説明図である。ここで、基準電圧と内部抵抗の値は、Vref=1.25V、R1A=980Ω,R1B=2.4KΩ,R1C=1.4KΩ、R2A=500Ω,R2B=1.5KΩ,R2C=500Ω、R3A=1KΩ,R3B=790Ω,R3C=250Ω、R4A=1KΩ,R4B=1.56KΩ,R4C=500Ω、とする。
スイッチングレギュレータ1Pの出力電圧は、最小入出力電圧差(Vdrop:ドロップアウト電圧)を考慮して、リニアレギュレータの出力電圧より“1〜2V程度”高く出力するように設定している。内部抵抗R1B・R1C・R2B・R2C・R3B・R3C・R4B・R4Cの抵抗値は、接続するアナログスイッチのオン抵抗値を含めた値である。
図5において、端子S1〜S4の0はLレベルを、1はHレベルを示している。スイッチングレギュレータの合成抵抗R1は、端子S1〜S4の0、1の組み合わせで、980Ω、696Ω、576Ω、465Ωの4つの値に切り替わる。また、合成抵抗R2は、端子S1〜S4の0、1の組み合わせで、500Ω、375Ω、250Ω、214Ωの4つの値に切り替わる。合成抵抗R1、R2の値に応じて、スイッチングレギュレータの出力電圧は、2.41〜6.97Vの範囲で24(16)種類の電圧値に設定される。この例では、出力電圧の最大値と最小値の比は約2.9である。
リニアレギュレータの合成抵抗R3は、端子S1〜S4の0、1の組み合わせで、1000Ω、441Ω、200Ω、160Ωの4つの値に切り替わる。また、合成抵抗R4は、端子S1〜S4の0、1の組み合わせで、1000Ω、609Ω、3333Ω、275Ωの4つの値に切り替わる。合成抵抗R3、R4の値に応じて、スイッチングレギュレータの出力電圧は、1.50〜5.80Vの範囲で24(16)種類の電圧値に設定される。この例では、出力電圧の最大値と最小値の比は約3.9である。
図4においては、外部のCPUなどの制御部から0、1のデジタル信号をICチップ32の端子S1〜S4に供給する。このような入力信号の制御をすることにより、レギュレータから負荷への出力電圧を所望の値に簡単に選択できる。内部スイッチは、例えばトランジスタにより無接点で形成することができる。
本発明においてはスイッチングレギュレータとリニアレギュレータを単一のICチップに実装して複合化している。このように、レギュレータの複合化による利点として、次の項目があげられる。(1)複合化によりICの端子を共通化し、ICピン数を減らしてICパッケージを小さくする事で、コストダウンが可能である。(2)電源回路の小型化・軽量化が可能である。1チップ化を図ることにより、ICピン数の削減、実装面積の縮小が可能となり、軽量、小型の電源回路を得ることができる。
(3)スイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータの、基準電圧(Vref)発生回路やサーマルシャットダウン(TSD)等の回路を共通化させているので、コストダウンが可能である。基準電圧発生回路を、従来のようにスイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータそれぞれに設ける場合には、各基準電圧発生回路の製造工程などに起因する誤差電圧が重畳されて拡大する可能性がある。すなわち、前段のスイッチングレギュレータに設けた基準電圧発生回路の誤差が、後段のリニアレギュレータに入力され、リニアレギュレータの基準電圧発生回路の誤差がさらに重畳されて誤差が拡大してしまうことになる。本発明の構成では、1チップ化により基準電圧発生回路も各レギュレータで共通化でき、前記のような誤差電圧が拡大することを防止できる。
(4)電源回路では、基板上の配線のインダクタンスによるノイズの発生を抑えるように、配線の長さは極力短くする必要がある。本回路では、コイル・コンデンサ以外の回路はICチップに内蔵されるので、配線の長さは最短となり、ノイズ発生を抑える事が出来る。(5)消費電力を軽減する事が出来る。スイッチングレギュレータとリニアレギュレータの一部回路を共通化する事により、同等機能の2チップ構成の電源回路に比べ、ICの消費電力を減少させることが可能となる。このため、ICの発生熱が減少し、パワートランジスタなどの回路部品の特性変動を抑制し、スイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータの動作精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。例えば、構成とすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、複合化されたレギュレータを、単一のICチップに実装しているので、部品点数を削減してコストを低減した電圧可変型レギュレータを提供することができる。
本発明の実施形態を示す回路図である。 本発明の他の実施形態を示す回路図である。 本発明の他の実施形態を示す回路図である。 本発明の他の実施形態を示す回路図である。 本発明の説明図である。 スイッチングレギュレータの例を示す回路図である。 スイッチングレギュレータの例を示す回路図である。 従来例を示す回路図である。 図8のブロック図である。 従来例を示す回路図である。 図10のブロック図である。
符号の説明
1、1a、31・・・電圧可変型レギュレータ、1X、1Z、1P・・・スイッチングレギュレータ、1Y、1Q・・・リニアレギュレータ、2、32・・・ICチップ、3・・・ツエナーダイオード、4、16・・・パワートランジスタ、5・・・プリドライバー、6・・・コンパレータ、7・・・発振器(OSC)、8・・・PWMコントロール、9・・・出力電圧調整内部抵抗、10・・・基準電圧発生回路、11、15・・・アンプ、12・・・サーマルシャットダウン回路(TSD)、13・・・出力電圧調整内部抵抗、17・・・過電流検出回路(OCP)18・・・過電圧検出回路(OVP)、19・・・入力回路、20・・・接地の信号線、33〜36・・・合成抵抗、37・・・信号線

Claims (11)

  1. スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを縦続接続して、前記スイッチングレギュレータの出力電圧を前記リニアレギュレータに供給し、前記リニアレギュレータの出力電圧を負荷に供給する電圧可変型レギュレータであって、前記スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを単一のICチップに実装したことを特徴とする、電圧可変型レギュレータ。
  2. 前記スイッチングレギュレータは昇圧型のスイッチングレギュレータであることを特徴とする、請求項1に記載の電圧可変型レギュレータ。
  3. 前記スイッチングレギュレータは降圧型のスイッチングレギュレータであることを特徴とする、請求項1に記載の電圧可変型レギュレータ。
  4. 前記ICチップに、前記スイッチングレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電圧可変型レギュレータ。
  5. 前記ICチップに、前記スイッチングレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電圧可変型レギュレータ。
  6. 前記ICチップに、前記スイッチングレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設け、前記出力電圧調整用の抵抗は2個の抵抗を直列接続して一方の抵抗の一端を前記出力電圧の端子に接続し、他方の抵抗の一端を前記ICチップ内の接地に接続すると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間、または前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電圧可変型レギュレータ。
  7. 前記ICチップに、前記リニアレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電圧可変型レギュレータ。
  8. 前記ICチップに、前記リニアレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設けると共に、前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電圧可変型レギュレータ。
  9. 前記ICチップに、前記リニアレギュレータ用の入力電圧の端子と、出力電圧の端子と、出力電圧調整用の端子と、出力電圧調整用の抵抗を設け、前記出力電圧調整用の抵抗は2個の抵抗を直列接続して一方の抵抗の一端を前記出力電圧の端子に接続し、他方の抵抗の一端を前記ICチップ内の接地に接続すると共に、前記出力電圧調整用の端子と前記出力電圧の端子間、または前記出力電圧調整用の端子と接地間に外付けの固定抵抗を接続したことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電圧可変型レギュレータ。
  10. スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを縦続接続して、前記スイッチングレギュレータの出力電圧を前記リニアレギュレータに供給し、前記リニアレギュレータの出力電圧を負荷に供給する電圧可変型レギュレータであって、前記スイッチングレギュレータとリニアレギュレータとを単一のICチップに実装すると共に、前記ICチップに、外部信号入力端子と、複数のスイッチと、前記複数のスイッチにそれぞれ接続される抵抗を設け、前記外部信号入力端子に供給される信号に応じて前記複数のスイッチの開閉を制御し、前記スイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータの出力電圧を調整することを特徴とする、電圧可変型レギュレータ。
  11. 前記請求項2ないし請求項9のいずれかに記載の要件を具備したことを特徴とする、請求項10に記載の電圧可変型レギュレータ。

JP2004088431A 2004-03-25 2004-03-25 電圧可変型レギュレータ Pending JP2005278311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088431A JP2005278311A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 電圧可変型レギュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088431A JP2005278311A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 電圧可変型レギュレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005278311A true JP2005278311A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35177387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088431A Pending JP2005278311A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 電圧可変型レギュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005278311A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159825A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ricoh Co Ltd レーザ出力装置、光書込装置及び画像形成装置
JP2013102647A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Ricoh Co Ltd Dc−dcコンバータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159825A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ricoh Co Ltd レーザ出力装置、光書込装置及び画像形成装置
JP2013102647A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Ricoh Co Ltd Dc−dcコンバータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7522432B2 (en) Switching regulator and control circuit and method used therein
JP4685531B2 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
JP5322499B2 (ja) スイッチング電源装置および携帯機器
JP5118940B2 (ja) 電源装置
US20070120548A1 (en) Switching regulator, and a circuit and method for controlling the switching regulator
US20090174384A1 (en) Switching regulator and method of controlling the same
US7408332B2 (en) Intelligent soft start for switching regulators
JP2004320893A (ja) 電源システム
US20080174292A1 (en) Switching regulator capable of efficient control at control mode change
KR20150068343A (ko) 전압 조정기를 위한 비선형 제어
JP2005086931A (ja) スイッチング電源装置とそれに用いられる半導体集積回路
JP2004064994A (ja) スイッチング電源装置及びスイッチング電源システム
JP2009303317A (ja) 基準電圧発生回路及びその基準電圧発生回路を備えたdc−dcコンバータ
JP4721274B2 (ja) Dc/dcコンバータ
JP2010011617A (ja) スイッチングレギュレータ及びそのスイッチングレギュレータを備えた半導体装置
JP2010088218A (ja) Dc/dcコンバータ
JP4997122B2 (ja) 電源供給回路及びその動作制御方法
JP2012253953A (ja) 昇圧型dc−dcコンバータ
JP2017118686A (ja) Dc−dcコンバータおよび負荷駆動用半導体集積回路
JP4416689B2 (ja) スイッチングレギュレータ及びスイッチングレギュレータの出力電圧切換方法
Xinquan et al. A novel digital soft-start circuit for DC-DC switching regulator
JP4922882B2 (ja) 電圧可変レギュレータ
JP3817569B2 (ja) 電源回路
US10008926B2 (en) Switched capacitor DC-DC power converter circuit and voltage output method using the same
JP2006277760A (ja) 電源回路及び電源電圧供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100203