JP2005277731A - ネットワークシステム、ネットワーク機器、及び、これらの制御方法 - Google Patents

ネットワークシステム、ネットワーク機器、及び、これらの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 パケットの送信される距離に基づいて経路選択を行う。
【解決手段】 ネットワークシステムは、ネットワークを介して接続されたネットワーク機器と管理サーバとを有している。前記ネットワーク機器は、当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、前記位置情報と前記近接情報とを前記管理サーバに送信する、情報送信部と、を備えている。前記管理サーバは、前記位置情報と前記近接情報とを受信する、情報受信部と、受信した前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、第1格納処理部と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークシステム、ネットワーク機器、及び、これらの制御方法に関する。
従来、ネットワークを介して、あるネットワーク機器Aから別のネットワーク機器Bにパケットを送信する場合、その経路を選択する際には、ホップ数や、通信回線の帯域、信頼性等のパラメータであるメトリックが使用されている。すなわち、ネットワーク機器Aがネットワーク機器Bにパケットを送信する場合、ネットワーク機器Aはこのメトリックの値を参照して、送信するパケットの経路を決めている。
しかしながら、メトリックの値は、ネットワーク機器が配置されている距離や場所といった物理的な位置関係よりも、どのネットワーク機器が隣同士であるかというネットワーク的な位置関係に依存する。このため、パケットの発信元であるネットワーク機器Aから、距離的に近い位置にある送信先のネットワーク機器Bにパケットを送信する場合でも、その経路におけるホップ数が多いような場合には、ネットワーク機器Aから遠くに位置するネットワーク機器を経由してパケットが送信されることになる。
もし、近くに位置するネットワーク機器を経由する経路でパケットを送信したいような場合には、ネットワーク管理者は、物理的な回線のメトリックの値を、直接操作することにより、パケットが近くに位置するネットワーク機器を経由するように調整するしかなかった。
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、ネットワーク機器が設置されている物理的な位置や距離に基づいて経路選択を行うネットワーク機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るネットワークシステムは、
ネットワークを介して接続されたネットワーク機器と管理サーバとを有するネットワークシステムであって、
前記ネットワーク機器は、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
前記位置情報と前記近接情報とを前記管理サーバに送信する、情報送信部と、
を備え、
前記管理サーバは、
前記位置情報と前記近接情報とを受信する、情報受信部と、
受信した前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、第1格納処理部と、
を備えることを特徴とするネットワークシステム。
この場合、前記管理サーバは、
前記位置情報と前記近接情報とに基づいて、ネットワーク的に直接接続されているネットワーク機器同士の距離を算出し、前記位置管理情報格納部に格納する、第2格納部を、
さらに備えるようにしてもよい。
この場合、前記ネットワーク機器は、
パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するか示す経路情報を、前記サーバに問い合わせる、経路問い合わせ部を、
さらに備えるようにしてもよい。
この場合、前記管理サーバは、
前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送される距離に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
をさらに備えるようにしてもよい。
或いは、前記管理サーバは、
前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先までパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
をさらに備えるようにしてもよい。
また、前記ネットワーク機器は、
前記管理サーバから前記経路情報を受信する、経路情報受信部と、
前記経路情報に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
をさらに備えるようにしてもよい。
また、前記ネットワーク機器は、
他のネットワーク機器からパケットを受信した場合には、そのパケットの制御情報に設定されている経路情報に基づいて、パケットを次のネットワーク機器に転送する、パケット転送部を、
さらに備えるようにしてもよい。
また、前記ネットワーク機器は、
パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するか示す経路情報を、前記サーバに問い合わせる、経路問い合わせ部を、
さらに備え、
前記管理サーバは、
前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送される距離に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
をさらに備えるようにしてもよい。
或いは、前記ネットワーク機器は、
パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するか示す経路情報を、前記サーバに問い合わせる、経路問い合わせ部を、
さらに備え、
前記管理サーバは、
前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先までパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
をさらに備えるようにしてもよい。
本発明に係るネットワーク機器は、
ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
前記位置情報と前記近接情報とを管理サーバに送信する、情報送信部と、
パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するかを示す経路情報を問い合わせる、経路問い合わせ部と、
前記管理サーバから経路情報を取得し、前記経路情報に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御方法を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るネットワークシステムの制御方法は、
ネットワークを介して接続されたネットワーク機器と管理サーバとを有するネットワークシステムの制御方法であって、
前記ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
前記ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
前記位置情報と前記近接情報とを前記ネットワーク機器から前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバで、前記位置情報と前記近接情報とを受信し、
受信した前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、
ことを特徴とする。
本発明に係るネットワークシステムの制御方法は、
ネットワークに接続されるネットワーク機器の制御方法であって、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
前記位置情報と前記近接情報とを管理サーバに送信し、
パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するかを示す経路情報を問い合わせし、
前記管理サーバから前記経路情報を取得し、前記経路情報に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、
ことを特徴とする。
本発明に係るネットワーク機器は、
ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、格納処理部と、
パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送される距離に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
前記選定した経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るネットワーク機器は、
ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、格納処理部と、
パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
前記選定した経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るネットワーク機器の制御方法は、
ネットワークに接続されるネットワーク機器の制御方法であって、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納し、
パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送されるパケットの距離に基づいて経路を選定し、
前記選定した経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、
ことを特徴とする。
本発明に係るネットワーク機器の制御方法は、
ネットワークに接続されるネットワーク機器の制御方法であって、
当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納し、
パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先までパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定し、
前記選定された経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、
ことを特徴とする。
〔第1実施形態〕
本実施形態に係るネットワークシステムは、ネットワーク機器がパケットを送信する際に、送信先のネットワーク機器が設置されている物理的な位置関係(距離)に基づいて、経路を選択できるようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
図1は、本実施形態に係るネットワークシステムにおけるネットワーク構成の一例を説明する図である。この図1に示すように、本実施形態においては、ネットワーク機器Aとネットワーク機器Bとの間、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Cとの間、ネットワーク機器Cとネットワーク機器Eとの間、ネットワーク機器Cとネットワーク機器Dとの間は、1Mビット/秒の通信回線で接続されている。また、ネットワーク機器Aとネットワーク機器Dとの間、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dとの間、ネットワーク機器Dとネットワーク機器Eとの間は、100Mビット/秒の通信回線で接続されている。
これらネットワーク機器A〜Eは、管理サーバ10ともネットワーク的に接続されており、通信可能である。この管理サーバ10はGeographic Management Serverとも呼ばれるものであり、この管理サーバ10によりこのネットワークシステム全体が管理されている。
次に、図2乃至図4に基づいて、本実施形態に係る位置情報登録処理を説明する。図2は、本実施形態に係る位置情報登録処理の内容を説明するフローチャートを示す図であり、図3は、本実施形態に係るネットワーク機器A〜Eの内部構成を説明するブロック図であり、図4は、本実施形態に係る管理サーバ10の内部構成を説明するブロック図である。ここでは、ネットワーク機器Aが自らの位置情報を取得して、管理サーバ10に登録する場合を想定して説明する。なお、この位置情報登録処理は、各ネットワーク機器が所定の時間間隔で定期的に実行する処理である。
図2に示すように、ネットワーク機器Aの位置情報取得部100は、自らの位置情報を取得する(ステップS10)。この位置情報取得部100が自らの位置情報を取得する手法は様々なものが考えられる。例えば、位置情報取得部にGPS(Global Positioning System)を搭載し、このGPSにより位置情報を取得してもよい。この場合、GPSは、ネットワーク機器Aに内蔵にしてもよいし、必要なときだけ取り付ける外付けにしてもよい。或いは、位置情報取得部に書き替え可能な不揮発性記憶装置を搭載しておくとともに、予め測量等で位置を計測しておき、ユーザがこの計測した位置を位置情報として書き替え可能な不揮発性記憶装置に書き込んでおき、この書き込まれた位置情報を位置情報取得部100が読み出すようにしてもよい。
次に、ネットワーク機器Aの近接情報取得部102は、ネットワーク機器Aがネットワーク的に直接接続されているネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する(ステップS12)。本実施形態においては、ネットワーク機器Aが近接するネットワーク機器と通信回線を介して通信を行い、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dが直接接続されているネットワーク機器であると把握する。
次に、ネットワーク機器Aの通信部104は、ネットワーク機器Aに関する情報として、位置情報と近接情報とを、ネットワークを介して管理サーバ10に送信する(ステップS14)。この送信された位置情報と近接情報とを、管理サーバ10の通信部200が受信する(ステップS16)。
次に、管理サーバ10の位置管理テーブル更新部202は、受信した位置情報と近接情報とに基づいて、位置管理テーブルTB10におけるネットワーク機器Aに関する情報を更新する(ステップS18)。図5は、データベース204に形成されている位置管理テーブルTB10の構成の一例を示す図である。この図5に示すように、本実施形態においては、位置管理テーブルTB10は、項目として、機器名C10と位置情報C11と近接情報C12とを備えている。したがって、受信した位置情報と近接情報は、各ネットワーク機器毎に分類して格納される。この図5の例では、ネットワーク機器Aの位置情報として緯度aaa、経度aaaが格納され、近接情報として、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dが格納される。
次に、管理サーバ10の距離管理テーブル更新部206は、受信した位置情報と近接情報とに基づいて、距離管理テーブルTB20におけるネットワーク機器Aに関する情報を更新する(ステップS20)。図6は、データベース204に形成されている距離管理テーブルTB20の構成の一例を示す図である。この図6に示すように、本実施形態においては、距離管理テーブルTB20は、各ネットワーク機器毎にテーブルシートを形成しており、ネットワーク上の隣に位置するネットワーク機器までの距離が格納されている。
すなわち、図7に示すように、例えば、ネットワーク機器Aは、他のネットワーク機器を介さずに、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dと接続されている。このため、本実施形態では、ネットワーク機器Aからネットワーク機器Bまでの距離と、ネットワーク機器Aからネットワーク機器Dまでの距離を算出し、距離管理テーブルTB20に格納しておく。ネットワーク機器同士の距離は、位置管理テーブルTB10に格納されている位置情報に基づいて算出する。すなわち、絶対的な位置に関する情報である位置情報に基づいて、相対的な位置に関する情報である距離を算出する。
次に、図8に基づいて、本実施形態に係るパケット送信処理を説明する。この図8は、本実施形態に係るパケット送信処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。ここでは、ネットワーク機器Aが管理サーバ10に問い合わせをして、ネットワーク機器Eへの経路を選定してから、ネットワーク機器Eにパケットを送信する場合を想定して説明する。なお、このパケット送信処理は、各ネットワーク機器がパケットを送信する際に起動される処理である。
図8に示すように、ネットワーク機器Aの経路問い合わせ部106は、ネットワーク機器Aからネットワーク機器Eまでパケットを送信する場合における最短距離となる経路の問い合わせを、通信部104を介して、管理サーバ10に送信する(ステップS50)。この経路問い合わせは、管理サーバ10の通信部200で受信される(ステップS52)。
次に、管理サーバ10の経路検索部208は、経路検索を行う(ステップS54)。すなわち、経路検索部208は、データベース204にある距離管理テーブルTB20を参照して、ネットワーク機器Aからネットワーク機器Eまでの最短距離を検索する。本実施形態における例では、ネットワーク機器A→B→C→Eが最短距離であるという経路情報が検索結果として得られる。
次に、管理サーバ10の通信部200は、この経路情報を、ネットワーク機器Aに送信する(ステップS56)。そして、ネットワーク機器Aの通信部104は、この経路情報を受信する(ステップS58)。
次に、ネットワーク機器Aのパケット生成部108は、ネットワーク機器Eに送信するパケットを生成する(ステップS60)。図9は、本実施形態に係るパケット生成部108が生成するパケットの構成を示す図である。この図9に示すように、パケット生成部108は、受信した経路情報をパケットの制御情報を格納する部分であるヘッダHに格納し、送信すべき情報を、送信データを格納する部分であるペイロードPに格納することにより、パケットを生成する。この図9の例では、ヘッダHに経路情報として、ネットワーク機器A→B→C→Eの順でパケットを転送する情報が格納される。
次に、ネットワーク機器Aの通信部104は、この生成したパケットを、ネットワーク機器Bに送信する(ステップS62)。続いて、ネットワーク機器Aのアクノーレッジ確認部110は、送信先のネットワーク機器Eからパケットを受信した旨のアクノーレッジを受信したかどうかを判断する(ステップS64)。このアクノーレッジを受信した場合(ステップS64:Yes)には、このパケット送信処理を終了する。すなわち、ネットワーク機器Eがパケットを正常に受信した場合には、アクノーレッジをネットワーク機器Aに返信するので、このアクノーレッジを受信することによりパケットが送信先に到達したことを確認できる。なお、本実施形態では、このアクノーレッジは、パケットと同じ経路を逆の順にたどることにより返信される。
一方、アクノーレッジを受信していない場合(ステップS64:No)には、アクノーレッジ確認部110は、所定時間以上経過したかどうかを判断する(ステップS66)。所定時間経過していない場合(ステップS66:No)には、ステップS64の処理を繰り返す。
一方、所定時間以上経過した場合(ステップS66:Yes)には、上述したステップS50の最短経路の問い合わせに戻る。すなわち、所定時間以上経過しても、アクノーレッジが返ってこないということは、送信経路にあるネットワーク機器のいずれかが何らかの理由で使用できない状態にあることが考えられる。しかし、使用できない状態にあるネットワーク機器は、上述した位置情報登録処理が行われないことから、所定の時間が経過すれば、管理サーバ10の位置管理テーブルTB10や距離管理テーブルTB20から削除される。このため、再度、最短距離となる経路を管理サーバ10に問い合わせることにより、適切な経路情報が得られると考えられる。
次に、図10に基づいて、本実施形態に係るパケット送受信処理を説明する。この図10は、本実施形態に係るパケット送受信処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。このパケット送受信処理は、各ネットワーク機器の状態にかかわらず所定の時間間隔で定期的に実行される処理である。
図10に示すように、ネットワーク機器の通信部104は、ネットワークからパケットを受信したかどうかを判断する(ステップS100)。パケットを受信していない場合(ステップS100:No)には、このステップS100の処理を繰り返して待機する。
一方、パケットを受信した場合(ステップS100:Yes)には、ネットワーク機器のヘッダ判断部112は、パケットのヘッダHを参照して、そのパケットの送信先が自分宛であるかどうかを判断する(ステップS102)。自分宛のパケットである場合(ステップS102:Yes)には、ネットワーク機器のアクノーレッジ送信部114は、そのパケットの受信処理を行い、アクノーレッジを発信元のネットワーク機器に返信する(ステップS104)。すなわち、すなわち、パケットのヘッダHに格納されている経路情報に基づいて、発信元のネットワーク機器を特定し、そのネットワーク機器を送信先としたアクノーレッジを送信する。本実施形態では、アクノーレッジのパケット構成も図9と同様であり、アクノーレッジの経路情報はヘッダHに格納される。また、本実施形態では、このアクノーレッジの経路は、受信したパケットの経路を逆にたどるように設定される。但し、アクノーレッジを返信する際に、このネットワーク機器Eが別途、経路情報を管理サーバ10に問い合わせをして、再度、経路を設定し直すようにしてもよい。このアクノーレッジの送信により、このパケット送受信処理が終了する。
これに対して、受信したパケットの送信先が自分宛ではなかった場合(ステップS102:No)には、ネットワーク機器のパケット転送部116は、パケットのヘッダHを参照して、このパケットを次に転送すべきネットワーク機器を特定し(ステップS106)、通信部104からパケットを送信する(ステップS108)。これにより、本実施形態に係るパケット送受信処理が終了する。
以上のように、本実施形態に係るネットワークシステムによれば、距離的に最も短い経路でパケットを送信することができる。例えば、図1において、ネットワーク機器A、B、C、Eが長野県内に位置し、ネットワーク機器Dが東京都に設けられているような場合に、ネットワーク機器Aがネットワーク機器Eにパケットを送信する際には、ネットワーク機器Dを経由してネットワーク機器Eまでパケットを送信するのではなく、ネットワーク機器B、Cを経由してネットワーク機器Eまでパケットを送信することができる。すなわち、本実施形態に係るネットワークシステムによれば、ネットワーク的な距離(ホップ数や帯域幅)によらずに、物理的な距離に基づいてパケット(つまりデータ)の送受信経路の設定を行うことができる。
また、管理サーバ10は、この管理サーバ10が管理するネットワーク機器の位置関係と、ネットワーク的な接続関係を、位置管理テーブルTB10により管理することができる。
なお、本実施形態では、最短経路を選定する際の処理の迅速化を図るため、管理サーバ10は、距離管理テーブルTB20を生成し、ネットワーク機器から経路情報の問い合わせを受けた場合には、この距離管理テーブルTB20を検索して、最短経路を選定することとしたが、この距離管理テーブルTB20は必ずしも生成しておく必要はない。距離管理テーブルTB20を生成しない場合は、ネットワーク機器から経路情報の問い合わせを受けた管理サーバ10は、位置管理テーブルTB10を検索して、各ネットワーク機器の位置情報C11と近接情報C12を取得して、その都度、ネットワーク機器間の距離を算出すればよい。
また、本実施形態では、管理サーバ10は、最短距離を選定して経路情報としてネットワーク機器に返信することとしたが、選定する経路は必ずしも最短でなくともよい。すなわち、距離の短い経路で上位の中のものから、適切な経路を選定するようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、上述した第1実施形態を変形して、管理サーバ10に地図情報サーバ20を接続し、パケットの経路検索をする際に、ある特定の領域からそのパケットが出ないような経路の選定をできるようにしたものである。以下では、上述した第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
図11は、本実施形態に係るネットワークシステムにおけるネットワーク構成の一例を示す図である。この図11から分かるように、本実施形態に係るネットワークシステムにおいては、上述した第1実施形態と比べて、管理サーバ10に接続される地図情報サーバ20が追加されている。この地図情報サーバ20は、ネットワーク機器A〜Eの位置情報を、自らが備える地図情報にマッピングする機能を有している。
本実施形態においては、上述した第1実施形態に係る図8のパケット送信処理において、経路問い合わせ部106は、送信経路の問い合わせ(ステップS50)に際して、最短経路の問い合わせに加えて、ある閉域から出ない経路となる問い合わせを、管理サーバ10にすることができる。例えば、ネットワーク機器Aからネットワーク機器Eまでパケットを送信する際に、長野県からパケットが出ない経路となるように管理サーバ10に要求することができる。
この要求を受けて、管理サーバ10の経路検索部208は、位置管理テーブルTB10の位置情報と距離管理テーブルTB20と地図情報サーバ20の地図情報とを検索し、送信先のネットワーク機器に辿り着くまでパケットが指定された閉域から出ないような経路を選定する。なお、閉域の指定の仕方は、長野県や松本市というような指定の仕方(この場合JIS地域コードにより指定することとなる)の他、2点の緯度と経度により特定される矩形領域による指定の仕方や、1点の緯度と経度とその半径により特定される円形領域による指定の仕方などが考えられる。
以上のように、本実施形態に係るネットワークシステムによれば、指定した閉域から出ないという条件のもと、パケットを送信する経路を選定することができる。すなわち、送信先のネットワーク機器にパケットが辿り着くまでに、パケットの転送を行うネットワーク機器の位置に基づいて、パケットの転送を行うネットワーク機器がすべて特定の閉域にあるような経路の選択をすることができる。
例えば、図1において、ネットワーク機器A、B、C、Eが長野県内に位置し、ネットワーク機器Dが山梨県に設けられているような場合に、長野県から出ないように送信するという指定がなされた場合には、ネットワーク機器Aがネットワーク機器Eにパケットを送信する際には、ネットワーク機器Dを経由してネットワーク機器Eまでパケットを送信する(この経路の方が距離が短いこともあり得る)のではなく、ネットワーク機器B、Cを経由してネットワーク機器Eまでパケットを送信することができる。
なお、本実施形態においては、特定の閉域からパケットが出ないように転送できる経路が複数存在する場合は、最もパケットの転送距離が短い経路を選定することとしているが、必ずしも最短距離の経路を選択する必要はない。すなわち、距離の短い経路で上位の中のものから、適切な経路を選定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、最短経路を選定する際の処理の迅速化を図るため、管理サーバ10は、距離管理テーブルTB20を生成し、ネットワーク機器から経路情報の問い合わせを受けた場合には、この距離管理テーブルTB20を検索して、特定の閉域内で最短経路を選定することとしたが、この距離管理テーブルTB20は必ずしも生成しておく必要はない。距離管理テーブルTB20を生成しない場合は、ネットワーク機器から経路情報の問い合わせを受けた管理サーバ10は、位置管理テーブルTB10を検索して、各ネットワーク機器の位置情報C11と近接情報C12を取得して、その都度、ネットワーク機器間の距離を算出すればよい。
〔第3実施形態〕
第3実施形態は、上述した第1実施形態を変形して、ネットワーク機器の位置情報をそれぞれのネットワーク機器が独立して管理し、経路選定に関してそれぞれのネットワーク機器が能動的に処理するようにしたものである。以下では、上述した第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
図12は、本実施形態に係るネットワークシステムにおけるネットワーク構成の一例を説明する図である。この図12に示すように、本実施形態においては、上述した第1実施形態に係るネットワークシステムから、管理サーバ10が省かれている。すなわち、本実施形態におけるネットワークシステムでは、ネットワークシステム全体を管理する管理サーバ10は必要とされていない。また、ネットワーク機器A〜Eは、閉ループ状にネットワーク接続されている。
そして、本実施形態では、ネットワーク機器は自分の位置情報を管理サーバ10に通知するのではなく、近接するネットワーク機器に通知し、各ネットワーク機器が独自に位置管理テーブルを生成する。そして、パケットを送信する際には、ネットワーク機器が自らの位置管理テーブルを参照し、パケットを送信するネットワーク機器を選定する。
次に、図13乃至図14に基づいて、本実施形態に係る位置情報登録処理を説明する。図13は、本実施形態に係る位置情報登録処理の内容を説明するフローチャートを示す図であり、図14は、本実施形態に係るネットワーク機器A〜Eの内部構成を説明するブロック図である。ここでは、ネットワーク機器Aが自らの位置情報を取得するとともに、周囲のネットワーク機器の位置情報と近接情報を取得する場合を想定して説明する。なお、この位置情報登録処理は、各ネットワーク機器が所定の時間間隔で定期的に実行する処理である。
図13及び図14に示すように、ネットワーク機器Aの位置情報取得部100は、自らの位置情報を取得する(ステップS300)。この位置情報取得部100が自らの位置情報を取得する手法は様々なものが考えられるのは、上述した第1実施形態と同様である。
次に、ネットワーク機器Aの近接情報取得部102は、ネットワーク機器Aがネットワーク的に直接接続されているネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する(ステップS302)。本実施形態においては、ネットワーク機器Aが、近接するネットワーク機器と通信回線を介して通信を行い、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dが直接接続されているネットワーク機器であると把握する。
次に、ネットワーク機器Aの通信部104は、ネットワーク機器Aに関する情報として、位置情報と近接情報とを、ネットワークを介して、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dとに送信する(ステップS304)。この送信された位置情報と近接情報とを、ネットワーク機器B、Dの通信部104が受信する(ステップS306)。
次に、ネットワーク機器B、Dの位置管理テーブル更新部300は、受信した位置情報と近接情報とに基づいて、位置管理テーブルTB30におけるネットワーク機器Aに関する情報を更新する(ステップS308)。図15乃至図19は、データベース302に形成されているネットワーク機器A〜Eの位置管理テーブルTB30の構成の一例を示す図である。この図15乃至図19に示すように、本実施形態においては、位置管理テーブルTB30は、項目として、機器名C30と位置情報C31と近接情報C32とを備えている。したがって、受信した位置情報と近接情報は、各ネットワーク機器毎に分類して格納される。この図16に示すネットワーク機器Bの位置管理テーブルTB30の例では、ネットワーク機器Aの位置情報として緯度aaa、経度aaaが格納され、近接情報として、ネットワーク機器Bとネットワーク機器Dが格納される。
次に、ネットワーク機器B、Dの通信部104は、更新した位置管理テーブルTB30を、それぞれ、ネットワーク機器Aに送信する(ステップS310)。この送信された位置管理テーブルTB30は、ネットワーク機器Aの通信部104で受信される(ステップS312)。
次に、ネットワーク機器Aの位置管理テーブル更新部300は、受信した管理テーブルTB30に基づいて、自らの管理テーブルTB30を更新する(ステップS314)。例えば、ネットワーク機器Bから受信した位置管理テーブルTB30には、ネットワーク機器C、Eに関する位置情報と近接情報とが含まれているので、これに基づいて図15に示すネットワーク機器Aの位置管理テーブルTB30の内容を更新する。このようにすることにより、ネットワーク機器Aは、自分が直接接続されていないネットワーク機器C、Eについての位置情報と近接情報を取得することができる。
次に、図20に基づいて、本実施形態に係るパケット送信処理を説明する。この図20は、本実施形態に係るパケット送信処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。ここでは、ネットワーク機器Aがネットワーク機器Eにパケットを送信する場合を想定して説明する。なお、このパケット送信処理は、各ネットワーク機器がパケットを送信する際に起動される処理である。
図20及び図14に示すように、ネットワーク機器Aの経路検索部304は、ネットワーク機器Aからネットワーク機器Eまでパケットを送信する場合における最短距離となる経路を検索する(ステップS350)。具体的には、経路検索部304は、データベース302に格納されている位置管理テーブルTB30(図17)を参照し、各ネットワーク機器の位置情報から、各ネットワーク機器の間の距離を算出し、また、各ネットワーク機器の近接情報から、各ネットワーク機器のネットワーク的な接続関係を把握して、どのような経路でパケットを送信すれば最短距離になるかを求める。本実施形態における例では、ネットワーク機器A→B→C→Eが最短距離であるという経路情報が検索結果として得られる。
次に、ネットワーク機器Aのパケット生成部108は、ネットワーク機器Eに送信するパケットを生成する(ステップS352)。パケットの構成は上述した図9と同様である。すなわち、ヘッダHに経路情報として、ネットワーク機器A→B→C→Eの順でパケットを転送する情報が格納される。
次に、ネットワーク機器Aの通信部104は、この生成したパケットを、ネットワーク機器Bに送信する(ステップS354)。続いて、ネットワーク機器Aのアクノーレッジ確認部110は、送信先のネットワーク機器Eからパケットを受信した旨のアクノーレッジを受信したかどうかを判断する(ステップS356)。このアクノーレッジを受信した場合(ステップS356:Yes)には、このパケット送信処理を終了する。すなわち、ネットワーク機器Eがパケットを正常に受信した場合には、アクノーレッジをネットワーク機器Aに返信するので、このアクノーレッジを受信することによりパケットが送信先に到達したことを確認できる。なお、本実施形態では、このアクノーレッジは、パケットと同じ経路を逆の順にたどることにより返信される。
一方、アクノーレッジを受信していない場合(ステップS356:No)には、アクノーレッジ確認部110は、所定時間以上経過したかどうかを判断する(ステップS358)。所定時間経過していない場合(ステップS358:No)には、ステップS356の処理を繰り返す。
一方、所定時間以上経過した場合(ステップS358:Yes)には、上述したステップS350に戻り、経路検索をやり直す。すなわち、所定時間以上経過しても、アクノーレッジが返ってこないということは、送信経路にあるネットワーク機器のいずれかが何らかの理由で使用できない状態にあることが考えられる。しかし、使用できない状態にあるネットワーク機器は、上述した位置情報登録処理の際に位置管理テーブルTB30から削除される。このため、再度、最短距離となる経路を検索することにより、適切な経路情報が得られると考えられる。
なお、本実施形態におけるパケット送受信処理は、上述した第1実施形態における図10と同様の処理内容である。
以上のように、本実施形態に係るネットワークシステムによれば、ネットワーク上に管理サーバ10がなくとも、距離的に最も短い経路でパケットを送信することができる。例えば、図12において、ネットワーク機器A、B、C、Eが長野県内に位置し、ネットワーク機器Dが東京都に設けられているような場合に、ネットワーク機器Aがネットワーク機器Eにパケットを送信する際には、ネットワーク機器Dを経由してネットワーク機器Eまでパケットを送信するのではなく、ネットワーク機器B、Cを経由してネットワーク機器Eまでパケットを送信することができる。すなわち、本実施形態に係るネットワークシステムによれば、ネットワーク的な距離(ホップ数や帯域幅)によらずに、物理的な距離によりパケット(つまりデータ)の送受信を行うことができる。
なお、本実施形態では、各ネットワーク機器は距離管理テーブルを予め生成しないこととしたが、位置管理テーブル更新部300が位置管理テーブルTB30を更新する際に、距離管理テーブルTB20を生成するようにしてもよい。この場合、パケットを送信しようとしているネットワーク機器は、距離管理テーブルTB20を検索して、ネットワーク機器間の距離を算出することなく、距離に基づいて経路を選定することができるようになる。
また、本実施形態では、各ネットワーク機器は、最短距離を選定してパケットを送信することとしたが、選定する経路は必ずしも最短でなくともよい。すなわち、距離の短い経路で上位の中のものから、適切な経路を選定するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した第1及び第2実施形態では、位置管理テーブルTB10と距離管理テーブルTB20とを別々のテーブルとしてデータベース204に格納したが、1つのテーブルにまとめてデータベース204に格納するようにしてもよい。換言すれば、位置情報や近接情報、距離に関するデータの保持形態は、種々に変更することが可能である。
また、第2実施形態では、管理サーバ10と地図情報サーバ20とを別々のサーバとして構成したが、1つのサーバにまとめてもよい。
また、上述の実施形態説明した各処理については、ASIC等のハードウェアにより実現される場合を例に説明したが、プログラムにより構成されたソフトウェアにより実現することもできる。この場合、このプログラムをネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20のCPUが読み込んで実行することにより実現される。
また、これら各処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、このプログラムが記録された記録媒体をネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、ネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、ネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20の備える他のプログラムを活用し、記録媒体にはそのネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、ネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだネットワーク機器A〜E、管理サーバ10、及び/又は地図情報サーバ20は、そのプログラムの復号や伸張化を行った上で、実行する必要がある。
第1実施形態に係るネットワークシステムのネットワーク構成を説明する図。 第1実施形態に係る位置情報登録処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第1実施形態に係るネットワーク機器の内部構成を説明するブロック図。 第1実施形態に係る管理サーバの内部構成を説明するブロック図。 第1実施形態に係る管理サーバが保持する位置管理テーブルの構成を示す図。 第1実施形態に係る管理サーバが保持する距離管理テーブルの構成を示す図。 各ネットワーク機器間の算出すべき距離を示すブロック図。 第1実施形態に係るパケット送信処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 パケットの構成の一例を示す図。 第1実施形態に係るパケット送受信処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第2実施形態に係るネットワークシステムのネットワーク構成を説明する図。 第3実施形態に係るネットワークシステムのネットワーク構成を説明する図。 第3実施形態に係る位置情報登録処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第3実施形態に係るネットワーク機器の内部構成を説明するブロック図。 ネットワーク機器Aの位置管理テーブルの構成の一例を示す図。 ネットワーク機器Bの位置管理テーブルの構成の一例を示す図。 ネットワーク機器Cの位置管理テーブルの構成の一例を示す図。 ネットワーク機器Dの位置管理テーブルの構成の一例を示す図。 ネットワーク機器Eの位置管理テーブルの構成の一例を示す図。 第3実施形態に係るパケット送信処理の内容を説明するフローチャートを示す図。
符号の説明
A〜E ネットワーク機器
10 管理サーバ
20 地図情報サーバ
100 位置情報取得部
102 近接情報取得部
104 通信部
106 経路問い合わせ部
108 パケット生成部
110 アクノーレッジ確認部
112 アクノーレッジ送信部
116 パケット転送部
200 通信部
202 位置管理テーブル更新部
204 データベース
206 距離管理テーブル更新部
208 経路検索部

Claims (16)

  1. ネットワークを介して接続されたネットワーク機器と管理サーバとを有するネットワークシステムであって、
    前記ネットワーク機器は、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
    前記位置情報と前記近接情報とを前記管理サーバに送信する、情報送信部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記位置情報と前記近接情報とを受信する、情報受信部と、
    受信した前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、第1格納処理部と、
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記管理サーバは、
    前記位置情報と前記近接情報とに基づいて、ネットワーク的に直接接続されているネットワーク機器同士の距離を算出し、前記位置管理情報格納部に格納する、第2格納部を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記ネットワーク機器は、
    パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するか示す経路情報を、前記サーバに問い合わせる、経路問い合わせ部を、
    さらに備えることを特徴とする請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記管理サーバは、
    前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
    前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送される距離に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
    選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のネットワークシステム。
  5. 前記管理サーバは、
    前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
    前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先までパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
    選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のネットワークシステム。
  6. 前記ネットワーク機器は、
    前記管理サーバから前記経路情報を受信する、経路情報受信部と、
    前記経路情報に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記ネットワーク機器は、
    他のネットワーク機器からパケットを受信した場合には、そのパケットの制御情報に設定されている経路情報に基づいて、パケットを次のネットワーク機器に転送する、パケット転送部を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のネットワークシステム。
  8. 前記ネットワーク機器は、
    パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するか示す経路情報を、前記サーバに問い合わせる、経路問い合わせ部を、
    さらに備え、
    前記管理サーバは、
    前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
    前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送される距離に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
    選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  9. 前記ネットワーク機器は、
    パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するか示す経路情報を、前記サーバに問い合わせる、経路問い合わせ部を、
    さらに備え、
    前記管理サーバは、
    前記ネットワーク機器からの前記経路情報の問い合わせを受信する、問い合わせ受信部と、
    前記経路情報の問い合わせを受信した場合に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先までパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
    選定した経路を経路情報として送信する、経路情報送信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  10. ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
    前記位置情報と前記近接情報とを管理サーバに送信する、情報送信部と、
    パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するかを示す経路情報を問い合わせる、経路問い合わせ部と、
    前記管理サーバから経路情報を取得し、前記経路情報に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御方法を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
    を備えることを特徴とするネットワーク機器。
  11. ネットワークを介して接続されたネットワーク機器と管理サーバとを有するネットワークシステムの制御方法であって、
    前記ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
    前記ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
    前記位置情報と前記近接情報とを前記ネットワーク機器から前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバで、前記位置情報と前記近接情報とを受信し、
    受信した前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、
    ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。
  12. ネットワークに接続されるネットワーク機器の制御方法であって、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
    前記位置情報と前記近接情報とを管理サーバに送信し、
    パケットを送信する際に、どのような経路でパケットを送信先まで転送するかを示す経路情報を問い合わせし、
    前記管理サーバから前記経路情報を取得し、前記経路情報に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、
    ことを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
  13. ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
    前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、格納処理部と、
    パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送される距離に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
    前記選定した経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
    を備えることを特徴とするネットワーク機器。
  14. ネットワークに接続されるネットワーク機器であって、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得する、位置情報取得部と、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得する、近接情報取得部と、
    前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納する、格納処理部と、
    パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定する、経路検索部と、
    前記選定した経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、パケット送信部と、
    を備えることを特徴とするネットワーク機器。
  15. ネットワークに接続されるネットワーク機器の制御方法であって、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
    前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納し、
    パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先まで転送されるパケットの距離に基づいて経路を選定し、
    前記選定した経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、
    ことを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
  16. ネットワークに接続されるネットワーク機器の制御方法であって、
    当該ネットワーク機器の絶対的な位置を示す情報である位置情報を取得し、
    当該ネットワーク機器がネットワーク的に直接接続されている他のネットワーク機器を示す情報である近接情報を取得し、
    前記位置情報と前記近接情報とを位置管理情報格納部に格納し、
    パケットを送信する際に、前記位置管理情報格納部を検索し、パケットの送信先までパケットの転送を行う他のネットワーク機器の位置に基づいて経路を選定し、
    前記選定された経路に基づいてパケットが転送されるようにパケットの制御情報を設定して、パケットを送信する、
    ことを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
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