JP2005275077A - マルチプロジェクションディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】 輝度調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタ
ユニットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるマルチプロジェク
ションディスプレイを提供する。
【解決手段】 複数のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの
投写画像により透過型スクリーンSCR1上に大画面画像を表示するマルチプロジェクシ
ョンディスプレイ100であって、
このマルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパターン
になるような照明光を投写面に照射するための補助照明装置Lを備えたことを特徴とする
マルチプロジェクションディスプレイ。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数のプロジェクタユニットからの投写画像により投写面上に大画面画像を
表示するマルチプロジェクションディスプレイに関する。
表示するマルチプロジェクションディスプレイに関する。
複数のプロジェクタユニットを水平方向及び/又は垂直方向に配置し、これらの複数の
プロジェクタユニットからの投写画像をスクリーンに拡大投写することにより1つの大画
面画像を表示することができるマルチプロジェクションディスプレイが知られている。こ
のようなマルチプロジェクションディスプレイは、通常のプロジェクタに比較して、高精
細かつ高輝度の画像を表示することができるため、映画館、美術館、博物館、セミナー会
場、集会場、ミニシアター、公共機関、企業などの業務用分野やアミューズメント、ホー
ムシアターなどの家庭用分野において今後広く普及されていくことが期待されている。
プロジェクタユニットからの投写画像をスクリーンに拡大投写することにより1つの大画
面画像を表示することができるマルチプロジェクションディスプレイが知られている。こ
のようなマルチプロジェクションディスプレイは、通常のプロジェクタに比較して、高精
細かつ高輝度の画像を表示することができるため、映画館、美術館、博物館、セミナー会
場、集会場、ミニシアター、公共機関、企業などの業務用分野やアミューズメント、ホー
ムシアターなどの家庭用分野において今後広く普及されていくことが期待されている。
ところで、液晶ライトバルブを用いたプロジェクタにおいては、いわゆる「黒浮き」と
いう問題があることが知られている。図19は、プロジェクタにおける「黒浮き」を説明
するために示す図である。
液晶ライトバルブを用いたプロジェクタにおいては、白表示に対応するオン信号Ima
xを液晶ライトバルブに与えたときに「白」が表示され、黒表示に対応するオフ信号Im
inを液晶ライトバルブに与えたときに「黒」が表示され、白表示と黒表示との間の中間
調に対応する中間調信号を液晶ライトバルブに与えたときに「白と黒との中間調」が表示
される。
いう問題があることが知られている。図19は、プロジェクタにおける「黒浮き」を説明
するために示す図である。
液晶ライトバルブを用いたプロジェクタにおいては、白表示に対応するオン信号Ima
xを液晶ライトバルブに与えたときに「白」が表示され、黒表示に対応するオフ信号Im
inを液晶ライトバルブに与えたときに「黒」が表示され、白表示と黒表示との間の中間
調に対応する中間調信号を液晶ライトバルブに与えたときに「白と黒との中間調」が表示
される。
しかしながら、黒表示に対応するオフ信号Iminを液晶ライトバルブに与えた場合で
あっても、実際には液晶ライトバルブは完全に閉じた状態にはならずに光を多少は透過し
てしまうのが現状である。このため、スクリーン上で「本当の黒(全く光が出ない黒)」
を表示しようとしても、実際には「本当の黒」を表示することはできず、図19に示すよ
うに、「本当の黒よりも若干明るい黒」が表示されることになる。これを「黒浮き」とい
う。なお、この「黒浮き」は、液晶ライトバルブを用いたプロジェクタのみならず、他の
電気光学変調装置を用いたプロジェクタにおいても起こり得る。
あっても、実際には液晶ライトバルブは完全に閉じた状態にはならずに光を多少は透過し
てしまうのが現状である。このため、スクリーン上で「本当の黒(全く光が出ない黒)」
を表示しようとしても、実際には「本当の黒」を表示することはできず、図19に示すよ
うに、「本当の黒よりも若干明るい黒」が表示されることになる。これを「黒浮き」とい
う。なお、この「黒浮き」は、液晶ライトバルブを用いたプロジェクタのみならず、他の
電気光学変調装置を用いたプロジェクタにおいても起こり得る。
図20は、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」を説明するた
めに示す図である。
マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」の問題は、上記したプロ
ジェクタにおける「黒浮き」の問題よりも深刻である。すなわち、マルチプロジェクショ
ンディスプレイにおいては、例えば画面全体を黒く表示したい場合であっても、各プロジ
ェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳投写される領域RA
B,RAC,RABCD,RBD,RCDでは、マルチプロジェクションディスプレイか
らの「黒」に係る投写光も重畳投写されることになり、その結果、その領域RAB,RA
C,RABCD,RBD,RCDが明るい模様となって現れてしまうのである。この出願
においては、これを「黒浮き模様」ということにする。
めに示す図である。
マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」の問題は、上記したプロ
ジェクタにおける「黒浮き」の問題よりも深刻である。すなわち、マルチプロジェクショ
ンディスプレイにおいては、例えば画面全体を黒く表示したい場合であっても、各プロジ
ェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳投写される領域RA
B,RAC,RABCD,RBD,RCDでは、マルチプロジェクションディスプレイか
らの「黒」に係る投写光も重畳投写されることになり、その結果、その領域RAB,RA
C,RABCD,RBD,RCDが明るい模様となって現れてしまうのである。この出願
においては、これを「黒浮き模様」ということにする。
なお、このようなマルチプロジェクションディスプレイにおいて、各プロジェクタユニ
ットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳投写される領域RAB,RAC
,RABCD,RBD,RCDについては、各プロジェクタユニットからの投写光量を落
として、これらの領域を目立たないようにする技術が知られている(例えば、特許文献1
参照。)。しかしながら、「黒」表示に係る投写光量はこれ以上落とすことができないた
め、この技術では「黒浮き模様」を抑制することができない。
ットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳投写される領域RAB,RAC
,RABCD,RBD,RCDについては、各プロジェクタユニットからの投写光量を落
として、これらの領域を目立たないようにする技術が知られている(例えば、特許文献1
参照。)。しかしながら、「黒」表示に係る投写光量はこれ以上落とすことができないた
め、この技術では「黒浮き模様」を抑制することができない。
図21は、このような「黒浮き模様」に係る問題を解決することができる従来のマルチ
プロジェクションディスプレイを説明するために示す図である。図21(a)は従来のマ
ルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図であり、図21(b)は輝度調整器の
作用を示す図である。
このマルチプロジェクションディスプレイ900においては、図21(a)に示すよう
に、それぞれのプロジェクタユニット910A、910B,910Cにおいて、液晶ライ
トバルブ913A,913B,913Cと投写レンズ914A,914B,914Cとの
間に輝度調整器916A,916B,916Cが、挿入・配置されている。そして、この
輝度調整器916A,916B,916Cは、それぞれが図21(b)に示すような光透
過率分布特性を有している(例えば、特許文献2参照。)。
プロジェクションディスプレイを説明するために示す図である。図21(a)は従来のマ
ルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図であり、図21(b)は輝度調整器の
作用を示す図である。
このマルチプロジェクションディスプレイ900においては、図21(a)に示すよう
に、それぞれのプロジェクタユニット910A、910B,910Cにおいて、液晶ライ
トバルブ913A,913B,913Cと投写レンズ914A,914B,914Cとの
間に輝度調整器916A,916B,916Cが、挿入・配置されている。そして、この
輝度調整器916A,916B,916Cは、それぞれが図21(b)に示すような光透
過率分布特性を有している(例えば、特許文献2参照。)。
このため、このマルチプロジェクションディスプレイ900によれば、各プロジェクタ
ユニット910A、910B,910Cからの投写光が重畳投写される領域RAB,RB
Cにおいては、輝度調整器916A,916B,916Cの作用によって、「本当の黒よ
りも若干明るい黒」を表示する投写光における投写光量が減じられることになるため、こ
れによりこれらの重畳領域RAB,RBCにおける「黒浮き模様」の発生が抑制されるよ
うになる。
ユニット910A、910B,910Cからの投写光が重畳投写される領域RAB,RB
Cにおいては、輝度調整器916A,916B,916Cの作用によって、「本当の黒よ
りも若干明るい黒」を表示する投写光における投写光量が減じられることになるため、こ
れによりこれらの重畳領域RAB,RBCにおける「黒浮き模様」の発生が抑制されるよ
うになる。
しかしながら、このような従来のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、プ
ロジェクタユニットとして、液晶ライトバルブと投写レンズとの間に上記したような輝度
調整器が挿入・配置された特殊なプロジェクタを用いる必要があるため、そのような輝度
調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用い
ることができないという問題点があった。
ロジェクタユニットとして、液晶ライトバルブと投写レンズとの間に上記したような輝度
調整器が挿入・配置された特殊なプロジェクタを用いる必要があるため、そのような輝度
調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用い
ることができないという問題点があった。
そこで、本発明は、輝度調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジ
ェクタユニットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるマルチプロ
ジェクションディスプレイを提供することを目的とする。
ェクタユニットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるマルチプロ
ジェクションディスプレイを提供することを目的とする。
(1)本発明のマルチプロジェクションディスプレイは、複数のプロジェクタユニットか
らの投写画像により投写面上に大画面画像を表示するマルチプロジェクションディスプレ
イであって、このマルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対
のパターンになるような照明光を投写面に照射するための補助照明装置を備えたことを特
徴とする。
らの投写画像により投写面上に大画面画像を表示するマルチプロジェクションディスプレ
イであって、このマルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対
のパターンになるような照明光を投写面に照射するための補助照明装置を備えたことを特
徴とする。
このため、本発明のマルチプロジェクションディスプレイによれば、補助照明装置が「
黒浮き模様」と略反対のパターンになるような照明光を投写面に照射することにより、「
黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるようになる。このため、輝度調整器
が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用いても「
黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
黒浮き模様」と略反対のパターンになるような照明光を投写面に照射することにより、「
黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるようになる。このため、輝度調整器
が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用いても「
黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
(2)上記(1)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記補助照
明装置は、前記複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又は前記
複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域を重点的に照明
することが好ましい。
明装置は、前記複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又は前記
複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域を重点的に照明
することが好ましい。
このように構成することにより、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮
き模様」と略反対のパターンになるような照明光を投写面に照射することができるように
なり、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」の発生を効果的に抑
制することができるようになる。
なお、マルチプロジェクションディスプレイにおいては、実施形態5で後述するように
、投写面のすべての点に少なくとも2台以上のプロジェクタユニットからの投写光が投写
されるようにして「黒浮き模様」の発生を抑制することも考えられる。このような場合に
は、補助照明装置が、複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳してい
る領域(通常、この領域には2つの投写光が重畳していることが多いと考えられる。)を
重点的に照明するようにすればよい。
き模様」と略反対のパターンになるような照明光を投写面に照射することができるように
なり、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」の発生を効果的に抑
制することができるようになる。
なお、マルチプロジェクションディスプレイにおいては、実施形態5で後述するように
、投写面のすべての点に少なくとも2台以上のプロジェクタユニットからの投写光が投写
されるようにして「黒浮き模様」の発生を抑制することも考えられる。このような場合に
は、補助照明装置が、複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳してい
る領域(通常、この領域には2つの投写光が重畳していることが多いと考えられる。)を
重点的に照明するようにすればよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、
前記補助照明装置は複数の補助光源を含むことが好ましい。
前記補助照明装置は複数の補助光源を含むことが好ましい。
このように構成することにより、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮
き模様」と略反対のパターンになるようにきめ細かく照射することができるようになるた
め、「黒浮き模様」の発生をさらに効果的に抑制することができるようになる。
き模様」と略反対のパターンになるようにきめ細かく照射することができるようになるた
め、「黒浮き模様」の発生をさらに効果的に抑制することができるようになる。
(4)上記(3)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記複数の
補助光源は、前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに対応して設けられていること
が好ましい。
補助光源は、前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに対応して設けられていること
が好ましい。
投写光が重畳投写される領域は、各プロジェクタユニットからの投写光が投写される各
単位投写領域のうちの周辺部に存在する。このため、上記のように構成することにより、
各プロジェクタユニットからの投写光が投写される各単位投写領域のうちの中心部を重点
的に照明することが可能になるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することがで
きるようになる。
単位投写領域のうちの周辺部に存在する。このため、上記のように構成することにより、
各プロジェクタユニットからの投写光が投写される各単位投写領域のうちの中心部を重点
的に照明することが可能になるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することがで
きるようになる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにお
いては、このマルチプロジェクションディスプレイがリア型のマルチプロジェクションデ
ィスプレイであることが好ましい。
いては、このマルチプロジェクションディスプレイがリア型のマルチプロジェクションデ
ィスプレイであることが好ましい。
リア型のマルチプロジェクションディスプレイの場合には、各プロジェクタユニット及
び透過型スクリーンの位置関係が固定しているため、「黒浮き模様」が発生する領域も固
定している。このため、「黒浮き模様」が発生する領域に対応して正確に補助照明装置を
配置することができるようになるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することが
できるようになる。
び透過型スクリーンの位置関係が固定しているため、「黒浮き模様」が発生する領域も固
定している。このため、「黒浮き模様」が発生する領域に対応して正確に補助照明装置を
配置することができるようになるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することが
できるようになる。
(6)上記(5)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェ
クタユニットにおける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えること
が好ましい。
クタユニットにおける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えること
が好ましい。
本発明のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、補助照明装置が「黒浮き模
様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射すれば「黒浮き模様」の発生を完
全に抑制することができるのであるが、実際には「黒浮き模様」を正確に反転したパター
ンの照明光を投写面に照射することは容易ではないため、「黒浮き模様」の発生を完全に
防止することは容易ではない。
しかしながら、上記のように構成することにより、各画素ごとに画素値(輝度値及び/
又は色値)を適切に補正することにより、完全には防止し切れなかった「黒浮き模様」の
発生をほとんど完全に抑制することができるようになる。
様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射すれば「黒浮き模様」の発生を完
全に抑制することができるのであるが、実際には「黒浮き模様」を正確に反転したパター
ンの照明光を投写面に照射することは容易ではないため、「黒浮き模様」の発生を完全に
防止することは容易ではない。
しかしながら、上記のように構成することにより、各画素ごとに画素値(輝度値及び/
又は色値)を適切に補正することにより、完全には防止し切れなかった「黒浮き模様」の
発生をほとんど完全に抑制することができるようになる。
この場合において、補助照明装置を用いずに画素値を補正することとしても「黒浮き模
様」の発生を抑制することができるが、補助照明装置を用いて予め「黒浮き模様」の発生
をある程度抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因す
る実効階調数の低下やダイナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
画素値の補正は、各プロジェクタユニットからの「黒」表示に係る投写光が投写された
投写面及び補助照明装置からの照明光が照射された投写面をそれぞれ撮像装置を用いて撮
影し、その結果に基づいて行うのが好ましい。
様」の発生を抑制することができるが、補助照明装置を用いて予め「黒浮き模様」の発生
をある程度抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因す
る実効階調数の低下やダイナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
画素値の補正は、各プロジェクタユニットからの「黒」表示に係る投写光が投写された
投写面及び補助照明装置からの照明光が照射された投写面をそれぞれ撮像装置を用いて撮
影し、その結果に基づいて行うのが好ましい。
(7)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにお
いては、このマルチプロジェクションディスプレイがフロント型のマルチプロジェクショ
ンディスプレイであり、投写面に投写された画像を撮影するための撮像装置をさらに備え
ることが好ましい。
いては、このマルチプロジェクションディスプレイがフロント型のマルチプロジェクショ
ンディスプレイであり、投写面に投写された画像を撮影するための撮像装置をさらに備え
ることが好ましい。
フロント型のマルチプロジェクションディスプレイの場合には、各プロジェクタユニッ
ト及び透過型スクリーンの位置関係が使用状況によって変動するため、これに応じて「黒
浮き模様」が発生する領域も変動する。しかしながら、上記のように構成することにより
、撮像装置による撮影結果に基づいて「黒浮き模様」が発生する領域を特定することがで
きるので、その特定された領域に対応して補助照明装置を配置することができるようにな
るため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるようになる。
ト及び透過型スクリーンの位置関係が使用状況によって変動するため、これに応じて「黒
浮き模様」が発生する領域も変動する。しかしながら、上記のように構成することにより
、撮像装置による撮影結果に基づいて「黒浮き模様」が発生する領域を特定することがで
きるので、その特定された領域に対応して補助照明装置を配置することができるようにな
るため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるようになる。
(8)上記(7)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記撮像装
置による撮影結果に基づいて、各プロジェクタユニットにおける各画素ごとに画素値を補
正する画素値補正装置をさらに備えることが好ましい。
置による撮影結果に基づいて、各プロジェクタユニットにおける各画素ごとに画素値を補
正する画素値補正装置をさらに備えることが好ましい。
上記(6)でも説明したように、本発明のマルチプロジェクションディスプレイにおい
ては、補助照明装置が「黒浮き模様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射
すれば「黒浮き模様」の発生を完全に抑制することができるようになるのであるが、実際
には「黒浮き模様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射することは容易で
はないため、「黒浮き模様」の発生を完全に防止することは容易ではない。
しかしながら、上記のように構成することにより、完全には防止し切れなかった「黒浮
き模様」を撮像装置により撮影し、この撮影結果に基づいて各画素ごとに画素値(輝度値
及び/又は色値)を適切に補正することにより、「黒浮き模様」の発生をほとんど完全に
抑制することができるようになる。
ては、補助照明装置が「黒浮き模様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射
すれば「黒浮き模様」の発生を完全に抑制することができるようになるのであるが、実際
には「黒浮き模様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射することは容易で
はないため、「黒浮き模様」の発生を完全に防止することは容易ではない。
しかしながら、上記のように構成することにより、完全には防止し切れなかった「黒浮
き模様」を撮像装置により撮影し、この撮影結果に基づいて各画素ごとに画素値(輝度値
及び/又は色値)を適切に補正することにより、「黒浮き模様」の発生をほとんど完全に
抑制することができるようになる。
この場合において、補助照明装置を用いずに画素値を補正することとしても「黒浮き模
様」の発生を抑制することができるが、補助照明装置を用いて予め「黒浮き模様」の発生
をある程度抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因す
る実効階調数の低下やダイナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
画素値の補正は、各プロジェクタユニットからの「黒」表示に係る投写光が投写された
投写面及び補助照明装置からの照明光が照射された投写面を撮像装置を用いて撮影し、そ
の結果に基づいて行うのが好ましい。
様」の発生を抑制することができるが、補助照明装置を用いて予め「黒浮き模様」の発生
をある程度抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因す
る実効階調数の低下やダイナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
画素値の補正は、各プロジェクタユニットからの「黒」表示に係る投写光が投写された
投写面及び補助照明装置からの照明光が照射された投写面を撮像装置を用いて撮影し、そ
の結果に基づいて行うのが好ましい。
(9)上記(6)又は(8)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、
このマルチプロジェクションディスプレイの投写面における最低輝度を、前記複数のプロ
ジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度に揃えること
が好ましい。
このマルチプロジェクションディスプレイの投写面における最低輝度を、前記複数のプロ
ジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度に揃えること
が好ましい。
複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度
は、この領域における各プロジェクタユニットからの「黒」表示に係る投写光及び補助照
明装置からの照明光を足した場合の輝度となる。もちろん、複数のプロジェクタユニット
からの投写光が最も多数重畳される領域以外の領域においては、最低輝度として、複数の
プロジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度よりも低
い輝度を採用することは可能である。しかしながら、複数のプロジェクタユニットからの
投写光が最も多数重畳される領域以外の領域においても、その最低輝度を複数のプロジェ
クタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度に揃えることによ
って、「黒浮き模様」の発生をより完全に抑制することができるようになる。
この場合には、「黒」を表示する際には、複数のプロジェクタユニットからの投写光が
最も多数重畳される領域以外の領域においては、入力信号のレベルを少し上げて、複数の
プロジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における「黒」の明るさに
あわせるようにする。
は、この領域における各プロジェクタユニットからの「黒」表示に係る投写光及び補助照
明装置からの照明光を足した場合の輝度となる。もちろん、複数のプロジェクタユニット
からの投写光が最も多数重畳される領域以外の領域においては、最低輝度として、複数の
プロジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度よりも低
い輝度を採用することは可能である。しかしながら、複数のプロジェクタユニットからの
投写光が最も多数重畳される領域以外の領域においても、その最低輝度を複数のプロジェ
クタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における最低輝度に揃えることによ
って、「黒浮き模様」の発生をより完全に抑制することができるようになる。
この場合には、「黒」を表示する際には、複数のプロジェクタユニットからの投写光が
最も多数重畳される領域以外の領域においては、入力信号のレベルを少し上げて、複数の
プロジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳される領域における「黒」の明るさに
あわせるようにする。
(10)上記(6)、(8)又は(9)に記載のマルチプロジェクションディスプレイに
おいては、このマルチプロジェクションディスプレイの投写面における最高輝度を、前記
複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又は前記複数のプロジェ
クタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち、前記補助照明装置から
の照明光が最も弱く照射される領域における最高輝度に揃えることが好ましい。
おいては、このマルチプロジェクションディスプレイの投写面における最高輝度を、前記
複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又は前記複数のプロジェ
クタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち、前記補助照明装置から
の照明光が最も弱く照射される領域における最高輝度に揃えることが好ましい。
複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又は複数のプロジェク
タユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち、補助照明装置からの照明
光が最も弱く照射される領域における最高輝度は、この領域における各プロジェクタユニ
ットからの「白」表示に係る投写光及び補助照明装置からの照明光を足した場合の輝度と
なる。もちろん、複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳している領域や、複数
のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域のうち補助照明装置からの照
明光が比較的強く照射される領域においては、最高輝度として、さらに高い輝度を採用す
ることは可能である。しかしながら、これらの領域においても、その最高輝度を上記のよ
うな領域における最高輝度に揃えることによって、マルチプロジェクションディスプレイ
の投写面における「白」の面内輝度分布特性をより向上させることができるようになる。
この場合には、「白」を表示する際には、複数のプロジェクタユニットからの投写光が
重畳している領域や、複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又
は複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち補助照
明装置からの照明光が比較的強く照射される領域においては、入力信号のレベルを少し下
げて、複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域のうち補助照明装
置からの照明光が最も弱く照射される領域における「白」の明るさにあわせるようにする
。
タユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち、補助照明装置からの照明
光が最も弱く照射される領域における最高輝度は、この領域における各プロジェクタユニ
ットからの「白」表示に係る投写光及び補助照明装置からの照明光を足した場合の輝度と
なる。もちろん、複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳している領域や、複数
のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域のうち補助照明装置からの照
明光が比較的強く照射される領域においては、最高輝度として、さらに高い輝度を採用す
ることは可能である。しかしながら、これらの領域においても、その最高輝度を上記のよ
うな領域における最高輝度に揃えることによって、マルチプロジェクションディスプレイ
の投写面における「白」の面内輝度分布特性をより向上させることができるようになる。
この場合には、「白」を表示する際には、複数のプロジェクタユニットからの投写光が
重畳している領域や、複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又
は複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち補助照
明装置からの照明光が比較的強く照射される領域においては、入力信号のレベルを少し下
げて、複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域のうち補助照明装
置からの照明光が最も弱く照射される領域における「白」の明るさにあわせるようにする
。
以下、本発明のマルチプロジェクションディスプレイについて、図に示す実施の形態に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明するた
めに示す模式図である。図2は、本発明の実施形態1に係るマルチプロジェクションディ
スプレイを説明するために示すブロック図である。図3は、本発明の実施形態1に係るマ
ルチプロジェクションディスプレイを説明するために示す斜視図である。図3(a)は比
較例に係るマルチプロジェクションディスプレイを示す図であり、図3(b)は実施形態
1に係るマルチプロジェクションディスプレイを示す図である。
図4は、本発明の実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイにおける照明
状態を説明するために示す図である。図4(a)はプロジェクタユニットからの投写光に
よる照明状態を示す図であり、図4(b)は補助光源からの照明光による照明状態を示す
図であり、図4(c)はこれらの投写光及び照明光による照明状態を示す図である。
図1〜図4は背面から見た図である。
図1は、本発明の実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明するた
めに示す模式図である。図2は、本発明の実施形態1に係るマルチプロジェクションディ
スプレイを説明するために示すブロック図である。図3は、本発明の実施形態1に係るマ
ルチプロジェクションディスプレイを説明するために示す斜視図である。図3(a)は比
較例に係るマルチプロジェクションディスプレイを示す図であり、図3(b)は実施形態
1に係るマルチプロジェクションディスプレイを示す図である。
図4は、本発明の実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイにおける照明
状態を説明するために示す図である。図4(a)はプロジェクタユニットからの投写光に
よる照明状態を示す図であり、図4(b)は補助光源からの照明光による照明状態を示す
図であり、図4(c)はこれらの投写光及び照明光による照明状態を示す図である。
図1〜図4は背面から見た図である。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100は、図1〜図4に示すよ
うに、筐体(図示せず)内に4台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJ
D及び筐体前面に投写面としての透過型スクリーンSCR1を備え、これら4台のプロジ
ェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写画像により透過型スクリーン
SCR1上に大画面画像を表示するリア型のマルチプロジェクションディスプレイである
。
うに、筐体(図示せず)内に4台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJ
D及び筐体前面に投写面としての透過型スクリーンSCR1を備え、これら4台のプロジ
ェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写画像により透過型スクリーン
SCR1上に大画面画像を表示するリア型のマルチプロジェクションディスプレイである
。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100は、図1〜図4に示すよ
うに、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパターン
(図4(b)参照。)になるような照明光を透過型スクリーンSCR1に照射するための
補助照明装置Lをさらに備えている。この補助照明装置Lは、透過型スクリーンSCR1
の四隅における背面側に配置された4つの補助光源LA,LB,LC,LDを備えている
。
うに、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパターン
(図4(b)参照。)になるような照明光を透過型スクリーンSCR1に照射するための
補助照明装置Lをさらに備えている。この補助照明装置Lは、透過型スクリーンSCR1
の四隅における背面側に配置された4つの補助光源LA,LB,LC,LDを備えている
。
また、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100は、図2に示すよ
うに、投写表示したいコンテンツを入力するための画像入力部10、画像入力部10に入
力されたコンテンツに係る画像情報を加工する画像加工部20、画像加工部20で加工さ
れた画像情報を各プロジェクタユニットに出力する画像出力部30、補助照明装置Lのオ
ンオフ制御を行なう照明制御部40及びこれらの各部を制御する制御部50を備えている
。
うに、投写表示したいコンテンツを入力するための画像入力部10、画像入力部10に入
力されたコンテンツに係る画像情報を加工する画像加工部20、画像加工部20で加工さ
れた画像情報を各プロジェクタユニットに出力する画像出力部30、補助照明装置Lのオ
ンオフ制御を行なう照明制御部40及びこれらの各部を制御する制御部50を備えている
。
このため、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100によれば、図
1〜図4に示すように、透過型スクリーンSCR1の四隅に補助照明装置Lの4つの補助
光源LA,LB,LC,LDが配置されているため、図4(b)に示すように、4台のプ
ロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳していない領域
RA,RB,RC,RDが重点的に照明される、すなわち「黒浮き模様」と略反対のパタ
ーンになるような照明光が透過型スクリーンSCR1に照射されるようになる。このため
、図4(c)に示すように、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるよう
になる。その結果、従来のマルチプロジェクションディスプレイ900に示すような輝度
調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用い
ても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
1〜図4に示すように、透過型スクリーンSCR1の四隅に補助照明装置Lの4つの補助
光源LA,LB,LC,LDが配置されているため、図4(b)に示すように、4台のプ
ロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳していない領域
RA,RB,RC,RDが重点的に照明される、すなわち「黒浮き模様」と略反対のパタ
ーンになるような照明光が透過型スクリーンSCR1に照射されるようになる。このため
、図4(c)に示すように、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるよう
になる。その結果、従来のマルチプロジェクションディスプレイ900に示すような輝度
調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用い
ても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
本発明のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、補助照明装置として、1つ
の補助光源からなる補助照明装置を用いることもできるが、実施形態1に係るマルチプロ
ジェクションディスプレイ100にように、複数(例えば4つ)の補助光源を含む補助装
置とすることが好ましい。このように構成することにより、マルチプロジェクションディ
スプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパターンになるように照明光をきめ細かく照
射することができるようになるため、「黒浮き模様」の発生をさらに効果的に抑制するこ
とができるようになる。
の補助光源からなる補助照明装置を用いることもできるが、実施形態1に係るマルチプロ
ジェクションディスプレイ100にように、複数(例えば4つ)の補助光源を含む補助装
置とすることが好ましい。このように構成することにより、マルチプロジェクションディ
スプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパターンになるように照明光をきめ細かく照
射することができるようになるため、「黒浮き模様」の発生をさらに効果的に抑制するこ
とができるようになる。
また、本発明のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、補助照明装置として
、複数の補助光源が各プロジェクタユニットに対応して設けられていない補助照明装置(
例:プロジェクタユニット2台に補助光源1つ)を用いることもできるが、実施形態1に
係るマルチプロジェクションディスプレイ100のように、補助光源が各プロジェクタユ
ニットに対応して設けられた補助照明装置を用いることが好ましい。
投写光が重畳投写される領域は、各プロジェクタユニットからの投写光が投写される各
単位投写領域のうちの周辺部に存在する。このため、このように構成することにより、各
プロジェクタユニットからの投写光が投写される各単位投写領域のうちの中心部を重点的
に照明することが可能になるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができ
るようになる。
この場合、各プロジェクタユニット1台について補助光源を2つずつ設けることとして
もよい。
、複数の補助光源が各プロジェクタユニットに対応して設けられていない補助照明装置(
例:プロジェクタユニット2台に補助光源1つ)を用いることもできるが、実施形態1に
係るマルチプロジェクションディスプレイ100のように、補助光源が各プロジェクタユ
ニットに対応して設けられた補助照明装置を用いることが好ましい。
投写光が重畳投写される領域は、各プロジェクタユニットからの投写光が投写される各
単位投写領域のうちの周辺部に存在する。このため、このように構成することにより、各
プロジェクタユニットからの投写光が投写される各単位投写領域のうちの中心部を重点的
に照明することが可能になるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができ
るようになる。
この場合、各プロジェクタユニット1台について補助光源を2つずつ設けることとして
もよい。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100は、上記したように、リ
ア型のマルチプロジェクションディスプレイである。このため、各プロジェクタユニット
PJA,PJB,PJC,PJD及び透過型スクリーンSCR1の位置関係が固定してい
るため、「黒浮き模様」が発生する領域も固定している。その結果、「黒浮き模様」が発
生する領域に対応して補助照明装置L(補助光源LA,LB,LC,LD)を正確に配置
することができるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができる。
ア型のマルチプロジェクションディスプレイである。このため、各プロジェクタユニット
PJA,PJB,PJC,PJD及び透過型スクリーンSCR1の位置関係が固定してい
るため、「黒浮き模様」が発生する領域も固定している。その結果、「黒浮き模様」が発
生する領域に対応して補助照明装置L(補助光源LA,LB,LC,LD)を正確に配置
することができるため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができる。
以下、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100における、補助照
明装置の作用・効果を図5〜図12に基づいて説明する。
図5及び図6は、1台のプロジェクタユニットからの「黒」表示を行うときの投写光に
よる、投写面上における面内輝度特性を示す図である。図5は、面内輝度分布を三次元グ
ラフで表した図であり、図6は面内輝度分布を等高線で表した図である。
図7及び図8は、4台のプロジェクタユニットからの「黒」表示を行うときの投写光に
よる、投写面上における面内輝度特性を示す図である。図7は、面内輝度分布を三次元グ
ラフで表した図であり、図8は面内輝度分布を等高線で表した図である。
明装置の作用・効果を図5〜図12に基づいて説明する。
図5及び図6は、1台のプロジェクタユニットからの「黒」表示を行うときの投写光に
よる、投写面上における面内輝度特性を示す図である。図5は、面内輝度分布を三次元グ
ラフで表した図であり、図6は面内輝度分布を等高線で表した図である。
図7及び図8は、4台のプロジェクタユニットからの「黒」表示を行うときの投写光に
よる、投写面上における面内輝度特性を示す図である。図7は、面内輝度分布を三次元グ
ラフで表した図であり、図8は面内輝度分布を等高線で表した図である。
図9及び図10は、4つの補助光源からの照明光による、投写面上における面内輝度特
性を示す図である。図9は、面内輝度分布を三次元グラフで表した図であり、図10は面
内輝度分布を等高線で表した図である。
図11及び図12は、4台のプロジェクタユニットからの「黒」表示を行うときの投写
光及び4つの補助光源からの照明光を重畳させた場合の、投写面上における面内輝度特性
を示す図である。図11は、面内輝度分布を三次元グラフで表した図であり、図12は面
内輝度分布を等高線で表した図である。
性を示す図である。図9は、面内輝度分布を三次元グラフで表した図であり、図10は面
内輝度分布を等高線で表した図である。
図11及び図12は、4台のプロジェクタユニットからの「黒」表示を行うときの投写
光及び4つの補助光源からの照明光を重畳させた場合の、投写面上における面内輝度特性
を示す図である。図11は、面内輝度分布を三次元グラフで表した図であり、図12は面
内輝度分布を等高線で表した図である。
これらの図5〜図12から分かるように、実施形態1に係るマルチプロジェクションデ
ィスプレイ100によれば、透過型スクリーンSCR1の四隅に補助照明装置Lの4つの
補助光源LA,LB,LC,LDが配置されているため、図9及び図10に示すように、
4台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳してい
ない領域が重点的に照明される、すなわち「黒浮き模様」と略反対のパターンになるよう
な照明光が透過型スクリーンSCR1に照射されるようになる。このため、図11及び図
12に示すように、面内輝度分布が完全に均一とはいえないまでも、補助照明装置Lを併
用しない場合(図7及び図8参照。)と比べると最高輝度と最低輝度との差が圧縮され、
これにより「黒浮き模様」の発生が効果的に抑制される。その結果、輝度調整器が挿入・
配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用いても「黒浮き模
様」の発生を抑制することができるようになる。
ィスプレイ100によれば、透過型スクリーンSCR1の四隅に補助照明装置Lの4つの
補助光源LA,LB,LC,LDが配置されているため、図9及び図10に示すように、
4台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳してい
ない領域が重点的に照明される、すなわち「黒浮き模様」と略反対のパターンになるよう
な照明光が透過型スクリーンSCR1に照射されるようになる。このため、図11及び図
12に示すように、面内輝度分布が完全に均一とはいえないまでも、補助照明装置Lを併
用しない場合(図7及び図8参照。)と比べると最高輝度と最低輝度との差が圧縮され、
これにより「黒浮き模様」の発生が効果的に抑制される。その結果、輝度調整器が挿入・
配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用いても「黒浮き模
様」の発生を抑制することができるようになる。
[実施形態2]
図13は、本発明の実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明する
ために示すブロック図である。図13は背面から見た図である。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200は、実施形態1に係るマ
ルチプロジェクションディスプレイ100の構成に加えて、各プロジェクタユニットにお
ける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えている。この画素値補正
装置は、図13に示す画像加工部20の中に設けられており、予め求めておいた輝度分布
情報に基づいて画素値(輝度値及び/又は色値)の補正を行うこととしている。
図13は、本発明の実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明する
ために示すブロック図である。図13は背面から見た図である。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200は、実施形態1に係るマ
ルチプロジェクションディスプレイ100の構成に加えて、各プロジェクタユニットにお
ける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えている。この画素値補正
装置は、図13に示す画像加工部20の中に設けられており、予め求めておいた輝度分布
情報に基づいて画素値(輝度値及び/又は色値)の補正を行うこととしている。
本発明のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、「黒浮き模様」を正確に反
転したパターンの照明光を投写面に照射することは容易ではないため、「黒浮き模様」の
発生を完全に防止することは容易ではない。
しかしながら、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200によれば
、上記のような画素値補正装置を備えているため、各画素ごとに画素値(輝度値及び/又
は色値)を適切に補正することができるようになり、その結果、完全には防止し切れなか
った「黒浮き模様」の発生をほとんど完全に抑制することができるようになる。
転したパターンの照明光を投写面に照射することは容易ではないため、「黒浮き模様」の
発生を完全に防止することは容易ではない。
しかしながら、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200によれば
、上記のような画素値補正装置を備えているため、各画素ごとに画素値(輝度値及び/又
は色値)を適切に補正することができるようになり、その結果、完全には防止し切れなか
った「黒浮き模様」の発生をほとんど完全に抑制することができるようになる。
なお、この場合において、補助照明装置を用いずに画素値を補正することとして「黒浮
き模様」の発生を抑制することもできるが、実施形態2に係るマルチプロジェクションデ
ィスプレイ200のように、補助照明装置を用いて予め「黒浮き模様」の発生をある程度
抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因する実効階調
数の低下やダイナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
き模様」の発生を抑制することもできるが、実施形態2に係るマルチプロジェクションデ
ィスプレイ200のように、補助照明装置を用いて予め「黒浮き模様」の発生をある程度
抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因する実効階調
数の低下やダイナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200においては、画素値の補
正は、各プロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの「黒」表示に係る
投写光が投写された投写面及び補助照明装置Lからの照明光が照射された投写面をそれぞ
れ図示しない撮像装置を用いて撮影し、その結果に基づいて行うこととしている。
正は、各プロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの「黒」表示に係る
投写光が投写された投写面及び補助照明装置Lからの照明光が照射された投写面をそれぞ
れ図示しない撮像装置を用いて撮影し、その結果に基づいて行うこととしている。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200においては、マルチプロ
ジェクションディスプレイの投写面における最低輝度を、複数のプロジェクタユニットP
JA,PJB,PJC,PJDからの投写光が最も多数重畳される領域RABCD(図1
3では図示せず。図20参照。実施形態2において以下同様。)における最低輝度に揃え
ることとしている。
上記した領域RABCDにおける最低輝度は、領域RABCDにおける各プロジェクタ
ユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの「黒」表示に係る投写光及び補助照明装
置Lからの照明光を足した場合の輝度となる。もちろん、この領域RABCD以外の領域
においては、最低輝度として、領域RABCDにおける最低輝度よりも低い輝度を採用す
ることは可能である。しかしながら、上記した領域RABCD以外の領域においても、最
低輝度を領域RABCDにおける最低輝度に揃えることによって、「黒浮き模様」の発生
をより完全に抑制することができるようになる。
ジェクションディスプレイの投写面における最低輝度を、複数のプロジェクタユニットP
JA,PJB,PJC,PJDからの投写光が最も多数重畳される領域RABCD(図1
3では図示せず。図20参照。実施形態2において以下同様。)における最低輝度に揃え
ることとしている。
上記した領域RABCDにおける最低輝度は、領域RABCDにおける各プロジェクタ
ユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの「黒」表示に係る投写光及び補助照明装
置Lからの照明光を足した場合の輝度となる。もちろん、この領域RABCD以外の領域
においては、最低輝度として、領域RABCDにおける最低輝度よりも低い輝度を採用す
ることは可能である。しかしながら、上記した領域RABCD以外の領域においても、最
低輝度を領域RABCDにおける最低輝度に揃えることによって、「黒浮き模様」の発生
をより完全に抑制することができるようになる。
この場合には、「黒」を表示する際には、領域RABCD以外の領域においては、入力
信号のレベルを少し上げて、上記領域RABCDにおける「黒」の明るさにあわせるよう
にする。
信号のレベルを少し上げて、上記領域RABCDにおける「黒」の明るさにあわせるよう
にする。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200においては、マルチプロ
ジェクションディスプレイの投写面における最高輝度を、複数のプロジェクタユニットP
JA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳していない領域のうち、補助照明装置
Lからの照明光が最も弱く照射される領域における最高輝度に揃えることとしている。
ジェクションディスプレイの投写面における最高輝度を、複数のプロジェクタユニットP
JA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳していない領域のうち、補助照明装置
Lからの照明光が最も弱く照射される領域における最高輝度に揃えることとしている。
複数のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳して
いない領域RA,RB,RC,RDのうち、補助照明装置Lからの照明光が最も弱く照射
される領域における最高輝度は、この領域RA,RB,RC,RDにおける各プロジェク
タユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの「白」表示に係る投写光及び補助照明
装置Lからの照明光を足した場合の輝度となる。もちろん、複数のプロジェクタユニット
PJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳している領域RAB,RAC,RA
BCD,RBD,RCDや、複数のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJ
Dからの投写光が重畳していない領域RA,RB,RC,RDのうち補助照明装置Lから
の照明光が比較的強く照射される領域においては、最高輝度として、さらに高い輝度を採
用することは可能である。しかしながら、これらの領域においても、最高輝度を上記のよ
うな領域における最高輝度に揃えることによって、マルチプロジェクションディスプレイ
の投写面における「白」の面内輝度分布特性をより向上させることができるようになる。
いない領域RA,RB,RC,RDのうち、補助照明装置Lからの照明光が最も弱く照射
される領域における最高輝度は、この領域RA,RB,RC,RDにおける各プロジェク
タユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの「白」表示に係る投写光及び補助照明
装置Lからの照明光を足した場合の輝度となる。もちろん、複数のプロジェクタユニット
PJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳している領域RAB,RAC,RA
BCD,RBD,RCDや、複数のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJ
Dからの投写光が重畳していない領域RA,RB,RC,RDのうち補助照明装置Lから
の照明光が比較的強く照射される領域においては、最高輝度として、さらに高い輝度を採
用することは可能である。しかしながら、これらの領域においても、最高輝度を上記のよ
うな領域における最高輝度に揃えることによって、マルチプロジェクションディスプレイ
の投写面における「白」の面内輝度分布特性をより向上させることができるようになる。
この場合には、「白」を表示する際には、複数のプロジェクタユニットPJA,PJB
,PJC,PJDからの投写光が重畳している領域RAB,RAC,RABCD,RBD
,RCDや、複数のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光
が重畳していない領域RA,RB,RC,RDのうち補助照明装置Lからの照明光が比較
的強く照射される領域においては、入力信号のレベルを少し下げて、複数のプロジェクタ
ユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳していない領域のうち補助
照明装置からの照明光が最も弱く照射される領域における「白」の明るさにあわせるよう
にする。
,PJC,PJDからの投写光が重畳している領域RAB,RAC,RABCD,RBD
,RCDや、複数のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光
が重畳していない領域RA,RB,RC,RDのうち補助照明装置Lからの照明光が比較
的強く照射される領域においては、入力信号のレベルを少し下げて、複数のプロジェクタ
ユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写光が重畳していない領域のうち補助
照明装置からの照明光が最も弱く照射される領域における「白」の明るさにあわせるよう
にする。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200においては、上記のよう
に定められた最低輝度と最高輝度との間で定められるダイナミックレンジを所定の階調数
で按分することにより、各画素ごとに入力信号−輝度特性を求め、この入力信号−輝度特
性に基づいて各画素ごとに適切な入力信号を与えてマルチプロジェクションディスプレイ
の表示を行うこととしている。そして、実施形態2に係るマルチプロジェクションディス
プレイ200においては、補助照明装置Lを用いて予め「黒浮き模様」の発生をある程度
抑制し、そのうえで得られたダイナミックレンジを所定の階調数で按分することができる
ようになるため、画素値を補正することに起因する実効階調数の低下を最小限のものにす
ることができるという効果も得られる。
に定められた最低輝度と最高輝度との間で定められるダイナミックレンジを所定の階調数
で按分することにより、各画素ごとに入力信号−輝度特性を求め、この入力信号−輝度特
性に基づいて各画素ごとに適切な入力信号を与えてマルチプロジェクションディスプレイ
の表示を行うこととしている。そして、実施形態2に係るマルチプロジェクションディス
プレイ200においては、補助照明装置Lを用いて予め「黒浮き模様」の発生をある程度
抑制し、そのうえで得られたダイナミックレンジを所定の階調数で按分することができる
ようになるため、画素値を補正することに起因する実効階調数の低下を最小限のものにす
ることができるという効果も得られる。
以上のように、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200によれば
、「黒浮き模様」を抑制することにとどまらず、オリジナルのコンテンツが有する輝度情
報及び色情報を、実効階調数を損なうことなく、またダイナミックレンジをそれ程損なう
ことなく、極めて正確に再現することができるようになる。
、「黒浮き模様」を抑制することにとどまらず、オリジナルのコンテンツが有する輝度情
報及び色情報を、実効階調数を損なうことなく、またダイナミックレンジをそれ程損なう
ことなく、極めて正確に再現することができるようになる。
[実施形態3]
図14及び図15は、本発明の実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ
を説明するために示すブロック図である。図14は撮影時における動作を説明するための
ブロック図であり、図15は投写時における動作を説明するためのブロック図である。
実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、4台のプロジェクタ
ユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写画像により反射型スクリーンSCR
2上に大画面画像を表示するフロント型のマルチプロジェクションディスプレイである。
図14及び図15は、本発明の実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ
を説明するために示すブロック図である。図14は撮影時における動作を説明するための
ブロック図であり、図15は投写時における動作を説明するためのブロック図である。
実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、4台のプロジェクタ
ユニットPJA,PJB,PJC,PJDからの投写画像により反射型スクリーンSCR
2上に大画面画像を表示するフロント型のマルチプロジェクションディスプレイである。
実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、図14及び図15に
示すように、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパ
ターンになるような照明光を反射型スクリーンSCR2に照射するための補助照明装置L
を備えている。この補助照明装置Lは、反射型スクリーンSCR2の四隅における前面側
に配置された4つの補助光源LA,LB,LC,LDを備えている。
実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、反射型スクリーンS
CR2に投写された画像を撮影するための撮像装置としてのカメラCをさらに備えている
。
示すように、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパ
ターンになるような照明光を反射型スクリーンSCR2に照射するための補助照明装置L
を備えている。この補助照明装置Lは、反射型スクリーンSCR2の四隅における前面側
に配置された4つの補助光源LA,LB,LC,LDを備えている。
実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、反射型スクリーンS
CR2に投写された画像を撮影するための撮像装置としてのカメラCをさらに備えている
。
このため、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300によれば、反
射型スクリーンSCR2の四隅に補助照明装置Lの4つの補助光源LA,LB,LC,L
Dが配置されているため、4台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJD
からの投写光が重畳していない領域RA,RB,RC,RDが補助照明装置Lにより重点
的に照明されるようになる、すなわち「黒浮き模様」と略反対のパターンになるような照
明光が反射型スクリーンSCR2に照射されるようになる。このため、実施形態1及び2
に係るマルチプロジェクションディスプレイ100,200の場合と同様に、「黒浮き模
様」の発生を効果的に抑制することができるようになる。その結果、輝度調整器が挿入・
配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用いても「黒浮き模
様」の発生を抑制することができるようになる。
射型スクリーンSCR2の四隅に補助照明装置Lの4つの補助光源LA,LB,LC,L
Dが配置されているため、4台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJD
からの投写光が重畳していない領域RA,RB,RC,RDが補助照明装置Lにより重点
的に照明されるようになる、すなわち「黒浮き模様」と略反対のパターンになるような照
明光が反射型スクリーンSCR2に照射されるようになる。このため、実施形態1及び2
に係るマルチプロジェクションディスプレイ100,200の場合と同様に、「黒浮き模
様」の発生を効果的に抑制することができるようになる。その結果、輝度調整器が挿入・
配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニットとして用いても「黒浮き模
様」の発生を抑制することができるようになる。
また、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300によれば、カメラ
Cによる撮影結果に基づいて「黒浮き模様」が発生する領域を特定することができるため
、各プロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDや反射型スクリーンSCR2
の設置状況(設置位置や設置姿勢)に応じて補助照明装置を配置することができるように
なり、その結果、「黒浮き模様」の発生を一層効果的に抑制することができるようになる
。
Cによる撮影結果に基づいて「黒浮き模様」が発生する領域を特定することができるため
、各プロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJDや反射型スクリーンSCR2
の設置状況(設置位置や設置姿勢)に応じて補助照明装置を配置することができるように
なり、その結果、「黒浮き模様」の発生を一層効果的に抑制することができるようになる
。
また、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300においては、カメ
ラCによる撮影結果に基づいて、各プロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJ
Dにおける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えている。この画素
値補正装置は、図14の制御部52の中に設けられている。
ラCによる撮影結果に基づいて、各プロジェクタユニットPJA,PJB,PJC,PJ
Dにおける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えている。この画素
値補正装置は、図14の制御部52の中に設けられている。
本発明のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、補助照明装置が「黒浮き模
様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射すれば「黒浮き模様」の発生を完
全に抑制することができるのであるが、実際には「黒浮き模様」を正確に反転したパター
ンの照明光を投写面に照射することは容易ではないため、「黒浮き模様」の発生を完全に
防止することは容易ではない。
しかしながら、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300によれば
、完全には防止し切れなかった「黒浮き模様」をカメラCにより撮影し、この撮影結果に
基づいて各画素ごとに画素値(輝度値及び/又は色値)を補正することとしているので、
「黒浮き模様」の発生をほとんど完全に抑制することができるようになる。
様」を正確に反転したパターンの照明光を投写面に照射すれば「黒浮き模様」の発生を完
全に抑制することができるのであるが、実際には「黒浮き模様」を正確に反転したパター
ンの照明光を投写面に照射することは容易ではないため、「黒浮き模様」の発生を完全に
防止することは容易ではない。
しかしながら、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300によれば
、完全には防止し切れなかった「黒浮き模様」をカメラCにより撮影し、この撮影結果に
基づいて各画素ごとに画素値(輝度値及び/又は色値)を補正することとしているので、
「黒浮き模様」の発生をほとんど完全に抑制することができるようになる。
なお、この場合において、補助照明装置を用いずに画素値を補正することとしても「黒
浮き模様」の発生を抑制することができるが、実施形態3に係るマルチプロジェクション
ディスプレイ300のように、補助照明装置Lを用いて予め「黒浮き模様」の発生をある
程度抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因するダイ
ナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
浮き模様」の発生を抑制することができるが、実施形態3に係るマルチプロジェクション
ディスプレイ300のように、補助照明装置Lを用いて予め「黒浮き模様」の発生をある
程度抑制し、そのうえで画素値を補正することで、画素値を補正することに起因するダイ
ナミックレンジの低下を最小限のものにすることができる。
また、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300においては、画素
値補正装置は、輝度分布情報記憶部70に記憶された情報に基づいて画素値の補正を行う
こととしているが、これに代えて、輝度分布情報に基づいて算出した画素値補正式又は画
素値補正テーブルを記憶しておき、この画素値補正式又は画素値補正テーブルを用いて画
素値の補正を行うこととしてもよい。
この場合において、画素値補正式を用いて画素値の補正を行うこととした場合には記憶
部すべき容量を小さくすることができるという利益があり、画素値補正テーブルを用いて
画素値の補正を行うこととした場合には画素値の補正を行う際の計算量を減らすことがで
きるという利益がある。
値補正装置は、輝度分布情報記憶部70に記憶された情報に基づいて画素値の補正を行う
こととしているが、これに代えて、輝度分布情報に基づいて算出した画素値補正式又は画
素値補正テーブルを記憶しておき、この画素値補正式又は画素値補正テーブルを用いて画
素値の補正を行うこととしてもよい。
この場合において、画素値補正式を用いて画素値の補正を行うこととした場合には記憶
部すべき容量を小さくすることができるという利益があり、画素値補正テーブルを用いて
画素値の補正を行うこととした場合には画素値の補正を行う際の計算量を減らすことがで
きるという利益がある。
なお、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300においては、反射
型スクリーンSCR2に投写された画像を撮影するための撮像装置としてのカメラCは、
「黒浮き模様」を抑制するために必要な撮影を行うのに加えて、各プロジェクタユニット
PJA,PJB,PJC,PJDからの単位投写画像を滑らかに接続するために必要な撮
影をも行う。
型スクリーンSCR2に投写された画像を撮影するための撮像装置としてのカメラCは、
「黒浮き模様」を抑制するために必要な撮影を行うのに加えて、各プロジェクタユニット
PJA,PJB,PJC,PJDからの単位投写画像を滑らかに接続するために必要な撮
影をも行う。
[実施形態4]
図16は、本発明の実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明する
ために示す図である。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400は、図16に示すように
、3台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJCと横長の反射型スクリーンSCR
3を備え、パノラマ画像などの横長画像を投写することができるマルチプロジェクション
ディスプレイである。
図16は、本発明の実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明する
ために示す図である。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400は、図16に示すように
、3台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJCと横長の反射型スクリーンSCR
3を備え、パノラマ画像などの横長画像を投写することができるマルチプロジェクション
ディスプレイである。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400においても、図16に示
すように、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパタ
ーンになるような照明光を反射型スクリーンSCR3に照射するための補助照明装置Lを
備えている。この補助照明装置Lは、反射型スクリーンSCR3の前面側上面に配置され
た3つの補助光源LA,LB,LCを備えている。
すように、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパタ
ーンになるような照明光を反射型スクリーンSCR3に照射するための補助照明装置Lを
備えている。この補助照明装置Lは、反射型スクリーンSCR3の前面側上面に配置され
た3つの補助光源LA,LB,LCを備えている。
このため、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400によれば、反
射型スクリーンSCR3の上面に補助照明装置Lの3つの補助光源LA,LB,LCが配
置されているため、3台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJCからの投写光が
重畳していない領域が補助照明装置Lにより重点的に照明されるようになる、すなわち「
黒浮き模様」と略反対のパターンになるような照明光が反射型スクリーンSCR3に照射
されるようになる。このため、実施形態1〜3に係るマルチプロジェクションディスプレ
イ100,200,300の場合と同様に、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制するこ
とができるようになる。その結果、従来のマルチプロジェクションディスプレイ900に
示すような輝度調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニ
ットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
射型スクリーンSCR3の上面に補助照明装置Lの3つの補助光源LA,LB,LCが配
置されているため、3台のプロジェクタユニットPJA,PJB,PJCからの投写光が
重畳していない領域が補助照明装置Lにより重点的に照明されるようになる、すなわち「
黒浮き模様」と略反対のパターンになるような照明光が反射型スクリーンSCR3に照射
されるようになる。このため、実施形態1〜3に係るマルチプロジェクションディスプレ
イ100,200,300の場合と同様に、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制するこ
とができるようになる。その結果、従来のマルチプロジェクションディスプレイ900に
示すような輝度調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェクタユニ
ットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
[実施形態5]
図17は、本発明の実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明する
ために示すブロック図である。図18は、本発明の実施形態5に係るマルチプロジェクシ
ョンディスプレイを説明するために示す斜視図である。図18(a)は比較例に係るマル
チプロジェクションディスプレイを示す図であり、図18(b)は実施形態5に係るマル
チプロジェクションディスプレイを示す図である。
実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500は、図17及び図18に
示すように、透過型スクリーンSCR1全面に投写光を投写する5台目のプロジェクタユ
ニットPJXをさらに備えた点で、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレ
イ200とは異なっている。
図17は、本発明の実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイを説明する
ために示すブロック図である。図18は、本発明の実施形態5に係るマルチプロジェクシ
ョンディスプレイを説明するために示す斜視図である。図18(a)は比較例に係るマル
チプロジェクションディスプレイを示す図であり、図18(b)は実施形態5に係るマル
チプロジェクションディスプレイを示す図である。
実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500は、図17及び図18に
示すように、透過型スクリーンSCR1全面に投写光を投写する5台目のプロジェクタユ
ニットPJXをさらに備えた点で、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレ
イ200とは異なっている。
しかしながら、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500は、図1
7及び図18に示すように、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ20
0と同様に、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパ
ターンになるような照明光を透過型スクリーンSCR1に照射するための補助照明装置L
をさらに備えているため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるように
なる。その結果、輝度調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェク
タユニットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
7及び図18に示すように、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ20
0と同様に、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパ
ターンになるような照明光を透過型スクリーンSCR1に照射するための補助照明装置L
をさらに備えているため、「黒浮き模様」の発生を効果的に抑制することができるように
なる。その結果、輝度調整器が挿入・配置されていない通常のプロジェクタをプロジェク
タユニットとして用いても「黒浮き模様」の発生を抑制することができるようになる。
なお、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500においては、プロ
ジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域RA,RB,RC,RD(
図20参照。)には常に2つの投写光が重畳していることになるが、補助照明装置Lはこ
れらの領域を重点的に照明することによって、実施形態2に係るマルチプロジェクション
ディスプレイ200の場合と同様に、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒
浮き模様」と略反対のパターンになるような照明光を透過型スクリーンSCR1に照射す
ることができる。
ジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域RA,RB,RC,RD(
図20参照。)には常に2つの投写光が重畳していることになるが、補助照明装置Lはこ
れらの領域を重点的に照明することによって、実施形態2に係るマルチプロジェクション
ディスプレイ200の場合と同様に、マルチプロジェクションディスプレイにおける「黒
浮き模様」と略反対のパターンになるような照明光を透過型スクリーンSCR1に照射す
ることができる。
以上、本発明のマルチプロジェクションディスプレイを上記の各実施形態に基づいて説
明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能
である。
明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能
である。
(1)上記各実施形態のマルチプロジェクションディスプレイ100〜500は、3台〜
5台のプロジェクタユニットを備えたマルチプロジェクションディスプレイであるが、本
発明は2台又は6台以上のプロジェクタユニットを備えたマルチプロジェクションディス
プレイにも適用することが可能であり、同様の効果を得ることができる。
5台のプロジェクタユニットを備えたマルチプロジェクションディスプレイであるが、本
発明は2台又は6台以上のプロジェクタユニットを備えたマルチプロジェクションディス
プレイにも適用することが可能であり、同様の効果を得ることができる。
10…画像入力部、20…画像加工部、30…画像出力部、40…照明制御部、50,5
2…制御部、60…輝度分布測定部、70…輝度分布情報記憶部、100,100a,2
00,300,400,900…マルチプロジェクションディスプレイ、C…カメラ、P
JA,PJB,PJC,PJD,PJX…プロジェクタユニット、L…補助照明装置、L
A,LB,LC,LD…補助光源、SCR1…透過型スクリーン、SCR2,SCR3…
反射型スクリーン
2…制御部、60…輝度分布測定部、70…輝度分布情報記憶部、100,100a,2
00,300,400,900…マルチプロジェクションディスプレイ、C…カメラ、P
JA,PJB,PJC,PJD,PJX…プロジェクタユニット、L…補助照明装置、L
A,LB,LC,LD…補助光源、SCR1…透過型スクリーン、SCR2,SCR3…
反射型スクリーン
Claims (10)
- 複数のプロジェクタユニットからの投写画像により投写面上に大画面画像を表示するマ
ルチプロジェクションディスプレイであって、
このマルチプロジェクションディスプレイにおける「黒浮き模様」と略反対のパターン
になるような照明光を投写面に照射するための補助照明装置を備えたことを特徴とするマ
ルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記補助照明装置は、前記複数のプロジェクタユニットからの投写光が重畳していない
領域又は前記複数のプロジェクタユニットからの投写光が最も少なく重畳している領域を
重点的に照明することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1又は2に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記補助照明装置は複数の補助光源を含むことを特徴とするマルチプロジェクションデ
ィスプレイ。 - 請求項3に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記複数の補助光源は、前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに対応して設けら
れていることを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
このマルチプロジェクションディスプレイがリア型のマルチプロジェクションディスプ
レイであることを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項5に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
各プロジェクタユニットにおける各画素ごとに画素値を補正する画素値補正装置をさら
に備えたことを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
このマルチプロジェクションディスプレイがフロント型のマルチプロジェクションディ
スプレイであり、
投写面に投写された画像を撮影するための撮像装置をさらに備えたことを特徴とするマ
ルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項7に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記撮像装置による撮影結果に基づいて、各プロジェクタユニットにおける各画素ごと
に画素値を補正する画素値補正装置をさらに備えたことを特徴とするマルチプロジェクシ
ョンディスプレイ。 - 請求項6又は8に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
このマルチプロジェクションディスプレイの投写面における最低輝度を、前記複数のプ
ロジェクタユニットからの投写光が最も多数重畳している領域における最低輝度に揃える
ことを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項6、8又は9に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
このマルチプロジェクションディスプレイの投写面における最高輝度を、前記複数のプ
ロジェクタユニットからの投写光が重畳していない領域又は前記複数のプロジェクタユニ
ットからの投写光が最も少なく重畳している領域のうち、前記補助照明装置からの照明光
が最も弱く照射される領域における最高輝度に揃えることを特徴とするマルチプロジェク
ションディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089412A JP2005275077A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | マルチプロジェクションディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089412A JP2005275077A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | マルチプロジェクションディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005275077A true JP2005275077A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35174812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004089412A Withdrawn JP2005275077A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | マルチプロジェクションディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005275077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014081412A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Seiko Epson Corp | プロジェクター、プロジェクターの黒レベル領域設定方法 |
US9124817B2 (en) | 2012-06-05 | 2015-09-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Projector and control method used for the same |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004089412A patent/JP2005275077A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9124817B2 (en) | 2012-06-05 | 2015-09-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Projector and control method used for the same |
JP2014081412A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Seiko Epson Corp | プロジェクター、プロジェクターの黒レベル領域設定方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070403 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |