JP2005272054A - ボルト孔付きアームの吊具及びアーム落下防止装置 - Google Patents
ボルト孔付きアームの吊具及びアーム落下防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005272054A JP2005272054A JP2004086327A JP2004086327A JP2005272054A JP 2005272054 A JP2005272054 A JP 2005272054A JP 2004086327 A JP2004086327 A JP 2004086327A JP 2004086327 A JP2004086327 A JP 2004086327A JP 2005272054 A JP2005272054 A JP 2005272054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- bolt hole
- rope
- frame
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】高所作業中作業者がアームの吊り上げまたは吊り降ろしする時にアームを確実に保持できるフックを提供すること。
【解決手段】
枠体と、ロープ取付部と、ボルト孔係合用突起とからなるボルト孔付きアームの吊具であって、前記ロープ取付部は、前記枠体の外側に一体的に設けられ、前記ボルト孔係合用突起は、前記枠体の内側に一体的に設けられ、前記ロープ取付部と前記ボルト孔係合用突起は、対面する位置にあることを特徴とするボルト孔付きアームの吊具。ボルト孔付きアームの吊具と、扛重用ロープに取り付けるためのなす環と、前記吊具と前記なす環とを接続する補助ロープとから構成されるボルト孔付きアームの落下防止装置。
【選択図】 図1
【解決手段】
枠体と、ロープ取付部と、ボルト孔係合用突起とからなるボルト孔付きアームの吊具であって、前記ロープ取付部は、前記枠体の外側に一体的に設けられ、前記ボルト孔係合用突起は、前記枠体の内側に一体的に設けられ、前記ロープ取付部と前記ボルト孔係合用突起は、対面する位置にあることを特徴とするボルト孔付きアームの吊具。ボルト孔付きアームの吊具と、扛重用ロープに取り付けるためのなす環と、前記吊具と前記なす環とを接続する補助ロープとから構成されるボルト孔付きアームの落下防止装置。
【選択図】 図1
Description
高所作業場所にアームを吊り上げまたは吊り降ろし時のアームを保持する吊具及びその吊具を用いたアーム落下防止装置に関する。
高所作業中作業者がアームの吊り上げまたは吊り降ろしする時には、図3に示すように、アームの周囲にロープを巻き付けるとっくり結びを用いているが、アームに下方から力が加わると結び部が緩みアームが落下するおそれがあった。
また、アームの自重および引き上げ力により結びが固くなり取り外しが厄介であった。
また、アームの自重および引き上げ力により結びが固くなり取り外しが厄介であった。
そこで、環式金具に着脱自在に取り付けられ、円弧状をなし、そしてその内面の円周方向に複数状の山形断面形状の突出部を形成し、かつ該突出部のうち1つの突出部の高さが他の突出部の高さよりも高いことを特徴とする吊具用金具が提言されている(特許文献1)。
実開昭52−59370号公報
電柱に取り付けるアーム(腕木)はチャンネル材または、断面が丸型および角型鋼管が用いられており、それらのアームには碍子等配電機器を取り付けるためのボルト孔が設けられている。本発明はこのボルト孔を利用して、高所作業中作業者がアームの吊り上げまたは吊り降ろしする時にアームを確実に保持できるフックを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1のボルト孔付きアームの吊具の発明は、枠体と、ロープ取付部と、ボルト孔係合用突起とからなるボルト孔付きアームの吊具であって、前記ロープ取付部は、前記枠体の外側に一体的に設けられ、前記ボルト孔係合用突起は、前記枠体の内側に一体的に設けられ、前記ロープ取付部と前記ボルト孔係合用突起は、対面する位置にあることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記枠体、ロープ取付部、及びボルト孔係合用突起は、実質上同一平面上にあることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記枠体、ロープ取付部、及びボルト孔係合用突起は、鋼材からなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記枠体、ロープ取付部、及びボルト孔係合用突起は、エンジニアリングプラスチックからなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記枠体は、丸形であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記枠体は、方形であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のボルト孔付きアームの吊具と、扛重用ロープに取り付けるためのなす環と、前記吊具と前記なす環とを接続する補助ロープとから構成されるボルト孔付きアームの落下防止装置である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の発明において、前記吊具と、前記なす環と、前記補助ロープとを別体に形成し、それらを一体にしたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7に記載の発明において、前記吊具と、前記なす環と、前記補助ロープとを一体に形成したことを特徴とする。
ワンタッチで着脱でき、また、突起がアームのボルト孔に係合するとともに、枠体の上下の内側がアームに当接するので、アームを確実に保持できる。
また、アームの孔を有する面と突起を合わせて、アーム上を滑らせることにより、突起は自動的に孔に係合するので装着が容易である。
また、方形の枠体と断面方形の(孔付き)アームの組み合わせにおいては、「枠の2辺とアームの2辺の接触による自在鉤様固定」と「孔と突起の係合による固定」との二重の固定により、アームを確実に保持できるし、丸形の枠体と断面丸形の(孔付き)アームの組み合わせにおいては、丸形の枠の上下部とアームの上下部による固定」と「孔と突起の係合による固定」との二重の固定により、アームを確実に保持できる。
また、アームの孔を有する面と突起を合わせて、アーム上を滑らせることにより、突起は自動的に孔に係合するので装着が容易である。
また、方形の枠体と断面方形の(孔付き)アームの組み合わせにおいては、「枠の2辺とアームの2辺の接触による自在鉤様固定」と「孔と突起の係合による固定」との二重の固定により、アームを確実に保持できるし、丸形の枠体と断面丸形の(孔付き)アームの組み合わせにおいては、丸形の枠の上下部とアームの上下部による固定」と「孔と突起の係合による固定」との二重の固定により、アームを確実に保持できる。
また、構造が簡易であり、余った部品と余った部材を加工・成型した部品を組み合わせることにより製造できるため、製造コストが安価である。
本発明に係るボルト孔付きアームの吊具1は、図1に示すとおり、アームを保持するためのアーム断面より一回り大きい枠体2の外側に枠体を吊り下げるためのロープ取付部3を設け、取付部と対面する枠体2の内側に3アームのボルト孔に係合するための突起4を設けたものである。吊具1は、アーム吊り下げ時の荷重に耐えられるよう一定の強度を有するものとする必要があり、強度性、加工性を考慮すると鋼材やエンジニアリングプラスチック等を用いるのが好ましい。なお、「エンジニアリングプラスチック 」とは、合成樹脂のうちで、力学的性質に優れ、耐磨耗性、耐腐食性、電気絶縁性などを有し、機械部品材として適したものをいう。このようなエンジニアリングプラスチックとしては、ポリアミド、ポリアミドイミド及びそれらの繊維強化樹脂などが好ましいものとして例示される。図1においては、枠体の形状は方形となっているが、吊り下げるアームの断面の形状(例えば丸形)にあわせて最適な形状を採用するのがよい。
本発明に係るアーム落下防止装置は、図1に示すとおり、吊具1のロープ取付部3に補助ロープ6の一方を結着し、もう一方をなす環6に結着することにより構成される。各構成要素を別形成してそれらを一体にしてもよいし、一体形成してもよい。
本発明の一使用態様を示したものが、図2である。図2に示すとおり、本発明は「てこの原理」を応用しているため、ロープの自重がかかっている限り、吊具1がはずれることはない。
本発明に係るアーム落下防止装置は、図1に示すとおり、吊具1のロープ取付部3に補助ロープ6の一方を結着し、もう一方をなす環6に結着することにより構成される。各構成要素を別形成してそれらを一体にしてもよいし、一体形成してもよい。
本発明の一使用態様を示したものが、図2である。図2に示すとおり、本発明は「てこの原理」を応用しているため、ロープの自重がかかっている限り、吊具1がはずれることはない。
以下、本発明の実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって何ら限定されるものではない。
通常使用されているアームは、断面が75mm×75mm、長さが1.5m〜1.8mなので、直径10mmの鋼材を方形に折り曲げ、端部を溶接して内法寸法が80mm×105mmの方形の枠体2を形成する。
次に、直径8mmの鋼材をU字状に折り曲げて形成したロープ取付部3の自由端を枠体2の外側に形成した穴に挿入溶着し、直径7mmの鋼材で形成した係合用突起4を枠体2の内方に20mm突出した状態で、枠体部1の内側に形成した穴に挿入溶着、または螺着して吊具1を形成する。
さらに、上記のようにして得た吊具1のロープ取付部3に補助ロープ6を介してなす環5を接続しアーム落下防止装置を構成する。
次に、直径8mmの鋼材をU字状に折り曲げて形成したロープ取付部3の自由端を枠体2の外側に形成した穴に挿入溶着し、直径7mmの鋼材で形成した係合用突起4を枠体2の内方に20mm突出した状態で、枠体部1の内側に形成した穴に挿入溶着、または螺着して吊具1を形成する。
さらに、上記のようにして得た吊具1のロープ取付部3に補助ロープ6を介してなす環5を接続しアーム落下防止装置を構成する。
この実施例では、吊具1を棒材の折り曲げおよび溶接によって作成したが、鋳造により一体に成形してもよいし、鍛造や樹脂類により作成してもよい。
また、吊具1はアームを固定するU形ボルトの撤去品を切断し、溶接することにより成形することも可能であるし、補助ロープは従来例のアーム落下防止装置で利用していたロープを再利用してもよい。
また、吊具1はアームを固定するU形ボルトの撤去品を切断し、溶接することにより成形することも可能であるし、補助ロープは従来例のアーム落下防止装置で利用していたロープを再利用してもよい。
上記構成のアーム落下防止装置は、次のようにしてアームに着脱する。
装着時は、アーム7の孔を有する面を係合用突起4を有する辺に合わせ、吊具1の開口部をアームに直交した状態で差し込み、係合用突起4がアーム7のボルト孔に対向する位置に移動させ、係合用突起4をアーム7のボルト孔に差し込み、吊具1を回動させ吊具1の2辺の内側をアーム7の外側に接触させる。
離脱時は、吊具1の開口部がアーム7に直交するように回動させ、係合用突起4をボルト孔から外し、枠体をアームから抜き取る。
装着時は、アーム7の孔を有する面を係合用突起4を有する辺に合わせ、吊具1の開口部をアームに直交した状態で差し込み、係合用突起4がアーム7のボルト孔に対向する位置に移動させ、係合用突起4をアーム7のボルト孔に差し込み、吊具1を回動させ吊具1の2辺の内側をアーム7の外側に接触させる。
離脱時は、吊具1の開口部がアーム7に直交するように回動させ、係合用突起4をボルト孔から外し、枠体をアームから抜き取る。
電柱に取り付けるアームの昇降に用いる例を説明したが、送電鉄塔の構造部材等、送電用機器を固定する孔を有する部材の昇降にも用いることができる。なお、昇降の他にも運搬、縛結にも用いることができることは言うまでもない。
1 吊具
2 枠体
3 ロープ取付部
4 係合用突起
5 なす環
6 補助ロープ
7 アーム(腕木)
2 枠体
3 ロープ取付部
4 係合用突起
5 なす環
6 補助ロープ
7 アーム(腕木)
Claims (9)
- 枠体と、ロープ取付部と、ボルト孔係合用突起とからなるボルト孔付きアームの吊具であって、
前記ロープ取付部は、前記枠体の外側に一体的に設けられ、
前記ボルト孔係合用突起は、前記枠体の内側に一体的に設けられ、
前記ロープ取付部と前記ボルト孔係合用突起は、対面する位置にあることを特徴とするボルト孔付きアームの吊具。 - 前記枠体、ロープ取付部、及びボルト孔係合用突起は、実質上同一平面上にあることを特徴とする請求項1に記載のボルト孔付きアームの吊具。
- 前記枠体、ロープ取付部、及びボルト孔係合用突起は、鋼材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のボルト孔付きアームの吊具。
- 前記枠体、ロープ取付部、及びボルト孔係合用突起は、エンジニアリングプラスチックからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のボルト孔付きアームの吊具。
- 前記枠体は、丸形であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のボルト孔付きアームの吊具。
- 前記枠体は、方形であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のボルト孔付きアームの吊具。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載のボルト孔付きアームの吊具と、扛重用ロープに取り付けるためのなす環と、前記吊具と前記なす環とを接続する補助ロープとから構成されるボルト孔付きアームの落下防止装置。
- 前記吊具と、前記なす環と、前記補助ロープとを別体に形成し、それらを一体にしたことを特徴とする請求項7に記載のボルト孔付きアームの落下防止装置。
- 前記吊具と、前記なす環と、前記補助ロープとを一体に形成したことを特徴とする請求項7に記載のボルト孔付きアームの落下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004086327A JP2005272054A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | ボルト孔付きアームの吊具及びアーム落下防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004086327A JP2005272054A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | ボルト孔付きアームの吊具及びアーム落下防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005272054A true JP2005272054A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35172116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004086327A Withdrawn JP2005272054A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | ボルト孔付きアームの吊具及びアーム落下防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005272054A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107089585A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-08-25 | 丁灏 | 一种起重吊装索具专用的可拆卸式钢丝绳 |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004086327A patent/JP2005272054A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107089585A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-08-25 | 丁灏 | 一种起重吊装索具专用的可拆卸式钢丝绳 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130048826A1 (en) | Fixing device of hydraulic pipe of construction machine | |
KR101677891B1 (ko) | 인양용 체결구 | |
CN211398817U (zh) | 一种用于工程管道施工的防护装置 | |
JP5348845B2 (ja) | 架線梯子 | |
JP5686442B2 (ja) | 形鋼吊り構造 | |
JP2005272054A (ja) | ボルト孔付きアームの吊具及びアーム落下防止装置 | |
EP2513494A1 (en) | A clamping device | |
JP2007002567A (ja) | 杭の吊り治具 | |
JP4478988B2 (ja) | 吊りボルト用ケーブル支持具 | |
CN210744602U (zh) | 一种输电线路架空地线单挂双线夹的更换装置 | |
CN210710366U (zh) | 一种吊钩 | |
JP3225269U (ja) | 吊りピース | |
CN210917354U (zh) | 象鼻形地锚挂钩 | |
JPH11180673A (ja) | 吊りワイヤすべり止め治具 | |
CN209685120U (zh) | 一种转向节水平姿态起吊装置 | |
JP3179886U (ja) | 墓石用吊り下げ具 | |
CN103569852A (zh) | 钢丝绳浇注快速联接专用索节装置 | |
CN212924079U (zh) | 高效安全的混凝土圆管涵吊装装置 | |
JP5349539B2 (ja) | 脱落防止具 | |
KR20170024462A (ko) | 인양용 체결구 | |
CN210655815U (zh) | 吊装组件及吊装装置 | |
CN203545440U (zh) | 钢丝绳浇注快速联接专用索节装置 | |
CN212668936U (zh) | 吊装用具及具有其的吊装用装置 | |
JP6429620B2 (ja) | 荷振れ防止装置 | |
CN211569854U (zh) | 一种横撑垂直吊具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |