JP2005271462A - 包装袋の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクトな設備を利用して短時間で高い品質の包装袋を製造する。
【解決手段】 平面部として構成される帯状平面フィルム1を長手方向に搬送し、中央に折り線を有する側面部又は底面部として構成される二つ折り部材5を、帯状平面フィルムの長手方向の一定間隔毎に配置する包装袋の製造装置において、第二の帯状フィルム2から前記二つ折り部材を形成する二つ折り部材形成手段20を設け、この二つ折り部材形成手段を、前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる折り線を形成する折り線形成手段23と、この折り線形成手段と前記フィルムロールの間に配置された切断する切断手段26とで構成する。そして、前記折り線形成手段を、第二帯状フィルムの一面側に配置され、被挿入スリットを構成するガイド部24と、前記第二帯状フィルムの他面側にて、前記被挿入スリットに対して抜き差しされるよう往復動する押し込み部25で構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帯状のフィルム材を利用して包装袋を製造する包装袋の製造装置及び製造方法に関する。
包装袋にはガゼット袋等のように、包装袋を構成する部材が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能とされるものがある。例えば、図5に示すフラットボトムタイプのガゼット袋、図6に示す様に、箱の内部に収納されるバッグインボックス用の内袋、並びに図7に示すような、スクリューキャップでストローの口を開閉させるスパウト付きパウチ等がその代表的な包装袋である。これらの包装袋は、対向する一対の平面部、これら平面部の側縁同士を繋ぎ合わせるように構成された対向する一対の側面部を備えている。側面部には、その中心に折り線が形成され、側面部はこの折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能となっている。
また、図5に示すフラットボトムタイプのガゼット袋については、その底面部を形成するにあたり、矩形状のフィルム材を二つ折りに折り込んだ部材を使用するものもある。
このような包装袋を製造する場合、平面部の一方として構成される帯状平面フィルム材をその長手方向に搬送させ、その長手方向の所定間隔毎に側面部や底面部として構成される、折り線の形成された部材を配置している。
従来、折り線の形成された部材を形成する工程、折り線の形成された部材を配置する工程は、特許文献1に示す手法が主として採用されていた。この特許文献1に示された手法は、側面部として構成される部材を帯状平面フィルムとは別個の帯状フィルムで形成させる。折り線は、帯状フィルムの両側部を幅方向の中心に向けて折り畳むことで形成させている。その後、折り畳まれた帯状フィルムをその長手方向に関し、帯状平面フィルムの幅より短い寸法に切断し、これらを帯状平面フィルムの側方から半周させて帯状平面フィルムの長手方向の一定間隔毎に載置していた。
他方、底面部は、特許文献1の図8に示すように、平面部として構成される帯状フィルムの他に、底面部として構成される帯状フィルムを別途用意している。そして、平面部として構成される帯状フィルムの側縁に開き面を形成し、底面部として構成される帯状フィルムをこの開き面に向けて送り出し、両者をその長手方向に連続的に貼り合わせていた。
特開2000−254984号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法は、帯状フィルムをその長手方向に関して所定の長さ毎に切断して折り線を有する部材を形成させているため、一つひとつの部材を形成させるまでにかなりの長さを必要とする。このため、長手方向に搬送されている帯状平面フィルムの側方には、広いスペースを必要とする。
また、折り線の形成された部材を形成するに当たり、帯状フィルムを折り線を有する個々の部材の長さ分だけ送らなければ切断できないため、ある程度の送り時間が必要となる。このため、折り線を有する部材を帯状平面フィルムに載置する時間の間隔が大きくなり、全体の製袋時間を長くする原因となっていた。
さらに、折り線を有する部材を帯状平面フィルムの側方から搬入する形態であるため、帯状平面フィルムの幅方向に関して位置合わせすることが比較的困難で、載置させる位置にずれが生じることもある。
その一方で、底面を形成するに当たり、帯状の底面フィルムを別途用意し、これを平面部として構成される帯状平面フィルムの長手方向に連続して貼り合わせている(特許文献1の図8参照)。このように、帯状のフィルムをその長手方向に連続して貼り合わせる工程を実施すると、両者の長手方向によるズレによる誤差が次第に累積される。両者に印刷された図柄を一致させなければならない包装袋にとって、この累積されたズレによる誤差は、看過できない品質上の問題である。
そこで、本発明では、設備をコンパクトに設定できるだけでなく、側面部や底面部として構成される折り線を備えた部材を短時間でズレを生じることなく載置させることが可能な包装袋の製造装置及び包装袋の製造方法を提供する。
本発明では上記課題を解決するために、包装袋の対向する平面部として構成される帯状平面フィルムをその長手方向に搬送する帯状平面フィルム搬送手段と、中央が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能な側面部又は底面部として構成される二つ折り部材を、前記帯状平面フィルムの前記長手方向の一定間隔毎に配置する二つ折り部材配置手段とを備えた包装袋の製造装置において、送り手段によりフィルムロールから送り出された前記第二帯状フィルムから前記二つ折り部材を形成せしめる二つ折り部材形成手段を設け、この二つ折り部材形成手段を、前記第二帯状フィルムに対してその幅方向に延びる前記折り線を順次形成する折り線形成手段と、この折り線形成手段と前記フィルムロールの間に配置され、前記第二帯状フィルムを前記折り線と平行に切断する切断手段とで構成し、しかも、前記折り線形成手段を、送り出された前記第二帯状フィルムの一面側に配置され、前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる被挿入スリットを構成するガイド部と、前記第二帯状フィルムの他面側にて、前記被挿入スリットに対応する位置に配置され、前記被挿入スリットに対して抜き差しされるよう往復動する押し込みプレートにより構成した包装袋の製造装置を採用した。
また、本発明では、上記の包装袋の製造装置に関し、前記送り手段及び前記二つ折り部材形成手段は、前記帯状平面フィルムの幅方向に関し、前記二つ折り部材を帯状平面フィルムに配置させようとする幅方向の所定位置に対応する位置に設けられている。
また、本発明では、前記二つ折り部材形成手段を前記帯状平面フィルムの搬送方向の異なる2ヶ所に配置させると共に、前記二つ折り部材配置手段を各二つ折り部材形成手段の配置された位置に対応させてそれぞれ設け、二つの前記二つ折り部材形成手段は、前記二つ折り部材の折り込み方向が前記搬送方向に関して逆向きとなるよう、前記ガイド部と前記押し込みプレートの配置位置が前記搬送方向に関して互い逆側となるように前記第二帯状フィルムを間に挟んで配置させ、前記二つ折り部材配置手段は、前記二つ折り部材の開かれた部分を互いに向かい合わせて、これら二つ折り部材の前記折り線の延びる方向を前記帯状平面フィルムの幅方向に一致させて配置させることを特徴としている。
そして、本発明では上記包装袋の製造装置において、前記二つ折り部材をこれらが配置された前記帯状平面フィルムに対して押圧せしめて局部的にシールするポイントシール手段を備えたことを特徴とする。
一方、本発明では上記課題を解決するために、中央が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能な側面部又は底面部として構成される二つ折り部材を、長手方向に搬送され、平面部として構成される帯状平面フィルムの前記長手方向における一定の間隔毎に配置する工程を備えた包装袋の製造方法において、前記二つ折り部材として構成される第二帯状フィルムをフィルムロールから前記帯状平面フィルムに向けて送り出し、送り出された前記第二帯状フィルムを、その先端から前記フィルムロール側の所定の位置で、一面側から前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる平板状の押し込みプレートで、他面側に設けられ、前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる被挿入スリットの設けられたガイド部の前記被挿入スリットの内部に向けて押し込み、次いで、前記第二帯状フィルムについて、その先端と、前記押し込みプレートが押し当てられて前記折り線の形成される位置との間に対応する長さ分だけ前記折り線として形成される位置より前記フィルムロール側の位置を幅方向に切断して前記二つ折り部材を形成する包装袋の製造方法を採用した。
また、上記包装袋の製造装置に関し、本発明では、前記第二帯状フィルムは、前記帯状平面フィルムの幅方向に関し、前記二つ折り部材を帯状平面フィルムにおける配置させようとする幅方向の所定位置に対応する位置にて送り出されることを特徴とする。
さらに、本発明では上記の包装袋の製造方法について、前記第二帯状フィルムのフィルムロールを前記帯状平面フィルムの搬送方向の異なる2ヶ所に配置させて、前記ガイド部と前記押し込みプレートの配置位置が前記搬送方向に関して互い逆側となるように前記第二帯状フィルムを間に挟んで配置させて、各二つ折り部材の折り込み方向が前記搬送方向に関して逆向きとなるように折り込み、まず、前記搬送方向の上流側にて形成された前記二つ折り部材をその折り線が前記帯状平面フィルムの幅方向に一致させてこの帯状平面フィルムに配置し、次いで、前記搬送方向の下流側にて形成された前記二つ折り部材を、その開かれた部分が、上流側で配置され前記二つ折り部材の開かれた部分と対向されるようにして前記帯状平面フィルムに配置させるようにしている。
そして、本発明では上記包装袋の製造方法について、前記二つ折り部材が前記帯状平面フィルムに配置される毎に、前記二つ折り部材を前記帯状平面フィルムに対して局部的に順次シールするポイントシール工程を備えたことを特徴としている。
さらに、本発明では、中央が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能な側面部又は底面部として構成される折り込み部材を、長手方向に搬送され、平面部として構成される帯状平面フィルムの前記長手方向における一定の間隔毎に配置する工程を備えた包装袋の製造方法において、前記折り込み部材は、フィルム材の両側が中心に向けて折り込まれ、折り込まれた後の両側部に折り線が形成された三つ折り部材が使用され、この三つ折り部材を、前記折り線の延びる方向を前記帯状平面フィルムの幅方向に一致させて前記帯状平面フィルムに配置する工程と、前記三つ折り部材が間に挟み込まれるように、前記帯状平面フィルムとは別の帯状平面フィルムを重ね合わせてこれらを相互に貼り合わせる工程と、その後に、前記三つ折り部材の中央部分で一対の前記帯状平面フィルム及び前記三つ折り部材を帯状平面フィルムの長手方向に関して分離されるように切断する工程とを備えた包装袋の製造方法を採用した。
本発明によれば、第一に、搬送される帯状平面フィルムの側方に二つ折り部材を形成させる大がかりなユニットを設ける必要ないため、製造装置をコンパクトに構成できる。
第二に、二つ折り部材を形成するに当たり、個々の二つ折り部材の長さに対応する寸法分だけ帯状フィルムを送って切断する従来の手法と異なり、個々の二つ折り部材の幅に対応する寸法分だけ帯状フィルムを送ればよいので、一つひとつの二つ折り部材を短時間で形成できる。このため、包装袋の全体の製造時間を短縮させる。
第三に、個々の二つ折り部材を帯状平面フィルムの幅方向に関して予め設定した位置にずれを生じさせずに正確に配置させることができる。このため、良好な品質の包装袋を形成できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、図5〜図7を参照して、包装袋の製造装置及び製造方法が主として対象としている包装袋の態様を説明する。
図5に示す包装袋は、対向する一対の平面部41と、これら平面部41の側面同士を繋いでいる対向する一対の側面部42とから構成される袋本体部40aを備え、この袋本体40aの一方の開口部分が矩形状の底面部44により閉鎖されたフラットボトムタイプのガゼット袋40である。
このガゼット袋40の平面部41は、平坦なフィルム材で形成されている一方で、側面部42はガゼット袋の厚み方向の中央に上下に延びる折り線43が形成されている。側面部42に形成された折り線43は、側面部42を当該折り線43により、ガゼット袋40の内方に向けて折り込み可能としている。
図6に示す包装袋は、ボックスの内部に収納される、いわゆるバッグインボックス用の内袋50である。この内袋50は、対向する一対の平面部51と、これら平面部51の間に介在して、平面部51の側縁同士を繋いでいる一対の側面部52とから構成されている。この内袋50は、平面部51及び側面部52により両端の開口された袋本体50aを形成し、開口された各端部について、平面部51の端縁と側面部52の端縁とを相互に貼り合わせることで開口部を密閉させている。なお、一方の平面部51には注出口54が設けられ、図示しないボックスの内部に収容された後に、内容物をこの注出口54から注出させることができるよう構成されている。
この内袋についても、側面部52には、内袋50の厚み方向の中央に上下に延びる折り線53が形成されており、側面部52が内袋50の内方に折り込み可能に構成されている。
図7に示す包装袋は、その上部に内容物を注出させるスパウト64が取り付けられたスパウト付きパウチ60である。このスパウト付きパウチ60も、対向する一対の平面部61と、これら平面部61の間に介在し、平面部61の側縁同士を繋いでいる側面部62とから構成されている。底部は、平面部61の端縁及び側面部62の端縁が相互に貼り合わされて密閉されている一方で、上部は幅方向の中央にスパウト64が平面部61に挟み込まれるようにして取り付けられている。
このスパウト付きパウチ60の側面部62も袋の幅方向の中央に上下に延びる折り線63が形成されており、側面部62はこの折り線63により袋の内方に折り込み可能に構成されている。
本実施形態では、このような包装袋を以下に説明する製造装置及び製造方法で形成する。
図1は本発明の一実施形態にかかる包装袋の製造装置を示している。この製造装置は、平面部として構成される帯状平面フィルム1がその長手方向に搬送される搬送路A,Bが2つ設けられている。これらの搬送路A,Bは、帯状平面フィルム1が上下に対向するように、配置されている。各搬送路A,Bには、帯状平面フィルム1をその長手方向に搬送する搬送手段としての搬送ローラ10が適宜設けられている。これら搬送ローラ10は、帯状平面フィルム1を間欠的に搬送させる。
上部搬送路Aは、上方に向けて凸状となる大きなコの字を描くように、帯状平面フィルム1を搬送させている。一方、下部搬送路Bは、上部搬送路Aの下方にて、上側に向けて凸状となるよう小さなコの字を描くように帯状平面フィルム1をその長手方向に搬送させている。なお、上部搬送路Aにより搬送されている帯状平面フィルム1及び下部搬送路Bにより搬送されている帯状平面フィルム1は、双方共にこの図1の右から左に向けて搬送されている。
これら上部搬送路A及び下部搬送路Bの間に形成された空間には、ガゼット袋の側面部として構成される二つ折り部材5を形成する二つ折り部材形成装置20が設けられている。二つ折り部材形成装置20は、帯状平面フィルム1の搬送方向における2ヶ所に設けられており、一方は、下部搬送路Bにおいて、帯状平面フィルム1が上昇する部分B1とその後に水平に搬送される部分B2との境界部分に設けられ、他方は、帯状平面フィルム1が水平に搬送される部分B2とその後に降下する部分B3との境界部分に設けられている。
さらに、この包装袋の製造装置は、帯状平面フィルム1に二つ折り部材5を配置した後に、二つ折り部材5を帯状平面フィルム1に対して局部的にシールするポイントシール装置30が設けられている。
二つ折り部材形成装置20は、帯状平面フィルム1とは別個の第二帯状フィルム2がロール状に巻き取られたフィルムロール3を有し、複数のローラ22からなる送り出し装置21がこのフィルムロール3から第二帯状フィルム2を下部搬送路Bに向けて送り出している。さらに、この二つ折り部材形成装置20は、第二帯状フィルム2に対してその幅方向に延びる折り線6を順次形成する折り線形成ユニット23と、この折り線形成ユニット23とフィルムロール3の間に配置されて、第二帯状フィルム2を形成された折り線6と平行に切断する切断カッター26とを備えている。
これらフィルムロール3及び二つ折り部材形成装置20は、下部搬送路Bを搬送されている帯状平面フィルム1の幅方向に関し、帯状平面フィルム1の中央の所定の範囲を占める位置に設けられている。
折り線形成ユニット23は、図2に詳細を示すように、第二帯状フィルム2の一面側に配されたガイド部24と、第二帯状フィルム2の他面側に配置され、ガイド部24に向けて第二帯状フィルム2を挿入させる押し込み部25とから構成されている。ガイド部24は2枚のブロック材24a,24aが上下に配されて、水平方向に平行をなして配置されている。これらブロック材24a,24a同士の間に形成された隙間は、第二帯状フィルム2が挿入される被挿入スリット24bであり、第二帯状フィルム2の幅方向に延びている。一方、押し込み部25は、第二帯状フィルム2を間に挟んでガイド部24と対向する位置に設けられている。この押し込み部25は、先端側が第二帯状フィルム2に向けられられた水平に延びる板状の押し込みプレート25aと、この押し込みプレート25aの後部を保持するホルダ25bとから構成されている。押し込み部25は、前後に往復動するよう構成され、第二帯状フィルム2を被挿入スリット24bに挿入させるようにして、押し込みプレート25aがガイド部24の被挿入スリット24bに対して抜き差しされる。
切断カッター26は、フィルムロール3と、折り線形成ユニット23との間であって、当該折り線形成ユニット23のやや上側に設けられており、第二帯状フィルム2を所定の長さに順次切断する。切断カッター26は、第二帯状フィルム2に対して押し込み部25と同じ側に設けられたカッター刃27と、ガイド部24と同じ側に配されてカッター刃27の先端が突き当てられる当てブロック28とから構成されている。
このように構成された二つ折り部材形成装置20は、図3に示す手順でフィルムロール3から送り出された第二帯状フィルム2から二つ折り部材5を形成している。
まず、図3(a)に示すように、第二帯状フィルムの先端2aと、押し込み部25を構成する押し込みプレート25aの先端に対応する位置との間の寸法が、形成しようとする二つ折り部材5の二つ折りされた状態の幅の寸法と一致されるまで当該第二帯状フィルム2をフィルムロール3から送り出す。
次いで、送り出された第二帯状フィルム2に向けて押し込み部25を前進させて、押し込みプレート25aの先端で第二帯状部材に突き当て、ガイド部24の被挿入スリット24bに向けて第二帯状フィルム2を挿入させる。押し込みプレート25aの先端が突き当てられた位置が、後に、二つ折り部材5の折り線6として形成される。
その後、図3(b)に示すように、押し込みプレート25aが被挿入スリット24bの内部に挿入されて、第二帯状フィルム2が折れ曲がった時点で、切断カッター26で第二帯状フィルム2の折り線形成ユニット23よりやや上の位置を切断する。なお、この装置では、押し込みプレート25aの先端に対応する位置を境に、第二帯状フィルム2の先端2aまでの寸法と同寸の位置が切断カッター26により切断されるように制御されている。これにより、形成された二つ折り部材5は、折り線6を境にその幅方向の寸法が対象となるように形成される。
切断後、図3(c)に示すように、押し込みプレート25aを更に被挿入スリット24bの奥まで挿入させる。これにより、切断された第二帯状フィルム2は、ガイド部24と押し込み部25とに拘束されて押し込みプレート25aを間に挟み込む態様で二つに折り畳まれて二つ折り部材5が形成される。
その後、図3(d)に示すように押し込みプレート25aを更に前進させ、二つ折り部材5をガイド部24の逆側の開口部から完全に表出させる。そして、図示しない、二つ折り部材の配置装置で、二つ折り部材5を帯状平面フィルム1に配置させる。二つ折り部材5は、その中心に形成された折り線6が帯状平面フィルム1の幅方向に一致され、而も帯状平面フィルム1の幅方向において、予め設定した位置であるほぼ中央に配される。
この二つの位置に設けられた二つ折り部材形成装置20を構成している各構成部品は、上流側のものと下流側のものとが、帯状平面フィルム1の搬送方向に関して、第二帯状フィルム2を境とする配置関係が逆側となっている。上流側の折り線形成ユニット23では、カッター刃27及び押し込み部25が第二帯状フィルム2より上流側に配されている一方で、当てブロック28及びガイド部24が下流側に配されている。これに対し、下流側に設けられた折り線形成ユニット23では、カッター刃27及び押し込み部25が第二帯状フィルム2より下流側に配されている一方で、当てブロック28及びガイド部24が上流側に配されている。このため、形成された二つ折り部材5は、凸状に形成された経路の頂上部分である、水平に帯状平面フィルム1を搬送させている部分B2に円滑に配置される。
上述したように、二つ折り部材5の原材料となる第二帯状フィルム2のフィルムロール3、折り線形成ユニット23、切断カッター26、及び形成された二つ折り部材5を帯状平面フィルム1に配置させる配置装置(不図示)は、下部搬送路Bを搬送される帯状平面フィルム1の幅方向に予め設定した部位に設置されている。即ち、形成された二つ折り部材5は、帯状平面フィルム1の幅方向の両側部分に一定の残部区間が形成されるように、幅方向における中央の所定の領域に配置される。そして、これらの装置は、二つ折り部材5が配置される領域に対応する様に配置される。このため、配置の際に特別な位置合わせを行うことなく正確に二つ折り部材5を所望の位置に配置できる。
なお、二つ折り部材5の帯状平面フィルム1への配置と、以下に説明する局部的なシールとは一連の工程で行われる。この工程の間、帯状平面フィルム1は一時的に搬送が停止される。
一方、この包装袋の製造装置が備えるポイントシール装置30は、水平に帯状平面フィルム1を搬送させている部分の前部と後部の2ヶ所に設けられている。前部に設けられたポイントシール装置30は、上流側の二つ折り部材形成装置20で形成された二つ折り部材5をシールするものであり、後部に設けられたポイントシール装置30は、下流側に設けられた二つ折り部材形成装置20で形成された二つ折り部材5をシールするものである。
各ポイントシール装置30は、下部搬送路Bの上方に配されたシールバー31を備えている。このシールバー31は下部搬送路Bの上方で上下に往復動するよう構成されており、降下した際にその下端が二つ折り部材5を帯状平面フィルム1に向けて押圧する。このポイントシール装置30では、二つのシールバー31が帯状平面フィルム1の幅方向に関し、二つ折り部材5の両端部に対応する位置に並列をなして配置されており、二つ折り部材5の長手方向の両端部を局部的にシールする。
この際、シールバー31は、二つ折り部材5を折り畳まれた状態の上面から押圧して、二つ折り部材5の下面と帯状平面フィルム1の上面とをシールする。なお、二つ折り部材5の折り込みの内面には、耐熱性を有する非融着層が形成されており、シールバー31により二つ折り部材5が加熱されても、内面同士が融着されることはない。
以上の構成を有する包装袋の製造装置では、図4に示す手順で二つ折り部材5の配置とシールが繰り返される。
先ず、上流側の二つ折り部材形成装置20で形成された二つ折り部材5が帯状平面フィルム1の幅方向の中央の領域に配置される(S1)。この際、二つ折り部材5は、折り線6が下流側に向けられる。次いで、二つ折り部材5の長手方向の両端が帯状フィルムに局部的にシールされる(S2)。この工程が終了するまでの間、帯状平面フィルム1の搬送は一時的に停止される。そして、帯状平面フィルム1の搬送が再開され、上流側で配置された二つ折り部材5は、下流側の二つ折り部材形成装置20の設けられた位置まで搬送される。その後、再び帯状平面フィルム1の搬送が一時的に停止される。
搬送が停止された後、下流側の二つ折り部材形成装置20で形成された二つ折り部材5が帯状平面フィルム1に配置される(S3)。この下流側で配置される二つ折り部材5は、その折り線6が上流側に向けられ、上流側で既に配置された二つ折り部材5の開口側と、この下流側で配置される二つ折り部材5の開口側とが互いに対向するよう背合わせに配置される。その後、下流側で配置された二つ折り部材5の長手方向の両端部が局部的にシールされる(S4)。
なお、図12における三つ折り部材の内面の局部的にシールする方法としては、ヒートシールによる方法の他、ホットメルト、パートコート、あるいは、テープ(粘着式、ヒートシール式のいずれでもよい)による方法で局部的にシールしてもよい。このようなホットメルトやパートコート等による局部シールは、三つ折り部材の内面同士のめくれ防止のための行われる。このため、三つ折り部材が帯状平面フィルムと完全にシールされた後は、当該局部シールの部分は、切除される。
このような工程を経た後、上部搬送路Aを搬送されてきた帯状平面フィルム1が、下部搬送路Bを搬送され、二つ折り部材5の配置された帯状平面フィルム1に重ね合わされる。その後、各帯状平面フィルム1と二つ折り部材5とが互いにシールされて袋本体部の列が形成される。そして、袋本体部同士の境界部を切断することで、帯状平面フィルム1が包装袋の平面部として構成されると共に、二つ折り部材5が側面部として構成される。このようにして形成された袋本体部を利用して、上述したように、図5〜図7に示す種々の包装袋を形成する。なお、この製造装置及び製造方法により形成させた二つ折り部材5は、図5に示すガゼット袋40の側面部42、図6に示す内袋50の側面部52、又は、図7に示すスパウト付きパウチ60の側面部62として構成される。また、折り線6は、図5〜図7に示す各包装袋の側面部42,52,62の折り線43,53,63をそれぞれ構成する。
以上、二つ折り部材を包装袋の側面部として構成する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、フラットボトムタイプのガゼット袋やスタンディングパウチを製造する場合等に、当該二つ折り部材を包装袋の底面部として利用することもできる。
図8〜図11は、スタンディングパウチ100を製造する一実施形態を示している。
この実施形態では、帯状平面フィルム70の幅方向に複数のスタンディングパウチ100を形成する、いわゆる複数取りする製法である。図8に示す製造装置も、帯状平面フィルム70がその長手方向に搬送される搬送路C,Dを2つ備えている。これらの搬送路C,Dは、帯状平面フィルム70が上下に対向し、帯状平面フィルム70をその長手方向に搬送する搬送手段としての搬送ローラ74を適宜備えている。これら搬送ローラ74は、帯状平面フィルム70をそれぞれ間欠的に搬送させている。また、上部搬送路C及び下部搬送路Dは、いずれも上方に向けて凸状となるように、帯状平面フィルム70を搬送させている。
そして、この製造装置では、これら上部搬送路C及び下部搬送路Dの間に形成された空間に、二つ折り部材75を形成する二つ折り部材形成装置80を一つ設けている。二つ折り部材形成装置80が設けられている位置は、下部搬送路Dにおいて、帯状平面フィルム70が上昇する部分D1と、その後に水平に搬送される部分D2との境界部分である。なお、この製造装置も、帯状平面フィルム70に配置された二つ折り部材75を帯状平面フィルム70に対して局部的にシールするポイントシール装置90を備えている。
二つ折り部材形成装置80は、帯状平面フィルム70とは別個の第二帯状フィルム71がロール状に巻き取られたフィルムロール72を有し、複数のローラ82からなる送り出し装置81がこのフィルムロール72から第二帯状フィルム71を下部搬送路Dに向けて送り出している。さらに、この二つ折り部材形成装置80は、第二帯状フィルム71に対してその幅方向に延びる折り線76を順次形成する折り線形成ユニット83と、この折り線形成ユニット83とフィルムロール72の間に配置されて、第二帯状フィルム71を、折り線76と平行に切断する切断カッター86とを備えている。
この第二帯状フィルム71の幅は帯状平面フィルム70の幅と同寸に形成され、そのフィルムロールが配置される位置は、下部搬送路Dを搬送されている帯状平面フィルム70の幅方向における位置と一致されている。これに伴い、折り線形成ユニット83についても、帯状平面フィルム70の幅方向に関して一致する位置に配されている。
折り線形成ユニット83は、ブロック材84aが上下に配され、これらの間に被挿入スリット84bの形成されたガイド部84、及び被挿入スリット84bに向けて第二帯状フィルム71を押し込むための押し込み部85とから構成されている。この折り線形成ユニット83では、ガイド部84は、垂下される第二帯状フィルム71に対して、帯状平面フィルム70の搬送方向の下流側に配されている一方で、押し込み部85は、第二帯状フィルム71に対して帯状平面フィルム70の搬送方向の上流側に配されている。
また、切断カッター86は、フィルムロール72と、折り線形成ユニット83との間に設けられて、第二帯状フィルム71を所定の長さに順次切断する。この切断カッター86も、第二帯状フィルム71に対して押し込み部と同じ側に設けられたカッター刃87と、ガイド部84と同じ側に配された当てブロック88とから構成されている。
以上の構成を備えた二つ折り部材形成装置80によれば、図3に示した手順と同様の手順によって二つ折り部材75が帯状平面フィルム70に配置される。配置された二つ折り部材75が、スタンディングパウチ100の底面部として後に構成される。なお、この実施形態では、帯状平面フィルム70に配される二つ折り部材75は、すべて折り線76を下流側に向けて配される。
下部搬送路Dを搬送される帯状平面フィルム70に二つ折り部材75が配された後、上部搬送路Cを搬送した帯状平面フィルム70が、下部搬送路Dを搬送し、二つ折り部材75の配置された帯状平面フィルム70に重ね合わされて、相互にこれらがシールされる。
ここで、この図8に示す製造装置を用いた場合と、図9に示す従来の製法により底面部を形成した場合とを比較すると、次のような差異がある。
図9に示す従来の製法では、平面部となる帯状のフィルム110と底面となる帯状のフィルム111とがこれらの長手方向に連続して貼り合わされる。このため、長手方向に関してズレδが生じると、相互の貼り合わせが進行するに連れ、このズレδによる寸法誤差が次第に累積される。スタンディングパウチ一つ分についてのズレδにより生ずる寸法誤差は、ごく僅かであったとしても、この寸法誤差が累積されると看過することのできないものとなる。
例えば、平面部として構成される帯状のフィルム110と、底面部として構成される帯状フィルム111の相互に図柄が印刷され、これらを相互に一致させなければならないとする。両者の長手方向に関するズレδによる寸法誤差が累積されると、両者の図柄が全く一致せず、予定していた品質のスタンディングパウチを得られなくなる。
これに対し、本実施例にかかる製造装置では、二つ折り部材75は、一つのスタンディングパウチ100毎に不連続に別個独立に帯状平面フィルム70に提供される。このため、たとえ一つの二つ折り部材75について僅かな寸法誤差が存在していたとしても、その寸法誤差は、そのスタンディングパウチ100限りのものであり、これが累積されることがない。よって、確実に予定の品質を具備したスタンディングパウチ100を得ることが可能となる。
図10は、下部搬送路Dを搬送した帯状平面フィルム70、その上面に配された二つ折り部材75、及び上部搬送路Cを搬送した帯状平面フィルム70が相互にシールされた状態を示している。この図10に示すように、これらは、帯状平面フィルム70をその幅方向に5等分するように、ヒートシール部78が帯状平面フィルム70の長手方向に延びるようにして形成される。このヒートシール部78は、後にスタンディングパウチ100の側縁をなす部分であり、隙間ができないように2枚の帯状平面フィルム70及び二つ折り部材75は相互に完全に融着される。
また、各帯状平面フィルム70と二つ折り部材75とは、幅方向に連なるよう形成された半円状に切り欠くように形成されるヒートシール部79により貼り合わされる。このヒートシール部79では、二つ折り部材75は、各帯状平面フィルム70と対向する面がそれぞれと対向している帯状平面フィルム70とのみヒートシールされる。
帯状平面フィルム70の長手方向に延びるヒートシール部78及び半円状の未シール部が設けられるようにヒートシール部79が形成された後、二つ折り部材75のヒートシールされた帯状平面フィルム70は、ラインL1の位置で幅方向に分離されるように切断されるとともに、二つ折り部材75の端縁の前後に位置するラインL2及びラインL3により長手方向に分離されるように切断され、ラインL2とラインL3との間の帯状フィルムは廃棄される。切断された個々のピースが、上端の開口されたスタンディングパウチ100である。
なお、この実施形態では、帯状平面フィルム70の幅方向に関し、5連となるようにスタンディングパウチを形成しているが、これに限定されるものではない。幅方向に関し、いくつのスタンディングパウチを形成するかは、使用する帯状平面フィルム70幅や要求される生産量などに応じて適宜決定すればよい。
図11は、内容物の充填されたスタンディングパウチ100の斜視図である。この図11に示すように、完成されたスタンディングパウチ100は、対向する一対の平面部101と、平坦に形成された底面部102とから構成されている。平面部101は、その形状が縦長の矩形に形成され、その上縁及び側縁が互いにヒートシールされている。一方、底面部102は、その周縁が各平面部の下縁と貼り合わされ、およそ楕円状に形成されている。
平面部101は上述の帯状平面フィルム70から構成され、底面部102は、二つ折り部材75から構成されている。スタンディングパウチ100の両側縁に形成されているシール部103は、上述した帯状平面フィルム70の長手方向に延びるヒートシール部78から構成されたもので、平面部101と底面部102とのシール部104は、半円状の切り欠きを有するヒートシール部79により形成されたものである。
かかるスタンディングパウチ100では、底面部102が平坦に形成されると共に、底面部102と平面部101とのシール部104の協働により安定した自立性を確保している。
なお、この実施形態では、スタンダードなスタンディングパウチ100を例に底面部の製造について説明したが、これには限定されず、図5に示すガゼットタイプのフラットボトムにも適用できる。
以上、帯状平面フィルムに二つ折り部材を載置させ、この二つ折り部材を包装袋の側面部又は底面部として構成する場合を例に説明したが、図12及び図13に示すように、フィルム材の両サイドを中心に向けて折り返した三つ折り部材を使用しても良い。
図12は、長手方向に搬送される帯状平面フィルム110の上面に、三つ折り部材120が帯状平面フィルム110の長手方向の所定間隔毎に配置された状態を示している。三つ折り部材120は、幅方向の両サイドがその中心に向けて折り返されて形成されている。この実施形態では、三つ折り部材120のもともとの側縁122同士の間に、僅かな隙間εが形成されるように両サイドが折り返されている。このように折り畳まれた三つ折り部材120は、その折り線121が帯状平面フィルム110の搬送方向における上流側と下流側とに向けられるように、軸方向を帯状平面フィルム110の幅方向に一致される。
図13は、三つ折り部材120をスタンディングパウチの底部として構成する工程を示している。この図13は、三つ折り部材120を一対の帯状平面フィルム110で挟み込んだ後に、一対の帯状平面フィルム110及び三つ折り部材120をヒートシールした状態を示すものである。帯状平面フィルム110は、その幅方向が5等分されるように、幅方向の中間部分の4ヶ所にヒートシール部111が、帯状平面フィルム110の長手方向に延びるように形成される。また、帯状平面フィルム110の両側縁がヒートシール部112により、相互に密閉される。
一方、三つ折り部材120の配置された位置では、ヒートシール部111及びヒートシール部112の間の部分に、半円状の未シール部が設けられるようにヒートシール部113が形成される。このヒートシール部113は、帯状平面フィルム110の長手方向に関して対が形成されるように、三つ折り部材120の折り返された双方の部分がヒートシールされる。
その後、帯状平面フィルム110及び三つ折り部材120は、ヒートシール部111の位置で幅方向に5等分されるように切断されると共に、三つ折り部材のもともとの側縁122の間の位置で隙間を空けて、長手方向に分離されるようにして切断される。
なお、当該三つ折り部材をガゼット袋の側面部として構成するように包装袋を製造しても良い。
本発明の包装袋の製造装置の全体構成を示す構造図。 図1に示す包装袋の製造装置を構成する折り線形成ユニットを示す斜視図。 折り線形成ユニット及び切断カッターを利用して二つ折り部材を形成する手順を示す図。 二つ折り部材を帯状平面フィルムに配置する手順を示す図。 本発明の包装袋の製造装置及び製造方法で製造される包装袋の一例であるフラットボトムタイプのガゼット袋の斜視図。 他の製造例であるバッグインボックス用の内袋の斜視図。 他の製造例であるスパウト付きパウチの斜視図。 図1の包装袋の製造装置とは別の実施形態にかかる製造装置の構造図。 従来の製法の一例を示す説明図。 帯状平面フィルムと二つ折り部材とが相互にヒートシールされた状態を示す平面図。 完成されたスタンディングパウチの斜視図。 三つ折り部材を帯状平面フィルムに載置してスタンディングパウチを製造する一態様を示す、三つ折り部材が載置された帯状平面フィルムの斜視図。 スタンディングパウチの底部を対向させて製造する工程を示す図。
符号の説明
1,70 帯状平面フィルム
2,71 第二帯状フィルム
3,72 フィルムロール
5,75 二つ折り部材
6,76 折り線
20,80 二つ折り部材形成装置
23,83 折り線形成ユニット
24,84 ガイド部
24b,84b 被挿入スリット
25,85 押し込み部
25a 押し込みプレート
26,86 切断カッター
30,90 ポイントシール装置
A,B,C,D 搬送路
110 帯状平面フィルム
120 三つ折り部材

Claims (9)

  1. 包装袋の対向する平面部として構成される帯状平面フィルムをその長手方向に搬送する帯状平面フィルム搬送手段と、
    中央が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能な側面部又は底面部として構成される二つ折り部材を、前記帯状平面フィルムの前記長手方向の一定間隔毎に配置する二つ折り部材配置手段とを備えた包装袋の製造装置において、
    送り手段によりフィルムロールから送り出された前記第二帯状フィルムから前記二つ折り部材を形成せしめる二つ折り部材形成手段を設け、
    この二つ折り部材形成手段を、前記第二帯状フィルムに対してその幅方向に延びる前記折り線を順次形成する折り線形成手段と、この折り線形成手段と前記フィルムロールの間に配置され、前記第二帯状フィルムを前記折り線と平行に切断する切断手段とで構成し、
    しかも、前記折り線形成手段を、送り出された前記第二帯状フィルムの一面側に配置され、前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる被挿入スリットを構成するガイド部と、前記第二帯状フィルムの他面側にて、前被挿入スリットに対応する位置に配置され、前記被挿入スリットに対して抜き差しされるよう往復動する押し込みプレートにより構成したことを特徴とする包装袋の製造装置。
  2. 前記送り手段及び前記二つ折り部材形成手段は、前記帯状平面フィルムの幅方向に関し、前記二つ折り部材を帯状平面フィルムに配置させようとする幅方向の所定位置に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋の製造装置。
  3. 前記二つ折り部材形成手段を前記帯状平面フィルムの搬送方向の異なる2ヶ所に配置させると共に、前記二つ折り部材配置手段を各二つ折り部材形成手段の配置された位置に対応させてそれぞれ設け、
    二つの前記二つ折り部材形成手段は、前記二つ折り部材の折り込み方向が前記搬送方向に関して逆向きとなるよう、前記ガイド部と前記押し込みプレートの配置位置が前記搬送方向に関して互い逆側となるように前記第二帯状フィルムを間に挟んで配置させ、
    前記二つ折り部材配置手段は、前記二つ折り部材の開かれた部分を互いに向かい合わせて、これら二つ折り部材の前記折り線の延びる方向を前記帯状平面フィルムの幅方向に一致させて配置させることを特徴とする請求項2に記載の包装袋の製造装置。
  4. 前記二つ折り部材をこれらが配置された前記帯状平面フィルムに対して押圧せしめて局部的にシールするポイントシール手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の包装袋の製造装置。
  5. 中央が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能な側面部又は底面部として構成される二つ折り部材を、長手方向に搬送され、平面部として構成される帯状平面フィルムの前記長手方向における一定の間隔毎に配置する工程を備えた包装袋の製造方法において、
    前記二つ折り部材として構成される第二帯状フィルムをフィルムロールから前記帯状平面フィルムに向けて送り出し、
    送り出された前記第二帯状フィルムを、その先端から前記フィルムロール側の所定の位置で、一面側から前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる平板状の押し込みプレートで、他面側に設けられ、前記第二帯状フィルムの幅方向に延びる被挿入スリットの設けられたガイド部の前記被挿入スリットの内部に向けて押し込み、
    次いで、前記第二帯状フィルムについて、その先端と、前記押し込みプレートが押し当てられて前記折り線の形成される位置との間に対応する長さ分だけ前記折り線として形成される位置より前記フィルムロール側の位置を幅方向に切断して前記二つ折り部材を形成することを特徴とする包装袋の製造方法。
  6. 前記第二帯状フィルムは、前記帯状平面フィルムの幅方向に関し、前記二つ折り部材を帯状平面フィルムにおける配置させようとする幅方向の所定位置に対応する位置にて送り出されることを特徴とする請求項5に記載の包装袋の製造方法。
  7. 前記第二帯状フィルムのフィルムロールを前記帯状平面フィルムの搬送方向の異なる2ヶ所に配置させて、前記ガイド部と前記押し込みプレートの配置位置が前記搬送方向に関して互い逆側となるように前記第二帯状フィルムを間に挟んで配置させて、各二つ折り部材の折り込み方向が前記搬送方向に関して逆向きとなるように折り込み、
    まず、前記搬送方向の上流側にて形成された前記二つ折り部材をその折り線が前記帯状平面フィルムの幅方向に一致させてこの帯状平面フィルムに配置し、
    次いで、前記搬送方向の下流側にて形成された前記二つ折り部材を、その開かれた部分が、上流側で配置され前記二つ折り部材の開かれた部分と対向されるようにして前記帯状平面フィルムに配置させることを特徴とする請求項6に記載の包装袋の製造方法。
  8. 前記二つ折り部材が前記帯状平面フィルムに配置される毎に、前記二つ折り部材を前記帯状平面フィルムに対して局部的に順次シールするポイントシール工程を備えたことを特徴とする請求項7に記載の包装袋の製造方法。
  9. 中央が折り線により包装袋の内方に向けて折り込み可能な側面部又は底面部として構成される折り込み部材を、長手方向に搬送され、平面部として構成される帯状平面フィルムの前記長手方向における一定の間隔毎に配置する工程を備えた包装袋の製造方法において、
    前記折り込み部材は、フィルム材の両側が中心に向けて折り込まれ、折り込まれた後の両側部に折り線が形成された三つ折り部材が使用され、
    この三つ折り部材を、前記折り線の延びる方向を前記帯状平面フィルムの幅方向に一致させて前記帯状平面フィルムに配置する工程と、
    前記三つ折り部材が間に挟み込まれるように、前記帯状平面フィルムとは別の帯状平面フィルムを重ね合わせてこれらを相互に貼り合わせる工程と、
    その後に、前記三つ折り部材の中央部分で一対の前記帯状平面フィルム及び前記三つ折り部材を帯状平面フィルムの長手方向に関して分離されるように切断する工程と、を備えたことを特徴とする包装袋の製造方法。
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