JP2005271300A - 画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク接続された画像処理装置に対して文書データに施すべき処理を画像処理装置間で分散して処理する。
【解決手段】 印刷部数が入力されるとともに連携処理サーバ80から指示書データが入力された画像処理装置64において、印刷部数に応じた数の指示書データを複製して記憶し、ネットワークに接続された他の画像処理装置64では、該画像処理装置64の稼働状況が指示書データを処理可能な状態にあるときに、上記指示書データが入力された画像処理装置64から稼働状況に応じた数の指示書データを移動するとともに、文書データを読取り、移動した指示書データに基づいて、文書データに応じた画像を印刷することができる。このため、サーバ等による負荷分散制御やスケジューリング等の処理を必要とせずに、画像処理装置間で印刷処理を分散して実行することができ、容易に負荷分散することができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムに係り、特に、紙文書や電子情報の共有化を図った文書処理ネットワークシステムに用いて好適な画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、複写機にファクシミリ、スキャナ、プリンタ機能を統合した画像処理装置が提案されている。これにより、複写機、ファクシミリなどを使った紙主体の事務処理と、パーソナルコンピュータ上で電子化された文書の処理とを連携することができる。
具体的には、紙文書をスキャンしてパーソナルコンピュータに転送したり、ファクシミリで受信した文書をプリントせずにイメージデータのままパーソナルコンピュータに送信することができる。さらには、紙文書、ファクシミリ受信文書が電子化された後、多くの手続きや処理をも連携させ自動化することが望まれる。
そこで、ネットワーク上に分散したプログラムやサービス(機能)を連携して一連の処理を実行する分散処理システムに関する技術が知られている。
例えば、ネットワークに接続された各機器上で動作する入出力機能及びプログラムを個々の利用者の利用方法に応じて組み合わせて連携処理する場合に、処理順序に従って連携処理データを各連携機器間で伝達するネットワーク連携装置(例えば、特許文献1を参照。)が知られている。
特開2001−306534号公報
一般に画像処理装置では、印刷処理する処理数が増大するに従って、処理時間が増大する。このため、ネットワークに接続された各機器上で連携して一連の処理を実行するときに、特定の機器における処理時間が長くなると、後段のサービスが実行されず、効率よく連携処理が実行されない恐れがある。一般に、ネットワークに接続された機器としての画像処理装置でにおいて、ネットワークに各画像処理装置における処理を分散するためのサーバを接続し、該サーバによって複数の画像処理装置における分散処理を管理する方法が知られている。
しかしながら、このような方法では、サーバにおいて複数の画像処理装置への分配処理制御や、スケジューリング制御などを適切に行う必要がある。また、新規に画像処理装置をネットワーク追加する場合には、サーバー上のプログラムの変更を行う必要がある。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、容易に各画像処理装置間における処理の負荷分散を行う画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理システムは、文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力手段、前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データを、前記入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製手段、前記指示書データ複製手段で複製された複数の指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶手段、及び、複数の前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理手段、を有する第1の画像処理装置と、装置本体の稼働状況を検出する検出手段、前記検出手段によって検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理装置から装置本体へ移動すると共に前記文書データを読出す移動読出手段、及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理手段、を有する第2の画像処理装置と、を備えている。
本発明の画像処理システムは、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置を備えている。第1の画像処理装置の入力手段は、文書データに施すサービス処理の処理数を入力する。文書データは、文書に関する情報であって、一例は、テキストデータ等の文字情報や紙文書を読み取った画像情報等である。サービス処理は、例えば、文書データに基づく画像の印刷や、FAX送信、メール送信等の処理を示すものである。処理数は、サービス処理の数を示すものであって、例えば、画像の印刷部数や、FAX送信数、メール送信数等である。指示書データ複製手段は、指示書データを、入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する。指示書データは、少なくとも、文書データに施す1または複数のサービス処理を示す情報の内容が示されたデータである。指示書データ複製手段によって、処理数に応じた数の指示書データが複製される。記憶手段は、複製された処理数に応じた数の指示書データと、文書データとを記憶する。第1の処理手段は、記憶手段に記憶された複数の指示書データ各々に記述されたサービス処理を示す情報に基づいて、処理対象である文書データに対して所定のサービス処理、例えば、画像の印刷やFAX送信、メール送信等のサービス処理を実行する。
第2の画像処理装置の検出手段は、装置本体の稼働状況を検出する。検出手段によって第2の画像処理装置の稼働状況が検出されると、移動読出手段は、第1の画像処理装置の記憶手段から、稼働状況に応じた数の指示書データを装置本体に移動する。稼働状況に応じた数の指示書データとは、第2の画像処理装置の稼働状況下で処理可能な数の指示書データを示している。また、移動読出手段は、更に、第1の画像処理装置の記憶手段から、文書データを読出す。
このため、第1の画像処理装置に記憶された指示書データの内、第2の画像処理装置で処理可能な数の指示書データが、第1の画像処理装置から第2の画像処理装置へ移動される。第2の処理手段は、第1の画像処理装置から移動された指示書データ及び読出した文書データに応じて、サービス処理を実行する。
このように、第1の画像処理装置では、処理数に応じた数の指示書データを複製して文書データとともに記憶し、第2の画像処理装置は、稼働状況に応じた数の指示書データを第1の画像処理装置から移動するとともに文書データを読出して、指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいた文書データに対するサービス処理を実行する。
従って、サーバ等による負荷分散制御やスケジューリング等の処理を必要とせずに、画像処理装置間でサービス処理を分散して実行することができ、容易に負荷分散することができる。
前記移動読出手段は、前記検出手段によって検出された稼働状況が予め定めた状況以外のときに、前記第1の画像処理装置の記憶手段から前記稼働状況に応じた数の前記指示書データを装置本体へ移動するとともに、前記記憶手段から前記文書データを読出すことができる。
検出手段によって検出された第2の画像処理装置の稼働状況が予め定めた状況以外のときに、移動読出手段は、第1の画像処理装置の記憶手段から、稼働状況に応じた数の指示書データを装置本体に移動する。稼働状況が予め定めた状況以外のときとは、第1の画像処理装置が1または複数の指示書データに基づいたサービス処理を実行可能な状況を示すものである。すなわち、移動読出手段は、第2の画像処理装置で処理可能な数の指示書データを、第1の画像処理装置の記憶手段から第2の画像処理装置本体に移動する。また、移動読出手段は、更に、第1の画像処理装置の記憶手段から、文書データを読出す。
このため、第2の画像処理装置は、第2の画像処理装置の稼働状況が予め定めた状況以外、すなわち、指示書データに基づくサービス処理の実行可能な状況になると、第1の画像処理装置から、第2の画像処理装置で処理可能な数の指示書データを移動して、指示書データ及び読出した文書データに応じて、サービス処理を実行するので、効率良く画像処理装置間でサービス処理を分散して実行することができる。
前記移動読出手段は、前記第2の処理手段によって実行されたサービス処理が異常であったときに、第2の画像処理装置本体へ移動した前記指示書データを、前記第1の画像処理装置の記憶手段へ移動することができる。
第1の画像処理装置から移動した指示書データに基づいた、第2の画像処理装置の第2の処理手段におけるサービス処理が異常終了すると、第2の画像処理装置へ移動した指示書データの数に応じたサービス処理が実行されない恐れがある。そこで、読出手段は、第2の処理手段によって実行されたサービス処理が異常であったときに、第1の画像処理装置から第2の画像処理装置へ移動した指示書データを、第1の画像処理装置へ移動する。このように、第2の画像処理装置におけるサービス処理が異常であったときに、移動した指示書データを第1の画像処理装置に戻すことができるので、効率よくサービス処理を継続して実行することができる。
前記移動読出手段は、前記第2の処理手段によって実行されたサービス処理が正常に行われたときに、前記第2の処理手段によって実行されたサービス処理の処理数を示す処理数情報及び前記第2の画像処理装置を識別するための識別情報を、前記第1の画像処理装置に送信する送信手段を含み、前記第1の画像処理装置は、前記送信手段から前記処理数情報及び識別情報を受信する受信手段を更に備え、前記第1の処理手段は、前記受信手段によって受信した処理数情報及び識別情報を出力する出力手段を含むことができる。
第1の画像処理装置で複製した処理数に応じた数の指示書データが、複数の画像処理装置で分散処理されると、同一の指示書データに基づいてサービス処理を実行する画像処理装置は複数となる。このため、複数の画像処理装置の何れにおいて、第1の画像処理装置により複製された指示書データに基づくサービス処理が実行されたのか、ユーザに対して提供を求める場合がある。そこで、第2の画像処理装置の移動読出手段の送信手段は、第2の処理手段によって実行されたサービス処理が正常に行われたときに、第2の処理手段によって実行されたサービス処理の処理数を示す処理数情報と、第2の画像処理装置を識別するための識別情報を第1の画像処理装置に送信する。第1の画像処理装置の受信手段は、第2の画像処理装置から処理数情報及び識別情報を受信すると、第1の処理手段の出力手段は、受信した処理数情報及び識別情報を出力する。このため、分散してサービス処理を行った画像処理装置を識別するための識別情報と、該画像処理装置におけるサービス処理の処理数とを、処理数が入力された第1の画像処理装置において、容易に提供することができる。
他の発明の画像処理システムは、文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力手段、前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容及び文書データの格納位置を示す位置データが記述された指示書データを、前記入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製手段、前記指示書データ複製手段で複製された複数の指示書データを記憶する記憶手段、及び、前記指示書データに記述された位置データに応じて文書データを読出し、前記記憶手段に記憶すると共に、該文書データ及び前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報の内容に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理手段、を有する第1の画像処理装置と、装置本体の稼働状況を検出する検出手段、前記検出手段によって検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理装置から装置本体へ移動すると共に前記文書データを読出す移動読出手段、及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理手段、を有する第2の画像処理装置と、を備えている。
他の発明の画像処理システムの指示書データ複製手段は、文書データに施すサービス処理を示す情報の内容とともに、位置データが記述された指示書データを、入力手段によって入力されたサービス処理の処理数に応じた数複製する。位置データは、文書データの格納位置を示すデータである。第1の処理手段は、指示書データに記述された位置データに応じて、文書データを読出し、読出した文書データを記憶手段に記憶する。更に、第1の処理手段は、記憶手段に記憶された文書データ及び指示書データに記述されたサービス処理を示す情報の内容に基づいて文書データに対してサービス処理を実行する。このように、指示書データに示される位置データに応じて文書データを取得することができる。
なお、次の画像処理方法によって、画像処理工程間でサービス処理を分散して実行することができ、容易に負荷分散することができる。詳細には、文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力工程、前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データを、前記入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製工程、複製された複数の前記指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶工程、及び、複数の前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理工程、を有する第1の画像処理工程と、装置本体の稼働状況を検出する検出工程、前記検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理工程から移動するとともに、前記第1の画像処理工程から前記文書データを読出す移動読出工程、及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理工程、を有する第2の画像処理工程と、を備えることを特徴とする。
また、次の画像処理プログラムをコンピュータによって処理させることで、画像処理工程間でサービス処理を分散して実行することができ、容易に負荷分散することができる。詳細には、コンピュータに、文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力工程、前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データを、前記入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製工程、複製された複数の前記指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶工程、及び、複数の前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理工程、を有する第1の画像処理工程と、装置本体の稼働状況を検出する検出工程、検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理工程から移動するとともに、前記第1の画像処理工程から前記文書データを読出す移動読出工程、及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理工程、を有する第2の画像処理工程と、を有する第2の画像処理工程と、を備える。
本発明の画像処理装置は、文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データの、前記サービス処理を示す情報に基づいて、前記文書データに対して前記サービス処理を実行する処理手段を備えた画像処理装置であって、前記文章データに施す前記サービス処理の処理数を入力する入力手段と、前記指示書データを、前記入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製手段と、前記指示書データ複製手段で複製された複数の指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数の前記指示書データ各々及び前記文書データに基づいて、前記サービス処理を実行するように前記処理手段を制御する制御手段と、前記記憶手段に記憶された文書データ及び前記記憶手段から他の画像処理装置へ移動された1または複数の前記指示書データ各々に基づいて、該他の画像処理装置で実行された前記サービス処理の処理数、及び該サービス処理を実行した該他の画像処理装置を識別可能な識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記識別情報及び前記処理数を出力する出力手段と、を備えている。
画像処理装置の入力手段によって、文書データに施すサービス処理の処理数が入力されると、指示書データ複製手段は、指示書データを入力された処理数に応じた数複製する。処理数に応じた数複製された複数の指示書データは、記憶手段に記憶される。記憶手段は、また、指示書データに示されるサービス処理を施すための文書データを記憶する。制御手段は、記憶手段に記憶した文書データについて、処理数に応じた数複製された各指示書データ各々に記述されたサービス処理を実行するように処理手段を制御する。
記憶手段に記憶された複数の指示書データの内の、1または複数の指示書データは、他の画像処理装置へ移動される。他の画像処理装置において、該記憶手段に記憶された文書データに対して、移動した各指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じたサービス処理が実行された後に、該他の画像処理装置を識別可能な識別情報とサービス処理の処理数が画像処理装置に送信されることで、受信手段は、他の画像処理装置を識別可能な識別情報と、指示書データ各々に基づいて実行されたサービス処理の処理数を受信する。受信手段によって受信した識別情報及び処理数は、出力手段によって出力される。
このように、記憶手段に処理数に応じた数の指示書データを複製して記憶することで、指示書データを容易に分散可能に記憶手段に記憶することができる。また、記憶手段に記憶した指示書データに基づく処理が他の画像処理装置で実行されると、処理数及び処理を実行した他の画像処理装置を識別するための識別情報を出力することができるので、分散してサービス処理を行った画像処理装置を識別するための識別情報と、実行されたサービス処理の処理数とを、処理数が入力された画像処理装置において、容易に提供することができる。
他の画像処理装置は、文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データの、前記サービス処理を示す情報に基づいて、前記文書データに対して前記サービス処理を実行する処理手段を備えた画像処理装置であって、画像処理装置本体の稼働状況を検出する検出手段と、他の画像処理装置から前記検出手段によって検出された稼働状況に応じた数の指示書データを移動するとともに文書データを読出す移動読出手段と、前記移動読出手段によって移動された前記指示書データ及び読出された前記文書データに基づいて、前記サービス処理を実行するように前記処理手段を制御する制御手段と、を備えている。
他の画像処理装置の検出手段は、画像処理装置本体の稼働状況を検出する。移動読出手段は、ネットワークに接続された他の画像処理装置から、検出した稼働状況に応じた数の指示書データを移動するとともに、該他の画像処理装置から文書データを読出す。制御手段は、移動した指示書データ各々に記述されたサービス処理を示す情報に基づいて、読出した文書データに対してサービス処理を実行するように処理手段を制御する。このように、装置本体の稼働状況に応じて、他の画像処理装置から稼働状況に応じた数の指示書データを移動して、読出した文書データに対してサービス処理を実行することができるので、他の画像処理装置におけるサービス処理の負荷を容易に分散して実行することができる。
前記処理手段によって実行したサービス処理の処理数及び画像処理装置本体を識別するための識別情報を、前記移動読出手段によって移動された前記指示書データの、移動元の前記他の画像処理装置へ送信する送信手段を更に備えることができる。
送信手段は、処理手段によって実行したサービス処理の処理数及び画像処理装置本体を識別するための識別情報を、指示書データの移動元の他の画像処理装置へ送信することができるので、同一の指示書データに基づいてサービス処理を実行する画像処理装置が複数となった場合であっても、複数の画像処理装置の何れにおいて、如何なる数の、複製された同一の指示書データに基づくサービス処理が実行されたのか、1つの画像処理装置において提供することができる。
本発明によれば、画像処理装置において、サービス処理の処理数に応じた数の指示書データを複製して格納し、ネットワークに接続された他の画像処理装置では、該画像処理装置の稼働状況が予め定めた状況以外のときに、他の画像処理装置に格納された指示書データを移動して、指示書データに記述されたサービス処理を実行することができるので、容易に複数の画像処理装置間で処理を分散して実行することができる、という効果を有する。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(システム構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る文書処理システム1の構成を示すブロック図である。
文書処理システム1は、様々なサービスを行う装置やアプリケーションがネットワーク5を介して接続されたものである。ここで、サービスとは、外部からの要求に応じて文書に関する利用可能な機能をいう。サービスは、例えば、コピー、プリント、スキャン、ファクシミリ送受信、メール配信、レポジトリへの格納やリポジトリからの読込、OCR(Optical Character Recognition)処理、ノイズ除去処理等が該当するが、特に限定されるものではない。
文書処理システム1は、具体的には、複数のサービスを連携させてユーザの所望の処理を指示するためのユーザインタフェースを備えたクライアント端末10と、ユーザの所望のサービスを検索するサービス検索サーバ20と、クライアント端末10で指示されたサービス連携に関する情報から指示書データを作成する指示書生成サーバ30と、指示書データを管理する指示書管理サーバ40と、指示書データに従って各サービスの連携処理を実行する連携処理サーバ50と、を備えている。
さらに、文書処理システム1は、画像文書のノイズ除去処理や画像回転処理やOCR処理や画像をバインドする等の画像処理を行う画像編集装置61と、文書を管理する文書管理サーバ62と、文書を配信する文書配信サーバ63と、画像を記録媒体に出力する画像印刷装置64と、第1のサービス処理を行う第1のサービス処理装置65と、を備えている。
なお、文書処理システム1は、本実施形態では所定のサービス処理を行う複数のサーバがネットワーク5を介して接続された構成となっているが、複数のサービスがネットワーク5を介して接続されていれば特に限定されるものではない。
ここで、指示書データとは、一連の処理を複数の機能的な処理に分解した場合において、各機能の関係を表す情報と、各機能を呼び出すためのインタフェース(I/F)情報と、一連の処理に関するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を構成するための情報と、を含んだデータをいう。
図2は、文書処理システム1を構成する各サービス処理装置の相互関係を説明するためのブロック図である。各サービス処理装置は、自身が提供するサービスの内容を表すI/F情報を記憶している。
図3は、I/F情報の構成を示す図である。I/F情報は、<サービス種類(Service Class)>、<サービス名(Service Name)>、<サービス・アイコン(Service Icon)>、<サービス情報ロケーション(Service Information Location)>、<入力(Input)>、<出力(Output)>、<パラメータ制限ルール(Parameter Restriction Rules)>、<サービス・ロケーション(Service Location)>、<メソッド名(Method Name)>、<起動方法(Invocation Scheme)>、<黙示要素(Implicit Elements)>で構成されている。
<サービス種類>は、サービス処理装置が提供するサービスの種類(処理内容)である。なお、<サービス種類>は、予め定義されているものが使用され、例えば、スキャン、プリント、レポジトリ、フロー等が該当する。<サービス名>は、サービス処理装置が提供するサービスの名前である。<サービス・アイコン>は、クライアント端末10のGUIに表示するアイコンの位置情報である。
<サービス情報ロケーション>は、指示書生成サーバ30がI/F情報を取得するために用いるURLである。<入力>は、サービスへの入力である。<出力>は、サービスからの出力である。<パラメータ制限ルール>は、<入力>に適用される制限ルールである。<サービスロケーション>は、サービスを実際に使用するときの位置情報である。<メソッド名>は、サービス処理の提供手法や、サービスを指し示す名称が記述されている。
<起動方法>は、サービス処理を呼び出し起動する方法である。なお、<起動方法>としては、例えばメッセージ交換のプロトコルであるSOAP(Simple Object Access Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等を用いることができる。<黙示要素>は、出力として明示的に後段の処理に渡されるデータでないが、後段の処理で参照可能なデータである。
クライアント端末10は、指示書データの作成を指示したり、起動すべき指示書データを選択するために、画面表示したり所定の操作を行うためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の機能を備えている。
サービス検索サーバ20は、ネットワーク5に接続された複数のサービスの中から、検索条件に対応するサービスを検索する。サービス検索サーバ20は、画像編集装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63、画像印刷装置64、サービス処理装置65等の様々なサービス処理装置のI/F情報の一部(以下「部分I/F情報」という。)を予め記憶している。ここで、部分I/F情報は、I/F情報の要素中の<サービス種類>、<サービス名>、<サービス情報ロケーション>、<入力>、<出力>の情報をいう。
サービス検索サーバ20は、指示書生成サーバ30や連携処理サーバ50から検索条件が送信されたときは、各サービス処理装置の部分I/F情報を用いてサービスを検索する。例えば、サービス検索サーバ20は、所定のサービスと同様のサービスを検索するときは、<サービス種類>が一致するサービスを検索したり、<入力>及び<出力>が一致するサービスを検索したり、これらすべてが一致するサービスを検索すればよい。
指示書生成サーバ30は、指示書データ作成時には各サービス処理装置からI/F情報を取得して、各サービス処理装置が提供するサービスを連携させるための指示書データを生成する。指示書生成サーバ30は、指示書データを作成すべく、具体的には次の処理を実行する。
指示書生成サーバ30は、<サービス情報ロケーション>に基づいて、ネットワーク5上に分散した所定のサービス処理装置から、各サービスに関するI/F情報を送信するように要求する。なお、指示書生成サーバ30は、所定のサービス処理装置がない場合は、サービス検索サーバ20に対して、所定のサービス処理装置と同一のサービスを行う他のサービス処理装置を検索するように指示を出す。そして、指示書生成サーバ30は、サービス検索サーバ20から、他のサービス処理装置の<サービス情報ロケーション>を取得すればよい。
指示書生成サーバ30は、サービス検索サーバ20からの検索結果や各サービス処理装置から受信したI/F情報を管理する。指示書生成サーバ30は、各サービス処理装置から取得したI/F情報に基づいて、ジョブフロー(連携処理)を定義するためのGUI画面となるHTMLファイルを生成する。そして、指示書生成サーバ30は、クライアント端末10からのサービスの閲覧要求があると、GUI画面となるHTMLファイルを前記クライアント端末10へ送信する。
図4は、ジョブフローを定義するためのGUI画面である指示書データ作成画面100を示す図である。指示書データ作成画面100は、サービスウインドウ101、フローウインドウ102、ロジックウインドウ103、プロパティーウインドウ104で構成されている。
サービスウインドウ101は、使用可能な様々なサービス処理装置を表示する。ロジックウインドウ103は、サービス間の連携のパターンを示すジョブフローを表示する。プロパティーウインドウ104は、サービスウインドウ101とロジックウインドウ103に表示された各アイコンの詳細な設定パラメータを表示する。
ユーザは、サービスウインドウ101のアイコンとロジックウインドウ103のアイコンをフローウインドウ102にドラッグ・アンド・ドロップすることで、フローウインドウ102にジョブフローを定義することができる。ユーザは、さらに、プロパティウインドウ104に表示された内容を編集することによって、サービスやロジックなどのサービス間の関係を詳細に設定することができる。
このように、ユーザは、サービスウインドウ101のアイコンとロジックウインドウ103のアイコンをフローウインドウ102にドラッグ・アンド・ドロップしてジョブフローを定義し、プロパティウインドウ104に表示された内容を編集することにより、多様かつ複雑な処理を連携させるための指示書データを容易に作成することができる。
クライアント端末10は、ユーザの操作によって定義されたジョブフロー情報を、CGI(Common Gateway Interface)形式に従って指示書生成サーバ30に送信する。
指示書生成サーバ30は、ユーザからのサービス連携の指示に関するジョブフロー情報と、各サービスのI/F情報とに基づいて、各サービスへ依頼する処理の内容、入力パラメータ、各サービスの連携の仕方(ジョブフロー)、文書名や格納ロケーション情報等の処理対象の文書を特定するための情報を定義した指示書データを作成する。指示書データは、XML形式のファイルで構成されている。
図5は、XML形式で構成された指示書データを示す概念図である。複数のサービスの連携処理自体も1つのサービスとみなされるので、指示書データは、図3に示したI/F情報に加えて<フロー(Flow)>を追加した構成になっている。
<フロー>は、サービス間の連携を記述する要素であり、<起動(Invoke)>、制御構造や論理演算、条件判断をするための<if>等の要素、サービス間の連携を調整するためのXML構造の操作指示、さらに処理対象の文書を特定するための情報を含んでいる。
<起動>は、サービス処理装置の特定のメソッドを表し、サービスの呼び出しを実行する。<起動>の要素として、パラメータの位置情報を示す<マップ>と、呼び出すメソッド名<メソッド>を有している。制御構造や論理演算等を示す<if>、<and>、<eq>、<gt>は、連携処理時に条件分岐を行ったり、サービス間で受け渡されるパラメータの調整を実施する。
指示書データは、サービスの連携処理の制御に関するすべての情報を<フロー>の要素に記述している。これにより、指示書データによって表される連携処理自体も1つのサービスとみなされる。なお、指示書データは、図5に示す構成に限定されるものではなく、各サービスを連携させることができればよい。
指示書生成サーバ30は、以上のようなXML形式の指示書データを指示書管理サーバ40に送信する。また、指示書生成サーバ30は、ユーザによりサービス連携処理の実行が指示されている場合は、指示書データを直接連携処理サーバ50に送信してもよい。
指示書管理サーバ40は、指示書生成サーバ30から送信された指示書データを保持し、クライアント端末10からの要求に応じて指示書データを連携処理サーバ50へ送信する。このように、作成された指示書データを格納し保持しておくことにより、必要に応じて指示書データを呼び出して実行することができるため、その都度指示書データを作成する必要がなく、効率よく文書を処理することができる。
連携処理サーバ50は、指定された指示書データを解釈・実行するサーバである。連携処理サーバ50は、指示書データが送信されると、その指示書データを解釈し、指示書データに記述されている順番と利用方法に従い、画像編集装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63などの各サービス処理装置を順に呼び出し、連携処理を実行する。また、連携処理サーバ50は、実行中の連携処理の状況や終了した連携処理の結果の情報を保存し、外部からの要求に応じて、連携処理の状況や結果を通知する。
連携処理サーバ50は、指示書データを解釈して各サービス処理装置へ依頼する際には、処理依頼内容や入力パラメータ、処理対象の文書を特定するための情報等を有する、各サービス処理装置へ出力するための個別の指示書データを生成する。なお、連携処理サーバ50は、各サービス処理装置で行う処理の前後の処理との関連を指示書データに記述してもよいし、指示書データの形式ではなく各サービス処理装置毎の固有の情報交換形式で処理依頼を行うようにしてもよい。
画像編集装置61は、画像処理機能を行うソフトウェアプログラムがインストールされたコンピュータである。画像編集装置61は、連携処理サーバ50からの処理要求依頼に含まれるサービス処理依頼内容、入力パラメータ、処理対象文書の情報に基づいて、文書の処理を行う。また、画像編集装置61は、起動時にサービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、画像編集装置61は、指示書生成サーバ30からの要求により、画像処理サービスの利用方法を示すI/F情報を送信する。このI/F情報は、指示書データ作成時に利用される。
文書管理サーバ62は、文書格納機能を有している。文書管理サーバ62は、連携処理サーバ50からの要求に含まれる情報に基づき、文書の格納や検索や読み出し、文書に関する属性の変更や各種処理を実行する。また、文書管理サーバ62は、起動時にサービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、文書管理サーバ62は、指示書生成サーバ30からの要求により文書管理サービスの利用方法を示すI/F情報を送信する。
文書配信サーバ63は、取得した文書を指示された文書管理サーバへ格納したり、指示された送信先へメール送信やFAX送信を行ったり、指示されたプリンタへプリント出力処理を行う機能を備えている。文書配信サーバ63は、連携処理サーバ50からの要求により、クライアント端末10で指示された文書とその配信先の情報に基づき、文書の配信処理を行う。また、文書配信サーバ63は、起動時に、サービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、文書配信サーバ63は、指示書生成サーバ30からの要求により文書配信処理サービスの利用方法を示すI/F情報を送信する。
画像印刷装置64は、外部からの指示に従って文書に関する所定のサービス処理を行う装置である。ここで、画像印刷装置64は、連携処理サーバ50からの処理依頼内容や入力パラメータ、処理対象の文書を特定するための位置等を含む指示書データに基づき、記録用紙に画像を印刷する。また、画像印刷装置64は、起動時に、サービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、画像印刷装置64は、指示書生成サーバ30からの要求により画像印刷処理の利用方法を示すI/F情報を送信する。
第1のサービス処理装置65は、外部からの指示に従って文書に関する所定のサービス処理を行う装置である。ここで、第1のサービス処理装置65は、連携処理サーバ50からの処理依頼内容や入力パラメータ、処理対象の文書を特定するための位置等の情報に基づき、自身で実行すべきサービス処理を実行する。また、画像印刷装置64は、起動時に、サービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、第1のサービス処理装置65は、指示書生成サーバ30からの要求によりサービス処理の利用方法を示すI/F情報を送信する。
以上のように構成された文書処理システム1において、画像編集装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63、画像印刷装置64、第1のサービス処理装置65等の各サービス処理装置は、それぞれ所定のサービスを実行するためのアプリケーションプログラムがインストールされると、以下のように動作する。
画像編集装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63、画像印刷装置64、第1のサービス処理装置65等のサービス処理装置は、起動処理において、それぞれのサービス概要とアドレスを示す情報を含んだ部分I/F情報をサービス検索サーバ20に通知する。
サービス検索サーバ20は、画像編集装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63、画像印刷装置64、第1のサービス処理装置65等の各サービス処理装置から送信された部分I/F情報を保存する。これにより、サービス検索サーバ20は、例えば指示書生成サーバ30や連携処理サーバ50から所定のサービス検索要求があったときに、部分I/F情報を用いて検索を実行することができる。
(指示書データの作成)
図6は、指示書データ作成時のクライアント端末10及び指示書生成サーバ30の処理手順を示すフローチャートである。
クライアント端末10は、ユーザの操作に従って、インストールされたブラウザを通して、指示書生成サーバ30が提供するユーザインタフェース画面用に生成されたHTMLファイルのURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする(ステップST1)。
指示書生成サーバ30は、クライアント端末10からの閲覧要求に応じて、ユーザインタフェース画面のHTMLファイルをクライアント端末10に送信する(ステップST2)。
クライアント端末10は、指示書生成サーバ30から送信されたHTMLファイルに含まれる画面を構成する情報に基づいて、ユーザインタフェース画面を表示する(ステップST3)。このとき、ユーザは、クライアント端末10に表示されたユーザインタフェース画面を用いて、所望のサービス連携のジョブフローを定義することができる。
クライアント端末10は、ユーザインタフェース画面を介してジョブフローが定義されたか否かを判定し、ジョブフローが定義されるまで待機する(ステップST4)。クライアント端末10は、ジョブフローが作成されたと判定すると、ユーザによって定義されたサービス連携に関するジョブフロー情報を指示書生成サーバ30に送信する。
指示書生成サーバ30は、クライアント端末10より送信されたサービス連携のジョブフローに関する情報と、各サービス処理装置から取得したI/F情報とに基づいて、各サービスへ依頼する処理の内容、入力パラメータ、各サービスの連携の仕方、文書名や格納ロケーション情報等の処理対象の文書を特定するための情報を定義した指示書データを作成する(ステップST5)。そして、指示書生成サーバ30は、XML形式の指示書データを指示書管理サーバ40に送信する。
指示書管理サーバ40は、指示書生成サーバ30で生成された指示書データを保存する。指示書管理サーバ40は、指示書生成サーバ30で作成された複数の指示書データを保存しており、クライアント端末10から指示書データの選択指示があった時は選択された指示書データを読み出す。
(連携処理の起動・実行)
ユーザは、指示書管理サーバ40に保存されている複数の指示書データの中から所望の指示書データを選択して、連携処理を起動させることができる。具体的には、以下の通りである。
図7は、クライアント端末10、指示書管理サーバ40及び連携処理サーバ50の処理を示すフローチャートである。ここでは、所定の文書に対してノイズ除去、OCR処理といった画像処理を行い、抽出されたテキスト文書と画像文書とをバインドする処理を行い、バインドされた文書を所定の格納先へ格納し、バインドされた文書のうちテキスト文書のみを配信先として指定されたメールアドレスへメール送信し、画像文書のみを指定されたFAX番号へFAX送信し、画像文書を指定された部数出力する場合について説明する。
クライアント端末10は、指示書管理サーバ40へアクセスし、指示書管理サーバ40で管理される指示書データリストを取得する(ステップST11)。
図8は、指示書データリストを表すサービス連携処理選択画面110の一例を示す図である。サービス連携処理選択画面110は、指示書データ毎に指示書データを選択するためのボタン111〜116を有している。ユーザは、サービス連携処理選択画面110から所望のボタンをクリックすることで、指示書データを選択することができる。
クライアント端末10は、サービス連携処理選択画面110から、ユーザの操作指示に基づいて、所定のサービス連携処理を表す指示書データを選択し、その指示書データの起動を指示する。このとき、必要に応じて、ユーザに対してパラメータ入力画面を表示し、ジョブの実行に必要なパラメータを入力させる。
指示書管理サーバ40は、クライアント端末10によって指示された指示書データを連携処理サーバ50へ送信する(ステップST12)。この結果、連携処理サーバ50は、連携処理の実行を開始する。
連携処理サーバ50は、指示書管理サーバ40より送信された指示書データを解釈し、指示書データに記述された第1番目の処理である画像編集装置61に対して、第1のサービス処理を実行することを依頼する(ステップST13)。連携処理サーバ50は、具体的には、指示書データに記載された情報をもとに、処理依頼するサービス処理装置のロケーションや処理依頼に必要な入力パラメータと出力パラメータ形式、処理依頼のためのメソッド名、起動方法、処理対象文書を特定する情報を抽出し、画像編集装置61に送信するための、指示書データを作成する。連携処理サーバ50は、指示書データを第1の処理依頼先である画像編集装置61へ送信する。
画像編集装置61は、送信された指示書データに記述された処理対象文書の格納先ロケーション情報をもとに、処理対象文書をコピーし文書を取得する。画像編集装置61は、取得した文書画像に対し、サービス処理依頼内容を解釈し、ノイズ除去、OCR処理といった画像処理を行い、抽出されたテキスト文書とバインドする処理を行う。画像編集装置61は、画像処理によって得られた画像文書とテキスト文書がバインドされた文書を元の格納先へ再格納する。画像編集装置61は、このような処理が完了すると、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など、処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
連携処理サーバ50は、画像編集装置61からの処理結果を受信すると、第1の処理依頼結果をログとして管理する。そして、連携処理サーバ50は、指示書データに基づき第2の処理依頼先を特定し、第2のサービス処理を実行することを文書管理サーバ62に依頼する(ステップST14)。連携処理サーバ50は、第1のサービス処理依頼と同様に、指示書データ(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)を文書管理サーバ62へ送信する。
文書管理サーバ62は、連携処理サーバ50から受信した指示書データの内容に基づき、前の処理(第1のサービス処理)で処理され格納された文書を、依頼内容に記述された格納先情報に基づき格納処理を行う。文書管理サーバ62は、このような処理が完了すると、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など、処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
連携処理サーバ50は、第2のサービス処理(文書格納処理)からの処理結果を受信すると、第2の処理依頼結果をログとして管理する。連携処理サーバ50は、指示書データに基づき第3の処理依頼先を特定し、第3のサービス処理を実行することを文書配信サーバ63に依頼する(ステップST15)。連携処理サーバ50は、第2のサービス処理依頼と同様に、指示書データ(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)を文書配信サーバ63へ送信する。
文書配信サーバ63は、連携処理サーバ50の指示書データ(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)の内容に基づき、前の処理(第2のサービス処理)で処理され格納された文書を、文書を特定する情報(格納先情報)に基づき文書ファイルを読み出し、依頼内容に記述された処理を行う。ここでは、文書配信サーバ63は、テキスト文書と画像文書がバインドされた文書のうち、テキスト文書のみを配信先として指定されたメールアドレスへメール送信し、画像文書のみを指定されたFAX番号へFAX送信を行う。文書配信サーバ63は、処理が完了すると、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など、処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
この処理において、文書配信サーバ63は、例えばFAX送信処理において相手先が話し中でありかつ所定回数リトライを行っても相手先と接続できなかった場合、ステータス情報として「メール送信:完了、FAX送信:未送信」を連携処理サーバ50に送信する。
連携処理サーバ50は、第3のサービス処理(文書格納処理)からの処理結果を受信すると、第3の処理依頼結果をログとして管理する。連携処理サーバ50は、指示書データに基づき第4の処理依頼先を特定し、第4のサービス処理を実行することを文書配信サーバ63に依頼する(ステップST16)。連携処理サーバ50は、第2のサービス処理依頼と同様に、指示書データ(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)を画像印刷装置64へ送信する。
画像印刷装置64は、連携処理サーバ50から入力された指示書データ(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)の内容に基づき、前の処理(第3のサービス処理)で処理され格納された文書を、文書を特定する情報(格納先情報)に基づき文書データを読み出し、依頼内容に記述された処理を行う。ここでは、画像印刷装置61は、読出した文書データに基づく画像を、指示書データの内容に基づいて、該画像印刷装置61で設定された所定部数出力する。画像印刷装置61では、このような画像印刷処理が完了すると、画像印刷処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ等の処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
連携処理サーバ50は、第4のサービス処理からの処理結果を受信し、指示書データには次の処理が記述されていないと判断すると、クライアント端末10に対してすべての処理が完了した旨の通知を行い、連携処理を終了する(ステップST17)。
このように、文書に対して施すべき複数のサービス処理の連携の指示に関する情報や、文書の格納位置に関する情報等が記載された指示書データに従って、ネットワークに各々接続された処理部で実行されるサービス処理を連携させるので、多様かつ複雑な処理を効率よく行うことができる。
ここで、画像処理装置64では、画像処理装置64における操作指示によって、文書データに基づく画像の出力の部数が、大量部数となるように設定された場合には、該画像処理装置64における画像出力に要する処理時間が長くなり、該画像処理装置64における処理に続く1または複数のサービス処理の実行に遅延が生じる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、画像処理装置63は、ネットワーク5に複数の画像処理装置63をデータやコマンドの授受可能に接続している。
図9に示すように、文書処理システム1は、複数の画像処理装置64(例えば、64A、64B)を更に備えており、各画像処理装置64各々は、データやコマンドの授受可能にネットワーク5に接続されている。
画像処理装置64Aは、UI部80A、制御部82A、スキャナ機能部84A、記憶部86A、ネットワークI/F部88A、及びプリント機能部90Aを備えている。上記UI部80A、制御部82A、スキャナ機能部84A、記憶部86A、ネットワークI/F部88A、及びプリント機能部90Aは、バス85Aを介して互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。
UI部80Aは、ユーザに対して出力(画面表示)及び入力を受け付けるための機能部であって、ユーザの操作指示によって、文書データに基づく画像の印刷部数の操作入力を受け付ける。制御部82Aは、画像処理装置64Aに備えられた各機構を制御するためのものであって、図示を省略したROMに、後述する各種処理ルーチン(図10、図12)を予め記憶し、該処理ルーチンに従って、画像処理装置64Aにおいて実行する処理を制御するためのものである。制御部82Aは、指示書データ複製部92A、指示書データ解釈部94A、及び指示書データ実行部96Aを含んで構成されている。
指示書データ複製部92Aは、連携処理サーバ50から入力された指示書データを複製するための機能部であって、具体的には、UI部80Aで入力された印刷部数に応じた部数となるように、指示書データを複製して、複数の指示書データを作成する。指示書データ解釈部94Aは、指示書データの内容を解釈するための機能部である。指示書データ実行部96Aは、指示書データ解釈部94Aで解釈した指示書データの内容に基づいて、サービス処理を実行するための機能部であって、指示書データに記述された処理対象文書の格納先ロケーション情報をもとに、処理対象となる文書をコピーした文書データを取得して、取得した文書データを文書データ格納部98Aに格納するとともに、格納した文書データに基づく画像を印刷するように指示書データに基づいてプリント機能部90Aを制御して、画像の出力(印刷)を開始するように制御するための機能部である。
ネットワークI/F部88Aは、ネットワーク5に接続された他の画像処理装置64Bと、互いに指示書データ、文書データ、及び後述する処理結果を示す処理結果情報等の各種データや、各種コマンドを送受信するための通信機能部である。記憶部86Aは、UI部80Aから入力された印刷部数を示す印刷部数情報や、各種データを記憶するためのものであり、指示書データプール部97A、文書データ格納部98A、及び指示書データ格納部99Aを含んで構成されている。指示書データ格納部99Aは、連携処理サーバ50から入力された指示書データを格納するための機能部である。文書データ格納部98Aは、指示書データに記述された処理対象文書の格納先ロケーション情報をもとに読み取った、処理対象の文書データを格納するための機能部である。指示書データプール部97Aは、指示書データ複製部92Aで複製された印刷部数の指示書データを格納するための機能部である。
画像処理装置64Bは、画像処理装置64Aと略同様の構成となっており、更に稼働状況検出部93Bを備えている。詳細には、画像処理装置64Bは、UI部80B、制御部82B、スキャナ機能部84B、記憶部86B、ネットワークI/F部88B、及びプリント機能部90Bを備えている。上記UI部80B、制御部82B、スキャナ機能部84B、記憶部86B、ネットワークI/F部88B、及びプリント機能部90Bは、バス85Bを介して互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。
なお、UI部80B、スキャナ機能部84B、及びプリント機能部90B各々は、上記画像装置64Bの、UI部80A、スキャナ機能部84A、及びプリント機能部90A各々と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
記憶部86Bは、該画像処理装置64Bを識別可能な識別情報や各種データを記憶するためのものであり、指示書データプール部97B及び文書データ格納部98Bを含んで構成されている。指示書データプール部97Bは、画像処理装置64Aの指示書データプール部97Aから移動した指示書データを格納するための機能部である。文書データ格納部98Bは、画像処理装置64Aの文書データ格納部98Aに格納された文書データを読み取った(コピーした)文書データを記憶するためのものである。
制御部82Bは、画像処理装置64Bに備えられた各機構を制御するためのものであって、図示を省略したROMに、後述する各種処理ルーチン(図11)を予め記憶し、該処理ルーチンに従って、画像処理装置64Bにおいて実行する処理を制御するためのものである。制御部82Bは、指示書データ解釈部94B、指示書データ実行部96B、及び稼働状況検出部93Bを含んで構成されている。なお、指示書データ解釈部94B及び指示書データ実行部96B各々は、上記指示書データ解釈部94A及び指示書データ実行部96A各々と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
稼働状況検出部93Bは、画像処理装置64Bの稼働状況を確認するための機能部である。例えば、稼働状況検出部93Bは、予め定めた状況として、プリント機能部90Bが稼働中である状況、詳細を後述する指示書データプール部97Bに格納された指示書データの部数が所定部数以上であり、指示書データプール部97Bの空容量が更に指示書データを格納することが不可能な状況等を確認するための機能部である。
ネットワークI/F部88Bは、ネットワーク5に接続された他の画像処理装置64Aと、互いに指示書データ、文書データ、及び後述する処理結果を示す処理結果情報等の各種データや、各種コマンドを送受信するための通信機能部である。
なお、画像処理装置64、64A、64Bは、本発明の第1の画像処理装置及び第2の画像処理装置に相当し、画像処理装置64Aは、第1の画像処理装置に相当し、画像処理装置64Bは、第2の画像処理装置に相当する。また、UI部80Aは、本発明の入力手段に相当し、指示書データ複製部92Aは、指示書データ複製手段に相当し、記憶部86Aは、記憶手段に相当する。また、稼働状況検出部93Bは、検出手段に相当し、ネットワークI/F部88Bは、移動読出手段及び送信手段に相当する。また、指示書データ解釈部94A及び指示書データ実行部96Aは、本発明の第1の処理手段に相当し、指示書データ実行部96B及び指示書データ解釈部94Bが本発明の第2の処理手段に相当する。また、プリント機能部90Aは、出力手段に相当し、ネットワークI/F部88Aは、受信手段に相当する。
次に画像処理装置64Aで実行される処理ルーチンを説明する。
本実施の形態では、ネットワーク5に画像処理装置64として、2台の画像処理装置64A及び画像処理装置64Bが接続され、連携処理サーバ50から、画像処理装置64Aへ指示書データが送信され、画像処理装置64Aと画像処理装置64Bで指示書データに基づく処理を分散して実行する場合を説明する。
図10に示すように、画像処理装置64Aの制御部82Aでは、画像処理装置64Aの図示を省略した電源スイッチの入力によって電力が投入されると、ステップ200へ進み、文書データの印刷部数が入力済であるか否かを判別する。ステップ200の判断は、記憶部86Aに、ユーザによるUI部80Aの操作入力によって入力された印刷部数を示す部数情報が、記憶部86Aに記憶されているか否かを判別することによって判断可能である。
ステップ200で肯定されると、ステップ204へ進み、ステップ200で否定されて、印刷部数が入力されていない場合には、ステップ201へ進み、部数情報が入力されるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ202へ進み、入力された部数情報を記憶部86Aに記憶した後に、ステップ204へ進む。
ステップ201の判断は、UI部80Aを介して印刷部数を示す部数情報が入力されたか否かを判別することによって判断可能である。
ステップ204では、予め定めた所定部数以上の印刷要求であるか否かを判断する。予め定めた所定部数とは、印刷部数に応じた数の指示書データの作成を実行する予め定めたしきい値であって、該所定部数未満の印刷要求の場合には、該画像処理装置64A単体で、指示書データに基づいた文書データに応じた画像を印刷可能な部数であることを示している。
ステップ204で否定されると、ステップ205へ進み、指示書データ格納部99に格納した指示書データに記憶部86Aに記憶された部数情報を示すパラメータを含む指示書データを作成した後に、ステップ210に進む。
一方、上記ステップ204で肯定されて、入力された印刷部数を示す部数情報が、所定部数の印刷要求であった場合には、ステップ208へ進み、指示書データ格納部99Aに格納された指示書データを、記憶部86Aに記憶された印刷部数に応じた数複製する指示書データ複製処理が実行される。ステップ208の処理によって、入力された印刷部数に応じた数の、指示書データが複製される。
次にステップ210では、上記ステップ205で作成された指示書データまたはステップ210で作成された、印刷部数に応じた数の指示書データを指示書データプール部97Aに記憶する。
次にステップ212では、指示書データプール部97Aに記憶された1または複数の指示書データの内の、1つの指示書データを読みとる。
次にステップ214では、上記ステップ212で読みとった指示書データを実行することによって、指示書データプール部97Aに記憶された指示書データに基づいて、文書データ格納部98Aに格納された文書データに基づく画像を記録用紙に記録する印刷実行指示を、プリント機能部90Aに出力した後に、本ルーチンを終了する。ステップ212の処理によって、プリント機能部90Aにおいて、文書データに基づく画像が記録媒体に印刷される。印刷処理が正常終了すると、印刷した指示書データ情報を指示書データプール部97Aから削除する。
次にステップ216では、指示書データプール部97Aに、指示書データが記録されているか否かを判別し、肯定されると、上記ステップ212へ戻り、否定されると、本ルーチンを終了する。
上記ステップ200乃至ステップ216の処理を実行することによって、所定部数以上の印刷要求がなされた場合には、指示書データプール部97Aには、入力された印刷部数に応じた数の指示書データが記憶されるとともに、各指示書データの内容に基づいて、文書データ格納部98Aに格納された文書データに基づく画像を印刷するように制御することができる。また、指示書データプール部97Aに記憶された指示書データの数に応じた画像を出力することができる。
次に、画像処理装置64Bで実行される処理ルーチンについて説明する。
画像処理装置64Bでは、図示を省略した電源スイッチの操作によって電力が投入されると、所定時間毎に図11に示す処理ルーチンが実行されて、ステップ300へ進む。ステップ300では、稼働状況検知処理が実行される。ステップ300の処理は、画像処理装置64Bの指示書データプール部97Bの空き容量が所定容量以上である場合や、プリント機能部90Bが未稼働の状態等の、指示書データに基づく処理を実行可能な状態にあることを検知するためのものである。
次にステップ302では、上記ステップ300による稼働状況の検知結果が、指示書データに基づく処理が実行不可能な、予め定めた状況のときには、ステップ300へ戻り、指示書データに基づく処理を実行可能な、予め定めた状況以外であるときには、ステップ304へ進む。
ステップ304では指示書データプール部検索処理が実行される。ステップ304の処理は、指示書データプール部97Bの指示書データを検索するものである。
次にステップ306では、上記ステップ304の検索によって、指示書データが指示書データプール部97Bに記憶されているか否かを判別し、肯定されると、ステップ340へ進む。
ステップ340では、指示書データプール部97Bに記憶された1または複数の指示書データの内の、1つの指示書データを読みとる。
次にステップ342では、上記ステップ340で読みとった指示書データを実行することによって、指示書データプール部97Bに記憶された指示書データに基づいて、文書データ格納部98Bに格納された文書データに基づく画像を記録用紙に記録する印刷実行指示を、プリント機能部90Bに出力する。そして、印刷処理が正常に実行されると、処理を行った指示書データを指示書データプール部97Bから削除した後に、ステップ344へ進む。
ステップ344では、指示書データプール部97Bに指示書データが有るか否かを判別し、肯定されると上記ステップ340へ戻り、否定されると本ルーチンを終了する。ステップ340乃至ステップ344の処理によって、指示書データプール部97Bに格納された指示書データ毎に、印刷処理が実行されて、指示書データプール部97Bに格納された指示書データの数の、文書データに基づく画像が記録媒体に印刷される。
一方上記ステップ306で否定されると、ネットワーク5に接続された他の画像処理装置64(例えば画像処理装置64A)の指示書データプール部(例えば指示書データプール部97A)を検索して、次のステップ308において、上記ステップ308で検索した指示書データプール部97Aに指示書データが記憶されているか否かを判断し、否定されると、ステップ304へ戻り、肯定されると、ステップ312へ進む。
上記ステップ304乃至ステップ310の処理を実行することによって、ネットワーク5に接続された複数の画像処理装置64の内、指示書データプール部に指示書データが記憶された画像処理装置装置64の指示書データプール部を特定することができる。
ステップ312では、指示書データが格納されている、他の画像処理装置64Aの指示書データプール部97Aから、稼働状況に応じた部数の指示書データを、画像処理装置64Bの指示書データプール部97Bに移動する指示書データ移動処理が実行される。この稼働状況に応じた部数は、例えば、指示書データプール部97Bの空き容量等の該画像処理装置64Bで処理可能な指示書データの数に応じて決定される。
次にステップ314では、上記ステップ312で指示書データを移動した移動元の文書データ格納部98Aから、文書データを読みとり、次のステップ316において、上記ステップ312で移動した1または複数の指示書データ及び文書データ各々を、各々指示書データプール部97B及び文書データ格納部98Bに格納する。
次にステップ318では、指示書データプール部97Bに記憶された1または複数の指示書データの内の、1つの指示書データを読みとる。
次にステップ320では、上記ステップ318で読みとった指示書データを実行することによって、指示書データプール部97Bに記憶された指示書データに基づいて、文書データ格納部98に格納された文書データに基づく画像を記録用紙に記録する印刷実行指示を、プリント機能部90に出力する。ステップ330の処理によって、プリント機能部90において、文書データに基づく画像が記録媒体に印刷される。
次にステップ322では、印刷処理が正常終了したか否かを判別し、肯定されると、正常終了した指示書データを指示書データプール部97Bから削除した後に、ステップ324へ進む。ステップ322の判断は、プリント機能部90から印刷正常信号または異常信号を受信することによって、判別可能である。プリント機能部90では、印刷処理が正常に実行されて文書データに基づく画像が記録用紙に印刷されると、正常信号を出力し、用紙詰まり等の装置本体が正常に印刷処理を実行することが不可能な状態となることによって画像が記録用紙に印刷されない場合には異常信号を出力するようにすればよい。
ステップ324では、印刷部数のカウントアップ処理が実行される。ステップ324の処理は、制御部82内に設けられた図示を省略したカウンタを、ステップ324の処理が実行されると、1つカウントアップするようにすることによって実行される。
次にステップ326では、指示書データプール部97Bに、指示書データが記録されているか否かを判別し、肯定されると上記ステップ318へ戻り、否定されると、ステップ328へ進む。
上記ステップ318乃至ステップ324の処理によって、指示書データプール部97Bに格納された指示書データ各々と文書データに基づいて画像が印刷されるとともに、正常印刷した印刷部数を計測することができる。
ステップ328では、上記ステップ324のカウント数を印刷部数として特定するとともに、特定した印刷部数と、予め記憶部86Bに記憶された該画像処理装置64Bを識別可能な識別情報と、を含む処理結果を、上記ステップ312で指示書データを移動した移動元の画像処理装置64Aへ送信し、制御部82B内に設けられた図示を省略したカウンタをクリアした後に、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ322で否定されて、印刷処理が異常終了した場合には、ステップ330へ進み、図示を省略したカウンタのカウント数を印刷部数として特定するとともに、特定した印刷部数と、予め記憶部86Bに記憶された該画像処理装置64Bを識別可能な識別情報と、を含む処理結果を、上記ステップ312で指示書データを移動した移動元へ送信する。
次にステップ332では、未処理の指示書データを、上記ステップ312で指示書データを移動した移動元である画像処理装置64Aの指示書データプール部97Aに移動し、制御部82内に設けられた図示を省略したカウンタをクリアした後に、本ルーチンを終了する。
上記ステップ300乃至ステップ320の処理が実行されることによって、自画像処理装置が指示書データを処理可能な状況にある場合には、他の画像処理装置64に格納された指示書データを移動して処理することができるので、他の画像処理装置64の処理を、画像処理装置64間で分散して実行することができる。
画像処理装置64Aでは、所定時間毎に図12に示す処理ルーチンが割り込み処理されて、ステップ400へ進む。
ステップ400では、他の画像処理装置から処理結果を受信したか否かを判別し、否定されると本ルーチンを終了し、肯定されるとステップ402へ進む。
ステップ402では、処理結果に含まれる印刷部数及び該処理を行った画像処理装置64を識別可能な識別情報を、記録媒体に印刷する指示をプリント機能部90に出力した後に、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、印刷部数が入力されるとともに連携処理サーバ80から指示書データが入力された画像処理装置64において、印刷部数に応じた数の指示書データを複製して記憶し、ネットワークに接続された他の画像処理装置64では、該画像処理装置64の稼働状況が指示書データを処理可能な状態にあるときに、上記指示書データが入力された画像処理装置64から稼働状況に応じた数の指示書データを移動するとともに、文書データを読取り、移動した指示書データに基づいて、文書データに応じた画像を印刷することができる。
このため、サーバ等による負荷分散制御やスケジューリング等の処理を必要とせずに、画像処理装置間で印刷処理を分散して実行することができ、容易に負荷分散することができる。
また、印刷部数が入力された画像処理装置64は、他の画像処理装置64の処理結果として該画像処理装置64の識別情報を印刷部数情報が入力されて、入力された識別情報及び印刷部数情報を印刷することができる。このように、印刷部数情報の入力がなされた画像処理装置において、分散処理した画像処理装置64の識別情報と印刷部数とを印刷することができるので、ユーザに対して、分散して印刷された画像処理装置及び印刷部数を容易に提供することができる。このため、例えば、ユーザが印刷された印刷用紙を集める等の処理を必要とする場合に、出力された識別情報及び印刷部数に応じて、同一の指示書データに基づいて印刷された印刷用紙を収集することができる。
また、他の画像処理装置64で移動した指示書データに基づく印刷処理が異常終了したときには、正常に出力できなかった指示書データを、移動元の画像処理装置64へ移動することができるので、画像処理装置64の異常によって印刷処理が実行不可能となった場合であっても、他の画像処理装置64において正常に印刷処理を実行することができる。
なお、本実施の形態では、画像処理装置64Aでは、図10及び図12に示す処理ルーチンが実行されて、画像処理装置64Bでは、図11に示す処理ルーチンが実行されるものとして説明したが、画像処理装置64Aにおいても、画像処理装置64Bと同様の処理を更に実行するようにしてもよい。
具体的には、画像処理装置64Aの制御部82Aに更に稼働状況検出部93Bを設けるようにするとともに、指示書解釈部94A、指示書実行部96A、指示書プール部A、文書データ格納部98A、ネットワークI/F部88A各々の機能に指示書解釈部94B、指示書実行部96B、指示書プール部B、文書データ格納部98B、ネットワークI/F部88B各々の機能を更に含めるようにする。また、更に、上記図10のステップ210の処理の後に、図11に示す処理ルーチンを実行するとともに、図12に示す処理ルーチンを所定時間毎に割り込み処理するようにすればよい。
このようにすれば、画像処理装置64で実行される処理を同一の処理ルーチンで実行することで実現することができる。このように構成することによって、ネットワーク5に更に1または複数の画像処理装置64を接続する場合であっても、同一の構成及び同一の処理ルーチンに基づいた処理を実行することができ、連携処理サーバ50から、複数の画像処理装置64の何れに指示書データが出力された場合であっても、複数の画像処理装置64間で指示書データを分配して処理することができる。
また、サーバ等の画像処理装置以外の装置を介さずに、複数の画像処理装置64間で自発的に画像処理を分散して実行することができるので、サーバ等のプログラムを変更する必要がなく、容易に画像処理装置を新たに接続することが可能となる。
また、本実施形態では、画像処理装置64では、指示書データに基づいて、文書データの画像を印刷する処理を実行する場合を説明したが、指示書データに基づいて、印刷処理以外の処理を複合的に連携して実行するようにしてもよい。例えば、印刷部数に応じた数の画像を印刷するとともに、印刷部数に応じた数の画像を、FAX送信するようにしてもよい。この場合、FAX機能を画像処理装置64に更に設けるようにすればよい。
なお、上記で説明したネットワーク5に接続されたサーバ等の各部は、各々独立した装置として構成されていてもよく、いくつかの各部がまとまって1つの装置内に設けられていてもよく、各部全てが1つの装置内に設けられていてもよい。
例えば、図13に示すように、クライアント端末10の指示書データ作成や指示書データ選択等の各種操作を行うためのクライアント機能、サービス検索サーバ20のサービス検索機能、指示書生成サーバ30の指示書データ生成機能、指示書管理サーバ40の指示書データ管理機能、連携処理サーバ50の連携処理機能、画像編集装置61の画像編集機能、文書管理サーバ62の文書管理機能、文書配信サーバ63の文書配信機能、及び画像処理装置64の画像処理機能を備えた複合機70に設けられた構成としてもよい。
この場合、複合機70において指示書データの作成や保存を行うことができると共に、複合機70内に保存された文書データに対して、ノイズ除去処理やOCR処理等の画像処理、処理後の文書データの格納処理、FAX送信、メール送信、画像印刷等を連携して処理することができる。もちろん、上記実施形態と同様に、クライアント機能により指示書データの作成や選択などを行うことも可能である。
また、複数の複合機70をネットワーク5に接続することによって、複合機70間のサービス処理(印刷処理)処理を分散して実行することができる。
また、処理対象の文書データや指示書データは、ネットワーク5に接続された他の外部装置に格納されていてもよい。また、複合機70に保存された文書データ又は他の外部装置に格納された文書データを、複合機70が処理するのではなく、ネットワークに接続された他の複合機や、ネットワークに各々接続された各処理機能を有する外部装置に処理させるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
つぎに、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部位には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図14は、第2の実施形態に係る文書処理システム80を構成する各サービス処理装置の相互関係を説明するためのブロック図である。第2の実施形態に係る文書処理システム81は、図1及び図2に示した連携処理サーバ50を使用することなく、複数のサービスの連携処理を実行することができる。
なお、文書処理システム81は図1に示した各サービス処理装置(連携処理サーバ50を除く。)を備えているが、図14には連携処理に関連するサービス処理装置のみを図示した。
(連携処理の起動・実行)
ユーザは、指示書管理サーバ40に保存されている複数の指示書データの中から所望の指示書データを選択して、連携処理を起動させることができる。具体的には、以下の通りである。
クライアント端末10は、ユーザの操作に応じて、サービス連携処理選択画面から所望のサービス連携処理を表す指示書データを選択し、その指示書データの起動を指示する。指示書管理サーバ40は、クライアント端末10によって指示された指示書データを画像編集装置61へ送信する。
画像編集装置61は、送信された指示書データに記述された処理対象文書の格納先ロケーション情報をもとに、処理対象の文書を取得する。画像編集装置61は、取得した文書画像に対し、サービス処理依頼内容を解釈し、ノイズ除去、OCR処理といった画像処理を行い、抽出されたテキスト文書とバインドする処理を行う。画像編集装置61は、所定の画像処理終了後、指示書データに記述されたサービス処理依頼を削除する。そして、画像編集装置61は、画像処理によって得られた画像文書とテキスト文書とがバインドされた文書と、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など処理結果を有する指示書データとを、次のサービス処理を提供する文書管理サーバ62に送信する。
また、画像編集装置61は、所定の画像処理終了後、指示書データ中に記載された自身のサービス依頼に関する部分を修正又は削除して文書管理サーバ62に送信してもよい。さらに、画像編集装置61は、所定の画像処理終了後、指示書データを次のサービス処理装置へ送信するように構成してもよい。
文書管理サーバ62は、画像編集装置61から送信された文書を、指示書データに記述された格納先に一時格納する。そして、文書管理サーバ62は、指示書データに記述されたサービス処理依頼を削除して、文書及び指示書データを次のサービス処理を行う文書配信サーバ63に送信する。
文書配信サーバ63は、指示書データに基づいて、テキスト文書と画像文書がバインドされた文書のうち、テキスト文書のみを配信先として指定されたメールアドレスへメール送信し、画像文書のみを指定されたFAX番号へFAX送信を行う。
そして、文書配信サーバ63は、FAX送信結果など処理結果を有する指示書データと文書データを、次のサービス処理を提供する画像処理装置64に送信する。
画像処理装置64は、文書配信サーバ63から送信された指示書データに基づいて、文書データに基づく画像を印刷する。そして、画像処理装置64は、指示書データに次の処理が記述されていないと判断すると、クライアント端末10に対してすべての処理が完了した旨の通知を行い、連携処理を終了する。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同等に、ネットワーク5に接続されたサーバ等の各部は、各々独立した装置として構成されていてもよく、いくつかの各部がまとまって1つの装置内に設けられていてもよく、各部全てが1つの装置内に設けられていてもよい。
本発明の第1実施形態に係る文書処理システムの構成を示すブロック図である。 文書処理システムの各部間の情報の流れについて説明するためのブロック図である。 各装置に記憶されているI/F情報の構成を示す図である。 指示書データエディタのGUIに表示された指示書データエディタ画面を示す図である。 指示書データ作成部によって作成された指示書データの構成を示す図である。 指示書データ作成処理の手順を示すフローチャートである。 文書処理システムの連携処理の手順を示すフローチャートである。 指示書データの一覧を表す指示書データ一覧画面の一例を示す図である。 ネットワークに接続された複数の画像処理装置各々の構成を示すブロック図である。 連携処理サーバから指示書データが入力される画像処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。 画像処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。 画像処理装置で、他の画像処理装置から処理結果を受信したときの割り込み処理を示すフローチャートである。 複合機の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る文書処理システムの各部間の情報の流れに

Claims (10)

  1. 文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力手段、
    前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データを、前記入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製手段、
    前記指示書データ複製手段で複製された複数の指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶手段、
    及び、複数の前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理手段、
    を有する第1の画像処理装置と、
    装置本体の稼働状況を検出する検出手段、
    前記検出手段によって検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理装置から装置本体へ移動すると共に前記文書データを読出す移動読出手段、
    及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理手段、
    を有する第2の画像処理装置と、
    を備えた画像処理システム。
  2. 前記移動読出手段は、前記検出手段によって検出された稼働状況が予め定めた状況以外のときに、前記第1の画像処理装置の記憶手段から前記稼働状況に応じた数の前記指示書データを装置本体へ移動するとともに、前記記憶手段から前記文書データを読出す請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記移動読出手段は、前記第2の処理手段によって実行されたサービス処理が異常であったときに、第2の画像処理装置本体へ移動した前記指示書データを、前記第1の画像処理装置の記憶手段へ移動する請求項1または請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記移動読出手段は、前記第2の処理手段によって実行されたサービス処理が正常に行われたときに、前記第2の処理手段によって実行されたサービス処理の処理数を示す処理数情報及び前記第2の画像処理装置を識別するための識別情報を、前記第1の画像処理装置に送信する送信手段を含み、前記第1の画像処理装置は、前記送信手段から前記処理数情報及び識別情報を受信する受信手段を更に備え、前記第1の処理手段は、前記受信手段によって受信した処理数情報及び識別情報を出力する出力手段を含む、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理システム。
  5. 文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力手段、
    前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容及び文書データの格納位置を示す位置データが記述された指示書データを、前記入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製手段、
    前記指示書データ複製手段で複製された複数の指示書データを記憶する記憶手段、
    及び、前記指示書データに記述された位置データに応じて文書データを読出し、前記記憶手段に記憶すると共に、該文書データ及び前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報の内容に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理手段、
    を有する第1の画像処理装置と、
    装置本体の稼働状況を検出する検出手段、
    前記検出手段によって検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理装置から装置本体へ移動すると共に前記文書データを読出す移動読出手段、
    及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理手段、
    を有する第2の画像処理装置と、
    を備えた画像処理システム。
  6. 文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力工程、
    前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データを、前記入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製工程、
    複製された複数の前記指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶工程、
    及び、複数の前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理工程、
    を有する第1の画像処理工程と、
    装置本体の稼働状況を検出する検出工程、
    前記検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理工程から移動するとともに、前記第1の画像処理工程から前記文書データを読出す移動読出工程、
    及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理工程、
    を有する第2の画像処理工程と、
    を備えた画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    文章データに施すサービス処理の処理数を入力する入力工程、
    前記文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データを、前記入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製工程、
    複製された複数の前記指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶工程、
    及び、複数の前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に基づいて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第1の処理工程、
    を有する第1の画像処理工程と、
    装置本体の稼働状況を検出する検出工程、
    検出された稼働状況に応じた数の前記指示書データを、前記第1の画像処理工程から移動するとともに、前記第1の画像処理工程から前記文書データを読出す移動読出工程、
    及び、移動された前記指示書データ及び読出した前記文書データに基づいて、前記指示書データに記述されたサービス処理を示す情報に応じて前記文書データに対して前記サービス処理を実行する第2の処理工程、
    を有する第2の画像処理工程と、
    を備えた処理を実行させる画像処理プログラム。
  8. 文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データの、前記サービス処理を示す情報に基づいて、前記文書データに対して前記サービス処理を実行する処理手段を備えた画像処理装置であって、
    前記文章データに施す前記サービス処理の処理数を入力する入力手段と、
    前記指示書データを、前記入力手段によって入力された処理数に応じた数複製する指示書データ複製手段と、
    前記指示書データ複製手段で複製された複数の指示書データと、前記文書データとを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数の前記指示書データ各々及び前記文書データに基づいて、前記サービス処理を実行するように前記処理手段を制御する制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された文書データ及び前記記憶手段から他の画像処理装置へ移動された1または複数の前記指示書データ各々に基づいて、該他の画像処理装置で実行された前記サービス処理の処理数、及び該サービス処理を実行した該他の画像処理装置を識別可能な識別情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記識別情報及び前記処理数を出力する出力手段と、
    を備えた画像処理装置。
  9. 文書データに施すサービス処理を示す情報の内容が記述された指示書データの、前記サービス処理を示す情報に基づいて、前記文書データに対して前記サービス処理を実行する処理手段を備えた画像処理装置であって、
    画像処理装置本体の稼働状況を検出する検出手段と、
    他の画像処理装置から前記検出手段によって検出された稼働状況に応じた数の指示書データを移動するとともに文書データを読出す移動読出手段と、
    前記移動読出手段によって移動された前記指示書データ及び読出された前記文書データに基づいて、前記サービス処理を実行するように前記処理手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像処理装置。
  10. 前記処理手段によって実行したサービス処理の処理数及び画像処理装置本体を識別するための識別情報を、前記移動読出手段によって移動された前記指示書データの、移動元の前記他の画像処理装置へ送信する送信手段を更に備えた請求項9に記載の画像処理装置。
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