JP2005270224A - アーキングリカバリー機能を有するx線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
アーキングリカバリー機能作動により影響を受けた部位、即ちデータの取り込みが出来なかった部位の画像データも予め設定された一度の計測シーケンス内で正常に取り込むことを可能とし、時として必要とされた被検者の再検査等による負担を軽減したアーキングリカバリー機能を有するX線CT装置を提供する。
【解決手段】
アーキングリカバリー機能が作動し、管電圧の印加が一時的に遮断している期間に、従来は動作させたままであったテーブルを停止し、アーキング発生位置に戻すテーブル位置補正機能、およびテーブル位置の補正に要した時間を含む管電圧の遮断時間を予め設定された計測シーケンス時間に加算し、戻されたアーキング発生位置から計測を再開する機能を従来のアーキングリカバリー機能に加えた。
【選択図】
図3
アーキングリカバリー機能作動により影響を受けた部位、即ちデータの取り込みが出来なかった部位の画像データも予め設定された一度の計測シーケンス内で正常に取り込むことを可能とし、時として必要とされた被検者の再検査等による負担を軽減したアーキングリカバリー機能を有するX線CT装置を提供する。
【解決手段】
アーキングリカバリー機能が作動し、管電圧の印加が一時的に遮断している期間に、従来は動作させたままであったテーブルを停止し、アーキング発生位置に戻すテーブル位置補正機能、およびテーブル位置の補正に要した時間を含む管電圧の遮断時間を予め設定された計測シーケンス時間に加算し、戻されたアーキング発生位置から計測を再開する機能を従来のアーキングリカバリー機能に加えた。
【選択図】
図3
Description
本発明はアーキングリカバリー機能を有するX線CT装置の改良に関する。
X線CT装置は、図1に示すようにX線を発生するX線管1と、被検体4を透過したX線を収集・検出するX線検出器2などが搭載された回転ユニットを有し、連続的にX線を曝射する回転ユニットの中を被検体4を乗せたテーブル3を必要な距離まで移動することで(以下ボリュームスキャンと呼ぶ)広範囲にわたる被検体部位の撮影画像が得られる。
このようなX線CT装置におけるアーキングリカバリー機能は、アーキング現象そのものは防げないが、アーキングにより過電流が流れた瞬間、エラー検出よりも優先的に管電圧の低下を検知して、X線管や高電圧発生器のダメージを抑えるために即座に管電圧の印加を断ち切り、そして管電圧のフィードバック回路のリセットに必要な時間経過後に再び管電圧を印加することで、計測シーケンスを中止せずに計測を継続することができる機能である。
管電圧の印加を一時的に遮断した間は、図2の左側に示すように、X線が切れるために透過X線量データを投影データに変換したローデータ上では、その間だけCT値が上がるが、その後は元の正常なCT値に復帰する。これを画像再構成したボリュームスキャンの画像上に置き換えると、アーキング発生からX線を再度曝射するまでにテーブルが移動した間の図2右側の上2つの画像に見られるように、シャワー状のアーチファクトが入るが、それ以外は図2右側の下2つの画像に見られるように正常画像を得ることができる。
このようにX線CT装置において、ボリュームスキャンなどの撮影範囲を決めて連続してX線を曝射する計測中に、X線管にアーキングが発生した場合、アーキングリカバリー機能により計測を中止せず継続できるが、管電圧の印加を遮断した間は画像データを得ることはできない。またX線管のアーキングの頻度によっては失われる画像データが増えることもあり、診断のためその間の画像を是非とも必要とした場合、撮影のやり直しということになる。これでは再度来院しての造影剤注入撮影のやり直しや再検査による再被曝をなくし、被検者の負担を軽減するという、アーキングリカバリー機能の本来の目的は十分には達せない。
本発明の目的は、アーキングリカバリー機能が作動して一時的に管電圧の印加が遮断されている期間中に、被検者が乗せられたテーブル位置とスキャン時間の補正を行うことで、アーキングリカバリー機能作動により影響を受けた部位、即ちデータの取り込みが出来なかった部位の画像データも予め設定された一度の計測シーケンス内で正常に取り込むことを可能とし、被検者の再検査等による負担を軽減した、アーキングリカバリー機能を有するX線CT装置を提供することである。
本発明は、アーキングリカバリー機能が作動し、管電圧の印加が一時的に遮断している期間に、従来は動作させたままであったテーブルを停止し、アーキング発生位置に戻す、テーブル位置補正機能、テーブル位置の補正に要した時間を含む管電圧の遮断時間を予め設定された計測シーケンス時間に加算し、戻されたアーキング発生位置から計測を再開する機能を、従来のアーキングリカバリー機能に加えることによって、従来アーキングリカバリー機能の作動によるX線遮断のために取得出来なかった撮影部位の画像もX線条件を変えずに同一の計測シーケンス内で撮影の一部やり直しを加えるだけで正常に取り込むことを可能としたものである。
本発明によれば、アーキングリカバリー機能が作動しても、その部位の画像は後もどりして、同一の計測シーケンス内で、被検者へのトータル被曝時間も増加すること無く、取り込むことが出来、検査のやり直しによる被検者の負担および再被曝を阻止出来る。
図3は従来のアーキングリカバリー機能に加えた本発明による機能を説明するためのブロック図である。
オペレータからの指示・操作により、ボリュームスキャンなどの撮影範囲を決めて連続して被検体へX線を曝射する計測が開始されると、KV出力監視回路5により管電圧出力の監視を開始する。そして、予め設定してある管電圧の値、例えば76KV、を下回ると、これをアーキング現象発生と認識する。アーキングを検出するとX線遮断回路6からインバータ制御回路7へX線OFF要求が出力され、管電圧の印加が断たれる。このときX線制御CPU8も同時にX線OFF要求を受けて、スキャナー・テーブル制御部側のメインCPU9へアーキングリカバリー動作ONの信号を送る。
オペレータからの指示・操作により、ボリュームスキャンなどの撮影範囲を決めて連続して被検体へX線を曝射する計測が開始されると、KV出力監視回路5により管電圧出力の監視を開始する。そして、予め設定してある管電圧の値、例えば76KV、を下回ると、これをアーキング現象発生と認識する。アーキングを検出するとX線遮断回路6からインバータ制御回路7へX線OFF要求が出力され、管電圧の印加が断たれる。このときX線制御CPU8も同時にX線OFF要求を受けて、スキャナー・テーブル制御部側のメインCPU9へアーキングリカバリー動作ONの信号を送る。
メインCPU9はアーキングリカバリー開始からタイマーカウントを開始するとともに、テーブル制御CPU10へテーブル動作停止要求を出力する。また、テーブル制御CPU10は計測シーケンス開始からのテーブル移動量をロータリーエンコーダーの出力パルスから求め、現在位置を把握しており、テーブル動作停止要求を受けて指令を発してから実際に停止するまでの移動距離をメモリ11に格納する。更にこのメモリ11に格納された移動量分だけテーブル位置を戻す指令を出し、テーブルがアーク発生位置に戻ると、先にタイマーカウント動作を開始していたメインCPU9は、これまでにかかった時間をオペレータが予め設定したスキャン時間に加算し、補正終了のコマンドをX線制御CPU8へ送ると共にテーブル制御CPU10にテーブル移動再開信号を送る。これによりX線制御CPU8はX線OFF要求クリア信号をX線遮断回路6に出しX線曝射が再開され、アーキングにより影響を受けた部位の画像の撮り直しがオペレータの設定したスキャン時間+加算スキャン時間で実行出来る。
なお、アーキングリカバリー機能作動終了後、テーブルを再始動する際には、被検体を流れている造影剤に追従するよう、テーブル移動速度を増大してもよい。
なおまた、以上の実施例中ではアーキングリカバリー機能作動中にテーブルを停止し、アーキング発生位置に戻したが、テーブルを二層構造としてアーキングリカバリー機能作動と同期して被検者の乗せられている上層のテーブルを切り離し、アーキングリカバリー機能作動終了後両層を再結合するように構成することも出来る。
1. X線管
2. 検出器
3. テーブル
4. 被検体
5. KV出力監視回路
6. X線遮断回路
7. インバータ制御回路
8. X線制御CPU
9. メインCPU
10. テーブル制御CPU
11. メモリ
2. 検出器
3. テーブル
4. 被検体
5. KV出力監視回路
6. X線遮断回路
7. インバータ制御回路
8. X線制御CPU
9. メインCPU
10. テーブル制御CPU
11. メモリ
Claims (2)
- 被検体を乗せた移動可能なテーブル;
X線管および上記X線管から被検体に向けて照射され被検体を透過したX線を収集・検出するX線検出器を搭載し上記テーブルに乗せられた被検体のまわりを回転可能に配設された回転ユニット;
および上記X線管にアーキングが発生した時X線管への管電圧の印加を一時遮断し、所定時間経過後再び管電圧を印加し計測シーケンスを継続可能とするアーキングリカバリー手段を有するX線CT装置において、上記アーキングリカバリー手段はさらに上記X線管にアーキングが発生した時には上記テーブルの移動を停止させ、アーキング発生位置に戻し、アーキングリカバリー後、その位置から計測を再開することを特徴とするX線CT装置。 - さらに上記アーキングリカバリー手段は、上記アーキングリカバリー機能の作動による管電圧印加遮断から再印加による計測再開までの時間喪失時間分計測を延長することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004085401A JP2005270224A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | アーキングリカバリー機能を有するx線ct装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004085401A JP2005270224A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | アーキングリカバリー機能を有するx線ct装置 |
Publications (1)
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Family
ID=35170506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004085401A Pending JP2005270224A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | アーキングリカバリー機能を有するx線ct装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007171063A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Hitachi Ltd | コンピュータ断層像撮像装置,インライン検査用コンピュータ断層像撮像装置及びコンピュータ断層像撮像方法 |
US20120163543A1 (en) * | 2009-08-28 | 2012-06-28 | Hitachi Medical Corporation | Mobile x-ray device, control method for x-ray irradiation, and control program for mobile x-ray device |
WO2013027815A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | 富士フイルム株式会社 | 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 |
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2004
- 2004-03-23 JP JP2004085401A patent/JP2005270224A/ja active Pending
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US9060741B2 (en) * | 2009-08-28 | 2015-06-23 | Hitachi Medical Corporation | Mobile X-ray device, control method for X-ray irradiation, and control program for mobile X-ray device |
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JPWO2013027815A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2015-03-19 | 富士フイルム株式会社 | 放射線画像撮影システム及び放射線画像撮影方法 |
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